JP3125587B2 - コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 - Google Patents
コンデンサ放電式内燃機関用点火装置Info
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンデンサ放電式の内
燃機関用点火装置に関するものである。
燃機関用点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンデンサ放電式の点火装置として、内
燃機関に取り付けられた磁石発電機内に設けられたエキ
サイタコイルと、点火コイルと、エキサイタコイルの正
の半サイクルの出力電圧で一方の極性に充電される点火
エネルギー蓄積用コンデンサと、点火信号が与えられた
ときに導通して点火エネルギー蓄積用コンデンサの電荷
を点火コイルの1次コイルに放電させる放電用スイッチ
と、内燃機関の点火位置で放電用スイッチの点火信号入
力端子に点火信号を与える点火信号供給装置とを備えた
ものが多く用いられている。
燃機関に取り付けられた磁石発電機内に設けられたエキ
サイタコイルと、点火コイルと、エキサイタコイルの正
の半サイクルの出力電圧で一方の極性に充電される点火
エネルギー蓄積用コンデンサと、点火信号が与えられた
ときに導通して点火エネルギー蓄積用コンデンサの電荷
を点火コイルの1次コイルに放電させる放電用スイッチ
と、内燃機関の点火位置で放電用スイッチの点火信号入
力端子に点火信号を与える点火信号供給装置とを備えた
ものが多く用いられている。
【0003】この種の点火装置は、機関が逆方向に回転
するときにも点火電圧を発生するため、これを2サイク
ル機関に適用した場合には、機関が始動する際や、機関
が停止する際に、気筒内の圧縮圧力による反動で機関が
逆方向に回転すると、点火電圧が発生してそのまま機関
の逆回転が維持されるおそれがある。
するときにも点火電圧を発生するため、これを2サイク
ル機関に適用した場合には、機関が始動する際や、機関
が停止する際に、気筒内の圧縮圧力による反動で機関が
逆方向に回転すると、点火電圧が発生してそのまま機関
の逆回転が維持されるおそれがある。
【0004】これを防止するために、2サイクル機関に
用いられるコンデンサ放電式の点火装置では、機関が逆
方向に回転したときに放電用スイッチに点火信号が供給
されるのを阻止する逆転防止回路が設けられる。
用いられるコンデンサ放電式の点火装置では、機関が逆
方向に回転したときに放電用スイッチに点火信号が供給
されるのを阻止する逆転防止回路が設けられる。
【0005】図6は逆転防止回路を設けた従来のコンデ
ンサ放電式の点火装置を示したもので、同図において1
は図示しない内燃機関に取り付けられた磁石発電機内に
設けられて一端が接地されたエキサイタコイルであり、
エキサイタコイル1の両端にはアノードを接地側に向け
たダイオード2が並列に接続されている。エキサイタコ
イル1の非接地側の端子はダイオード3を通して点火エ
ネルギー蓄積用コンデンサ4の一端に接続され、コンデ
ンサ4の他端は点火コイル5の1次コイル5aの一端に
接続されている。点火コイルの1次コイル5aの他端は
接地され、コンデンサ4の一端と接地間にカソードを接
地側に向けたサイリスタ7が接続されている。サイリス
タ7は放電用スイッチを構成するもので、該サイリスタ
のゲートカソード間には抵抗8が接続されている。点火
コイル5の2次コイル5bの一端は機関の気筒に取り付
けられた点火プラグ6の非接地側端子に接続され、2次
コイル5bの他端は1次コイル5aの他端とともに接地
されている。
ンサ放電式の点火装置を示したもので、同図において1
は図示しない内燃機関に取り付けられた磁石発電機内に
設けられて一端が接地されたエキサイタコイルであり、
エキサイタコイル1の両端にはアノードを接地側に向け
たダイオード2が並列に接続されている。エキサイタコ
イル1の非接地側の端子はダイオード3を通して点火エ
ネルギー蓄積用コンデンサ4の一端に接続され、コンデ
ンサ4の他端は点火コイル5の1次コイル5aの一端に
接続されている。点火コイルの1次コイル5aの他端は
接地され、コンデンサ4の一端と接地間にカソードを接
地側に向けたサイリスタ7が接続されている。サイリス
タ7は放電用スイッチを構成するもので、該サイリスタ
のゲートカソード間には抵抗8が接続されている。点火
コイル5の2次コイル5bの一端は機関の気筒に取り付
けられた点火プラグ6の非接地側端子に接続され、2次
コイル5bの他端は1次コイル5aの他端とともに接地
されている。
【0006】図6において11は機関と同期回転する信
号発電機内に設けられた信号コイルで、この信号コイル
はエキサイタコイル1に正の半サイクルの電圧が発生し
ている期間に図7(B)に示すような負方向信号(図6
の破線矢印方向の信号)Vp1と正方向信号(図6の実線
矢印方向の信号)Vp2とからなる1サイクルの信号電圧
を出力する。
号発電機内に設けられた信号コイルで、この信号コイル
はエキサイタコイル1に正の半サイクルの電圧が発生し
ている期間に図7(B)に示すような負方向信号(図6
の破線矢印方向の信号)Vp1と正方向信号(図6の実線
矢印方向の信号)Vp2とからなる1サイクルの信号電圧
を出力する。
【0007】信号コイル11の一端にはダイオード12
及び51のアノードとダイオード13のカソードとが共
通に接続され、ダイオード12のカソードは抵抗16と
コンデンサ17との並列回路からなる波形整形回路18
を通して放電用スイッチとしてのサイリスタ7のゲート
に接続されている。
及び51のアノードとダイオード13のカソードとが共
通に接続され、ダイオード12のカソードは抵抗16と
コンデンサ17との並列回路からなる波形整形回路18
を通して放電用スイッチとしてのサイリスタ7のゲート
に接続されている。
【0008】信号コイル11の他端にはダイオード14
及び52のアノードとダイオード15のカソードとが共
通に接続され、ダイオード14のカソードはツェナーダ
イオード19と、抵抗20及びコンデンサ21の並列回
路からなる波形整形回路22とを通してサイリスタ7の
ゲートに接続されている。ダイオード13及び15のア
ノードは接地され、ダイオード51及び52のカソード
はエキサイタコイル1の非接地側端子に共通に接続され
ている。
及び52のアノードとダイオード15のカソードとが共
通に接続され、ダイオード14のカソードはツェナーダ
イオード19と、抵抗20及びコンデンサ21の並列回
路からなる波形整形回路22とを通してサイリスタ7の
ゲートに接続されている。ダイオード13及び15のア
ノードは接地され、ダイオード51及び52のカソード
はエキサイタコイル1の非接地側端子に共通に接続され
ている。
