JP3281454B2 - 撮像記録装置 - Google Patents
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Landscapes
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Description
例えば、ディジタル信号処理を行う撮像記録装置に用い
て好適なものである。
理してビデオ信号を得るとともに、これをビデオテープ
に記録し、また再生する撮像記録装置は従来より多く提
案されている。これらの撮像記録装置の内、特に近年、
高速のアナログ−デジタル変換器(以下ADコンバー
タ)、デジタル−アナログ変換器(以下DAコンバー
タ)を用いた方式が多く提案されている。
デオ信号をADコンバータでディジタル信号化し、次い
で、ディジタル変調して磁気テープに記録する。また、
上記磁気テープより再生した信号を、ディジタル復調し
てそのディジタル再生ビデオ信号を用いてアナログ信号
化して出力するように構成されていた。
リやラインメモリ、ディジタル演算回路などを用いて、
画像の拡大縮小、スチル、間欠撮影、色や階調の変換な
どの特殊効果を行う方式も提案されている。
従来提案されているデジタル信号処理方式を用いた撮像
記録装置においては、撮像信号処理回路がアナログ処理
であり、そのアナログ処理回路の出力をディジタルアナ
ログ変換する方式であった。このため、回路規模が大き
いので部品点数が多くなり、消費電流が多くなってしま
う問題があった。また、装置が小型化できなかったり、
あるいはコストが低減できなかったりする問題もあっ
た。
信号処理回路とが混在するため、ディジタル信号がアナ
ログ信号へ混入するためなどの干渉により、SN比が十
分得られなかったり、小型化できなかったりする問題も
あった。
あったため、このアナログ回路の周波数特性やノイズ特
性、温度変化、回路ごとの特性のバラツキ等の性能で画
質が決まってしまい、高画質化することが難しかった。
用いた特殊効果を行うためには、更に多くの回路が必要
になり、装置の小型化が難しく、また消費電力も大きく
なってしまっていた。
号をディジタルで記録するようにした装置の回路構成を
簡素化できるようにすることを目的とする。
は、被写体を撮像して画像信号を形成するための撮像手
段と、上記撮像手段によって形成された画像信号を記録
するための記録手段と、上記撮像手段によって形成され
た画像を電子的に拡大または縮小を行うための電子ズー
ム手段と、上記電子ズーム手段における電子ズーム倍率
を変更するためのズーム倍率信号を入力するズーム倍率
信号入力手段と、上記撮像手段を駆動させるための第1
のクロックを発生する第1クロック発生手段と、上記第
1のクロックとは異なる周波数であり、上記記録手段を
駆動させるための第2のクロックを発生する第2のクロ
ック発生手段と、上記第1のクロックと第2のクロック
の比率に応じて上記ズーム倍率信号を補正する演算手段
とを設けたことを特徴としている。
上記第1のクロックと上記第2のクロックのクロックレ
ートの変換比率と、上記ズーム倍率とをそれぞれ独立に
変更可能にしたことを特徴としている。また、本発明の
その他の特徴とするところは、上記電子ズーム手段の入
力側は上記第1のクロックにより駆動され、上記電子ズ
ーム手段の出力側は上記第2のクロックにより駆動され
ることを特徴としている。また、本発明のその他の特徴
とするところは、上記電子ズーム手段に対して、上記撮
像手段によって形成された画像信号または外部から入力
される外部入力信号の何れかに切換えるための切換え手
段を有することを特徴としている。
2のクロックの比率に応じて上記ズーム倍率信号を補正
する演算手段を設けたので、撮像のためのクロックレー
トと、記録のためのクロックレートの変換も同時に行う
ことが可能となる。
面を参照して説明する。図1は、本実施例の撮像記録装
置の構成図である。図1において、1は撮像レンズであ
り、絞り、光学フィルタを含んでいる。
メラタイミング発生器であり、CCD2や、後述する信
号処理回路等に必要なタイミングパルスを発生するため
のものである。また、4はCCD2の出力を連続化する
サンプルアンドホールドである。
ンバータ、6はカメラ信号処理回路であり、フィルタ、
色分離、ガンマ、ゲイン調整、クリップなどをディジタ
ル演算で行う。7はメモリを用いて画像の拡大縮小を行
