JP3107272B2 - 給油装置 - Google Patents
給油装置Info
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- JP3107272B2 JP3107272B2 JP06164798A JP16479894A JP3107272B2 JP 3107272 B2 JP3107272 B2 JP 3107272B2 JP 06164798 A JP06164798 A JP 06164798A JP 16479894 A JP16479894 A JP 16479894A JP 3107272 B2 JP3107272 B2 JP 3107272B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に燃料を供給
する給油所に設置する給油装置に関するものである。
する給油所に設置する給油装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の給油装置には、地上固定式のもの
とホース懸垂式のものがあるが、いずれも給油の作業性
などに長所、短所があるため、本出願人は両タイプを組
み合わせたものとして、例えば、特開平5−14750
8号公報の発明、あるいは特開平5−330599号公
報の発明を提案した。これらの給油装置は、給油ユニッ
トの上方に設けたホース処理ケース内を走行する移動体
から懸垂した給油ホースにより給油するものであり、ハ
イオクタンガソリン、レギュラーガソリン、軽油などの
油種ごとの複数の給油ホースを懸垂する複数の移動体と
移動体ガイドを有するホース処理ケースを設けている。
とホース懸垂式のものがあるが、いずれも給油の作業性
などに長所、短所があるため、本出願人は両タイプを組
み合わせたものとして、例えば、特開平5−14750
8号公報の発明、あるいは特開平5−330599号公
報の発明を提案した。これらの給油装置は、給油ユニッ
トの上方に設けたホース処理ケース内を走行する移動体
から懸垂した給油ホースにより給油するものであり、ハ
イオクタンガソリン、レギュラーガソリン、軽油などの
油種ごとの複数の給油ホースを懸垂する複数の移動体と
移動体ガイドを有するホース処理ケースを設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のホース処理ケースには、油種ごとの複数の移動体がホ
ース処理ケース底部の端から端までをそれぞれ移動する
複数の移動体ガイドを設けるためホース処理ケースが大
きくかつ重くなり、これを支持する支柱などの強度を大
きくしなければならなかった。一方、給油の際には同時
に2種以上を給油することはなく、一つの油種の一つの
給油ホースだけをホース処理ケースの先端に持ってくれ
ばよいため、ホース処理ケースの先端部分では移動体の
ガイド路は一本あればよいことが分かった。
のホース処理ケースには、油種ごとの複数の移動体がホ
ース処理ケース底部の端から端までをそれぞれ移動する
複数の移動体ガイドを設けるためホース処理ケースが大
きくかつ重くなり、これを支持する支柱などの強度を大
きくしなければならなかった。一方、給油の際には同時
に2種以上を給油することはなく、一つの油種の一つの
給油ホースだけをホース処理ケースの先端に持ってくれ
ばよいため、ホース処理ケースの先端部分では移動体の
ガイド路は一本あればよいことが分かった。
【0004】そこで本発明は、給油ホースの処理が容易
でホース処理ケースが軽量化でき、支柱などの構造を簡
単にして経済的な給油装置を提供することを目的とす
る。
でホース処理ケースが軽量化でき、支柱などの構造を簡
単にして経済的な給油装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の給油装置は、給油エリア上方に設けたホー
ス処理ケースの下部に長穴路を形成するとともに、該ホ
ース処理ケース内に複数の給油管を導入し、各給油管に
接続された給油ホースを長穴路を通して横移動自在に吊
下し、該給油ホースの先端に給油ノズルを取り付けた給
油装置において、前記長穴路は、一端部側で複数の分岐
路を有するとともに他端部側で該複数の分岐路に連通す
る1本の集中路を有し、前記ホース処理ケースは、吊下
された給油ホースを前記分岐路側に移動付勢する付勢手
段を備えたことを特徴とするものである。
に、本発明の給油装置は、給油エリア上方に設けたホー
