JP3124589B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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- JP3124589B2 JP3124589B2 JP03256187A JP25618791A JP3124589B2 JP 3124589 B2 JP3124589 B2 JP 3124589B2 JP 03256187 A JP03256187 A JP 03256187A JP 25618791 A JP25618791 A JP 25618791A JP 3124589 B2 JP3124589 B2 JP 3124589B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多値の画像データを2値
データに量子化処理する画像処理装置に関するものであ
る。
データに量子化処理する画像処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機やフアクシミリ装置等に
用いられる疑似中間処理方式として、例えば「特開平2
−210959」のような画像処理装置が提案されてい
る。この画像処理装置においては、注目画素近傍の既に
2値化が行われた画素の2値データを用いて注目画素を
黒又は白に2値化し、2値化の際に発生する誤差を注目
画素近傍の未2値化画素の多値データに加算するという
操作を、画素ごとに順次行なつている。
用いられる疑似中間処理方式として、例えば「特開平2
−210959」のような画像処理装置が提案されてい
る。この画像処理装置においては、注目画素近傍の既に
2値化が行われた画素の2値データを用いて注目画素を
黒又は白に2値化し、2値化の際に発生する誤差を注目
画素近傍の未2値化画素の多値データに加算するという
操作を、画素ごとに順次行なつている。
【0003】即ち、2値化処理の終了した2値データの
みを用いて平均濃度を演算し、該平均濃度を閾値として
入力多値データを2値化処理していた。このため、比較
的少ない処理量で2値化でき、しかも、入力多値データ
を2値化した際に発生する入力多値データと平均濃度と
の誤差を補正するので階調性のよい画像が得られるとい
う利点がある2値化方法であつた。
みを用いて平均濃度を演算し、該平均濃度を閾値として
入力多値データを2値化処理していた。このため、比較
的少ない処理量で2値化でき、しかも、入力多値データ
を2値化した際に発生する入力多値データと平均濃度と
の誤差を補正するので階調性のよい画像が得られるとい
う利点がある2値化方法であつた。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述の2値化方法では、近傍画素の条件により注目画素を
2値化するので、どうしてもハイライト部でドットのつ
ながり等が起こることが避けられず、ハイライト部の画
質を低下させてしまうという問題があった。また、低濃
度部での画質低下の問題もあつた。
述の2値化方法では、近傍画素の条件により注目画素を
2値化するので、どうしてもハイライト部でドットのつ
ながり等が起こることが避けられず、ハイライト部の画
質を低下させてしまうという問題があった。また、低濃
度部での画質低下の問題もあつた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した従来技
術の欠点を除去するとともに、注目画素の下位ビットデ
ータを乱数に基づき2値化しそれを上位ビットデータに
加算し上位ビットデータを2値化するとともに、上位ビ
ットデータを2値化する際に用いる平均値を複数の平均
値から選択する構成としたことにより、画像のハイライ
ト部分でのドットの打たれ方を適度に分散することがで
き、高品質な2値画像を得ることが出来る画像処理装置
の提供を目的とする。係る目的を達成する一手段として
例えば以下の構成を備える。即ち、多値画像データを2
値データに2値化処理する画像処理装置において、注目
画素に対応した多値画像データを入力する入力手段と、
前記注目画素以前に既に2値化された画素の2値データ
を参照して前記注目画素近傍における複数画素の重み付
けされた平均値を求める平均値演算手段と、前記多値画
像データを上位ビットデータと下位ビットデータに分割
する分割手段と、乱数値を発生させる乱数発生手段と、
前記乱数発生手段で発生された乱数値に基づき前記分割
手段により分割された下位ビットデータを2値化する下
位2値化手段と、前記下位2値化手段で2値化された2
値データを前記分割手段で分割された上位ビットデータ
に加算する加算手段と、前記加算手段により下位ビット
データの2値化データが加算された上位ビットデータを
前記平均値演算手段で求めた平均値に基づき2値化する
上位2値化手段とを有し、前記平均値演算手段は、参照
する画素を異ならせて複数の重み付け平均値を演算し、
前記上位2値化手段は複数の平均値の中から1つの平均
値を選択し、選択した平均値を閾値として上位ビットデ
ータを2値化することを特徴とする。
術の欠点を除去するとともに、注目画素の下位ビットデ
ータを乱数に基づき2値化しそれを上位ビットデータに
加算し上位ビットデータを2値化するとともに、上位ビ
ットデータを2値化する際に用いる平均値を複数の平均
値から選択する構成としたことにより、画像のハイライ
ト部分でのドットの打たれ方を適度に分散することがで
き、高品質な2値画像を得ることが出来る画像処理装置
の提供を目的とする。係る目的を達成する一手段として
例えば以下の構成を備える。即ち、多値画像データを2
