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JP3296090B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3296090B2
JP3296090B2 JP13122794A JP13122794A JP3296090B2 JP 3296090 B2 JP3296090 B2 JP 3296090B2 JP 13122794 A JP13122794 A JP 13122794A JP 13122794 A JP13122794 A JP 13122794A JP 3296090 B2 JP3296090 B2 JP 3296090B2
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button
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一行 加藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
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Publication date
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  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンタ等の画像形成装置に係わり、特に動作条件
の設定と表示ができるユーザーインターフェース画面を
備え、この画面上に表示された操作ボタンを遠隔操作に
より確定することによって動作条件の設定を可能にした
遠隔(リモート)入力機能を有する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成装置においては、社会的
ニーズの多様化により一つの機種における多機能化、特
定機能のみをもつ多機種化など製品開発に大きな変化が
見られる。例えば、複写機ではアナログ処理方式からデ
ジタル処理方式に変わることにより多機能化,ネットワ
ーク化が進んでいる。そのため、ユーザインタフェース
(以下UIと記す)は複雑化し、CRTおよびタッチパ
ネルの組み合わせにより、多くの機能をより簡単に処理
できるように改善が図られている。UI環境においては
遠隔操作装置(以下リモコンと記す)やマウスにより操
作可能な機器が著しく増え、その便利さは周知の事実で
ある。それらの機器、例えば、特開平3−266888
号公報に提案されているように、画面に表示された選択
肢をカーソルで指示選択することにより、動作条件の設
定を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、機器本体側
とリモコン側のいずれからも動作条件設定が可能とする
場合は機器本体側とリモコン側の選択の信号を同一のも
のとしたほうが好ましい。これは受信した信号を処理す
る際に2つの信号を区別する必要がないため処理が複雑
にならず簡素化できるからである。しかしながら、どち
らか一方の信号は受信したくない場合、例えばカーソル
表示を消している間、リモコン側の確定信号を排除した
いというような場合は逆に区別することができないとい
う不具合が発生する。本発明の目的は、上記のようなリ
モコンを使用する場合のUI(以下リモートUIと呼
ぶ)において、受信したくない側の確定信号の送信禁止
を要求することにより操作性を向上させるようにした遠
隔制御機能を有する画像形成装置を提供することにあ
る。また本発明の他の目的は、カーソル未表示中のリモ
ート側から送られてくる確定信号の受付を禁止すること
により誤操作を防止するようにした遠隔制御機能を有す
る画像形成装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載された本発明は画面上に表示された
操作ボタンを、直接触れることにより動作条件を設定す
ることができ、かつ操作ボタンの遠隔操作を可能にした
画像形成装置において、前記動作条件を遠隔入力するリ
モート入力手段と、前記操作ボタンを指示するためのカ
ーソルを画面上に表示し、該カーソルの表示または未表
示を、カーソル表示制御信号に基づいて制御するカーソ
ル表示制御手段と、前記カーソル未表示中にリモート入
力手段から入力される確定信号を検出したとき、該確定
信号の出力を禁止または異なる信号を出力し、前記確定
信号以外の信号が入力されたとき、当該信号を出力する
確定信号禁止手段と、前記確定信号禁止手段からの出力
信号に基づいて装置本体の制御に必要な処理を行うと共
に、カーソル表示制御信号を前記カーソル表示制御手段
に出力する制御手段とを備えた構成にある。また請求項
2に記載された発明は、上記請求項1に記載の発明にお
いて、制御手段は前記カーソル表示制御手段に対し、一
定時間内に入力信号がないとき、カーソル表示を消去す
るカーソル表示制御信号を出力し、一方カーソル未表示
中に入力信号があったとき、カーソル表示を行うカーソ
ル表示制御信号を出力するようにした構成にある。
【0005】
【作用】請求項1に記載の構成によると、画面上の操作
ボタンを直接触れるか、またはリモコンでカーソルを操
作ボタン上に移動させ、当該操作を確定させるかのいず
れでも動作条件の設定ができるので、リモコン使用時の
機能の制約が無くなり、操作の選択性が増す。またカー
ソル未表示中には確定信号禁止手段によりリモコン側か
らの確定信号の受付を禁止または異なる信号を出力する
ことにより、リモコンの誤操作が防止される。請求項2
に記載の構成によると、リモコンの不使用時に画面上か
らカーソルを消去することにより、カーソルによってタ
ッチパネルでの操作がしずらくなることが無くなり、操