う電子ズーム回路、8はY(輝度)C(色)分離型の外
部ビデオ信号入力端子、9は複合映像信号の外部ビデオ
入力端子である。
とC信号とを取り出すYC分離回路。11、12はYC
分離(S)信号/複合(CO)信号の切り換え信号に応
じて外部入力信号の種類を切り換えるスイッチ回路、1
4は入力されたC信号から色差信号R−Y、B−Yを分
離、復調する色復調回路である。
のズーム端子、18、19、20はCAMERA(撮像
信号)/LINE(外部入力)の切り換え信号に応じて
入力信号の種類を切り換えるスイッチ回路、21はデー
タ圧縮、伸長、ディジタル変調、復調等の信号処理を行
うディジタルレコーダ回路である。
ビデオテープ、24、25、26はREC(記録)/P
B(再生)切り換え信号により、出力信号の種類を切り
換えるスイッチ回路、28、29、30はDAコンバー
タ、31、32、33はローパスフィルタ、34は色差
信号R−Y、B−Yを入力して、変調色信号Cを出力す
る色変調、35はYC分離型のビデオ出力端子である。
装置は、図1において不図示の制御信号によって発生さ
れるCAMERA/LINE、及びREC/PB信号に
応じてスイッチ18、19、20、24、25、26が
切り換えられることにより、大きく分けてカメラ記録、
外部入力記録、再生の3つの動作モードがある。これら
の各モードにおける動作について順次説明する。
る。この場合、スイッチ18、19、20はCAMER
A(C)側に接続され、スイッチ24、25、26はR
EC(R)側に接続されている。
像された被写体像は、ここで光電変換されて電気信号に
なり、カメラタイミング発生器3の発生する駆動信号に
応じて順次読み出されて撮像信号になる。そして、サン
プルアンドホールド回路4で連続化され、ADコンバー
タ5でディジタル撮像信号になる。
フィルタ、色分離、ガンマ調整、クリップ等の信号処理
を受けて輝度信号Y、色差信号R−Y及びB−Yとな
る。これらの信号は、次に、電子ズーム回路7に入力さ
れ、ズーム端子17より入力されるズーム信号ZOOM
に応じた倍率で拡大処理、または縮小処理が行われ、次
いで、スイッチ18、19、20を経由してディジタル
レコーダ回路21に入力される。
ータ圧縮、ディジタル変調等の処理が施される。そし
て、その出力のディジタル記録信号は、磁気ヘッド22
を経由してディジタルビデオテープ23に記録される。
また、スイッチ18、19、20の出力は、スイッチ2
4、25、26をそれぞれ経由してDAコンバータ2
8、29、30に与えられ、これらのDAコンバータ2
8、29、30によりそれぞれディジタルアナログ変換
される。
9、20の出力は、次に、ローパスフィルタ31、3
2、33に与えられ、ここで低域信号が取り出される。
そして、ローパスフィルタ31の出力は輝度(Y)信号
としてそのまま出力端子35から不図示のテレビモニタ
などの外部機器にモニター信号として出力される。
は、色変調回路34において色副搬送波により平衡変調
されてクロミナンス信号Cとなり、出力端子35から前
述のY信号とともに出力される。なお、電子ズーム回路
7にはカメラタイミング発生器3で発生された同期信号
HD、VDが入力され、電子ズーム回路7はこれらに同
期して動作する。
信号としては、CCD2、サンプルアンドホールド回路
4、ADコンバータ5、カメラ信号処理回路6は、カメ
ラタイミング発生器3の発生するカメラクロック(以下
CCLK)を用いている。
部分ではCCLKを用い、途中からディジタルレコーダ
回路21の発生するレコーダクロック(以下RCLK)
を用いており、そのつなぎ目ではクロックレートの変換
を行っている。さらに、ディジタルレコーダ回路21、
DAコンバータ28、29、30はRCLKを用いてい
る。
D2などはCCDの画素数に応じた基準クロック周波数
(例えば25万画素を有するCCDの場合は10MH
z、38万画素を有するCCDの場合には約14MH
z)を用い、また、ディジタルレコーダ21は、その記
録フォーマットから決まる基準クロック周波数(例えば
13.5MHz)を用いるためである。
いてクロック周波数を変換しなければならない。ところ
で、クロック周波数を変換するに際し、図1に示される
ように、電子ズーム回路7内で周波数を変換すると、電
子ズーム回路内にあるメモリや補間回路を共用できるた
め、装置全体の構成を簡略化することができる。
る。この場合、スイッチ18、19、20はLINE
