JP3210292B2 - 強誘電体メモリ装置とその駆動方法 - Google Patents
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Description
関し、特に1つのトランジスタと1つの強誘電体キャパ
シタを用いて1つのメモリセルを構成する1T−1C型
メモリに適した強誘電体メモリ装置およびその駆動方法
に関する。
電体キャパシタは、印加電圧に応じた分極を示す。分極
量対印加電圧の特性はヒステリシスを示し、印加電圧を
0にしても残留分極が残る。
電体キャパシタで不揮発性メモリを形成することができ
る。強誘電体キャパシタの分極を読み出すために電界効
果トランジスタを用いることができる。たとえば、絶縁
ゲート型電界効果トランジスタの絶縁ゲート電極に強誘
電体キャパシタの一方の電極を接続し、分極に応じてト
ランジスタのオン/オフを制御する。
スタと2つのキャパシタを用いる2T−2Cタイプの強
誘電体ランダムアクセスメモリ(FeRAM)は64k
ビットまで製品化されている。しかしながら、1メモリ
セル当たり1つのトランジスタと1つのキャパシタを用
いる1T−1C型FeRAMは未だ実用化の研究段階で
ある。
強誘電体メモリを示す。図8(A)に示すように、p型
シリコン基板51の表面上に、ゲート酸化膜52を介し
て多結晶シリコン等の浮遊ゲート電極53が形成され
る。浮遊ゲート電極53の上に強誘電体層54が形成さ
れ、さらにその上にコントロールゲート電極55が形成
される。以上の積層がパターニングされ、ゲート電極が
形成される。このゲート電極の両側にイオン注入などに
より、n型不純物を添加してソース領域61、ドレイン
領域62が形成される。
を印加した後この電圧を除去したとする。+Vの電圧印
加により、強誘電体層54は図に示すように分極する。
この分極は、コントロールゲート電極55への印加電圧
を除去した後も残留する。残留分極により、浮遊ゲート
電極53は正に帯電し、p型シリコン基板51表面にn
チャネル60を誘起する。従って、ソース61、ドレイ
ン62間はnチャネル60によって電気的に接続され
る。
ート電極55に負電圧−Vを印加した後この電圧を除去
する。−Vの印加により、強誘電体層54は逆極性に分
極する。コントロールゲート電極55への印加電圧を除
去した後も、分極が残留する。このため、浮遊ゲート電
極53は負に帯電し、p型シリコン基板51の表面のチ
ャネルを消滅させる。従って、ソース61、ドレイン6
2間は電気的に分離される。
ロールゲート電極55の印加電圧により強誘電体層54
の分極を制御し、不揮発的に情報を記録することができ
る。
においては、ゲート酸化膜52をキャパシタ誘電体層と
するキャパシタC2と、強誘電体層54をキャパシタ誘
電体層とするキャパシタC1が直列に接続された回路形
式となる。強誘電体層54の誘電率はゲート酸化膜52
の誘電率と比べ著しく高いため、キャパシタC1の容量
はキャパシタC2の容量よりも大きくなり易い。
トロールゲート電極55の間に電圧Vを印加した時、強
誘電体キャパシタC1に印加される電圧V1は、直列接
続されるキャパシタC2に印加される電圧V2よりも小
さくなってしまう。
1を必要とする場合、コントロールゲート電極55に印
加すべき電圧は、V1+V2となり、大きな電圧が必要
となってしまう。
な電圧で情報の書き込みが可能な強誘電体メモリを提供
することである。
強誘電体メモリを提供することである。
1Cタイプの強誘電体メモリ装置を提供することであ
る。
の2線だけで書き込み動作を行うことのできる強誘電体
メモリ装置を提供することである。
強誘電体メモリ装置の新規な駆動方法を提供することで
ある。
ば、半導体基板と、前記半導体基板表面上に形成された
ゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲー
ト電極と、前記ゲート電極の両側で前記半導体基板表面
に形成された一対のソース/ドレイン領域とを有する絶
縁ゲート型電界効果トランジスタと、前記ゲート電極を
覆って、前記半導体基板表面上に形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜上に形成された強誘電体膜と、前記強誘電体
膜上に対向して形成された一対のキャパシタ電極であっ
て、前記一対のキャパシタ電極の一方と前記ゲート電極
とが電気的に接続されている一対のキャパシタ電極とを
有する強誘電体メモリが提供される。
形成し、強誘電体キャパシタを構成することにより、所
望容量の強誘電体キャパシタを作成することができる。
強誘電体キャパシタの一方の電極をゲート電極上方に重
ねて配置することにより、キャパシタ電極の有する浮遊
容量を低減することができる。
イン、絶縁ゲートを有する絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタと、強誘電体層の1表面上に配置された1対のキ
ャパシタ電極を有し、前記ドレインと前記絶縁ゲートと
の間に接続された強誘電体キャパシタとを有するメモリ
セルを備えた強誘電体メモリ装置が提供される。
ゲートとドレインとを強誘電体キャパシタで結合するこ
とにより、ダイオード接続された電界効果トランジスタ
が形成される。強誘電体キャパシタの残留分極により、
ダイオード接続された電界効果トランジスタの立ち上が
り電位(閾値)が制御される。
じ、強誘電体キャパシタの分極を制御できる。
れた複数本のビット線と、前記複数本のビット線と交差
するように、並列に配置された複数本のワード線と、前
記ビット線と前記ワード線の各交点に接続された強誘電
体メモリセルであって、各強誘電体メモリセルは、ソー
ス、ドレイン、絶縁ゲートを有する絶縁ゲート電界効果
