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JP3197414B2 - 磁気インピーダンス効果素子 - Google Patents

磁気インピーダンス効果素子

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JP3197414B2
JP3197414B2 JP32381693A JP32381693A JP3197414B2 JP 3197414 B2 JP3197414 B2 JP 3197414B2 JP 32381693 A JP32381693 A JP 32381693A JP 32381693 A JP32381693 A JP 32381693A JP 3197414 B2 JP3197414 B2 JP 3197414B2
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JP
Japan
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magnetic
wire
magnetic wire
magneto
voltage
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JP32381693A
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Inventor
佳年雄 毛利
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Japan Science and Technology Agency
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Japan Science and Technology Corp
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Publication date
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  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Soft Magnetic Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気インピーダンス
効果素子に関するものである。さらに詳しくは、この発
明は、オーディオテープレコーダ、ビデオテープレコー
ダ、コンピュータ、計測制御機器であるロータリエンコ
ーダ、数値制御機器の磁気スケールなどに用いられてい
る磁気ヘッドや各種の磁気センサ等として有用な磁気イ
ンピーダンス効果素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】マイクロエレクトロニクス技
術の発展にともなって、AV機器、コンピュータ、計測
制御機器、数値制御機器等の小型高性能化が急速に進ん
でいる。特にコンピュータ関連機器に関してはそれが顕
著であり、たとえば、コンピュータ用外部記憶媒体であ
るフロッピーディスクについてみると、直径が5インチ
のものから、さらに小型化が進み、今や2.8インチ時
代を迎えようとしている。また、ハードディスクでは1
インチ径のものに移行しようとしている。
【0003】しかしながら、これらの各機器を小型化す
るには、その心臓部である磁気ヘッドを小型化する必要
があるが、この磁気ヘッドの小型化は必ずしも容易では
なく、これを妨げる要因がある。ひとつの要因は、磁気
ヘッド自体の大きさの問題である。つまり、従来の磁気
ヘッドはコイルの巻線が必要であり、磁気ヘッド自体は
どうしても大型化してしまう。もうひとつは、検出感度
の問題である。つまり、小型化されると磁気ヘッドと記
憶媒体の相対速度が低下して検出速度が小さくなり、し
たがって、検出感度が著しく低下してしまうということ
である。
【0004】そこで、最近になって、従来の磁気ヘッド
では検出電圧が不足してくるため、磁束の時間変化でな
く磁束そのものを検出する磁気抵抗素子をヘッドとして
使用する動きが見られるようになってきた。これによ
り、小型化が一層押し進められてきた。ところが、現在
の磁気抵抗素子は電気抵抗の変化率が最大6%以下と非
常に小さく、また、数%の磁気抵抗変化を生じさせるの
に必要な外部磁界は、20ガウス(G)以上と大きい。
このため、磁気抵抗感度は、0.1%/G以下の低感度
であり、このため信号対雑音比(S/N比)も非常に悪
い。
【0005】従って、磁気抵抗素子はブリッジ回路で抵
抗変化のみを検出できるようにした上で着磁体に十分近
接させて用いる必要があるが、実際には、たとえば、ス
ピンドルモータなどのロータリエンコーダにおいては、
ギャップマージンが数十ミクロン程度しかなく、細かい
ゴミの侵入によってもモータが停止するといった故障が
生じ易い状態となっている。 このような磁気抵抗素子
に対し、最近になって、巨大磁気抵抗効果とよばれる現
象が磁性人工格子を用いる場合に見出されているが、こ
の場合には、実際のところ、数十%の電気抵抗変化を得
るのに数百ガウスもの大きな磁界が必要であり、さら
に、ヒステリシスの問題もあり、小型化を指向する製品
にはこの技術は適していない。
【0006】そこで、このような従来の磁性抵抗素子や
巨大抵抗効果を用いた素子の欠点を克服することのでき
る新しい素子をこの発明の発明者はすでに提案してい
る。すなわち、まず、一般的に、磁性を持つ導線に交流
電流などの時間的に変化する電流を流すと、導線の両端
には二種類の電圧の和が現われる。それらは導線の電気
抵抗と電流との積による電圧と、円周磁束の時間変化に
