JP3285676B2 - インク終了検知装置、およびインクジェット記録装置のインク終了検知方法 - Google Patents
インク終了検知装置、およびインクジェット記録装置のインク終了検知方法Info
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- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はインクを吐出して記録を
行なうインクジェット記録装置のインク貯蔵容器等のイ
ンク終了を検出するインク終了検知装置に関する。
行なうインクジェット記録装置のインク貯蔵容器等のイ
ンク終了を検出するインク終了検知装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置のインク
貯蔵容器等のインク終了を検出するインク終了検知装置
としては、特開昭５４−１３３３７３号公報に開示され
ている、光学素子を使用したものや、特公平１−１７４
６５号公報に開示されている、電極部材の導通で見るも
の、特開昭５９−１９４８５３号公報に開示されてい
る、吐出パルス数をカウントするもの等がある。
貯蔵容器等のインク終了を検出するインク終了検知装置
としては、特開昭５４−１３３３７３号公報に開示され
ている、光学素子を使用したものや、特公平１−１７４
６５号公報に開示されている、電極部材の導通で見るも
の、特開昭５９−１９４８５３号公報に開示されてい
る、吐出パルス数をカウントするもの等がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のうち、光学素子を使用したもの、および電極部
材の導通で見るものは構造上、検出後もインクが残って
いるため、インクが減ったことの警告にしか使用でき
ず、また、吐出パルス数をカウントするものは、正確に
行なおうとすると、コストが非常に高くなってしまった
り、また、初期の注入量のバラツキや使用環境により、
使用量が異なるため、正確な検出ができない等の問題が
あった。また、光学素子、あるいは電極部材の導通でみ
たあと吐出パルス数をカウントするものは、従来のイン
ク貯蔵容器の場合、インクの揺動あるいは充填状態によ
り、光学素子、あるいは電極部材の導通での検出が不安
定なため正確な動作ができなかった。
来技術のうち、光学素子を使用したもの、および電極部
材の導通で見るものは構造上、検出後もインクが残って
いるため、インクが減ったことの警告にしか使用でき
ず、また、吐出パルス数をカウントするものは、正確に
行なおうとすると、コストが非常に高くなってしまった
り、また、初期の注入量のバラツキや使用環境により、
使用量が異なるため、正確な検出ができない等の問題が
あった。また、光学素子、あるいは電極部材の導通でみ
たあと吐出パルス数をカウントするものは、従来のイン
ク貯蔵容器の場合、インクの揺動あるいは充填状態によ
り、光学素子、あるいは電極部材の導通での検出が不安
定なため正確な動作ができなかった。
【０００４】本発明の目的は、インクの終了を、確実
に、かつ高精度に検出するインク終了検知装置を提供す
ることになる。
に、かつ高精度に検出するインク終了検知装置を提供す
ることになる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のインク終了検知
装置は、インクを吐出するインクジェット記録ヘッドと
連結するための開口部を持ち、負圧発生部材を収容した
負圧発生部材収容部と、該負圧発生部材収容部に隣接
し、その底部で連通しインクを収容するインク収容部と
からなるインクカートリッジを用い、前記インクジェッ
ト記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うインクジ
ェット記録装置のインク終了検知装置において、インク
収容部内に収容されるインクの残量が低下した状態にあ
ることを検出するインク検出手段と、記録に際して使用
されたインク量を算出するインク使用量算出手段と、を
有し、インク検出手段によりインク収容部内のインクの
残量が低下したことが検出された後に、インク使用量算
出手段により使用されたインク量の算出を行い、算出さ
