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JP3129764B2 - 回転コンベア - Google Patents

回転コンベア

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Publication number
JP3129764B2
JP3129764B2 JP03154914A JP15491491A JP3129764B2 JP 3129764 B2 JP3129764 B2 JP 3129764B2 JP 03154914 A JP03154914 A JP 03154914A JP 15491491 A JP15491491 A JP 15491491A JP 3129764 B2 JP3129764 B2 JP 3129764B2
Authority
JP
Japan
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rotating body
rotating
belt
motor
sanitary napkin
Prior art date
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Application number
JP03154914A
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JPH0585530A (ja
Inventor
昭彦 坂
秀記 大河内
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP03154914A priority Critical patent/JP3129764B2/ja
Publication of JPH0585530A publication Critical patent/JPH0585530A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3129764B2 publication Critical patent/JP3129764B2/ja
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  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Special Conveying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、順次搬送される物品の
所定数を数えてその所定数量を供給する計数供給装置等
の物品の移送装置に用いられる回転コンベアに関し、特
に、生理用ナプキン等の軟質物品を所定位置へ搬送する
回転コンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の回転コンベアにおいて
は、図6に示すように、回転ベルト50を4箇所のプー
リ51、52、53、54に掛け渡し、生理用ナプキン
2が供給される供給位置fのプーリ51及び排出位置g
手前のプーリ52はそれぞれモータにより駆動される駆
動プーリとなっており、テンション用プーリ52がシリ
ンダ55により、テンション用プーリ54がシリンダ5
6にて、それぞれ移動可能な構成となっている。そし
て、生理用ナプキン2を排出位置gにて排出する際に
は、駆動プーリ53の駆動を停止し、これによって、入
口側駆動プーリ51との間における回転ベルト50の張
力が緩むと、図中二点鎖線で示すよう、張力保持用のシ
リンダ55にてプーリ52が移動し、相対的に排出位置
gにおける回転ベルト50の駆動を停止させて、その間
に排出位置gで生理用ナプキン2を排出している。ま
た、特開平2−43132号公報にも同様な技術が開示
されている。
【0003】更に、図7に示す従来の回転コンベアにお
いては、2個のモータ61、62が駆動ベルト57を介
して回転駆動体58、59を駆動するようになってお
り、これによりテンション用プーリ52、53が駆動さ
れるようになっている。そして、一方のモータ62の駆
動を停止させ、これによってテンション用プーリ52、
53との間で緩んだ駆動ベルト57の張力を調節して、
