JP3246393U - 封筒 - Google Patents

Abstract

【課題】風鈴の日本らしさを維持しつつ、携帯性及び贈呈性に優れた紙製の疑似の風鈴を含む封筒を提供する。【解決手段】折り紙形式で折り畳むことで正六面体の疑似風鈴本体を構成するとともに、折り紙方式で折り畳んだうえで正六面体の疑似風鈴本体に膨らませたときの天地方向が容易に認識し得るように、少なくとも隣接する縦四面の図柄或いは文字が適正方向を向くように、一面に図柄或いは文字を印刷した正方形の折り紙本体２’と、折り紙本体２’から疑似風鈴本体を構成した後に一端部を結び付ける紐体３と、紐体３の他端部に結び付けられる紙製の短冊４と、が封筒１に同封されている。【選択図】図２

Description

本考案は、封筒に係わり、特に、紙製の疑似の風鈴を含む封筒に関する。

従来から、ガラス又は金属制の風鈴本体に紐を垂らし、その紐の下端に紙製の短冊を結び付けることによって、風の抵抗を受けて風鈴本体が鳴動する風鈴が周知である。

また、このような風鈴には、弱い風にても音が鳴るように風受けを帆状とした風鈴（特許文献１参照）や、紙製の短冊に変えてビニール風船を用いた風鈴（特許文献２参照）等が知られている。

特許６６７１６５５号公報 実公平０２－０１６３９９号公報

一方、例えば、近年の外国における所謂日本ブームにより、日本らしいグッズ等が人気となっている。

しかしながら、上述した風鈴は、持ち運ぶには嵩張る・重い・壊れやすいなど、お土産として持ち帰る、或いは、プレゼントとして送るには不便が生じていた。

本考案の目的は、風鈴の日本らしさを維持しつつ、携帯性及び贈呈性に優れた紙製の疑似の風鈴を含む封筒を提供することにある。

上記課題を解決するため、本考案は、折り紙形式で折り畳むことで正六面体の疑似風鈴本体を構成するよう一面に図柄或いは文字を印刷した正方形の折り紙本体と、前記折り紙本体から前記疑似風鈴本体を構成した後に一端部を結び付ける紐体と、前記紐体の他端部に結び付けられる紙製の短冊と、を含む封筒である。

本考案によれば、風鈴の日本らしさを維持しつつ、携帯性及び贈呈性に優れた紙製の疑似の風鈴を含む封筒を提供することができる。

紙製風鈴の説明図である。 本考案に係る封筒を示し、（Ａ）は封筒及び同封される内容物の説明図、（Ｂ）は内容物を同封した封筒の正面図、（Ｃ）は内容物を同封した封筒の背面図、である。 本考案に係る封筒に用いられる折り紙本体を示し、（Ａ）は折り畳み前の折り紙本体の正面図、（Ｂ）は折り畳み後かつ膨らませた状態の折り紙本体の斜視図、である。 本考案に係る封筒に用いられる他の図柄の一例を示し、漢字を用いた折り紙本体の正面図、（Ｂ）は折り畳み後かつ膨らませた状態の折り紙本体の斜視図、である。 本考案に係る封筒の他の例を示し、（Ａ）は折り紙本体を封筒とした場合の説明図、（Ｂ）は封筒の縁部を切り離して展開した状態の正面図、である。

次に、本考案の一実施形態に係る封筒について、図面を参照して説明する。

図１において、封筒（図２参照）１には、折り紙形式で折り畳むことで正六面体に構成される疑似風鈴本体２と、疑似風鈴本体２に一端部を結び付ける紐体３と、紐体３の他端部に結び付けられる紙製の短冊４と、を含む。

一方、図２に示すように、封筒１には、これら疑似風鈴本体２として適用可能となるように折り紙方式の基づいて折り畳まれた状態（膨らませる前）の正面視略亀甲状の折り紙本体２’と、紐体３と、短冊４と、が同封されるようになっている。

折り紙本体２’は、図３（Ａ）に示すように、折り畳み前には正方形状を呈しており、その一面には、例えば、外国人でも日本を想定し得るような周知性の高い図柄（例えば、着物を着た女性、浮世絵、富士山など）が印刷されているとともに、図３（Ｂ）に示すように、折り畳んで疑似風鈴体２として略正六角形に含まらせた際には、その天地方向が容易に認識し得るように、少なくとも隣接する縦四面の図柄が適正方向を向くように印刷されている。