れたインク量に基づいてインクカートリッジ内のインク
の終了を検知する。 また、本発明のインク終了検知方法
は、インクを吐出するインクジェット記録ヘッドと連結
するための開口部を持ち、負圧発生部材を収容した負圧
発生部材収容部と、該負圧発生部材収容部に隣接し、そ
の底部で連通しインクを収容するインク収容部とからな
るインクカートリッジを用い、前記インクジェット記録
ヘッドからインクを吐出して記録を行うインクジェット
記録装置のインク終了検知方法において、インク収容部
内に収容されるインクの残量が低下した状態にあること
を検出するインク検出工程と、インク検出工程により前
記インク収容部内のインクの残量が低下したことが検出
された後に、記録に際して使用されたインク量の算出を
行う使用量算出工程と、使用量算出工程により算出され
る、インク検出工程によりインク収容部内のインクの残
量が低下したことが検出された後の記録に際して使用さ
れたインク量に基づいて、インクカートリッジ内のイン
クの終了を検知する工程と、からなる。
装置は、インクを吐出するインクジェット記録ヘッドと
連結するための開口部を持ち、負圧発生部材を収容した
負圧発生部材収容部と、該負圧発生部材収容部に隣接
し、その底部で連通しインクを収容するインク収容部と
からなるインクカートリッジを用い、前記インクジェッ
ト記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うインクジ
ェット記録装置のインク終了検知装置において、インク
収容部内に収容されるインクの残量が低下した状態にあ
ることを検出するインク検出手段と、記録に際して使用
されたインク量を算出するインク使用量算出手段と、を
有し、インク検出手段によりインク収容部内のインクの
残量が低下したことが検出された後に、インク使用量算
出手段により使用されたインク量の算出を行い、算出さ
れたインク量に基づいてインクカートリッジ内のインク
の終了を検知する。 また、本発明のインク終了検知方法
は、インクを吐出するインクジェット記録ヘッドと連結
するための開口部を持ち、負圧発生部材を収容した負圧
発生部材収容部と、該負圧発生部材収容部に隣接し、そ
の底部で連通しインクを収容するインク収容部とからな
るインクカートリッジを用い、前記インクジェット記録
ヘッドからインクを吐出して記録を行うインクジェット
記録装置のインク終了検知方法において、インク収容部
内に収容されるインクの残量が低下した状態にあること
を検出するインク検出工程と、インク検出工程により前
記インク収容部内のインクの残量が低下したことが検出
された後に、記録に際して使用されたインク量の算出を
行う使用量算出工程と、使用量算出工程により算出され
る、インク検出工程によりインク収容部内のインクの残
量が低下したことが検出された後の記録に際して使用さ
れたインク量に基づいて、インクカートリッジ内のイン
クの終了を検知する工程と、からなる。
【０００６】
【作用】本発明は、負圧発生部材収容部と、インクを収
容するインク収容部を分けたインク貯蔵容器（特願平４
−１９８４７号）を使用することにより、インク収容部
内の壁面に付着するインク以外はほぼ全て使用される。
そして光学素子、あるいは導通でインクの有無をみたあ
と吐出パルス数をカウントし、あらかじめ設定した使用
可能パルス数等と比較演算することにより、インク終了
を確実、かつ高精度に検知することができる。
容するインク収容部を分けたインク貯蔵容器（特願平４
−１９８４７号）を使用することにより、インク収容部
内の壁面に付着するインク以外はほぼ全て使用される。
そして光学素子、あるいは導通でインクの有無をみたあ
と吐出パルス数をカウントし、あらかじめ設定した使用
可能パルス数等と比較演算することにより、インク終了
を確実、かつ高精度に検知することができる。
【０００７】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【０００８】（実施例１）図１は本発明の一実施例のイ
ンク終了検知装置を示す図、図２は図１中の交換型イン
クカートリッジ２とインク検出手段３の位置関係を示す
図、図３はインク使用量検知装置の動作を示すフローチ
