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JP3127329B2 - 二次覆工コンクリート打設装置とその工法 - Google Patents

二次覆工コンクリート打設装置とその工法

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JP3127329B2
JP3127329B2 JP05019242A JP1924293A JP3127329B2 JP 3127329 B2 JP3127329 B2 JP 3127329B2 JP 05019242 A JP05019242 A JP 05019242A JP 1924293 A JP1924293 A JP 1924293A JP 3127329 B2 JP3127329 B2 JP 3127329B2
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JP
Japan
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concrete
space
opening
pumping pipe
secondary lining
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俊治 三枝
暁生 佐藤
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Tobishima Corp
Original Assignee
Tobishima Corp
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Publication date
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トンネルなどの地下
空洞建設における二次覆工コンクリート打設装置とその
工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、トンネルなどの地下空洞
建設における二次覆工は、一次覆工とスチールフォーム
またはセントルフォームなどの型枠との間の空間にコン
クリートを打設して形成されるもので、該空間の妻側開
口には、打設されるコンクリートが漏出しないようにこ
れを閉蓋する妻板が設けられている。
【0003】上記二次覆工を行う従来のコンクリート打
設工法としては、輸送管切替えバルブ方式、吹上方式、
パイプ管移動方式およびエレファントノズル方式などが
ある。
【0004】輸送管切替えバルブ方式は、図10に示す
ように、コンクリートポンプ1によって圧送されるコン
クリートを輸送管3によってスチールフォームまたはセ
ントルフォームなどの型枠2に穿設された開口部4に導
き、この開口部4よりその外周、すなわち一次覆工と型
枠2との間の空間にコンクリートを巻立てるようにした
ものである。上記型枠2には、油圧シリンダによって作
動する輸送管3の切替えバルブ5が通常、1基の型枠2
に対して2組、組み込まれており、切替えバルブ5を操
作することによって任意の開口部4からコンクリートを
送出し、打設することとしている。
【0005】吹上方式であって、例えば底設導坑先進上
部半断面工法に用いられるものは、図11に示すよう
に、導坑6内にコンクリートポンプ8を、また上半7に
スライドセントル9を設置し、スライドセントル9内の
輸送管10とコンクリートポンプ8を接続し、輸送管1
0を通じてスライドセントル9の注入口よりその外周に
コンクリートを巻立てるようにしたものである。
【0006】パイプ管移動方式は、図12,13に示す
ようにパイプ管11をコンクリートを圧送するコンクリ
ートポンプ12に接続するとともに、このパイプ管11
をパイプジャンボ13に取付けて、このパイプジャンボ
13によってパイプ管11を型枠であるスチールフォー
ム14の長手方向に直交した方向に移動させながら、一
次覆工とスチールフォーム14との間の空間にコンクリ
ートを巻立てるようにしたものである。
【0007】エレファントノズル方式は、図14,15
に示すように型枠17に穿設した複数の打設口17aま
たは検査窓17bに、コンクリート配管16にコンクリ
ートポンプ19を介して接続した伸縮パイプ18の先端
のノズル18aを移動し、コンクリートポンプ19によ
ってコンクリートを圧送させることにより一次覆工と型
枠との間の空間の巻立てを行うようにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記輸
送間切替えバルブ方式による打設では、切替えバルブ5
の数により型枠2の開口部4の数が限定され、かつ特に
天端部などの高位置の開口部4から打設したコンクリー
トが分離するという問題がある。
【0009】吹上方式による打設は、スライドセントル
9の天端部に設けた注入口に輸送管10を接続し、これ
よりコンクリートの打設を行うので、輸送管切替えバル
ブ方式と同じようにコンクリートの分離が生じるととも
に、締め固めが不十分であるという問題がある。
【0010】パイプ管移動方式による打設は、パイプ管
11の先端がトンネルアーチに沿って自由に移動できる
ものではないので、一か所から流し込むことが多くな
り、コンクリートの分離を起こし、また空洞ができ易い
し、均等に投入することが困難であり、またパイプ管1
1先端位置を長手方向に移動させるためには装置全体を
移動させなければならないという問題がある。
【0011】エレファントノズル方式による打設は、上
記各方式と同じようにコンクリートの分離などの問題の
ほかに、さらに複数の打設口17aおよび検査窓17b
の各各にノズル18aを移動させるなどのコンクリート
打設準備に手間が掛かるという問題がある。
【0012】さらに、各方式において、コンクリートの
打設に伴って必要な締め固めは、型枠に穿設した検査窓
からバイブレータを挿入してこれを行っているために、
必ずしも安定した姿勢で行えるとは限らず、どちらかと
いうと不安定な姿勢でも締め固め作業は行わなければな
らないので、苦渋作業になることを避けられなかった。
【0013】また、妻板による上記空間の妻側開口の閉
蓋は取外し自在な独立した板片で個別に行っているの
で、作業能率が極めて悪いという課題があった。
【0014】この発明の目的は、上記各種の課題を解決
するためになされたもので、コンクリートの分離や空洞
の発生をなくし、苦渋性を伴うことなく締め固め作業を
行うことができ、覆工部となる空間の妻側開口の閉蓋を
簡単に行えるようにした二次覆工コンクリートの打設装
置とその工法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の二次覆工コン
クリート打設装置の構成は次のとおりである。一次覆工
20との間に断面弧状の空間22を区画形成する型枠2
1に、該空間22の妻側開口を開閉する多数の妻板23
を段階的に軸支するとともに、該妻側開口に沿う弧状の
旋回フレーム24を設置している。その旋回フレーム2
4にそれをガイドレールとして走行する旋回摺動機構2
5を架設し、その旋回摺動機構25には、コンクリート
供給先端を上記妻側開口を通じ上記空間22に挿入する
コンクリート圧送パイプ(29a,29b,29c)を
進退摺動自在に架設している。
【0016】上記において、旋回フレーム24に2基の
回摺動機構25を架設することは、コンクリートの打設
を断面弧状の空間22の左右両側に順次均等に行うこと
ができ、これにより、コンクリート打設時に型枠21を
偏倚させないとともに、左右のコンクリート立ち上げレ
ベル差を適宜調整しながら施工でき、かつ作業効率も向
上するものであって好適である。
【0017】また、コンクリート圧送パイプ(29a,
29b,29c)を上記空間22の異なる位置にコンク
リート供給先端を配置する複数本にし、あるいはまた、
そのコンクリート供給先端に遠隔操作可能なバイブレー
タ42を吊下すると、コンクリート打設作業を効率的に
するとともに、検査窓を通じて行う作業員による困難な
作業によることなく即座に適切な締め固めをすることが
でき好適である。
【0018】この発明の二次覆工コンクリート打設工法
は、上記構成の装置を使用することによって、極めて効
果的に所定のコンクリート打設することができること明
らかである。
【0019】
【作用】断面弧状の空間の妻側開口を開閉する多数の妻
板を下段側のものから順次段階的に閉じ、その各段階ご
とに、閉じた下段側の妻板の上方至近位置開口を通じて
挿入しているコンクリート圧送パイプによりコンクリー
トを圧送供給し、かつ、そのコンクリート圧送パイプ
を、上記妻側開口に沿って設けた弧状の旋回フレームに
架設の旋回摺動機構により、上記各段階ごとに上方に移
動させるとともに適宜進退摺動することによって、コン
クリートに材料分離を起こさすことなく、品質の良い二
次覆工を簡単に施工できる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図において、20は、一次覆工、21はスチー
ルフォームあるいはセントルフォームなどの型枠で、こ
の型枠21と一次覆工20との間に区画形成された断面
弧状の空間22の妻側開口に沿って多数の妻板23が段
階状に配列され、その各妻板23は型枠21に開閉自在
に軸支されている。
【0021】24は、型枠21の妻側開口端側に支持梁
44を介して取付けられ、空間22の妻側開口に沿う弧
状に形成されたガイドレールとなる旋回フレームで、こ
の旋回フレーム24の内周にはラック24aが取付けら
れている。
【0022】25は、空間22にコンクリートを打設す
るために上記旋回フレーム24の左側半分あるいは右側
半分のそれぞれを移動する2基の旋回摺動機構である。
なお、左側および右側の旋回摺動機構25はいずれも同
じ構成であるので、以下の各部分の構成説明においては
その一方のみについて説明する。
【0023】26は、取付け枠27に回転自在に支承さ
れ、旋回フレーム24をその表裏両面から挾持する走行
ローラ、28は取付け枠27に取付けられ、ラック24
aと噛み合うピニオン28aを有する旋回モータで、こ
の旋回モータ28によりピニオン28aを回転させるこ
とにより、取付け枠27は旋回フレーム24に沿って走
行する。
【0024】29a,29b,29cは上記空間22の
異なる位置にコンクリート供給先端を配置する3本が一
体に接合されたコンクリート圧送パイプで、このコンク
リート圧送パイプ29a,29b,29cは、その基端
が支持枠30によって囲繞され、この支持枠30の外部
にはラック30aが突設されている。31は、支持枠3
0を案内摺動するスライド用ガイドで、これは取付け枠
27に取付けられている。
【0025】32はラック30aに噛み合うピニオン3
2aを有するスライドモータで、上記スライド用ガイド
31に取付けられ、このスライドモータ32によりピニ
オン32aを回転させることにより、支持枠30および
コンクリート圧送パイプ29a,29b,29cを型枠
21の長手方向に沿って所定の長さ前後摺動することが
できる。
【0026】33は、支持枠30の摺動を補助するロー
ラで、上記スライド用ガイド31に回転自在に取付けら
れている。そして、これら走行ローラ26、取付け枠2
7、旋回モータ28、コンクリート圧送パイプ29a,
29b,29c、支持枠30、スライド用ガイド31お
よびローラ33を有するスライドモータ32などによ
り、上記の旋回摺動機構25を構成しているものであ
る。
【0027】34は、コンクリート打設位置を変更する
時にコンクリート圧送パイプ29a,29b,29cを
支持枠30とともに載置させる搬送台車で、この搬送台
車34には、このほかに左右のコンクリート圧送パイプ
29a,29b,29cと接続される分岐されたコンク
リートホース35を卷回するリール36も載置されてい
る。
【0028】37は、それぞれのコンクリートホース3
5,35にコンクリートを圧送するコンクリートポン
プ、38はコンクリートホース35,35内を圧送され
るコンクリートをいずれのコンクリート圧送パイプ29
a,29b,29cに供給するかを切替える分岐バルブ
である。
【0029】妻側開口に沿って配列した上記妻板23の
各々は、型枠21に軸支部43を介して開閉可能に取付
けられた支持板39に、空間22の妻側開口の幅より大
きいゴム板40を取付けてなるもので、開閉用ジャッキ
41を支持板39と型枠21との間に架設し、その開閉
用ジャッキ41を伸縮させることにより、各妻板23は
軸支部43を中心に回動し、ゴム板40で妻側開口を開
閉するものである。
【0030】42は、コンクリート圧送パイプ29a,
29b,29cのコンクリート供給先端に回転自在に吊
下された遠隔操作可能なバイブレータで、打設したコン
クリートの締め固め用に使用される。
【0031】上記構成の装置によるコンクリートの打設
は、断面弧状の空間22の左右の下側より複数段に分け
て順次行う。すなわち、先ず妻側開口の左右両側最下端
の妻板23,23を閉じてその直上の開口に旋回摺動機
構25,25を配置するとともに、コンクリート圧送パ
イプ29a,29b,29cを空間22内に挿入する。
【0032】次いで、分岐バルブ38,38を介して左
右のコンクリート圧送パイプ29a,29aとコンクリ
ートホース35,35とを接続し、コンクリートポンプ
37より同時に左右のコンクリート圧送パイプ29a,
29aにコンクリートを圧送する。
【0033】このコンクリートの圧送に対応させてスラ
イドモータ32,32を回転させ、スライド用ガイド3
1,31に沿って支持枠30,30を前進摺動させる。
そして、左右のコンクリート圧送パイプ29a,29a
により空間22の奥側の所定長さ部分にコンクリートを
打設するとともに、この打設したコンクリートをコンク
リート圧送パイプ29a,29aのコンクリート供給先
端に吊下されたバイブレータ42を振動させて締め固め
る。
【0034】このようにして摺動量いっぱいに支持枠3
0,30を前進摺動させて左右のコンクリート圧送パイ
プ29a,29aより空間22の奥側の所定長さ部分に
コンクリートを打設したのちは、分岐バルブ38,38
を切替えて左右のコンクリート圧送パイプ29b,29
bとコンクリートホース35,35とを接続し、コンク
リートポンプ37より同時に両方のコンクリート圧送パ
イプ29b,29bにコンクリートを圧送する。
【0035】このコンクリートの圧送に対応させてスラ
イドモータ32,32を回転させ、スライド用ガイド3
1,31に沿って支持枠30,30を後退摺動させる。
そして、左右のコンクリート圧送パイプ29b,29b
により空間22の中間の所定長さ部分にコンクリートを
打設するとともに、この打設したコンクリートをコンク
リート圧送パイプ29b,29bのコンクリート供給先
端に吊下されたバイブレータ42を振動させて締め固め
る。
【0036】そして、摺動量いっぱいに支持枠30,3
0を後退摺動させて左右のコンクリート29b,29b
より空間22の中間の所定長さ部分にコンクリートを打
設したのちは、再度分岐バルブ38,38を切替えて左
右のコンクリート圧送パイプ29c,29cとコンクリ
ートホース35,35とを接続し、コンクリートポンプ
37より同時に両方のコンクリート圧送パイプ29c,
29cにコンクリートを圧送する。
【0037】このコンクリートの圧送に対応させてスラ
イドモータ32,32を回転させ、スライド用ガイド3
1,31に沿って支持枠30,30を前進摺動させる。
そして、左右のコンクリート圧送パイプ29c,29c
により空間22の手前側の所定長さ部分にコンクリート
を打設するとともに、この打設したコンクリートをコン
クリート圧送パイプ29c,29cのコンクリート供給
先端に吊下されたバイブレータ42を振動させて締め固
める。
【0038】このようにしてコンクリートの所要打設高
さである1段分だけ空間22の左右両側にその全長に渡
りコンクリートを打設したのちは、旋回モータ28,2
8を回転させて旋回フレーム24に沿って旋回摺動機構
25,25を1段分だけ、すなわち妻板23,23の高
さだけ上昇させ、次いでいままで旋回摺動機構25,2
5が存在していた部分の開口を妻板23,23によって
閉蓋する。
【0039】そして、上記した操作と同様に奥側、中央
および手前側に別けて既設の下段のコンクリートの上に
新たに上段のコンクリートを打設するとともに、上下段
の境目をなくすようにバイブレータ42によりコンクリ
ートの締め固めを行う。
【0040】以下、このような操作を繰り返して空間2
2の下端から順に天端まで層状にコンクリートを打設す
ることにより覆工が行える。そして、空間22の覆工を
行ったのちは、コンクリート圧送パイプ29a,29
b,29cおよび支持枠30を搬送台車34に載置して
この搬送台車34を次のコンクリート打設位置に搬送す
る。
【0041】なお、空間22の左右に1段ずつコンクリ
ートを打設するとき、左側のコンクリート圧送パイプ2
9a,29b,29cと右側のコンクリート圧送パイプ
29a,29b,29cとでコンクリートの供給量が異
なると、供給量が多い方のコンクリート圧送パイプ29
a,29b,29cは、所定量のコンクリートが空間2
2の打設位置に先に供給されることになる。よって、こ
の場合は、供給量が多い方のコンクリート圧送パイプ2
9a,29b,29cへのコンクリートの供給を一時的
に遮断して打設量の少ない方のコンクリート圧送パイプ
29a,29b,29cにのみコンクリートを供給させ
る。
【0042】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなようにこ
の発明によれば次の効果を奏する。断面弧状の空間の妻
側開口を開閉する多数の妻板を下段側のものから順次段
階的に閉じ、その各段階ごとに、閉じた下段側の妻板の
上方至近位置開口を通じて挿入しているコンクリート圧
送パイプによりコンクリートを圧送供給するから、その
コンクリートの供給高さが低く(落下距離が短く)、材
料分離を起こすことがない。したがって、品質の良い二
次覆工を簡単に施工できるものである。
【0043】上記コンクリート圧送パイプを、上記妻側
開口に沿って設けた弧状の旋回フレームに架設の旋回摺
動機構により、上記各段階ごとに上方に移動させるとと
もに適宜進退摺動することができ、コンクリートの打設
位置を適切なところに順次円滑かつ確実に移動設定でき
る。
【0044】また、旋回フレームに2基の回摺動機構を
架設することにより、コンクリートの打設を空間の左右
に順次均等に行えば、そのコンクリート打設時に型枠を
偏倚させることがないので好適であるとともに、左右の
コンクリート立ち上げレベル差を適宜調整することがで
き、かつ、作業効率も向上すること明らかである。
【0045】コンクリート圧送パイプを上記空間の異な
る位置にコンクリート供給先端を配置する複数本にする
ことにより、コンクリートの供給間隔を横流しによる材
料分離が起こらないように設定することが容易に可能に
なる。
【0046】コンクリート圧送パイプのコンクリート供
給先端に遠隔操作可能なバイブレータを吊下することに
より、打設コンクリートを即座に適切に締め固めること
ができるもので、従来のように検査窓を通じて行う作業
員による困難な締め固め作業をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る二次覆工コンクリート打設装置
の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の要部を拡大して示す底面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】開口に対して開いた状態の妻板を示す断面図で
ある。
【図7】開口に対して開いた状態の妻板を示す正面図で
ある。
【図8】開口を閉蓋している状態の妻板を示す断面図で
ある。
【図9】開口を閉蓋している状態の妻板を示す正面図で
ある。
【図10】従来の輸送管切替えバルブ方式によるコンク
リート打設工法を説明する斜視図である。
【図11】従来の吹上方式によるコンクリート打設工法
を説明する断面図である。
【図12】従来のパイプ管移動方式によるコンクリート
打設工法を説明する平面図である。
【図13】同上の断面図である。
【図14】従来のエレファントノズル方式によるコンク
リート打設工法を説明する斜視図である。
【図15】同上の正面図である。
【符号の説明】
20 一次覆工 21 型枠 22 空間 23 妻板 24 旋回フレーム 25 旋回摺動機構 29a コンクリート圧送パイプ 29b コンクリート圧送パイプ 29c コンクリート圧送パイプ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次覆工との間に断面弧状の空間を区画形
    成する型枠に、該空間の妻側開口を開閉する多数の妻板
    を段階的に軸支するとともに、該妻側開口に沿う弧状の
    旋回フレームを設置し、 その旋回フレームに、それをガイドレールとして走行す
    る旋回摺動機構を架設し、 さらに、その旋回摺動機構には、コンクリート供給先端
    を上記妻側開口を通じ上記空間に挿入するコンクリート
    圧送パイプを進退摺動自在に架設してなることを特徴と
    する二次覆工コンクリート打設装置。
  2. 【請求項2】旋回フレームに2基の旋回摺動機構が架設
    していることを特徴とする請求項1記載の二次覆工コン
    クリート打設装置。
  3. 【請求項3】コンクリート圧送パイプが、上記空間の異
    なる位置にコンクリート供給先端を配置する複数本から
    なることを特徴とする請求項1または2記載の二次覆工
    コンクリート打設装置。
  4. 【請求項4】コンクリート圧送パイプがそのコンクリー
    ト供給先端に遠隔操作可能なバイブレータを吊下してい
    ることを特徴とする請求項1,2または3記載の二次覆
    工コンクリート打設装置。
  5. 【請求項5】一次覆工と型枠との間に形成した断面弧状
    の空間の妻側開口を開閉する多数の妻板を下段側のもの
    から順次段階的に閉じること、その各段階ごとに、閉じ
    た下段側の妻板の上方至近位置開口を通じてコンクリー
    ト圧送パイプにより上記空間にコンクリートを圧送供給
    すること、そのコンクリート圧送パイプを、上記妻側開
    口に沿って設けた弧状の旋回フレームに架設の旋回摺動
    機構により、上記各段階ごとに上方に移動させるととも
    に適宜進退摺動することを特徴とする二次覆工コンクリ
    ート打設工法。
  6. 【請求項6】一次覆工と型枠との間に形成した断面弧状
    の空間の妻側開口を開閉する多数の妻板を、左右両側下
    段側のものから順次段階的に閉じること、その各段階ご
    とに、閉じた左右両側下段側の妻板の各々の上方至近位
    置開口を通じて各別のコンクリート圧送パイプにより上
    記空間にコンクリートを圧送供給すること、その各々の
    コンクリート圧送パイプを、上記妻側開口に沿って設け
    た弧状の旋回フレームに架設の2基の旋回摺動機構によ
    り、上記各段階ごとに上方に移動させるとともに適宜進
    退摺動することを特徴とする二次覆工コンクリート打設
    工法。
  7. 【請求項7】コンクリート圧送パイプとして、上記空間
    の異なる位置にコンクリート供給先端を配置する複数本
    からなるものを使用することを特徴とする請求項5また
    は6記載の二次覆工コンクリート打設工法。
  8. 【請求項8】コンクリート圧送パイプとして、そのコン
    クリート供給先端に遠隔操作可能なバイブレータを吊下
    しているものを使用することを特徴とする二次覆工コン
    クリート打設装置工法。
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