回転駆動体58、59を二点鎖線で示す位置に移動さ
せ、テンション用プーリ52、53を図中破断線で示す
ように水平移動させるものである。尚、テンション用プ
ーリ52、53は、駆動ベルト57によって回転駆動さ
れる回転駆動体58、59にて回転駆動されるととも
に、その位置がこれらの回転駆動体58、58と一緒に
水平移動されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示す前
者の従来技術は、プーリ52、54をそれぞれ別個のシ
リンダ55、56によって、それぞれ移動させて回転ベ
ルトの張力を調節する構成であるから、排出側の駆動プ
ーリ53の停止、駆動のタイミングの調節及び駆動プー
リ51の駆動停止(例えば、物品が投入されない歯抜け
時の停止)等のタイミング調節が困難であり、回転ベル
ト50全体の動きを悪くさせている。このため、従来の
回転コンベアにあっては、回転ベルト50に振動や、ダ
ブツキを発生させ、結果的に、物品の計数処理を確実且
つ高速に処理できないという問題点があった。
【0005】図7に示す後者の従来技術にあっては、回
転ベルト50の張力調節のために排出位置側のテンショ
ン用駆動プーリ52を移動させると、供給位置側のプー
リ51における回転ベルトの接触角がaだけ変化する。
このとき、供給位置側のプーリ51が駆動プーリでない
ために、供給位置側における回転ベルト50の移動速度
が変化し、物品の投入のタイミイグを悪化させる。よっ
て、この従来技術においても、前者の従来技術と同様に
物品の計数処理を確実且つ高速に処理できないという問
題点がある。
【0006】従って、本発明の目的は、物品の計数処理
を確実且つ高速にできる回転コンベアを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、供給位置にお
いて供給された物品を排出位置へ搬送し、該物品を排出
位置において排出する回転ベルトと、該回転ベルトを駆
動する第1の回転体と、該第1の回転体を一定の回転速
度で回転駆動する第1のモータと、第2の回転体及び第
3の回転体を軸支すると共に、該第2の回転体及び第3
の回転体を結ぶ回転ベルトの直線状の軌道に沿ってスラ
イド移動可能に配置された揺動フレームと、該第2の回
転体を駆動する第2のモータとを備え、上記回転ベルト
は上記第1の回転体、第2の回転体及び第3の回転体に
掛け渡され、上記第1の回転体により一定の搬送速度で
送り出されており、上記第2のモータの駆動を制御し、
上記第1の回転体により駆動される回転ベルトの一定の
搬送速度に対する、上記第2の回転体の周速度を相対的
に変化させることにより、上記第2の回転体及び第3の
回転体とともに上記揺動フレームを上記回転ベルトの進
行方向に対して前後に移動させるようにしたことを特徴
とする回転コンベアを提供することによって、上記目的
を達成したものである。
【0008】
【作用】回転ベルトは、第1のモータによる第1の回転
体の駆動によって駆動され、第2の回転体と第3の回転
体とを通過して回転移動する。そして、供給位置におい
て回転ベルトに順次物品が供給され、該物品は排出位置
へ搬送されて、ここで排出される。
【0009】物品の搬送時には、第2のモータの駆動を
制御して、第2の回転体を第1回転体の周速度と同じ速
度で回転させる。物品の排出時には、該第2の回転体の
周速度を上記第1の回転体の周速度より遅い周速度で回
転させる。これによって、該第2の回転体は上記フレー
ムとともに、回転ベルトの張力に順じてスライド移動す
る。このとき排出位置では回転ベルトの速度が減速又は
停止されるので、この間に物品を排出する。
【0010】物品の排出後は、第2のモータを制御して
第2の回転体の周速度を第1の回転体の周速度より速い
速度で回転させる。これにより、第1の回転体側の張力
が高められ且つ第3の回転体側の張力が緩められるの
で、第2の回転体及び第3の回転体は、揺動フレームと
一緒に第3の回転体側に移動するとともに回転ベルトに
よる物品の搬送を行う。
【0011】このような動作が繰り返されて、供給位置
にて供給された物品が、排出位置で、同時に数個づつ連
続的に排出される。
【0012】
【実施例】以下に、添付図面の図1〜図5を参照しなが
ら、本発明の実施例による回転コンベアを備えた物品の