値データに2値化処理する画像処理装置において、注目
画素に対応した多値画像データを入力する入力手段と、
前記注目画素以前に既に2値化された画素の2値データ
を参照して前記注目画素近傍における複数画素の重み付
けされた平均値を求める平均値演算手段と、前記多値画
像データを上位ビットデータと下位ビットデータに分割
する分割手段と、乱数値を発生させる乱数発生手段と、
前記乱数発生手段で発生された乱数値に基づき前記分割
手段により分割された下位ビットデータを2値化する下
位2値化手段と、前記下位2値化手段で2値化された2
値データを前記分割手段で分割された上位ビットデータ
に加算する加算手段と、前記加算手段により下位ビット
データの2値化データが加算された上位ビットデータを
前記平均値演算手段で求めた平均値に基づき2値化する
上位2値化手段とを有し、前記平均値演算手段は、参照
する画素を異ならせて複数の重み付け平均値を演算し、
前記上位2値化手段は複数の平均値の中から1つの平均
値を選択し、選択した平均値を閾値として上位ビットデ
ータを2値化することを特徴とする。
【0006】そして例えば、更に、前記上位2値化手段
が注目画素の上位ビットデータを2値化する際に発生す
る濃度誤差を注目画素周辺の未2値化画素に配分するこ
とにより濃度を保存する補正手段を備えることを特徴と
する。また例えば、前記上位2値化手段は、2値化前の
注目画素の多値データに基づいて複数の平均値の中から
1つの平均値を選択することを特徴とする。あるいは、
前記平均値演算手段は、複数個の異なる大きさの重みマ
スクに基づいて複数の重み付け平均値を求めることを特
徴とする。あるいは、前記下位2値化手段は前記乱数発
生手段の発生乱数値を閾値として2値化することを特徴
とする。
が注目画素の上位ビットデータを2値化する際に発生す
る濃度誤差を注目画素周辺の未2値化画素に配分するこ
とにより濃度を保存する補正手段を備えることを特徴と
する。また例えば、前記上位2値化手段は、2値化前の
注目画素の多値データに基づいて複数の平均値の中から
1つの平均値を選択することを特徴とする。あるいは、
前記平均値演算手段は、複数個の異なる大きさの重みマ
スクに基づいて複数の重み付け平均値を求めることを特
徴とする。あるいは、前記下位2値化手段は前記乱数発
生手段の発生乱数値を閾値として2値化することを特徴
とする。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
【0008】
【第1実施例】図1は本発明に係る一実施例である画像
処理装置のブロツク図である。図1において、入力セン
サ部101はCCD等の光電変換素子及びこれを操作す
る駆動装置より構成され、原稿の読み取り操作を行う。
入力センサ部101で読み取られた原稿画像データは多
値アナログ画像データである。この多値アナログ画像デ
ータは逐次A/D変換器102に送られ、各画素のアナ
ログデータを対応する多値デジタルデータに変換され
る。次に補正回路103において、CCDセンサの感度
ムラや照明光源による照度ムラを補正するためにシュー
ティング補正等の補正処理が行なわれる。
処理装置のブロツク図である。図1において、入力セン
サ部101はCCD等の光電変換素子及びこれを操作す
る駆動装置より構成され、原稿の読み取り操作を行う。
入力センサ部101で読み取られた原稿画像データは多
値アナログ画像データである。この多値アナログ画像デ
ータは逐次A/D変換器102に送られ、各画素のアナ
ログデータを対応する多値デジタルデータに変換され
る。次に補正回路103において、CCDセンサの感度
ムラや照明光源による照度ムラを補正するためにシュー
ティング補正等の補正処理が行なわれる。
【0009】続く2値化回路104に入力された多値画
像データは、後述する2値化方法により2値のデータに
量子化処理される。プリンタ105はレーザビーム又は
インクジェット方式により構成されるプリンタであり、
2値化回路104から送られてくる2値データに基づき
ドットをON/OFF制御し、画像を記録紙上に再現す
る。
像データは、後述する2値化方法により2値のデータに
量子化処理される。プリンタ105はレーザビーム又は
インクジェット方式により構成されるプリンタであり、
2値化回路104から送られてくる2値データに基づき
ドットをON/OFF制御し、画像を記録紙上に再現す
る。
【0010】図2及び図3に図1における2値化回路1
04の詳細ブロツク構成を示す。図2及び図3において
1,2はそれぞれ2値化処理された2値画像データを1
ライン分記憶するラインメモリ、3〜12,21は画像
データを1画素分遅延させるためのDタイプのフリツプ
フロツプDF/F 、13,14は注目画素周辺の2値画像
データから所定の領域の重み付け平均値を求める演算器
である。
04の詳細ブロツク構成を示す。図2及び図3において
1,2はそれぞれ2値化処理された2値画像データを1
ライン分記憶するラインメモリ、3〜12,21は画像
データを1画素分遅延させるためのDタイプのフリツプ
フロツプDF/F 、13,14は注目画素周辺の2値画像
データから所定の領域の重み付け平均値を求める演算器
である。
【0011】15は加算器22よりの量子化データと所
定の値βとを比較する比較器、16は比較器15からの
信号に基づき演算器13,14よりの複数の重み付け平
均値のうちのいずれかを閾値として選択するセレクタ、
17はセレクタ16から出力された閾値と注目画素の量
子化データとの差を演算する減算器、18はセレクタ1
6から出力された閾値と加算器22よりの注目画素の量
子化データとを比較して注目画素の2値化を行う比較
器、19は減算器17から出力される注目画素の量子化