型トランジスタと前記ドレインと前記絶縁ゲートとの間
に接続された強誘電体キャパシタとを有する、強誘電体
メモリセルとを有する強誘電体メモリ装置を駆動する方
法であって、(a)選択したワード線を接地し、他のワ
ード線および全てのビット線に第1の基準電位を印加
し、選択したワード線に接続された全ての強誘電体メモ
リセルに第1の情報を書き込む工程と、(b)前記選択
したワード線に接続された強誘電体メモリセルのうち第
1の情報を書き込むべき強誘電体メモリセルには引続き
接地電位と第1の基準電位を供給し、その他のビット線
には第1の基準電位より小さな第2の基準電位、その他
のワード線には第1の基準電位より小さく、第2の基準
電位より大きな第3の基準電位を供給して選択された強
誘電体メモリセルにのみ第1の情報を書き込む工程と、
(c)前記ビット線の電位、および前記選択したワード
線以外のワード線の電位を工程(b)と同一とし、前記
選択したワード線に前記第1の基準電位より大きな第4
の基準電位を供給し、前記選択されたワード線に接続さ
れた強誘電体メモリセルのうち工程(b)で第1の情報
を書き込まれなかった強誘電体メモリセルに第2の情報
を書き込む工程とを含む強誘電体メモリ装置の駆動方法
が提供される。
ルに対し、一旦第1の情報を書き込んだ後、第1の情報
を書き込むべきメモリセルに再び第1の情報を書き込
み、第2の情報を書き込むべきセルに第2の情報を書き
込むことにより、書き込みのディスターブ耐性のある書
き込み方式が提供される。
基板と、前記半導体基板上に形成された絶縁ゲート電極
と、前記絶縁ゲート電極の両側で、前記半導体基板表面
に形成されたソース領域とドレイン領域と、前記絶縁ゲ
ート電極を囲んで同一面を形成するように半導体基板表
面上に形成された第1絶縁層と、前記第1絶縁層を貫通
して、前記ドレインに達する開口溝と、前記開口溝を埋
めて前記絶縁層と同一面を形成するビット配線と、前記
絶縁ゲート電極、前記ビット配線を覆って前記同一面上
に形成された強誘電体層とを有する強誘電体メモリ装置
が提供される。
によって同一面を形成し、この同一面上に強誘電体層を
形成することにより、小型化が容易で特性の安定した強
誘電体メモリセルが提供できる。
電体メモリにおいては、ゲート酸化膜、浮遊ゲート電
極、強誘電体層、コントロールゲート電極を積層し、同
一形状にパターニングするため、強誘電体キャパシタの
容量が浮遊ゲート電極と基板の形成する容量に比べ大き
くなりやすかった。強誘電体キャパシタの容量を小さな
ものにしようとすると、強誘電体層の厚さを異常に厚く
することになり、製造工程上困難が伴った。
ト電極との間に強誘電体層を挟む構成は、浮遊ゲート電
極と強誘電体層との間の界面と、強誘電体層とコントロ
ールゲート電極との間の界面の性質が異なりやすく、安
定な性能を得るのが容易でなかった。
に一対の電極を配置し、これらの電極間に強誘電体キャ
パシタを形成することを提案する。強誘電体層の厚さお
よび電極間の間隔を調整することにより、強誘電体キャ
パシタの容量はほとんど自由に設定することが可能とな
る。
は、本発明者が行った予備実験を説明するための図であ
る。
の構成を概略的に示す断面図および平面図である。図4
(A)はサンプルの断面構成を示す。シリコン基板21
表面上に厚さ350nmのシリコン酸化膜28を形成
し、その上に厚さ200nmのSrBi2 Ta2 O
9 (SBT)強誘電体層29を積層した。強誘電体層2
9の表面上に0.1μmの間隔で1対の電極31、32
を平行に配置した。
ーンを示す。電極31、32は、長さ200μmに亘っ
てギャップ0.1μmで対向する平行電極部を有し、そ
れぞれのほぼ中央から電圧を印加するためのパッドP
1、P2が引き出されている。図において、平行電極の
長さlは200μmであり、これらの間隔gは0.1μ
mである。電極31、32は、白金膜で形成した。
が、約200程度あり、空気の誘電率と比べ著しく大き
い。従って、電極31、32間に形成される強誘電体キ
ャパシタの容量は、ほとんど強誘電体層29の誘電率お
よび厚さ、電極31、32の間隔および対向長によって
決定される。
(B)に示したサンプルの特性を示すグラフである。図
5(A)は、シリコン基板21の上に酸化膜28、強誘
電体層29、電極31、32を積層した構成において、
強誘電体層がどのような結晶性を有するかを示すX線回
折パターンである。横軸はX線回折角2θを単位度で示
し、縦軸は回折強度を任意目盛で示す。
ークおよびPt電極の(111)面の回折ピーク以外の
ピークがSBTの回折ピークに相当する。この結果か
ら、シリコン酸化膜上に形成したSBT層は、強誘電体
層として良好に結晶化していることが判る。
サンプルのヒステリシス特性を示す。横軸は対向電極間
の印加電圧を単位Vで示し、縦軸は蓄積電荷を単位pC
で示す。印加電圧V=0の時の電荷量が、残留分極の大
きさを示す。図に示した測定値から残留分極が0.5p
Cであるとすると、1μm当たりの残留分極は2.5f
C/μmとなる。
ルを誘起するためには、0.1μC/cm2 程度の電荷
密度が提供されればよい。MOSトランジスタのゲート
面積を1μm2 と仮定し、0.1μC/cm2 の電荷密
度を与えると、約1×10-1 5 Cの電荷量となる。上述
の残留分極2.5fC/μmから、必要なキャパシタ電
極の対向長は、約0.4μmとなる。この程度のキャパ
シタ電極の寸法は、高集積度の強誘電体メモリを作成す
るために障害とならない寸法である。
タ対向電極の間隔を0.1μmとしたが、製造工程の容
易さのためにこの間隔を広げ、対向長を増加する等種々
の変更を行ってもよいことは当業者に自明であろう。
は、強誘電体層29の厚さを薄くすることにより、強誘