ャートである。
ンク終了検知装置を示す図、図２は図１中の交換型イン
クカートリッジ２とインク検出手段３の位置関係を示す
図、図３はインク使用量検知装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【０００９】図１は、交換型インクカートリッジ２とイ
ンクジェット記録ヘッド１へインクを供給するジョイン
ト部材７が挿入され、負圧発生部材１３に圧接してイン
クジェット記録装置が稼働可能な状態になったときの模
式断面図である。ここで、交換型インクカートリッジ２
はインクジェット記録ヘッド１と連結するための開口部
５を持ち、負圧発生部材１３（具体的には例えばスポン
ジ）を収容し、大気連通口１０を有する負圧発生部材収
容部１４と、該負圧発生部材収容部１４にリブ１５を介
して隣接し、インクカートリッジ底部１１で連通した、
インク９を収容するインク収容部１６によって構成され
ている。ジョイント部材７の端部には、インクカートリ
ッジ２内のゴミを排除するためにフィルターが設置され
ている場合もある。
ンクジェット記録ヘッド１へインクを供給するジョイン
ト部材７が挿入され、負圧発生部材１３に圧接してイン
クジェット記録装置が稼働可能な状態になったときの模
式断面図である。ここで、交換型インクカートリッジ２
はインクジェット記録ヘッド１と連結するための開口部
５を持ち、負圧発生部材１３（具体的には例えばスポン
ジ）を収容し、大気連通口１０を有する負圧発生部材収
容部１４と、該負圧発生部材収容部１４にリブ１５を介
して隣接し、インクカートリッジ底部１１で連通した、
インク９を収容するインク収容部１６によって構成され
ている。ジョイント部材７の端部には、インクカートリ
ッジ２内のゴミを排除するためにフィルターが設置され
ている場合もある。
【００１０】インクジェット記録装置が稼働すると、イ
ンクジェット記録ヘッド１のノズルからインクが吐出さ
れ、交換型インクカートリッジ２にインク吸引力が発生
する。インク９はこの吸引力により、まず負圧発生部材
１３内のインクが少し使われ、その後、インク収容部１
６からリブ端部とインクカートリッジ底部１１との隙間
部８を通り負圧発生部材収容部１４へ負圧発生部材１３
を通ってジョイント部材７内に引き込まれインクジェッ
ト記録ヘッド１へ供給される。これにより、隙間部８以
外は密閉しているインク収容部１６の内部の圧力が低下
し、インク収容部１６と負圧発生部材収容部１４との間
に圧力差を生じる。記録が継続されるとその圧力差は上
昇を続けるが、負圧発生部材収容部１４の上部は大気連
通口１０により大気に解放されているため空気は負圧発
生部材１３を通ってリブ端部とインクカートリッジ底部
１１との隙間部８からインク収容部１６に入る。この時
点でインク収容部１６と負圧発生部材収容部１４との間
に圧力差が解消される。インクジェット記録装置が稼働
中はこの動作が繰り返され、インク収容部１６内のイン
クはインク収容部１６内の壁面に付着するインク以外は
ほぼ全て使用される。
ンクジェット記録ヘッド１のノズルからインクが吐出さ
れ、交換型インクカートリッジ２にインク吸引力が発生
する。インク９はこの吸引力により、まず負圧発生部材
１３内のインクが少し使われ、その後、インク収容部１
６からリブ端部とインクカートリッジ底部１１との隙間
部８を通り負圧発生部材収容部１４へ負圧発生部材１３
を通ってジョイント部材７内に引き込まれインクジェッ
ト記録ヘッド１へ供給される。これにより、隙間部８以
外は密閉しているインク収容部１６の内部の圧力が低下
し、インク収容部１６と負圧発生部材収容部１４との間
に圧力差を生じる。記録が継続されるとその圧力差は上
昇を続けるが、負圧発生部材収容部１４の上部は大気連
通口１０により大気に解放されているため空気は負圧発
生部材１３を通ってリブ端部とインクカートリッジ底部
１１との隙間部８からインク収容部１６に入る。この時
点でインク収容部１６と負圧発生部材収容部１４との間
に圧力差が解消される。インクジェット記録装置が稼働
中はこの動作が繰り返され、インク収容部１６内のイン
クはインク収容部１６内の壁面に付着するインク以外は
ほぼ全て使用される。
【００１１】インクカートリッジ２の残部には、図２に