データと閾値との差に基づき誤差データを演算する誤差
ROM、20は誤差ROM19よりの誤差データを1ラ
イン分記憶するラインメモリ、22は量子化データに濃
度補正を行うために、加算器23よりの量子化データに
ラインメモリ20及びDF/F 21よりの誤差データを加
算する加算器、23は画素の上位ビツトデータに2値化
された下位ビツトデータを加算して量子化データを出力
する加算器である。
定の値βとを比較する比較器、16は比較器15からの
信号に基づき演算器13,14よりの複数の重み付け平
均値のうちのいずれかを閾値として選択するセレクタ、
17はセレクタ16から出力された閾値と注目画素の量
子化データとの差を演算する減算器、18はセレクタ1
6から出力された閾値と加算器22よりの注目画素の量
子化データとを比較して注目画素の2値化を行う比較
器、19は減算器17から出力される注目画素の量子化
データと閾値との差に基づき誤差データを演算する誤差
ROM、20は誤差ROM19よりの誤差データを1ラ
イン分記憶するラインメモリ、22は量子化データに濃
度補正を行うために、加算器23よりの量子化データに
ラインメモリ20及びDF/F 21よりの誤差データを加
算する加算器、23は画素の上位ビツトデータに2値化
された下位ビツトデータを加算して量子化データを出力
する加算器である。
【0012】また、24は補正回路103より入力され
た多値の画素データを上位ビツトデータと下位ビツトデ
ータとに分ける演算器、25は乱数発生器26から出力
される閾値と演算器24よりの下位ビツトデータとを比
較して、下位ビツトデータの2値化を行う比較器、26
は一様乱数を発生させる乱数発生器である。以上の構成
を備える本実施例における2値化方法の原理について以
下に説明する。
た多値の画素データを上位ビツトデータと下位ビツトデ
ータとに分ける演算器、25は乱数発生器26から出力
される閾値と演算器24よりの下位ビツトデータとを比
較して、下位ビツトデータの2値化を行う比較器、26
は一様乱数を発生させる乱数発生器である。以上の構成
を備える本実施例における2値化方法の原理について以
下に説明する。
【0013】図4に示す(1)は入力画像の画素毎の多
値濃度を示す。図4の(1)において、f(i,j)は2値化
しようとする注目画素位置の入力画像の多値画像データ
を示し、8ビツト構成で「0〜255」の値をとる。ま
た、破線より上の画素位置の画像データはすでに2値化
処理が終了しており、注目画素の2値化画行われると、
以後、f(i+1,j),f(i+2,j) ,…と順次同様の2値化処理
が行われる。
値濃度を示す。図4の(1)において、f(i,j)は2値化
しようとする注目画素位置の入力画像の多値画像データ
を示し、8ビツト構成で「0〜255」の値をとる。ま
た、破線より上の画素位置の画像データはすでに2値化
処理が終了しており、注目画素の2値化画行われると、
以後、f(i+1,j),f(i+2,j) ,…と順次同様の2値化処理
が行われる。
【0014】図4の(2)は2値化画像データを表す図
である。図4の(2)において、B(i,j)は注目画素の2
値化後のデータ(0又は1)を示す。破線により囲まれ
た部分は注目画素の処理時にはすでに2値化処理が行わ
れている画素データであり、これらを注目画素の2値化
処理の際に用いる。図4の(3)は重み付けを表す図で
ある。R1 R2 は平均濃度を求める重み付けマスクの一
例で5×3及び3×2サイズのマトリクスで表してい
る。
である。図4の(2)において、B(i,j)は注目画素の2
値化後のデータ(0又は1)を示す。破線により囲まれ
た部分は注目画素の処理時にはすでに2値化処理が行わ
れている画素データであり、これらを注目画素の2値化
処理の際に用いる。図4の(3)は重み付けを表す図で
ある。R1 R2 は平均濃度を求める重み付けマスクの一
例で5×3及び3×2サイズのマトリクスで表してい
る。
【0015】ここで未2値化画素に対する重みとして
は、 R1(0,0)=R1(1,0)=R2(2,0)=0 、R2(0,0)=R2(1,0)=0 とし
て用いる。そして、まず8ビットの入力画像データf(i,
j)を、上位6ビツトデータfH(i,j) と下位2ビツトデー
タfL(i,j) とに分ける。下位データは、0〜3までの値
が同確率で起こる一様乱数を閾値として0又は1に2値
化する。2値化された下位データBL(i,j) は上位データ
fH(i,j) に加算され、量子化データh(i,j)を得る。
は、 R1(0,0)=R1(1,0)=R2(2,0)=0 、R2(0,0)=R2(1,0)=0 とし
て用いる。そして、まず8ビットの入力画像データf(i,
j)を、上位6ビツトデータfH(i,j) と下位2ビツトデー
タfL(i,j) とに分ける。下位データは、0〜3までの値
が同確率で起こる一様乱数を閾値として0又は1に2値
化する。2値化された下位データBL(i,j) は上位データ
fH(i,j) に加算され、量子化データh(i,j)を得る。
【0016】次に既に2値化の終了した画素データよ
り、注目画素近傍における重み付き平均濃度m1(i,j) 及
びm2(i,j) を次式より求める。 注目画素の量子化データh(i,j)とその画素に割り付けら
れた2値化補正値E(i,j)によりm1(i,j) とm2(i,j)のど
ちらかを選択する。 ここで、βは低濃度部であるか否かを判断する所定の値
であり、最大濃度値の10%程度に設定する。本実施例
では上位6ビットを用いるので、最大濃度値は64であ
る。従って、その10%に相当する値を使う。即ちβ=
6となる。
り、注目画素近傍における重み付き平均濃度m1(i,j) 及
