JP3100288B2 - 加湿器 - Google Patents
加湿器Info
- Publication number
- JP3100288B2 JP3100288B2 JP06159342A JP15934294A JP3100288B2 JP 3100288 B2 JP3100288 B2 JP 3100288B2 JP 06159342 A JP06159342 A JP 06159342A JP 15934294 A JP15934294 A JP 15934294A JP 3100288 B2 JP3100288 B2 JP 3100288B2
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- Japan
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- steam
- humidifier
- humidification
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- spray
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空調機内や風洞あるいは
環境試験室などの通風路に設けて使用する加湿器に関す
る。
環境試験室などの通風路に設けて使用する加湿器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】空調機の通風路や環境試験室などの風洞
の通風路には、通風空気へ加湿する目的で加湿器が設置
される。
の通風路には、通風空気へ加湿する目的で加湿器が設置
される。
【0003】この加湿器のうち、蒸気加湿器では、図5
に示すように上部開成の無蓋箱状ホルダ11内に、複数
の蒸気噴出口13を有するパイプ状の噴霧ヘッダ12が
設けられており、この噴霧ヘッダ12にボイラからの蒸
気を供給することにより噴出口13から通風空気中に蒸
気を放出して加湿を行なうようになっている。
に示すように上部開成の無蓋箱状ホルダ11内に、複数
の蒸気噴出口13を有するパイプ状の噴霧ヘッダ12が
設けられており、この噴霧ヘッダ12にボイラからの蒸
気を供給することにより噴出口13から通風空気中に蒸
気を放出して加湿を行なうようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、空気中に吹
き出された蒸気の一部は再凝縮して水滴となるが、この
水滴が再蒸発して空気中に吸収されるまでの距離を加湿
吸収距離という。この加湿吸収距離の範囲内に障害物が
あると、水滴の衝突、蒸気の凝縮により障害物に結露を
生じ、加湿効率の低下、水漏れの原因となる。加湿吸収
距離は加湿量、加湿空気条件により影響されるほか、加
湿器の構造によっても変化する。
き出された蒸気の一部は再凝縮して水滴となるが、この
水滴が再蒸発して空気中に吸収されるまでの距離を加湿
吸収距離という。この加湿吸収距離の範囲内に障害物が
あると、水滴の衝突、蒸気の凝縮により障害物に結露を
生じ、加湿効率の低下、水漏れの原因となる。加湿吸収
距離は加湿量、加湿空気条件により影響されるほか、加
湿器の構造によっても変化する。
【0005】図5に示す一般的な蒸気加湿器では、噴霧
蒸気が通風空気の風圧に負けて、広い範囲に拡散するこ
とができず、蒸気噴出口近傍から層状となって流れてし
まう。その結果、通風空気中に吸収されるまでの加湿吸
収距離が長くなり、加湿効率の低下や通風空気への吸収
が不充分となるため供給した蒸気の凝縮による水漏れを
起したり、また、加湿器を取り付ける設置スペースが大
きくなる等の問題がある。
蒸気が通風空気の風圧に負けて、広い範囲に拡散するこ
とができず、蒸気噴出口近傍から層状となって流れてし
まう。その結果、通風空気中に吸収されるまでの加湿吸
収距離が長くなり、加湿効率の低下や通風空気への吸収
が不充分となるため供給した蒸気の凝縮による水漏れを
起したり、また、加湿器を取り付ける設置スペースが大
きくなる等の問題がある。
【0006】加湿吸収距離を短くするには、吹出し蒸気
をできるだけ広い面積に拡散噴霧することが有効であ
る。このためには、図6に示すように蒸気が通される主
ヘッダ14から噴霧ヘッダ15を分岐起立させ、この噴
霧ヘッダ15の噴出口16から蒸気を通風路に噴霧する
ことが行なわれている。しかし、このような蒸気加湿器
では製作コストが高くなるという問題がある。
をできるだけ広い面積に拡散噴霧することが有効であ
る。このためには、図6に示すように蒸気が通される主