作性が向上される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の実施例に係る機能実現手段の構成
を示す。画像形成装置100は本体UI部、コンソール
パネル部(以下コンパネ部と記す)、リモコンからなる
UI装置と、このUI装置により設定された画像記録条
件によって画像記録動作を制御する主制御手段101
と、この主制御手段101からの指令に基づいて、画像
記録を行うための各装置を適宜駆動して画像記録処理を
行わせる駆動手段102とからなっている。
【0007】本体UI部は表示装置103、表示駆動手
段104、コンパネ部および主制御手段101とのデー
タの入出力を処理する手段113、およびこの入出力処
理手段の信号に基づいて表示駆動手段104を制御する
表示制御手段114とからなっている。コンパネ部は本
体操作スイッチ群105および本体入力検出手段106
からなるコンパネ制御部、受信手段108およびこれら
コンパネ制御部と受信手段108とからの信号に基づい
て生成した信号を本体UI部へ送信すると共に、本体U
I部からの制御信号を受信するUIインターフェース部
とからなっている。
【0008】コンパネ制御部は状態変化信号生成手段1
07と確定信号禁止手段109とを有する。リモコンを
構成するリモート入力手段120はリモコン操作スイッ
チ群121、リモコン入力検出手段122、送信手段1
23からなっている。表示装置103は、画像記録条件
の設定情報や入力情報などの表示および画面に表示され
た操作釦(以下ソフトボタンと呼ぶ)やカーソルのイメ
ージ表示を行う。表示制御手段114は表示駆動手段1
04を制御して表示装置103の画面表示制御やカーソ
ル移動制御を行うと共に、カーソルの消去または表示指
令に基づいてカーソル表示のオンオフ制御を行う。本体
操作スイッチ群105は、コンパネ上に配置された操作
釦(以下ハードボタンと呼ぶ)のオンオフと表示装置1
03に組み込まれたタッチパネルにより構成されるソフ
トボタンからなっている。
【0009】本体入力検出手段106は、本体操作スイ
ッチ群105のスイッチ操作情報を検出する。状態変化
信号生成手段107は本体側およびリモコン側の操作ス
イッチ群のいずれかのスイッチが操作されたとき、当該
スイッチの状態変化を示す信号として、スイッチの押し
操作のとき当該スイッチの立上がりを表す信号を信号生
成手段110で生成し、またスイッチ離し操作のとき当
該スイッチの立下がりを表す信号を信号生成手段111
で生成する。受信手段108はリモコン側から送信され
てくる、リモコン操作スイッチ群121のスイッチ操作
情報を受信する。確定信号禁止手段109はカーソル表
示中の確定信号または操作スイッチ群のスイッチ操作信
号が受信手段108から入力されると当該スイッチ操作
信号を状態変化信号生成手段107へ出力するものであ
るが、当該スイッチ操作信号が確定信号である場合にこ
れを検出する確定信号検出手段112を設け、表示制御
手段113がカーソルを表示していない状態である場合
は確定信号のみ状態変化信号生成手段107への出力を
禁止する。
【0010】リモコン操作スイッチ群121は、本体操
作スイッチ群のハードボタンと等価のハードボタンを備
えると共に、本体操作スイッチ群のソフトボタンを操作
する手段として、ジョイステックおよび確定ボタンを有
する。確定ボタンはソフトボタン押しまたは離しに対応
した押し/離し操作を行うことによりカーソルが位置す
るソフトボタンの機能を確定させる。リモコン操作スイ
ッチ群121により操作した情報は、リモコン入力検出
手段122で検出し、送信手段123からコンパネ部の
受信手段108に送られる。リモコンとコンパネ部間の
データ通信は、例えば赤外線発光素子を送信手段に設
け、スイッチ操作情報を変調し、この変調信号を光に変
換して発光素子から発信させ、これを受信手段の赤外線
受光素子にて受信する。
【0011】上記の構成により、本体側またはリモコン
側の操作スイッチ群105,121のボタンを押すと、
スイッチ操作信号は状態変化信号生成手段107に入力
され、立上げ信号生成手段にて当該ボタンの立上げを表
す信号が生成され、本体UI部の入出力処理手段113
に入力される。入出力処理手段113では、立上げを表
すボタン信号に基づいて対応するボタン機能を認識す
る。ハードボタンの場合は、認識結果から表示装置に表
示すべき情報、例えばコピー枚数やコピー濃度などの数
値データであるかを判定し、表示制御手段114により
表示情報を表示装置に付属した表示駆動手段104に送
ると共に、操作情報を生成して主制御手段101に送
る。主制御手段101はこの操作情報に基づいて駆動手
段102を適宜駆動し、画像形成動作を行わせる。
【0012】ソフトボタンの場合は、本体側のボタン押
し操作またはリモコン側の確定ボタン押し操作により、
タッチパネル信号の立上げ信号が入出力処理手段113
に入力される。入出力処理手段には図示しない手段によ
りタッチパネルが押されている位置を示す座標データが
周期的に送られており、入出力処理手段はこの座標デー
タに基づいてソフトボタンの機能を認識し、表示駆動手
段104を介してボタンの表示濃度を変化させて押され
た状態を疑似的に表示する。続いて、本体側からボタン
離し信号またはリモコン側から確定ボタン押しから離し
たときの確定ボタン離し信号を受けて状態変化信号生成
手段の立下げ信号生成手段で当該ボタンの立下げを表す
信号が生成され、入出力処理手段113に出力され、入
出力処理手段は前記座標情報と立下げを表すボタン信号
に基づいて対応するボタン機能を確定し、表示駆動手段
104へ表示画面の切換えを指令、および/または当該
ボタンに対応する操作情報を主制御手段101へ出力す
る。
【0013】このように、入出力処理手段において、ハ
ードボタンは押した時即ち立上げ信号でボタン機能を確