【0009】この例では、信号コイル11、ダイオード
12ないし15、ツェナーダイオード19、波形整形回
路18及び22により放電用スイッチの点火信号入力端
子(この例ではサイリスタ7のゲートカソード間)に点
火信号を与える点火信号供給装置23が構成されてい
る。
12ないし15、ツェナーダイオード19、波形整形回
路18及び22により放電用スイッチの点火信号入力端
子(この例ではサイリスタ7のゲートカソード間)に点
火信号を与える点火信号供給装置23が構成されてい
る。
【0010】信号コイル11に発生する信号電圧の大き
さは機関の回転速度の上昇とともに増大する。図6に示
した点火装置では、機関の回転速度が設定値N1 以上に
なったときに信号コイル11が発生する負方向信号Vp1
のピーク値がツェナーダイオード19のツェナー電圧V
z 以上の値になるように信号コイル11の出力特性とツ
ェナーダイオード19のツェナー電圧とが選定されてい
る。
さは機関の回転速度の上昇とともに増大する。図6に示
した点火装置では、機関の回転速度が設定値N1 以上に
なったときに信号コイル11が発生する負方向信号Vp1
のピーク値がツェナーダイオード19のツェナー電圧V
z 以上の値になるように信号コイル11の出力特性とツ
ェナーダイオード19のツェナー電圧とが選定されてい
る。
【0011】上記の回路において、機関が正回転してい
る状態では、信号コイル11が信号を発生するときにエ
キサイタコイル1には図示の実線矢印方向の正の半サイ
クルの電圧が発生していて、ダイオード51及び52に
は逆方向電圧が加わっている。機関の回転速度が設定値
N1 より低いときには、図7(B)に実線で示した波形
のように、信号コイル11が先に発生する負方向信号V
p1の大きさがツェナーダイオード19のツェナー電圧V
z よりも低いので、次に発生する正方向信号Vp2が角度
θ2 の位置で所定のしきい値電圧(コンデンサ17の両
端の電圧により決まる。)に達したときに信号コイル1
1→ダイオード12→波形整形回路18→サイリスタ7
のゲートカソード間回路→ダイオード15→信号コイル
11の経路でサイリスタ7に点火信号が与えられる。こ
れによりサイリスタ7が導通してコンデンサ4の電荷を
点火コイル5の1次コイルに放電させ、該点火コイルの
2次コイルに点火用の高電圧(点火電圧)V2 を誘起さ
せる。従って機関の回転速度が設定値N1 よりも低いと
きには角度位置θ2 で点火動作が行われる。
る状態では、信号コイル11が信号を発生するときにエ
キサイタコイル1には図示の実線矢印方向の正の半サイ
クルの電圧が発生していて、ダイオード51及び52に
は逆方向電圧が加わっている。機関の回転速度が設定値
N1 より低いときには、図7(B)に実線で示した波形
のように、信号コイル11が先に発生する負方向信号V
p1の大きさがツェナーダイオード19のツェナー電圧V
z よりも低いので、次に発生する正方向信号Vp2が角度
θ2 の位置で所定のしきい値電圧(コンデンサ17の両
端の電圧により決まる。)に達したときに信号コイル1
1→ダイオード12→波形整形回路18→サイリスタ7
のゲートカソード間回路→ダイオード15→信号コイル
11の経路でサイリスタ7に点火信号が与えられる。こ
れによりサイリスタ7が導通してコンデンサ4の電荷を
点火コイル5の1次コイルに放電させ、該点火コイルの
2次コイルに点火用の高電圧(点火電圧)V2 を誘起さ
せる。従って機関の回転速度が設定値N1 よりも低いと
きには角度位置θ2 で点火動作が行われる。
【0012】機関の回転速度が設定値N1 を超えると、
図7(B)に破線で示したように、信号コイル11が発
生する負方向信号Vp1が増大して、該信号Vp1が角度θ
1 の位置でツェナーダイオード19のツェナー電圧を超
えるようになるため、角度θ1 の位置で信号コイル11
→ダイオード14→ツェナーダイオード19→波形整形
回路22→サイリスタ7のゲートカソード間回路→ダイ
オード13の経路でサイリスタ7に点火信号が与えら
れ、角度位置θ1 の位置でサイリスタ7が導通して点火
動作が行われる。従って機関の点火位置は図3に示した
ように、回転速度が設定値N1 に達したときにθ2 から
θ1 にステップ状に進角する。
図7(B)に破線で示したように、信号コイル11が発
生する負方向信号Vp1が増大して、該信号Vp1が角度θ
1 の位置でツェナーダイオード19のツェナー電圧を超
えるようになるため、角度θ1 の位置で信号コイル11
→ダイオード14→ツェナーダイオード19→波形整形
回路22→サイリスタ7のゲートカソード間回路→ダイ
オード13の経路でサイリスタ7に点火信号が与えら
れ、角度位置θ1 の位置でサイリスタ7が導通して点火
動作が行われる。従って機関の点火位置は図3に示した
ように、回転速度が設定値N1 に達したときにθ2 から
θ1 にステップ状に進角する。
【0013】点火エネルギー蓄積用コンデンサ4の両端
の電圧は、設定値N1 以下の回転速度では例えば図7
(C)に実線で示した波形Vc のようになり、点火動作
時の充電電圧はVcmとなる。ところが機関の回転が設定
値N1 を超えると、コンデンサ4の充電電圧は図7
(C)に破線で示した波形Vc ´のようになり、点火動
作時の充電電圧はVcm´(<Vcm)となる。そのため、
回転速度が設定値N1 に達したときに点火位置が進角す
ると、点火コイルの2次コイルに生ずる点火電圧V2は
図4に破線で示した曲線bのように低下してしまい、点
火性能が低下する。
の電圧は、設定値N1 以下の回転速度では例えば図7
(C)に実線で示した波形Vc のようになり、点火動作
時の充電電圧はVcmとなる。ところが機関の回転が設定
値N1 を超えると、コンデンサ4の充電電圧は図7
(C)に破線で示した波形Vc ´のようになり、点火動
作時の充電電圧はVcm´(<Vcm)となる。そのため、
回転速度が設定値N1 に達したときに点火位置が進角す
ると、点火コイルの2次コイルに生ずる点火電圧V2は
図4に破線で示した曲線bのように低下してしまい、点
火性能が低下する。
【0014】機関が逆回転する際には、エキサイタコイ
ル1に発生する交流電圧の極性が正回転時と反対になる
ため、信号コイル11が信号を発生したときにエキサイ
タコイル1に図示の破線矢印方向の負の半サイクルの電
圧が発生している状態になる。そのため、信号コイル1
1が発生した図示の実線矢印方向の正方向信号Vp2は、
信号コイル11→ダイオード51→エキサイタコイル1
→ダイオード15→信号コイル11の経路によりサイリ
スタ7のゲートカソード間(点火信号入力端子間)から
側路される。また信号コイル11が発生した図示の破線
矢印方向の負方向信号Vp1は、信号コイル11→ダイオ
ード52→エキサイタコイル1→ダイオード13の経路