ス処理ケースの下部に長穴路を形成するとともに、該ホ
ース処理ケース内に複数の給油管を導入し、各給油管に
接続された給油ホースを長穴路を通して横移動自在に吊
下し、該給油ホースの先端に給油ノズルを取り付けた給
油装置において、前記長穴路は、一端部側で複数の分岐
路を有するとともに他端部側で該複数の分岐路に連通す
る1本の集中路を有し、前記ホース処理ケースは、吊下
された給油ホースを前記分岐路側に移動付勢する付勢手
段を備えたことを特徴とするものである。
【0006】また、前記先端に給油ノズルを取り付けて
吊下される給油ホースは、前記長穴路上を移動する台車
に設けた短管の下端部に取り付けられ、該短管の上端部
に設けたスイベルジョイントと前記給油管との間はたる
みを持たせた給油ホースで接続されていることが好まし
い。前記長穴路の集中路の端部側には、前記台車を一時
的に拘束する拘束手段を設けることが好ましい。前記長
穴路の分岐路と集中路との間には、路切り換え機構が設
けられることが好ましい。前記路切り換え機構は、一端
部が分岐路の手前側に回動可能に取り付けられ、他端部
側が集中路側で揺動する一対のレバーを備えることが好
ましい。前記付勢手段は、リトラクターであることが好
ましい。前記ホース処理ケースは、アイランド上に立設
された支柱の上部に取り付けられ、該アイランド上には
機器収納ケースが設けられ、該機器収納ケース内にはポ
ンプ及び流量計が内蔵され、該機器収納ケース外には給
油量表示計及びノズル掛けが設けられ、該流量計の吐出
口に接続された前記給油管は支柱に沿って立ち上げられ
て前記ホース処理ケース内に導入され、前記給油ノズル
はノズル掛けに掛けられることが好ましい。
吊下される給油ホースは、前記長穴路上を移動する台車
に設けた短管の下端部に取り付けられ、該短管の上端部
に設けたスイベルジョイントと前記給油管との間はたる
みを持たせた給油ホースで接続されていることが好まし
い。前記長穴路の集中路の端部側には、前記台車を一時
的に拘束する拘束手段を設けることが好ましい。前記長
穴路の分岐路と集中路との間には、路切り換え機構が設
けられることが好ましい。前記路切り換え機構は、一端
部が分岐路の手前側に回動可能に取り付けられ、他端部
側が集中路側で揺動する一対のレバーを備えることが好
ましい。前記付勢手段は、リトラクターであることが好
ましい。前記ホース処理ケースは、アイランド上に立設
された支柱の上部に取り付けられ、該アイランド上には
機器収納ケースが設けられ、該機器収納ケース内にはポ
ンプ及び流量計が内蔵され、該機器収納ケース外には給
油量表示計及びノズル掛けが設けられ、該流量計の吐出
口に接続された前記給油管は支柱に沿って立ち上げられ
て前記ホース処理ケース内に導入され、前記給油ノズル
はノズル掛けに掛けられることが好ましい。
【0007】
【作用】本発明では、複数の油種の給油ホースを備える
給油スタンドで、アイランドの反対側にある自動車の給
油口に給油する場合、給油する油種の給油ホースを自動
車の給油口の方向に横移動させれば、分岐路に待機して
いる給油ホースの台車が分岐路から集中路に走行して給
油ホースが給油口の上方に位置する。このとき、分岐路
と集中路の分岐点に路切り換え機構を設けることで、円
滑に台車を走行できる。また、ホース処理ケースに形成
した長穴路を支柱側では油種ごとに分岐した複数の分岐
路を設け、先端側では一本の集中路を設けることで、台
車を拘束する磁石(拘束手段)が一個でよく、またホー
ス処理ケースを先細に軽量化できて支柱の強度を低減で
き、優れたデザインが採用できる。さらに、給油ホース
を吊下げている台車が、給油口の上方の位置で磁石に吸
着されるので、給油ホースから手を離しても給油ホース
は元の位置には戻らず人手なしで給油が継続できる。ま
た、給油が終了して、給油ホースを支柱側に引っ張れ
ば、台車が磁石から外れて付勢力により給油ホースの懸
垂上端部が支柱に近い位置に戻るので、自動車の走行を
妨害しないで給油を完了する。
給油スタンドで、アイランドの反対側にある自動車の給
油口に給油する場合、給油する油種の給油ホースを自動
車の給油口の方向に横移動させれば、分岐路に待機して
いる給油ホースの台車が分岐路から集中路に走行して給
油ホースが給油口の上方に位置する。このとき、分岐路
と集中路の分岐点に路切り換え機構を設けることで、円
滑に台車を走行できる。また、ホース処理ケースに形成