定し、ソフトボタンは押した時即ち立上げ信号で表示を
変え、離した時即ち立下げ信号でボタン機能を確定する
ようにしたので、快適な操作が可能となる。またリモコ
ンを一定時間操作しないとき、あるいはオールクリアボ
タンを押したときはカーソル表示が画面上から消去され
る。カーソル表示消去中に、確定ボタン12が押されて
も確定信号禁止手段109から状態変化信号生成手段1
07への確定信号は出力されない。またカーソルが表示
されていない状態でジョイステック11を操作するとカ
ーソル31が再表示される。すなわち、カーソル表示は
必要な時だけ表示されるようになっている。このよう
に、カーソルを画面上から消去することにより、タッチ
パネル上の操作でカーソルが邪魔になることを防止す
る。またカーソル表示が無いときに、誤操作により確定
ボタンを押してもそれによって制御手段が動作すること
はないので、意に反した画面操作や設定が行われること
が防止される。
【0014】次に本発明を適用した複写機を詳細に説明
する。図2は複写機の外観を示す。なお、本例は複写機
本体1に自動原稿送り装置2、UI装置3、ソータ5が
組み合わされて構成されるものである。複写機本体1に
は、上面に原稿をセットするプラテンガラスが設けら
れ、その下方に露光光学系、感材ベルトを備えるマーキ
ング系、各種サイズの用紙が収容された用紙トレイ6ま
たは大容量給紙装置から供給される用紙を搬送する用紙
搬送系およびこれらの機構部の制御や該機構部と付加装
置間の制御をマイクロプロセッサを用いて行う制御系の
各装置が装備されている。さらに、各種の複写作業(ジ
ョブ)を実現させるため、用紙の給送方向を反転させる
インバータおよび両面コピーを行うときに使用する両面
コピー用トレイ等が設けられている。
【0015】UI装置3は本体UI部4とコンパネ部お
よびリモコン10からなっている。本体UI部4とコン
パネ部には表示手段としてのLCD上に各種のメッセー
ジを表示したり、あるいはLCD上に表示されるソフト
ボタンを押すことにより検出するタッチパネル(図示せ
ず)を組み込んだ表示部7、複写動作の指令やジョブ設
定を行うハードボタン8およびコンパネと光通信による
リモコン操作に必要な受光手段9が設けられている。リ
モコン10はコンパネと全く同じ操作を可能とするため
の手段として、表示部のソフトボタンを操作する手段
と、本体側操作スイッチ群のハードボタンと等価の操作
スイッチ群(ハードボタン)を備え、これらの操作情報
を光通信によりコンパネ部に送信する。
【0016】このような構成により、本体UI部または
リモコンにより設定・指示された複写動作条件に応じて
複写機の機構部を動作させ、原稿送り装置により送られ
た原稿から読み取った画像情報を基に用紙トレイから供
給される指定サイズの用紙に対して画像記録を施した後
に排紙処理を行い、例えばソータにおいて画像形成後の
用紙の仕分けが行われる。次にUI装置についてさらに
詳しく説明する。図3はソフトボタン表示画面の構成例
を示す。この操作画面は基本ボタン(Basic)21
が押されたときに開かれる基本画面20である。操作画
面には他に応用ボタン(More)22が押されたとき
に開く応用画面と特殊ボタン(Special)が押さ
れたときに開く特殊画面が用意されている。それぞれの
画面に表示されるソフトボタンの動作は同一なので、こ
こでは基本画面のソフトボタンについてのみ説明する。
【0017】基本ボタン(Basic)21は、基本コ
ピーに必要な機能を選択するためのボタンである。基本
ボタン21が押されると図3に示す基本画面20が表示
される。基本画面20に表示されるソフトボタンとし
て、本例では各種の機能を選択するために各機能毎に一
列に複数の指定ボタンが配置されている。即ち、用紙サ
イズ選択(Paper Supply)のための用紙指
定ボタン24、読み取った原稿画像に対する画像記録の
縮小(Reduce)/拡大(Enlarge)を選択
する倍率指定ボタン25、両面コピーを選択する両面コ
ピー指定ボタン26、コピー濃度調整や原稿画質に応じ
たコピー濃度調整(Copy Quallty)を選択
するコピー品質指定ボタン27、および画像形成後の用
紙(出力紙)の処理(Copy Output)を選択
するコピー出力指定ボタン28が用意されている。
【0018】さらに、指定ボタンを押すと選択した機能
を詳細に設定するためのポップアップメニューが用意さ
れている。このポップアップメニューは、図中に示すソ
フトボタンの右上にポップアップ画面の輪郭29が描か
れているソフトボタンを押すことにより開かれる。符号
30はメッセージを表示するメッセージ表示部であり、
符号31は後述のリモコン操作によりソフトボタンを選
択指示するためのカーソルである。タッチパネルは押さ
れたことを検知すると、図示しない位置検出手段により
押されている部分の座標値をコンパネ制御部に出力す
る。
【0019】図4はコンパネ上のハードボタン構成の一
例を示す。ハードボタン8は複写動作の指令や設定する
ときに用いられ、ボタンを押したときのスイッチ状態の
変化を入力する。本例ではインフォメーションボタン4
1、メータ確認ボタン41および42、設定確認ボタン
43、暗証ボタン44、オールクリアボタン45、割込
みボタン46、スタートボタン47、ストップボタン4
8、テンキー49からなっている。また画像形成後の出
力紙のカウント値と設定されたコピー枚数を表示するカ
ウント/セット表示部40を備えている。
【0020】インフォメーションボタン41は各機能の
設定方法を説明した画面が出る。メータ確認ボタンはコ
ピーしたトータルの枚数が表示された画面が出る。暗証
ボタンは複写機を使うことができる者を限定するため
の、暗証番号を入力するための画面が出る。テンキーP
ボタンはコピー動作中に次の動作条件の設定を行わせる
