JP3242434B2 - カテーテル - Google Patents
カテーテルInfo
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- JP3242434B2 JP3242434B2 JP00515392A JP515392A JP3242434B2 JP 3242434 B2 JP3242434 B2 JP 3242434B2 JP 00515392 A JP00515392 A JP 00515392A JP 515392 A JP515392 A JP 515392A JP 3242434 B2 JP3242434 B2 JP 3242434B2
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内視鏡やカテーテル等の可撓管の
湾曲機構として、湾曲部内に形状記憶合金製ワイヤ(以
下SMAワイヤと称する)をループさせて配置し、この
SMAワイヤを通電加熱することで、SMAワイヤを収
縮させて湾曲部を湾曲させるものが知られている。
湾曲機構として、湾曲部内に形状記憶合金製ワイヤ(以
下SMAワイヤと称する)をループさせて配置し、この
SMAワイヤを通電加熱することで、SMAワイヤを収
縮させて湾曲部を湾曲させるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
可撓管の湾曲機構では、SMAワイヤへの通電時の熱が
湾曲部の外側から生体組織に伝熱し、体腔内壁が火傷を
起すという虞れがあり、生体への安全性を確保するのが
難しいという問題がある。
可撓管の湾曲機構では、SMAワイヤへの通電時の熱が
湾曲部の外側から生体組織に伝熱し、体腔内壁が火傷を
起すという虞れがあり、生体への安全性を確保するのが
難しいという問題がある。
【0004】また、過度の加熱を防止するために、例え
ばカテーテルのチャンネル内に冷却水を供給する冷却方
法が用いられているが、この場合、冷却水供給用のポン
プ等を設ける必要があり、構造が複雑化すると共に製作
コストが上るという問題がある。
ばカテーテルのチャンネル内に冷却水を供給する冷却方
法が用いられているが、この場合、冷却水供給用のポン
プ等を設ける必要があり、構造が複雑化すると共に製作
コストが上るという問題がある。
【0005】本発明は上記課題に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、簡単な構造で生体へ
の熱的安全性を確保できるカテーテルを提供することに
ある。
であり、その目的とするところは、簡単な構造で生体へ
の熱的安全性を確保できるカテーテルを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】前記課題を解決
するために、請求項1に記載された発明は、生体内に挿
入されるカテーテルにおいて、少なくとも1つ以上のル
ーメンが形成された樹脂製のカテーテル本体と、前記カ
テーテル本体に形成された所定のルーメンにおける、前
記カテーテル本体と生体との接触部に対応する部位に配
設され、所定の牽引力を受けて前記カテーテル本体の先
端湾曲部を湾曲駆動するアングルワイヤと、前記カテー
テル本体に形成された所定のルーメンにおける、前記カ
テーテル本体と生体との非接触部に対応する部位に配設
され、所定の熱エネルギにより前記アングルワイヤを牽
引駆動する形状記憶合金ワイヤからなる駆動手段と、前
記駆動手段を通電加熱する通電加熱手段とを有すること
を特徴とする。また、請求項2に記載された発明は、生
体内を観察する内視鏡のチャンネルを介し、該チャンネ
ルより突出して生体内に挿入されるカテーテルにおい
て、少なくとも1つ以上のルーメンが形成された、前記
内視鏡の前記チャンネルに挿通可能な樹脂製のカテーテ
ル本体と、前記カテーテル本体を前記内視鏡の前記チャ
ンネルから突出させた時、該突出した部位に対応する所
定のルーメン内に配設され、所定の牽引力を受けて前記
カテーテル本体を湾曲駆動するアングルワイヤと、前記
アングルワイヤと同一のルーメン内であって、前記カテ
ーテル本体を前記内視鏡の前記チャンネルから突出させ
た時、該チャンネル内に留まる部位に対応するルーメン
内に配設され、所定の熱エネルギにより前記アングルワ