によりサイリスタ7のゲートカソード間から側路され
る。
ル1に発生する交流電圧の極性が正回転時と反対になる
ため、信号コイル11が信号を発生したときにエキサイ
タコイル1に図示の破線矢印方向の負の半サイクルの電
圧が発生している状態になる。そのため、信号コイル1
1が発生した図示の実線矢印方向の正方向信号Vp2は、
信号コイル11→ダイオード51→エキサイタコイル1
→ダイオード15→信号コイル11の経路によりサイリ
スタ7のゲートカソード間(点火信号入力端子間)から
側路される。また信号コイル11が発生した図示の破線
矢印方向の負方向信号Vp1は、信号コイル11→ダイオ
ード52→エキサイタコイル1→ダイオード13の経路
によりサイリスタ7のゲートカソード間から側路され
る。
【0015】このように、機関が逆転した際には信号コ
イル11が発生する正方向及び負方向信号が放電用スイ
ッチの点火信号入力端子間から側路されるため、点火信
号入力端子には点火信号が供給されない。これにより機
関の逆転時の点火動作が阻止されるため、機関の逆回転
が防止される。
イル11が発生する正方向及び負方向信号が放電用スイ
ッチの点火信号入力端子間から側路されるため、点火信
号入力端子には点火信号が供給されない。これにより機
関の逆転時の点火動作が阻止されるため、機関の逆回転
が防止される。
【0016】図6に示した例では、ダイオード51及び
52とエキサイタコイル1とにより、逆転防止回路が構
成されている。
52とエキサイタコイル1とにより、逆転防止回路が構
成されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】機関の逆回転を防止す
るために、機関の逆転時に信号コイルに発生する信号電
圧をエキサイタコイルを通して主点火回路の信号入力端
子から側路することにより機関の逆転を防止する逆転防
止回路を備えた従来の点火装置では、機関の正回転時に
エキサイタコイルに正の半サイクルの電圧が発生してい
る期間に点火信号が発生するようにする必要があった。
るために、機関の逆転時に信号コイルに発生する信号電
圧をエキサイタコイルを通して主点火回路の信号入力端
子から側路することにより機関の逆転を防止する逆転防
止回路を備えた従来の点火装置では、機関の正回転時に
エキサイタコイルに正の半サイクルの電圧が発生してい
る期間に点火信号が発生するようにする必要があった。
【0018】そのため、前述のように、回転速度が設定
値N1 に達して点火位置が進角したときに点火動作時の
点火エネルギー蓄積用コンデンサの充電電圧が低下して
点火性能が低下するという問題があった。
値N1 に達して点火位置が進角したときに点火動作時の
点火エネルギー蓄積用コンデンサの充電電圧が低下して
点火性能が低下するという問題があった。
【0019】本発明の目的は、機関が逆回転しようとし
たときに点火信号供給装置からの点火信号を放電用スイ
ッチの点火信号入力端子から側路して機関の逆回転を防
止するとともに、進角時に点火エネルギー蓄積用コンデ
ンサの充電電圧が低下するのを防いで、点火性能の低下
を防止したコンデンサ放電式内燃機関用点火装置を提供
することにある。
たときに点火信号供給装置からの点火信号を放電用スイ
ッチの点火信号入力端子から側路して機関の逆回転を防
止するとともに、進角時に点火エネルギー蓄積用コンデ
ンサの充電電圧が低下するのを防いで、点火性能の低下
を防止したコンデンサ放電式内燃機関用点火装置を提供
することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、内燃機関に取
り付けられた磁石発電機内に設けられて機関の回転に同
期して機関の1回転当り複数サイクルの交流電圧を出力
するエキサイタコイルと、点火コイルと、点火コイルの
1次側に設けられてエキサイタコイルの正の半サイクル
の出力電圧で一方の極性に充電される点火エネルギー蓄
積用コンデンサと、点火信号が与えられた際に導通して
コンデンサの電荷を点火コイルの1次コイルに放電させ
る放電用スイッチと、内燃機関の点火位置で放電用スイ
ッチの点火信号入力端子に点火信号を与える点火信号供
給装置とを備えたコンデンサ放電式内燃機関用点火装置
に係わるものである。
り付けられた磁石発電機内に設けられて機関の回転に同
期して機関の1回転当り複数サイクルの交流電圧を出力
するエキサイタコイルと、点火コイルと、点火コイルの
1次側に設けられてエキサイタコイルの正の半サイクル
の出力電圧で一方の極性に充電される点火エネルギー蓄
積用コンデンサと、点火信号が与えられた際に導通して
コンデンサの電荷を点火コイルの1次コイルに放電させ
る放電用スイッチと、内燃機関の点火位置で放電用スイ
ッチの点火信号入力端子に点火信号を与える点火信号供
給装置とを備えたコンデンサ放電式内燃機関用点火装置
に係わるものである。
【0021】本発明においては、導通した際に点火信号
を放電用スイッチの点火信号入力端子から側路するよう
に設けられた点火信号側路用スイッチと、エキサイタコ
イルの負の半サイクルの出力電圧が発生しているときに
点火信号側路用スイッチを遮断状態に保ち、エキサイタ
コイルの正の半サイクルの出力電圧が発生しているとき
に点火信号側路用スイッチを導通状態に保つように、エ
キサイタコイルの出力電圧の極性に応じて点火信号側路
用スイッチを制御する点火信号側路用スイッチ制御回路
とを設けた。本発明においては、内燃機関の正回転時に
エキサイタコイルが負の半サイクルの電圧を発生してい
るときに点火信号を発生するように、点火信号供給装置
を構成しておく。
を放電用スイッチの点火信号入力端子から側路するよう
に設けられた点火信号側路用スイッチと、エキサイタコ
イルの負の半サイクルの出力電圧が発生しているときに
点火信号側路用スイッチを遮断状態に保ち、エキサイタ
コイルの正の半サイクルの出力電圧が発生しているとき
に点火信号側路用スイッチを導通状態に保つように、エ
キサイタコイルの出力電圧の極性に応じて点火信号側路
用スイッチを制御する点火信号側路用スイッチ制御回路
とを設けた。本発明においては、内燃機関の正回転時に
エキサイタコイルが負の半サイクルの電圧を発生してい
るときに点火信号を発生するように、点火信号供給装置
を構成しておく。
【0022】上記点火信号側路用スイッチは、コレクタ
エミッタ間回路が主点火回路の点火信号入力端子間に並
列に接続されたNPNトランジスタにより構成すること
ができる。この場合、点火信号側路用スイッチ制御回路
は、直流電圧を出力する直流電源回路と、該直流電源回
路からトランジスタにベース電流を供給するベース電流
供給回路と、エキサイタコイルが負の半サイクルの出力
電圧を発生しているときにトランジスタのベースエミッ
タ間を逆バイアスして該トランジスタを遮断状態にする