示すように、インク収容部１６におけるインク検出手段
３として、透明なインク収容部１６に対して発光素子２
１と受光素子２２が互いに対向して配置されており、イ
ンク収容部１６にインク９が満たされているときにはイ
ンク９により、正確にはインク９内の染料あるいは顔料
により光路が遮断され、受光素子２２の出力が出力され
ないが、インク９が減って受光素子２２の出力が出力さ
れることにより、インク終了が検知される。
示すように、インク収容部１６におけるインク検出手段
３として、透明なインク収容部１６に対して発光素子２
１と受光素子２２が互いに対向して配置されており、イ
ンク収容部１６にインク９が満たされているときにはイ
ンク９により、正確にはインク９内の染料あるいは顔料
により光路が遮断され、受光素子２２の出力が出力され
ないが、インク９が減って受光素子２２の出力が出力さ
れることにより、インク終了が検知される。
【００１２】図３において、インク検出手段３でインク
終了が検知されたあとＴ１タイムアップされたかどうか
を見ているが、これは、インク９が相当量消費された場
合、インク収容部１６内ではインクジェット記録装置の
キャリッジの動きによりインク９が揺動し、受光素子２
２の出力が絶えずオン／オフするため、各インクジェッ
ト記録装置で設定されたタイマーＴ１により、インク収
容部１６のインクが殆どなくなっているかどうかを判断
している。そして最後に、負圧発生部材収容部１４内の
インクが途中まで、すなわちインク切れが発生するまで
使用される。
終了が検知されたあとＴ１タイムアップされたかどうか
を見ているが、これは、インク９が相当量消費された場
合、インク収容部１６内ではインクジェット記録装置の
キャリッジの動きによりインク９が揺動し、受光素子２
２の出力が絶えずオン／オフするため、各インクジェッ
ト記録装置で設定されたタイマーＴ１により、インク収
容部１６のインクが殆どなくなっているかどうかを判断
している。そして最後に、負圧発生部材収容部１４内の
インクが途中まで、すなわちインク切れが発生するまで
使用される。
【００１３】ここで、記録に際して被記録量に応じた値
を検出する被記録量検出手段として、吐出パルス数をカ
ウントし、それに所定のインクジェット記録ヘッド１の
１パルス当たりの吐出量、例えば３６０ｄｐｉのモノク
ロの場合８０ないし９０ｎｇを、掛けてインク使用量を
演算し、予め設定された負圧発生部材収容部１４内のイ
ンクで印字可能な記録量設定値（例えば２０ｇといった
使用可能インク量）と比較し、インク使用量が記録量設
定値に等しくなると最終的にインクジェット記録装置の
印字を停止する。ここで、負圧発生部材収容部１４内の
インクで印字可能な記録量は、負圧発生部材収容部１４
の容積によって異なるが、概ね１０から２０枚程度で、
一定容積の交換型インクカートリッジであれば、非常に
バラツキが小さく、正確なインク終了検知が可能であ
る。
を検出する被記録量検出手段として、吐出パルス数をカ
ウントし、それに所定のインクジェット記録ヘッド１の
１パルス当たりの吐出量、例えば３６０ｄｐｉのモノク
ロの場合８０ないし９０ｎｇを、掛けてインク使用量を
演算し、予め設定された負圧発生部材収容部１４内のイ
ンクで印字可能な記録量設定値（例えば２０ｇといった
使用可能インク量）と比較し、インク使用量が記録量設
定値に等しくなると最終的にインクジェット記録装置の
印字を停止する。ここで、負圧発生部材収容部１４内の
インクで印字可能な記録量は、負圧発生部材収容部１４
の容積によって異なるが、概ね１０から２０枚程度で、
一定容積の交換型インクカートリッジであれば、非常に
バラツキが小さく、正確なインク終了検知が可能であ
る。
【００１４】なお、ここでは１パルス当たりの吐出量は
８０ないし９０ｎｇの値を固定しているが、インク終了
検知時の吐出パルス数の累積値と予め設定したインク終
了検知までの予測インク使用量とにより、１パルス当た
りの吐出量を補正することにより、更に正確なインク終
了検知が可能である。
８０ないし９０ｎｇの値を固定しているが、インク終了
検知時の吐出パルス数の累積値と予め設定したインク終
了検知までの予測インク使用量とにより、１パルス当た
