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JP3257853B2 - 横型回転加熱装置 - Google Patents

横型回転加熱装置

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Publication number
JP3257853B2
JP3257853B2 JP05129493A JP5129493A JP3257853B2 JP 3257853 B2 JP3257853 B2 JP 3257853B2 JP 05129493 A JP05129493 A JP 05129493A JP 5129493 A JP5129493 A JP 5129493A JP 3257853 B2 JP3257853 B2 JP 3257853B2
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JP
Japan
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partition wall
axis
horizontal rotary
rotary heating
gas
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JP05129493A
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English (en)
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JPH06238160A (ja
Inventor
達 地崎
大藏 國井
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Chisaki Co Ltd
Original Assignee
Chisaki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Chisaki Co Ltd filed Critical Chisaki Co Ltd
Priority to JP05129493A priority Critical patent/JP3257853B2/ja
Publication of JPH06238160A publication Critical patent/JPH06238160A/ja
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉粒塊状の固体またはス
ラリー状、フィルターケーキ状、粘稠液状の産業上の原
料、中間原料あるいは廃棄物(以下、原料等という)を
加熱処理するにあたり、処理条件に好適な温度・雰囲気
・滞留時間を与えるとともに処理に必要な気体を原料等
の中に送入分散することにより物理的・化学的変化を高
能率・高効率で達成させ、環境汚染を起こすことなく高
い熱効率をもって長期間安定操業を行うに適した固体・
液体及びその混合物たる物質を加熱処理するための横型
回転加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】物理的あるいは化学的・生物学的変化を
利用して社会に有用な物質を経済的に供給するプロセス
産業においては、その原料等は常温において粉粒塊状、
フィルターケーキ状、スラリー状、あるいは粘稠液状の
物質を多量に発生するものがある。そのような物質を加
熱して、物理的・化学的変化を行わせて有用な中間材料
あるいは製品を得るための従来の技術として、間接加熱
を行なう横型回転炉がある。その例として図18に示さ
れるような装置が広く用いられている。
【0003】図18に示される装置において、1’は耐
熱金属板製の回転筒であり、該回転筒1’は両端にて軸
受3’に支持されており、水平に対し僅かに傾斜する中
心軸2’のまわりに回転するようになっている。加熱を
受けるべき原料等は、回転筒1’の一端部に設けられた
原料送入口4’を経て回転筒1’の高位置側の端部近傍