よる電圧である。つまり、磁性線両端間の交流電圧e W
は一般に磁性線の電気抵抗Rによるオーミック電圧e R
=R・i W と磁性線円周方向磁束φθの時間変化dφθ
/dtによる誘電電圧e L =dφθ/dtの2つの成分
の和 e W =e R +e L で表わせられる。通常後者の電圧は非常に小さいので、
この電圧を利用することは、現在まで工学的にほとんど
なかった。
【0007】そこで、すでに発明者が提案した新しい素
子は、時間的に変化する電流を磁性線に印加することに
よって生じる円周磁束の時間変化に対する電圧のみを、
外部印加磁界による変化として検出することを基本的な
原理としている磁気インダクタンス素子である。この磁
気インダクタンス素子は、磁性線と、その磁性線の円周
磁束の時間変化に対する電圧のみを取出す電気抵抗回路
とからなる。図1はその磁気インダクタンス素子の例を
示したものである。この図1の回路内の磁性線として、
図2に示すように、FeCoSiB 等からなる零磁歪アモルフ
ァス細線等を折り曲げたものや直線状のものを用いるこ
ともできる。
【0008】このような磁気インダクタンス素子内の回
路により、磁性線に交流電流などの時間的に変化する電
流(I W )を印加し、電気抵抗分による電圧(オーミック
電圧)を相殺することでインダクタンス分電圧(e L )
を得ることができる。この磁気インダクタンス素子の磁
性線に、外部から、たとえば、永久磁石やその他の手段
で発生される一般的な直流磁界や交流磁界を印加するこ
とによって、e L の振幅 |e L | が減少し、外部印加磁界を検知することができる。
【0009】この磁気インダクタンス素子において、た
とえば、磁性線としてFeCoSiB からなるas-cast の零磁
歪a−ワイヤを用い、磁性線に平行方向に印加した外部
磁界H 1 と、ワイヤの長さを変化させて、各インダクタ
ンス分電圧e L の振幅 |e L | を測定すると、図3に示すようになる。
【0010】この図3において、(a)はワイヤの長さ
が30mm、(b)はワイヤの長さが10mm、(c)はワ
イヤの長さが5mm、(d)はワイヤの長さが2mmの磁気
インダクタンス素子について、各 |e L | を測定したものである。
【0011】たとえば、図3(a)に示したように、3
0mm長のa−ワイヤではH 1 が約1(Oe) における |e L | は、H 1 が0(Oe) における |e L0 | に対して、約50%減少しており、従来のフラックスゲ
ート形磁界センサと同程度の高感度を示している。この
とき、ワイヤの長さ方向に対して垂直方向のH 2 を印加
すると |e L | はほとんど変化しない。すなわち、磁気インダクタンス
素子は強い指向性を持っており、被検出信号磁界のみを
選択的に検出するので方位センサなどに適用する場合、
S/N比は著しく高くなる。また、張力アニールを施し
たアモルファスワイヤでは1〜2mmの長さでも図3
(a)のような高感度の電圧変化特性も見出した。
【0012】しかしながら、その後のこの発明の発明者
の検討により、この新しい素子にも、改善すべき点が存
在することがわかってきた。それは、この磁気インダク
タンス素子においは、磁気抵抗素子を用いる場合と同様
にブリッジ回路という補償回路が必要であり、そのため
に小型化にはおのずと限界があったからである。また、
補償回路の調整に手間がかかり、操作性に難点があっ
た。
【0013】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来の磁気抵抗素子の欠点を克服
し、磁気抵抗素子と同程度の微小寸法でフラックスゲー
トセンサと同程度の高感度をもつ新しいマイクロ磁気素
子を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、時間的に変化する電流を
磁性線に印加することによって生じる円周磁束の時間変
化に対する電圧を外部印加磁界によって変化させる磁気
素子において、時間的に変化する電流を磁性線に表皮効
果を生じさせる高周波とする磁気インピーダンス効果素
子を提供する。
【0015】
【作用】つまり、この発明においは、従来の磁気イン
ダクタンス素子における通電電流を高周波化することに
より、ブリッジ回路を不要としたことに大きな特徴があ
る。例えば、図4はこの発明を実現するための最も単純
な電気回路であり、磁性線に交流電流i W を通電して、
磁性線の平行方向から外部磁界(H ext )を印加し、磁
性線の両端間の交流電圧の振幅|e W |を測定する構成
をなしている。
【0016】この発明においては、例えば図4におい
て、電気抵抗Rに磁性線のインピーダンスの数倍以上の
大きな抵抗値を持たせ、磁性線に通電した交流電流i W
の波形が交流電圧源の電圧e ac の波形にほぼ等しくなる
ようにすることが望ましい。この発明においては、磁性
線としてアモルファス磁性線を使用することを特徴とす
る磁気インピーダンス効果素子を用いてもよく、さら
に、そのアモルファス磁性線として、円周方向に磁化容
易方向をもつアモルファス磁性線を用いてもよい。また
さらに、そのアモルファス磁性線として、正磁歪をもつ
アモルファス磁性線には長さ方向に圧縮力、負磁歪をも
つアモルファス磁性線には長さ方向に張力を印加して熱
処理を施したアモルファス磁性線を用いてもよい。
【0017】以下実施例を示しさらに詳しくこの発明に
ついて説明する。
【0018】
【実施例】実施例1 実際にこの発明の磁気インピーダンス効果素子につい
て、アモルファス磁性線を高周波電流i W で通電励磁
し、外部磁界を印加した場合の、オーミック電圧e r
電圧e L との和e W の振幅|e W |の値を測定し
た。
【0019】例えば図5は、直径が30μm、長さ5.