ヘッダ14から噴霧ヘッダ15を分岐起立させ、この噴
霧ヘッダ15の噴出口16から蒸気を通風路に噴霧する
ことが行なわれている。しかし、このような蒸気加湿器
では製作コストが高くなるという問題がある。
【0007】本発明は従来の前述した技術が有する課題
を解決するために提案されたものであり、構造が簡単で
製造コストを安くでき、それでいて加湿吸収距離が短く
て効率よく、しかも空気流に万遍なく水分を拡散、噴霧
できる加湿器を提供できるようにした。
を解決するために提案されたものであり、構造が簡単で
製造コストを安くでき、それでいて加湿吸収距離が短く
て効率よく、しかも空気流に万遍なく水分を拡散、噴霧
できる加湿器を提供できるようにした。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の加湿器は、ホル
ダにて水平に支持され、しかも上部に噴出口を有する噴
霧ヘッダを通風路と交叉するように設け、かつホルダ
に、通風路の風上側となるよう複数の起立抵抗体を設け
た構造のものとしてある。
ダにて水平に支持され、しかも上部に噴出口を有する噴
霧ヘッダを通風路と交叉するように設け、かつホルダ
に、通風路の風上側となるよう複数の起立抵抗体を設け
た構造のものとしてある。
【0009】
【作用】抵抗体の背面は負圧になるので、ヘッダからの
噴霧水は抵抗体に沿って上昇し、上昇した噴霧水は空気
流によって一部は抵抗体の背面から空気中に拡散され、
また抵抗体の側縁部に発生した渦流によって抵抗体の横
幅方向にも拡散されて、通風路内の全域に散布され、加
湿吸収距離の短い高効率の加湿が行われる。
噴霧水は抵抗体に沿って上昇し、上昇した噴霧水は空気
流によって一部は抵抗体の背面から空気中に拡散され、
また抵抗体の側縁部に発生した渦流によって抵抗体の横
幅方向にも拡散されて、通風路内の全域に散布され、加
湿吸収距離の短い高効率の加湿が行われる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1の斜視図に、本発明による蒸気加湿器の
一実施例を示す。
説明する。図1の斜視図に、本発明による蒸気加湿器の
一実施例を示す。
【0011】この図で、横長のヘッダホルダ1は上部開
口の無蓋箱型に形成され、このホルダ1内には複数の噴
出口3を上部に穿設した噴霧ヘッダ2が設置されてお
り、で、ヘッダホルダ1と噴霧ヘッダ2で蒸気噴出源本
体を構成してある。また、ヘッダホルダ1の前面板1a
には複数本の起立した抵抗板4を設けてある。
口の無蓋箱型に形成され、このホルダ1内には複数の噴
出口3を上部に穿設した噴霧ヘッダ2が設置されてお
り、で、ヘッダホルダ1と噴霧ヘッダ2で蒸気噴出源本
体を構成してある。また、ヘッダホルダ1の前面板1a
には複数本の起立した抵抗板4を設けてある。
【0012】この抵抗板4は、風上側が頂辺となる山型
板で構成し、図2に断面図を示すように通風路の風下側
に開いた形状の拡散面5を有している。
板で構成し、図2に断面図を示すように通風路の風下側
に開いた形状の拡散面5を有している。
【0013】このように構成される蒸気加湿器では、噴
霧ヘッダ2へその一端側から蒸気を供給すると、噴出口
3から通風路に点状あるいは線状に噴霧された蒸気は、
ホルダ1の風上側に設けられた抵抗板4に沿って上昇
し、抵抗板4背面から空気中に散布されるようになる。
霧ヘッダ2へその一端側から蒸気を供給すると、噴出口
3から通風路に点状あるいは線状に噴霧された蒸気は、
ホルダ1の風上側に設けられた抵抗板4に沿って上昇
し、抵抗板4背面から空気中に散布されるようになる。
【0014】これにより、噴霧蒸気を広い面積に拡散噴
霧することができ、加湿吸収距離が短い、高効率の加湿
が可能となる。
霧することができ、加湿吸収距離が短い、高効率の加湿
が可能となる。
【0015】なお、抵抗板4の形状は実施例に示した山
型形状に限定されず、平板であってもよく、空気抵抗を
できるだけ少なくするために、図3のようにパイプを半
割りした形状のものや、あるいは図4に示す格子状のも
のでもよい。
型形状に限定されず、平板であってもよく、空気抵抗を
できるだけ少なくするために、図3のようにパイプを半
割りした形状のものや、あるいは図4に示す格子状のも
のでもよい。
【0016】また、本発明は噴霧ヘッダから蒸気を噴霧
する蒸気加湿器ばかりでなく、蒸気噴出源本体にシーズ
ヒータを設けて水を加熱して蒸気を噴霧するものや、電
極間の水をジュール熱で加熱して蒸気を噴霧するもの、
あるいは赤外線の放射熱で水を加熱して蒸気を噴霧する
蒸気加湿器にも適用できる。