に送入された後、回転筒下方に向け層状になって回転筒
1’の回転に伴って転動し、順次低位置側の他端部に向
かってゆっくりと移動する。
【0004】上記回転筒1’は一般に同心の非回転外筒
6’により包囲されており、低位置側に設けられた送入
口5’から高温の燃焼ガスが送入され、上記回転筒1’
と外筒6’との間に形成された環状の流路7’を流れ、
高位置側に設けられた排出口8’から排気されるように
なっている。そして、上記燃焼ガスは流路7’を流れる
間に回転筒1’を加熱する。回転筒1’に伝達された熱
エネルギーはその底部で転動する原料等を必要温度まで
加熱する。その加熱によって発生した回転筒1’内の蒸
気あるいはガス体は回転筒1’の高位置側端部に設けら
れた開口9’を経て出口10’から次の工程に導かれ
る。一方、加熱によって蒸発・気化する成分を失い粉粒
状になった固体は回転筒1’の回転に伴って該回転筒
1’の低位置側端部からフード11’を経て粉粒体排出
口12’に落下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の装置は、目的たる加熱と製品の分離を、環境を汚
染することなく安全かつ連続的に遂行するにあたり、次
のような問題点がある。
【0006】(イ)〈供給原料の融着〉 前述のような原料等は加熱昇温の途中で液状となるもの
も多く、図18のような回転筒の中を下流に向け進行中
に、その温度範囲で回転筒内面に融着してしまい安定操
作を妨げるトラブルが発生し易い。また、スラリー状・
粘稠液状の原料等はそのまま供給すれば同様な問題が発
生するので、これに対処すべく、処理の終わった粉粒状
物質を予め混合処理した後で回転筒に送入するが、回転
筒内での進行が遅いためにやはり融着し易いという問題
がある。
【0007】(ロ)〈発生蒸気・ガスの漏洩〉 回転する回転筒を、内部の蒸気あるいはガス体の漏洩を
防止するために、両端にて密封する必要があるが、回転
筒1’の材料は一般に熱膨張の大きなものが使用されて
おり、例えば回転筒1’の高位置側端部を軸方向に対し
て固定すれば、回転筒1’の低位置側の端部は加熱時に
熱膨張により軸方向に大きく変位し、そのためにフード
11’との間の密封を完全にすることは困難である。こ
れは特に、発生蒸気・ガス中に有害成分を含む場合に問
題となる。また、回転筒の両端を別個の配管で次工程の
ラインと接続しているので、誤操作によって回転筒1’
の低位置側端部における不完全な密封箇所から外界の空
気を吸い込む可能性があり、これは直ちに爆発につなが
るので危険である。
【0008】(ハ)〈厚い回転筒〉 図18の回転筒1’は燃焼ガスによって加熱されて高温
になるので強度が著しく低下する。かかる状態で、両端
支持の回転筒中に重い材料を転動させる場合の応力に対
して十分安全な構造にするためには、回転筒1’の板厚
を十分大きくする必要が生じ、コストの高い耐熱材料を
多く使用することとなり、また回転駆動力も大きなもの
が要求される。
【0009】(ニ)〈少ない充填率〉 図18の回転筒1’は水平に対して僅かに傾斜する中心
軸まわりの回転によって粉粒体の層を転動することによ
って下方に進行させるが、粉粒体層の体積が回転筒容積
に対して占める割合すなわち占有率は約10〜15%程
度であってかなり小さい。回転筒出口に堰を作り、かつ
中心軸の傾斜角度を小さくすれば回転筒空間に対する粉
粒体の占有率を上げることはできるが、回転筒の回転に
よって転動するのは粉粒層の回転筒に接する面及び粉粒
層表面近傍の粉粒体だけになり、粉粒層の中心部付近に
おける粉粒体の混合と加熱は不十分になってくる。
【0010】本発明は、かかる従来装置がかかえていた
問題を解決し、原料等を間接的に加熱する場合に、充填
率が高く、環境汚染を起こすことなく安全・安定で高能
率な連続操業ができて、しかも建設費の廉価な横型回転
加熱装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、回転軸線がほぼ水平で少なくとも該軸線方向の一
端に開口部を有する回転自在な筒状体と、該筒状体の内
部空間を複数に区分する上記軸線を含む平面にほぼ平行
平坦面を有する仕切壁と、軸線に対して傾斜して軸方