(L)側に接続され、スイッチ24、25、26はRE
C(R)側に接続されている。
入力端子8より入力し、スイッチ回路11、12を経由
して、Y信号はADコンバータ13に与えられてAD変
換されディジタルY信号となる。
て色復調され、色差信号R−Y、B−Yとなる。そし
て、次に、ADコンバータ15及び16でそれぞれAD
変換されディジタル色差信号R−Y、B−Yとなる。
は、複合信号の外部入力端子9から入力される。そし
て、YC分離回路10によりY信号及びC信号に分離さ
れ、スイッチ11、12を経由して、色復調回路14、
ADコンバータ13、15、16により前述と同様にデ
ィジタルY信号、ディジタル色差信号R−Y、B−Yと
なる。
9、20を経由してディジタルレコーダ回路21に入力
され、磁気ヘッド22を通りディジタルビデオテープ2
3に記録される。また、スイッチ18、19、20の出
力は、カメラ記録モードの場合と同様にビデオ信号出力
端子35よりモニター信号として出力される。
信号としては、ADコンバータ13、15、16及びデ
ィジタルレコーダ回路21、DAコンバータ28、2
9、30はRCLKを用いている。
は、その記録フォーマットから決まる基準クロック周波
数を用いるため、ADコンバータ13、15、16もそ
のクロックを用いて動作させることにより、装置全体の
簡略化が図れる。
場合、スイッチ24、25、26はPB(P)側に接続
されている。ディジタルビデオテープ23に記録されて
いるディジタルビデオ信号は、磁気ヘッド22により再
生された電気信号に変換される。そして、ディジタルレ
コーダ回路21に与えられ、ここでディジタル復調、デ
ータ伸長等の処理を行い、ディジタルビデオ信号Y、R
−Y、B−Yを生成する。
6をそれぞれ経由して、上述の2つのモードと同様にビ
デオ信号出力端子35よりモニター信号として出力され
る。この時、各部の動作を行うためのクロック信号とし
ては、ディジタルレコーダ回路21、DAコンバータ2
8、29、30はRCLKを用いている。
D及びその処理系に最適なクロックを用いて動作させる
ので、高画質な信号が得られる。また、外部入力信号の
処理系はディジタルレコーダのクロックを直接用いてい
るため、回路構成を簡略化できる。特に、外部信号の同
期信号に時間的な変化成分(ジッタ)があっても、その
影響を最小限にすることができる。
ム回路7の詳細例である。図2において、101〜10
8は入力端子、109は係数器、110は乗算器、11
1は制御回路、112は1つの信号を拡大処理するズー
ム処理回路、113は1垂直期間分の画像信号をメモリ
するフィールドメモリ、114は1水平期間分の画像信
号をメモリするラインメモリ、115、116は1画素
分の画像信号の遅延を行うフリップフロップ(FF)で
ある。117、118、119、120は乗算器、12
1、122、123は加算器、126、127、128
は出力端子である。
ム処理回路であるが、説明の簡略のため、詳細の図示を
省いている。なお、各信号のうち、画像信号はデータ幅
たとえば8ビット分の数の信号線があるが、説明の簡略
のため単一の線で示している。
ズーム信号ZOOMは、制御回路111に垂直ズーム係
数VZOOMとして入力されるとともに、乗算器110
に入力される。
器109からの係数信号が入力されている。係数器10
9は、図1中のカメラタイミング発生器3から与えられ
るCCLKの周波数FCCLKと、ディジタルレコーダ
回路21から与えられるRCLKの周波数FRCLKの
比率FRCLK/FCCLKとが書き込まれており、そ
の値と、ズーム信号の乗算値とが乗算器110から出力
され、制御回路111に水平ズーム係数HZOOMとし
て入力される。
D、RCKにより画面上の位置を求め、HZOOM、V
ZOOMより補間係数X1、X2、X3、X4及び水平
クロックイネーブル信号CE、及び読み出し水平同期信
号RHDを発生し、これらの信号を用いズーム処理回路
7の動作を制御する。
Yは、ズーム処理回路112に入力され、まず、フィー
ルドメモリ113で1垂直期間分の信号が記憶される。
フィールドメモリ113は、デュアルポートメモリと呼
ばれている種類のメモリであり、書き込み側のクロック
WCK、水平同期信号HD、垂直同期信号VD、水平同
期イネーブル信号WHCに同期して、入力画像信号DI
Nを入力するとともに、読み出し側のクロックRCK、
水平同期イネーブル信号RHC、クロックイネーブル信
