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JP3294547B2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

Info

Publication number
JP3294547B2
JP3294547B2 JP07023398A JP7023398A JP3294547B2 JP 3294547 B2 JP3294547 B2 JP 3294547B2 JP 07023398 A JP07023398 A JP 07023398A JP 7023398 A JP7023398 A JP 7023398A JP 3294547 B2 JP3294547 B2 JP 3294547B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
igniter
combustion engine
internal combustion
ignition
ignition device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP07023398A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10220332A (ja
Inventor
清稔 中本
由季央 ▲国▼枝
昇 長瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP07023398A priority Critical patent/JP3294547B2/ja
Publication of JPH10220332A publication Critical patent/JPH10220332A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3294547B2 publication Critical patent/JP3294547B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主に内燃機関に直接装着
される内燃機関用点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものとしては、小型化を
図るために、点火コイル巻線部を収納するケースにイグ
ナイタを配置し、その周りに硬化性の絶縁性樹脂で覆う
ものが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】内燃機関用点火装置
は、高低温が繰り返し加わるような環境で使用される。
その際イグナイタと硬化性樹脂との線膨脹係数の差によ
りイグナイタには熱応力が生じる。したがって、イグナ
イタの周りを硬化性の絶縁性樹脂で覆った従来のものに
おいては、イグナイタは硬化性の絶縁性樹脂から冷熱ス
トレスを受けるため、破損しやすいという問題があっ
た。
【0004】そこで本発明は、内燃機関用点火装置の小
型化を図るとともに、イグナイタが硬化性の絶縁性樹脂
から受ける冷熱ストレスを低減することを目的とする。
【0005】
【標題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ケース内に収納した点火コイル巻線部と、
前記ケース内に配置され前記点火コイルの1次電流を断
続するイグナイタと、前記ケース内のイグナイタと点火
コイル巻線部との間に注入硬化され前記点火コイル巻線
部及び前記イグナイタを封入する絶縁性樹脂とを備える
とともに点火栓に直接接続する内燃機関用点火装置にお
いて、前記絶縁性樹脂内で前記イグナイタに接触させて
前記イグナイタに対する冷熱ストレスを防止する緩衝材
を備えることを特徴とする内燃機関用点火装置という技
術的手段を採用するものである。
【0006】
【作用】請求項1に係る発明においては、イグナイタが
点火コイル巻線部を収納するケースに配置されているた
め、内燃機関用点火装置の小型化が図れる。また、前記
絶縁性樹脂内で前記イグナイタに接触させて冷熱ストレ
スを防止する緩衝材は、イグナイタと絶縁性樹脂との線
膨脹係数の差によって生じるイグナイタに対する冷熱ス
トレスを防ぐ。そのため、冷熱ストレスによるイグナイ
タの破損を抑制できる。また、請求項2に係る発明にお
いては、イグナイタは全周からの冷熱ストレスを防ぐこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図に示す実施例について説明す
る。図1〜図6において、1次コイル10と2次コイル
20とを備えた点火コイル巻線部2と、2次コイル20
の一端を点火栓(図示せず)の頭部端子に接続する点火
栓接続端子25と、内燃機関の運転状態に応じて2次コ
イル20に高電圧を発生するように1次コイル10の1
次電流を断続するモールドタイプイグナイタ50とを同
一の樹脂ケース40内に収納し、さらにポッティング樹
脂60をケース40内に注入硬化して形成されている。
【0008】モールドタイプイグナイタ50は冷熱スト
レスを防ぐため、ポッティング樹脂60中に埋設される
部分が熱可塑性エラストマー53でオーバーコードされ
ている。また、モールドタイプイグナイタ50にはその
構成部品であるパワートランジスタ(図示せず)の放熱
を促進するためのヒートシンク55が組みつけられてお
り、このヒートシンク55はその上端面をポッティング
樹脂60より露出させてケース40の上端の開口部に配
置されている。ケース40の上部側面には外部接続用の
コネクタ30が配置固定され、そしてモールドタイプイ
グナイタ50と点火コイル巻線部2との接続は、コネク
タ30の下部端子31に点火コイル巻線部2を接続し、
各上部端子32にイクナイタ50より突出形成した各L
字状の端子51を接続することにより、コネクタ30の
端子31,32を介して電気的に接続されている。
【0009】U字状の金属板よりなるヒートシンク55
には、イグナイタ50との位置決めのため、図4〜図6
に示すごとくイグナイタ50に形成した孔52に入る打
出し突起58が設けてあり、またイグナイタ50の外周
との位置決めとして、イグナイタ50の外周に沿って平