向に配設されるように該仕切壁に取り付けられた複数の
ガイド板とを有し、加熱処理されるべき物質たる粉粒塊
状固体を上記開口部から送入して加熱処理後にこれを取
り出す横型回転加熱装置において、上記仕切壁の一部あ
るいは全部の内部を気体通路空間とし、仕切壁表面の一
部の面あるいは全面に気体の噴気孔あるいは噴気板を設
け、該面に接触する粉粒塊状固体層中に粉粒塊状固体の
物理的変化あるいは化学反応に必要とする気体を上記噴
気孔から噴気可能としたことにより達成される。
【0012】
【作用】加熱処理されるべき物質たる粉粒塊状固体は送
入口から筒状体内に供給されるが、筒状体は軸線まわり
に回転しており、この回転中に、上記粉粒塊状固体は仕
切壁の一面により片方にもち上げられた後に落下する。
その際、粉粒塊状固体はガイド板に案内されつつ滑落す
る。したがって、ガイド板の上端部から下端部へ滑落し
ながらガイド板の傾斜方向に向け前進する。筒状体中の
粉粒塊状固体の層は、仕切壁の一面によって片方にもち
上げられてから滑落するまでの間は仕切壁の該面に接し
ているので該面に設けられた複数個の噴気孔あるいは噴
気板から噴出した気体が該粉粒塊状固体層の中を流通し
て各粒子の表面に拡散する。その結果、粉粒塊状固体と
気体間の物理的変化あるいは化学反応が速やかに進行
し、加熱処理に要する時間を著しく短縮させる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面にもとづき本発明の実施例を
説明する。
【0014】〈第一実施例〉図1において、軸線1のま
わりに筒状体2が軸受(図示せず)によって回転自在に
支持されている。該筒状体2は一端に加熱処理を受ける
べき原料としての粉粒塊状固体の投入口2A、他端に取
出口2Bを有している。該筒状体2は軸線1に沿って延
び、図示の回転位置にあっては紙面と平行に位置する中
空の仕切壁3によって複数の内部空間、図示の場合は一
つの仕切壁3によって二つの内部空間が形成されてい
る。上記仕切壁3の左端には空気等の気体の送気管4が
接続されており、上記仕切壁3の中空空間に気体を送入
する。該気体は仕切壁3の一部の面あるいは全面にわた
って設けられた複数個の噴気孔5を通じて噴出し筒状体
2の内部に送気される。また上記仕切壁3の両表面には
複数個のガイド板6が図1において同方向に傾斜して配
列されている。該ガイド板6の形状・数・角度は熱処理
条件によって適宜決定される。
【0015】図2は図1の仕切壁3およびガイド板6を
説明するための部分破断斜視図であり、矢印7は気体の
送入される方向を示す。送入気体は仕切壁3内部の空間
を通り、複数個の噴気孔5から噴出する。
【0016】仕切壁の一部の面あるいは全面に設けられ
る噴気孔5は必ずしも図1,図2に示される配置のもの
に限らず、例えば正三角形配置の噴気孔でもよいし、ま
た噴気孔5自体も種々の形状が可能で、例えばスリット
状であっても差し支えない。また噴気孔のかわりに図3
のように仕切壁の壁を二枚の板8,10で形成し、内板
8に開口9を形成し、金網あるいは多孔質の板11を取
り付け、さらに上記金網あるいは多孔質の板11の上
に、図3のごとく複数個の噴気孔5を有する外板10を
重ねて構成することもできる。また、その場合、外板1
0を省略してもよい。
【0017】図4は図1の回転加熱装置における粉粒塊
状固体の運動の様子を示す説明図である。
【0018】筒状体2を図1の左端側から見て時計まわ
りに該筒状体が回転している場合を考えると、図1にお
ける筒状体2の中に形成される粉粒塊状固体層の状態は
図4の状態[I]のようになる。なお、図4において、
CおよびDは仕切壁3によって区分された二つの筒状体
内部空間を示し、12および13はそれぞれ空間Cおよ
びDに存在する粉粒塊状固体層を示す。
【0019】図4の状態[I]から90度回転すると状
態[II]のようになり、仕切壁3の内部から噴気孔5を
通じて噴出する気体は空間C中の粉粒塊状固体層12の
中を流通するので、層内の固体と気体とが効果的に接触
する。さらに約45度以上回転すると仕切壁3の上面に
のっている粉粒塊状固体層Cは図4の状態[III]及び
