JP3107824U - Sample detection extraction container - Google Patents
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Abstract
【課題】 コンタミネーションのおそれを低減した検体検出用抽出容器を提供する。
【解決手段】 内部に抽出試薬を溜める液溜部20aと抽出試薬を滴下するノズル部20eとを一体的に形成して容器本体20となし、液溜部は、可撓性を有すると共に局所に接触させた綿球2を挿入できるように形成され、ノズル部は、液溜部よりも小径に形成され、液溜部とノズル部との間にフィルタ座20cを形成し、フィルタ座に抽出試薬を濾過するフィルタ24を装着し、ノズル部の周囲をノズル封止キャップ26で開閉可能に封止してなる。
【選択図】 図1PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an extraction container for specimen detection with reduced risk of contamination.
SOLUTION: A liquid reservoir 20a for storing an extraction reagent therein and a nozzle 20e for dropping the extraction reagent are integrally formed to form a container body 20. The liquid reservoir has flexibility and is locally provided. It is formed so that the contacted cotton ball 2 can be inserted, the nozzle part is formed to have a smaller diameter than the liquid reservoir part, a filter seat 20c is formed between the liquid reservoir part and the nozzle part, and an extraction reagent is formed in the filter seat. A filter 24 for filtering is attached, and the periphery of the nozzle portion is sealed with a nozzle sealing cap 26 so as to be opened and closed.
[Selection] Figure 1
Description
本考案は、コンタミネーションのおそれを低減した検体検出用抽出容器に関するものである。 The present invention relates to an extraction container for specimen detection with reduced risk of contamination.
従来より、患者が感染症にかかっているかどうかを検出するために、抽出試薬を入れた検体検出用抽出容器と、アッセイストリップとの組み合わせが使用されている。 Conventionally, in order to detect whether a patient has an infectious disease, a combination of an extraction container for sample detection containing an extraction reagent and an assay strip has been used.
図4を参照しながら、この種の検体検出用抽出容器の内容およびその使用法を説明する。 With reference to FIG. 4, the contents of this type of sample detection extraction container and the method of use thereof will be described.
まず、図4(a)に示すように、検査者(例えば、看護婦や技師など)は、綿棒1の綿球2(使用前には滅菌された状態にある)を、患者の局所3(例えば、鼻腔あるいは咽頭など)に接触させ、局所3をぬぐう。これにより、ぬぐい液が綿球2に付着する。
First, as shown in FIG. 4 (a), an examiner (for example, a nurse or a technician) places a
次に、図4(b)に示すように、検査者は、抽出試薬7が溜められた容器本体4に綿棒1を入れ、綿棒1の綿球2を抽出試薬7に浸す。なお、容器本体4の上部には、容器本体4よりも大径のフランジ5が形成され、さらにフランジ5の上部は、ねじ部6となっている。
Next, as shown in FIG. 4B, the examiner puts the cotton swab 1 in the container body 4 in which the
そして、図4(c)に示すように、検査者は、容器本体4の外から綿球2を指でつまみ綿球2が吸着しているぬぐい液をよく絞り出す。これにより、ぬぐい液が抽出試薬7に混合する。
Then, as shown in FIG. 4C, the inspector pinches the
次に、図4(d)に示すように、検査者は、ねじ部6に、フィルタ付きキャップ8の内部に設けられたねじ部を螺合し、フィルタ付きキャップ8を容器本体4の上部へ装着する。
Next, as shown in FIG. 4 (d), the inspector screws the
さらに、図4(e)に示すように、検査者は、容器本体4を上下反転し、フィルタ付きキャップ8の先端に形成されているノズル9からアッセイストリップ10の試料添加部11にぬぐい液が混じった抽出試薬7を滴下する。以降、アッセイストリップ10を用いて、検体を検出し、陽性/陰性が判定される。
Further, as shown in FIG. 4 (e), the inspector turns the container body 4 upside down, and the wiping solution is applied to the
ところが、図4(d)の状態において、フィルタ付きキャップ8は、検査者により把持され、ねじ部6に装着される。このとき、検査者があやまってノズル9に検体を付けてしまうこと(コンタミネーション)がある。このとき、検査者が感染症にかかっている場合や、検査者が複数の被験者を検査する場合において感染者検体を取り扱った後などにおいて、被験者が感染症にかかっていなくとも(本来は陰性であるべき場合)、検査結果が陽性になってしまうことになる。
However, in the state of FIG. 4 (d), the cap with filter 8 is gripped by the inspector and attached to the
特に、検体が空気感染するウイルス(例えば、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、RSウイルス等)であるとき、この問題は顕著になる。 This problem is particularly noticeable when the specimen is a virus that infects air (for example, influenza virus, adenovirus, RS virus, etc.).