ための登録及び呼び出しのためのボタンである。設定確
認とは、それまでの設定内容を表示させる機能である。
設定確認ボタン43を押すと、例えばコピー濃度、ソー
タ、両面コピー等の機能がLCD上に同時にボタン表示
される。
【0021】オールクリアとは設定内容を全てキャンセ
ルして、複写機をスタンバイ(初期)状態に戻す機能で
あり、オールクリアボタン45が押されるとその時点で
全てクリアされ、初期画面が表示される。割込みとは、
現在実行しているジョブ条件や結果を保存して一時中断
させ、新たなジョブの実行を可能にする機能であり、割
込みボタン46が押されると割込み中のランプ(LE
D)を点灯し、割込みジョブの設定・実行を可能にす
る。スタートボタン40はコピーの開始や続行するとき
に使用される。ストップボタン41はコピー作業を途中
でやめるときに使用される。
【0022】リモコン10は操作部と操作情報を本体の
コンパネ部に送る送信モジュール13からなっている。
リモコン10の操作部は、図5に示すようにコンパネと
同一のハードボタン141〜149とUI装置3のLC
D上に表示されるカーソル31を操作するジョイステッ
ク11およびジョイステック11の操作を確定させるた
めの確定ボタン12を備えている。確定ボタン12はジ
ョイステック11の上からの押圧によりスイッチ状態が
変化し、この信号をコンパネ部に送る。リモコン側ハー
ドボタン141〜149の機能はコンパネ上のハードボ
タン41〜49と全く同じなので、ここではその説明を
省略する。リモコン側で操作した情報は光通信によりU
I装置の受光部9に送られる。リモコンを用いた複写機
のリモートUIを図6により説明すると、受信モジュー
ル14はコネクタ15でコンパネ部のUIインターフェ
ース部52へ接続される。リモコン10として構成され
る送信モジュール13から送られてくる情報は受光部9
で受信され、シリアル通信で受信モジュール14に入力
される。このリモートUIはコンパネ部に複写機の構成
に応じて選択的に接続可能になっている。
【0023】カーソル31は、画面上のどこの位置でも
ポイントできるように、図7に示す4つのイメージ
(A)〜(D)を適宜切換えて表示する。カーソル31
を表示するためのカーソルイメージ16の範囲内におい
てカーソル31の先端部分(矢部分)に相当する一定範
囲(点でもよい)をカーソルが指示する感知領域17と
している。この感知領域17やカーソルイメージ16の
設定は本体UI部の入出力処理部61において行われ
る。UIインターフェース部にはカーソルの感知領域1
7を位置させる表示画面上の(X,Y)座標を各々表わ
す図示しない2つのカウンタが設けられ、両カウンタは
ジョイステックが押されている間、押されている方向に
応じて対応するカウンタが所定周期ごとに加算または減
算する。両カウンタの値はジョイステック信号により、
本体UI部の入出力処理部にカーソルの座標値データと
して取込まれ、オブジェクト表示判定部63、表示制御
部64により表示されるため、カーソルの表示位置がジ
ョイステックの操作に応じて表示画面上で自在に移動可
能とするものである。
【0024】従って、カーソルの切り換えによってカー
ソルの向きが変わり、同時に感知領域17も図示の如く
カーソルイメージ16内で左上、右上、右下、左下に変
化する。なお、カーソルの先端部分は、図3に透過(ス
ケルトン)タイプのカーソルとして表示された手形カー
ソルの人差し指の指頭に相当する。カーソルイメージの
切換えは、図8に示すようにLCD画面の外縁にカーソ
ルが移動したときに行われる。このカーソルの切換えは
本体UI部のオブジェクト表示判定部63にて行われ、
カーソル座標の値が所定の値、即ち表示装置の有効範囲
にカーソルイメージ16の辺が達した時点である。図8
はカーソルの切換えを示しており、例えば現在表示され
ているカーソル(C)がLCD画面上で上方に移動し、
その感知領域17がカーソルの有効範囲の上限から所定
の距離の位置に達した時点、つまりカーソルイメージ領
域の外縁がLCD画面の上辺にぶつかるとカーソルの向
きが反転し、カーソル(B)に切換わる。このようにカ
ーソルを切換えることによりカーソルの感知範囲をLC
D画面の隅々まで広げることができ、ソフトボタンの設
計自由度が増す。
【0025】図9はボタンの押し/離し検知動作の一例
を示す。コンパネ上とリモコン上の同じボタンが共に押
されていないときに少なくともどちらか一方のボタンが
押された場合、図示のように例えばコンパネ上のAボタ
ンが先に押されたとき、UIインターフェース部52は
Aボタンの押し検知(図中(1))し、Aボタンの立上
げ信号を生成し、本体UI部に送る。新たにボタンが操
作された際に既に他のボタンが操作中である場合は、両
者のボタンを比較し、同一機能のボタンが操作中である
場合は立上げ/立下げ信号の生成を禁止することによ
り、相異なる複数のボタンを同時に押して保守モードに
移行するような操作を許容する。従って、図示されたよ
うにリモコン側のAボタンを押したのままで、コンパネ
上のAボタンを離し/押しを繰り返してもAボタンの離
し検知を行わない。リモコン側のAボタンを離した時点
でコンパネ上のAボタンは押されていないため、Aボタ
ンの離し検知(図中(2))を行って、立下げ信号を生
成し、本体UI部に送る。すなわち、両方のAボタンが
離された場合に離し検知が行われる。
【0026】このように、UIインターフェース部52
はコンパネ上とリモコン上のいずれの同一ボタンの押し
/離し操作によって同等の検知データを本体UI部に送
信するので、本体UI部の入出力処理部61はリモコン
上のハードボタンであるかコンパネ上のハードボタンで
あるかを意識する必要がなく、同一の入出力処理部で処
理することができる。また、タッチパネルが押されたこ
とを検知する信号とリモコンからの確定信号とは異なる
が、UIインターフェース部52では同じくタッチパネ
