JP3292499B2 - 痩身用皮膚外用剤 - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ウイキョウ抽出物を配
合することを特徴とする痩身用皮膚外用剤に関し、さら
に詳しくは、ウイキョウ抽出物と、イノシット及び／又
はデキストラン硫酸塩とを配合することを特徴とする、
リパーゼ活性を高め、脂質代謝を促進する効果を有する
痩身用皮膚外用剤に関する。
合することを特徴とする痩身用皮膚外用剤に関し、さら
に詳しくは、ウイキョウ抽出物と、イノシット及び／又
はデキストラン硫酸塩とを配合することを特徴とする、
リパーゼ活性を高め、脂質代謝を促進する効果を有する
痩身用皮膚外用剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、体の余分な脂肪を減らし、引き締
まった体を保つために、各種運動や食事制限に加え、体
内の新陳代謝を促すようなマッサージ用ジェル、クリー
ム等の化粧料はあったが、脂質代謝酵素であるリパーゼ
に注目し、その活性を高めることにより脂質代謝を促
し、痩身効果を目的とする皮膚外用剤はいまだ開発され
ていない。
まった体を保つために、各種運動や食事制限に加え、体
内の新陳代謝を促すようなマッサージ用ジェル、クリー
ム等の化粧料はあったが、脂質代謝酵素であるリパーゼ
に注目し、その活性を高めることにより脂質代謝を促
し、痩身効果を目的とする皮膚外用剤はいまだ開発され
ていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、体内の
リパーゼ活性を高め、脂質代謝を促すものはないかと鋭
意研究した結果、ウイキョウ抽出物、イノシット、デキ
ストラン硫酸塩にその効果があることを見出し、これら
の脂質代謝促進効果を持つ物質を配合したボディー用皮
膚外用剤に痩身効果が期待されることを見出し、本発明
を完成するに至った。
リパーゼ活性を高め、脂質代謝を促すものはないかと鋭
意研究した結果、ウイキョウ抽出物、イノシット、デキ
ストラン硫酸塩にその効果があることを見出し、これら
の脂質代謝促進効果を持つ物質を配合したボディー用皮
膚外用剤に痩身効果が期待されることを見出し、本発明
を完成するに至った。
【０００４】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ウ
イキョウを水、アルコールなどの親水性有機溶剤、ある
いはそれらの混合液により抽出された抽出物を配合する
ことを特徴とする痩身用皮膚外用剤である。さらに本発
明は、ウイキョウ抽出物と、イノシット及び／又はデキ
ストラン硫酸塩を配合することを特徴とする痩身用皮膚
外用剤である。
イキョウを水、アルコールなどの親水性有機溶剤、ある
いはそれらの混合液により抽出された抽出物を配合する
ことを特徴とする痩身用皮膚外用剤である。さらに本発
明は、ウイキョウ抽出物と、イノシット及び／又はデキ
ストラン硫酸塩を配合することを特徴とする痩身用皮膚
外用剤である。
【０００５】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明で用いられるウイキョウ抽出物は、例えば以下の方
法で得られる。 １）ウイキョウの細切に水を加え５０℃で一定時間抽出
し、その後濾過し必要に応じて濃縮する。 ２）ウイキョウの細切に３０体積％エタノールを加え、
６０℃で一定時間抽出し、その後濾過し必要に応じて濃
縮する。 ３）ウイキョウの粉末に６０体積％エタノールを加え、
１００℃で一定時間抽出し、その後濾過し必要に応じて
濃縮する。 配合量は皮膚外用剤全量中０．００１〜３０重量％、好
ましくは０．０１〜５重量％が望ましい。
発明で用いられるウイキョウ抽出物は、例えば以下の方
法で得られる。 １）ウイキョウの細切に水を加え５０℃で一定時間抽出
し、その後濾過し必要に応じて濃縮する。 ２）ウイキョウの細切に３０体積％エタノールを加え、
６０℃で一定時間抽出し、その後濾過し必要に応じて濃
縮する。 ３）ウイキョウの粉末に６０体積％エタノールを加え、
１００℃で一定時間抽出し、その後濾過し必要に応じて
濃縮する。 配合量は皮膚外用剤全量中０．００１〜３０重量％、好
ましくは０．０１〜５重量％が望ましい。
【０００６】本発明で用いられるイノシットは製造法に
おいて特に限定されるものではなく、その配合量は皮膚
外用剤全量中の０．００１〜３０重量％、好ましくは、
０．０１〜５重量％が望ましい。
おいて特に限定されるものではなく、その配合量は皮膚