りの吐出量を補正することにより、更に正確なインク終
了検知が可能である。
【００１５】（実施例２）なお、インクジェット記録装
置では、インク不吐出を防止するために、例えば長期間
印字しなかった場合等には、目づまり回復処理を行なっ
ている。そしてその処理の際には、１回当たり０．１ｇ
程度のインクが消費される。そこで、本実施例では、前
記の演算に加えて目づまり回復処理数と予め設定された
１回当たりの回復処理使用インク量を掛けた値を加算す
ることにした。これにより、演算による推定値が現実の
使用量に基づき、より正確な検知が可能となる。
置では、インク不吐出を防止するために、例えば長期間
印字しなかった場合等には、目づまり回復処理を行なっ
ている。そしてその処理の際には、１回当たり０．１ｇ
程度のインクが消費される。そこで、本実施例では、前
記の演算に加えて目づまり回復処理数と予め設定された
１回当たりの回復処理使用インク量を掛けた値を加算す
ることにした。これにより、演算による推定値が現実の
使用量に基づき、より正確な検知が可能となる。
【００１６】（実施例３）前記実施例では回復処理数に
係る演算手段が必要であるが、インク検出手段でインク
収容部１６のインク切れを検出した後の回復処理数はせ
いぜい数回程度であるため、特に演算手段を設けずと
も、例えば目づまりは、印字しないで放置した期間等で
左右されるため、放置した期間が例えば１週間なのか１
カ月なのかを内蔵のタイマーにて判断し、１週間以上で
あれば予め設定した値を加算するのみにしてもよい。
係る演算手段が必要であるが、インク検出手段でインク
収容部１６のインク切れを検出した後の回復処理数はせ
いぜい数回程度であるため、特に演算手段を設けずと
も、例えば目づまりは、印字しないで放置した期間等で
左右されるため、放置した期間が例えば１週間なのか１
カ月なのかを内蔵のタイマーにて判断し、１週間以上で
あれば予め設定した値を加算するのみにしてもよい。
【００１７】（実施例４）図４は本発明のインク終了検
知装置の第４の実施例を示し、インク検出手段でインク
終了が検知された後、インク残量警告を行なうようにし
たものである。警告としては、警報でも、ランプでもか
まわない。
知装置の第４の実施例を示し、インク検出手段でインク
終了が検知された後、インク残量警告を行なうようにし
たものである。警告としては、警報でも、ランプでもか
まわない。
【００１８】（実施例５）図５は、本発明のインク終了
検知装置の第５の実施例を示し、図３においては、単純
にプリンタ停止指令を出力するようになっているが、演
算が印字中に行なわれている場合、即座に印字を止める
訳にはいかないので、印字中の場合、そのページの印字
終了後停止するようにしたものである。さらに、プリン
タによってはここも警告することも可能である。
検知装置の第５の実施例を示し、図３においては、単純
にプリンタ停止指令を出力するようになっているが、演
算が印字中に行なわれている場合、即座に印字を止める
訳にはいかないので、印字中の場合、そのページの印字
終了後停止するようにしたものである。さらに、プリン
タによってはここも警告することも可能である。
【００１９】（実施例６）図６は本発明のインク終了検
知装置の第６の実施例で、インク検出手段３としては、
インク収容部１６に、インクに接する少なくとも１対の
電極部材１７を有し、インクがなくなったときに電極部
材１７の導通がなくなることにより検出するようにした
ものである。
知装置の第６の実施例で、インク検出手段３としては、
インク収容部１６に、インクに接する少なくとも１対の
電極部材１７を有し、インクがなくなったときに電極部
材１７の導通がなくなることにより検出するようにした
ものである。
【００２０】（実施例７）図７は本発明のインク終了検
知装置の第７の実施例を示し、図３ないし図５におい
て、インク検出手段３でインク有りが検知がされると、
タイマーやインク使用量の演算のカウンター等がリセッ
トされるが、ここでは、インク検出手段３でインク終了
が検知されたあと、まだインクの残っている交換型イン
クカートリッジをはずし再び取り付けた場合、インク検
出手段３で再びインクを検知後再度インク終了が検知さ