ル信号として出力される。UIインターフェース部52
ではこれらの信号に基づいて図示しない中心座標検出手
段によりタッチパネルの押されている部分を示す座標値
とカーソルの座標値とに基づいて、双方を包含する矩形
領域から略中心となる座標値を算出し、算出した座標値
に基づいてソフトボタンの機能を識別する。
【0027】なお、コンパネ制御部51において、タッ
チパネルは周期的に走査され、押されている点の各X,
Y座標において各々最大・最小の値、即ち押された部分
を内包する最小矩形領域の対角する2点の座標値
(X1,Y1)(X2,Y2)が生成される。この座標値は
タッチパネルの走査毎にUIインターフェイス部52に
設けられたタッチパネルの座標点レジスタに書込まれ更
新をする。また、UIインターフェイス部には、カーソ
ルリモコンの座標を表しジョイスティクの操作に応じて
計数動作を行ってX3および/またはY3の更新を行うカ
ウンタが設けられ、確定ボタン信号によりこのカウンタ
の値はカーソル確定座標(X3,Y3)としてレジスタに
記憶される。
【0028】中心座標検出手段は、タッチパネルの走査
に同期して各X,Y座標毎に最大・最小となる値、即ち
これら3つの座標点を内包する最小矩形領域を求め、こ
の領域の中心となる座標点情報として本体UI部の入力
処理部61に出力する。タッチパネルが押されていない
場合は、コンパネ制御部は(X1,Y1)(X2,Y2)と
して特定の値例えば(0,0)(0,0)を出力し、一
方、オブジェクト表示判定部によりタッチボタンが押さ
れていない場合やカーソルの表示を行わないと判定さ
れ、そのカーソル非表示指示を出力処理部62から入力
するとカーソル座標値(X3,Y3)は同様に特定の値例
えば(0,0)に設定される。なお、これらの特定値は
表示領域外の座標値とすることが望ましい。
【0029】中心座標検出手段は、各座標値か予め決め
られた特定値であるか否か(例えば表示領域の内外の位
置)を判別し、特定値である場合にはその座標値を無視
することにより、タッチパネルが押されていない場合
や、カーソルが表示されていない場合においても指示さ
れたソフトボタンの位置を正しく認識できる。またタッ
チパネルとリモコンの確定ボタンが同時に押された場合
において、双方の指示を有効としたため、切替え手段や
優先度の設定が不要となるとともに複数の人が同じよう
に操作できるため操作の教育やトレーニングに使用でき
る。また、どちらか一方を優先とすることなく、双方の
座標点により形成される領域の略中心となる座標点を用
いて、ソフトボタンの認識を行うため、例えばタッチパ
ネル上の複写ズーム倍率や複写濃度のソフトボタンを押
し続けて倍率や濃度をアナログ的に増減させるような作
業中に、誤ってリモコンの確定ボタンにより異なるカー
ソル位置が確定入力され、ソフトボタンの指示が一時的
に変化したとしても、リモコンの確定ボタンを解除した
時点で、元のタッチパネルで指示していたソフトボタン
に戻すことができるため、操作を中断されることがな
い。
【0030】また、リモコン10は操作スイッチ群、ジ
ョイステックおよび確定ボタンのうち単独で押されたも
のを受付け、押された際にそのボタン機能を示す信号を
送信するとともに、押されている間は継続信号を所定の
周期で送信する。このため、リモコン上のハードボタン
が押された状態のままで赤外線検知範囲内から範囲外へ
リモコンを移動させた場合は継続信号が受信できないた
めハードボタンを離したと見なされる。またリモコン上
のハードボタンが押されたままの状態で赤外線検知範囲
外から範囲内に入った場合は最初のボタン機能を示す信
号が受信されていないため押されたことにはならない。
【0031】図10はタッチパネルの押し検知動作の一
例を示す。コンパネ上のタッチパネルの領域とリモコン
によりカーソルが位置するタッチパネルの領域(確定ボ
タン押し状態)をOR条件として、それらを検知した場
合、またはそれらの領域が変化した場合に異なる中心座
標即ち領域情報が本体UI部の入出力処理部61に送ら
れる。図示のように、例えばコンパネ上のタッチパネル
の領域(A)を押した場合、UIインターフェース部は
領域(A)の座標を検知し、その中心座標を本体UI部
へ送る。タッチパネルを押したままの状態で、リモコン
上の確定ボタンを領域(B)で押した場合、このとき領
域(A)+(B)の中心座標を送るが、確定ボタンを離
すと領域(A)の中心座標を送る。同様に領域(C)に
おいて確定ボタンを押すと領域(A)+(C)の中心座
標を送る。その後確定ボタンを押したままでコンパネ上
のタッチパネルを離すと、リモコン上の領域(C)の中
心座標が有効となって送られる。すなわち、一方を離し
たときに他方が押されていれば、当該押されている領域
のソフトボタンが検知される。
【0032】ここで、タッチパネルを押したままその座
標位置を移動した場合、入出力処理部はタッチパネル信
号が継続している間は周期的に座標位置を取り込み、周
期毎にソフトボタンの認識を行い、該当するソフトボタ
ンを押し込んだ状態に疑似的に表示し、押し込まれた状
態に表示されていたソフトボタンで該当しなくなったも
のを元に戻す。このため、指を滑らせた状態で移動させ
ながら目的のソフトボタンを選択することができ、小さ
なソフトボタンでも誤りなく選択することができるの
で、操作性が良い。なお、リモコン本体は2つ以上の信
号を同時に発信することができないため、確定ボタンを
押しながらジョイステックを移動させてもリモコンで現
在検知している領域を移動させることはできないが、確
定ボタン信号の送信チャンネルを独立して別に設ければ
可能となる。
【0033】図11はタッチパネルの離し検知動作の一
例を示す。コンパネ、リモコンの少なくともどちらかで
タッチパネル検知をしているときにコンパネ上のタッチ
パネルの検知領域なし、かつリモコンでのタッチパネル