外用剤全量中の０．００１〜３０重量％、好ましくは、
０．０１〜５重量％が望ましい。
【０００７】本発明で用いられるデキストラン硫酸塩と
しては、ナトリウム塩、カリウム塩等のうちから任意に
用いられるが、特にナトリウム塩が好ましい。配合量と
しては、ボディー用皮膚外用剤全量中０．００１〜３０
重量％、好ましくは、０．０１〜５重量％が望ましい。
しては、ナトリウム塩、カリウム塩等のうちから任意に
用いられるが、特にナトリウム塩が好ましい。配合量と
しては、ボディー用皮膚外用剤全量中０．００１〜３０
重量％、好ましくは、０．０１〜５重量％が望ましい。
【０００８】本発明の皮膚外用剤においては、上記のウ
イキョウ抽出物を単独で、あるいはウイキョウ抽出物に
イノシット及び／又はデキストラン硫酸塩を組み合わせ
ることによりさらにリパーゼ活性の高い脂質代謝を促進
する痩身用皮膚外用剤が得られる。
イキョウ抽出物を単独で、あるいはウイキョウ抽出物に
イノシット及び／又はデキストラン硫酸塩を組み合わせ
ることによりさらにリパーゼ活性の高い脂質代謝を促進
する痩身用皮膚外用剤が得られる。
【０００９】本発明のボディー用皮膚外用剤はさらに必
要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、化粧
品、医薬品等に一般に用いられている各種成分、すなわ
ちビタミン油、レチノール、酢酸レチノール等のビタミ
ンＡ類、リボフラビン、酪酸リボフラビン、フラビンア
デニンジヌクレオチド等のビタミンＢ2 類、ピリドキシ
ン塩酸塩、ピリドキシンジオクタノエート等のビタミン
Ｂ6 類、Ｌ−アスコルビン酸、Ｌ−アスコルビン酸ジパ
ルミチン酸エステル、Ｌ−アスコルビン酸−２−硫酸ナ
トリウム、Ｌ−アスコルビン酸リン酸エステル、ＤＬ−
α−トコフェロール−Ｌ−アスコルビン酸リン酸ジエス
テルジカリウム等のビタミンＣ類、パントテン酸カルシ
ウム、Ｄ−パントテニルアルコール、パントテニルエチ
ルエーテル、アセチルパントテニルエチルエーテル等の
パントテン酸類、エルゴカルシフェノール、コレカルシ
フェロール等のビタミンＤ類、ニコチン酸、ニコチン酸
アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、α−ト
コフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸ＤＬ−
α−トコフェロール、コハク酸ＤＬ−α−トコフェロー
ル等のビタミンＥ類、ビタミンＰ、ビオチン等のビタミ
ン類、アボガド油、パーム油、ピーナッツ油、牛脂、コ
メヌカ油、ホホバ油、月見草油、カルナウバロウ、ラノ
リン、流動パラフィン、スクワラン、パルミチン酸イソ
ステアリル、イソステアリルアルコール、トリ−２−エ
チルヘキサン酸グリセリン等の油分、グリセリン、ソル
ビット、ポリエチレングリコール、１，３−ブチレング
リコール、コラーゲン、ヒアルロン酸、コンドロイチン
硫酸等の保湿剤、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、
メトキシケイ皮酸オクチル、４−tert−ブチル−４−メ
トキシ−ジベンゾイルメタン、ジパラメトキシケイ皮酸
モノ−２−エチルヘキサン酸グリセリル、２−ヒドロキ
シ−４−メトキシベンゾフェノン、２−ヒドロキシ−４
−メトキシベンゾフェノン−５−スルホン酸ナトリウ
ム、ウロカニン酸、ジイソプロピルケイヒ酸エチル等の
紫外線吸収剤、エリソルビン酸ナトリウム、パラヒドロ
キシアニソール等の酸化防止剤、ステアリル硫酸ナトリ
ウム、セチル硫酸ジエタノールアミン、セチルトリメチ
ルアンモニウムサッカリン、イソステアリン酸ポリエチ
レングリコール、アラキン酸グリセリル、ジグリセリン
ジイソステアレート、リン脂質等の界面活性剤、エチル
パラベン、ブチルパラベン等の防腐剤、グリチルリチン
酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導
体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等の消炎
剤、胎盤抽出物、グルタチオン、ユキノシタ抽出物等の
美白剤、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、セ
ンブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼ
ニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユ
リ、サフラン、センキュウ、ショウキョウ、オトギリソ
ウ、オノニス、ローズマリー、ニンニク等の抽出物、ロ
ーヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体、幼牛血
抽出物等の賦活剤、γ−オリザノール等の血行促進剤、
硫黄、チアントール等の抗脂漏剤、カルボキシビニルポ
リマー、カルボキシメチルセルロース、カルボキシヒド
ロキシプロピルセルロース等の増粘剤、香料、水、アル
コール、チタンイエロー、カーサミン、ベニバナ赤等の
色剤、ポリエチレン、ナイロン等の樹脂粉末等を必要に
応じて適宜配合ができる。また、本発明のボディー用皮
膚外用剤の剤型は任意であり、例えば油状製剤や化粧水
系の可溶化系、乳液、クリーム等の乳化系あるいは軟
膏、分散液粉末製品等の剤型をとることができる。
要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、化粧
品、医薬品等に一般に用いられている各種成分、すなわ
ちビタミン油、レチノール、酢酸レチノール等のビタミ
ンＡ類、リボフラビン、酪酸リボフラビン、フラビンア
デニンジヌクレオチド等のビタミンＢ2 類、ピリドキシ
ン塩酸塩、ピリドキシンジオクタノエート等のビタミン
Ｂ6 類、Ｌ−アスコルビン酸、Ｌ−アスコルビン酸ジパ
ルミチン酸エステル、Ｌ−アスコルビン酸−２−硫酸ナ
トリウム、Ｌ−アスコルビン酸リン酸エステル、ＤＬ−
α−トコフェロール−Ｌ−アスコルビン酸リン酸ジエス
テルジカリウム等のビタミンＣ類、パントテン酸カルシ
ウム、Ｄ−パントテニルアルコール、パントテニルエチ
ルエーテル、アセチルパントテニルエチルエーテル等の
パントテン酸類、エルゴカルシフェノール、コレカルシ
フェロール等のビタミンＤ類、ニコチン酸、ニコチン酸
アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、α−ト
コフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸ＤＬ−
α−トコフェロール、コハク酸ＤＬ−α−トコフェロー
ル等のビタミンＥ類、ビタミンＰ、ビオチン等のビタミ
ン類、アボガド油、パーム油、ピーナッツ油、牛脂、コ
メヌカ油、ホホバ油、月見草油、カルナウバロウ、ラノ
リン、流動パラフィン、スクワラン、パルミチン酸イソ
ステアリル、イソステアリルアルコール、トリ−２−エ
チルヘキサン酸グリセリン等の油分、グリセリン、ソル
ビット、ポリエチレングリコール、１，３−ブチレング
リコール、コラーゲン、ヒアルロン酸、コンドロイチン
硫酸等の保湿剤、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、
メトキシケイ皮酸オクチル、４−tert−ブチル−４−メ
トキシ−ジベンゾイルメタン、ジパラメトキシケイ皮酸
モノ−２−エチルヘキサン酸グリセリル、２−ヒドロキ
シ−４−メトキシベンゾフェノン、２−ヒドロキシ−４
−メトキシベンゾフェノン−５−スルホン酸ナトリウ
ム、ウロカニン酸、ジイソプロピルケイヒ酸エチル等の
紫外線吸収剤、エリソルビン酸ナトリウム、パラヒドロ
キシアニソール等の酸化防止剤、ステアリル硫酸ナトリ
ウム、セチル硫酸ジエタノールアミン、セチルトリメチ
ルアンモニウムサッカリン、イソステアリン酸ポリエチ
レングリコール、アラキン酸グリセリル、ジグリセリン
ジイソステアレート、リン脂質等の界面活性剤、エチル
パラベン、ブチルパラベン等の防腐剤、グリチルリチン
酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導
体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等の消炎
剤、胎盤抽出物、グルタチオン、ユキノシタ抽出物等の
美白剤、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、セ
ンブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼ
ニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユ
リ、サフラン、センキュウ、ショウキョウ、オトギリソ
ウ、オノニス、ローズマリー、ニンニク等の抽出物、ロ
ーヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体、幼牛血