5mmのアモルファス磁性線を100kHz以上のi W
で通電励磁し、H ext =0(Oe)と、H ext =10(Oe)
(800A/m)の外部磁界を印加した場合の、オーミ
ック電圧e r と誘電圧e L との和e W の振幅|e W |の
値を示した結果である。この図5において、実線はH
ext =0(Oe)の場合、点線はH ext =10(Oe)(80
0A/m)の場合である。このアモルファス磁性線は、
2Kg/mm2の張力を印加し475℃、1min のアールを
している。
【0020】この図5に例示したように、|e w |のH
ext の印加による変化は、f>200kHzで出現し、
f=1〜2MHzでは、H ext =10(Oe)の外部磁界
を印加した場合、|e w |は約50%の減少を示してい
る。そして、この高感度の電圧変化はアモルファス磁性
線を1mm程度の微小寸法線にしてもほとんど劣化しな
い。このような現象はこれまでの磁性体ではみられなか
った現象であり、とくにMR効果が小さい(1%以下)
アモルファス磁性線で現われたことはこれまでまったく
予想されなかったことである。図6は図5のf=1MH
z,i w =15mAにおける、i w ,e w (H ext
0) およびe w (H ext =10(Oe)) の波形の写真であ
る。この図6に例示したように、正弦波電流に対して、
w (H ext =0) の波形は角のある波形であり、e
w ( H ext =10(Oe)) の波形はi w の波形とほとんど
同じである。このe w (H ext =0)の波形は正弦波か
ら著しくかけ離れた波形ではないのでe w とi w を正弦
波と考えた場合、磁性線インピーダンスをZとすると|
w |のH ext に対する変化は|Z|の変化とみなすこ
とができる。従って、この発明の磁気素子を磁気インピ
ーダンス効果素子(Magneto-Impedance 素子;MI素
子)と呼ぶことにした。実施例2 この発明の磁気インピーダンス効果素子について、アモ
ルファス磁性線を高周波電流i w で通電励磁し、外部印
加磁界の変化と|e w |との関係である磁気インピーダ
ンス特性を調べた。
【0021】図7は実施例1で用いたアモルファス磁性
線の磁気インピーダンス特性であり、f=1MHzにお
いて、i w =7.5mAおよび15mAの場合を測定し
た結果である。この図7に例示したように、|e w |は
ext =5(Oe)で約50%減少しており、例えば図2
に例示した交流電流を通電した磁性線に両端間の電圧を
検出するだけのもっとも単純な回路を用いても、従来の
フラックスゲートセンサに匹敵する非常に高感度の磁束
検出素子を得ることが可能である。実施例3 アモルファスの磁性線の径を変化させた場合のΔ|e w
|/|e w |の周波数特性を調べた。
【0022】図8は実施例1で用いたアモルファスの磁
性線を変化させた場合のΔ|e w |/|e w |の周波数
特性である。この図8に例示したように、124μm径
の磁性線および50μm径の磁性線では、それぞれf=
200Hzおよび600kHz近傍で変化率は最大を
示した。特に、50μm径の磁性線を用いた場合の変化
率は、この3つの中で最も大きくその値は約60%を示
した。
【0023】この磁気インピーダンス効果の起源は図5
に示した2曲線から考察すると磁性線の内部インダクタ
ンスL i の変化と同時に磁性線の電気抵抗R w が表皮効
果により変化するためと考えられる。すなわち、表皮効
果が強い場合(図5の実線ではf>200HZ)には
インピーダンスZは、δを表皮厚さ、aを磁性線直径と
すると、
【0024】
【数1】
【0025】となり、
【0026】
【数2】
【0027】(μθ:円周透磁率)となるのでH ex でμ
θが減少し、|Z|が大幅に減少する。実施例4 この発明の磁気インピーダンス素子を磁界センサに用い
た。図9はMI素子・FET組合せによる共振型マルチ
バイブレータの例である。この共振型マルチバイブレー
タにおいては、30μm径1mm長の微細なアモルファス
磁性線を用いて、220MHzの自己発振を生じさせる
ことができ、±2(Oe)までの外部印加磁界において、
直線性の良好な磁界検出特性を得ることができた。共振
は磁性線のインダクタンスとFETのソース・ドレイン
間の内部キャパシタンスで生じている。この共振型マル
チバイブレータにおいては、消費電力は非常に小さく8
mWであった。
【0028】このMI素子・FET組合せによる共振型