の検知領域なし、つまり確定ボタン離し状態となった場
合に離し検知が行われ、タッチパネル離し検知信号が本
体UI部へ送られる。
【0034】図12はタッチパネルの受付禁止/許可動
作の一例を示す。本体UI部のオブジェクト表示判定部
は主制御装置からの初期状態設定信号を入力した場合お
よび入力処理部61においてUIインターフェース部5
2から所定の期間操作信号の入力がない場合に本体UI
部に対してカーソル消去信号を出力し、本体UI部の表
示制御部はコンパネ制御部に対してリモコンによるカー
ソル検知禁止(確定信号検知禁止)の要求を出すと共
に、カーソル初期化を行わせてカーソルの座標値を所定
の値にさせる。本体UI部の入力処理部61がカーソル
操作信号を受信すると、オブジェクト表示判定部は出力
処理部62からUIインターフェース部52に対してカ
ーソル検知許可信号を送り、表示制御部がカーソルを表
示すると共にリモコンからの確定信号の入力を許可す
る。ジョイステックをいずれかの方向に倒すことにより
そのジョイステック信号を受信してカーソルの移動制御
が行われる。
【0035】図13はリモートUIの制御系のハードウ
ェア構成を示す。リモートUIの制御系はリモコン送信
モジュール13、コンパネ部50および本体UI部60
からなっている。本体UI部60は複写動作条件の設定
に応じて複写機本体(M/C)1の主制御部(SYS)
にM/C制御情報を送ると共に、SYSからトラブル
(フォルト)や故障時の警告(ワーニング)時、および
複写動作(M/Cランニング)時の表示に関する制御信
号を受け取るための入力処理部61を備えている。ここ
ではリモートUIの制御系の構成について説明する。
【0036】リモコン送信モジュール13は、リモコン
10に内蔵されており、リモコン側のハードボタンやジ
ョイステックの操作信号を光変調し、赤外線発光素子に
より発信する。コンパネ部50は、リモコン送信モジュ
ール13から発信された光変調信号を受光素子で受信
し、復調するリモコン受信モジュール14、コンパネの
ハードボタンおよびソフトボタンの状態を走査し、該当
するボタン機能の信号を出力すると共に、コンパネ上の
カウント/セット情報を表示するための処理を行うコン
パネ制御部51、およびリモコン10とコンパネ制御部
51と本体UI部60間のデータとしてセット枚数、カ
ウント枚数の7セグメントLEDの表示情報及び割込み
等のLED表示情報のやりとりと共に、リモコンとコン
パネとからの信号を受け、ボタン機能の信号の立上り/
立下り情報および確定信号の禁止処理を行うUIインタ
ーフェース52からなっている。ここで、UIインター
フェース52は受信モジュール14で復調された制御情
報を本体UI部が処理可能なデータに変換する機能およ
びカーソルの座標情報を生成すると共に、タッチパネル
で指定された領域との中央座標値を生成する機能も有す
る。
【0037】本体UI部60は、入力処理部61、出力
処理部62、オブジェクト表示判定部63、表示制御部
64からなっている。入力処理部61はコンパネ部から
の情報を解析し内部情報に変換すると共に、中央座標デ
ータに基づいてソフトボタンの機能を識別してオブジェ
クト表示判定部および主制御装置に出力する。また、U
Iインターフェース部から所定の期間信号を入力しない
場合にこれを検出する。出力処理部62は内部情報をコ
ンパネ部への送信データに変換し、送信する。オブジェ
クト表示判定部63は入力処理部からの情報に基づいて
カーソルや他の画面上の絵や文字を表示するかしないか
を判定する。表示制御部64はグラフィックコントロー
ラを用いてLCD画面上に絵や文字を表示するための信
号を生成し、表示駆動手段を制御する。
【0038】次にリモートUIの制御系の処理について
説明する。図14はリモコン送信モジュールの処理の流
れを示す。本実施例ではリモコンから本体UIへの制御
情報は108ms毎に送られてくるものとする。タイマ
カウント動作を開始し(S100)、このタイマカウン
ト値が108msを経過したかを判断する(S10
1)。ここでは108ms毎にリモコン10の操作スイ
ッチ群(ハードボタン、確定ボタン、以下キーという)
のいずれかのキー操作の認識とリモコン受信モジュール
へのコード情報(制御情報)を送信する。すなわち、タ
イマカウント値が108ms経過すると(S101)、
新たなキーが押されたかを判断し(S102)、押され
ていればリモコン受信モジュールにキーコードを送信す
る(S103)。押されていない場合は前回検知したキ
ーが押された状態にあるかを判断し(S104)、押さ
れたままであればリモコン受信モジュールに“押し続
け”コードを送信する(S105)。一方押されていな
いときは次のキー操作の処理の為に、ステップ100に
リターンする。
【0039】図15はリモコン受信モジュールの処理の
流れを示す。リモコン送信モジュールから受信データが
あったかを判断する(S110)。図14のステップ1
03によるデータ、すなわちキーコード受信であるかを
判断し(S111)、キーコードの場合は“押し続け”
監視タイマをスタートさせ(S112)、コンパネ制御
部へ“押された”情報を送信する(S113)。ステッ
プ110において、受信データがないときは“押し続
け”監視タイマのタイムアウトを判断し(S114)、
タイムアウトでないときはステップ110にリターンす
る。タイムアウトのときはコンパネ制御部へ“離され
た”情報を送信する(S115)。また受信データが有
った場合、そのデータがキーコードでない、つまり押し
続けコードを受信したときは“押し続け”監視タイマを
リスタートさせ(S116)、ステップ110にリター
ンする。ここで、リスタートとは押し続けのコードを受
信したときに監視タイマのかけ直し(タイマストップ→
タイマスタート)を行わせることを意味する。この監視