号RCEを入力すると、これらに応じた出力画像信号D
OUTが得られる。その出力はラインメモリ114のデ
ータ入力DINに入力される。
D、クロックイネーブル信号CEに応じて入力信号を記
憶するとともに、DOUTより出力する。また、フィー
ルドメモリ113の出力信号及びラインメモリ114の
出力信号は、それぞれ乗算器117、119に入力され
るとともに、それぞれフリップフロップ115、116
で1画素分遅延され、その出力はそれぞれ乗算器11
8、120に入力される。
他方の入力には、制御回路111の出力X1、X2、X
3、X4がそれぞれ入力されていて、それらの出力と乗
算した信号が、加算器121、122、123により総
和加算されて、Y出力信号YOUTとなり、Y出力端子
126から出力される。
7、108からそれぞれ入力され、上述のY信号と同様
にズーム処理回路124、125で処理されて、それぞ
れ色差出力端子127、128から出力される。
説明を簡略に行うため、係数器109が1でズーム信号
ZOOMが2である場合のY信号系の動作を説明する。
制御回路111の出力RHCは2水平期間2Hに1回発
生し、フィールドメモリ113では、2水平期間にわた
って同じ水平ラインの信号が出力される。
Eは、RCLK2クロックに1回ずつ発生されるので、
出力2画素分ずつ同じ出力が得られる。また、ラインメ
モリ114からはそれぞれを1水平期間遅延させた信号
が得られる。
らは、それらを1水平画素遅延された信号が得られるの
で、乗算器117〜120には現在の画素P(x,y)
の左P(x−1,y)、上P(x,y−1)、左上P
(x−1,y−1)に隣合った4つの画素の信号が2ク
ロック期間毎に得られる。
2クロック期間の内、最初のクロックでは、 X1=0、 X2=0、 X3=0、 X4=1、 となり、現在の画素の左上の画素の信号が取り出され
る。
5 となり、左上と上の画素の平均値が取り出される。
HCは出力されないため、上述と同じ水平位置において
は、同じ画素の信号が得られる。したがって、乗算器1
17〜120には前ラインと全く同じ信号が前ラインと
同じにRCLK2クロック期間ずつ入力される。
入力はその2クロック期間の内、最初のクロックでは、 X1=0、 X2=0.5、 X3=0、 X4=0.
5、 となり、現在の画素の左上の画素と左の画素の平均値の
信号が取り出される。
5、 X4=0.25、 となり、左上、上、左、現画素の4画素の平均値が取り
出される。
補間によって得られ画像が2倍に拡大される。なお、ズ
ーム信号ZOOMの値が2以外の時や、係数器109の
値が1でない場合には制御回路のVZOOM、HZOO
Mに上述と異なる値が入力されるが、上述の動作と同様
に加算器123の出力からは、入力信号を水平方向にH
ZOOM倍、垂直方向にVZOOM倍拡大してかつ1次
補間した画像が得られる。
と同様に色差信号R−Y、B−Yをズーム信号ZOO
M、及び係数器109の出力に応じて水平、垂直方向に
拡大した画像が得られる。なお、この例では、1次補間
補正により、画像の拡大及びクロックレートの変換を行
っているため、処理による画像の劣化を最小限に止める
ことができる。また、クロックレートの変換比率とズー
ム比率を独立に与えられるため、異なるクロックレート
を使用する場合にクロックレートの変換比率のみを変え
れば良く、回路の変更を必要としない。
ーム回路7の第2の例を示す詳細図である。前出の図と
同一、または相当部分には同一番号を付す。図3におい
て、130、131は113と同様のフレームメモリで
ある。
同様にVZOOMにはズーム信号ZOOMが入力され、
HZOOMにはズーム信号ZOOMに乗算器110で係
数器109の出力を乗じた値が入力されている。
メモリ113、130及び131の書き込み水平同期信
号イネーブルで、WCEはフレームメモリ113、13
0及び131の書き込みクロックイネーブルであり、そ
れぞれ、各々のフレームメモリに入力され、これらの動
作を制御している。
明を簡略にするために係数器109の出力が1でズーム
信号ZOOMが0.5である場合のY信号系の動作を説
明する。
間2Hに1回発生し、フィールドメモリ113では、2
水平期間にわたって同じ水平ラインの位置に信号が書き
込まれる。さらに、書き込みクロックイネーブル信号W
CEは、CCLK2クロックに1回ずつ発生されるの
で、入力2画素分ずつ同じ位置に書き込まれる。