抽出物等の賦活剤、γ−オリザノール等の血行促進剤、
硫黄、チアントール等の抗脂漏剤、カルボキシビニルポ
リマー、カルボキシメチルセルロース、カルボキシヒド
ロキシプロピルセルロース等の増粘剤、香料、水、アル
コール、チタンイエロー、カーサミン、ベニバナ赤等の
色剤、ポリエチレン、ナイロン等の樹脂粉末等を必要に
応じて適宜配合ができる。また、本発明のボディー用皮
膚外用剤の剤型は任意であり、例えば油状製剤や化粧水
系の可溶化系、乳液、クリーム等の乳化系あるいは軟
膏、分散液粉末製品等の剤型をとることができる。
【００１０】次に発明の効果を実験データによって示
す。以下に示す方法によりリパーゼ活性促進効果を評価
した。
す。以下に示す方法によりリパーゼ活性促進効果を評価
した。
【００１１】１）ウイキョウ抽出物、イノシット、デキ
ストラン硫酸塩のリパーゼ活性促進効果 〔評価方法〕トリオレインをポリビニルアルコール溶液
に添加しホモジナイザーにより乳化する。このトリオレ
イン乳液に脂質分解の作用のあるリパーゼを加え37℃で
一定時間反応させる。そのときにウイキョウ抽出物、イ
ノシット、デキストラン硫酸塩をそれぞれ単独または組
み合わせて添加する。トリオレインが分解され遊離した
脂肪酸を水酸化ナトリウム溶液で滴定する。
ストラン硫酸塩のリパーゼ活性促進効果 〔評価方法〕トリオレインをポリビニルアルコール溶液
に添加しホモジナイザーにより乳化する。このトリオレ
イン乳液に脂質分解の作用のあるリパーゼを加え37℃で
一定時間反応させる。そのときにウイキョウ抽出物、イ
ノシット、デキストラン硫酸塩をそれぞれ単独または組
み合わせて添加する。トリオレインが分解され遊離した
脂肪酸を水酸化ナトリウム溶液で滴定する。
【００１２】次に実験結果を示す。 （１）ウイキョウ水抽出物 ─────────────────────────────── サンプル 滴定量（ｍｌ） ─────────────────────────────── コントロール ３．８±０．４ ウイキョウ抽出物 ６．１±０．７ ───────────────────────────────
【００１３】 （２）ウイキョウ３０％アルコール抽出物 ─────────────────────────────── サンプル 滴定量（ｍｌ） ─────────────────────────────── コントロール １．３±０．２ ウイキョウ抽出物 ３．７±０．５ ───────────────────────────────
【００１４】 （３）ウイキョウ６０％アルコール抽出物 ─────────────────────────────── サンプル 滴定量（ｍｌ） ─────────────────────────────── コントロール ０．４±０．１ ウイキョウ抽出物 ３．０±０．２ ───────────────────────────────
【００１５】 （４）イノシット ─────────────────────────────── サンプル 滴定量（ｍｌ） ─────────────────────────────── コントロール ３．５±０．４ イノシット ４．０±０．３ ───────────────────────────────
【００１６】 （５）デキストラン硫酸塩 ─────────────────────────────── サンプル 滴定量（ｍｌ） ─────────────────────────────── コントロール ３．６±０．４ デキストラン硫酸ナトリウム ５．１±０．３ ───────────────────────────────
【００１７】 （６）ウイキョウ６０％アルコール抽出物、デキストラン硫酸塩 ─────────────────────────────── サンプル 滴定量（ｍｌ） ─────────────────────────────── コントロール ２．２±０．３ ウイキョウ抽出物 ＋デキストラン硫酸ナトリウム １０．５±０．２ ───────────────────────────────
【００１８】 （７）ウイキョウ３０％アルコール抽出物、イノシット ─────────────────────────────── サンプル 滴定量（ｍｌ） ─────────────────────────────── コントロール ３．１±０．３ ウイキョウ抽出物 ＋イノシット １１．３±０．３ ───────────────────────────────