びm2(i,j) を次式より求める。 注目画素の量子化データh(i,j)とその画素に割り付けら
れた2値化補正値E(i,j)によりm1(i,j) とm2(i,j)のど
ちらかを選択する。 ここで、βは低濃度部であるか否かを判断する所定の値
であり、最大濃度値の10%程度に設定する。本実施例
では上位6ビットを用いるので、最大濃度値は64であ
る。従って、その10%に相当する値を使う。即ちβ=
6となる。
【0017】注目画素の量子化データh(i,j)は前記選択
されたm(i,j)と注目画素に割り付けられた2値化補正値
E(i,j)を用いて次式に従い2値化される。 またこのとき発生する2値化誤差の補正値も同様に計算
される。
されたm(i,j)と注目画素に割り付けられた2値化補正値
E(i,j)を用いて次式に従い2値化される。 またこのとき発生する2値化誤差の補正値も同様に計算
される。
【0018】 E1(i+1,j)=E2(i,j+1)={h(i,j)+E(i,j)-m(i,j)}/2 …(4) E1(i+1,j) は注目画素の次の画素(i+1,j) に割り付けら
れる補正値であり、E2(i,j+1) は注目画素の1ライン後
の画素(i,j+1) に割り付けられる補正値である。注目画
素に割り付けられた2値化補正値E(i,j)は次式により求
められ、前記手法により注目画素の1画素前である画素
(i-1,j) を2値化した際に発生した誤差E1(i,j) と、注
目画素の1ライン前の画素(i,j-1) を2値化した際に発
生した誤差E2(i,j) との和である。
れる補正値であり、E2(i,j+1) は注目画素の1ライン後
の画素(i,j+1) に割り付けられる補正値である。注目画
素に割り付けられた2値化補正値E(i,j)は次式により求
められ、前記手法により注目画素の1画素前である画素
(i-1,j) を2値化した際に発生した誤差E1(i,j) と、注
目画素の1ライン前の画素(i,j-1) を2値化した際に発
生した誤差E2(i,j) との和である。
【0019】 E(i,j)=E1(i,j)+E2(i,j) …(5) 以上の操作を画素ごとに順次行うことで画像全体の2値
化を行う。このように下位ビツトでは、乱数を閾値とし
て量子化することにより、濃度が適度に分散され、低濃
度部のドットのつながりが有効に防止できる効果があ
る。また濃度が量子化確率となるので、統計的に濃度が
保存される。
化を行う。このように下位ビツトでは、乱数を閾値とし
て量子化することにより、濃度が適度に分散され、低濃
度部のドットのつながりが有効に防止できる効果があ
る。また濃度が量子化確率となるので、統計的に濃度が
保存される。
【0020】また上位ビツトでは、周辺画素情報に基づ
いて2値化を行い、2値化誤差を補正することにより濃
度が保存され、階調性、解像力ともに優れた画像が得ら
れる。そして低濃度では平均濃度算出領域を広くするこ
とでドットのつながり防止に効果があり、前記乱数を用
いることによる効果と合わせて、ハイライト部での高品
位な画質が得られる。この場合において、低濃度部用
に、広い平均濃度算出領域に対してラインメモリが必要
であるが、以上の方法を用いることにより、2値化誤差
の補正量を記憶しておくメモリは上位ビツト分だけでよ
いので、トータルしてメモリを増やさずに実現できる。
上述した図1〜図3に示す本実施例の構成における、以
上の2値化方法の原理に基づいた注目画素(i,j)の2値
化処理を以下に説明する。
いて2値化を行い、2値化誤差を補正することにより濃
度が保存され、階調性、解像力ともに優れた画像が得ら
れる。そして低濃度では平均濃度算出領域を広くするこ
とでドットのつながり防止に効果があり、前記乱数を用
いることによる効果と合わせて、ハイライト部での高品
位な画質が得られる。この場合において、低濃度部用
に、広い平均濃度算出領域に対してラインメモリが必要
であるが、以上の方法を用いることにより、2値化誤差
の補正量を記憶しておくメモリは上位ビツト分だけでよ
いので、トータルしてメモリを増やさずに実現できる。
上述した図1〜図3に示す本実施例の構成における、以
上の2値化方法の原理に基づいた注目画素(i,j)の2値
化処理を以下に説明する。
【0021】図2に示すラインメモリ1,2には、注目
画素以前に2値化の終了した画素の、図3の比較器18
よりの2値データが記憶されている。そして注目画素を
2値化する際にラインメモリ2は1ライン前の2値デー
タB(i+2,j-1)を出力し、ラインメモリ1は2ライン前の
2値データB(i+2,j-2)を出力する。DF/F 3〜12はそ
れぞれ1画素ずつ遅延させたデータを出力する。即ちD
F/F 3はB(i+1,j-2)、DF/F 4はB(i,j-2)、DF/F 5は
B(i-1,j-2)、DF/F 6はB(i-2,j-2)、DF/F 7はB(i+1,
j-1)、DF/F 8はB(i,j-1)、DF/F 9はB(i-1,j-1)、D
F/F 10はB(i-2,j-1)、DF/F 11はB(i-1,j)、DF/F
12はB(i-2,j)をそれぞれ出力する。
画素以前に2値化の終了した画素の、図3の比較器18
よりの2値データが記憶されている。そして注目画素を
2値化する際にラインメモリ2は1ライン前の2値デー
タB(i+2,j-1)を出力し、ラインメモリ1は2ライン前の
2値データB(i+2,j-2)を出力する。DF/F 3〜12はそ
れぞれ1画素ずつ遅延させたデータを出力する。即ちD
F/F 3はB(i+1,j-2)、DF/F 4はB(i,j-2)、DF/F 5は
B(i-1,j-2)、DF/F 6はB(i-2,j-2)、DF/F 7はB(i+1,