イネーブルには水平同期信号HDが入力され、読み出し
クロックにはRCLKが入力されているため、入力画像
が水平及び垂直に1/2に縮小された画像が読み出され
る。このようにして、各画素の信号が1/2に間引かれ
ることにより画像が1/2倍に縮小される。
外の時や、係数器109の出力値が1でない場合には、
制御回路のVZOOM、HZOOMに上述と異なる値が
入力されるが、上述の動作と同様にフレームメモリ11
3の出力からは入力信号を水平方向にHZOOM倍、垂
直方向にVZOOM倍縮小した画像が得られる。
と同様に色差信号R−Y、B−YをZOOM及び係数器
109の出力に応じて水平、垂直方向に縮小した画像が
得られる。この場合、フレームメモリの他に外付け回路
を特に設けずに画像の拡大とクロックレートの変換が行
えるため、実装面積の減少、低消費電力化、低コスト化
が行える。
像の拡大及び縮小を行う例であるが、これらを組み合わ
せてスイッチで動作を切り換えるように構成することに
より縮小拡大が単一の回路で実現できる構成にすること
が容易である。この場合、制御回路、フィールドメモリ
は拡大、縮小で共通に使用するように構成すれば、図2
の回路にスイッチ回路を追加するのみで良いので、回路
の増大が少ない。
リの書き込み、読み出し動作を制御する手段を追加する
ことにより、スチルやストロボなどの特殊効果を行うよ
うに構成することも容易である。
図である。前出の図と同一または相当部分には同一番号
を付す。図4において、201は入力信号の利得を可変
するAGC回路、202は同期分離回路であり、入力さ
れる同期信号付きのディジタルY信号中から同期信号を
分離し、かつその同期信号と同期したクロックLCLK
を生成するためのものである。
COの切り換え信号に応じて入力信号を選択するスイッ
チ回路、205はスイッチ18、19、20と同様にC
/Lの切り換え信号に応じて、入力を切り換えるスイッ
チ回路である。なお、YC分離10及び色復調回路14
は、図1の場合と違って、ディジタル信号を扱うように
構成されている。
発生されるCAMERA/LINE信号、及びREC/
PB信号に応じてスイッチ18、19、20、24、2
5、26が切り換えられることにより、図1と同様に大
きく分けてカメラ記録、外部入力記録、再生の3つの動
作モードで動作する。次に、これらの各モードにおける
動作について順次説明する。
る。この場合、スイッチ18、19、10、205はC
AMERA(C)側に接続され、スイッチ24、25、
26はREC(R)側に接続されている。
動作は、図1の回路の場合と同様である。カメラ信号処
理回路6の出力の輝度信号Y、色差信号R−Y及びB−
Yは、スイッチ回路18、19、20を経由して電子ズ
ーム7に入力される。この時、カメラタイミング発生器
3から発生されたCCLKは、スイッチ205を経由し
て電子ズーム回路7に入力される。
にズーム端子17より入力されるズーム信号に応じた倍
率で拡大処理または縮小処理を行うと同時に、回路の前
半部分ではCCLKを用い、途中からディジタルレコー
ダ回路21の発生するRCLKを用いて、そのつなぎ目
でクロックレートの変換を行っている。その出力は、上
述と同様にディジタルレコーダ回路21に入力され、以
下図1の場合と同様に動作する。
る。この場合、スイッチ18、19、20、205はL
INE(L)側に接続され、スイッチ24、25、26
はREC(R)側に接続されている。
入力端子8より入力し、Y信号はスイッチ回路11を経
由して、AGC回路201において、後述する同期信号
SYNCに応じて同期信号部分を所定のレベルになるよ
うに信号レベルを調整され、その出力はADコンバータ
13によりAD変換される。
ルY信号は、まずスイッチ回路203、18を経由して
電子ズーム回路7に入力される。また、ディジタルY信
号は、同期分離202に入力され、同期信号SYNC及
びこれに同期した外部入力クロックLCLKが生成され
る。
号中の水平同期周波数及び色副搬送波の整数倍の周波数
になるようにフェーズロックトループ(PLL)等によ
り生成され、ADコンバータ13、15、YC分離回路
10、色復調回路14及びスイッチ回路205を経由し
て電子ズーム回路7に供給される。
ナンス信号Cは、ADコンバータ15によりAD変換さ
れディジタルクロミナンス信号となり、スイッチ204
を経由して色復調回路14に与えられ、ここで色差信号
R−Y、B−Yが復調され、それぞれスイッチ回路1