電体層の分極が十分な強度で生じても、強誘電体キャパ
シタの容量を所望の値に制限する事が容易である。ま
た、電極間隔などの選択により、駆動電圧を所望の値に
設定する事も容易になる。
よる強誘電体メモリの構成を概略的に示す。図1(A)
は、強誘電体メモリの断面構成を概略的に示し、図1
(B)は、その等価回路を示す。
ン基板1の表面上に、周知のLOCOS技術によりフィ
ールド酸化膜2を形成する。フィールド酸化膜2で囲ま
れた活性領域表面上に、例えば厚さ10nmのゲート酸
化膜3を形成し、その上に多結晶シリコンのゲート電極
4を例えば厚さ200nm形成する。ゲート電極4の両
側にn型不純物をイオン注入し、一対のソース/ドレイ
ン領域5、6を形成する。
リコン酸化膜等のサイドスペーサを形成し、さらにイオ
ン注入を行うこともできる。また、ソース/ドレイン領
域5、6に対する配線を作成することもできる。
化膜8を化学気相堆積(CVD)等によって形成する。
シリコン酸化膜8の表面は、好ましくは平坦化処理す
る。シリコン酸化膜8の表面上にSBT、Pb(Zr、
Ti)O3 (PZT)等の強誘電体層9を形成する。強
誘電体層9は、例えば厚さ200nmのSBT層とす
る。強誘電体層9の表面上にPt等による対向電極1
1、12を形成する。この時強誘電体層9および絶縁層
8を貫通してゲート電極4の一部に達するビヤホールを
形成しておき、電極11がゲート電極4と電気的に接触
するようにすることが好ましい。
面方向においてオーバーラップするように配置すること
により、電極11の浮遊容量を低減することができる。
強誘電体メモリの等価回路を示す。ソースS、ドレイン
D、ゲートGを有するMOSトランジスタTのゲート電
極Gに、強誘電体キャパシタCF が接続されている。ソ
ースS、ドレインDはそれぞれ第1ビット線B1、第2
ビット線B2に接続し、強誘電体キャパシタCf の他方
の電極はワード線Wに接続する。
ることにより、記録された情報を知ることができる。ま
た、ビット線B1、B2とワード線Wとの間に一定以上
の電圧を印加することにより、強誘電体キャパシタCf
に情報を書き込むことができる。
ロセスを図2(AV)〜図3(CP)を参照して説明す
る。図2(AV)〜図3(CP)において、(AV)、
(BV)、(CV)はそれぞれ断面図を示し、(A
P)、(BP)、(CP)はそれぞれ平面図を示す。
型シリコン基板1の表面上にLOCOSによりフィール
ド酸化膜2を形成した後、活性領域表面上に厚さ10n
mのゲート酸化膜3を熱酸化により作成する。フィール
ド酸化膜2、ゲート酸化膜3の表面上に厚さ約200n
mの多結晶シリコン層4を例えば化学気相堆積(CV
D)により形成する。この多結晶シリコン層4は、n型
不純物をドープしたn型領域とする。
用いたホトリソグラフィによりパターニングし、ゲート
酸化膜3からフィールド酸化膜2上に延在するゲート電
極4を作成する。ゲート電極4をマスクとして用い、n
型不純物をイオン注入し、n型のソース/ドレイン領域
を形成する(図1(A)参照)。イオン注入は、例えば
Asイオンを用い、加速エネルギ30keV、ドーズ量
1×1015cm-2の条件でほぼ垂直方向から行う。
ート電極4を覆うようにシリコン酸化膜8をCVDによ
り作成する。シリコン酸化膜8作成後、表面を化学機械
研磨(CMP)により平坦化する。CMPは、例えばロ
デール社の商品名SC112を用いて行う。
面を平坦化したシリコン酸化膜8の表面上に、例えば厚
さ200nmのSBT層9を形成する。SBT層は、例
えばゾルゲル法により形成することができる。基板表面
上に出発原料となる混合アルコキシド溶液をスピン塗布
し、温度250℃で乾燥させる。この工程を4回繰り返
し、その後O2 雰囲気中、温度800℃で30分間の結
晶化アニールを行う。
形成し、例えばCF4 とArの混合ガスを用いた反応性
イオンエッチング(RIE)により、強誘電体層をパタ
ーニングしてキャパシタの強誘電体層9を作成する。
誘電体層9を覆うようにシリコン酸化膜10をCVDに
より作成する。シリコン酸化膜10の表面上に、レジス
トパターンを作成し、ゲート電極4に達するビヤホール
VHを形成する。その後レジストパターンは除去する。
らにCVDによるシリコン酸化膜10も除去する。この
時、シリコン酸化膜10のエッチングと共に、シリコン
酸化膜8も若干エッチングされることは避け難いが、シ
リコン酸化膜10の厚さを薄く選択しておくことによ
り、シリコン酸化膜8の形状はほぼ変化しないように保
つことができる。
ヤホールVHを形成した基板表面上に、Ti層12a、
TiN層12b、Al層12cの積層からなるアルミニ
ウム配線層を形成し、パターニングすることによってキ
ャパシタの対向電極11、12を作成する。Ti層12
aは密着性を改良するために役立ち、TiN層12bは
AlとSiの固相拡散を防止するバリア層として機能す
る。
の表面上で電極11、12が対向している部分が強誘電
体キャパシタCf を構成する。
する場合を説明したが、他の強誘電体を用いることもで
きる。例えば、SBTの代わりにPZTを用いてもよ
い。PZTは、SBTと較べてもさらに大きな誘電率を
有する。強誘電体層を形成する強誘電体は、その下に配
置される絶縁層(酸化シリコンの場合誘電率約4)に比
べ、10倍以上の誘電率を有することが好ましい。ほぼ
強誘電体層のみをキャパシタ誘電体層とするために、対
向電極11、12間の間隔は、強誘電体層9の厚さの3
倍以下とすることが好ましい。強誘電体キャパシタと下
の半導体デバイス構造とを電気的に分離する場合には、
絶縁体層8の厚さは最も薄い部分でも10nm以上の厚
さを有することが好ましい。
タの上部を絶縁体層8、強誘電体層9で覆い、強誘電体