イヤを牽引駆動する形状記憶合金ワイヤからなる駆動手
段と、前記駆動手段を通電加熱する通電加熱手段とを有
することを特徴とする。
するために、請求項1に記載された発明は、生体内に挿
入されるカテーテルにおいて、少なくとも1つ以上のル
ーメンが形成された樹脂製のカテーテル本体と、前記カ
テーテル本体に形成された所定のルーメンにおける、前
記カテーテル本体と生体との接触部に対応する部位に配
設され、所定の牽引力を受けて前記カテーテル本体の先
端湾曲部を湾曲駆動するアングルワイヤと、前記カテー
テル本体に形成された所定のルーメンにおける、前記カ
テーテル本体と生体との非接触部に対応する部位に配設
され、所定の熱エネルギにより前記アングルワイヤを牽
引駆動する形状記憶合金ワイヤからなる駆動手段と、前
記駆動手段を通電加熱する通電加熱手段とを有すること
を特徴とする。また、請求項2に記載された発明は、生
体内を観察する内視鏡のチャンネルを介し、該チャンネ
ルより突出して生体内に挿入されるカテーテルにおい
て、少なくとも1つ以上のルーメンが形成された、前記
内視鏡の前記チャンネルに挿通可能な樹脂製のカテーテ
ル本体と、前記カテーテル本体を前記内視鏡の前記チャ
ンネルから突出させた時、該突出した部位に対応する所
定のルーメン内に配設され、所定の牽引力を受けて前記
カテーテル本体を湾曲駆動するアングルワイヤと、前記
アングルワイヤと同一のルーメン内であって、前記カテ
ーテル本体を前記内視鏡の前記チャンネルから突出させ
た時、該チャンネル内に留まる部位に対応するルーメン
内に配設され、所定の熱エネルギにより前記アングルワ
イヤを牽引駆動する形状記憶合金ワイヤからなる駆動手
段と、前記駆動手段を通電加熱する通電加熱手段とを有
することを特徴とする。
【0007】
【0008】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0009】図1は本発明の第1の実施例に係わる湾曲
機構を適用したカテ−テルを示している。このカテーテ
ルの本体は可撓管1で形成され、この可撓管1はポリウ
レタン製のマルチルーメンチューブで構成されている。
可撓管1には、細径スコープやガイドワイヤ等を挿通し
たり、送液や吸引を行なうためのチャンネル2が設けら
れている。さらに、アングルワイヤ12と形状記憶合金
製ワイヤ10(以下SMAワイヤと称する)を収容した
ルーメン3が形成されている。
機構を適用したカテ−テルを示している。このカテーテ
ルの本体は可撓管1で形成され、この可撓管1はポリウ
レタン製のマルチルーメンチューブで構成されている。
可撓管1には、細径スコープやガイドワイヤ等を挿通し
たり、送液や吸引を行なうためのチャンネル2が設けら
れている。さらに、アングルワイヤ12と形状記憶合金
製ワイヤ10(以下SMAワイヤと称する)を収容した
ルーメン3が形成されている。
【0010】カテーテルの可撓管1の先端側には湾曲部
4が設けられ、その後側には外被チューブ11が被覆さ
れている。湾曲部4内には一対の上記アングルワイヤ1
2がルーメン3の中に挿通され、可撓管1の先端部のカ
シメ部5で固定されている。アングルワイヤ12の基端
は、先端がU字形に曲げられたSMAワイヤ10と接続
部7で接続されている。このSMAワイヤ10は、生体
腔内と接触しない非生体挿入部14内に配置されてい
る。また、接続部7は駆動部6に形成された空所内に移
動自在に収容されている。
4が設けられ、その後側には外被チューブ11が被覆さ
れている。湾曲部4内には一対の上記アングルワイヤ1
2がルーメン3の中に挿通され、可撓管1の先端部のカ
シメ部5で固定されている。アングルワイヤ12の基端
は、先端がU字形に曲げられたSMAワイヤ10と接続
部7で接続されている。このSMAワイヤ10は、生体
腔内と接触しない非生体挿入部14内に配置されてい
る。また、接続部7は駆動部6に形成された空所内に移
動自在に収容されている。
【0011】アングルワイヤ12とSMAワイヤ10
は、一般にレーザ溶接により接続されるが、その他、S
MAワイヤ10の先端部にメッキを施してハンダ付けし
たり、機械的に結合することも可能である。また、SM
Aワイヤ10の基端は通電用ワイヤ8にカシメ部9で接
続され、通電用ワイヤ8の手元部に接続された通電制御
装置(図示せず)から電流を流してSMAワイヤを通電