[IV]のごとく仕切壁3上を滑落するが、該仕切壁3に
は図2に示されたガイド板6が配設されているので、滑
落するときには該ガイド板の傾斜している方向に粉粒塊
状固体層が前進する。すなわち、上記状態[II]〜[I
V]への回転により、粉粒塊状固体層12は図1におい
て左端から右端の方向へ移動する。
【0020】一方、空間D内の粉粒塊状固体層13は、
空間Dが上方に位置した後に図4の状態[II]〜[IV]
の空間Cと同じ状態となる際に、ガイド板6は図1にお
いて仕切壁3の紙面裏側から手前側にくるようになり、
その傾斜は逆方向となる。したがって、空間D中の粉粒
塊状固体層13はガイド板6に沿って仕切壁3上を滑落
する際に図1において右端から左端の方向に移動する。
すなわち図1において粉粒塊状固体層は、筒状体2の軸
線1のまわりの回転にともない、仕切壁3の左端と右端
の間で循環する。そして、循環の際に、熱処理された粉
粒塊状固体の一部が取出口2Bから落下して製品として
取り出される。
【0021】かかる本実施例において、筒状体2が軸線
1のまわりを回転するにともない、空間C及びD中の粉
粒塊状固体層12及び13は、図4における仕切壁3の
一面によって上方に掻き上げられ、該面が水平の位置か
ら傾斜するのに伴い滑落する。その滑落するまでの間
に、仕切壁3の該面から噴出する気体が粉粒塊状固体層
12及び13の下方から該層中を貫流し、該層中の粉粒
塊状固体と良く接触するようになる。
【0022】<第二実施例>本実施例では、ガイド板6
が図5に見られるように紙面に直角な一方から見た場合
に互いに逆方向となるような傾斜をもって仕切壁3の両
側に取付けられている点で図1の第一実施例と異なる
が、他の構成は図1のものと同じである。上記仕切壁3
の両側のガイド板6は、仕切壁のどちらの面が上方を向
く位置にきても、共に同じ方向に傾斜をもつようになる
ので、粉粒塊状固体は常に前進する。そして取出口2B
から排出される。なお、上記ガイド板の取付状況が図6
にて斜視図で示されている。
【0023】かくして本実施例では、投入口2Aから投
入された粉粒塊状固体は取出口2Bに到達するまでの間
に、上記仕切壁3に設けられた噴気孔5からの気体と良
く接触し熱処理を受けた後、上記取出口2Bから製品と
して取り出される。
【0024】<第三実施例>前述の第一及び第二実施例
では、仕切壁3の内部は一つの空間で両面の噴気孔に連
通していたが、本実施例では図7に示すごとく内部に上
記両面に平行な分離板14が設けられ、各面の側に独立
した二つの空間が形成されている点に特徴がある。かか
る本実施例によれば、一方の面が上方に向け位置した
時、この一方の面上に粉粒塊状固体が層をなすが、その
際、該噴気孔5が該粉粒塊状物によって塞がれても、気
体が他方の面の噴気孔に逃げて上記一方の面の噴気孔5
から噴気しづらくなるという影響を受けず、上記一方の
面の噴気孔への十分なる気体の供給が可能となる。ま
た、本実施例において、送気管4の内部を、上記二つの
空間と分離してそれぞれ連通するように軸線を含む面で
仕切4Aを設けて二つの送気系とし、上方に位置する面
の側の空間にのみ送気するように弁をもって開閉するこ
ととすれば気体供給源の能力は半分でよくなる。
【0025】<第四実施例>第一ないし第三実施例のも
のは、一つの仕切壁により筒状体の内部は二つの空間に
仕切られていたが、本実施例では複数の仕切壁により三
つ以上の空間に仕切られている点に特徴がある。
【0026】図8は軸線に対し直角な面での筒状体2の
断面図であり、筒状体2の内部空間を十字状の仕切壁3
によって四つに区分する場合の例である。仕切壁3の内
部は気体の通路空間として互いに連通しており、仕切壁
の各面に形成された噴気孔(図示せず)から気体を筒状
体2の内部空間に噴出する。仕切壁3の各面上に配設す
るガイド板6の形状・数・角度は使用条件に応じ適宜設
定され、例えば、その傾斜方向も区分空間内の粉粒塊状
固体層が水平の位置から傾斜して滑落する際に移動させ
たい方向によって決められる。図8の場合、四つの区分
空間内のガイド板が、筒状体が回転して同じ位置にきた
とき(例えば6の位置)に傾斜方向が同じであれば、粉