層9の上に対向電極11、12を設けた。対向電極1
1、12は、強誘電体層9の表面上に形成する必要があ
るが、強誘電体層9の上部表面上に設ける必要はない。
体メモリの構成を示す断面図である。本実施例において
は、図1に示す実施例と同様に、シリコン基板1表面に
フィールド酸化膜2を形成した後、フィード酸化膜2で
囲まれた活性領域内にゲート絶縁膜3、ゲート電極4、
ソース領域5、ドレイン領域6を有するMOSトランジ
スタを形成し、その表面を覆うように絶縁層8を設け
る。絶縁層8の表面内に、対向電極11、12を設け、
対向電極11、12の表面と絶縁層8の表面とが同一平
面を有するようにする。
部をまず成膜し、その表面上に対向電極11、12を形
成し、対向電極11、12を覆うように絶縁層8の残り
の部分を成膜し、平坦化処理を行うことによって形成す
ることができる。
を覆うように、強誘電体層9を成膜する。このようにし
て、図6に示すように、絶縁体層8中に埋め込まれた対
向電極11、12を有する強誘電体メモリが得られる。
誘電体メモリを用いて構成される強誘電体メモリ装置の
回路図を示す。図中縦方向にビット線BLm、BLm+
1、…が複数本配置され、図中横方向にワード線WL
n、WLn+1、…が複数本設けられる。さらに、複数
のソース線SLn、SLn+1、…が図中横方向に設け
られる。
に接続されると共に、センス回路SCに接続される。ワ
ード線WLは、ワード線制御回路WLCに接続される。
ソース線SLは、ソース線制御回路SLCに接続され
る。
路WLC、ソース線制御回路SLCは、それぞれビット
線BL、ワード線WL、ソース線SLの電位を制御す
る。センス回路SCは、ビット線BLに流れる電流を検
出する。
に種々の変更を行ってもよい。たとえば、MOSトラン
ジスタの代わりに他の絶縁ゲート型電界効果型トランジ
スタを用いてもよい。強誘電体にSBT、PZT以外の
強誘電体を用いてもよい。強誘電体キャパシタの電極に
Pt以外の導電材料を用いてもよい。その他種々の変更
が可能である。メモリセルの回路形式も図7に示すもの
に限られない。
よる新規なメモリセルを示す。図9(A)は、1メモリ
セルの回路形式を示し、図9(B)、(C)は書き込み
動作、読み出し動作を示すグラフであり、図9(D)は
読み出し電流を示すグラフである。
果トランジスタTは、絶縁ゲートG、ソースS、ドレイ
ンDを有する。絶縁ゲートGとドレインDとの間には、
強誘電体キャパシタCf が接続されている。このように
して、ダイオード接続された絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタが形成される。
は、容量Cgsが接続されている。この容量Cgsは、キャ
パシタを外付けしなくても、トランジスタTの絶縁ゲー
トGとソースSとの間に形成される絶縁ゲート・ソース
間容量によって形成することができる。ソースS・ドレ
インD間に電圧を印加した時に、強誘電体キャパシタC
f に印加される電圧成分を決定するカップリング比 R
=Cgs/(Cgs+Cf)は0.2以上とすることが好ま
しい。ドレインDはビット線BLに接続され、ソースS
はワード線WLに接続される。
Tが、nチャネルである場合を仮定する。ソースSとド
レインDの間に電圧Vが印加されると、この電圧は2つ
のキャパシタCgsとCf によって電圧分割されると考え
ることができる。強誘電体キャパシタCf に印加される
電圧をVf とする。
印加電圧Vf に対する分極Pを示すグラフである。破線
で示すヒステリシスカーブは、充分飽和するまで分極を
生じさせた場合のヒステリシス特性を示す。実線で示す
ヒステリシスカーブはメモリ動作に用いるヒステリシス
特性を示す。3本の直線Cgs・(V−Vf )は、キャパ
シタCgsを負荷とした時の負荷直線であり、ソースS、
ドレインD間に電圧V=+Vcc、0、−Vccを印加
した時を示す。一旦+Vccを印加した後は、印加電圧
Vを“0”に戻しても、“1”の残留分極が残ってお
り、一旦−Vccを印加した後は、印加電圧Vを“0”
に戻しても“0”を表す残留分極が残る。
である。図9(B)に示すように、強誘電体キャパシタ
Cf には残留分極が生じているとする。メモリ読み出し
時には、書き込み電圧+Vccよりも小さな電圧+Vr
が印加される。読み出し電圧+Vrが印加された状態で
は、強誘電体キャパシタCf が“0”であれば、強誘電
体キャパシタCf の分極が“0”に変化し、“1”であ
れば正極性の分極がさらに増加する。この分極量の差に
応じて絶縁ゲート型電界効果トランジスタTの導電度が
変化し、記憶された情報を読み出すことができる。
す。横軸は印加電圧Vを示し、縦軸は絶縁ゲート型電界
効果トランジスタTを流れる電流Iを示す。書き込まれ
た情報が“1”の場合、残留分極によりチャネルが発生
しており、電圧Vを増加させると直ちに電流Iは増大す
る。
場合、電圧Vを印加しても直ちには電流Iは流れない。
印加電圧Vが読み出し電圧Vrの時、流れる電流は微弱
である。このように、書き込まれた情報が“1”か
“0”であるかによってトランジスタTに流れる電流I
は大幅に変化する。この電流の差を検出することによ
り、情報を読み出すことができる。なお、書込み時には
印加電圧をパルス状とし、電力消費を押えることが好ま
しい。
イの構成と動作を示す。図10(A)はメモリセルアレ
イの構成を示すブロック図であり、図10(B)はワー
ド線WL、ビット線BLに印加する電圧を示すグラフで
ある。実際の印加電圧はパルス波形であるが、説明を簡
単にするため直流波形的に示す。
Lが並列に図中縦方向に配置されている。複数のワード
線WLは、ビット線BLと交差するように、図中水平方
向に並列に配置されている。ビット線BLとワード線W