タイマのかけ直しを行わないと、タイマはタイムアウト
してしまい、押しているにもかかわらず離された処理を
実行してしまう。
【0040】図16はUIインターフェース部の確定キ
ー受信処理およびタッチパネル検知処理の流れを示す。
確定キー押し情報の受信が判断され(S120)、確定
キー押し情報が受信されていないときは後述のタッチパ
ネル(ソフトボタン)の検知に移る。確定キー情報が受
信されたときは確定キーが許可モード、すなわち確定キ
ーの出力が可能な状態であるか否かを判断する(S12
2)。カーソル表示がなされていない状態ではリモコン
の確定ボタンの処理は行われない。
【0041】一方確定キーが許可モードであるときは現
在のカーソル座標位置のタッチパネルが押された状態を
疑似的に作り出す(S122)。そして実際のタッチパ
ネルが触れられているかを判断し(S123)、触れら
れている場合は両方の領域を1つの領域とし、本体UI
部にタッチパネル検知データとして送信する(S12
4)。またタッチパネルに触れられていない場合はカー
ソル座標位置のタッチパネル情報のみを本体UI部にタ
ッチパネル検知データとして送信する(S125)。こ
の処理によって同時押しによるトラブルを防止すること
ができる。
【0042】ステップ120において、確定キーの受信
がないときはタッチパネルの検知が判断される(S12
6)。タッチパネルでの検知がない場合はジョイステッ
クの検知に移る。タッチパネルの検知があると確定キー
が押されたままかを判断し(S127)、押された状態
のときは両方の領域を1つの領域とし、本体UI部にタ
ッチパネル検知データとして送信する(S128)。ま
た確定キーが離されているときは検知しているタッチパ
ネル情報を本体UI部にタッチパネル検知データとして
送信する(S129)。この処理によって確定キーの押
しがタッチパネルへの触れよりも先に操作されている場
合には確定キー情報を有効とするものである。
【0043】図17はジョイステックの検知処理の流れ
を示す。図16に処理において、タッチパネル検知がな
いときはジョイステックの操作を判断する。すなわち、
ジョイステック信号を受信したかを判断し(S13
0)、受信しているときはジョイステック信号と現在の
カーソル座標位置で新たなカーソル座標位置を計算し
(S131)、カーソル座標位置データを本体UI部に
送信する(S132)。その後、図16の処理に移る。
【0044】ジョイステック信号を受信していないとき
は、リモコン側のハードキー受信またはコンパネ側のハ
ードキーの押し検知を判断する(S133,S13
9)。リモコン側のハードキーが操作されている場合
は、ハードキー押し離しが判断される(S134)。ハ
ードキー押しが検知されるとコンパネ上の同一ボタンが
押されていないかを判断し(S135)、押されている
ときは図16の処理に移る。また押されていないときは
該当ボタンの押し検知データを本体UI部に送信し(S
138)、図16の処理に移る。ステップ134におい
て、リモコン側のハードキー離しが検知されるとコンパ
ネ上の同一ボタンが押されていないかを判断し(S13
7)、押されているときは図16の処理に移る。コンパ
ネ上の同一ボタンが押されていないときは該当ボタンの
離し検知データを本体UI部に送信し(S138)、図
16の処理に移る。
【0045】ステップ133において、リモコン側のハ
ードキー受信がない場合はコンパネ側のハードキー押し
離し検知を判断する(S139,S142)。コンパネ
側のハードキー押しが検知されるとリモコン上の同一ボ
タンが押されていないかを判断し(S140)、押され
ているときは図16の処理に移る。また押されていない
ときは該当ボタンの押し検知データを本体UI部に送信
し(S141)、図16の処理に移る。ステップ142
において、コンパネ側のハードキー離し検知がないと
き、確定キーの離し検知(S145)及びタッチパネル
の離し検知(S147)を行い、これらの離しを検知す
るとタッチパネルの離し検知データを本体UI部に送信
する(S146,148)。ステップ147において、
タッチパネルの離し検知がないとき、すなわちリモコン
側とコンパネ側のいずれも何ら操作がなされていない状
態のときは図16の処理に移るが、次の操作がない限
り、これを繰り返す。ステップ142において、コンパ
ネ側のハードキー離しが検知されるとリモコン上の同一
ボタンが押されていないかを判断し(S143)、押さ
れているときは図16の処理に移る。リモコン上の同一
ボタンが押されていないときは該当ボタンの離し検知デ
ータを本体UI部に送信し(S144)、図16の処理
に移る。
【0046】図18は本体UI部の処理の流れを示す。
本体UI部では上述の各処理によって送信された情報に
基づいてカーソル表示制御、タッチパネルデータやハー
ドボタンデータに基づく複写動作の設定、カーソル消去
時の確定キーの受付禁止などの処理が行われる。まずカ
ーソル座標受信、タッチパネルデータ受信、ハードボタ
ンデータ受信を判断する(S150,S153,S15
6)。カーソル座標を受信すると画面上にカーソルを表
示し(S151)、確定キー受付許可要求をコンパネ部
に送信する(S152)。タッチパネルデータを受信す
ると該当ソフトボタンが有るか否かを判断し(S15
4)、無ければステップ150に戻る。また該当ソフト
ボタンがあればそのボタンに対応する複写動作条件を設
定する(S155)。
【0047】ハードボタンデータを受信すると当該ボタ
ンに対応する複写動作条件を設定する(S157)。そ
してオールクリアボタンの操作が判断され(S15
8)、押されていないときはステップ150に戻る。ま
たオールクリアボタンが押されたときはカーソル表示を
消去し(S159)、カーソル座標位置を初期化すると
共に(S160)、確定キー受付禁止要求をコンパネ部