9、20を経由して電子ズーム回路7に入力される。
は、複合信号の外部入力端子9から入力され、スイッチ
回路11を経由してAGC回路201に与えられ、上述
と同様、同期信号SYNCに応じて同期信号部分を所定
のレベルになるように信号レベルを調整され、その出力
はADコンバータ13によりAD変換される。
は、YC分離回路10においてY及びCに分離され、そ
のうちYはスイッチ回路203、18を経由して電子ズ
ーム回路7に入力される。
ロミナンス信号Cはスイッチ回路204を経由して、色
復調回路14により上述と同様にディジタル色差信号R
−Y、B−Yとなる。その信号は、スイッチ回路19、
20を経由して電子ズーム回路7に入力される。
と同様に、ズーム端子17より入力されるズーム信号に
応じた倍率で拡大処理または縮小処理を行うと同時に、
回路の前半部分ではLCLKを用い、途中からディジタ
ルレコーダ回路21の発生するRCLKを用いて、その
つなぎ目ではクロックレートの変換を行っている。電子
ズーム回路7の出力は、上述と同様にディジタルレコー
ダ回路21に入力され、以下図1の場合と同様に動作す
る。
場合と同一の動作なので説明を省略する。この実施例の
構成においては、外部入力信号のうちS入力信号のY信
号、及び複合入力信号が同一のAGC回路によりレベル
調整されるため、外部入力信号のレベルが正規の値でな
かったり、またはレベルの変動があった場合にも画像の
劣化を抑えることができる。
ィジタル信号で行っているため、回路間の信号のクロス
トークや、回路部品の温度変化や個々のバラツキによる
特性の劣化や経時変化がない。
構成する場合、集積度が高く、低コストで低消費電力な
装置を実現できる。また、外部入力のためのADコンバ
ータが2個で良い。また、外部入力信号についても、カ
メラ撮影時と同じ拡大、縮小等の特殊効果を行うことが
できる。
中の電子ズーム回路7の一部の詳細例を示す。なお、図
5に示されている以外の部分は、図2または図3と同じ
である。
11、212はそれぞれ係数K1、K2を有する係数回
路である。ズーム入力端子102より入力されたズーム
信号ZOOMは、制御回路111へ垂直ズーム信号VZ
OOMとして入力されると同時に乗算器110に入力さ
れ、その出力は水平ズーム信号HZOOMとして制御回
路111に入力される。
2は、スイッチ回路210でカメラ/外部入力切り換え
信号に応じていずれかが選択され、上述の乗算器110
の他方の入力として入力される。
れるRCLK、HD、VD、VZOOM、HZOOMに
応じて補間係数X1、X2、X3、X4及びCE、RH
Dを発生して、図2または図3の場合と同様に動作して
拡大、縮小及びクロックレート変換の動作を行う。この
場合、カメラ記録モード、外部入力モードに応じて、適
切な比率でクロックレートを変換できる。また、その際
の回路の増加を最小限に抑えることができる。
を説明する。図6において、1は撮像レンズ、2はカラ
ー撮像素子であるCCD、4はサンプルアンドホール
ド、5はADコンバータである。
り、入力されたディジタル撮像信号から、輝度信号
Y0 、及びY0 より1水平期間(以下1H)遅延された
輝度信号Y1 、色信号YL ,CR ,CB を得るためのも
のである。
トリクス回路であり、入力された色信号YL ,CR ,C
B をマトリクス演算して原色信号R,G,Bを得るため
のものである。
写体照明光色温度に応じた係数を乗ずるホワイトバラン
ス回路、59は入力されたR,G,Bの各信号のそれぞ
れをガンマ補正するガンマ回路、60は入力されたR,
G,B信号より色差信号R−Y,B−Yを合成する色差
マトリクス、61は入力されたR−Y信号、B−Y信号
を色副搬送波で直交2相変調する変調回路である。
端子、64は減算器、65はゲイン可変、ベースクリッ
プ、ローパスフィルタ処理を含む垂直アパーチャ信号処
理回路(VAPC処理)、66は加算器、67はガンマ
回路、68はホワイト・ブラッククリップ回路、69は
遅延回路、70は同期加算器、71はY出力端子であ
る。
不図示の被写体像は撮像レンズ1によりCCD2の光電
変換面上に結像され、このCCD2によって光電変換さ
れ撮像信号として出力される。そして、次に、サンプル
アンドホールド回路4により連続化されるとともに、A
Dコンバータ5によりAD変換され、ディジタル撮像信
号となる。このディジタル撮像信号は、フィルタ色分離