逆バイアス回路とを備えた回路により構成することがで
きる。
エミッタ間回路が主点火回路の点火信号入力端子間に並
列に接続されたNPNトランジスタにより構成すること
ができる。この場合、点火信号側路用スイッチ制御回路
は、直流電圧を出力する直流電源回路と、該直流電源回
路からトランジスタにベース電流を供給するベース電流
供給回路と、エキサイタコイルが負の半サイクルの出力
電圧を発生しているときにトランジスタのベースエミッ
タ間を逆バイアスして該トランジスタを遮断状態にする
逆バイアス回路とを備えた回路により構成することがで
きる。
【0023】上記逆バイアス回路は、トランジスタのベ
ースエミッタ間にアノードを該トランジスタのエミッタ
側に向けた状態で接続したダイオードと、エキサイタコ
イルの負の半サイクルの出力で該ダイオードに順方向電
流を流す回路とによって構成することができる。
ースエミッタ間にアノードを該トランジスタのエミッタ
側に向けた状態で接続したダイオードと、エキサイタコ
イルの負の半サイクルの出力で該ダイオードに順方向電
流を流す回路とによって構成することができる。
【0024】
【作用】上記のように構成すると、機関の正回転時には
エキサイタコイルが負の半サイクルの電圧を発生してい
るときに点火信号が発生し、機関の逆回転時にはエキサ
イタコイルが正の半サイクルの電圧を発生しているとき
に点火信号が発生する。エイサイタコイルが負の半サイ
クルの電圧を発生しているときには、点火信号側路用ス
イッチ制御回路が点火信号側路用スイッチを遮断状態に
保っているため、機関の正回転時に点火信号が発生する
と、該点火信号は放電用スイッチに供給され、点火動作
は支障なく行われる。
エキサイタコイルが負の半サイクルの電圧を発生してい
るときに点火信号が発生し、機関の逆回転時にはエキサ
イタコイルが正の半サイクルの電圧を発生しているとき
に点火信号が発生する。エイサイタコイルが負の半サイ
クルの電圧を発生しているときには、点火信号側路用ス
イッチ制御回路が点火信号側路用スイッチを遮断状態に
保っているため、機関の正回転時に点火信号が発生する
と、該点火信号は放電用スイッチに供給され、点火動作
は支障なく行われる。
【0025】これに対し、機関の逆転時には、点火信号
が発生したときにエキサイタコイルが正の半サイクルの
電圧を発生していて、点火信号側路用スイッチ制御回路
が点火信号側路用スイッチを導通状態に保持しているた
め、点火信号は放電用スイッチの点火信号入力端子から
側路される。従って点火動作は行われず、機関は逆回転
を継続することができない。
が発生したときにエキサイタコイルが正の半サイクルの
電圧を発生していて、点火信号側路用スイッチ制御回路
が点火信号側路用スイッチを導通状態に保持しているた
め、点火信号は放電用スイッチの点火信号入力端子から
側路される。従って点火動作は行われず、機関は逆回転
を継続することができない。
【0026】また、機関の正回転時には、点火信号が発
生したときに、点火エネルギー蓄積用コンデンサはエキ
サイタコイルの直前の正の半サイクルの出力電圧により
十分に充電された状態にあるので、点火信号の発生位置
が変化しても、点火動作時の点火エネルギー蓄積用コン
デンサの充電電圧は変化することがない。従って進角時
にコンデンサの充電電圧が低下して点火性能が低下する
のを防ぐことができ、機関の全回転領域に亘って良好な
点火性能を得ることができる。
生したときに、点火エネルギー蓄積用コンデンサはエキ
サイタコイルの直前の正の半サイクルの出力電圧により
十分に充電された状態にあるので、点火信号の発生位置
が変化しても、点火動作時の点火エネルギー蓄積用コン
デンサの充電電圧は変化することがない。従って進角時
にコンデンサの充電電圧が低下して点火性能が低下する
のを防ぐことができ、機関の全回転領域に亘って良好な
点火性能を得ることができる。
【0027】
【実施例】図1は本発明の実施例を示したもので、同図
において図6に示した従来例と同等な部分にはそれぞれ
同じ符号を付してある。図1において1は図示しない内
燃機関に取り付けられた磁石発電機内に設けられたエキ
サイタコイルで、このエキサイタコイルは内燃機関の回
転に同期して機関の1回転当り複数サイクルの交流電圧
を発生する。本実施例では、磁石発電機が4極に構成さ
れていて、エキサイタコイル1が図2(A)に示すよう
に1回転当り2サイクルの交流電圧Ve を誘起する。エ
キサイタコイル1の出力電圧はダイオード3を通して点
火エネルギー蓄積用コンデンサ4に印加され、エキサイ
タコイル1の図示の実線矢印方向の正の半サイクルの出
力電圧でコンデンサ4が図示の極性に充電される。
において図6に示した従来例と同等な部分にはそれぞれ
同じ符号を付してある。図1において1は図示しない内
燃機関に取り付けられた磁石発電機内に設けられたエキ
サイタコイルで、このエキサイタコイルは内燃機関の回
転に同期して機関の1回転当り複数サイクルの交流電圧
を発生する。本実施例では、磁石発電機が4極に構成さ
れていて、エキサイタコイル1が図2(A)に示すよう
に1回転当り2サイクルの交流電圧Ve を誘起する。エ
キサイタコイル1の出力電圧はダイオード3を通して点
火エネルギー蓄積用コンデンサ4に印加され、エキサイ
タコイル1の図示の実線矢印方向の正の半サイクルの出
力電圧でコンデンサ4が図示の極性に充電される。
【0028】点火信号供給装置23から放電用スイッチ
としてのサイリスタ7のゲートに点火信号が与えられる
と、該サイリスタを通してコンデンサ4の電荷が点火コ
イル5の1次コイル5aに放電し、点火コイルの2次コ
イル5bに他界点火電圧V2が誘起する。この点火電圧
は点火プラグ6に印加されるため、該点火プラグに火花
が生じ、機関が点火される。
としてのサイリスタ7のゲートに点火信号が与えられる
と、該サイリスタを通してコンデンサ4の電荷が点火コ
イル5の1次コイル5aに放電し、点火コイルの2次コ
イル5bに他界点火電圧V2が誘起する。この点火電圧
は点火プラグ6に印加されるため、該点火プラグに火花
が生じ、機関が点火される。
【0029】図6に示した点火装置と同様に、信号コイ
ル11と、ダイオード12ないし15と、ツェナーダイ
オード19と、抵抗16及びコンデンサ17の並列回路
からなる波形整形回路18と、抵抗20及びコンデンサ
21の並列回路からなる波形整形回路22とからなる点
火信号供給装置23が設けられ、該点火信号供給装置の
出力端子がサイリスタ7のゲートに接続されている。
ル11と、ダイオード12ないし15と、ツェナーダイ
オード19と、抵抗16及びコンデンサ17の並列回路
からなる波形整形回路18と、抵抗20及びコンデンサ
21の並列回路からなる波形整形回路22とからなる点
火信号供給装置23が設けられ、該点火信号供給装置の