j-1)、DF/F 8はB(i,j-1)、DF/F 9はB(i-1,j-1)、D
F/F 10はB(i-2,j-1)、DF/F 11はB(i-1,j)、DF/F
12はB(i-2,j)をそれぞれ出力する。
【0022】これらのDF/F 3〜12よりの各2値デー
タは演算器13に入力される。また、このうちDF/F 7
よりのB(i+1,j-1)、DF/F 8よりのB(i,j-1)、DF/F 9
よりのB(i-1,j-1)、DF/F 11よりのB(i-1,j)は演算器
14にも入力される。演算器13及び演算器14は、注
目画素近傍の2値データからそれぞれの重みマスクに基
づいた符号Aで示す重み付き平均濃度値m1(i,j) 及び符
号Bで示す重み付き平均濃度値m2(i,j) を演算して図3
のセレクタ16に出力する。
タは演算器13に入力される。また、このうちDF/F 7
よりのB(i+1,j-1)、DF/F 8よりのB(i,j-1)、DF/F 9
よりのB(i-1,j-1)、DF/F 11よりのB(i-1,j)は演算器
14にも入力される。演算器13及び演算器14は、注
目画素近傍の2値データからそれぞれの重みマスクに基
づいた符号Aで示す重み付き平均濃度値m1(i,j) 及び符
号Bで示す重み付き平均濃度値m2(i,j) を演算して図3
のセレクタ16に出力する。
【0023】一方、補正回路103から送られたきた注
目画素の多値データf(i,j)は、図3の演算器24に入力
される。演算器24は入力された注目画素の8ビツト多
値データf(i,j)を、上位6ビツトデータfH(i,j) と下位
2ビツトデータfc(i,j) に分けて出力する。また乱数発
生器26は画素ごとに0〜3の値をとる一様乱数を発生
する。
目画素の多値データf(i,j)は、図3の演算器24に入力
される。演算器24は入力された注目画素の8ビツト多
値データf(i,j)を、上位6ビツトデータfH(i,j) と下位
2ビツトデータfc(i,j) に分けて出力する。また乱数発
生器26は画素ごとに0〜3の値をとる一様乱数を発生
する。
【0024】比較器25は、乱数発生器26より発生さ
れる0〜3の乱数の値を閾値として、下位2ビツトデー
タfL(i,j) を2値化し、下位2値化データBL(i,j) を出
力する。加算器23は、演算器24よりのビツトデータ
fH(i,j) と、比較器25よりの1又は0に2値化された
下位2値化データBL(i,j) とを加算して、量子化データ
h(i,j)を出力する。
れる0〜3の乱数の値を閾値として、下位2ビツトデー
タfL(i,j) を2値化し、下位2値化データBL(i,j) を出
力する。加算器23は、演算器24よりのビツトデータ
fH(i,j) と、比較器25よりの1又は0に2値化された
下位2値化データBL(i,j) とを加算して、量子化データ
h(i,j)を出力する。
【0025】加算器22は、量子化データh(i,j)に、ラ
インメモリ20及びDF/F 21よりの誤差補正データE1
(i,j) 及びE2(i,j) とを加算して、h(i,j)+E(i,j) を出
力する。比較器15は、この誤差補正された量子化デー
タh(i,j)+E(i,j) と、所定の値βとの比較を行い、その
比較判定結果に基づきセレクタ16に対するセレクト信
号を出力する。
インメモリ20及びDF/F 21よりの誤差補正データE1
(i,j) 及びE2(i,j) とを加算して、h(i,j)+E(i,j) を出
力する。比較器15は、この誤差補正された量子化デー
タh(i,j)+E(i,j) と、所定の値βとの比較を行い、その
比較判定結果に基づきセレクタ16に対するセレクト信
号を出力する。
【0026】セレクタ16は、比較器15から送られて
きたセレクト信号に基づき、符号Aで示す重み付き平均
濃度値m1(i,j) 及び符号Bで示す重み付き平均濃度値m2
(i,j) のいずれかを選択し、閾値m(i,j)として出力す
る。減算器17は、加算器22よりの誤差補正された量
子化データh(i,j)+E(i,j) と閾値m(i,j)との差を演算す
る。また比較器18はm(i,j)を閾値として誤差補正され
た量子化データh(i,j)+E(i,j) の2値化を行い、符号C
で示す2値データB(i,j)を出力する。この2値データB
(i,j)は、プリンタ105に送られるとともに、図2に
示すラインメモリ2及びDF/F 11にも入力され、今後
2値化を行う画素のための周辺画素情報となる。
きたセレクト信号に基づき、符号Aで示す重み付き平均
濃度値m1(i,j) 及び符号Bで示す重み付き平均濃度値m2
(i,j) のいずれかを選択し、閾値m(i,j)として出力す
る。減算器17は、加算器22よりの誤差補正された量
子化データh(i,j)+E(i,j) と閾値m(i,j)との差を演算す
る。また比較器18はm(i,j)を閾値として誤差補正され
た量子化データh(i,j)+E(i,j) の2値化を行い、符号C
で示す2値データB(i,j)を出力する。この2値データB
(i,j)は、プリンタ105に送られるとともに、図2に
示すラインメモリ2及びDF/F 11にも入力され、今後
2値化を行う画素のための周辺画素情報となる。
【0027】一方、減算器17から出力されたh(i,j)+E
(i,j)-m(i,j)は、誤差ROM19に入力される。誤差R
OM19は、上述した式(4)に従い、誤差データE1(i
+1,j),E2(i,j+1) を出力する。E1(i+1,j) はDF/F 21
により1画素分遅延されて画素(i+1,j) に割り付けら
れ、E2(i,j+1) はラインメモリ20に記憶され1ライン
後の画素(i,j+1) に割り付けられる。
(i,j)-m(i,j)は、誤差ROM19に入力される。誤差R