Lの各交点には、図9(A)に示したメモリセルMCが
接続されている。ビット線BLはビット線制御回路BL
Cに接続され、ビット線制御信号を供給される。ビット
線BLは、図中下方においてセンス回路SCに接続さ
れ、ビット線を流れる電流が検出される。ワード線WL
は、ワード線制御回路WLCに接続され、ワード線制御
信号が供給される。
に接続されたビット線BLとワード線WLの間に図9
(D)に示すような読み出し電圧Vrを印加し、他のメ
モリセルにはより小さな電圧しか印加されないようにす
ることによって所望のメモリセルの情報を読み出すこと
ができる。
示す。図中上方にワード線WLに印加する信号波形を示
し、下方にビット線BLに印加する信号波形を示す。ワ
ード線WLの信号波形は、接地電位0、基準電位Vcc
および2Vcc/3、4Vcc/3を含む4準位であ
る。ビット線BLの信号波形は、基準電位VccとVc
c/3の2準位である。
接続されたメモリセルに所望の情報を書き込む場合を想
定する。時間領域IIIAは、ワード線の選択状態を示
す。選択したワード線の電位を接地電位“0”とし、非
選択ワード線を基準電位Vccとする。また、全てのビ
ット線BLは基準電位Vccとする。
選択されたワード線WLにのみ接地電位“0”が与えら
れ、その他のワード線およびビット線には基準電位Vc
cが与えられている。したがって、選択されたワード線
に接続された全てのメモリセルに電圧+Vccが印加さ
れる。この印加電圧により、選択されたワード線に接続
された全てのメモリセルに“1”が書き込まれる。
から時間領域IIIBに進行すると、選択されたワード
線WLの電位は接地電位に保たれたまま、非選択された
ワード線の電位が基準電位Vccよりも低い2Vcc/
3に変更される。また、ビット線BLにおいては“1”
を書き込むべきビット線は基準電位Vccに保たれたま
ま、その他のビット線の電位はVcc/3に変更され
る。
示す。“1”を書き込むべきメモリセルには+Vccが
引続き与えられるのに対し、その他のメモリセルには+
Vcc/3または−Vcc/3の電位が与えられてい
る。このような電圧印加により、“1”を書き込むべき
メモリセルには確実に“1”が書き込まれるのに対し、
その他のメモリセルの状態は大きな影響を受けない。
から時間領域IIICに変化すると、選択されたワード
線の電位が接地電位から4Vcc/3に変更される。非
選択ワード線の電位は変化しない。また、ビット線BL
の電位は時間領域IIIBと同様に保たれる。
示す。選択されたワード線の電位が“0”から4Vcc
/3に変更されることにより、選択されたワード線に接
続されたメモリセルのうち、“1”を書き込むべきメモ
リセル以外のメモリセル(“0”を書き込むべきメモリ
セル)に−Vccが印加され、“0”が書き込まれる。
その他のメモリセルには、+Vcc/3または−Vcc
/3の電位しか与えられない。
より、ディスターブ耐性の大きな書き込み特性が得られ
る。また、“1”の書き込みと“0”の書き込みとを選
択されたワード線WLの電位を変更するのみで行えるた
め、回路構成を簡単化できる。
を実現するのに適したメモリセルの構成を示す。図12
(A)は、断面図を示し、図12(B)は上面図を示
す。図12(B)中のXII A−XII Aに沿う断面が、図
12(A)の断面に相当する。
OCOSにより、フィールド酸化膜2を形成する。フィ
ールド酸化膜2で囲まれた各活性領域内に、一対の絶縁
ゲート型電界効果トランジスタを作成する。
て、たとえばMOSトランジスタを用いる。各活性領域
内に、ゲート酸化膜3を形成した後、その上に一対のゲ
ート電極4を多結晶シリコン層で形成する。ゲート電極
4の上には、強誘電体キャパシタの電極として適した性
質を有する底部電極18が形成される。図示の構成にお
いては、ゲート電極4と底部電極18がゲート電極構造
を構成している。
5、ドレイン領域6を作成するためのイオン注入を行
う。ここで、ゲート・ソース間容量Cgsを大きくしてカ
ップリング比Rを大きくするため、イオン注入を2段階
に分け、ソース領域5とドレイン領域6を別々のイオン
注入で作成する。
ン領域を形成すべき領域をマスクし、入射角60度、加
速エネルギ60keV、ドーズ量1×1015cm-2の条
件でAsイオンを基板を回転させながら注入する。入射
角を60度にすることにより、注入されたAsイオン
は、ゲート電極下方にまで分布する。このため、作成さ
れるソース領域5とゲート電極4との間に積極的に容量
Cgsが形成される。
し、ドレイン領域を形成すべき領域を露出して、ほぼ垂
直方向から加速エネルギ30keV、ドーズ量1×10
15cm -2の条件でAsイオンを注入する。このイオン注
入により、一対のドレイン領域6が形成される。イオン
注入方向を垂直とするため、ドレイン領域6は若干ゲー
ト電極4の下方にも延在するが、基板表面に射影した
時、ドレイン領域6がゲート電極とオーバラップする量
(面積)はソース領域5がゲート電極とオーバラップす
る量(面積)と較べ著しく小さくなる。従って、ソース
・ゲート間容量はドレイン・ゲート間容量よりも大き
い。
れ、ドレイン領域6に達する開口が形成される。この開
口内にドレイン電極を兼ねるビット線19が形成され
る。ビット線19は、強誘電体キャパシタの底部電極も
兼ねる。絶縁ゲート電極上の底部電極18、絶縁層1
7、ビット線19の表面を研磨し、平坦な同一面を形成
し、その上に強誘電体層20を形成する。強誘電体層2
0は、平坦な表面上に形成されるため、その特性を安定
化しやすい。強誘電体膜20を形成した後、必要に応
じ、その不要部分を除去する。
が形成される。絶縁層21、17を貫通する開口がソー
ス領域5に達するまで形成され、ソース領域5と電気的