粒塊状固体層は各区分空間内で軸線に関し同じ方向に前
進する。例えば一区分空間についてだけが他の区分空間
のガイド板の傾斜方向と逆になるように配設すれば、そ
の区分空間内中の粉粒塊状固体層は軸線に関し他の三区
分空間と反対の方向に前進する。
【0027】図9は複数個の十字状仕切壁の内部を分離
板14によって各面に対応して分離した例であり、他の
分離板15によって仕切壁の各面に対して独立に気体を
送入することのできる構成である。その際、各区分空間
内に在る粉粒塊状固体層と送入気体との接触を効率良く
実施するために、第三実施例で述べたごとく仕切壁の各
部に別々に位相をずらして周期的に気体を送入すること
も可能である。
【0028】<第五実施例>前述の第一実施例ないし第
四実施例では平板状の仕切壁を用いる例を示したが、仕
切壁は必ずしも平板状のものに限らず、筒状体の軸線方
向に延びる面をなすものであれば図10のように円筒状
のものであってもよい。図10は内部が気体の通路とし
ての空間になっていて、一部の面あるいは全面に噴気孔
5をもつ平板状の仕切壁3と、軸線1にほぼ平行な円筒
状仕切壁16および該円筒状仕切壁16の内部に設置さ
れた平板状の仕切壁17によって構成される仕切壁アセ
ンブリーの例を示す。矢印7は気体の送入方向を示し、
送入気体は平板状の仕切壁3の内部の気体通路空間を通
り、複数の噴気孔5から筒状体の内部空間に噴出する。
なお、本実施例では、仕切壁3の両面にはガイド板6お
よび6’が、また、円筒状仕切壁16内の平板状仕切壁
17の両面には軸線に対して傾斜するガイド板18およ
び18’が設けられており、該ガイド板18と18’の
傾斜方向は逆になっている場合が示されている。
【0029】かかる仕切壁アセンブリーを内置する本実
施例装置を図10の左端側からみて時計まわり方向に回
転すると、仕切壁3の両側の区分空間に在る粉粒塊状固
体層は、回転にともなって図10の仕切壁3の両端の間
で循環する。粉粒塊状固体層の一部は図10の仕切壁ア
センブリーの右端にて円筒状仕切壁16の中に進入し、
平板状仕切壁17および軸線に対して傾斜して配設され
ているガイド板18および18’の作用により円筒状仕
切壁16の左端から排出される。図10の仕切壁3は内
部が一つの気体通路空間になっている場合であるが、必
ずしもこれに限らず、例えば図7のように気体通路空間
が分離板14によって区分されていて、仕切壁3の両面
の噴気孔5に位相をずらして周期的に気体を送入させる
こともできる。
【0030】図11は図10に示す仕切壁アセンブリー
を筒状体2の内部に設置した本実施装置の軸線に直角な
面での断面図であり、内部が気体の通路になっている平
板状の仕切壁3と、円筒状仕切壁16内に設置された平
板状仕切壁17とは平行に位置している場合の例であ
る。平板状仕切壁17の位置は必ずしも図11のものに
限らず、例えば図12のように仕切壁3と直交する面に
設けられたものであっても、あるいはその中間の角度の
ものであっても差し支えない。
【0031】<第六実施例>図10に示された前実施例
の仕切壁アセンブリーは、筒状体2の内部において、筒
状体の両端部の間に粉粒塊状固体層を軸線に沿って循環
させる間に噴気孔あるいは噴気板から噴出する気体と接
触させ、その一部を筒状体の一端付近から他端に送り出
すためのものであるが、必ずしもそれに限らず例えば第
六実施例としての図13のように循環している粉粒塊状
固体層の一部を円筒体2内で一方向に前進させて押し出
し流れとし、物理的変化あるいは化学反応の終了に必要
な時間だけ滞留させ、しかる後に上記円筒体2内に設け
られた円筒状仕切板16の内部を通して他端から排出さ
せることもできる。
【0032】図13の装置を詳説すると、図において軸
線1のまわりに筒状体2が軸受(図示せず)によって回
転自在に支持されている。該筒状体2は軸線1に沿って
延び紙面と平行に位置する前後二つの仕切壁3および1
9によって前部及び後部にて複数の内部空間を形成して
いる。その際、仕切壁3と19は図13に示すように軸
方向に間隔をもって設置されている。必要によっては仕
切壁3と仕切壁19の一部は連結していても差し支えな