OM19は、上述した式(4)に従い、誤差データE1(i
+1,j),E2(i,j+1) を出力する。E1(i+1,j) はDF/F 21
により1画素分遅延されて画素(i+1,j) に割り付けら
れ、E2(i,j+1) はラインメモリ20に記憶され1ライン
後の画素(i,j+1) に割り付けられる。
【0028】以上一連の処理を繰り返し行うことにより
画像データの2値化処理を画素ごとに順次行う。以上説
明した2値化処理を行ない、注目画素の下位データを確
率的に2値化することにより、ハイライト部分でのドツ
トの打たれ方が適度に分散され、画質を向上させること
ができる。
画像データの2値化処理を画素ごとに順次行う。以上説
明した2値化処理を行ない、注目画素の下位データを確
率的に2値化することにより、ハイライト部分でのドツ
トの打たれ方が適度に分散され、画質を向上させること
ができる。
【0029】
【第2実施例】以上説明した第1実施例においては、注
目画素の下位2ビツトのみ乱数を用いて2値化処理し、
この2値化データと上位ビツトとを加算していた。しか
し本発明は以上の例に限定されるものではなく、注目画
素の上位ビットのレベルに応じて乱数に加工を行う様に
制御しても良い。このように制御した本発明に係る第2
実施例を以下に説明する。
目画素の下位2ビツトのみ乱数を用いて2値化処理し、
この2値化データと上位ビツトとを加算していた。しか
し本発明は以上の例に限定されるものではなく、注目画
素の上位ビットのレベルに応じて乱数に加工を行う様に
制御しても良い。このように制御した本発明に係る第2
実施例を以下に説明する。
【0030】第2実施例は上述した第1実施例と略同様
の構成であり、わずかに第1実施例の図3に示す構成が
異なり、図5に示す構成となつている構成である。図1
及び図2に示す部分は第1実施例と同様であり、他の構
成においても、第1実施例と同様構成には同一参照番号
を付し、詳細説明を省略する。図5において、図3に示
す第1実施例と異なるのは、演算器424、比較器42
5、演算器426、及び乱数発生器427部分の構成の
みである。
の構成であり、わずかに第1実施例の図3に示す構成が
異なり、図5に示す構成となつている構成である。図1
及び図2に示す部分は第1実施例と同様であり、他の構
成においても、第1実施例と同様構成には同一参照番号
を付し、詳細説明を省略する。図5において、図3に示
す第1実施例と異なるのは、演算器424、比較器42
5、演算器426、及び乱数発生器427部分の構成の
みである。
【0031】第2実施例においては、図5に示すよう
に、演算器424によって、補正回路103から送られ
たきた8ビツトの注目画素の多値データf(i,j)を、上位
ビツトデータと下位ビツトデータにとに分ける。この上
位ビツトと下位ビツトとの振り分けは、上位4ビツトデ
ータと下位4ビツトデータとに振り分けても良く、また
第1実施例とは逆に上位2ビツト、下位6ビツトに振り
分けても良い。
に、演算器424によって、補正回路103から送られ
たきた8ビツトの注目画素の多値データf(i,j)を、上位
ビツトデータと下位ビツトデータにとに分ける。この上
位ビツトと下位ビツトとの振り分けは、上位4ビツトデ
ータと下位4ビツトデータとに振り分けても良く、また
第1実施例とは逆に上位2ビツト、下位6ビツトに振り
分けても良い。
【0032】この後第2実施例においては、上位ビット
データを乱数発生器427から発生した乱数値とともに
演算器426に入力する。演算器426よりの出力は、
比較器425における下位ビツトデータの2値化の閾値
となる。演算器426は、上位ビットデータの値に応じ
て乱数発生器427よりの上位ビットデータが0となる
ような低濃度領域では、出力値(下位ビツトデータの2
値化の閾値となる乱数の値)を増やすことにより、ドツ
ト印刷確率を下げて、ハイライト部のドットのつながり
を抑える。
データを乱数発生器427から発生した乱数値とともに
演算器426に入力する。演算器426よりの出力は、
比較器425における下位ビツトデータの2値化の閾値
となる。演算器426は、上位ビットデータの値に応じ
て乱数発生器427よりの上位ビットデータが0となる
ような低濃度領域では、出力値(下位ビツトデータの2
値化の閾値となる乱数の値)を増やすことにより、ドツ
ト印刷確率を下げて、ハイライト部のドットのつながり
を抑える。
【0033】以上の様に制御することにより、低濃度部
で平均濃度算出マスクを変えることにより、周辺画素情
報の伝わり方を変えることができ、近接した場所にドツ
トが打たれることが防止でき、低濃度部での画質の向上
をも図ることができる。
で平均濃度算出マスクを変えることにより、周辺画素情
報の伝わり方を変えることができ、近接した場所にドツ
トが打たれることが防止でき、低濃度部での画質の向上
をも図ることができる。
【0034】
【第3実施例】上述した第1の実施例では、複数の重み
付き平均値を計算し、注目画素の量子化レベルに基づ
き、複数の重み付き平均値のいずれかを閾値として選択
する構成としたが、注目画素の量子化レベルに基づき直
接閾値を演算する様に構成しても同様の効果を達成でき
る。注目画素の量子化レベルに基づき直接閾値を演算す
る様に構成した本発明に係る第3実施例を以下に説明す
る。
付き平均値を計算し、注目画素の量子化レベルに基づ
き、複数の重み付き平均値のいずれかを閾値として選択
する構成としたが、注目画素の量子化レベルに基づき直
接閾値を演算する様に構成しても同様の効果を達成でき
る。注目画素の量子化レベルに基づき直接閾値を演算す
る様に構成した本発明に係る第3実施例を以下に説明す
る。