に接続されたワード線22が形成される。
ワード線22が延在し、その下には強誘電体層20が延
在する。強誘電体層20の下に、図中縦方向にビット線
19が延在する。コンタクトホール23は、ワード線2
2とソース領域5とのコンタクト領域を示す。また、1
つのメモリセルMCに相当する領域を破線で囲んで示
す。
セルを製造する製造プロセスを、図13(A)〜図15
(C)を参照して説明する。
基板1の表面上にフィールド酸化膜を形成した後、ゲー
ト酸化膜3を約10nm形成し、その上に多結晶シリコ
ン層を厚さ200nm程度堆積する。多結晶シリコン層
をパターニングすることにより、ゲート電極4を形成す
る。ゲート電極4および必要に応じてレジストパターン
をマスクとし、ソース領域5、ドレイン領域6を形成す
るイオン注入を行う。
バラップ量を大きくするためには、ソース領域5に対す
るイオン注入を入射角60度、加速エネルギ60ke
V、ドーズ量1×1015cm-2の条件でAsイオンを注
入することにより行い、ドレイン領域6を形成するイオ
ン注入は垂直方向から加速エネルギ30keV、ドーズ
量1×1015cm-2の条件でAsイオンを注入すること
により行えばよい。
を覆うように、CVDにより酸化シリコン膜17aを形
成する。酸化シリコン膜17aを形成した後、表面を化
学機械研磨(CMP)により平坦化する。
5、ドレイン領域6を露出する開口をシリコン酸化膜1
7aを貫通して形成し、基板表面上に多結晶シリコン層
30をCVDにより堆積し、開口を埋め戻す。
らCMPを行うことにより、ゲート電極4を露出させ
る。CMP後の表面は、ゲート電極4、酸化シリコン層
17a、ソース5、ドレイン6に接続された多結晶シリ
コンのプラグ30a、30bが同一平面を形成してい
る。
した基板表面上に、TiN/Ti積層で形成された下層
電極18a、Ptで形成された主電極18bを形成す
る。下層電極18aのうち、Ti層は密着性を良くする
ための層であり、TiN層は拡散バリア層として機能す
る。Ptの主電極層18bは、強誘電体とのコンタクト
特性の優れた電極を形成する。
a、18bの積層の上にレジストパターンを形成し、電
極層をパターニングすることにより、ゲート電極4に接
続された底部電極18Aとドレイン領域に接続された底
部電極18Bを形成する。このパターニングは、たとえ
ばCF4 とArの混合ガスを用いた反応性イオンエッチ
ング(RIE)により行うことができる。
CVDにより酸化シリコン層17bを堆積し、底部電極
を完全に覆う。
Pを行うことにより、底部電極18A、18Bが露出し
た平坦面を形成する。
面上に、たとえば厚さ200nmのSrBi2 Ta2 O
9 (SBT)層20を形成する。SBT層は、たとえば
ゾルゲル法により形成することができる。まず出発原料
となる混合アルコキシド溶液をスピン塗布し、温度25
0℃で乾燥させる。この塗布−乾燥工程を4回繰り返す
ことにより、所望の厚さの塗布膜を得る。次に、O2 雰
囲気中温度を800℃とし、30分間の結晶化アニール
処理を行う。
れたSBT層が得られる。SBT層20を形成した後、
SBT層20表面上にレジストパターンを形成し、SB
T層20のパターニングを行う。このパターニングは、
たとえばCF4 とArの混合ガスを用いた反応性イオン
エッチング(RIE)により行うことができる。強誘電
体層20のパターニング後、その表面を覆ってCVDに
より酸化シリコン膜21を堆積する。
フィを用い、シリコン酸化膜21、17bを貫通する開
口を形成し、ソース領域5に接続されたプラグ30aの
表面を露出させる。この開口内に、多結晶シリコン層を
CVDによって堆積することによって開口を埋め戻し、
図13(D)と同様のCMPを行うことにより平坦面を
形成する。開口内にソース引出電極31が形成される。
層配線層32a、主配線層32bからなる積層配線層を
形成する。積層配線層をパターニングすることにより、
ワード配線32が形成される。なお、下層配線層32a
は、たとえばTiN/Tiの積層で形成し、主配線層3
2bはAlまたはAl合金で形成する。
構成要素を平坦面上に形成するため、安定した特性を得
ることが容易となる。また、MOSトランジスタ構造上
に強誘電体キャパシタが形成されるため、メモリセル当
たりの占有面積を小さくすることができる。
層の下面上に電極を並べて配置し、強誘電体キャパシタ
を形成した。強誘電体キャパシタは、強誘電体層の上表
面上に電極を並べて配置することによっても形成するこ
とができる。
施例によるメモリセルの構成を示す。本メモリセルは、
図12(A)に示すメモリセルと同等の機能を有し、強
誘電体層20の上表面上に対向電極18、19が形成さ
れている。対向電極18、19の表面上には、酸化シリ
コン層21が形成され、ソース領域5に達する開孔23
が形成されている。なお、電極18は図示されていない
位置に形成された導電性プラグ25によってゲート電極
4に接続され、電極19は図示されていないところに形
成されたプラグ26によってドレイン領域6に接続され
る。その他の点は、図12(A)に示す構成と同様であ
る。
リセルの上面図を示す。一点破線XVI A−XVI Aに沿っ
た断面が図16(A)の断面に相当する。クロスハッチ
で示す領域はコンタクトホールの存在する領域を示す。
V)〜(CP)は、図16(A)、(B)に示すメモリ
セルを作成するプロセスを説明するための断面図および
平面図である。Vを付した図面は断面図であり、Pを付
した図面は平面図である。
ン基板1の表面上にフィード酸化膜2を形成し、活性領
域を画定する。
にゲート酸化膜3を厚さ約10nm熱酸化で形成し、そ
の上に多結晶シリコン層4を厚さ約200nm堆積す
る。多結晶シリコン層をパターニングし、ゲート酸化膜