した長穴路を支柱側では油種ごとに分岐した複数の分岐
路を設け、先端側では一本の集中路を設けることで、台
車を拘束する磁石(拘束手段)が一個でよく、またホー
ス処理ケースを先細に軽量化できて支柱の強度を低減で
き、優れたデザインが採用できる。さらに、給油ホース
を吊下げている台車が、給油口の上方の位置で磁石に吸
着されるので、給油ホースから手を離しても給油ホース
は元の位置には戻らず人手なしで給油が継続できる。ま
た、給油が終了して、給油ホースを支柱側に引っ張れ
ば、台車が磁石から外れて付勢力により給油ホースの懸
垂上端部が支柱に近い位置に戻るので、自動車の走行を
妨害しないで給油を完了する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の一実施例により具体的
に説明する。図1は本発明の実施例のホース処理装置の
内部構造を示す水平断面図、図2は本発明の実施例のホ
ース処理装置の内部構造を示す縦断面図、図3は本発明
の実施例の移動体ガイドの分岐点の詳細を示す拡大水平
断面図、図4は本発明の実施例の移動体ガイドの分岐点
の詳細を示す拡大縦断面図、図5は本発明の実施例の給
油装置全体の外観斜視図である。
に説明する。図1は本発明の実施例のホース処理装置の
内部構造を示す水平断面図、図2は本発明の実施例のホ
ース処理装置の内部構造を示す縦断面図、図3は本発明
の実施例の移動体ガイドの分岐点の詳細を示す拡大水平
断面図、図4は本発明の実施例の移動体ガイドの分岐点
の詳細を示す拡大縦断面図、図5は本発明の実施例の給
油装置全体の外観斜視図である。
【0009】これらの図において、給油所の所定の給油
エリア内に設けた縦長のアイランド1上には、例えば、
ハイオクタンガソリン、レギュラーガソリン、軽油など
を給油するための計量ユニット2が配置されている。こ
の計量ユニット2の一方の端部側には、角柱からなる支
柱11がアイランド1上に直立に立設され、この支柱1
1の上部に、ホース処理装置21が設けられている。
エリア内に設けた縦長のアイランド1上には、例えば、
ハイオクタンガソリン、レギュラーガソリン、軽油など
を給油するための計量ユニット2が配置されている。こ
の計量ユニット2の一方の端部側には、角柱からなる支
柱11がアイランド1上に直立に立設され、この支柱1
1の上部に、ホース処理装置21が設けられている。
【0010】この計量ユニット2は、その機器収納ケー
ス2a内に油種ごとに地下タンクに連通する吸入管3に
給油モータ4に接続された給油ポンプ5、流量パルス発
信器6が接続された流量計7が内蔵され、この流量計7
の出口側に吐出管8が接続されている。また、この機器
収納ケース2a前面には、給油ノズル13を掛けるノズ
ル掛け9が設けられ、機器収納ケース2a上面には、油
種、給油量などの給油データを表示する表示器10が設
けられている。支柱11の側面には、油種ごとにそれぞ
れ吐出管8に接続された給油管12a,12a,…(例
えば、3種類の油がそれぞれ2本づつ、合計6本)が立
ち上げられ、その給油管12がカバー11aにより体裁
よく覆われている。
ス2a内に油種ごとに地下タンクに連通する吸入管3に
給油モータ4に接続された給油ポンプ5、流量パルス発
信器6が接続された流量計7が内蔵され、この流量計7
の出口側に吐出管8が接続されている。また、この機器
収納ケース2a前面には、給油ノズル13を掛けるノズ
ル掛け9が設けられ、機器収納ケース2a上面には、油
種、給油量などの給油データを表示する表示器10が設
けられている。支柱11の側面には、油種ごとにそれぞ
れ吐出管8に接続された給油管12a,12a,…(例
えば、3種類の油がそれぞれ2本づつ、合計6本)が立
ち上げられ、その給油管12がカバー11aにより体裁
よく覆われている。
【0011】ホース処理装置21は、アイランド1に直
交する方向に細長いほぼ直方体状に形成されたホース処
理ケース22を備えている。このホース処理ケース22
は、支柱11側が幅の広い直方体で両端部側がそれより
幅の狭い直方体に形成されており、その下部には、ハイ
オクタンガソリン、レギュラーガソリン、軽油などを給
油する給油ホース14,…を横移動自在に吊下する長穴
路23が設けられている。この長穴路23は、ホース処
理ケース22の幅の広い中央部側で複数(3本)の分岐
路23a,23b,23cを有するとともに、幅の狭い
端部側でこれら分岐路23a,23b,23cに連通す
る1本の集中路23dを有している。中央部の分岐路2