加熱し、その熱によりSMAワイヤを収縮させるように
なっている。本実施例のSMAワイヤ10は2方向性の
形状記憶合金からなり、Ti−Ni合金やCu−Zn−
Al合金等の各種材料が使用可能であるが、特にTi−
Ni合金が好適である。
は、一般にレーザ溶接により接続されるが、その他、S
MAワイヤ10の先端部にメッキを施してハンダ付けし
たり、機械的に結合することも可能である。また、SM
Aワイヤ10の基端は通電用ワイヤ8にカシメ部9で接
続され、通電用ワイヤ8の手元部に接続された通電制御
装置(図示せず)から電流を流してSMAワイヤを通電
加熱し、その熱によりSMAワイヤを収縮させるように
なっている。本実施例のSMAワイヤ10は2方向性の
形状記憶合金からなり、Ti−Ni合金やCu−Zn−
Al合金等の各種材料が使用可能であるが、特にTi−
Ni合金が好適である。
【0012】なお、上記通電制御装置(図示せず)は、
通電量を調整可能に構成され、通電量の調整はPWM通
電が好適である。
通電量を調整可能に構成され、通電量の調整はPWM通
電が好適である。
【0013】図4に示すように上記カテーテルの本体
は、三つのチューブで構成されている。まず、カテーテ
ルの生体挿入部13はポリウレタンで形成され、図4
(b)に示すように、アングルワイヤ12を挿通するル
ーメン3aとチャンネル2を構成するルーメンの3ルー
メンのチューブが用いられている。図4(c)に示すよ
うに、カテ−テルの駆動部6は、生体挿入部13と等し
いカテーテルの外径とチャンネル径を有しているが、ル
ーメン3bの形状は楕円形で、接続部7で折り返された
2本のSMAワイヤ10が挿通可能となっている。しか
し、SMAワイヤ10はある程度長くなるとルーメン3
b内で絡み、ショートしてしまう恐れがある。そこで、
カテーテルの駆動部6以外の非生体挿入部14では、図
4(d)で示すように、SMAワイヤ10は一本ごとに
ルーメン3cの中に挿通されている。また、非生体挿入
部14は、通電加熱時のSMAワイヤ10の熱に耐える
マルチルーメンチューブが必要である。そのため、テフ
ロン等の耐熱性のあるマルチルーメンチューブが使用さ
れている。
は、三つのチューブで構成されている。まず、カテーテ
ルの生体挿入部13はポリウレタンで形成され、図4
(b)に示すように、アングルワイヤ12を挿通するル
ーメン3aとチャンネル2を構成するルーメンの3ルー
メンのチューブが用いられている。図4(c)に示すよ
うに、カテ−テルの駆動部6は、生体挿入部13と等し
いカテーテルの外径とチャンネル径を有しているが、ル
ーメン3bの形状は楕円形で、接続部7で折り返された
2本のSMAワイヤ10が挿通可能となっている。しか
し、SMAワイヤ10はある程度長くなるとルーメン3
b内で絡み、ショートしてしまう恐れがある。そこで、
カテーテルの駆動部6以外の非生体挿入部14では、図
4(d)で示すように、SMAワイヤ10は一本ごとに
ルーメン3cの中に挿通されている。また、非生体挿入
部14は、通電加熱時のSMAワイヤ10の熱に耐える
マルチルーメンチューブが必要である。そのため、テフ
ロン等の耐熱性のあるマルチルーメンチューブが使用さ
れている。
【0014】なお、上記アングルワイヤとSMAワイヤ
の接続を容易かつ確実に行うため、図2に示すようにア
ングルワイヤ15をリング状にして生体挿入部17内に
配置すると共に、リング状のアングルワイヤ15とSM
Aワイヤ16とを交差させて接続しても良い。このよう
に構成すると、カテーテルの本体は2種類のチューブで
形成され、カテーテルの駆動部19は図4(c)に示す
駆動部6と同様な構成になり、SMAワイヤ16が通電
加熱によって自由に伸縮することができる。
の接続を容易かつ確実に行うため、図2に示すようにア
ングルワイヤ15をリング状にして生体挿入部17内に
配置すると共に、リング状のアングルワイヤ15とSM
Aワイヤ16とを交差させて接続しても良い。このよう
に構成すると、カテーテルの本体は2種類のチューブで
形成され、カテーテルの駆動部19は図4(c)に示す
駆動部6と同様な構成になり、SMAワイヤ16が通電
加熱によって自由に伸縮することができる。
【0015】また、生体挿入部17と非生体挿入部18
は、図4(d)のような構造になっている。生体挿入部
17に設けられるアングルワイヤ15の先端部は、カテ