に送信する(S161)。全ての受信処理が完了すると
カーソル表示とその関連する処理が実行される。すなわ
ち最後の複写動作条件設定から一定時間経過すると(S
162)、カーソル表示を消去し(S163)、カーソ
ル座標位置を初期化すると共に(S164)、確定キー
受付禁止要求をコンパネ部に送信する(S165)。
【0048】図19はコンパネ部へ送られてくる確定キ
ー受付禁止、確定キー許可、LED制御の各要求に対す
る処理の流れを示す。コンパネ部では確定キー受付禁
止、確定キー許可及びLED制御のいずれかの要求の受
信を判断し(S170,172,174)、それぞれの
要求に対する処理を実行する。すなわち、確定キー受付
禁止要求があれば確定キーの受付禁止モードにする(S
171)。また確定キー禁止要求があれば確定キー受付
許可モードにする(S172)。またLED制御要求が
あればLEDの制御を行う(S175)。このようにカ
ーソルはオールクリアボタンの押しまたは設定から一定
時間内に次の操作が行わなれないとき、LCD画面上か
ら消去される。カーソルの再表示はジョイステックに触
れることにより、受信されるジョイステック信号を条件
に行われる。またカーソル消去中は、確定キーの受付が
禁止されているので、確定キーを誤って押しても本体U
I部の処理が行われない。
【0049】
【発明の効果】上述のとおり、本発明によれば、カーソ
ル未表示中はカーソルの確定選択を行わせないようにす
ることができるため、ユーザーのオペレーションミスを
なくし操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の機能実現手段の構成を示すブロック
図である。
【図2】 本発明を適用した複写機の外観図である。
【図3】 本体UIの表示部の画面構成の一例を示す。
【図4】 ハードボタンの一例を示す構成図である。
【図5】 リモコン操作部の構成図である。
【図6】 複写機のリモートUIのハードウエア構成図
である。
【図7】 カーソルのイメージ表示の説明図である。
【図8】 LCD画面上に於けるカーソルイメージ表示
の切り換え説明図である。
【図9】 ハードボタンの押し/離し検知動作の説明図
である。
【図10】 タッチパネルの押し検知動作の説明図であ
る。
【図11】 タッチパネルの離し検知動作の説明図であ
る。
【図12】 タッチパネルの受付禁止/許可動作の説明
図である。
【図13】 リモートUIのハードウェア構成図であ
る。
【図14】 リモコン送信モジュールの処理フローを示
す図である。
【図15】 リモコン受信モジュールの処理フローを示
す図である。
【図16】 UIインターフェース部の処理フローを示
す図である。
【図17】 ジョイステックの検知処理フローを示す図
である。
【図18】 本体UI部の処理フローを示す図である。
【図19】 確定キー受付禁止、確定キー許可、LED
制御の各要求に対するコンパネ部の処理フローを示す図
である。
【符号の説明】
1…複写機本体、2…自動原稿送り装置、3…UI装
置、4…本体UI部、5…ソータ、6…用紙トレイ、7
…表示部、8…コンパネ側ハードボタン、9…受光手
段、10…リモコン、11…ジョイステック、12…確
定ボタン、13…送信モジュール、14…受信モジュー
ル、20…表示画面、21〜28…ソフトボタン、31
…カーソル、41〜49…コンパネ側ハードボタン、5
0…コンパネ部、51…コンパネ制御部、52…UIイ
ンターフェース部、60…本体UI部、61…入力処理
部、62…出力処理部、63…オブジェクト表示判定
部、64…表示制御部、100…画像形成装置、101
…制御手段、102…駆動手段、103…表示装置、1
04…表示駆動手段、105…本体操作スイッチ群、1
06…本体入力検出手段、107…状態変化信号生成手
段、108…受信手段、109…確定信号禁止手段、1
10…立上げ信号生成手段、111…立下げ信号生成手
段、112…確定信号検出手段、113…入出力処理
部、114…表示制御手段、120…リモート入力手
段、121…リモコン操作スイッチ群、122…リモコ
ン入力検出手段、123…送信手段、141〜149…
リモコン側ハードボタン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面上に表示された操作ボタンを、直接
    触れることにより動作条件を設定することができ、かつ
    操作ボタンの遠隔操作を可能にした画像形成装置におい
    て、 前記動作条件を遠隔入力するリモート入力手段と、 前記操作ボタンを指示するためのカーソルを画面上に表
    示し、該カーソルの表示または未表示を、カーソル表示
    制御信号に基づいて制御するカーソル表示制御手段と、 前記カーソル未表示中にリモート入力手段から入力され
    る確定信号を検出したとき、該確定信号の出力を禁止ま
    たは異なる信号を出力し、前記確定信号以外の信号が入
    力されたとき、当該信号を出力する確定信号禁止手段
    と、 前記確定信号禁止手段からの出力信号に基づいて装置本
    体の制御に必要な処理を行うと共に、カーソル表示制御
    信号を前記カーソル表示制御手段に出力する制御手段
    と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、前記カーソル表示制御手段
    に対し、一定時間内に入力信号がないとき、カーソル表
    示を消去するカーソル表示制御信号を出力し、一方カー
    ソル未表示中に入力信号があったとき、カーソル表示を
    行うカーソル表示制御信号を出力することを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
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