い。一方の仕切壁3の両面にはガイド板6が配設され、
両面におけるガイド板の傾斜方向は例えば図2のように
紙面に直角な一方から見た時に両面で同じである。他方
の仕切壁19の一面にはガイド板20が配設されるが、
その形状・数・角度は任意であり、必ずしも仕切壁3の
両面に配設した上記ガイド板6と同じである必要はな
い。そして仕切壁19の他面にはガイド板20’が配設
されるが、その傾き等の状態は図6に示されるものと類
似している。但し、20と20’は図10に示すように
紙面に直角な位置方向から見た場合、傾斜の方向が逆に
なっている。
【0033】上記円筒体2内には円筒状仕切壁16が設
けられており、その内部に平板状仕切壁17が設置され
ている。該仕切壁17の両面にガイド板18,18’が
配設されており、その形状・数・角度は任意である。但
し18と18’は図10に示すように紙面に直角な位置
方向から見た場合傾斜の方向が逆になっている。
【0034】かかる本実施例装置では、原料等は空間に
固定する部材21に設けられた投入口22から、軸線1
のまわりに回転する筒状体の一端に設けられた送入口2
Aを通じて筒状体2の内部空間に送入される。仕切壁3
によって区分された筒状体内部の粉粒塊状固体層は、軸
線1のまわりの筒状体2の回転に伴って軸線に沿い仕切
壁3の両端の間に循環流を形成するので、上記送入口2
Aから送入された原料等は循環する粉粒塊状固体層の中
に混合し分散させられる。
【0035】仕切壁3と仕切壁19の間の空間内の粉粒
塊状固体層23は、その大部分が軸線1のまわりの筒状
体2の回転(図13の例では左端側からみて時計まわり
の回転)に伴い、仕切壁3とガイド板6の作用によって
原料等の送入口2Aの方向に戻るようにして循環移動す
るが、一部分は空間24にて筒状体2の回転に伴い、仕
切壁19とガイド板20,20’の作用により、筒状体
2の右端に向かって前進して右端内の空間24に到達す
る。さらに筒状体2の回転に伴い円筒状仕切板16の内
部に進入し、平板状仕切壁17とその両側の面に配設す
るガイド板18,18’の作用により、円筒状仕切板1
6の内部を、左端の方向に戻るように流れ、円筒状仕切
板16の出口25から外部に排出される。
【0036】図13には図示していないが、噴気孔ある
いは噴気板は仕切壁3および仕切壁19の一方あるいは
両方について、一部の面あるいは全面に設けられ、物理
的変化あるいは化学反応に必要な気体を粉粒塊状固体層
中に噴出する。
【0037】図13の場合の仕切壁アセンブリーの構造
は必ずしも図10〜12のように筒状体2と円筒状仕切
壁16の間の環状空間を二つに区画する場合に限らず、
例えば図14のように複数個の平板状仕切壁3を用いて
筒状体2と円筒状仕切壁16の間の空間を複数個に区分
してもよい。この際仕切壁3の一部の面あるいは全面に
複数個の噴気孔5あるいは噴気板を設け、仕切壁3内の
気体通路空間から気体を噴出させ、区分空間内中の粉粒
塊状固体層の中を流通させることができる。
【0038】図14の仕切壁3の内部はそれぞれ一つの
気体通路空間になっているが、必ずしもこれに限らず、
例えば図15のように仕切壁3の内部に分離板14を設
け、仕切壁3の両面に設けた噴気孔あるいは噴気板に送
る気体を別々に送入し、仕切壁3内の各区分空間に対し
て位相をずらし周期的に気体を送入することができる。
【0039】<第七実施例>図7に示された第三実施例
においては、分離板を仕切壁の内部に設けて、仕切壁内
部空間を一方及び他方の面の側の二つの区分空間とし、
一方の面が上方にそして他方の面が下方に向いたとき
に、上記一方の面の噴気孔からの噴気が弱くならないよ
うにしたが、本実施例では上記分離板を可動にしたこと
に特徴を有している。
【0040】本実施例における仕切壁3は、図16(ガ
イド板は省略してある)に断面が示されるように、内部
に該仕切壁3の厚み方向に延びるガイド柱30が適宜個
所に複数設けられている。該ガイド柱30には上記仕切
壁3に平行な分離板31が上下に案内されて自重により
落下可能に設けられている。なお、分離板31は、複数
の噴気孔5が設けられている領域をカバーすることが好
ましいが、必ずしも一枚で形成されていることを要せ