出力端子がサイリスタ7のゲートに接続されている。
【0030】信号コイル11は、例えばエキサイタコイ
ル1が設けられている磁石発電機のフライホイール磁石
回転子の外周に形成されたリラクタに対向配置された信
号発電子内に設けられていて、該信号発電子の磁極の位
置をリラクタが通過する際に図2(B)に示すように負
方向(図1の破線矢印方向)の信号Vp1と正方向(図1
の破線矢印方向)の信号Vp2とからなる1サイクルの信
号電圧を発生する。本実施例では、機関の正回転時にエ
キサイタコイル1が図示の破線矢印方向の負の半サイク
ルの電圧を発生している期間に信号Vp1及びVp2が発生
するように、エキサイタコイル1の出力電圧と信号電圧
との位相関係が設定されている。また信号コイル11に
誘起する信号電圧の大きさは期間の回転速度の上昇とと
もに増大するが、本実施例では機関の回転速度が設定値
N1 に達したときに負方向信号Vp1のピーク値がツェナ
ーダイオード19のツェナー電圧Vz に達するように、
信号コイル11の出力特性とツェナーダイオード19の
ツェナー電圧とが選定されている。
ル1が設けられている磁石発電機のフライホイール磁石
回転子の外周に形成されたリラクタに対向配置された信
号発電子内に設けられていて、該信号発電子の磁極の位
置をリラクタが通過する際に図2(B)に示すように負
方向(図1の破線矢印方向)の信号Vp1と正方向(図1
の破線矢印方向)の信号Vp2とからなる1サイクルの信
号電圧を発生する。本実施例では、機関の正回転時にエ
キサイタコイル1が図示の破線矢印方向の負の半サイク
ルの電圧を発生している期間に信号Vp1及びVp2が発生
するように、エキサイタコイル1の出力電圧と信号電圧
との位相関係が設定されている。また信号コイル11に
誘起する信号電圧の大きさは期間の回転速度の上昇とと
もに増大するが、本実施例では機関の回転速度が設定値
N1 に達したときに負方向信号Vp1のピーク値がツェナ
ーダイオード19のツェナー電圧Vz に達するように、
信号コイル11の出力特性とツェナーダイオード19の
ツェナー電圧とが選定されている。
【0031】サイリスタ7のゲートカソード間には、ダ
イオード25を介してNPNトランジスタ24のコレク
タエミッタ回路が接続されている。トランジスタ24
は、該トランジスタが導通した際に放電用スイッチ(サ
イリスタ7)の点火信号入力端子から点火信号を側路す
る点火信号側路用スイッチを構成している。
イオード25を介してNPNトランジスタ24のコレク
タエミッタ回路が接続されている。トランジスタ24
は、該トランジスタが導通した際に放電用スイッチ(サ
イリスタ7)の点火信号入力端子から点火信号を側路す
る点火信号側路用スイッチを構成している。
【0032】トランジスタ24を制御するため、エキサ
イタコイル1を電源として直流電圧を出力する直流電源
回路26と、該直流電源回路からトランジスタ24にベ
ース電流を供給するベース電流供給回路27と、エキサ
イタコイル1が負の半サイクルの出力電圧を発生してい
るときにトランジスタ24のベースエミッタ間を逆バイ
アスして該トランジスタを遮断状態にする逆バイアス回
路28とからなる点火信号側路用スイッチ制御回路29
が設けられている。
イタコイル1を電源として直流電圧を出力する直流電源
回路26と、該直流電源回路からトランジスタ24にベ
ース電流を供給するベース電流供給回路27と、エキサ
イタコイル1が負の半サイクルの出力電圧を発生してい
るときにトランジスタ24のベースエミッタ間を逆バイ
アスして該トランジスタを遮断状態にする逆バイアス回
路28とからなる点火信号側路用スイッチ制御回路29
が設けられている。
【0033】本実施例で用いる直流電源回路26は、エ
キサイタコイル1の非接地側端子にアノードが接続され
たダイオード30と、ダイオード30のカソードと接地
間に抵抗31を通して接続されたコンデンサ32と、コ
ンデンサ32に並列に接続されたツェナーダイオード3
3とからなる周知のもので、エキサイタコイル1の正の
半サイクルの出力電圧によりコンデンサ32がツェナー
ダイオード33のツェナー電圧まで充電されて該コンデ
ンサの両端間に一定の直流電圧が得られるようになって
いる。
キサイタコイル1の非接地側端子にアノードが接続され
たダイオード30と、ダイオード30のカソードと接地
間に抵抗31を通して接続されたコンデンサ32と、コ
ンデンサ32に並列に接続されたツェナーダイオード3
3とからなる周知のもので、エキサイタコイル1の正の
半サイクルの出力電圧によりコンデンサ32がツェナー
ダイオード33のツェナー電圧まで充電されて該コンデ
ンサの両端間に一定の直流電圧が得られるようになって
いる。
【0034】本実施例のベース電流供給回路27は、直
流電源回路26の出力端子とトランジスタ24のベース
との間に接続された抵抗34により構成されている。
流電源回路26の出力端子とトランジスタ24のベース
との間に接続された抵抗34により構成されている。
【0035】逆バイアス回路28は、トランジスタ24
のベースエミッタ間にアノードを該トランジスタのエミ
ッタ側に向けた状態で接続されたダイオード35と、該
ダイオードのカソードとエキサイタコイル1の非接地側
端子との間にカソードをエキサイタコイル側に向けた状
態で接続されたダイオード36とからなっていて、本実
施例ではエキサイタコイル1の負の半サイクルの出力で
ダイオード35及び36に順方向電流を流すようにして
いる。
のベースエミッタ間にアノードを該トランジスタのエミ
ッタ側に向けた状態で接続されたダイオード35と、該
ダイオードのカソードとエキサイタコイル1の非接地側
端子との間にカソードをエキサイタコイル側に向けた状
態で接続されたダイオード36とからなっていて、本実
施例ではエキサイタコイル1の負の半サイクルの出力で
ダイオード35及び36に順方向電流を流すようにして
いる。
【0036】次に図1ないし図5を参照して上記実施例
の動作を説明する。本実施例では、磁石発電機が4極に
構成されていて、エキサイタコイル1に図2(A)に示
したように1回転当り2サイクルの交流電圧が発生す
る。エキサイタコイル1に図示の実線矢印方向の正の半
サイクルの出力電圧が発生すると、該正の半サイクルの
出力電圧により点火エネルギー蓄積用コンデンサ4が図
示の極性に充電されるとともに、直流電源回路26のコ
ンデンサ32が図示の極性に充電されて該コンデンサの
両端間に得られる直流電圧が直流電源回路26から出力
される。
の動作を説明する。本実施例では、磁石発電機が4極に
構成されていて、エキサイタコイル1に図2(A)に示
したように1回転当り2サイクルの交流電圧が発生す
る。エキサイタコイル1に図示の実線矢印方向の正の半
サイクルの出力電圧が発生すると、該正の半サイクルの