ーテル本体と同じ材質ポリウレタンに覆われ固定される
ので、通電加熱時にSMAワイヤ16が収縮し、アング
ルワイヤ15が引っぱられ、カテーテルの先端部を湾曲
させる。なお、カテーテル本体は、ポリウレタン以外に
ポリエチレン、シリコン、フッ素樹脂等が使用可能であ
る。
は、図4(d)のような構造になっている。生体挿入部
17に設けられるアングルワイヤ15の先端部は、カテ
ーテル本体と同じ材質ポリウレタンに覆われ固定される
ので、通電加熱時にSMAワイヤ16が収縮し、アング
ルワイヤ15が引っぱられ、カテーテルの先端部を湾曲
させる。なお、カテーテル本体は、ポリウレタン以外に
ポリエチレン、シリコン、フッ素樹脂等が使用可能であ
る。
【0016】次に、第1の実施例の作用について説明す
る。
る。
【0017】図3は、本実施例のカテーテルを側視型の
内視鏡23のチャネル24内を通して膵管21等の体腔
内に挿入した状態を示している。
内視鏡23のチャネル24内を通して膵管21等の体腔
内に挿入した状態を示している。
【0018】このカテーテル内に配置されたSMAワイ
ヤ10に図示しない通電制御装置より、通電用ワイヤ8
を介して通電を行う。その結果、SMAワイヤ10は、
通電加熱により収縮し、このSMAワイヤ10の収縮動
作によって、一本のアングルワイヤ10が引かれて湾曲
部4が所望の方向に湾曲する。なお、カテーテルの駆動
部6内にある上記空所の長さは、SMAワイヤ10が最
大収縮しても接続部7が空所の端部に接触しないように
する。
ヤ10に図示しない通電制御装置より、通電用ワイヤ8
を介して通電を行う。その結果、SMAワイヤ10は、
通電加熱により収縮し、このSMAワイヤ10の収縮動
作によって、一本のアングルワイヤ10が引かれて湾曲
部4が所望の方向に湾曲する。なお、カテーテルの駆動
部6内にある上記空所の長さは、SMAワイヤ10が最
大収縮しても接続部7が空所の端部に接触しないように
する。
【0019】上記湾曲部4は、外被チューブ11が被覆
されていないために他の部分よりも柔軟性を有してい
る。従って、SMAワイヤ10の収縮による湾曲は、こ
の湾曲部4のみに限定され、外被チューブ11は湾曲し
ない。また、通電加熱により高温となるSMAワイヤ1
0は、内視鏡23のチャンネル24内に位置するため、
外被チューブ11外側への伝熱は、チャンネル24内に
とどめられる。よって、生体内壁と接触する生体挿入部
13には、1本のアングルワイヤ10だけが位置し、加
熱されないので、生体内壁に熱による悪影響を与えるこ
とがない。
されていないために他の部分よりも柔軟性を有してい
る。従って、SMAワイヤ10の収縮による湾曲は、こ
の湾曲部4のみに限定され、外被チューブ11は湾曲し
ない。また、通電加熱により高温となるSMAワイヤ1
0は、内視鏡23のチャンネル24内に位置するため、
外被チューブ11外側への伝熱は、チャンネル24内に
とどめられる。よって、生体内壁と接触する生体挿入部
13には、1本のアングルワイヤ10だけが位置し、加
熱されないので、生体内壁に熱による悪影響を与えるこ
とがない。
【0020】図5は、本発明の第2の実施例に係わる湾
曲機構を適用した内視鏡の湾曲部を示している。
曲機構を適用した内視鏡の湾曲部を示している。
【0021】この内視鏡挿入部の本体は、マルチルーメ
ンチューブで構成され、その湾曲部35はポリウレタン
からなり、駆動部から後側はSMAワイヤの加熱に耐え
る耐熱性を必要とするため、テフロンで形成されてい
る。また、対物レンズ30、ライトガイドファイバ31
が固定される内視鏡の先端部32は、電気絶縁性のセラ
ミックス、プラスチック等の材料で形成されている。
ンチューブで構成され、その湾曲部35はポリウレタン
からなり、駆動部から後側はSMAワイヤの加熱に耐え
る耐熱性を必要とするため、テフロンで形成されてい
る。また、対物レンズ30、ライトガイドファイバ31
が固定される内視鏡の先端部32は、電気絶縁性のセラ
ミックス、プラスチック等の材料で形成されている。
【0022】この内視鏡の湾曲部35内には、一対のア
ングルワイヤ26がルーメンの中に挿通され、内視鏡の
先端部32でカシメ部25によって固定されている。ま
た、アングルワイヤ26の手元側は、内視鏡挿入部内に
設けられた駆動部27において、先端がU字形に曲げら
れたSMAワイヤ28と接続部29で接続されている。
なお、アングルワイヤ26とSMAワイヤ28は、第1
実施例と同様の方法で接続されている。
ングルワイヤ26がルーメンの中に挿通され、内視鏡の
先端部32でカシメ部25によって固定されている。ま
た、アングルワイヤ26の手元側は、内視鏡挿入部内に
設けられた駆動部27において、先端がU字形に曲げら
れたSMAワイヤ28と接続部29で接続されている。
なお、アングルワイヤ26とSMAワイヤ28は、第1
実施例と同様の方法で接続されている。
【0023】SMAワイヤ28の後端は、図示しない通
電用ワイヤに接続されている。また、内視鏡先端部32
内に配置された対物レンズ30は、イメージガイド33
の前方に配置され、イメージガイド33は、図示しない
後方の接眼部まで延出している。さらに、イメージガイ
ド33と同じく内視鏡挿入部内に配置されたライトガイ
ド31は、内視鏡先端部32から挿入部を通って外部に
ある図示しない光源装置に接続されている。
電用ワイヤに接続されている。また、内視鏡先端部32
内に配置された対物レンズ30は、イメージガイド33
の前方に配置され、イメージガイド33は、図示しない
後方の接眼部まで延出している。さらに、イメージガイ
ド33と同じく内視鏡挿入部内に配置されたライトガイ
ド31は、内視鏡先端部32から挿入部を通って外部に
ある図示しない光源装置に接続されている。
【0024】本実施例では、内視鏡挿入部内に配置され
ているSMAワイヤ28に図示しない通電制御装置によ
り通電すると、SMAワイヤ10は、通電加熱により収
縮し、このSMAワイヤ10の収縮動作によって、片側
のアングルワイヤ26が引かれて湾曲部35が所望の方
向に湾曲する。その場合、通電加熱により高温となるS
MAワイヤ28は、内視鏡挿入部のル−メン内に位置す
るため、SMAワイヤ28の熱はル−メン内にとどめら
れる。よって、生体内壁と接触する挿入部の外面は加熱
されないので、生体内壁に対する熱による悪影響を防止
することができる。
ているSMAワイヤ28に図示しない通電制御装置によ
り通電すると、SMAワイヤ10は、通電加熱により収
縮し、このSMAワイヤ10の収縮動作によって、片側
のアングルワイヤ26が引かれて湾曲部35が所望の方
向に湾曲する。その場合、通電加熱により高温となるS
MAワイヤ28は、内視鏡挿入部のル−メン内に位置す
るため、SMAワイヤ28の熱はル−メン内にとどめら
れる。よって、生体内壁と接触する挿入部の外面は加熱
されないので、生体内壁に対する熱による悪影響を防止
することができる。
【0025】本発明は上記実施例によって限定されるこ
となく、様々な内視鏡やカテ−テル等に適用することが
できる。
となく、様々な内視鏡やカテ−テル等に適用することが
できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカテーテ
ルによれば、簡単な構成で生体への熱的安全性を確保す
ることができる。特に、本発明カテーテルは、その本体
が樹脂製であり、そのルーメン内に形状記憶合金を配設
するため、形状記憶合金に対する電気的絶縁のための構
成を敢えて付加する必要がない。したがって、挿入部分
の外径細径化を確保しつつ生体への熱影響を排除でき
る。
ルによれば、簡単な構成で生体への熱的安全性を確保す
ることができる。特に、本発明カテーテルは、その本体
が樹脂製であり、そのルーメン内に形状記憶合金を配設
するため、形状記憶合金に対する電気的絶縁のための構
成を敢えて付加する必要がない。したがって、挿入部分
の外径細径化を確保しつつ生体への熱影響を排除でき
る。
【図1】本発明の第1実施例に係わるカテ−テルの先端
部を示す構成図である。
部を示す構成図である。
【図2】図1に示すカテ−テルの先端部分の変形例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図3】第1実施例に係わるカテ−テルの使用状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】(a)は図1に示すカテ−テルの先端部分の構
成を示す分解略図、(b)は生体挿入部の断面図、
(c)は駆動部の断面図、(d)は生体非挿入部の断面
図である。
成を示す分解略図、(b)は生体挿入部の断面図、
(c)は駆動部の断面図、(d)は生体非挿入部の断面
図である。
【図5】本発明の第2実施例に係わる内視鏡の先端部を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
1…可撓管、4…湾曲部、10…SMAワイヤ(駆動部
材)、12…アングルワイヤ、13…生体挿入部、14
…非生体挿入部。
材)、12…アングルワイヤ、13…生体挿入部、14
…非生体挿入部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 A61M 25/01
Claims (2)
- 【請求項1】 生体内に挿入されるカテーテルにおい
て、 少なくとも1つ以上のルーメンが形成された樹脂製のカ
テーテル本体と、 前記カテーテル本体に形成された所定のルーメンにおけ
る、前記カテーテル本体と生体との接触部に対応する部
位に配設され、所定の牽引力を受けて前記カテーテル本
体の先端湾曲部を湾曲駆動するアングルワイヤと、 前記カテーテル本体に形成された所定のルーメンにおけ
る、前記カテーテル本体と生体との非接触部に対応する
部位に配設され、所定の熱エネルギにより前記アングル
ワイヤを牽引駆動する形状記憶合金ワイヤからなる駆動
手段と、 前記駆動手段を通電加熱する通電加熱手段と、 を有することを特徴とするカテーテル。 - 【請求項2】 生体内を観察する内視鏡のチャンネルを
介し、該チャンネルより突出して生体内に挿入されるカ
テーテルにおいて、 少なくとも1つ以上のルーメンが形成された、前記内視
鏡の前記チャンネルに挿通可能な樹脂製のカテーテル本
体と、 前記カテーテル本体を前記内視鏡の前記チャンネルから
突出させた時、該突出した部位に対応する所定のルーメ
ン内に配設され、所定の牽引力を受けて前記カテーテル
本体を湾曲駆動するアングルワイヤと、 前記アングルワイヤと同一のルーメン内であって、前記
カテーテル本体を前記内視鏡の前記チャンネルから突出
させた時、該チャンネル内に留まる部位に対応するルー
メン内に配設され、所定の熱エネルギにより前記アング
ルワイヤを牽引駆動する形状記憶合金ワイヤからなる駆
動手段と、 前記駆動手段を通電加熱する通電加熱手段と、 を有することを特徴とするカテーテル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00515392A JP3242434B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | カテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00515392A JP3242434B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | カテーテル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05184528A JPH05184528A (ja) | 1993-07-27 |
JP3242434B2 true JP3242434B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=11603327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00515392A Expired - Fee Related JP3242434B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | カテーテル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3242434B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3623894B2 (ja) * | 1999-04-13 | 2005-02-23 | ペンタックス株式会社 | 体内留置型内視鏡 |
JP4960320B2 (ja) * | 2008-08-07 | 2012-06-27 | トキコーポレーション株式会社 | アクチュエータ |
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