ず、上記領域を適宜複数域に区分してカバーするように
複数枚としても良い。尚、本実施例において、ガイド柱
は必須のものではない。
【0041】かかる本実施例の仕切壁3が筒状体の回転
にともない回転すると、上記分離板31は上記仕切壁3
が180°回転するごとに上記ガイド柱30に案内され
て落下する。したがって、上方に位置する一方の面の噴
気孔5は開となり、下方に位置する他方の面の噴気孔5
は閉となる。その結果、一方の面の噴気孔5にのみ気体
の圧力が作用して、噴気は弱まることなく効果的に一方
の面上の粉粒塊状固体層内に流入する。本実施例によれ
ば、一方の面の噴気孔のみに気体圧を作用させるために
切換弁を用いることもないので周辺装置が簡単化される
と共に、仕切壁内部を二つの空間に仕切らずとも良いの
で、図1装置にくらべて上記可動分離板31の分だけ厚
くすればよく、仕切壁は全体的にコンパクトに納まる。
また、上記可動分離板31が落下の際、仕切壁の下方の
面に対し衝撃力を与えたり、また気体を圧するので噴気
孔に付着していた粉粒塊状固体を落下せしめ、目詰り防
止ができるという有利性もある。
【0042】次に、図17に示すように、可動分離板3
1の両面に溝部32を形成するならば、該分離板31が
落下移動の際、仕切壁の内面に密着して移動しづらいと
いうこともなくなる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、内部
が気体通路空間になっており、その一部の面あるいは全
面に噴気孔あるいは噴気板を設け、さらに軸線に対し傾
斜するガイド板を配設しているので、原料等の処理に応
じて筒状体中に大きな充填率をもって存在する粉粒塊状
固体層に循環流あるいは押し出し流れを最適条件に沿う
ように実現させることができる。さらに原料等の物理的
変化あるいは化学反応に必要な気体を粉粒塊状固体層の
必要な場所に送入してその中を流通させることができる
ので、粉粒塊状固体の加熱による物理的変化あるいは化
学反応の終了に要する時間が短縮され、しかも粉粒塊状
固体粒子群は押し出し流れの状態で移動させることがで
きるので、実質的に短時間で加熱処理を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例装置の軸線を含む面での断
面図である。
【図2】図1装置の仕切壁・ガイド板および噴気孔を示
す斜視図である。
【図3】図1装置の平板状仕切壁の一部の面あるいは全
面に作られる噴気孔構造の例を示す部分拡大断面図であ
る。
【図4】図1装置の軸線に対して直角な断面図であり、
回転に伴って粉粒塊状固体層が移動する状態を示す。
【図5】第二実施例装置の軸線を含む面での断面図であ
る。
【図6】図5装置の仕切壁・ガイド板および噴気孔を示
す斜視図である。
【図7】第三実施例装置として平板状仕切壁の両面に別
々に気体を送入する分離板を示す斜視図である。
【図8】第四実施例装置としての仕切板を示す断面図で
ある。
【図9】第四実施例の他の例を示す断面図である。
【図10】第五実施例として噴気孔を有する平板状仕切
壁と円筒状仕切壁によって構成された仕切壁アセンブリ
ーを示す斜視図である。
【図11】図10装置の仕切壁アセンブリーを筒状体中
に設置したものを示す断面図である。
【図12】第五実施例の他の例を示す断面図である。
【図13】第六実施例として互いにはなれている平板状
の仕切壁と、円筒状仕切壁とによって構成される仕切壁
アセンブリーが筒状体中に設置された状態を示す、軸線
を含む面での断面図である。
【図14】第六実施例に適用可能な仕切壁アセンブリー
の他の例を示す断面図である。
【図15】第六実施例に適用可能なさらに他の例を示す
断面図である。
【図16】第七実施例を示す断面図である。
【図17】第七実施例に適用可能な分離板の要部を示す
断面図である。
【図18】従来装置を示す軸線を含む面での断面図であ
る。
【符号の説明】