2bは、集中路22dと真っ直ぐに連通され、分岐路2
3a,23cは、中央部の分岐路23bの両側から傾斜
して集中路23dに連通されている。この長穴路23に
は、ハイオクタンガソリン、レギュラーガソリン、軽油
用台車(移動体)25a,25b,25cが横移動可能
に配置されている。これらの台車25(a,b,c)
は、長穴路23の両側上面を転がる車輪26を有し、ホ
ース処理ケース22内の中央部側に配置されたリトラク
タ(付勢手段)27によりワイヤ28を介して、それぞ
れの分岐路23a,23b,23c側に移動付勢されて
いる。これら分岐路23a,23b,23cと集中路2
3dとが交差する部分には、それぞれの台車25(a,
b,c)が決められた対応する分岐路23a,23b,
23cと集中路23dとの間のみを通過できるような路
切り換え機構31が設けられている。
交する方向に細長いほぼ直方体状に形成されたホース処
理ケース22を備えている。このホース処理ケース22
は、支柱11側が幅の広い直方体で両端部側がそれより
幅の狭い直方体に形成されており、その下部には、ハイ
オクタンガソリン、レギュラーガソリン、軽油などを給
油する給油ホース14,…を横移動自在に吊下する長穴
路23が設けられている。この長穴路23は、ホース処
理ケース22の幅の広い中央部側で複数(3本)の分岐
路23a,23b,23cを有するとともに、幅の狭い
端部側でこれら分岐路23a,23b,23cに連通す
る1本の集中路23dを有している。中央部の分岐路2
2bは、集中路22dと真っ直ぐに連通され、分岐路2
3a,23cは、中央部の分岐路23bの両側から傾斜
して集中路23dに連通されている。この長穴路23に
は、ハイオクタンガソリン、レギュラーガソリン、軽油
用台車(移動体)25a,25b,25cが横移動可能
に配置されている。これらの台車25(a,b,c)
は、長穴路23の両側上面を転がる車輪26を有し、ホ
ース処理ケース22内の中央部側に配置されたリトラク
タ(付勢手段)27によりワイヤ28を介して、それぞ
れの分岐路23a,23b,23c側に移動付勢されて
いる。これら分岐路23a,23b,23cと集中路2
3dとが交差する部分には、それぞれの台車25(a,
b,c)が決められた対応する分岐路23a,23b,
23cと集中路23dとの間のみを通過できるような路
切り換え機構31が設けられている。
【0012】この路切り換え機構31は、分岐路23
a,23b,23cと集中路23dとの交差部分に設け
られた一対のレバー32a,32bと、これらレバー3
2a,32bの動きを制限するストッパ33a,33b
とからなる。このレバー32a,32bは、幅が狭く細
長い薄板からなり、その一端部が中央部の分岐路23b
の両側に回動自在に取り付けられ、他端部側が分岐路2
3a,23b,23cを横切るよう揺動し、かつお互い
が当接しないように上下に設けられている。すなわち、
中央部の台車25bが横移動するときには、レバー32
a,32bは、それぞれのストッパ33a,33bに当
接して分岐路22bと集中路23dとが連通し、両側の
台車25a,25cのいずれかが移動するときには、そ
れぞれ一方側のレバー32aまたは32bのみが揺動
し、分岐路23aまたは23cと集中路23dとが連通
するようになっている。
a,23b,23cと集中路23dとの交差部分に設け
られた一対のレバー32a,32bと、これらレバー3
2a,32bの動きを制限するストッパ33a,33b
とからなる。このレバー32a,32bは、幅が狭く細
長い薄板からなり、その一端部が中央部の分岐路23b
の両側に回動自在に取り付けられ、他端部側が分岐路2
3a,23b,23cを横切るよう揺動し、かつお互い
が当接しないように上下に設けられている。すなわち、
中央部の台車25bが横移動するときには、レバー32
a,32bは、それぞれのストッパ33a,33bに当
接して分岐路22bと集中路23dとが連通し、両側の
台車25a,25cのいずれかが移動するときには、そ
れぞれ一方側のレバー32aまたは32bのみが揺動
し、分岐路23aまたは23cと集中路23dとが連通
するようになっている。
【0013】ホース処理ケース22内のリトラクタ27
と反対側の先端部には、一つの磁石(拘束手段)29が
固設されている。そして、台車25(a,b,c)がホ
ース処理ケース22の先端部にきたときには、台車25