【００１９】 （８）ウイキョウ水抽出物、イノシット、デキストラン硫酸塩 ─────────────────────────────── サンプル 滴定量（ｍｌ） ─────────────────────────────── コントロール ３．５±０．３ ウイキョウ抽出物 ＋イノシット＋デキストラン硫酸塩 １４．３±０．３ ─────────────────────────────── ｍｅａｎｓ±ＳＤ
【００２０】滴定量が多い程脂質の分解が促進され、多
くの脂肪酸が遊離していることが判る。以上の結果より
ウイキョウ抽出物、イノシット、デキストラン硫酸塩に
リパーゼ活性を促進する効果が認められ、特にウイキョ
ウ抽出物とイノシット、デキストラン硫酸塩の併用によ
り高いリパーゼ活性促進を示すことが判った。また、ウ
イキョウ抽出物については、皮膚細胞（線維芽細胞）の
増殖を促進する賦活効果も認められた。
くの脂肪酸が遊離していることが判る。以上の結果より
ウイキョウ抽出物、イノシット、デキストラン硫酸塩に
リパーゼ活性を促進する効果が認められ、特にウイキョ
ウ抽出物とイノシット、デキストラン硫酸塩の併用によ
り高いリパーゼ活性促進を示すことが判った。また、ウ
イキョウ抽出物については、皮膚細胞（線維芽細胞）の
増殖を促進する賦活効果も認められた。
【００２１】つぎに、脂質分解作用が最も顕著であった
ものについて、以下に示す方法により、脂質代謝効果を
評価した。
ものについて、以下に示す方法により、脂質代謝効果を
評価した。
【００２２】２）脂質代謝効果 〔評価方法〕２０〜３０代女性９０人に実施例３の処方
の乳液を全身に朝晩塗布させ、３カ月連用させた。連用
前後の体脂肪率（体全体に対する脂肪の割合）を近赤外
波長の光反射を原理とする測定機（体脂肪計ＢＦＴ−２
０００、ケット科学社製）により測定した。９０人中４
０人をウイキョウ抽出物、イノシット、デキストラン硫
酸ナトリウムを抜去したコントロール群とし、各体脂肪
率の平均値を求めた。結果を表１に示す。
の乳液を全身に朝晩塗布させ、３カ月連用させた。連用
前後の体脂肪率（体全体に対する脂肪の割合）を近赤外
波長の光反射を原理とする測定機（体脂肪計ＢＦＴ−２
０００、ケット科学社製）により測定した。９０人中４
０人をウイキョウ抽出物、イノシット、デキストラン硫
酸ナトリウムを抜去したコントロール群とし、各体脂肪
率の平均値を求めた。結果を表１に示す。
【００２３】
【表１】
【００２４】上記の結果より明らかなように、本発明品
はコントロール群に比べて体脂肪率の減少が顕著になっ
ている。
はコントロール群に比べて体脂肪率の減少が顕著になっ
ている。
【００２５】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。尚、本発明はこれにより限定されるものではな
い。配合量は重量％である。
する。尚、本発明はこれにより限定されるものではな
い。配合量は重量％である。
【００２６】 実施例１ 化粧水 （１）ウイキョウ抽出物 0.5 （２）酢酸トコフェロール 0.01 （３）グリセリン 4.0 （４）１，３−ブチレングリコール 4.0 （５）イノシット 0.1 （６）エタノール 7.0 （７）ポリオキシエチレンオレイルアルコールエーテル 0.5 （８）メチルパラベン 0.2 （９）クエン酸 0.05 （１０）クエン酸ナトリウム 0.1 （１１）香料 0.05 （１２）精製水 残余 （製法）精製水にクエン酸、クエン酸ナトリウム、グリ
セリン、１，３−ブチレングリコール、イノシット、ウ
イキョウ抽出物を溶解する（水相）。別にエタノールに
ポリオキシエチレンオレイルアルコールエーテル、酢酸
トコフェロール、香料、メチルパラベンを溶解し、これ
を前述の水相に加えて可溶化し、濾過して化粧水を得
た。
セリン、１，３−ブチレングリコール、イノシット、ウ
イキョウ抽出物を溶解する（水相）。別にエタノールに
ポリオキシエチレンオレイルアルコールエーテル、酢酸
トコフェロール、香料、メチルパラベンを溶解し、これ
を前述の水相に加えて可溶化し、濾過して化粧水を得
た。
【００２７】 実施例２ クリーム （１）セトステアリルアルコール 3.5 （２）スクワラン 40.0 （３）ミツロウ 3.0 （４）還元ラノリン 5.0 （５）エチルパラベン 0.3 （６）ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパルミチン酸エステル 2.0 （７）ステアリン酸モノグリセリド 2.0 （８）Ｎ−ステアロイルグルタミン酸ナトリウム 0.5 （９）２−ヒドロキシ−４−メトキシベンゾフェノン 1.0 （１０）酢酸レチノール 2.0 （１１）月見草油 0.05 （１２）香料 0.03 （１３）ウイキョウ抽出物 1.0 （１４）１，３−ブチレングリコール 5.0 （１５）デキストラン硫酸カリウム 0.1 （１６）精製水 残余 （製法）（１）〜（１２）を加熱溶解し75℃に加温した