出力電圧により点火エネルギー蓄積用コンデンサ4が図
示の極性に充電されるとともに、直流電源回路26のコ
ンデンサ32が図示の極性に充電されて該コンデンサの
両端間に得られる直流電圧が直流電源回路26から出力
される。
【0037】エキサイタコイル1の正の半サイクルの出
力電圧が発生している時には、直流電源回路26から抵
抗34を通してトランジスタ24にベース電流が供給さ
れて該トランジスタが導通状態に保たれる。エキサイタ
コイル1の図示の破線矢印方向の負の半サイクルの出力
電圧が発生しているときには、該負の半サイクルの出力
電圧によりダイオード2に電流が流れるとともに、ダイ
オード35及びダイオード36に順方向電流が流れ、ダ
イオード35に生じる順方向電圧降下によりトランジス
タ24のベースエミッタ間が逆バイアスされる。従っ
て、エキサイタコイルが負の半サイクルの電圧を誘起し
ているときには、トランジスタ24が遮断状態に保たれ
る。
力電圧が発生している時には、直流電源回路26から抵
抗34を通してトランジスタ24にベース電流が供給さ
れて該トランジスタが導通状態に保たれる。エキサイタ
コイル1の図示の破線矢印方向の負の半サイクルの出力
電圧が発生しているときには、該負の半サイクルの出力
電圧によりダイオード2に電流が流れるとともに、ダイ
オード35及びダイオード36に順方向電流が流れ、ダ
イオード35に生じる順方向電圧降下によりトランジス
タ24のベースエミッタ間が逆バイアスされる。従っ
て、エキサイタコイルが負の半サイクルの電圧を誘起し
ているときには、トランジスタ24が遮断状態に保たれ
る。
【0038】機関の正方向の回転速度が設定値N1 より
も低いときには、点火エネルギー蓄積用コンデンサ4が
エキサイタコイル1の2つの正の半サイクルの電圧で充
電され、該コンデンサの両端間の電圧は例えば図2
(C)に実線で示す波形Vc のように上昇する。エキサ
イタコイル1の負の半サイクルの期間はコンデンサ4の
充電電圧がほぼ一定の値Vcmに保持される。
も低いときには、点火エネルギー蓄積用コンデンサ4が
エキサイタコイル1の2つの正の半サイクルの電圧で充
電され、該コンデンサの両端間の電圧は例えば図2
(C)に実線で示す波形Vc のように上昇する。エキサ
イタコイル1の負の半サイクルの期間はコンデンサ4の
充電電圧がほぼ一定の値Vcmに保持される。
【0039】機関の正回転時には、エキサイタコイル1
に負の半サイクルの電圧が生じているときに信号コイル
11に図2(B)に実線で示す負方向信号Vp1及び正方
向信号Vp2が発生する。機関の回転速度が低いときに
は、負方向信号Vp1の大きさがツェナーダイオード19
のツェナー電圧Vz よりも低いため、信号Vp1はツェナ
ーダイオード19により阻止される。次いで正方向信号
Vp2が発生すると、信号コイル11→ダイオード12→
波形整形回路18→サイリスタ7のゲートカソード間回
路→サイリスタ7のゲートの経路でサイリスタ7に点火
信号が与えられる。このときトランジスタ24は遮断状
態にあるので、サイリスタ7のゲートに点火信号が与え
られて角度位置θ2 の位置で該サイリスタが導通する。
これにより充電電圧Vcmに充電されていたコンデンサ4
の電荷が点火コイル5の1次コイル5aに放電して2次
コイル5bに点火電圧V2 が発生する。
に負の半サイクルの電圧が生じているときに信号コイル
11に図2(B)に実線で示す負方向信号Vp1及び正方
向信号Vp2が発生する。機関の回転速度が低いときに
は、負方向信号Vp1の大きさがツェナーダイオード19
のツェナー電圧Vz よりも低いため、信号Vp1はツェナ
ーダイオード19により阻止される。次いで正方向信号
Vp2が発生すると、信号コイル11→ダイオード12→
波形整形回路18→サイリスタ7のゲートカソード間回
路→サイリスタ7のゲートの経路でサイリスタ7に点火
信号が与えられる。このときトランジスタ24は遮断状
態にあるので、サイリスタ7のゲートに点火信号が与え
られて角度位置θ2 の位置で該サイリスタが導通する。
これにより充電電圧Vcmに充電されていたコンデンサ4
の電荷が点火コイル5の1次コイル5aに放電して2次
コイル5bに点火電圧V2 が発生する。
【0040】機関の回転速度が上昇して設定値N1 を超
えると、点火エネルギー蓄積用コンデンサ4の両端間の
電圧は例えば図2(C)に破線で示す波形Vc ´のよう
に上昇して該コンデンサの充電電圧はほぼ一定の値Vcm
´に保持される。回転速度が設定値N1 を超えると、信
号コイル11が発生する負方向信号Vp1及び正方向信号
Vp2の大きさは図2(B)に破線で示すように大きくな
り、負方向信号がツェナーダイオード19のツェナー電
圧Vz よりも高くなる。
えると、点火エネルギー蓄積用コンデンサ4の両端間の
電圧は例えば図2(C)に破線で示す波形Vc ´のよう
に上昇して該コンデンサの充電電圧はほぼ一定の値Vcm
´に保持される。回転速度が設定値N1 を超えると、信
号コイル11が発生する負方向信号Vp1及び正方向信号
Vp2の大きさは図2(B)に破線で示すように大きくな
り、負方向信号がツェナーダイオード19のツェナー電
圧Vz よりも高くなる。
【0041】従って、負方向信号により信号コイル11
→ダイオード14→ツェナーダイオード19→波形整形
回路22→サイリスタ7のゲートカソード間→ダイオー
ド13→信号コイル11の経路でサイリスタ7に点火信
号が与えられ、角度位置θ2よりも進んだ角度位置θ1
でサイリスタ7が導通する。これにより充電電圧Vcm´
に充電されていたコンデンサ4の電荷が放電して点火コ
イル5に点火電圧V2が発生する。
→ダイオード14→ツェナーダイオード19→波形整形
回路22→サイリスタ7のゲートカソード間→ダイオー
ド13→信号コイル11の経路でサイリスタ7に点火信
号が与えられ、角度位置θ2よりも進んだ角度位置θ1
でサイリスタ7が導通する。これにより充電電圧Vcm´
に充電されていたコンデンサ4の電荷が放電して点火コ
イル5に点火電圧V2が発生する。
【0042】上記のように、本実施例では、エキサイタ
コイル1が1回転当り2サイクルの交流電圧を誘起する
ようになっていて、該エキサイタコイルの2つの正の半
サイクルの出力電圧で点火エネルギー蓄積用コンデンサ
4が充電されてその充電電圧がほぼ一定の値に保持され
た状態になった後に点火信号が発生するため、回転速度
が設定値N1 に達したときに点火位置が進角しても点火
動作時のコンデンサ4の充電電圧が低下することがな
く、全回転領域に亘って良好な点火性能が得られる。
コイル1が1回転当り2サイクルの交流電圧を誘起する
ようになっていて、該エキサイタコイルの2つの正の半
サイクルの出力電圧で点火エネルギー蓄積用コンデンサ
4が充電されてその充電電圧がほぼ一定の値に保持され