ここで、折り紙本体２’は、図４（Ａ）に示すように、折り畳み前には正方形状を呈しており、その一面には、例えば、外国人に人気の高い漢字（かな・カナを含む）等の文字が印刷されているとともに、図４（Ｂ）に示すように、折り畳んで疑似風鈴体２として略正六角形に含まらせた際には、その天地方向が容易に認識し得るように、少なくとも隣接する縦四面の図柄が適正方向を向くように印刷されている。

なお、これらを一つのキットとして販売等をする場合には、封筒１は密閉状態とはされず、例えば、手紙等を追加同封可能とされている。

また、折り紙本体２’は、周知の折り紙手順で折り畳みが完了した状態では折り目が露出しているため、この折り目が見えないように折り返すことで図柄や文字の美的視認性を向上することができる。

そして、封筒１は、図２（Ｂ）に示すように、表面側は、切手、あて先、差出等の記入が可能な紙面となっており、図２（Ｃ）に示すように、裏面側は、同封された折り紙本体２’の図柄或いは文字が認識し易いように透明フィルムとなっている。

このように、風鈴の日本らしさを維持しつつ、携帯性及び贈呈性に優れた紙製の疑似の風鈴を含む封筒１を提供することができる。

なお、近年では、折り紙を折ることにより、その楽しさ、知恵の発育、数学的な応用知識の向上等を期待することができるとして、海外においても学校授業に採用されている地域もある。

そこで、図５（Ａ）に示すように、封筒１として、図柄或いは文字を印刷した一面側を内面として半折りされた折り紙本体２で構成するとともに、封筒１の半折りの辺を除く周囲３辺が折り紙本体２’から分離可能となるように糊付けされることで袋状（上辺は既存の封筒のように手紙等の同封が可能なように後付け）とし、紐体３、短冊４、及び折り方の手順を図説する説明書５、等を同封してもよい。この際、封筒１にミシン目（又は、切り取り線）１ａを設けてもよい。

これにより、図５（Ｂ）に示すように、３辺を切り取った後には、半折りの辺を展開して（袋状の際の）内面側に図柄等が印刷された正方形の折り紙本体２’を用いて、自身で疑似風鈴本体２を折り畳んで構成することができる。

なお、本考案は、上述した各構成に限定されるものではない。例えば、図２（Ｂ）では封筒１の表面側を不透明な紙等で構成し、図２（Ｃ）では封筒１の裏面側を（無色）透明なフィルム（透明体）で構成したものを開示したが、疑似風鈴本体２の図柄が視認可能な程度に裏面側の一部を透明なフィルム（透明体）で構成してもよい。

また、例えば、封筒１の全体を有色透明、例えば、トレーシングペーパー等の白色透明な材質（透明体）を用いて構成することも可能である。

さらに、店舗等で販売する場合には、図２に示した封筒１と、折り紙本体２’と、紐体３と、短冊４と、をセットとして別途透明フィルム等（図示せず）に封止した状態で販売することも可能である。

以上、添付図面を参照しながら本考案の実施の形態について詳細に説明した。しかしながら、本考案の技術的思想の範囲は、ここで説明した実施の形態に限定されないことは言うまでもない。本考案の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の技術的思想の範囲内において、様々な変更や修正、組み合わせなどを行うことに想到できることは明らかである。したがって、これらの変更や修正、組み合わせなどの技術も、当然に本考案の技術的思想の範囲に属するものである。

１ 封筒
２ 疑似風鈴本体
２’ 折り紙本体
３ 紐体
４ 短冊

Claims (4)

1. 折り紙形式で折り畳むことで正六面体の疑似風鈴本体を構成するよう一面に図柄或いは文字を印刷した正方形の折り紙本体と、
   前記折り紙本体から前記疑似風鈴本体を構成した後に一端部を結び付ける紐体と、
   前記紐体の他端部に結び付けられる紙製の短冊と、
   を含むことを特徴とする封筒。
2. 請求項１に記載の封筒において、
   前記折り紙本体の一面には、折り紙方式で折り畳んだうえで正六面体の疑似風鈴本体に膨らませたときの天地方向が容易に認識し得るように、少なくとも隣接する縦四面の図柄或いは文字が適正方向を向くように印刷されている、
   ことを特徴とする封筒。
3. 請求項２に記載の封筒において、
   前記封筒の少なくとも一部が透明体から構成され、
   前記折り紙本体は、折り紙形式で正面視亀甲状に折り畳まれかつ折り目が見えない状態で前記透明フィルムを透かして図柄或いは文字が視認可能に封入されている、
   ことを特徴とする封筒。
4. 請求項２に記載の封筒において、
   前記折り紙本体は、前記図柄或いは文字を印刷した一面側を内面として半折りされ、かつその周囲が分離可能となるように糊付けされることで袋状とされている、
   ことを特徴とする封筒。

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