（１３）〜（１６）に攪拌しながら加える。ホモミキサ
ー処理し乳化粒子を細かくした後、攪拌しながら急冷
し、クリームを得た。
（１３）〜（１６）に攪拌しながら加える。ホモミキサ
ー処理し乳化粒子を細かくした後、攪拌しながら急冷
し、クリームを得た。
【００２８】 実施例３ 乳液 （１）ステアリン酸 1.5 （２）セチルアルコール 0.5 （３）ミツロウ 2.0 （４）ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 1.0 （５）メトキシケイ皮酸オクチル 2.0 （６）バーチ抽出物 0.2 （７）ウイキョウ抽出物 5.0 （８）ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 （９）トリエタノールアミン 0.75 （１０）グリセリン 7.0 （１１）イノシット 5.0 （１２）デキストラン硫酸ナトリウム 5.0 （１３）エチルパラベン 0.3 （１４）香料 0.03 （１５）精製水 残余 （製法）精製水にバーチ抽出物、ウイキョウ抽出物、ヒ
アルロン酸ナトリウム、グリセリン、イノシット、デキ
ストラン硫酸ナトリウム、トリエタノールアミン、を加
えて70℃に保つ（水相）。他の成分を混合し加熱溶解し
て70℃に保つ（油相）。水相に油相を加えて予備乳化を
行い、ホモミキサーで均一に乳化する。その後攪拌しな
がら急冷して乳液を得た。
アルロン酸ナトリウム、グリセリン、イノシット、デキ
ストラン硫酸ナトリウム、トリエタノールアミン、を加
えて70℃に保つ（水相）。他の成分を混合し加熱溶解し
て70℃に保つ（油相）。水相に油相を加えて予備乳化を
行い、ホモミキサーで均一に乳化する。その後攪拌しな
がら急冷して乳液を得た。
【００２９】 実施例４ フォームパック （１）ウイキョウ抽出物 0.1 （２）イノシット 0.1 （３）１，３−ブチレングリコール 5.0 （４）グリセリン 7.0 （５）メチルパラベン 0.1 （６）水酸化カリウム 0.15 （７）ステアリン酸 0.5 （８）ミリスチン酸 1.0 （９）バチルアルコール 1.5 （１０）ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 3.0 （１１）香料 0.05 （１２）液化石油ガス 6.0 （１３）ジメチルエーテル 3.0 （１４）精製水 残余 （製法）（１４）に（１）〜（６）を加えて70℃で加熱
溶解し、その中に（７）〜（１１）を75℃に加熱攪拌し
たものを加え、十分に攪拌した後冷却する。これを容器
に充填し、最後に（１２），（１３）を噴射剤として充
填し、フォームパックを得た。
溶解し、その中に（７）〜（１１）を75℃に加熱攪拌し
たものを加え、十分に攪拌した後冷却する。これを容器
に充填し、最後に（１２），（１３）を噴射剤として充
填し、フォームパックを得た。
【００３０】 実施例５ 軟膏 （１）ウイキョウ抽出物 10.0 （２）酢酸トコフェロール 1.0 （３）パルミチン酸レチノール 0.5 （４）ステアリルアルコール 18.0 （５）モクロウ 20.0 （６）ポリオキシエチレン(20)モノオレイン酸エステル 0.25 （７）グリセリンモノステアリン酸エステル 0.3 （８）ワセリン 40.0 （９）精製水 残余 （製法）精製水にウイキョウ抽出物を加えて溶解し70℃
に保つ（水相）。残りの成分を70℃にて混合溶解する
（油相）。水相に油相を加え、ホモミキサーで均一に乳
化後冷却して軟膏を得た。
に保つ（水相）。残りの成分を70℃にて混合溶解する
（油相）。水相に油相を加え、ホモミキサーで均一に乳
化後冷却して軟膏を得た。
【００３１】 実施例６ マッサージ用乳液 （１）ステアリン酸 1.5 （２）セチルアルコール 0.5 （３）ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 1.0 （４）ワセリン 3.0 （５）スクワラン 10.0 （６）流動パラフィン 5.0 （７）グリセリン 7.0 （８）１，３−ブチレングリコール 5.0 （９）トリエタノールアミン 0.75 （１０）酢酸トコフェロール 0.05 （１１）ウイキョウ抽出物 1.0 （１２）エチルパラベン 0.25 （１３）香料 0.02 （１４）精製水 残余 （製法）精製水にウイキョウ抽出物、グリセリン、１，