1 軸線 2 筒状体 2A 投入口(開口部) 3 仕切壁 5 噴気孔 6,6’ ガイド板 9 開口部分 11 金網(多孔質部材) 12,13 粉粒塊状固体層 14,15 分離板 16 円筒状仕切壁 17 平板状仕切壁 18,18’ ガイド板 20,20’ ガイド板 22 投入口(開口部) 23 粉粒塊状固体層 30 ガイド柱 31 分離板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 19/00 301 B01J 15/00 F27B 7/20

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸線がほぼ水平で少なくとも該軸線
    方向の一端に開口部を有する回転自在な筒状体と、該筒
    状体の内部空間を複数に区分する上記軸線を含む平面
    ほぼ平行な平坦面を有する仕切壁と、軸線に対して傾斜
    して軸方向に配設されるように該仕切壁に取り付けられ
    た複数のガイド板とを有し、加熱処理されるべき物質た
    る粉粒塊状固体を上記開口部から送入して加熱処理後に
    これを取り出す横型回転加熱装置において、上記仕切壁
    の一部あるいは全部の内部を気体通路空間とし、仕切壁
    表面の一部の面あるいは全面に気体の噴気孔あるいは噴
    気板を設け、該面に接触する粉粒塊状固体層中に粉粒塊
    状固体の物理的変化あるいは化学反応に必要とする気体
    を上記噴気孔から噴気可能としたことを特徴とする横型
    回転加熱装置。
  2. 【請求項2】 仕切壁の内部を気体の通路とし、その表
    面の一部の面あるいは全面に複数の開口部分を設けてそ
    の上に金網あるいは多孔質の板部材を取り付けることに
    よって形成される噴気板を有することとする請求項1に
    記載の横型回転加熱装置。
  3. 【請求項3】 仕切壁の内部を気体の通路とし、その表
    面の一部の面あるいは全面に複数の開口部分を設けてそ
    の上に金網あるいは多孔質の板部材を取り付け、さらに
    その上に、複数の小孔を有する固体板を取り付けること
    によって形成される噴気板を有することとする請求項1
    に記載の横型回転加熱装置。
  4. 【請求項4】 回転軸線に対して傾斜する複数のガイド
    板を配設する平板状仕切壁と、回転軸線にほぼ平行な筒
    状仕切壁とを有し、該筒状仕切壁の内部に回転軸線にほ
    ぼ平行な平板状仕切壁を設け、該平板状仕切壁の両面に
    軸線に対して傾斜する複数のガイド板を配設することと
    する請求項1に記載の横型回転加熱装置。
  5. 【請求項5】 回転軸線の軸方向の二位置にそれぞれ設
    けられた平板状仕切壁と、回転軸にほぼ平行な筒状仕切
    壁とを有し、一方の平板状仕切壁には軸線まわりの筒状
    体の回転によって内在する粉粒塊状固体が該仕切壁に両
    端間に循環するような傾斜方向をもつ複数のガイド板を
    配設し、他方の平板状仕切壁には粉粒塊状固体が軸線ま
    わりの回転によって一方向に併進するような傾斜方向を
    もつ複数のガイド板を配設し、筒状仕切壁の内部には回
    転軸線にほぼ平行な平板状仕切壁を設け、その両面に軸
    線に対して傾斜する複数のガイド板を配設することとす
    る請求項1に記載の横型回転加熱装置。
  6. 【請求項6】 回転軸線に対して傾斜する複数のガイド
    板を配設する平板状仕切壁の内部を気体通路空間とし、
    仕切壁表面の一部の面あるいは全面に噴気孔を設け、仕
    切壁内部の気体通路空間に上記面に平行な分離板を設け
    ることとする請求項1に記載の横型回転加熱装置。
  7. 【請求項7】 分離板により仕切られた上記仕切壁の両
    面側の区分空間のそれぞれに気体を別々に送入可能とな
    っていることとする請求項6に記載の横型回転加熱装
    置。
  8. 【請求項8】 分離板は自重によって仕切壁の両面の一
    方側に自由に移動可能となっていることとする請求項6
    に記載の横型回転加熱装置。
  9. 【請求項9】 分離板はガイド柱によって案内されてい
    ることとする請求項8に記載の横型回転加熱装置。
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