(a,b,c)の端部から磁石(拘束手段)29に吸着
し、リトラクタ(付勢手段)27の付勢力に対抗して台
車25(a,b,c)がその位置に保持される。
と反対側の先端部には、一つの磁石(拘束手段)29が
固設されている。そして、台車25(a,b,c)がホ
ース処理ケース22の先端部にきたときには、台車25
(a,b,c)の端部から磁石(拘束手段)29に吸着
し、リトラクタ(付勢手段)27の付勢力に対抗して台
車25(a,b,c)がその位置に保持される。
【0014】台車25(a,b,c)には、短管19が
長穴路23を通して下側に向けて設けられている。この
短管19の上端部には垂直方向の回動軸を有するスイベ
ルジョイント15aが接続され、このスイベルジョイン
ト15aに水平方向の回動軸を有するスイベルジョイン
ト15bが接続されている。なお、中央部の短管19の
上端部では垂直方向の回動軸を有するスイベルジョイン
ト15aの替わりに回動しない管継手などであってもよ
い。このスイベルジョイント15bの接続口と給油管1
2aとは、たるみを持たせた給油ホース16で接続され
ている。この給油ホース16のたるみ部分は、ホース処
理ケース22内において支柱11と反対側に曲げられて
いて、この曲げられたたるみ部分により台車25(a,
b,c)は長穴路23上を自由に移動できる。
長穴路23を通して下側に向けて設けられている。この
短管19の上端部には垂直方向の回動軸を有するスイベ
ルジョイント15aが接続され、このスイベルジョイン
ト15aに水平方向の回動軸を有するスイベルジョイン
ト15bが接続されている。なお、中央部の短管19の
上端部では垂直方向の回動軸を有するスイベルジョイン
ト15aの替わりに回動しない管継手などであってもよ
い。このスイベルジョイント15bの接続口と給油管1
2aとは、たるみを持たせた給油ホース16で接続され
ている。この給油ホース16のたるみ部分は、ホース処
理ケース22内において支柱11と反対側に曲げられて
いて、この曲げられたたるみ部分により台車25(a,
b,c)は長穴路23上を自由に移動できる。
【0015】短管19の下端部には、先端に給油ノズル
13を有する給油ホース14の一端部が接続され、その
給油ノズル13が対応するノズル掛け9に掛けられるよ
うになっている。
13を有する給油ホース14の一端部が接続され、その
給油ノズル13が対応するノズル掛け9に掛けられるよ
うになっている。
【0016】上記構成の給油装置の動作について説明す
る。給油する自動車の給油口がアイランド1の側にある
場合は、給油ノズル13をノズル掛9から外して給油す
ることにより、地上固定式の給油装置と同様に給油する
ことができる。
る。給油する自動車の給油口がアイランド1の側にある
場合は、給油ノズル13をノズル掛9から外して給油す
ることにより、地上固定式の給油装置と同様に給油する
ことができる。
【0017】自動車の給油口がアイランド1と反対側に
ある場合に、図3に示すように路切り換え機構31のレ
バー32a,32bがストッパ33a,33bに当接し
ている状態で給油するときには、例えば、分岐路23c
に待機している軽油用台車25cから吊下されている給
油ホース14の給油ノズル13をノズル掛9から外した
後、給油ホース14を自動車の給油口の方向、すなわち
アイランド1と直交する方向に手で引っ張れば、台車2
5cがリトラクタ27の付勢力に対抗して分岐路23c
に沿って移動し、次いでレバー32aを押して集中路2
3d及び分岐路23a上に揺動させ、車輪26がレバー
32a上を通過して集中路23dに入り、図2に示すよ
うに給油ホース14の吊り下げ点が鎖線で示す先端側の
吊り下げ点の位置に移動して自動車の給油口の上方に位
置する。このとき、磁石29が台車25cを吸着するの
で、台車25cはリトラクタ27の付勢力に対抗してそ
の位置で固定され、給油ホース14から手を離しても元
の位置には戻らない。これにより、作業員が給油中に特
別の力を加えなくても給油を継続できる。
ある場合に、図3に示すように路切り換え機構31のレ
バー32a,32bがストッパ33a,33bに当接し
ている状態で給油するときには、例えば、分岐路23c
に待機している軽油用台車25cから吊下されている給
油ホース14の給油ノズル13をノズル掛9から外した
後、給油ホース14を自動車の給油口の方向、すなわち
アイランド1と直交する方向に手で引っ張れば、台車2
5cがリトラクタ27の付勢力に対抗して分岐路23c