【0035】図6は本発明に係る第3実施例の2値化回
路のブロツク構成図であり、他の部分は図1に示す第1
実施例の構成と同様である。なお、第1実施例と同様構
成には同一番号を付し詳細説明を省略する。第3実施例
においては、図6に示す様に、比較器14からのセレク
ト信号をセレクタ16ではなく演算装置600に直接入
力させ、閾値となる重み付き平均値を演算する構成とし
ている。なお、この演算装置600は、第1実施例の演
算器13,14及びセレクタ16の機能とともに、上述
した比較器14からのセレクト信号をも含めて閾値とな
る重み付き平均値を演算する機能を合わせ持つ構成であ
り、係る演算装置600をテーブル構成とすることによ
り、非常に高速での演算が行える。
路のブロツク構成図であり、他の部分は図1に示す第1
実施例の構成と同様である。なお、第1実施例と同様構
成には同一番号を付し詳細説明を省略する。第3実施例
においては、図6に示す様に、比較器14からのセレク
ト信号をセレクタ16ではなく演算装置600に直接入
力させ、閾値となる重み付き平均値を演算する構成とし
ている。なお、この演算装置600は、第1実施例の演
算器13,14及びセレクタ16の機能とともに、上述
した比較器14からのセレクト信号をも含めて閾値とな
る重み付き平均値を演算する機能を合わせ持つ構成であ
り、係る演算装置600をテーブル構成とすることによ
り、非常に高速での演算が行える。
【0036】以上の構成としても、注目画素の下位デー
タを確率的に2値化することにより、ハイライト部分で
のドツトの打たれ方が適度に分散され、画質を向上させ
ることができる。以上説明した様の上述した各実施例に
よれば、下位ビツトを確率的に量子化するように構成す
ると共に、低濃度部で重み付き平均濃度値の算出領域を
広くする様に構成することにより、低濃度部で起こるド
ットのつながりを防止し、高画質な画像が得られる。
タを確率的に2値化することにより、ハイライト部分で
のドツトの打たれ方が適度に分散され、画質を向上させ
ることができる。以上説明した様の上述した各実施例に
よれば、下位ビツトを確率的に量子化するように構成す
ると共に、低濃度部で重み付き平均濃度値の算出領域を
広くする様に構成することにより、低濃度部で起こるド
ットのつながりを防止し、高画質な画像が得られる。
【0037】なお、以上の説明において、第1実施例に
おいては、注目画素の下位2ビツトのみ乱数を用いて2
値化処理し、この2値化データと上位ビツトとを加算し
ていた。そして第2実施例においては、注目画素の上位
ビットのレベルに応じて、低濃度領域では乱数に加工を
行う様に制御する例を示したが、これらは別個独立に備
えられるものではなく、第1実施例の機能と第2実施例
の機能とを合わせ持つ構成とし、ハイライト部分では第
1実施例の如く、低濃度領域では第2実施例の如くに2
値化処理を行う構成としても良い。この様に切り替えて
最適2値化処理を行うことにより非常に高品質の2値化
画像が得られる。
おいては、注目画素の下位2ビツトのみ乱数を用いて2
値化処理し、この2値化データと上位ビツトとを加算し
ていた。そして第2実施例においては、注目画素の上位
ビットのレベルに応じて、低濃度領域では乱数に加工を
行う様に制御する例を示したが、これらは別個独立に備
えられるものではなく、第1実施例の機能と第2実施例
の機能とを合わせ持つ構成とし、ハイライト部分では第
1実施例の如く、低濃度領域では第2実施例の如くに2
値化処理を行う構成としても良い。この様に切り替えて
最適2値化処理を行うことにより非常に高品質の2値化
画像が得られる。
【0038】本発明は、複数の機器から構成されるシス
テムに適用しても良いし、1つの機器からなる装置に適
用しても良い。また、システムあるいは装置にプログラ
ムを供給することによつて達成される場合にも適用でき
ることは言うまでもない。
テムに適用しても良いし、1つの機器からなる装置に適
用しても良い。また、システムあるいは装置にプログラ
ムを供給することによつて達成される場合にも適用でき
ることは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、注
目画素の下位ビットデータを乱数に基づき2値化しそれ
を上位ビットデータに加算し上位ビットデータを2値化
するとともに、上位ビットデータを2値化する際に用い
る平均値を複数の平均値から選択する構成としたことに
より、画像のハイライト部分でのドットの打たれ方を適
度に分散することができ、高品質な2値画像を得ること
が出来る画像処理装置を提供できる。
目画素の下位ビットデータを乱数に基づき2値化しそれ
を上位ビットデータに加算し上位ビットデータを2値化
するとともに、上位ビットデータを2値化する際に用い
る平均値を複数の平均値から選択する構成としたことに
より、画像のハイライト部分でのドットの打たれ方を適
度に分散することができ、高品質な2値画像を得ること
が出来る画像処理装置を提供できる。
【図1】本発明に係る一実施例の画像処理装置の構成を
示すブロツク図である。
示すブロツク図である。
【図2】、
【図3】図1に示す2値化回路の詳細回路図である。
【図4】本実施例における画素毎の多値画像、2値化画
像、及び、平均濃度算出用重み付けマスクの例を示す図
である。
像、及び、平均濃度算出用重み付けマスクの例を示す図
である。
【図5】本発明に係る第2実施例の2値化回路における
第1実施例の構成と異なる部分を示す回路図である。
第1実施例の構成と異なる部分を示す回路図である。
【図6】本発明に係る第3実施例における2値化回路の
詳細回路図である。
詳細回路図である。
1,2,20 ラインメモリ 3〜12,21 DタイプのフリツプフロツプDF/F 13,14,24,424,426 演算器 15,18,25,425 比較器 16 セレクタ 17 減算器 19 誤差ROM 23 加算器 26,427 乱数発生器 101 入力センサ部 102 A/D変換器 103 補正回路 104 2値化回路 105 プリンタ 600 演算装置である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60
Claims (5)
- 【請求項1】 多値画像データを2値データに2値化処
理する画像処理装置において、注目画素に対応した多値画像データを入力する入力手段
と、 前記 注目画素以前に既に2値化された画素の2値データ
を参照して前記注目画素近傍における複数画素の重み付
けされた平均値を求める平均値演算手段と、前記多値画像データを上位ビットデータと下位ビットデ
ータに分割する分割手段と、 乱数値を発生させる乱数発生手段と、 前記乱数発生手段で発生された乱数値に基づき前記分割
手段により分割された下位ビットデータを2値化する下
位2値化手段と、 前記下位2値化手段で2値化された2値データを前記分
割手段で分割された上位ビットデータに加算する加算手
段と、前記加算手段により下位ビットデータの2値化データが
加算された上位ビットデータを 前記平均値演算手段で求
めた平均値に基づき2値化する上位2値化手段とを有
し、 前記平均値演算手段は、参照する画素を異ならせて複数
の重み付け平均値を演算し、前記上位2値化手段は複数
の平均値の中から1つの平均値を選択し、選択した平均
値を閾値として上位ビットデータを2値化する ことを特
徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 更に、前記上位2値化手段が注目画素の
上位ビットデータを2値化する際に発生する濃度誤差を
注目画素周辺の未2値化画素に配分することにより濃度
を保存する補正手段を備えることを特徴とする請求項1
記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記上位2値化手段は、2値化前の注目
画素の多値データに基づいて複数の平均値の中から1つ
の平均値を選択することを特徴とする請求項1記載の画
像処理装置。 - 【請求項4】 前記平均値演算手段は、複数個の異なる
大きさの重みマスクに基づいて複数の重み付け平均値を
求めることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 前記下位2値化手段は前記乱数発生手段
の発生乱数値を閾値として2値化することを特徴とする
請求項1記載の画像処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03256187A JP3124589B2 (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 画像処理装置 |
US07/955,265 US5394250A (en) | 1991-03-10 | 1992-10-01 | Image processing capable of handling multi-level image data without deterioration of image quality in highlight areas |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03256187A JP3124589B2 (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0595474A JPH0595474A (ja) | 1993-04-16 |
JP3124589B2 true JP3124589B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=17289117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03256187A Expired - Fee Related JP3124589B2 (ja) | 1991-03-10 | 1991-10-03 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3124589B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100575975B1 (ko) | 1999-10-06 | 2006-05-02 | 삼성전자주식회사 | 레이저 빔 프린터에서 그레이 성분을 가진 이미지의 다치화 처리회로 및 방법 |
JP2007236398A (ja) | 2004-03-30 | 2007-09-20 | Brother Ind Ltd | プリント機能付き刺繍ミシン |
JP2009258224A (ja) | 2008-04-14 | 2009-11-05 | Canon Inc | 画像形成装置及び画像形成方法 |
-
1991
- 1991-10-03 JP JP03256187A patent/JP3124589B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0595474A (ja) | 1993-04-16 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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