計数供給装置を例に用い、該計数供給装置に備えられて
いる物品の供給装置及び物品の排出装置と共に説明す
る。計数供給装置1は、供給位置fにて物品としての生
理用ナプキン2を順次供給する物品の供給装置Aと、供
給された生理用ナプキン2を受け取り、該生理用ナプキ
ン2の所定数量を計数して、物品の排出位置へ搬送する
本発明の回転コンベアBと、該物品の排出位置gにて計
数された物品を排出する物品の排出装置Cとから構成さ
れている。
【0013】物品の供給装置Aは、図2に示すように、
略等間隔に配置された多数の羽根11aにより形成され
る多数のポケット12を有する回転ベルト11が掛け渡
され該回転ベルト11の該ポケット12に、該ポケット
12が扇型に広げられた位置において、偏平な物品とし
ての生理用ナプキン2を供給する物品の供給装置であっ
て、上記生理用ナプキン2をその両偏平面側から挟持す
る、複数の吸気用孔3aが形成された一対の搬送ベルト
3、3と、該搬送ベルト3、3を、その搬送面を水平に
して案内する水平ロール4と、該搬送ベルト3、3の搬
送面を水平方向から垂直方向に変換させる変換ロール5
と、該変換ロール5により垂直方向に変換された搬送ベ
ルト3、3の両側面に沿って配置され、該搬送ベルト
3、3の上記吸気用孔3aから吸気するバキュームユニ
ット6とを備え、上記生理用ナプキン2を、扇型に広げ
られた上記ポケット12における上記羽根11aの開放
端側から該ポケットの閉鎖方向に向けて供給するように
なっている。
【0014】一対の搬送ベルト3、3には、個別包装さ
れた後の生理用ナプキン2を、その偏平な生理用ナプキ
ン2の両面に当接して挟持するように平坦な平ベルトが
用いられている。各搬送ベルト3、3には、貫通して形
成された多数の吸気用孔3aが形成されており、後述す
るバキュームユニット6により該孔3aを介して生理用
ナプキン2を吸引保持するようになっている。
【0015】水平ロール4には、通常使用される案内ロ
ールが用いられており、搬送ベルト3、3の搬送路に沿
って適当な間隔で配置されている。この水平ロール4に
は、一方の搬送ベルト3、3の平坦面を載置するように
当接され、生理用ナプキン2とともに搬送ベルト3、3
を水平に支持するようになっている。変換ロール5は、
水平方向に搬送されてきた搬送ベルト3、3を徐々にひ
ねるようにして、複数本配置され、搬送ベルト3、3の
平坦面の角度を徐々に換えて、最終的に約90°ひねっ
て搬送ベルト3、3を垂直方向に直交して生理用ナプキ
ンも同様にしている。
【0016】バキュームユニット6は直立された搬送ベ
ルト3、3に沿って、各搬送ベルト3、3の外側に設け
られており、吸気用孔3aを介して生理用ナプキン2を
吸引保持するようになっている。バキュームユニット6
の出口側には、物品の供給位置fに対面して一対の供給
ロール7、7が配置されている。
【0017】一方、供給位置fにおいては、回転ベルト
11から延出された羽根11a、11aが第1の回転体
13の周面に沿って移動するため、ポケット12の間隔
が、その周面外側が広くなるように扇形形状に広げられ
る。そして、扇型の最大に開いた位置において生理用ナ
プキン2をポケット12に供給するように上述の供給ロ
ール7、7が配置されている。
【0018】供給ロール7、7では、搬送ベルト3、3
はそれぞれ、搬送路の外側に反転して戻るように案内さ
れており、反転された搬送ベルト3、3は、駆動プーリ
8、8及び案内ロール9、9に掛け渡されて戻るように
なっている。次に、物品供給装置Aの動作について説明
する。水平ロール4に案内されつつ搬送ベルト3、3に
挟持されて、水平状態で搬送されてきた生理用ナプキン
2は、変換ロール5にて搬送ベルト3、3をねじるよう
に案内し、物品2を直立させ、バキューム装置6へ搬送
する。バキューム装置6では、搬送ベルト3、3に形成
された多数の吸気用孔3aを介して物品を吸引保持しつ
つ、直立状態で生理用ナプキン2を供給位置fへ搬送す
る。
【0019】一方、回転ベルト11の供給位置fにおい
て、回転ベルト11は第1の回転体(後述する)13の
周面に沿って円弧状を描くため、ポケット12は、羽根
11aの先端側(外側)に向けて扇型にする。従って、
直立状態で生理用ナプキンを搬送して扇形のポケット1