する蒸気加湿器ばかりでなく、蒸気噴出源本体にシーズ
ヒータを設けて水を加熱して蒸気を噴霧するものや、電
極間の水をジュール熱で加熱して蒸気を噴霧するもの、
あるいは赤外線の放射熱で水を加熱して蒸気を噴霧する
蒸気加湿器にも適用できる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば加
湿器本体の風上側に複数本の抵抗板を起立状に設けたの
で、噴霧ヘッダの蒸気噴出口から噴霧された蒸気は、抵
抗板に沿って上昇し、抵抗板全面から通風路中に散布さ
れるようになる。
湿器本体の風上側に複数本の抵抗板を起立状に設けたの
で、噴霧ヘッダの蒸気噴出口から噴霧された蒸気は、抵
抗板に沿って上昇し、抵抗板全面から通風路中に散布さ
れるようになる。
【0018】したがって、噴霧蒸気を広い面積に拡散噴
霧することができ、加湿吸収距離が短くて高効率に加湿
でき、しかも低コストの蒸気加湿器を提供することがで
きる。
霧することができ、加湿吸収距離が短くて高効率に加湿
でき、しかも低コストの蒸気加湿器を提供することがで
きる。
【図1】本発明による蒸気加湿器の一実施例を示す斜視
図。
図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】本発明による蒸気加湿器の他の実施例を示す斜
視図。
視図。
【図4】本発明による蒸気加湿器のさらに他の実施例を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図5】従来の蒸気加湿器を示す斜視図。
【図6】他の従来例の蒸気加湿器を示す斜視図。
1 ヘッダ設置ボックス 2 噴霧ヘッダ 3 蒸気噴出口 4 抵抗板 5 拡散面
Claims (1)
- 【請求項1】ホルダにて水平に支持され、しかも上部に
噴出口を有する噴霧ヘッダを通風路と交叉するように設
け、かつホルダに、通風路の風上側となるよう複数の起
立抵抗体を設けてなる加湿器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06159342A JP3100288B2 (ja) | 1994-06-18 | 1994-06-18 | 加湿器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06159342A JP3100288B2 (ja) | 1994-06-18 | 1994-06-18 | 加湿器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH085113A JPH085113A (ja) | 1996-01-12 |
JP3100288B2 true JP3100288B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=15691749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06159342A Expired - Fee Related JP3100288B2 (ja) | 1994-06-18 | 1994-06-18 | 加湿器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3100288B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5995337B1 (ja) * | 2015-05-15 | 2016-09-21 | 木村工機株式会社 | 加湿ユニット |
WO2019058480A1 (ja) * | 2017-09-21 | 2019-03-28 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 空調装置 |
CN110375437B (zh) * | 2019-08-26 | 2024-09-06 | 山东科技大学 | 主风道与正交支路风道构成的固体蓄热立体风路系统 |
-
1994
- 1994-06-18 JP JP06159342A patent/JP3100288B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH085113A (ja) | 1996-01-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02 |
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