れ、インク使用量の演算のスタートがずれてしまうこと
が考えられるため、インク検出手段でのインク有り検知
後インク終了が検知されるまでの設定時間Ｔ２のタイム
アップを見ることにより、インクがない交換型インクカ
ートリッジかどうかを検出し、タイマーやインク使用量
の演算のカウンター等がリセットせずに、インク使用量
の演算を継続するようにしたものである。
知装置の第７の実施例を示し、図３ないし図５におい
て、インク検出手段３でインク有りが検知がされると、
タイマーやインク使用量の演算のカウンター等がリセッ
トされるが、ここでは、インク検出手段３でインク終了
が検知されたあと、まだインクの残っている交換型イン
クカートリッジをはずし再び取り付けた場合、インク検
出手段３で再びインクを検知後再度インク終了が検知さ
れ、インク使用量の演算のスタートがずれてしまうこと
が考えられるため、インク検出手段でのインク有り検知
後インク終了が検知されるまでの設定時間Ｔ２のタイム
アップを見ることにより、インクがない交換型インクカ
ートリッジかどうかを検出し、タイマーやインク使用量
の演算のカウンター等がリセットせずに、インク使用量
の演算を継続するようにしたものである。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、簡易な
構造にもかかわらず、確実に、しかも非常に高精度にイ
ンク終了を検知することが可能で、更に、交換型インク
カートリッジを途中で確実にインク終了を検知すること
が可能となる効果がある。
構造にもかかわらず、確実に、しかも非常に高精度にイ
ンク終了を検知することが可能で、更に、交換型インク
カートリッジを途中で確実にインク終了を検知すること
が可能となる効果がある。
【図１】本発明に使用されるインクジェット記録ヘッド
１と交換型インクカートリッジ２、およびインク検出手
段３の嵌合状態を示した図である。
１と交換型インクカートリッジ２、およびインク検出手
段３の嵌合状態を示した図である。
【図２】本発明の第１の実施例の交換型インクカートリ
ッジ２とインク検出手段３の位置関係を示す図である。
ッジ２とインク検出手段３の位置関係を示す図である。
【図３】本発明の第１の実施例のインク終了検知装置の
フローチャートである。
フローチャートである。
【図４】本発明の第４の実施例のインク終了検知装置の
フローチャートである。
フローチャートである。
【図５】本発明の第５の実施例のインク終了検知装置の
フローチャートである。
フローチャートである。
【図６】本発明の第６の実施例のインク終了検知装置の
組み付け状態を示す図である。
組み付け状態を示す図である。
【図７】本発明の第７の実施例のインク終了検知装置の
フローチャートである。
フローチャートである。
１ インクジェット記録ヘッド ２ 交換型インクカートリッジ ３ インク検出手段 ５ 開口部 ７ ジョイント部材 ８ 隙部 ９ インク １０ 大気連通口 １１ 底部 １３ 負圧発生部材 １４ 負圧発生部材収容部 １５ リブ １６ インク収容部 ２１ 発光素子 ２２ 受光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41J 2/175
Claims (10)
- 【請求項１】 インクを吐出するインクジェット記録ヘ
ッドと連結するための開口部を持ち、負圧発生部材を収
容した負圧発生部材収容部と、該負圧発生部材収容部に
隣接し、その底部で連通しインクを収容するインク収容
部とからなるインクカートリッジを用い、前記インクジ
ェット記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うイン
クジェット記録装置のインク終了検知装置において、前記 インク収容部内に収容されるインクの残量が低下し
た状態にあることを検出するインク検出手段と、 記録に際して使用されたインク量を算出するインク使用
量算出手段と、 を有し、 前記インク検出手段により前記インク収容部内のインク
の残量が低下したことが検出された後に、前記インク使
用量算出手段により使用されたインク量の算出を行い、
算出されたインク量に基づいて前記インクカートリッジ
内のインクの終了を検知することを特徴とする インク終