た状態になった後に点火信号が発生するため、回転速度
が設定値N1 に達したときに点火位置が進角しても点火
動作時のコンデンサ4の充電電圧が低下することがな
く、全回転領域に亘って良好な点火性能が得られる。
【0043】図4は、図1に示した本発明の実施例と図
6に示した従来例とについて、点火電圧V2 と機関の回
転速度Nとの関係を示す特性を比較して示したもので、
同図において曲線aは本実施例の点火装置により得られ
る特性を示し、曲線bは従来の点火装置により得られる
特性を示している。図4より明らかなように、本発明に
よれば、図3に示すように機関の回転速度が設定値N1
に達したときに点火位置が進角しても点火電圧が低下す
ることがなく、点火性能が低下することがない。 本実
施例の点火装置において、内燃機関が逆回転したときに
は、エキサイタコイル1に誘起する交流電圧の極性及び
信号コイル11に誘起する信号電圧の極性が正回転時の
極性と反対になる。図5(A)はエキサイタコイル1に
誘起する交流電圧の正転時の波形Ve (実線)と逆転時
の波形Ver(破線)とを示し、また図5(B)は信号コ
イル11に誘起する信号電圧の正転時の波形Vp (実
線)と逆転時の波形Vprとを示したもので、これらの図
において回転角度位置は正回転時は左から右へ、逆回転
時は右から左へ変化するように表わしてある。同図から
分かるように、機関の逆転時にはエキサイタコイル1の
正の半サイクルの出力電圧が発生している期間内に信号
電圧Vprが発生する。従ってこの場合には、負方向信号
及び正方向信号が発生したときトランジスタ24が導通
状態になっており、点火信号供給装置23から放電用サ
イリスタ7に与えられる点火信号はトランジスタ24を
通して側路されるためサイリスタ7は導通しない。その
ため、機関が逆転しようとしても点火電圧は発生せず、
機関の逆回転は維持されない。
6に示した従来例とについて、点火電圧V2 と機関の回
転速度Nとの関係を示す特性を比較して示したもので、
同図において曲線aは本実施例の点火装置により得られ
る特性を示し、曲線bは従来の点火装置により得られる
特性を示している。図4より明らかなように、本発明に
よれば、図3に示すように機関の回転速度が設定値N1
に達したときに点火位置が進角しても点火電圧が低下す
ることがなく、点火性能が低下することがない。 本実
施例の点火装置において、内燃機関が逆回転したときに
は、エキサイタコイル1に誘起する交流電圧の極性及び
信号コイル11に誘起する信号電圧の極性が正回転時の
極性と反対になる。図5(A)はエキサイタコイル1に
誘起する交流電圧の正転時の波形Ve (実線)と逆転時
の波形Ver(破線)とを示し、また図5(B)は信号コ
イル11に誘起する信号電圧の正転時の波形Vp (実
線)と逆転時の波形Vprとを示したもので、これらの図
において回転角度位置は正回転時は左から右へ、逆回転
時は右から左へ変化するように表わしてある。同図から
分かるように、機関の逆転時にはエキサイタコイル1の
正の半サイクルの出力電圧が発生している期間内に信号
電圧Vprが発生する。従ってこの場合には、負方向信号
及び正方向信号が発生したときトランジスタ24が導通
状態になっており、点火信号供給装置23から放電用サ
イリスタ7に与えられる点火信号はトランジスタ24を
通して側路されるためサイリスタ7は導通しない。その
ため、機関が逆転しようとしても点火電圧は発生せず、
機関の逆回転は維持されない。
【0044】上記の実施例では、点火信号供給装置23
が、信号コイル11に生ずる負方向信号と正方向信号と
により点火信号を供給するように構成されていて、機関
の回転速度が設定値N1 に達したときに点火位置がθ2
からθ1 にステップ状に進角するようになっているが、
点火信号供給装置23は、機関の正回転時にエキサイタ
コイル1が負の半サイクルの出力電圧が発生している角
度範囲内で点火信号を発生するものであればよく、上記
実施例に示したものに限定されない。例えば信号コイル
から得られる信号電圧により積分区間が定められる積分
回路を用いた公知の演算回路からなっていて上記の角度
範囲内で進角または遅角する点火信号を発生するもの
や、CPUを用いて演算して点火位置で点火信号を発生
するようにしたものであってもよい。
が、信号コイル11に生ずる負方向信号と正方向信号と
により点火信号を供給するように構成されていて、機関
の回転速度が設定値N1 に達したときに点火位置がθ2
からθ1 にステップ状に進角するようになっているが、
点火信号供給装置23は、機関の正回転時にエキサイタ
コイル1が負の半サイクルの出力電圧が発生している角
度範囲内で点火信号を発生するものであればよく、上記
実施例に示したものに限定されない。例えば信号コイル
から得られる信号電圧により積分区間が定められる積分
回路を用いた公知の演算回路からなっていて上記の角度
範囲内で進角または遅角する点火信号を発生するもの
や、CPUを用いて演算して点火位置で点火信号を発生
するようにしたものであってもよい。
【0045】上記の実施例においては、トランジスタ2
4にベース電流を供給するための直流電源回路26を、
エキサイタコイル1を電源として直流電圧を出力する回
路により構成したが、この直流電源回路の構成は上記実
施例のものに限定されない。例えば、バッテリや、機関
に取り付けられた磁石発電機内に設けられた他の発電コ
イルを電源として直流電圧を出力する直流電源回路を用
いてもよい。
4にベース電流を供給するための直流電源回路26を、
エキサイタコイル1を電源として直流電圧を出力する回
路により構成したが、この直流電源回路の構成は上記実
施例のものに限定されない。例えば、バッテリや、機関
に取り付けられた磁石発電機内に設けられた他の発電コ
イルを電源として直流電圧を出力する直流電源回路を用
いてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、内燃機
関の1回転当り複数サイクルの交流電圧を出力するエキ
サイタコイルの正の半サイクルの出力電圧で点火エネル
ギー蓄積用コンデンサを充電するようにするとともに、
点火信号を放電用スイッチの点火信号入力端子から側路
する点火信号側路用スイッチを設けて、エキサイタコイ
ルが負の半サイクルの出力電圧を発生しているときに点
火信号側路用スイッチを遮断状態に保ち、エキサイタコ
イルが正の半サイクルの出力電圧を発生しているときに
該側路用スイッチを導通状態に保つようにしたので、機
関の正回転時には点火エネルギー蓄積用コンデンサの充
電が完了した後に点火信号を発生させて、進角時におけ
る点火性能の低下を防ぐことができる。またエキサイタ
コイルの出力電圧の極性が反転する機関の逆回転時に
は、点火信号側路用スイッチが導通している期間に点火