からフィード酸化膜上に延在するゲート電極4を形成す
る。ゲート電極4をマスクとし、ソース領域5、ドレイ
ン領域6を形成するイオン注入を行う。
バラップ量を大きくするためには、ソース領域5に対す
るイオン注入を入射角60度、加速エネルギ30ke
V、ドーズ量1×1015cm-2の条件でAsをイオン注
入することにより行う。ドレイン領域6を形成するイオ
ン注入は、垂直方向から加速エネルギ30keV、ドー
ズ量1×1015cm-2の条件でAsを注入することによ
り行えばよい。
ゲート電極4を覆うように、CVDによりシリコン酸化
膜17を堆積する。シリコン酸化膜17を堆積した後、
CMPにより表面を平坦化する。
表面を平坦化したシリコン酸化膜17の表面上に、たと
えば厚さ200nmのSBT層20を形成する。SBT
層20は、たとえばゾル−ゲル法により形成することが
できる。堆積したSBT層20を、CF4 とArの混合
ガスによりエッチングしてSBT層20をパターニング
する。
CF4 とArの混合ガスによりエッチングしてパターニ
ングすることにより、対向電極18、19を形成する。
SBT層20と対向電極18、19を覆うように、CV
Dによるシリコン酸化膜21を形成する。シリコン酸化
膜21の上にレジストパターンを形成し、対向電極1
8、19へのコンタクト孔およびゲート電極およびドレ
イン領域に達するコンタクト孔を形成する。
コンタクト孔を形成した基板表面上にTi層、TiN
層、Al層からなる配線層を形成し、パターニングする
ことにより配線層27、28を形成する。配線層28
は、ビット線となる。なお、Ti層は密着性をよくする
ために役立つ電極層であり、TiN層は拡散バリアとし
て機能する。
基板表面を覆うように酸化シリコン層29をCVDによ
り堆積し、ソース領域5に達するコンタクト孔30を形
成する。
Ti層、TiN層、Al層からなる配線層31を形成
し、パターニングすることによりワード線を形成する。
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
強誘電体キャパシタが所望の小さな容量を有する強誘電
体メモリが提供される。絶縁ゲート電極の容量と較べ
て、強誘電体キャパシタの容量を小さなものにすると、
印加電圧の主部分を強誘電体キャパシタに印加すること
が可能となる。
層の同一表面上に形成されるため、強誘電体キャパシタ
の特性を安定化し易い。対向電極のパターニング工程も
簡単化することが可能となる。
れる。メモリセル当たり1つのトランジスタを用いるの
みであるが、書き込み時のディスターブ耐性の高い強誘
電体メモリ装置の駆動方法が提供される。
面図および等価回路図である。
明するための断面図および平面図である。
明するための断面図および平面図である。
断面図および平面図である。
る。
す断面図である。
の断面図および等価回路図である。
及び特性を示すグラフである。
路形式を示す回路図および信号波形図である。
アレイがどのように動作するかを示す概略平面図であ
る。
構成を示す断面図及び平面図である。
プロセスを説明するための断面図である。
ロセスを説明するための断面図である。
ロセスを説明するための断面図である。
構成を示す断面図および平面図である。
プロセスを説明するための断面図および平面図である。
プロセスを説明するための断面図および平面図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板表面上に形成されたゲート絶縁膜と、前
記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記ゲー
ト電極の両側で前記半導体基板表面に形成された一対の
ソース/ドレイン領域とを有する絶縁ゲート型電界効果
トランジスタと、 前記ゲート電極を覆って、前記半導体基板表面上に形成
された絶縁膜と、 前記絶縁膜上に形成された強誘電体膜と、 前記強誘電体膜上に対向して形成された一対のキャパシ
タ電極であって、前記一対のキャパシタ電極の一方と前
記ゲート電極とが電気的に接続されている一対のキャパ
シタ電極とを有する強誘電体メモリ装置。 - 【請求項2】 前記一対のキャパシタ電極の間の間隔
は、前記強誘電体膜の厚さの3倍以下の値を有する請求
項1記載の強誘電体メモリ装置。 - 【請求項3】 前記一対のキャパシタ電極の一方は、前
記ゲート電極上方に配置されている請求項1または2に
記載の強誘電体メモリ装置。 - 【請求項4】 前記絶縁膜の厚さが10nm以上である
請求項1〜3のいずれかに記載の強誘電体メモリ装置。 - 【請求項5】 前記一対のキャパシタ電極は、前記絶縁
膜中に埋め込まれて前記絶縁膜と共通の表面を形成し、
前記強誘電体膜は前記一対のキャパシタ電極と前記絶縁
膜とを覆っている請求項1〜4のいずれかに記載の強誘
電体メモリ装置。 - 【請求項6】 前記一対のキャパシタ電極の他方が、前
記一対のソース/ドレイン領域の一方と電気的に接続さ
れている請求項1〜5のいずれかに記載の強誘電体メモ
リ装置。 - 【請求項7】 ソース、ドレイン、絶縁ゲートを有する
絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、 強誘電体層の1表面上に配置された1対のキャパシタ電
極を有し、前記ドレインと前記絶縁ゲートとの間に接続
された強誘電体キャパシタとを有するメモリセルを備え
た強誘電体メモリ装置。 - 【請求項8】 並列に配置された複数本のビット線と、 前記複数本のビット線と交差するように、並列に配置さ
れた複数本のワード線と、 前記ビット線と前記ワード線の交点に接続された強誘電
体メモリセルであって、各強誘電体メモリセルは、ソー
ス、ドレイン、絶縁ゲートを有する絶縁ゲート型電界効