マルチバイブレータの基本的な構造となるMI素子の特
性は、例えば、図10に示した通りとなる。このMI素
子は2個のMI素子に互いに逆のバイアス直流磁界H b
を印加して、各々のe w の差が外部印加磁界H ex に正比
例する。図11は図7の自己発振回路のMI素子にはH
b を印加せず、1個のMI素子の先端のみをフロッピー
ディスク駆動スピンドルモータのロータリエンコーダ用
30mm径512極着磁のリング磁石表面0.5mmの位置
に置いた場合の磁極磁界検出結果である。この場合磁極
間隔は150μmであった。磁気抵抗素子を用いた場合
の数倍のギャップマージンで明瞭な磁極磁界が検出され
た。
【0029】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、通電電流を高周波化させることによって、ブリッ
ジ回路を用いる必要がなくなり、数ガウスの磁界で50
%以上のインピーダンス変化を得る非常に感度のよい小
型の磁気インピーダンス効果素子が提供される。さらに
このインピーダンス効果素子を用いることによって、非
常に感度がよく小型の磁気ヘッドが提供される。 さら
に、センサヘッドを数MHz〜数百MHzの高周波で励
磁させた振幅変調形の磁気センサは、励磁周波数の10
分の1程度までの外部磁界を検出するので高速応答であ
る。
【0030】この発明の磁気インピーダンス効果素子を
例えば磁界センサに用いた場合、従来のホール素子の感
度を約100倍向上させることが可能であり、さらに、
ヘッドの使用温度は従来のホール素子の場合が70℃程
度で破壊されるのに対して、約200℃まで増大するこ
とが可能となる。 またさらに、この発明の磁気インピ
ーダンス効果素子をロータリエンコーダヘッドに用いる
と、従来のMR素子に対して約100倍以上の高感度を
実現し、ヘッドと磁石表面のギャップを0.5mm程度に
離すことができ、ごみの侵入による故障事故などをなく
ことが可能となる。この発明の磁気インピーダンス効
果素子を用いれば非常に小型の地磁気利用電子方位素子
やマイクロマシン用のマイクロ磁気センサ、高感度の磁
気探傷センサアレイ、生体磁気センサなど各種の高感度
マイクロ磁気センサが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の磁気インダクタンス素子を示した概略図
である。
【図2】従来の磁気インダクタンス素子の磁性線を示し
た平面図である。
【図3】(a)(b)(c)(d)は、各々、従来の磁
気インダクタンス素子を用いた磁気インダクタンスの波
形を示した波形図である。
【図4】この発明の磁気インピーダンス素子を示した概
略図である。
【図5】磁性線両端間の電圧と高周波電流の周波数との
関係を示した相関図である。
【図6】この発明における出力波形を示す波形図であ
る。
【図7】磁性線両端間の電圧と外部印加磁界との関係を
示した相関図である。
【図8】磁性線両端間の電圧の変化率と高周波電流周波
数との関係を示した相関図である。
【図9】この発明の磁気インピーダンス素子を磁界セン
サに用いた場合の概略図である。
【図10】この発明の磁気インピーダンス素子を磁界セ
ンサに用いた場合の磁性線両端間の電圧と外部印加磁界
との関係を示した相関図である。
【図11】磁極磁界検出結果を示した波形図である。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間的に変化する電流を磁性線に印加す
    ることによって生じる円周磁束の時間変化に対する電圧
    を、外部印加磁界によって変化させる磁気素子におい
    て、前記時間的に変化する電流を前記磁性線に表皮効果
    を生じさせる高周波とすることを特徴とする磁気インピ
    ーダンス効果素子。
  2. 【請求項2】 請求項1の磁性線が、アモルファス磁性
    線である磁気インピーダンス効果素子。
  3. 【請求項3】 請求項2のアモルファス磁性線が、円周
    方向に磁化容易方向をもつアモルファス磁性線である磁
    気インピーダンス効果素子。
  4. 【請求項4】 請求項2または3のアモルファス磁性線
    が、正磁歪をもつアモルファス磁性線としては長さ方向
    に圧縮力、負磁歪をもつアモルファス磁性線としては長
    さ方向に張力を印加して熱処理を施したアモルファス磁
    性線である磁気インピーダンス効果素子。
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