了検知装置。 - 【請求項２】 インク使用量算出手段は、インクの吐出
に対応した数をカウントすることにより、記録に際して
使用されたインク量を算出することを特徴とする請求項
１に記載のインク終了検知装置。 - 【請求項３】 前記インクジェット記録装置において目
づまり回復処理を行った回数を計数する計数手段をさら
に有し、 前記インク使用量算出手段 は、インクの吐出に対応した
数をカウントした結果に基づいて得られる記録に使用さ
れたインク量と、前記目づまり回復処理の回数を計数し
た値に基づいて得られる回復処理に使用されたインク量
とを合わせた量を、記録に際して使用されたインク量と
することを特徴とする請求項２記載のインク終了検知装
置。 - 【請求項４】 前記インク検出手段は、前記インク収容
部の透光部に対して発光する発光素子と受光素子とによ
り、前記インク収容部に収容されるインクの残量の低下
を検出することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか
に記載のインク終了検知装置。 - 【請求項５】 前記インク検出手段は、前記インク収容
部内のインクに接する少なくとも１対の電極部材を用
い、前記電極部材の導通がなくなることにより前記イン
ク収容部内のインクがなくなったことを検出することを
特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載のインク終
了検知装置。 - 【請求項６】 前記インク検出手段によりインク収容部
内のインクの残量が低下した状態が保持された時間を計
時し、インクの残量が低下した状態が所定時間以上保持
されたときに、前記インク使用量算出手段により使用さ
れたインク量の算出を行うことを特徴とする請求項１乃
至５のいずれかに項記載のインク終了検知装置。 - 【請求項７】 前記インク検出手段により前記インク収
容部内のインクの残量が低下した状態にあることが検出
されたとき、警報またはランプによりインク残量警告を
発し、前記インク使用量算出手段により算出されたイン
ク量に基づいて前記インクカートリッジ内のインクの終
了が検知されたとき、前記インクジェット記録装置によ
る印字を停止する請求項１乃至請求項６のいずれかに記
載のインク終了検知装置。 - 【請求項８】 インクを吐出するインクジェット記録ヘ
ッドと連結するための開口部を持ち、負圧発生部材を収
容した負圧発生部材収容部と、該負圧発生部材収容部に
隣接し、その底部で連通しインクを収容するインク収容
部とからなるインクカートリッジを用い、前記インクジ
ェット記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うイン
クジェット記録装置のインク終了検知方法において、 前記インク収容部内に収容されるインクの残量が低下し
た状態にあることを検出するインク検出工程と、 前記インク検出工程により前記インク収容部内のインク
の残量が低下したことが検出された後に、記録に際して
使用されたインク量の算出を行う使用量算出工程と、 前記使用量算出工程により算出される、前記インク検出
工程により前記インク収容部内のインクの残量が低下し
たことが検出された後の記録に際して使用されたインク
量に基づいて、前記インクカートリッジ内のインクの終
了を検知する工程と、 からなることを特徴とするインク終了検知方法。 - 【請求項９】 使用量算出工程は、インクの吐出に対応
した数をカウントすることにより、記録に際して使用さ
れたインク量を算出することを特徴とする請求項８に記
載のインク終了検知方法。 - 【請求項１０】 前記インクジェット記録装置において
目づまり回復処理を行った回数を計数する計数工程をさ
らに有し、 前記使用量算出工程は、インクの吐出に対応した数をカ
ウントした結果に基づいて得られる記録に使用されたイ
ンク量と、前記目づまり回復処理の回数を計数した値に
基づいて得られる回復処理に使用されたインク量とを合
わせた量を、記録に際して使用されたインク量とするこ
とを特徴とする請求項９記載のインク終了検知方法。
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