果トランジスタと、強誘電体層の1表面上に配置された
1対のキャパシタ電極を有し、前記ドレインと前記絶縁
ゲートとの間に接続された強誘電体キャパシタとを有す
る、強誘電体メモリセルとを有する強誘電体メモリ装
置。 - 【請求項9】 前記絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
は、ドレイン・絶縁ゲート間の容量よりも大きなソース
・絶縁ゲート間容量を有する請求項8に記載の強誘電体
メモリ装置。 - 【請求項10】 前記絶縁ゲート型電界効果トランジス
タは、前記絶縁ゲートと前記ドレインとのオーバラップ
面積と較べて前記絶縁ゲートと前記ソースとのオーバラ
ップ面積が大きい請求項9記載の強誘電体メモリ装置。 - 【請求項11】 前記強誘電体キャパシタの容量を
Cf 、前記ソース・絶縁ゲート間の容量をCgsとした
時、 カップリング比 R=Cgs/(Cgs+Cf )が0.2以
上である請求項8〜10のいずれかに記載の強誘電体メ
モリ装置。 - 【請求項12】 さらに、前記ワード線、前記ビット線
に接続され、前記ワード線の電位に対して前記ビット線
に正電位を印加して前記強誘電体キャパシタに第1の情
報を書き込む動作と、前記ワード線の電位に対して前記
ビット線に負電位を印加して前記強誘電体キャパシタに
第2の情報を書き込む動作とを実行することのできる制
御回路を有する請求項8〜11のいずれかに記載の強誘
電体メモリ装置。 - 【請求項13】 並列に配置された複数本のビット線
と、 前記複数本のビット線と交差するように、並列に配置さ
れた複数本のワード線と、 前記ビット線と前記ワード線の各交点に接続された強誘
電体メモリセルであって、各強誘電体メモリセルは、ソ
ース、ドレイン、絶縁ゲートを有する絶縁ゲート電界効
果型トランジスタと前記ドレインと前記絶縁ゲートとの
間に接続された強誘電体キャパシタとを有する、強誘電
体メモリセルとを有する強誘電体メモリ装置を駆動する
方法であって、 (a)選択したワード線を接地し、他のワード線および
全てのビット線に第1の基準電位を印加し、選択したワ
ード線に接続された全ての強誘電体メモリセルに第1の
情報を書き込む工程と、 (b)前記選択したワード線に接続された強誘電体メモ
リセルのうち第1の情報を書き込むべき強誘電体メモリ
セルには引続き接地電位と第1の基準電位を供給し、そ
の他のビット線には第1の基準電位より小さな第2の基
準電位、その他のワード線には第1の基準電位より小さ
く、第2の基準電位より大きな第3の基準電位を供給し
て選択された強誘電体メモリセルにのみ第1の情報を書
き込む工程と、 (c)前記ビット線の電位、および前記選択したワード
線以外のワード線の電位を工程(b)と同一とし、前記
選択したワード線に前記第1の基準電位より大きな第4
の基準電位を供給し、前記選択されたワード線に接続さ
れた強誘電体メモリセルのうち工程(b)で第1の情報
を書き込まれなかった強誘電体メモリセルに第2の情報
を書き込む工程とを含む強誘電体メモリ装置の駆動方
法。 - 【請求項14】 前記第1の基準電位をVccとした
時、第2、第3、第4の基準電位が約Vcc/3、約2
Vcc/3、約4Vcc/3である請求項13記載の強
誘電体メモリ装置の駆動方法。 - 【請求項15】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成された絶縁ゲート電極と、 前記絶縁ゲート電極の両側で、前記半導体基板表面に形
成されたソース領域とドレイン領域と、 前記絶縁ゲート電極を囲んで同一面を形成するように半
導体基板表面上に形成された第1絶縁層と、 前記第1絶縁層を貫通して、前記ドレインに達する開口
溝と、 前記開口溝を埋めて前記絶縁層と同一面を形成するビッ
ト配線と、 前記絶縁ゲート電極、前記ビット配線を覆って前記同一
面上に形成された強誘電体層とを有する強誘電体メモリ
装置。 - 【請求項16】 さらに、前記強誘電体層を覆って半導
体基板上に形成された第2絶縁層と、 前記第2絶縁層、第1絶縁層を貫通して前記ソース領域
に達する開口と、 前記開口を埋め、前記ビット配線と交差して第2絶縁層
上を延在するワード配線とを有する請求項15記載の強
誘電体メモリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29711498A JP3210292B2 (ja) | 1997-10-28 | 1998-10-19 | 強誘電体メモリ装置とその駆動方法 |
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JP9-295879 | 1997-10-28 | ||
JP29587897 | 1997-10-28 | ||
JP29587997 | 1997-10-28 | ||
JP9-295878 | 1997-10-28 | ||
JP29711498A JP3210292B2 (ja) | 1997-10-28 | 1998-10-19 | 強誘電体メモリ装置とその駆動方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11204747A JPH11204747A (ja) | 1999-07-30 |
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1998
- 1998-10-19 JP JP29711498A patent/JP3210292B2/ja not_active Expired - Fee Related
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