信号を発生させるため、該点火信号を放電用スイッチか
ら側路して点火動作が行われるのを阻止することがで
き、機関の逆転を防止することができる。
関の1回転当り複数サイクルの交流電圧を出力するエキ
サイタコイルの正の半サイクルの出力電圧で点火エネル
ギー蓄積用コンデンサを充電するようにするとともに、
点火信号を放電用スイッチの点火信号入力端子から側路
する点火信号側路用スイッチを設けて、エキサイタコイ
ルが負の半サイクルの出力電圧を発生しているときに点
火信号側路用スイッチを遮断状態に保ち、エキサイタコ
イルが正の半サイクルの出力電圧を発生しているときに
該側路用スイッチを導通状態に保つようにしたので、機
関の正回転時には点火エネルギー蓄積用コンデンサの充
電が完了した後に点火信号を発生させて、進角時におけ
る点火性能の低下を防ぐことができる。またエキサイタ
コイルの出力電圧の極性が反転する機関の逆回転時に
は、点火信号側路用スイッチが導通している期間に点火
信号を発生させるため、該点火信号を放電用スイッチか
ら側路して点火動作が行われるのを阻止することがで
き、機関の逆転を防止することができる。
【図1】本発明の実施例を示した回路図である。
【図2】図1の各部の電圧波形を示した波形図である。
【図3】本発明の実施例により得られる点火位置の回転
速度に対する特性を示した線図である。
速度に対する特性を示した線図である。
【図4】本発明の実施例と従来例とについて点火電圧の
回転速度に対する特性を比較して示した線図である。
回転速度に対する特性を比較して示した線図である。
【図5】本発明の実施例で用いるエキサイタコイルの出
力波形及び信号コイルの出力波形を機関の正回転時と逆
回転時とについて示した波形図である。
力波形及び信号コイルの出力波形を機関の正回転時と逆
回転時とについて示した波形図である。
【図6】従来例の回路構成を示した回路図である。
【図7】図6の各部の電圧波形を示した波形図である。
1 エキサイタコイル 4 点火エネルギー蓄積用コンデンサ 5 点火コイル 7 サイリスタ(放電用スイッチ) 11 信号コイル 23 点火信号供給装置 24 NPNトランジスタ(点火信号側路用スイッチ) 26 直流電源回路 27 ベース電流供給回路 28 逆バイアス回路 29 点火信号側路用スイッチ制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−92046(JP,A) 特開 昭56−32077(JP,A) 実開 昭59−14970(JP,U) 実開 昭63−182279(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02P 3/08 302 - 303 F02P 11/02 303
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関に取り付けられた磁石発電機内
に設けられて機関の回転に同期して機関の1回転当り複
数サイクルの交流電圧を出力するエキサイタコイルと、
点火コイルと、前記点火コイルの1次側に設けられて前
記エキサイタコイルの正の半サイクルの出力電圧で一方
の極性に充電される点火エネルギー蓄積用コンデンサ
と、点火信号が与えられた際に導通して前記コンデンサ
の電荷を前記点火コイルの1次コイルに放電させる放電
用スイッチと、内燃機関の点火位置で前記放電用スイッ
チの点火信号入力端子に点火信号を与える点火信号供給
装置と、導通した際に前記点火信号を前記放電用スイッ
チの点火信号入力端子から側路するように設けられた点
火信号側路用スイッチと、前記エキサイタコイルの負の
半サイクルの出力電圧が発生しているときに前記点火信
号側路用スイッチを遮断状態に保ち、前記エキサイタコ
イルの正の半サイクルの出力電圧が発生しているときに
前記点火信号側路用スイッチを導通させるように前記エ
キサイタコイルの出力電圧の極性に応じて前記点火信号
側路用スイッチを制御する点火信号側路用スイッチ制御
回路とを備え、前記点火信号供給装置は、内燃機関の正
回転時にエキサイタコイルが負の半サイクルの出力電圧
を発生しているときに点火信号を発生するように構成さ
れているコンデンサ放電式内燃機関用点火装置におい
て、 前記点火信号側路用スイッチは、コレクタエミッタ間回
路が前記放電用スイッチの点火信号入力端子間に並列に
接続されたNPNトランジスタからなり、 前記点火信号側路用スイッチ制御回路は、直流電圧を出
力する直流電源回路と、前記直流電源回路から前記トラ
ンジスタにベース電流を供給するベース電流供給回路
と、前記エキサイタコイルが負の半サイクルの出力電圧
を発生しているときに前記トランジスタのベースエミッ
タ間を逆バイアスして該トランジスタを遮断状態にする
逆バイアス回路とを備え、 前記逆バイアス回路は、前記トランジスタのベースエミ
ッタ間にアノードを該トランジスタのエミッタ側に向け
た状態で接続されたダイオードと前記エキサイタコイル
の負の半サイクルの出力で該ダイオードに順方向電流を
流す回路とから なっていることを特徴とする コンデンサ
放電式内燃機関用点火装置。
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---|---|---|---|
JP06190847A JP3125587B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0861197A JPH0861197A (ja) | 1996-03-05 |
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ID=16264770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06190847A Expired - Fee Related JP3125587B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3125587B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009057834A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-03-19 | Keihin Corp | 内燃機関制御装置 |
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-
1994
- 1994-08-12 JP JP06190847A patent/JP3125587B2/ja not_active Expired - Fee Related
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