３−ブチレングリコール、トリエタノールアミンを加え
て70℃に保つ（水相）。他の成分を混合し加熱溶解して
70℃に保つ（油相）。水相に油相を加えて予備乳化を行
い、ホモミキサーで均一に乳化する。その後攪拌しなが
ら急冷してマッサージ用乳液を得た。
３−ブチレングリコール、トリエタノールアミンを加え
て70℃に保つ（水相）。他の成分を混合し加熱溶解して
70℃に保つ（油相）。水相に油相を加えて予備乳化を行
い、ホモミキサーで均一に乳化する。その後攪拌しなが
ら急冷してマッサージ用乳液を得た。
【００３２】
【００３３】実施例７ 美容液
【００３４】
【発明の効果】本発明の皮膚外用剤は、ウイキョウ抽出
物、イノシット、デキストラン硫酸ナトリウムから選ば
れる１種又は２種以上を配合することを特徴としてな
り、リパーゼ活性を高め、脂質代謝を促進する効果に優
れている。
物、イノシット、デキストラン硫酸ナトリウムから選ば
れる１種又は２種以上を配合することを特徴としてな
り、リパーゼ活性を高め、脂質代謝を促進する効果に優
れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−146829（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−176413（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−188011（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−240716（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−34916（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−131419（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−230614（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−53912（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−51604（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−51605（ＪＰ，Ａ) 特公 昭39−2647（ＪＰ，Ｂ１) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61K 7/00 - 7/50 ＣＡ（ＳＴＮ) ＷＰＩ（ＤＩＡＬＯＧ)
Claims (2)
- 【請求項１】ウイキョウ抽出物を配合することを特徴と
する痩身用皮膚外用剤。 - 【請求項２】さらにイノシット及び／又はデキストラン
硫酸塩を配合することを特徴とする請求項１記載の痩身
用皮膚外用剤。
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| FR2764189B1 (fr) * | 1997-06-09 | 1999-08-27 | Coletica | Utilisation de sulfites et metabisulfites, pour la fabrication de compositions cosmetiques ou pharmaceutiques, notamment en dermatologie, a effet inhibiteur de la melanogenese ou a activite depigmentante |
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1993
- 1993-02-25 US US08/022,476 patent/US5407677A/en not_active Expired - Fee Related
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- 1993-02-26 EP EP93103128A patent/EP0561195B1/en not_active Expired - Lifetime
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