2が最大に開いている開放端(正面)からその閉鎖方向
(回転ベルト11側)に向けて生理用ナプキン2を該ポ
ケット12に供給するので、生理用ナプキンの厚みが変
化して、多少の誤差が生じても生理用ナプキン2をポケ
ット12に供給することができる。
【0020】即ち、本実施例による物品の供給装置Aの
構成によれば、物品を確実に且つ安定に供給することが
できる。次に、図1及び図3を参照して本発明にかかる
回転コンベアBについて説明する。回転コンベアBは、
供給位置fにおいて供給された生理用ナプキン2を、排
出位置gへ搬送し、該生理用ナプキン2を排出位置gに
おいて排出する回転ベルト11と、該回転ベルト11を
駆動する第1の回転体13と、第1の回転体13を一定
の回転速度で回転駆動する第1のモータ14と、第2の
回転体18及び第3の回転体16を軸支すると共に、該
第2の回転体18及び第3の回転体16を結ぶ回転ベル
ト11の直線状の軌道に沿ってスライド可能に配置され
た揺動フレーム15と、該第2の回転体18を駆動する
第2のモータ17とを備え、上記回転ベルト11は上記
第1の回転体13、第2の回転体18及び第3の回転体
16に掛け渡され、上記第1の回転体により一定の搬送
速度で送り出されており、上記第2のモータ17の駆動
を制御して上記第1の回転体13により駆動される回転
ベルト11の一定の搬送速度に対する上記第2回転体の
周速度を相対的に変化させることにより、上記第2の回
転体18及び第3の回転体16とともに上記揺動フレー
ム15を上記回転ベルト11の進行方向に対して前後に
移動させるようになっている。
【0021】回転ベルト11はエンドレスベルトであっ
て、第1の回転体13、第2の回転体18、第3の回転
体16とに所定の張力で掛け渡されており、第1の回転
体13を頂点とし、第2の回転体18と第3の回転体1
6とを底辺とする略三角形形状を形成している。また、
回転ベルト11の外側には、多数の羽根11aが所定間
隔で延出されており、各羽根11a間にポケット12を
形成し、該ポケット12に生理用ナプキン2が投入され
て保持されるようになっている。
【0022】尚、回転ベルト11は図示してないが、載
置台上に配置されており、該載置台がポケット12の底
面を形成し、ポケット12内の生理用ナプキン2が回転
ベルト11と共に載置台面を摺動するようになってい
る。第1の回転体13は、駆動プーリであって、その回
転軸は、減速機21を介して第1のモータ14に連結さ
れている。この第1のモータ14は、通常一定の回転速
度で回転されており、これにより第1の回転体13は、
回転ベルト11を一定速度で送り出している。
【0023】揺動フレーム15は、回転ベルト11を形
成する三角形の底辺位置において、直線状に延出された
一対の案内ロッド22、22を備え、該案内ロッド2
2、22には、揺動フレーム15の一方の摺動片(一
部)15aと、他方の摺動片(他部)15bとが案内ロ
ッド22、22に対して摺動自在に設けられており、そ
れぞれの摺動片15a、15bは、これらの間を一定
張力保持する緩衝ロッド23にて連結されている。こ
のような揺動フレーム15の構成により、第2の回転体
18と第2の回転体16とともに揺動フレーム15が左
右に移動する。
【0024】第3の回転体16は、一方の摺動片15a
に軸支されたプーリからなり、前述の回転ベルト11に
より回転されるようになっている。第2の回転体18
は、駆動軸24の一端部に軸支された駆動プーリであ
り、該駆動軸24は、他方の摺動片15bに回転自在に
嵌挿されている。駆動軸24の他端部は、駆動ベルト2
5に掛け渡されたプーリ26にて連結されており、駆動
ベルト25は駆動プーリ27を介して第2のモータ17
にて駆動される。
【0025】尚、図3中28aは、該ベルト25の張力
を保持するプーリであり、プーリ28bは案内ロッド2
9に摺動自在な摺動片に軸支されており、図3中二点鎖
線で示すように、駆動ベルト25とともに移動自在に設
けられている。このような構成により駆動軸24の移動
が生じても第2の回転体18を確実に駆動させることが
できるのである。
【0026】駆動制御機構19は、予め編成されたプロ
グラムまたは計数用検出器42a、42b検出信号に連
動して、第2のモータ17の駆動を減速しまたは停止さ
せてその駆動を制御する。次に、回転コンベアBの動作
について説明する。駆動制御機構19により、第2の回
転体18の周速度が、上記第1の回転体13の周速度よ
り遅い周速度で回転する場合には、第2の回転体18は
上記揺動フレーム15とともに、回転ベルト11の張力
に順じて上記排出位置gから遠ざかる方向にスライド移
動し、且つ上記揺動フレーム15に軸支された上記第3
の回転体16もこれに付随してスライド移動する。一
方、上記第2の回転体18の周速度が上記第1の回転体
13の周速度より速い周速度で回転する場合には、第2
の回転体18は上記フレーム15とともに上記排出位置
gへ向かって移動する。
【0027】第2の回転体18が、第1の回転体13と
同じ周速度で回転する場合には、回転ベルト11は図3
に示す実線位置で、三角形状を保持したまま回転ベルト
11を駆動する。この状態で、物品供給位置fにて回転
ベルト11のポケット12に供給された生理用ナプキン
2は、回転ベルト11によって排出位置gまで搬送され
る。
【0028】次に、制御機構19が、第2のモータ17
の駆動を制御し、第2の回転体18の周速度を回転べル
ト駆動体13の周速度より遅くし、または停止させる。
これにより、揺動フレーム15は排出位置gから遠ざか
る方向、即ち、図中右側に移動し、図3中二点鎖線で示
すように、回転ベルト11の三角形形状が移動する。こ
のとき、図1に示すように、回転ベルト11の三角形
は、第1の回転体13を中心として対称的に移動するた
め、第1の回転体13における回転ベルト11の接触角
度(接触弧)は実質的にほとんど変化しない。従って、
回転ベルト11の移動速度に影響を与えることがなく、
供給位置fにおける物品の供給タイミングを確実に保持
される。
【0029】更に、第1の回転体13は第1のモータ1
4により独立に駆動されているから、供給装置fにおけ
る物品の供給タイミングは確実に保持される。従って、
本実施例による回転コンベアBの構成によれば、物品の
計数処理を確実且つ高速に処理できる次に、図1、図4
及び図5を参照して物品の排出装置Cについて説明す
る。
【0030】この物品の排出装置Cは、回転ベルト11
のポケットに収納され、搬送されてきた生理用ナプキン
2を、回転コンベアBの排出位置gにて、所定数個を同
時に取り出し次工程に搬送するものである。この物品の
排出装置Cは、回転コンベアBにより直列に搬送されて
くる複数の生理用ナプキン2の所定数を、同時に所定の
位置でその搬送方向に対して直角方向に、間欠的に排出
する物品の搬送装置であって、一端部31aを中心に回
動自在に軸支されたロッド31にスライド自在に設けら
れたスライダ32と、該スライダ32の一端部32aに
設けられ、長さの異なる前壁部33bと後壁部33aと
を有する略コ字型形状の凹部体33を有し、上記生理用
ナプキン2の上部に上記凹部体33を係合させ、上記生
理用ナプキン2を該凹部体33の上記後壁部33aに引
っかけて上記排出方向に押し出すプッシャー35と、一
端部37aが回転体36に軸支され、該回転体36の回
動にともなって揺動する第1リンク37と、L字の角部
38aに上記第1のリンク37の他端部37bが連結さ
れ、L字の一端部38bが上記スライダ32に軸支さ
れ、L字の他端38cが枢支されたL字型リンク38
と、一端部39aが回転自在に軸支され、他端部39b
が上記L字型リンク38の上記他端部38cに枢支され
た第2リンク39とを備え、上記回転体36の回動によ
り、上記第1リンク37が回動されて、上記プッシャー
35が曲線運動をしつつ、所定位置にある生理用ナプキ
ン2の上端部に係合して該生理用ナプキン2を押し出
し、その後上記プッシャー35を生理用ナプキン2の上
方へ移動させるようにしている。
【0031】スライダ32は、図4に示すように、一端
部が軸31aを中心に回動自在に設けられたロッド31
に摺動自在に設けられており、スライダ32の先端部3
2aには、プッシャ35が固定されている。プッシャ3
5は、その基端35aが上記スライダ32の先端部32
aに固定され、プッシャ35の先端部には、上向きに凹
んで形成された凹部体33が形成されている。凹部体3
3は、ポケット12の回転ベルト側(背側)に位置する
後壁部33aと、ポケットの背側と反対側の開放側(前
側)に位置する前壁部33bとより形成されており、前
壁部33bが後壁部33aより短い寸法に形成され、後
壁部33aは生理用ナプキン2の背丈と略同じ寸法を有
している。このように、後壁部33aのほうが長く形成
されることによって、生理用ナプキン2を載置台34上
をスライド移動時させる際に、生理用ナプキン2の背側
全体を略均等に押し圧し、軟質性を有する生理用ナプキ
ン2をスムーズに移動させることができる。また、前壁
部33bが比較的短い寸法に形成されていることから、
凹部体33が生理用ナプキン2に係合する際に、ポケッ
ト12を形成する羽根11aに押し当たる等の弊害がな
い。
【0032】回転体36は、図示しない制御装置からの
制御信号に応答して駆動される駆動車41により、タイ
ミングベルト40を介して駆動されるようになってい
る。回転体の駆動軸36aには、該駆動軸36aととも
に回動する第1リンク37の一端部37aが連結されて
いる。第1リンク37の他端部37bには、L字型リン
ク38の角部(L字型の略中央部)38aが連結されて
いる。
【0033】L字型リンク38の一端部38bは前述の
スライダ32に軸着されており、L字型リンク38の他
端部は38cは、一端部39aが回転自在に軸支された
第2リンク39の他端部39bに軸支されている。次
に、上述した物品の排出装置Cの動作について説明す
る。排出動作の初期状態では、プッシャ35は、図4中
に二点鎖線で示すように、回転ベルト11の上方に待機
されている。
【0034】排出位置gにある生理用ナプキン2の計数
検出器42a、42bが所定数の数量を計数すると、駆
動車41によって回転体36が所定量だけ回転駆動す
る。そうすると、第1リンク37は一端部37aを中心
として矢印h方向に回動し、L字型リンク38の角部3
8aを下側に回動させる。これにより、スライダ32が
押し下げられて、図4に実線で示すように、ロッド31
が下方に回動するとともにスライダ32がロッド31の
先端に向けて摺動する。全体として、プッシャ35は、
矢印kにて示すように、略円弧を描くように下側に移動
して、排出位置gにある生理用ナプキン2の上端部に覆
う被さるようにして係合する。
【0035】更に、回転体36が回転すると、ロッド3
1はリンク37にて押し下げられてそのまま下方に回動
するとともに、L字型リンク38を介してスライダ32
をロッド31の基端側へスライドさせる。従って、プッ
シャ35は、生理用ナプキン2の上端部のみに係合し
て、その位置から下側に向けて回動するので、プッシャ
35は、羽根11aに押し当たることなく生理用ナプキ
ンをポケット12からスムーズに取り出す。しかも、プ
ッシャ35の回転動作により生理用ナプキン2を取り出
すから、軟質の生理用ナプキンを突発的に飛び出した
り、変形させたりせずに、取り出しが容易となる。更
に、前壁部33bにより生理用ナプキン2の突発的飛び
出しが確実に防止される。
【0036】その後、生理用ナプキン2がポケット12
から取り出されると同時に凹部体33の後壁部33aが
生理用ナプキン2の背側略全体を覆うように、深く凹部
体33が生理用ナプキン2に被る。更に、第1リンク3
7が回動すると、図5に示すように、L字型リンク38
を押すとともに、スライダ32をロッド31の基端側に
向けて摺動する。このとき、プッシャ35の後壁部33
aは生理用ナプキン2の背側全体を押すようにして、図
5中、矢印m方向に沿って直線状に載置台34上を移動
し、次工程、例えば、包装工程に搬送する。このよう
に、背側全体を押してスライドさせることにより、軟質
性の生理用ナプキン2を変形させたり、排出時の整列を
乱すことがない。
【0037】生理用ナプキン2の搬送後には、更に回転
体36が回動して、ロッド31を上方に回動し、プッシ
ャ35を生理用ナプキン2の上方に逃し、同時にスライ
ダ32をロッド31に沿ってスライドさせ、図4の二点
鎖線に示す初期位置に戻す。物品の排出装置Cによれ
ば、圧縮性ある軟質物品を確実に且つ高速に排出するこ
とができる。
【0038】以上の説明から明かなように、本発明にか
かる計数供給装置1によれば、物品の供給装置Aから供
給された生理用ナプキン2は、供給位置fに確実且つ高
速で供給される。そして、回転コンベアBで、供給位置
fにおいて、第1の回転体13が回転ベルト11を一定
速度で確実に駆動し、ポケットに供給された生理用ナプ
キン2を排出位置gへ搬送する。排出位置gにある生理
用ナプキン2は、物品の排出装置Cにより、そのプッシ
ャ35が上方から曲線運動にて生理用ナプキンを把持
し、続いて載置台上を直線状に移動して生理用ナプキン
2を排出位置から排出し、生理用ナプキン2を次工程に
搬送する。
【0039】本発明は上述した一実施例に限定されるこ
となく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
である。例えば、回転ベルト11は、第1の回転体13
を頂点とする三角形を形成することに限らず、これを頂
点とする四角形、または五角形等であってもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明の回転コンベアによれば、回転ベ
ルトを一定の搬送速度で送り出しつつ物品の供給を行
い、また第1の回転体に対する第2の回転体の周速度を
変化させて揺動フレームをスライド移動させることによ
り、第2の回転体と第3の回転体との間の排出位置を相
対的に停止させながら物品の排出を行うので、物品の計
数処理を確実且つ高速にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる移送コンベアの構成を
概略的に示した斜視図である。
【図2】移送コンベアにおける物品の供給装置を概略的
に示す斜視図である。
【図3】回転コンベアの構成を概略的に示す斜視図であ
る。
【図4】物品の排出装置の動作を説明する側面図であ
る。
【図5】物品の排出装置の動作を説明する側面図であ
る。
【図6】従来の回転コンベアの構成を概略的に示す平面
図である。
【図7】従来の他の回転コンベアの構成を概略的に示す
平面図である。
【符号の説明】
B 回転コンベア 11 回転ベルト 13 第1の回転体 15 揺動フレーム 16 第3の回転体 18 第2の回転体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/00 - 47/96 B65B 35/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給位置において供給された物品を排出
    位置へ搬送し、該物品を排出位置において排出する回転
    ベルトと、該回転ベルトを駆動する第1の回転体と、該
    第1の回転体を一定の回転速度で回転駆動する第1のモ
    ータと、第2の回転体及び第3の回転体を軸支すると共
    に、該第2の回転体及び第3の回転体を結ぶ回転ベルト
    の直線状の軌道に沿ってスライド移動可能に配置された
    揺動フレームと、該第2の回転体を駆動する第2のモー
    タとを備え、 上記回転ベルトは上記第1の回転体、第2の回転体及び
    第3の回転体に掛け渡され、上記第1の回転体により一
    定の搬送速度で送り出されており、 上記第2のモータの駆動を制御し、上記第1の回転体
    より駆動される回転ベルトの一定の搬送速度に対する、
    上記第2の回転体の周速度を相対的に変化させることに
    より、上記第2の回転体及び第3の回転体とともに上記
    揺動フレームを上記回転ベルトの進行方向に対して前後
    に移動させるようにしたことを特徴とする回転コンベ
    ア。
  2. 【請求項2】 上記第2の回転体は駆動機構を介して上
    記第2のモータにより駆動され、上記駆動機構は、第2
    の回転体の回転軸に連結されたプーリと、上記第2のモ
    ータにより駆動される駆動プーリと、これらに掛け渡さ
    れた駆動ベルトを備えることを特徴とする請求項1記載
    の回転コンベア。
  3. 【請求項3】 上記供給位置は、上記揺動フレームから
    離れた位置に設けられ、上記排出位置は上記揺動フレー
    ムの移動範囲内に対応した位置に設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の回転コンベア。
  4. 【請求項4】 上記供給位置は、上記第1の回転体付近
    に設けられていることを特徴とする請求項3記載の回転
    コンベア。
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