に沿って移動し、次いでレバー32aを押して集中路2
3d及び分岐路23a上に揺動させ、車輪26がレバー
32a上を通過して集中路23dに入り、図2に示すよ
うに給油ホース14の吊り下げ点が鎖線で示す先端側の
吊り下げ点の位置に移動して自動車の給油口の上方に位
置する。このとき、磁石29が台車25cを吸着するの
で、台車25cはリトラクタ27の付勢力に対抗してそ
の位置で固定され、給油ホース14から手を離しても元
の位置には戻らない。これにより、作業員が給油中に特
別の力を加えなくても給油を継続できる。
【0018】上記の状態で給油を行うと、地下タンクか
ら汲上げられた油は、吸入管3、給油ポンプ5、流量計
7、吐出管8、給油管12、給油ホース16、スイベル
ジョイント15a,15b、短管19、給油ホース14
を介して給油ノズル13から自動車のタンクに吐出し、
その給油データが表示器10に表示される。
ら汲上げられた油は、吸入管3、給油ポンプ5、流量計
7、吐出管8、給油管12、給油ホース16、スイベル
ジョイント15a,15b、短管19、給油ホース14
を介して給油ノズル13から自動車のタンクに吐出し、
その給油データが表示器10に表示される。
【0019】給油が終了して給油ホース14を下側で支
柱11側へ少し強く引っ張ると、台車25cが磁石29
から離れて、台車25cはリトラクタ27の付勢力によ
り支柱11の方向に集中路23dから分岐路23cに沿
って移動し、給油ホース14の吊り下げ点は元の位置に
戻る。そこで、給油ノズル13をノズル掛け9に戻せば
給油は完了する。ホース14はアイランド1の近くで計
量ユニット2に下ろされるため自動車に引っ掛かること
がない。
柱11側へ少し強く引っ張ると、台車25cが磁石29
から離れて、台車25cはリトラクタ27の付勢力によ
り支柱11の方向に集中路23dから分岐路23cに沿
って移動し、給油ホース14の吊り下げ点は元の位置に
戻る。そこで、給油ノズル13をノズル掛け9に戻せば
給油は完了する。ホース14はアイランド1の近くで計
量ユニット2に下ろされるため自動車に引っ掛かること
がない。
【0020】上記の動作は他の油種の給油の際に分岐路
23aに待機しているレギュラーガソリン用台車25
a、または分岐路23bに待機しているハイオクタンガ
ソリン用台車25bについても同様である。
23aに待機しているレギュラーガソリン用台車25
a、または分岐路23bに待機しているハイオクタンガ
ソリン用台車25bについても同様である。
【0021】本発明の給油装置では、ホース処理ケース
22に形成される長穴路23を支柱11側では油種ごと
の台車25(a,b,c)を待機させる複数の分岐路2
3a,23b,23cを設け、先端側では一本の集中路
23dを設けることで、磁石(拘束手段)29は一個で
すみ、またホース処理ケース22の先端を先細にして軽
量化でき支柱11の強度を低減できるとともに、デザイ
ン的にも優れる。また、長穴路23の前記長孔の複数の
分岐路23a,23b,23cと集中路23dとの間に
路切り換え機構31を設けることにより台車25(a,
b,c)の走行を円滑に行うことができる。
22に形成される長穴路23を支柱11側では油種ごと
の台車25(a,b,c)を待機させる複数の分岐路2
3a,23b,23cを設け、先端側では一本の集中路
23dを設けることで、磁石(拘束手段)29は一個で
すみ、またホース処理ケース22の先端を先細にして軽
量化でき支柱11の強度を低減できるとともに、デザイ
ン的にも優れる。また、長穴路23の前記長孔の複数の
分岐路23a,23b,23cと集中路23dとの間に
路切り換え機構31を設けることにより台車25(a,
b,c)の走行を円滑に行うことができる。
【0022】なお、本実施例では、長穴路23で3種類
の油の分岐路23(a,b,c)を設けた例を説明した
が、例えば、ハイオクタンガソリン及びレギュラーガソ
リンのみを分岐路と集中路で連通し、軽油を独立の通路
としてもよい。
の油の分岐路23(a,b,c)を設けた例を説明した
が、例えば、ハイオクタンガソリン及びレギュラーガソ
リンのみを分岐路と集中路で連通し、軽油を独立の通路
としてもよい。
【0023】また、アイランド1上に立設した支柱11
の上部にホース処理ケース22を設けたが、支柱11を
立設しなくてもキャノピーから吊下げてもよい。さら
に、台車25(a,b,c)の牽引の付勢力としてリト