ブロック55により、色信号YL ,CR ,CB 及び輝度
信号Y0,Y1 に変換される。
形成される。すなわち、CCD2の光電変換部の上に
は、Ye ,Cy ,Mg ,Gの4種の微少な色フィルタが
形成されている。CCD2は読み出しの際、インターレ
ース動作により、これを4つの組み合わせYe +Mg 、
Cy +G、Ye +G、Cy +Mg で加算して読み出す。
これらを便宜上Wr,Gb,Gr,Wb と呼ぶ。
演算して原色成分R,G,Bを得る。このようにして得
られたYL,CR,CB はローパスフィルタ56により低域
成分が取り出され、色分離マトリクスにより、入力信号
YL,CR,CB に対して、
G,Bを分離する。このようにして得たR,G,Bは、
ホワイトバランス回路58により、被写体照明光中の色
成分比の逆比を乗じて、白色被写体のRGBが1:1:
1になるよう調整し、ガンマ回路59で所定のガンマ補
正を行う。
により色差信号R−Y,B−Yを得、変調回路61で、
直交2相変調し、バースト加算器62でバースト信号を
加算する。そして、C出力端子63から直接出力される
か、あるいはDA変換された後、テレビジョンまたはV
TR等の外部機器に出力される。
Y0 ,Y1 出力信号は、まず減算器64によりY1 −Y
0 が得られ、この信号はVAPC処理65により、ゲイ
ン可変、ベースクリップ、ローパスフィルタの処理が行
われ、垂直アパーチャ信号が形成される。
とともに、ガンマ回路67によりガンマ補正され、ホワ
イト・ブラッククリップ68により、所定の白、黒レベ
ルでクリップされ、遅延回路69により遅延される。
8、59、60、61、62、63の各回路で形成され
る信号処理回路内の総遅延段数が、64、65、66、
67、68、69、70、71の各回路で形成される輝
度信号処理回路の総遅延段数より多くなるため、その差
の分の遅延量に設定される。その出力は、同期加算器7
0により、同期信号が付加され、Y出力端子21より前
述の信号と同様に外部機器に接続される。
55の一例を示す詳細図である。図7において、101
は1水平期間のディレイライン(1H D.L.),1
02、103、104、105、106、107、12
4、125、126、127、128、129はD型フ
リップフロップ等の遅延素子である。
112、113、114、130、131、132、1
33、134、135、136は係数器であって各々所
定の係数K1 〜K7 を有している。115、137は入
力されたすべての信号を合算する合算器、116、12
1、138は加算器、117、139は1/2の係数
器、118、119、122、123、140、141
はスイッチ回路、120及び142は減算器である。
ック55において、入力信号Sinは、まず、遅延素子1
02〜107により遅延され、Sin及びそれぞれの遅延
素子の出力は係数器108〜114によりそれぞれK1
〜K7 の係数が乗ぜられ、合算器115で合算されて輝
度信号Y0 が形成されて出力される。
3の出力は加算器116により加算され、係数器117
により1/2にされ、スイッチ回路18及び19により
遅延素子102の出力と切換信号S1 により交互に選択
される。この切換信号S1 は、CCD2の色フィルタの
配列に応じて水平走査クロックに同期して切り換える信
号である。
で加算され、YL が得られると同時に、減算器120に
より減算される。そして、減算器120の出力は、スイ
ッチ回路122、123により後述する減算器142の
出力と切換信号S2 に応じて交互に切り換えられ、CR
及びCB が形成されて出力される。
01により1水平期間遅延され、上述と同様に遅延素子
124〜129、係数器130〜136及び合算器13
7により、上述のY0 より1水平期間遅延された輝度信
号Y1 が生成されて出力される。
延素子125の出力は加算器138、係数器139を通
り、遅延素子124の出力と交互にスイッチ回路14
0、141で選択される。そして、次に、減算器142
で相互に減算され、上述したようにスイッチ回路12
2、123により減算器120の出力と交互に選択され
てCR,CB が形成されて出力される。
(Z)より得られる。 H1 (Z)=K1 +Z-1・K2 +Z-2・K3 +Z-3・K
4+Z-4・K5 +Z-5・K6 +Z-6・K7
K7 、K2 =K6 、K3 =K5 となる。この時、群遅延
時間としては3τ(τは遅延素子1段当たりの遅延時
間)となる。Y1 についても、水平方向に対しては3τ
と考えられる。また、YL ,CR ,CB については、非
線形回路(スイッチ回路)を含んでいるが、水平方向の
みについて考えた場合は、群遅延時間は1τと考えられ
る。したがって、YL ,CR ,CB はY0 ,Y1 より2
τ早く出力され、上述した遅延回路19の段数を減ずる
ことが出来る。
図である。なお、図8において、前出図と同一機能部に
は同一符号を付す。図8において、143は1Hのディ
レイライン、144は加算器、145は1/2の係数を
有する係数器である。
する2H遅延された信号と加算され、係数器145によ
り1/2にされた後、上述図7の時と同様に遅延素子1
02、係数器108、加算器116に入力される。ディ
レイライン101の出力は、上述図7の場合と同様に遅
延素子124、係数器130、加算器138に入力され
ると同時に1Hのディレイライン143に入力される。
らに1H遅延し、合計2H遅延した信号を出力し、これ
を上述のように加算器144でSin と加算する。以後
の動作は図7と同じである。
に対して、1H遅延された信号をS1H,2H遅延された
信号をS2Hとすると、色信号を発生するのに用いられる
信号はSin+S2H/2,S1Hになり、垂直方向の重心が
等しいので誤差による色のにじみ(偽色信号)の発生が
少ない。また、輝度信号の垂直輪郭信号も同様に重心が
合うので、垂直方向の画像のゆがみが少ない。
タルレコーダ回路により、画像の記録再生を行うとした
が、これに限らず、ディジタル信号を入力する方式の記
録再生装置であれば、本発明を実施可能である。
クと第2のクロックの比率に応じて上記ズーム倍率信号
を補正する演算手段を設けたので、撮像のためのクロッ
クレートと、記録のためのクロックレートの変換を同時
に行うことができる。また、本発明の他の特徴によれ
ば、電子ズーム手段内で周波数変換を行うようにしたの
で、上記電子ズーム手段内にある回路を共用して上記ク
ロックレートの変換回路を構成することが可能となり、
装置全体の構成を簡略化することができる。また、本発
明のその他の特徴によれば、上記第1のクロックと上記
第2のクロックのクロックレートの変換比率と、上記ズ
ーム倍率とをそれぞれ独立に変更することができるの
で、異なるクロックレートを使用する場合に、クロック
レートの変換比率のみを変えれば良く、変更するための
回路構成を最小限にすることができる。
の増大なく、ディジタル撮像信号処理回路を実現するこ
とができる。
である。
図である。
示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 被写体を撮像して画像信号を形成するた
めの撮像手段と、 上記撮像手段によって形成された画像信号を記録するた
めの記録手段と、 上記撮像手段によって形成された画像を電子的に拡大ま
たは縮小を行うための電子ズーム手段と、 上記電子ズーム手段における電子ズーム倍率を変更する
ためのズーム倍率信号を入力するズーム倍率信号入力手
段と、 上記撮像手段を駆動させるための第1のクロックを発生
する第1クロック発生手段と、 上記第1のクロックとは異なる周波数であり、上記記録
手段を駆動させるための第2のクロックを発生する第2
のクロック発生手段と、 上記第1のクロックと第2のクロックの比率に応じて上
記ズーム倍率信号を補正する演算手段とを設けたことを
特徴とする撮像記録装置。 - 【請求項2】 上記第1のクロックと上記第2のクロッ
クのクロックレートの変換比率と、上記ズーム倍率とを
それぞれ独立に変更可能にしたことを特徴とする請求項
1に記載の撮像記録装置。 - 【請求項3】 上記電子ズーム手段の入力側は上記第1
のクロックにより駆動され、上記電子ズーム手段の出力
側は上記第2のクロックにより駆動されることを特徴と
する請求項1に記載の撮像記録装置。 - 【請求項4】 上記電子ズーム手段に対して、上記撮像
手段によって形成された画像信号または外部から入力さ
れる外部入力信号の何れかに切換えるための切換え手段
を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像記録装
置。
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1993
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