このように、従来の検体検出用抽出容器では、コンタミネーションのおそれがあるという問題点があった。
そこで本考案は、コンタミネーションのおそれを低減した検体検出用抽出容器を提供することを目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to provide an extraction container for specimen detection with reduced risk of contamination.
本考案の検体検出用抽出容器は、内部に抽出試薬を溜める液溜部と抽出試薬を滴下するノズル部とを一体的に形成して容器本体となし、液溜部は、可撓性を有すると共に局所に接触させた綿球を挿入できるように形成され、ノズル部は、液溜部よりも小径に形成され、液溜部とノズル部との間にフィルタ座を形成し、フィルタ座に抽出試薬を濾過するフィルタを装着し、ノズル部の周囲をノズル封止キャップで開閉可能に封止してなる。 The extraction container for specimen detection of the present invention is formed integrally with a liquid reservoir part for storing an extraction reagent and a nozzle part for dropping the extraction reagent, and the liquid reservoir part is flexible. The nozzle part is formed to be smaller in diameter than the liquid reservoir part, and a filter seat is formed between the liquid reservoir part and the nozzle part and extracted to the filter seat. A filter for filtering the reagent is attached, and the periphery of the nozzle portion is sealed with a nozzle sealing cap so as to be opened and closed.
この構成により、検査者は、綿棒の挿入及び綿球に付着したぬぐい液の絞り出しを、ノズル部がノズル封止キャップで封止された状態において、実施できる。したがって、検査者があやまって検体をノズル部に付けてしまうことはなく、検出結果の信頼性を高く保持できる。 With this configuration, the inspector can insert the swab and squeeze out the wiping liquid adhering to the cotton ball in a state where the nozzle portion is sealed with the nozzle sealing cap. Therefore, the examiner does not accidentally attach the specimen to the nozzle part, and the reliability of the detection result can be kept high.
また、ぬぐい液が混じった抽出試薬を滴下させる際、検査者はノズル封止キャップを外すだけで良く、検査者がノズル部に直接触れることはないから、コンタミネーションのおそれはない。 Further, when the extraction reagent mixed with the wiping liquid is dropped, the inspector only needs to remove the nozzle sealing cap, and the inspector does not directly touch the nozzle portion, so there is no risk of contamination.
本考案は、以上のように構成したから、コンタミネーションのおそれを低減でき、検出結果の信頼性を向上できる。 Since the present invention is configured as described above, the risk of contamination can be reduced, and the reliability of detection results can be improved.
以下図面を参照しながら、本考案の実施の形態を説明する。図1(a)は、本考案の一実施の形態における検体検出用抽出容器の縦断面図であり、図1(b)は、本考案の一実施の形態における検体検出用抽出容器の斜視断面図であり、図2は、本考案の一実施の形態における容器本体の縦断面図である。なお以下、従来技術を示す図4と同様の構成要素については、同一符号を付すことにより詳細な説明を省略する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1A is a longitudinal sectional view of an extraction container for specimen detection according to an embodiment of the present invention, and FIG. 1B is a perspective sectional view of an extraction container for specimen detection according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a longitudinal sectional view of a container body according to an embodiment of the present invention. In the following description, the same components as those in FIG. 4 showing the prior art are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
容器本体20は、可撓性を有する材料(例えば、透明な薄肉の樹脂等)で構成される。容器本体20の内部は、上部から下部へ至るに従い、その内径が狭くなるようになっている。
The
最も上部に位置する大径部20bは、綿球2の挿入口に相当し、最も大径に形成される。大径部20bの外周には、ねじ部22が形成され、ねじ部22には、上キャップ23が螺合される。ねじ部22の下端部は、拡径されてフランジ21となり、フランジ21は上キャップ23の下端面に対面する。
The large-
フランジ21の下部は、大径部20bよりも小径で縦長の液溜部20aとなっており、液溜部20aの内部には抽出試薬抽出試薬7が溜められる。液溜部20aの直径は、綿球2の直径よりもやや大に形成され、局所3に接触させた綿球2を、液溜部20a内に挿入できるようになっている。
The lower part of the
液溜部20aの下部には、液溜部20aよりも小径の小径部20dが連設され、小径部20dの最下端部は、抽出試薬7を滴下するためのノズル部20eとなっている。即ち、液溜部20aとノズル部20eとを一体的に設けて容器本体20が構成される。
A small-
また、液溜部20aと小径部20dとの間にフィルタ座20cが形成され、フィルタ座20cには抽出試薬7を濾過するフィルタ24が装着される。なお、フィルタ24の上面中心部には、上向きに突出するつまみ突片24aが形成されている。つまみ突片24aを設けているから、フィルタ24を大径部20b、液溜部20aを介し、フィルタ座20cに装着する際に、所定のジグ(図示せず)がつまみ突片24aをチャックでき、大量生産に適応しやすいようになっている。
A
小径部20dの外周面にはねじ部25が形成され、ねじ部25にはノズル封止キャップ26の内面に形成されたねじ部が螺合している。また、ノズル封止キャップ26の底面中央部には、上向きに突出する突部26bが形成され、ノズル封止キャップ26がねじ部25に螺合すると、突部26bがノズル部20eに嵌合しノズル部20eは封止される。ノズル封止キャップ26は、後述するように、ぬぐい液が混じった抽出試薬7を滴下させる際を除いて、常時ねじ部25に螺合しており、ノズル部20eの周囲は、通常ノズル封止キャップ26で封止されている。勿論、検査者は、ノズル封止キャップ26を回転させることにより、ノズル封止キャップ26をノズル部20eから外し、ノズル部20eを外部へ露呈させることができる。この際にも、検査者はノズル封止キャップ26に触れるだけであり、ノズル部20eに直接触れることはないから、コンタミネーションのおそれはない。
A
次に、図3を参照しながら、本形態の検体検出用抽出容器の使用法を説明する。 Next, with reference to FIG. 3, a method for using the specimen detection extraction container of the present embodiment will be described.