ラクタ27,…を使用したが、長穴路を支柱側へ下った
傾斜路としたりその他の牽引手段によってもよい。さら
に、一時的な拘束手段として磁石29を使用したが、台
車25(a,b,c)がホース処理ケース22の先端部
にきたときに爪が引っ掛かり、強く引っ張るときは爪が
外れるラッチを用いてもよい。
の上部にホース処理ケース22を設けたが、支柱11を
立設しなくてもキャノピーから吊下げてもよい。さら
に、台車25(a,b,c)の牽引の付勢力としてリト
ラクタ27,…を使用したが、長穴路を支柱側へ下った
傾斜路としたりその他の牽引手段によってもよい。さら
に、一時的な拘束手段として磁石29を使用したが、台
車25(a,b,c)がホース処理ケース22の先端部
にきたときに爪が引っ掛かり、強く引っ張るときは爪が
外れるラッチを用いてもよい。
【0024】本発明の好適な実施例について説明した
が、本発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の改
良及び変更をなし得ることはもちろんである。
が、本発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の改
良及び変更をなし得ることはもちろんである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の給油装置に
よれば、複数の油種の給油ホースを備える給油スタンド
で、アイランドの反対側にある自動車の給油口に給油す
る場合、給油する油種の給油ホースを自動車の給油口の
方向に横移動させれば、分岐路に待機している給油ホー
スの台車が分岐路から集中路に走行して給油ホースが給
油口の上方に位置する。このとき、分岐路と集中路の分
岐点に路切り換え機構を設けることで、円滑に台車を走
行できる。また、ホース処理ケースに形成した長穴路を
支柱側では油種ごとに分岐した複数の分岐路を設け、先
端側では一本の集中路を設けることで、台車を拘束する
磁石(拘束手段)が一個でよく、またホース処理ケース
を先細に軽量化できて支柱の強度を低減でき、優れたデ
ザインが採用できる。さらに、給油ホースを吊下げてい
る台車が、給油口の上方の位置で磁石に吸着されるの
で、給油ホースから手を離しても給油ホースは元の位置
には戻らず人手なしで給油が継続できる。また、給油が
終了して、給油ホースを支柱側へ引っ張れば、台車が磁
石から外れて付勢力により給油ホースの懸垂上端部が支
柱に近い位置に戻るので、自動車の走行を妨害しないで
給油を完了することができる。
よれば、複数の油種の給油ホースを備える給油スタンド
で、アイランドの反対側にある自動車の給油口に給油す
る場合、給油する油種の給油ホースを自動車の給油口の
方向に横移動させれば、分岐路に待機している給油ホー
スの台車が分岐路から集中路に走行して給油ホースが給
油口の上方に位置する。このとき、分岐路と集中路の分
岐点に路切り換え機構を設けることで、円滑に台車を走
行できる。また、ホース処理ケースに形成した長穴路を
支柱側では油種ごとに分岐した複数の分岐路を設け、先
端側では一本の集中路を設けることで、台車を拘束する
磁石(拘束手段)が一個でよく、またホース処理ケース
を先細に軽量化できて支柱の強度を低減でき、優れたデ
ザインが採用できる。さらに、給油ホースを吊下げてい
る台車が、給油口の上方の位置で磁石に吸着されるの
で、給油ホースから手を離しても給油ホースは元の位置
には戻らず人手なしで給油が継続できる。また、給油が
終了して、給油ホースを支柱側へ引っ張れば、台車が磁
石から外れて付勢力により給油ホースの懸垂上端部が支
柱に近い位置に戻るので、自動車の走行を妨害しないで
給油を完了することができる。
【図1】本発明の実施例のホース処理装置の内部構造を
示す水平断面図である。
示す水平断面図である。
【図2】本発明の実施例のホース処理装置の内部構造を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施例の移動体ガイドの分岐点の詳細
を示す拡大水平断面図である。
を示す拡大水平断面図である。
【図4】本発明の実施例の移動体ガイドの分岐点の詳細
を示す拡大縦断面図である。
を示す拡大縦断面図である。
【図5】本発明の実施例の給油装置全体の外観斜視図で
ある。
ある。