行に延びる2本の打出し突起56,57が設けられてい
る。
【0010】そして、イグナイタ50を組付けたヒート
シンク55をケース40に入れる際、その位置決めとし
て図2,図3に示すごとくケース40の内周面に縦方向
に延びる複数条のリブ42が一体形成されている。ま
た、コネクタ30の各上部端子32にはイグナイタ50
を組付ける際のクリアランスを考慮し、図3に示すよう
にイグナイタ50の各L字状端子51が容易に挿入でき
るように各長孔35が開けてある。
【0011】上記構成において、モールドタイプイグナ
イタ50のパワートランジスタがOFFすると、1次コ
イル10を流れていた電流が遮断されるために2次コイ
ル20に高電圧が発生する。そして、この2次コイル2
0で発生した高電圧は点火栓接続金具25を介して点火
栓の頭部端子に直接印加され、これにより点火栓が内燃
機関の燃焼室内で火花放電を発生する。
【0012】また、パワートランジスタのON,OFF
に伴ってモールドタイプイグナイタ50に発生する熱は
ヒートシンク55を介して空気中に放熱される。これに
より、放熱性が阻害されることなく、イグナイタ50と
点火コイル巻線部2とが同一のケース40内にコンパク
トに収納されて、点火装置の内燃機関への装着性が向上
する。
【0013】上記実施例ではモールドタイプイグナイタ
50を熱可塑性エラストマー53でオーバーコートした
が、図7の実施例では、点火コイル巻線部2をケース4
0内に収納し、コイル用ポッティング樹脂60をケース
40内の点火コイル巻線部2の上部まで注入硬化した
後、モールドタイプイグナイタ50をケース40内に収
納してコネクタ30の上部端子32に接続し、ケース4
0内のモールドタイプイグナイタ50部分周辺は冷熱ス
トレスを防ぐための柔らかい樹脂70を注入硬化する2
回ポッティングで構成したものである。
【0014】また、上述した実施例においては、イグナ
イタ50と点火コイル巻線部2との間を外部接続用コネ
クタ30の接続端子31、32を介して接続したが、点
火コイル巻線部2とイグナイタ50との間を外部接続用
コネクタ30とは別の接続端子により直接接続するよう
にしてもよい
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明においては、同
一のケース内に点火コイル巻線部とイグナイタとが収納
されてポッティング樹脂により封入されているため、点
火装置の小型化を図ることができる。また、イグナイタ
が硬化性のポッティング樹脂から受ける冷熱ストレス
は、冷熱ストレス防止手段で防止することができる。こ
のため、イグナイタの破損等が抑制され、優れた耐環境
性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明装置の一実施例を示す平面図である。
【図3】上記実施例におけるポッティング樹脂注入前の
状態を示す平面図である。
【図4】上記実施例におけるイグナイタとヒートシンク
との組付け状態を示す斜視図である。
【図5】上記実施例におけるヒートシンクを示す斜視図
である。
【図6】上記実施例におけるイグナイタを示す斜視図で
ある。
【図7】本発明装置の他の実施例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
2 点火コイル巻線部 10 1次コイル 20 2次コイル 30 外部接続用のコネクタ 31 下部端子 32 上部端子 40 ケース 50 イグナイタ 53 熱可塑性エラストマー 55 ヒートシンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長瀬 昇 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式 会社デンソー内 (56)参考文献 特開 昭63−120863(JP,A) 実開 昭53−50338(JP,U) 実開 昭57−132424(JP,U)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に収納した点火コイル巻線部
    と、前記ケース内に配置され前記点火コイルの1次電流
    を断続するイグナイタと、前記ケース内の前記イグナイ
    タと前記点火コイル巻線部との間に注入硬化され前記点
    火コイル巻線部及び前記イグナイタを封入する絶縁性樹
    脂とを備えるとともに点火栓に直接接続する内燃機関用
    点火装置において、前記絶縁性樹脂内で前記イグナイタ
    に接触させて前記イグナイタに対する冷熱ストレスを防
    止する緩衝材を備えることを特徴とする内燃機関用点火
    装置。
  2. 【請求項2】 前記緩衝材は前記イグナイタをオーバー
    コートすることを特徴とする請求項1記載の内燃機関用
    点火装置。
  3. 【請求項3】 前記緩衝材はゴム弾性を有することを特
    徴とする請求項1記載の内燃機関用点火装置。
  4. 【請求項4】 前記緩衝材はイグナイタをオーバーコー
    トする熱可塑性エラストマーであることを特徴とする請
    求項1記載の内燃機関用点火装置。
  5. 【請求項5】 前記緩衝材はイグナイタをオーバーコー
    トする軟らかい樹脂であることを特徴とする請求項1記
    載の内燃機関用点火装置。
  6. 【請求項6】 前記ケースの上部に外部接続用のコネク
    タが固定され、このコネクタには前記点火コイル巻線部
    と前記イグナイタとにそれぞれ接続される端子が設けら
    れ、この端子を介して前記点火コイル巻線部と前記イグ
    ナイタとが電気的に接続されている請求項1から請求項
    5のいずれか記載の内燃機関用点火装置。
JP07023398A 1998-03-19 1998-03-19 内燃機関用点火装置 Expired - Lifetime JP3294547B2 (ja)

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JPH10220332A JPH10220332A (ja) 1998-08-18
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