まず、従来技術と同様に、検査者は、綿棒1の綿球2を、患者の局所3に接触させ、局所3をぬぐう。これにより、ぬぐい液が綿球2に付着する(図4(a)参照)。
First, as in the prior art, the examiner brings the
次に、図3(a)に示すように、検査者は、抽出試薬7が溜められた容器本体20に綿棒1を入れ、綿棒1の綿球2を抽出試薬7に浸す。
Next, as shown in FIG. 3A, the examiner puts the cotton swab 1 in the
そして、図3(b)に示すように、検査者は、容器本体20の外から綿球2を指でつまみ綿球2が吸着しているぬぐい液をよく絞り出す。これにより、ぬぐい液が抽出試薬7に混合する。
Then, as shown in FIG. 3B, the inspector pinches the
次に、図3(c)に示すように、検査者は、ねじ部22に上キャップ23の内部に設けられたねじ部を螺合し、上キャップ23を容器本体20の上部へ装着する。
Next, as shown in FIG. 3C, the inspector screwes the screw portion provided inside the
さらに、図3(d)に示すように、検査者は、ノズル封止キャップ26を回転させ、ノズル封止キャップ26を外す。これにより、ノズル封止キャップ26により封止されていたノズル部20eが外部に露呈する。
Further, as shown in FIG. 3D, the inspector rotates the
そして検査者は、ノズル部20eからアッセイストリップ10の試料添加部11にぬぐい液が混じった抽出試薬7を滴下する。以降、アッセイストリップ10を用いて、検体を検出し、陽性/陰性が判定される。
Then, the examiner drops the
ここで、図4(d)と図3(c)とを比較すれば明らかなように、検査者はノズル封止キャップ26に触れるだけであり、ノズル部20eやフィルタ24等に直接触れることはないから、コンタミネーションのおそれはない。
Here, as apparent from a comparison between FIG. 4D and FIG. 3C, the inspector only touches the
よって、本来は検査結果が陰性であるべき場合、検査結果が陽性になってしまうおそれが少なく、検査結果の信頼性が向上する。 Therefore, when the test result should be negative, the test result is less likely to be positive, and the reliability of the test result is improved.
1 綿棒
2 綿球
3 局所
4 容器本体
5 フランジ
6、22、25 ねじ部
7 抽出試薬
8 フィルタ付きキャップ
9 ノズル
10 アッセイストリップ
11 試料添加部
20 容器本体
20a 液溜部
20b 大径部
20c フィルタ座
20d 小径部
20e ノズル部
21 フランジ
23 上キャップ
24 フィルタ
24a つまみ突片
26 ノズル封止キャップ
26a 側部
26b 突部
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (2)
前記液溜部は、可撓性を有すると共に局所に接触させた綿球を挿入できるように形成され、
前記ノズル部は、前記液溜部よりも小径に形成され、
前記液溜部と前記ノズル部との間にフィルタ座を形成し、前記フィルタ座に前記抽出試薬を濾過するフィルタを装着し、前記ノズル部の周囲をノズル封止キャップで開閉可能に封止したことを特徴とする検体検出用抽出容器。 A liquid reservoir for storing the extraction reagent inside and a nozzle part for dropping the extraction reagent are integrally formed as a container body,
The liquid reservoir is formed so that a cotton ball having flexibility and locally contacted can be inserted,
The nozzle part is formed with a smaller diameter than the liquid reservoir part,
A filter seat is formed between the liquid reservoir portion and the nozzle portion, a filter for filtering the extraction reagent is attached to the filter seat, and the periphery of the nozzle portion is sealed with a nozzle sealing cap so as to be opened and closed. An extraction container for specimen detection characterized by the above.
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