1 アイランド 2 計量ユニット 3 吸入管 4 給油モータ 5 給油ポンプ 6 流量パルス発信器 7 流量計 8 吐出管 9 ノズル掛け 10 表示器 11 支柱 13 給油ノズル 14 給油ホース 15 スイベルジョイント 16 給油ホース 21 ホース処理ケース 22 箱体 23 長穴路 23a,23b,23c 分岐路 23d 集中路 25 台車(移動体) 26 車輪 27 リトラクタ(付勢手段) 28 ワイヤ 29 磁石(拘束手段) 31 路切り換え機構 32a,32b レバー 33a,33b ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67D 5/365
Claims (7)
- 【請求項1】 給油エリア上方に設けたホース処理ケー
スの下部に長穴路を形成するとともに、該ホース処理ケ
ース内に複数の給油管を導入し、各給油管に接続された
給油ホースを長穴路を通して横移動自在に吊下し、該給
油ホースの先端に給油ノズルを取り付けた給油装置にお
いて、 前記長穴路は、一端部側で複数の分岐路を有するととも
に他端部側で該複数の分岐路に連通する1本の集中路を
有し、前記ホース処理ケースは、吊下された給油ホース
を前記分岐路側に移動付勢する付勢手段を備えたことを
特徴とする給油装置。 - 【請求項2】 前記先端に給油ノズルを取り付けて吊下
される給油ホースは、前記長穴路上を移動する台車に設
けた短管の下端部に取り付けられ、該短管の上端部に設
けたスイベルジョイントと前記給油管との間はたるみを
持たせた給油ホースで接続されている請求項1記載の給
油装置。 - 【請求項3】 前記長穴路の集中路の端部側には、前記
台車を一時的に拘束する拘束手段を設けた請求項2記載
の給油装置。 - 【請求項4】 前記長穴路の分岐路と集中路との間に
は、路切り換え機構が設けられている請求項1、2また
は3記載の給油装置。 - 【請求項5】 前記路切り換え機構は、一端部が分岐路
の手前側に回動可能に取り付けられ、他端部側が集中路
側で揺動する一対のレバーを備える請求項4記載の給油
装置。 - 【請求項6】 前記付勢手段は、リトラクターである請
求項1、2、3、4または5記載の給油装置。 - 【請求項7】 前記ホース処理ケースは、アイランド上
に立設された支柱の上部に取り付けられ、該アイランド
上には機器収納ケースが設けられ、該機器収納ケース内
にはポンプ及び流量計が内蔵され、該機器収納ケース外
には給油量表示計及びノズル掛けが設けられ、該流量計
の吐出口に接続された前記給油管は支柱に沿って立ち上
げられて前記ホース処理ケース内に導入され、前記給油
ノズルはノズル掛けに掛けられる請求項1、2、3、
4、5または6記載の給油装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06164798A JP3107272B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06164798A JP3107272B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 給油装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0811998A JPH0811998A (ja) | 1996-01-16 |
JP3107272B2 true JP3107272B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=15800141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06164798A Expired - Fee Related JP3107272B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 給油装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3107272B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP06164798A patent/JP3107272B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0811998A (ja) | 1996-01-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |