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JP3192561B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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Publication number
JP3192561B2
JP3192561B2 JP25498594A JP25498594A JP3192561B2 JP 3192561 B2 JP3192561 B2 JP 3192561B2 JP 25498594 A JP25498594 A JP 25498594A JP 25498594 A JP25498594 A JP 25498594A JP 3192561 B2 JP3192561 B2 JP 3192561B2
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JP
Japan
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pixel
image processing
Prior art date
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JP25498594A
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JPH08125864A (ja
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俊裕 岡橋
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Priority to US08/545,061 priority patent/US5799108A/en
Priority to EP95116592A priority patent/EP0708416B1/en
Priority to EP02024894A priority patent/EP1310915A3/en
Priority to DE69530740T priority patent/DE69530740T2/de
Publication of JPH08125864A publication Critical patent/JPH08125864A/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/50Image enhancement or restoration using two or more images, e.g. averaging or subtraction
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/001Texturing; Colouring; Generation of texture or colour
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels

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  • Image Processing (AREA)
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報を所望する形
に画像処理加工できるデジタル複写機、ファクシミリ、
プリンタ等の画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式の複写機が普及し、
またデジタル複写機も実用化され、原稿に対し多彩な画
像処理加工を施したコピーが容易に行えるようになっ
た。例えば、先行技術として、中ウメ処理、輪郭処理、
影付け処理等の画像処理を施す画像処理装置が特開平4
−218879号公報に開示されている。
【0003】これは、画像入力手段を介して入力した画
像データを2値データに変換し、ラインメモリに記憶さ
せる。このラインメモリを用いて、輪郭処理では、N×
Nのマトリクス論理演算により2値データの輪郭を求め
る。また、影付け処理では、ラインメモリを用いて2値
データを右45度に移動して影データを生成しており、
これらの画像処理の内容に応じて使用する領域のメモリ
サイズを変更するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように先行技術で
は、画像入力手段より入力した多値データを2値データ
に変換し、各画像処理を行っていたが、これでは0と1
の表現しかできず、表現力、画質的に乏しく、画像処理
時に高画質な複写が望まれても対応できない。また、高
画質化に伴い多値データを扱うことでデータ量は数倍と
なり、処理速度も倍増してしまう。そのため、処理効率
も高い画像処理が望まれていた。ところが、先行技術
は、画像処理加工を行う時の専用メモリが複数個必要で
あったものを最小限にすることでメモリ使用効率をよく
することに主眼がおかれており、画像処理の簡素化およ
び画質の向上については提案されておらず、上記の要望
を達成することはできない。
【0005】また、先行技術には記載されていない画像
処理として例えば網掛けがあり、その処理方法として図
42に示すように、 (1)がともに濃度0(白)のとき、網掛けを行
わない (2)またはが濃度0(白)のとき、網掛けを行わ
ない (3)上記(1)、(2)の条件以外のとき、網パター
ンを掛ける (4)上記(1)〜(3)を繰り返し、入力画像全面に
網パターンを展開して網掛けを行う。
【0006】しかしながら、画像全体に網を掛けると原
画像を損ねてしまい、原画像を損ねないようにしようと
すれば、画素データから画像のエッジを捜し出し、画像
のエッジ周辺には網掛けしないようにしなければならな
い。ところが、この方法では処理時間がかかってしま
い、画像処理の簡素化という面では満足できるものでは
ない。
【0007】本発明は、上記に鑑み、画像処理の高速化
を図りながら、画質を損なわない画像が得られる画像処
理装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、画像処理モードを設定する設定手段と、任意の画
素を注目画素として該注目画素を中心にして周囲の画素
からなるマトリクスを設定する手段と、設定されたモー
ドに応じて前記マトリクス内の画素から注目画素に対す
る対象画素を決定する決定手段と、前記注目画素の濃度
と対象画素の濃度を比較する比較手段と、比較された結
果に基づいて前記対象画素の濃度を変換する、あるいは
濃度変換を行わないといった処理を行う変換手段と、全
画像情報に対して画像処理の各手段を繰り返して実行す
る手段と、前記画像処理によって作成された画像情報と
元の画像情報とを合成、除去といった演算処理して所望
の画像を形成する手段とを備え、設定手段は影付け、中
抜き、網掛けのうちのいずれか一つの画像処理モードあ
るいはこれらを組み合わせた画像処理モードを設定で
き、変換手段は注目画素の濃度と対象画素の濃度とを異
ならしめるものである。
【0009】影付けを行うときには、影付けの方向を任
意の方向に決定する手段が設けられ、注目画素に対して
影付け方向における周辺画素を対象画素にするようにし
ている。
【0010】影付け中抜きを行うときには、画像情報に
おける注目画素に対する周囲の周辺画素を所定量膨張さ
せる膨張手段と、膨張された画像情報に対して所定方向
に影付けを行う影付け手段と、影付け処理された画像情
報から元の画像情報を除去する画像演算手段とが設けら
れている。
【0011】網掛けを行うときには、画像情報における
注目画素に対する周囲の周辺画素を所定量膨張させる膨
張手段と、特定の画像パターン情報を準備する準備手段
と、前記画像パターン情報から前記膨張手段によって膨
張された画像情報を除去して網掛け画像情報を作成する
除去手段と、前記網掛け画像情報に元の画像情報を合成
する画像演算手段とが設けられている。
【0012】
【作用】上記課題解決手段において、原画像の任意の画
素に対してマトリクスを設定し、その注目画素と各画像
処理モードに応じて決定された対象画素の濃度を比較し
て最大値を求める。注目画素の濃度が対象画素の濃度よ
り大きければ、その対象画素に対して所定の濃度に変換
をし、注目画素の濃度が対象画素の濃度以下であれば濃
度変換を行わない。これを全画像情報に対して繰り返し
実行していき、処理画像を作成する。そして、処理画像
と原画像とを合成することにより、画像処理モードで設
定された所望の画像が完成する。
【0013】また、原稿の汚れやゴミ等のノイズがあっ
て、これに対して画像処理が行われると画質が損なわれ
るので、注目画素の濃度を所定値と比較して、ノイズか
否かの判別を行う。そして、ノイズであればその注目画
素に対する画像処理を禁止して、不要な画像処理を行わ
ないようにして画質の向上を図っている。
【0014】
【実施例】本発明の画像処理装置を備えたファクシミリ
機能付デジタル複写機Aは、図2の如く、スキャナ部1
とレーザプリンタ部2と多段給紙ユニット3およびソー
タ4を備えている。
【0015】スキャナ部1は、透明ガラスから成る原稿
載置台5、両面対応自動原稿送り装置(RDF)6およ
びスキャナユニット7から成る。RDF6は、複数枚の
原稿を一度にセットしておき、自動的に原稿を1枚ずつ
スキャナユニット7へ送給して、オペレータの選択に応
じて原稿の片面または両面をスキャナユニット7に読み
取らせるものである。スキャナユニット7は、原稿を露
光するランプリフレクタアセンブリ8と原稿からの反射
光像を光電変換素子(CCD)9に導くための複数の反
射ミラー10および原稿からの反射光像をCCD9に結
像させるためのレンズ11を含んでいる。
【0016】スキャナ部1は、原稿載置台5に載置され
た原稿を操作する場合には、原稿載置台5の下面に沿っ
てスキャナユニット7が移動しながら原稿画像を読み取
るように構成されており、RDF6を使用する場合に
は、RDF6の下方の所定位置にスキャナユニット7を
停止させた状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読み取
るように構成されている。
【0017】原稿画像をスキャナユニット7で読み取る
ことにより得られた画像データは、画像処理部へ送られ
各種処理が施された後、画像処理部のメモリに一旦記憶
され、出力指示に応じてメモリ内の画像データをレーザ
プリンタ部2に与えて用紙上に画像を形成する。
【0018】レーザプリンタ部2は、手差し原稿トレイ
14とレーザ書き込みユニット15および画像を形成す
るための電子写真プロセス部16を備えている。また、
レーザ書き込みユニット15は、前記メモリからの画像
データに応じたレーザ光を出射する半導体レーザ17、
レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度
偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部16の感光体
ドラム18上で等速度偏向されるように補正するf−θ
レンズ等を有している。
【0019】電子写真プロセス部16は、感光体ドラム
18の周囲に帯電器19、現像器20、転写器21、剥
離器22、クリーニング器23、除電器24および定着
器25を配置して成っている。定着器25より画像が形
成されるべき用紙の搬送方向下流側には搬送路30が設
けられており、搬送路30はソータ4へ通じている搬送
路31と多段給紙ユニット3へ通じている搬送路32と
に分岐している。
【0020】搬送路32は、多段給紙ユニット3におい
て分岐しており、分岐後の搬送路として反転搬送路33
および両面/合成搬送路34が設けられている。反転搬
送路33は、原稿の両面を複写する両面複写モードにお
いて、用紙の裏表を反転するための搬送路である。ま
た、両面/合成搬送路34は、両面複写モードにおいて
反転搬送路33から感光ドラム18の画像形成位置まで
用紙を搬送したり、用紙の片面に異なる原稿の画像や異
なる色のトナーで画像を形成する合成複写を行う片面合
成複写モードにおいて用紙を反転することなく感光ドラ
ム18の画像形成位置まで搬送するための搬送路であ
る。
【0021】多段給紙ユニット3は、第一カセット3
5、第二カセット36、第三カセット37と、選択によ
り追加可能な第四カセット38を有している。そして、
多段給紙ユニット3は共通搬送路39を含んでおり、共
通搬送路39は、各段のカセットに収容された用紙の上
から1枚ずつ送り出され用紙を電子写真プロセス部16
に向かって搬送するように構成されている。また、共通
搬送路39は、電子写真プロセス部16へ向かう途中で
第四カセット38からの搬送路40と合流して搬送路4
1に通じている。搬送路41は、両面/合成搬送路34
および手差し原稿トレイ14からの搬送路42と合流し
て電子写真プロセス部16の感光体ドラム18と転写器
21との間の画像形成位置へ通じるように構成されてお
り、これら3つの搬送路の合流点は画像形成位置に近い
位置に設けられている。
【0022】したがって、レーザ書き込みユニット15
および電子写真プロセス部16において、前記メモリか
ら読み出された画像データは、レーザ書き込みユニット
15によってレーザ光線を走査させることにより、感光
体ドラム18の表面上に静電潜像として形成され、これ
をトナーにより可視像化したトナー像は、多段給紙ユニ
ット3から搬送された用紙の面上に静電転写され定着さ
れる。このようにして、画像が形成された用紙は、定着
器25から搬送路30、31を介してソータ4へ送られ
たり、搬送路30、32を介して反転搬送路33へ搬送
されたりする。
【0023】次に、デジタル複写機に含まれている画像
処理部および各制御系の構成および機能について、図3
に基づいて説明する。図3は、図2に示したファクシミ
リ機能付デジタル複写機Aに含まれている画像処理部お
よび各制御系のブロック構成図で、図中、50は画像デ
ータ入力部、50aはCCD部、50bはヒストグラム
処理部、50cは誤差拡散処理部、51は画像処理部、
51a,51bは多値化処理部、51cは画像加工編集
合成処理部、51dは濃度変換処理部、51eは変倍処
理部、51fは画像プロセス部、51gは誤差拡散処理
部、51hは圧縮処理部、52は画像データ出力部、5
2aは復元部、52bは多値化処理部、52cは誤差拡
散処理部、52dはレーザ出力部、53はメモリ、54
は操作パネル、55は画像処理CPU(中央演算処理装
置)である。また、図4は液晶タッチパネル操作画面を
有した操作パネル54の拡大図で、56は用紙選択キ
ー、57は倍率キー、58はコピー濃度キー、59は機
能選択キー、60は表示部であり、機能選択キー59を
押すごとに画面が切り換わる。
【0024】デジタル複写機Aに含まれている画像処理
部は、画像データ入力部50、画像処理部51、画像デ
ータ出力部52、RAM(ランダムアクセスメモリ)等
から構成されるメモリ53および画像処理CPU55を
備えている。
【0025】画像データ入力部50は、CCD部50
a、ヒストグラム処理部50bおよび誤差拡散処理部5
0cを含んでいる。また、画像データ入力部50は、C
CD9から読み込まれた原稿の画像データを2値化変換
して、2値のデジタル量としてヒストグラムをとりなが
ら、誤差拡散法により画像データを処理して、メモリ5
3に一旦記憶するように構成されている。すなわち、C
CD部50aでは、画像データの各画像濃度に応じたア
ナログ電気信号がA/D変換された後、MTF(Mod
ulation Transfer Functio
n)補正、白黒補正またはガンマ補正が行われ、256
階調(8ビット)のデジタル信号としてヒストグラム処
理部50bへ出力される。
【0026】ヒストグラム処理部50bでは、CCD部
50aから出力されたデジタル信号が256階調の画素
濃度別に加算されて濃度情報(ヒストグラムデータ)が
得られるとともに、必要に応じて得られたヒストグラム
データは画像処理CPU55へ送られ、または画素デー
タとして誤差拡散処理部50cへ送られる。誤差拡散処
理部50cでは、疑似中間処理部の一種である誤差拡散
法、すなわち4値化の誤差を隣接画素の4値化判定に反
映させる方法により、CCD部50aから出力される8
ビット/画素のデジタル信号が2ビット(4値)に変換
され、原稿における局所領域濃度を忠実に再現するため
の再配分演算が行われる。
【0027】画像処理部51は、多値化処理部51a,
51bと画像加工編集合成処理部51cと濃度変換処理
部51dと変倍処理部51eと画像プロセス部51fと
合成拡散処理部51g並びに圧縮処理部51hを含んで
いる。また、画像処理部51は、操作パネル54により
指示される画像処理モードにしたがって入力された画像
データをオペレータが希望する画像データに最終的に変
換する処理部であり、メモリ53に最終的に変換された
出力画像データとして記憶されるまでこの処理部にて処
理するように構成されている。ただし、画像処理部51
に含まれている上述の各処理部は必要に応じて機能する
ものであり、機能しない場合もある。
【0028】すなわち、多値化処理部51a,51bで
は、誤差拡散処理部50cで4値化されたデータが再度
256階調に変換される。画像加工編集合成処理部51
cでは、画素毎の論理演算、すなわち論理和、論理積ま
たは排他的論理和の演算が選択的に行われる。この演算
の対象となるデータは、メモリ53に記憶されている画
像データおよびパターンジェネレータ(PG)からのビ
ットデータである。
【0029】濃度変換処理部51dでは、操作パネル5
4のコピー濃度キー58の指示に従い、256階調のデ
ジタル信号に対して所定の階調変換テーブルに基づいて
入力濃度に対する出力濃度の関係が任意に設定される。
【0030】変倍処理部51eでは、操作パネル54の
倍率キー57にて指示された変倍率に応じて入力される
既知データにより補間処理を行うことによって、変倍後
の対象画素に対する画素データ(濃度値)が求められ、
副走査が変換された後に主走査が変倍処理される。
【0031】画像プロセス部51fでは、入力された画
素データに対して様々な画像処理が行われ、また特徴抽
出等データ列に対する情報収集が行われ得る。誤差拡散
処理部51gでは、画像データ入力部50の誤差拡散処
理部50cと同様な処理が行われる。圧縮処理部51h
では、ランレングスという符号化により2値データが圧
縮される。また、画像データの圧縮に関しては、最終的
な出力画像データが完成した時点で最後の処理ループに
おいて圧縮が機能する。
【0032】画像データ出力部52は、復元部52aと
多値化処理部52bと誤差拡散処理部52cおよびレー
ザ出力部52dを含んでいる。画像データ出力部52
は、圧縮状態でメモリ53に記憶されている画像データ
を復元し、もとの256階調に再度変換し、2値データ
より滑らかな中間調表現となる4値データの誤差拡散を
行い、レーザ出力部52dへデータを転送するように構
成されている。すなわち、復元部52aでは、圧縮処理
部51bによって圧縮された画像データが復元される。
【0033】多値化処理部52bでは、画像処理部51
の多値化処理部51a,51bと同様な処理が行われ
る。誤差拡散処理部52cでは、画像データ入力部50
の誤差拡散処理部50cと同様な処理が行われる。レー
ザ出力部52dでは、図示しないシーケンスコントロー
ラからの制御信号に基づきデジタル画素データが半導体
レーザ17のオンオフ信号に変換され、半導体レーザ1
7がオンオフ状態となる。
【0034】したがって、画像処理部51においては、
1画素当たり256階調の画素データを量子化して1画
素当たり4階調の画像データに圧縮し、この量子化した
画像データに基づいて1画素(1ドット)ごとの半導体
レーザ17からのレーザ光の出力幅(点灯時間)を決定
することになる。すなわち、1画素当たり4階調の画素
データは半導体レーザ17からのレーザ光の出力幅の変
更によって階調表現されることになる。
【0035】そして、本実施例の複写機Aには、影付
け、中抜き、網掛けといった画像の加工編集を行う画像
処理機能が備わっており、図1の如く、影付け、中抜
き、網掛けあるいはこれらを組み合わせた画像処理モー
ドを設定する設定手段70と、画像情報に基づいて画像
形成の制御を行う画像形成制御手段71と、画像処理モ
ード設定に基づいて画像情報を処理する画像処理手段7
2と、画像形成制御手段71に画像データを入力するC
CD9等の画像情報入力手段73とが有せしめられてい
る。なお、設定手段70は操作パネル54の機能選択キ
ー等であり、画像形成制御手段71は画像処理CPU5
5、メモリ53を含んだものであり、画像処理手段72
は画像処理部51、画像データ入力部50、画像データ
出力部52を含むものである。
【0036】画像処理手段72は、画像処理を行うため
の基本的な機能として、画像情報入力手段73より画像
データを介して2値以上の多値データにデータ変換し、
画像処理モードに応じて注目画素に対する対象画素を決
定する決定機能と、注目画素の濃度と対象画素の濃度を
比較する比較機能と、比較された結果に基づいて対象画
素の濃度を変換する変換機能と、注目画素の濃度情報に
応じてノイズかどうか判別してノイズなら画像処理を禁
止する機能とを備えている。なお、注目画素とは、画像
処理を行う原稿の一つの画素を言い、それを取り囲んで
いる画素を周辺画素、影付け等の画像処理が行われる画
素を対象画素と言う。
【0037】また、各画像処理モードに対してそれぞれ
特有の機能も備えている。すなわち、影付けモードで
は、注目画素の濃度が影付け濃度と同等もしくはそれ以
下の場合、あるいは注目画素の濃度が所定量の量子化値
であった場合、対象画素の濃度変換を行わない、すなわ
ち画像処理を禁止する機能、注目画素に対して対象画素
の濃度を変換する場合、その濃度を異ならしめる、特に
原画像と影画像との区別をつけるときには対象画素の濃
度を低く設定する機能、影付けの濃度を可変する機能、
対象画素の画像情報に対する影付けの方向を任意の方向
に設定する機能である。回転させた画像に対して影付け
を行うときには、回転された画像情報に対して影付けの
方向を決定する機能を備えている。原稿の方向と用紙の
方向とが異なるときには、原稿の方向および用紙の方向
を検出して、お互いの方向を比較して方向が異なる場合
に画像情報を回転させる機能と、画像の回転方向により
注目画素に対して影付けを行うべき対象画素の方向を決
定する機能と、注目画素に対する決定された対象画素の
濃度の比較および濃度の変換を行う機能とを備えてい
る。
【0038】中抜きモードでは、注目画素に対する周辺
画素を所定量膨張させる機能と、膨張処理された画像情
報から元の画像情報を画像演算により除去する機能とを
備えている。さらに、影付け中抜きモードでは、注目画
素に対する周辺画素を所定量膨張させる機能と、膨張さ
れた画像情報に対して所定方向に影付けを行う機能と、
影付け処理された画像情報から元の画像情報を画像演算
により除去する機能と、注目画素に対して対象画素の濃
度を変換する場合、その濃度を異ならしめる、特に輪郭
をシャープにするために対象画素の濃度を濃く設定する
機能と、注目画素の濃度が所定量の量子化値であった場
合、対象画素の濃度変換を行わない、すなわち画像処理
を禁止する機能とを備えている。
【0039】網掛けモードでは、注目画素に対する周辺
画素を所定量膨張させる機能と、特定の画像パターン情
報を準備する機能と、準備された画像パターン情報から
膨張された画像情報を画像演算により除去する機能と、
膨張された画像情報に相当する部分が除去された画像パ
ターン情報に元の画像情報を画像演算により合成する機
能と、注目画素の濃度が所定量の量子化値よりも薄い濃
度であった場合、画像情報の膨張処理を行わないで各画
素に対する膨張処理を順次行う機能とを備えている。
【0040】次に、各画像処理を行うときの手順につい
て説明する。まず、画像処理モードの設定は、操作パネ
ル54の機能選択キーを押すことにより、図5に示すよ
うに網掛け設定画面が表示される。さらに機能選択キー
を押すことにより、図6に示すように影付け中抜き設定
画面が表示される。この画面には、影付け、影付け中抜
き、中抜きの3つのモードが表示され、これらから一つ
のモードをさらに選択することになる。
【0041】そして、影付けモードを選択した場合、原
稿を原稿載置台5、または原稿送り装置(RDF)6に
セットし、コピースタートキーを押す。セットした原稿
はスキャナユニット7により原稿画像が読み取られ、読
み取られた画像データは画像データ入力部50よりメモ
リ53に記憶され、画像処理部51で各処理を行ってい
く。まず、画像データ入力部50において画像データ
は、誤差拡散処理部50cにて4値データに量子化さ
れ、メモリ53に記憶され、多値化処理部51aでの多
値化処理でも256値に変換せずスルーさせる。影付け
モードを選択したことにより、画像加工編集合成処理部
51cにおいて、図7に示すような画像処理ではよく使
用される3×3のマトリクスにて画像処理を行う。この
とき、注目画素Eと対象画素Iとの濃度の最大値をとる
ようなコードを設定しておく。すなわち、EとIとを比
較して、E≧IであればE→I,E<IであればIの値
は変更しない。
【0042】データは、図8の原画像データより3×3
のフィルタへ(0,0)、(1,0)から(12,1
2)、(13,12)へと流れ、またフィルタの前段に
ラインバッファがあり3ライン入力の時点で初めて処理
可能となる。フィルタは図9(a)のようにEまたはI
の最大値をとるような設定を予め設定し、その他の画素
はマスクとする。データは左上から右下へ流れるように
なる。図9(b)の場合、注目画素Eと影付け対象画素
Iの濃度の最大値を求めると、注目画素Eの濃度データ
3と影付け対象画素Iの濃度は0であり、他の画素はマ
スクしているので最大値は3になり、影付け対象画素I
の濃度は3となって出力される。影付け対象画素Iの濃
度が3となって出力されたら、濃度変換処理部51dに
おいて影付け濃度変換を行い、影濃度を例えば濃度1に
て変換する。この処理を全画面行えば結果として、図1
0に示すように1ドット右下45度に影ができる。最後
に、メモリ53に記憶していた原画像データと完成した
影画像データとを画像加工編集合成処理部51cにおい
て合成することにより影付け処理を完了し、画像データ
出力部52から画像データをレーザプリンタ部2に出力
して、図11に示すような1ドットの影付け画像が完成
する。
【0043】ここで、何ドットの影を付けるかは何度画
像ループを回すかで決定される。例えば、解像力が40
0dpiとしたら0.5mmの影を付ける場合、画像ル
ープを8回繰り返して処理を行えば影画像データが完成
する。また、1mmの影付けならば、16回画像ループ
を繰り返せばよいが、その分処理時間が長くなる。な
お、本実施例は4値で説明したが、2値、256値でも
可能である。また、4値を256値に当てはめると、0
は1、1は85、2は170、3は255となる。
【0044】上記の影付け処理のアルゴリズムを要約す
ると、 (1)原画像データ(図12(a))の注目画素Eが階
調1のデータは削除し、影画像を作成していく (2)注目画素Eと影付け対象画素Iの最大値を調べ、
その濃度を結果とする (3)濃度の結果から影濃度変換処理を行う (4)影の長さに応じ上記(1)、(2)の処理を繰り
返し行い、影画像を作成し完了させる(図12(b)) (5)原画像と影画像の合成処理を行い、影付け画像を
完了する(図12(c)) となる。なお、後述するようにノイズ強調と低濃度の中
間調を損なわないようにするために、階調1以下を画像
ノイズとし、階調2以上のデータに影付けしている。す
なわち、注目画素の階調が3あるいは2のとき、影付け
画像の濃度は1、階調が1あるいは0のとき、濃度は0
としている。
【0045】ところで、上記処理のままでは、中間調な
どのハーフトーンや黒以外の文字がある原稿の複写を試
みると、図13に示すような影付け処理を行った場合、
例えば影濃度2で影を付けると注目画素Eの濃度が1ま
たは2であっても影濃度2で変換されてしまう。そのた
め、中間調などのハーフトーンでも影付けされ、中間調
部分が損なわれてしまい、黒以外の文字でも影付けされ
文字がにじんで見えたり、太って見えたりする。そこ
で、影付け対象画素Iの濃度が2であったとき、注目画
素Eと影付け対象画素Iの最大値を求め、影付け濃度が
注目画素Eの濃度より大きいとき、図14の如く、影付
け濃度変換は行わないようにする。なお、ここでは影付
け濃度は2であるが、影付け濃度が可変することもあり
得る。このようにすることによって、濃度の薄い注目画
素に対しては影付けが行われないので、画像がぼやけた
り太ったりせず、中間調も損なわれることなく、画質を
損なわない複写が可能となる。
【0046】また、原稿や原稿載置台5が汚れていたま
ま複写を試みると、目に見えないような小さいゴミ(あ
るいはノイズ)が画像データとなり、これにも影付けさ
れる。すなわち、図15(a)に示すように、1画素分
影を付けた状態となり、0.5mmの影付けを行った場
合、ゴミDにも8画素分の影を付けてしまい、ノイズを
強調したようになってしまう。そこで、小さいゴミなど
のノイズは濃度が低いことから、注目画素Eの所定量
(量子化値)を濃度1とし、注目画素Eの濃度が1であ
ったとき、注目画素Eと対象画素Iの最大値を求め、影
付け濃度変換は行わないようにすると、図15(b)の
如くゴミDには影付けがされない。なお、上記の所定量
は濃度1であるが、これは可変してもよい。このように
することによって、図16に示したサンプルのようにゴ
ミ、汚れ等によるノイズには影付けがされないので、ノ
イズが強調されず、画質を損なわない自然な複写が可能
となる。特に、濃度の濃い文字や比較的大きな文字原稿
に対して有効である。
【0047】上記の如くゴミ等の濃度が低いことを利用
して影付けを禁止してもよいが、ゴミ等は孤立している
ことを利用して影付けを禁止してもよい。すなわち、図
17(a)に示すような画像が得られるとき、ゴミ等の
ノイズは濃度が低いので、図18の如く注目画素Eの所
定量を濃度1とし、原稿の文字との誤判定をなくすため
周辺画素の所定量を0とし、注目画素Eの濃度が1であ
ったとき、注目画素Eと影付け対象画素Iの最大値を求
め、周辺画素の濃度が所定量であり注目画素Eの濃度が
所定量以下であったら影付け濃度変換は行わないように
すると、結果的に1画素分だけの孤立したゴミ等に対し
てのみ、図17(b)のように影付けしないようにな
る。このようにすることによって、ゴミ等のノイズを判
別でき、ノイズが強調されず、画質を損なわない自然な
複写が可能となる。特に、文字が小さい原稿に対して有
効である。
【0048】さらに、原画像と影画像の濃度差を同等に
近い濃度にすると、原画像と影画像との区別がつかなく
なってしまう。あるいは、原画像よりも影画像の濃度を
濃くすると、原画像と影画像とが逆転して、文字が太っ
て見えたり、にじんで見えたりして影付け画像としての
画質を損ねてしまう。そのため、対象画素の濃度変換を
する場合、注目画素Eの濃度より影付け対象画素Iの濃
度を低くなるように設定すると、図19に示すように注
目画素Eと影付け対象画素Iとの濃度関係E>Iが成り
立つ。このようにすることによって、原画像と影画像と
の区別がはっきりして良好な複写が得られる。
【0049】また、この複写機では、影付け位置は右下
45度以外の個所に設定可能であり、影濃度も調整でき
る。すなわち、左下45度で影濃度を濃くするよう影付
け中抜き設定画面において設定する。図20(a)のよ
うに注目画素Eに対して影付け対象画素はGに変わる。
図10のようにフィルタ内の画素のうち最大値を求める
と、注目画素Eの濃度は3、影付け対象画素Gの濃度は
0であり、他の画素はマスクしているので最大値3にな
り、影付け対象画素Gの濃度は3となって出力され、結
果的に図20(b)の斜線部のような影付け画像ができ
る。影付け対象画素Iの濃度は3となって出力された
ら、濃度変換処理部51dにて濃度設定に対応した図2
1の変換テーブルにより影付け濃度変換を行い、影濃度
を例えば2に固定して変換する。薄い影を付ける場合
は、図22の変換テーブルにより影付け濃度変換を行
い、影濃度を例えば濃度1に固定して変換する。影の長
さ分上記処理を繰り返し影画像と原画像を合成し影付け
処理を完了する。左上45度に影を付ける場合は、同様
に影付け対象画素を図23(a)のようにすることで、
図23(b)に示す左上45度に影を作成できる。この
ように、注目画素Eに対して演算を行う対象画素を変え
れば、上下左右の任意の位置に影を付けることができ、
ユーザーの所望する影付けを行うことができ、また影濃
度も選択可能なので、画像の多様化を図ることができ
る。
【0050】そして、複写機には、画像加工編集として
図24に示すようなリピートコピー機能も備わってお
り、例えばA4原稿をA4用紙サイズに2×4の8面に
て出力させることができ、操作パネル54の機能選択キ
ーによって設定可能である。このリピートコピーに対し
て原画像に対して右下45度方向の影付け処理を行う場
合、複写機本体を制御している画像処理CPU55によ
り画像の回転処理が指示されると、次の処理が行われ
る。A4サイズの原稿を原稿載置台5または原稿送り装
置(RDF)6にセットすると、原稿サイズ検知器によ
り原稿サイズが検出され、A4サイズであると判断され
る。A4原稿を同サイズのA4サイズの用紙に2×4の
8面となるように設定しているため、このまま複写する
と当然画像が欠けてしまう。そこで、この枠内に画像を
収めるため、画像処理CPU55から変倍処理と画像の
回転処理が指示され、変倍および画像回転処理は画像処
理手段72によって行われる。セットした原稿の画像デ
ータは画像データ入力部50においてメモリ53に記憶
され、画像処理部51で各処理を行っていく。まず、画
像データ入力部50で画像データは、誤差拡散処理部5
0cにより4値データに量子化され一旦メモリ53に記
憶され、画像処理CPU55は右へ90度回転させる回
転処理によりデータ展開する。回転したデータは、再度
メモリ53に記憶させる。多値化処理部51aの多値化
処理で256値に変換にして変倍処理部51eにより枠
内に収まるように変倍処理を行い、再度圧縮処理部51
hによって4値データにしてメモリ53に一旦記憶して
おき、画像処理CPU55においてメモリ53に記憶し
ていた縮小データを設定の通り2×4面のデータに展開
し、リピート処理しメモリ53に記憶しておく。
【0051】この画像データにそのまま影付けを行う
と、図25に示すようになり影付け方向は右下45度と
なってしまう。そこで、影付け対象画素をIからGに切
り替えて影付け処理を行い、濃度変換処理部51dで影
付け濃度変換を行って影濃度を例えば濃度1に固定して
変換していく。この処理を全画面に対して行えば図26
に示すような1ドット左下分の影ができる。このときの
解像力が400dpiとして0.5mmの影を付けるな
ら上記の処理を8回繰り返して行えば影画像データが完
成する。最後に、メモリ53に記憶していた画像データ
と完成した影画像とを画像加工編集合成処理部51cに
おいて合成し影付け処理を完了し、画像データ出力部5
2よりレーザプリンタ部2に出力して処理を終了する。
このように、画像が回転処理されても影付け対象画素を
変えることにより、回転なしの場合と同じ方向に影付け
が行え、違和感のない画像を得ることができる。
【0052】また、複写機の画像加工編集の機能とし
て、原稿の方向と用紙の方向が異なる場合、画像を回転
させて用紙に収まるようにできる。そして、向きが異な
る原稿に対して右下45度の方向に影付けを行うとき、
例えば図8に示した原画像において、そのままだと図2
5に示すように画像に対しては右下45度の方向に影付
けされるが、原画像に対しては右上45度の方向に影付
けされたことになる。
【0053】このような場合には、次のように画像処理
を行う。操作パネル54において、影付けモードを設定
し、A4Rサイズの図8に示した原稿を原稿載置台5、
または原稿送り装置(RDF)6にセットすると、原稿
サイズ検知器により原稿サイズが検出され、A4Rサイ
ズであると判断する。このとき、各カセット35,3
6,37にはすべてA4用紙がセットされているとする
と、このまま複写すれば当然画像が欠けてしまう。そこ
で、原稿サイズの検出結果およびカセットを装着したと
きに自動的に検出される用紙サイズ情報に基づいて画像
処理CPU55では、両者を比較し原稿の向きと用紙の
向きとが異なれば、画像処理手段72によって画像の回
転処理を行うようにする。
【0054】すなわち、セットした原稿は画像データ入
力部50より画像データとしてメモリ53に記憶され、
画像処理部51で各処理を行っていく。まず、画像デー
タ入力部50において、画像データは誤差拡散処理部5
0cにて4値データに量子化され一旦メモリ53に記憶
され、画像処理CPU55にて画像データを右へ90度
回転させた回転処理にてデータ展開する。回転した画像
データは、再度メモリ53に記憶させる。そして、多値
化処理部51aの多値化処理では256値に変換せずス
ルーさせる。この画像データに対して上記のリピートコ
ピーに対する影付けの場合と同様な処理を行うと、図2
6に示した影付けされた画像が完成する。また、画像を
左に90度回転する場合は、影付け対象画素をCに切換
えるようにすればよい。このように、影付けモードで原
稿と用紙の向きが異なっていても、画像を回転させたと
きその角度に応じて影付け対象画素を切り替えることに
より、影付け位置は画像を回転しないときと同じ位置に
することができ、原稿の向きを考慮しなくても所望の位
置に影付けした複写が可能となり、操作性の向上を図る
ことができる。
【0055】次に、影付け中抜きモードを選択した場
合、原稿載置台5、または原稿送り装置(RDF)6に
セットされた原稿はスキャナユニット7により原稿画像
が読み取られ、読み取られた画像データは画像データ入
力部50よりメモリ53に記憶され、画像処理部51で
各処理を行っていく。まず、画像データ入力部50にお
いて画像データは、誤差拡散処理部50cにて4値デー
タに量子化され、メモリ53に記憶され、多値化処理部
51aでの多値化処理でも256値に変換せずスルーさ
せる。画像加工編集合成処理部51cにおいて、図7に
示した3×3のマトリクスにて画像処理を行う。データ
は、図8の原画像データより3×3のフィルタへ(0,
0)、(1,0)から(12,12)、(13,12)
へと流れ、またフィルタの前段にラインバッファがあり
3ライン入力の時点で初めて処理可能となる。フィルタ
は、注目画素Eと周辺画素A,B,C,D,F,G,
H,Iとの濃度の最大値をとるようなコードを設定して
おく。
【0056】図9(b)の場合では注目画素Eと周辺画
素A,B,C,D,F,G,H,Iの膨張対象画素のう
ち濃度の最大値を求めると、注目画素Eの濃度データと
膨張対象画素A,B,Hの濃度データは3であり他の画
素の濃度は0であり、最大値は3になり、膨張対象画素
の濃度は3となって出力される。膨張対象画素の濃度が
3となって出力されたら、この処理を全画面に行えば、
図27に示す1ドット分の膨張画像ができる。そして、
上記に影付け処理を行うと、図28に示す濃度2で変換
された膨張影付け画像ができる。最後に画像加工編集合
成処理部51cにおいて、この膨張影付け画像からメモ
リ53に記憶されている原画像を除去すると、図29に
示す影付け中抜き画像が作成され、画像データ出力部5
2から画像データをレーザプリンタ部2に出力して、1
ドットの影付け中抜き画像が完成する。
【0057】上記の影付け中抜き処理のアルゴリズムを
要約すると、 (1)原画像データの注目画素Eが階調1のデータは削
除し、中抜き画像を作成していく (2)注目画素EとA,B,C,D,F,G,H,Iの
全画素との最大値演算を行い、1ドット分の膨張画像の
作成を行う (3)輪郭線の長さ分だけ上記(2)の処理を繰り返し
行い膨張画像を作成し完了させる (4)膨張画像に対して影付け処理を行う (5)注目画素Eと影付け対象画素Iの最大値を調べ、
その濃度を結果とする (6)濃度の結果から影濃度変換処理を行う (7)影の長さに応じ、上記(5)、(6)の処理を繰
り返し行い、影画像を作成し完了させる (8)膨張+影画像より原画像を除去して画像を作成す
る となる。なお、ノイズ強調を行わないようにするため
に、階調1以下を画像ノイズとし、階調2以上のデータ
に対して中抜き処理をしている。
【0058】ところで、中抜き処理だけの場合は、上記
(1)、(2)、(3)および(4)膨張画像から原画
像を除去した画像を中抜き画像とし処理を完了する、と
なる。また、1画素分の輪郭線は1回の画像ループ(膨
張処理)で作成するので、2ドットの輪郭線では2回ル
ープを繰り返すことで作成できる。
【0059】また、図30(a)に示すような原稿や原
稿載置台5が汚れていたまま複写を試みると、目に見え
ないような小さいゴミ(ノイズ)Dに対して、画像を膨
張(中抜き)し1画素分影を付けたときには図30
(b)に示すようになり、0.5mmの影付けを行った
場合には、図31のサンプルに示したようにゴミ(ノイ
ズ)にも8画素分の影を付けてしまいノイズ強調したよ
うになってしまう。そこで、小さいゴミなどのノイズは
濃度が低いことから、注目画素Eの所定量(量子化値)
を濃度1とし、注目画素Eの濃度が1であったとき、注
目画素Eと対象画素Iの最大値を求め、影付け濃度変換
は行わないようにすると、図32(a),(b)の如く
ゴミDには影付け中抜きがされない。なお、上記の所定
量は濃度1であるが、これは可変してもよい。このよう
にすることによって、ゴミ、汚れ等によるノイズには影
付け中抜きがされないので、ノイズが強調されず、画質
を損なわない自然な複写が可能となる。特に、濃度の濃
い文字や比較的大きな文字原稿に対して有効である。
【0060】また、黒以外の文字や小さな文字原稿に対
しては、原画像とゴミとの区別がつきにくいことから上
記の処理では不十分である。そこで、図33(a)に示
すような画像となるとき、ゴミ等は孤立していることを
利用してゴミ等のノイズは濃度が低いので、図18に示
したように注目画素Eの所定量を濃度1とし、原稿の文
字との誤判定をなくすため周辺画素の所定量を0とし、
注目画素Eの濃度が1であったとき、注目画素Eと周辺
画素の最大値を求め、周辺画素の濃度が所定量であり注
目画素Eの濃度が所定量以下であったら影付け濃度変換
は行わないようにすると、結果的に1画素分だけの孤立
したゴミ等に対してのみ、図33(b)のように影付け
膨張しないようになり、図33(c)に示すような影付
け中抜きされた画像が得られる。このようにすることに
よって、ゴミ等のノイズを判別でき、ノイズが強調され
ず、画質を損なわない自然な複写が可能となる。特に、
文字が小さい原稿や淡い原稿に対して有効である。
【0061】そして、上記の処理は中抜きモードの場合
にも適用でき、図34(a)あるいは図35(a)に示
した画像が図34(b),(c)あるいは図35
(b),(c)に示す画像が得られる。このようにする
ことによって、図36に示したサンプルのようにゴミ、
汚れ等によるノイズには中抜きがされないので、ノイズ
が強調されず、画質を損なわない自然な複写が可能とな
る。
【0062】このように影付け中抜き処理では、膨張処
理した後に影付け処理を行ったものから原画像を除去す
るため、濃度変換後の濃度が影付けモードと同じように
薄い濃度、例えば1にすると輪郭線がくっきりとしな
い。そこで、濃い濃度、例えば濃度2に変換するように
設定する。これによって、輪郭線がシャープになり、良
好な複写を得ることができる。
【0063】次に、網掛けモードを選択した場合、読み
取られた原稿の画像データは画像データ入力部50より
メモリ53に記憶され、画像処理部51で各処理を行っ
ていく。まず、画像データ入力部50において、画像デ
ータは誤差拡散処理部50cにて4値データに量子化さ
れ、メモリ53に記憶され、多値化処理部51aでの多
値化処理でも256値に変換せずスルーさせる。画像加
工編集合成処理部51cにおいて、図7に示した3×3
のマトリクスにて画像処理を行う。データは、図8の原
画像データより3×3のフィルタへ(0,0)、(1,
0)から(12,12)、(13,12)へと流れ、ま
たフィルタの前段にラインバッファがあり3ライン入力
の時点で初めて処理可能となる。フィルタは、注目画素
Eと周辺画素A,B,C,D,F,G,H,Iとの濃度
の最大値をとるようなコードを設定しておく。
【0064】図9(b)の場合では注目画素Eと周辺画
素A,B,C,D,F,G,H,Iの膨張対象画素のう
ち濃度の最大値を求めると、注目画素Eの濃度データと
膨張対象画素A,B,Hの濃度データは3であり他の画
素の濃度は0であり、最大値は3になり、膨張対象画素
の濃度は3となって出力される。膨張対象画素の濃度が
3となって出力されたら、この処理を全画面に行えば、
図37に示す1ドット分の膨張画像ができる。そして、
図38(a)のような網パターンを展開して図38
(b)に示すような網画像を作成する。この網画像から
さきほどの膨張画像を除去して、原画像と合成すると図
39に示す網掛け画像が作成される。これを画像データ
出力部52からレーザプリンタ部2に出力して、1ドッ
トの網掛け画像が完成する。
【0065】上記の網掛け処理のアルゴリズムを要約す
ると、 (1)注目画素EとA,B,C,D,F,G,H,Iの
全画素との最大値演算を行い、1ドット分の膨張画像の
作成を行う (2)隙間量分だけ上記(1)の処理を繰り返し行い膨
張画像を作成する (3)膨張画像の白データに対し網パターンを掛け、網
掛け画像を作成する (4)網掛け画像から原画像を合成し、網掛け画像とし
て処理を完了する となる。これによって、膨張画像の白データにのみ網が
掛けられ、黒データ(ハーフトーンまたはエッジ部)は
網が掛けられない。したがって、黒データ部分の周囲に
隙間ができたように見える。このような処理を行うこと
によって、従来では画像全体に網を掛けて原画像を損ね
たり、あるいは原画像を損ねないようにするため画像に
あるエッジ部を検出し、エッジ部と判定した場合には網
を掛けないようにして、処理時間がかかっていたのが、
原画像に対して網を掛けないので良好な複写が得られ、
また処理の簡略化がされているので処理効率が上がり、
処理時間を短縮することができる。
【0066】また、図40(a)に示す原稿や原稿載置
台5が汚れていたまま複写を試みると、小さいゴミDの
周辺にも図40(b)に示すような膨張処理が行われる
ため、結果的に図40(c)に示すようにゴミDにも網
掛けされ、不自然な出力結果となってしまっていた。そ
こで、小さいゴミなどのノイズは濃度が低いことから、
注目画素Eの所定量を濃度1とし、注目画素Eの濃度が
1以下であったときには、注目画素Eと膨張対象画素の
最大値を求めず膨張処理を行わないことで図41(a)
に示すような膨張画像ができる。この膨張画像に対し網
パターンを掛け、網掛け画像を作成し、網掛け画像に原
画像を合成して網掛け画像を作成すると、図41(b)
に示す網掛け画像が作成される。このようにすることに
よって、ゴミや汚れによる小さいノイズに対して網を掛
けずに隙間ができていたのが、ノイズに対して網掛けが
されるので、画質を損なわず良好な複写を得ることがで
きる。
【0067】以上のように、従来の画像処理では、影付
けや膨張処理を行う場合はCPU処理によって濃度を持
つ画素を探し、その画素の幅などを抽出し、影や膨張の
線幅を計算して行っていたため、複雑な画像になればな
るほど処理時間が増大していた。ところが、単純な画像
のコンボリューション演算のみで影付け、膨張等を行う
ことにより高速化を達成でき、画像の種類には一切影響
を受けずどのような複雑な画像でも短時間で画像加工処
理を行うことができる。しかも、原稿や原稿載置台等の
汚れによって起こるノイズ強調を複雑な処理をせずにノ
イズ除去が可能となり、画質を向上させることができ
る。
【0068】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、対
象画素の濃度を低くする代わりに、影付けを強調させた
い場合のように逆に対象画素の濃度を注目画素の濃度よ
り濃くなるように設定してもよい。しかも、画像処理に
よって作成された画像の濃度は濃淡いずれでもよく、一
つの画像の中で濃淡をつけてもよい。また、画像処理の
各モードの組み合わせは任意であり、他の画像処理モー
ドとして、線の太さを変える、白影付き、中抜き白影付
きといったものも行える。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明の
請求項1〜3によると、画像処理の方法が簡素化される
ので、複雑な画像でも短時間で画像処理が行われ、画像
の種類に関係なく処理時間の高速化を達成できる。しか
も、どんな画像処理モードに対しても同様に行えるの
で、画像処理の効率もよくなる。
【0070】請求項4によると、原画像の濃淡に応じて
対象画素の濃度を変化させることができるので、画像処
理された画像において原画像を忠実に再現でき、画質を
損なうことはない。しかも、原画像を強調することがで
き、原画像が中間調であった場合にも原画像を損なうこ
とがなく、多様な画像を得ることが可能となる。
【0071】請求項5によると、ユーザの所望する影付
けが容易に可能となり、画像の多様化を図ることができ
る。
【0072】請求項6によると、従来の膨張処理後に原
画像を除去して輪郭線を作成してから影付け処理を行っ
ていたが、膨張画像に影付け処理してから原画像を除去
するようにすることによって、処理が簡素化され処理効
率が上がり、処理時間を短縮することができる。
【0073】請求項7によると、画像全体に網掛けを行
わないので、原画像を損ねることがなく、良好な画像を
得ることができる。しかも、エッジ部を捜す手間が省
け、処理効率が上がり、処理時間を短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のデジタル複写機の画像処理の
制御ブロック図
【図2】デジタル複写機の全体構成図
【図3】デジタル複写機の画像処理部および各制御系の
ブロック構成図
【図4】操作パネルを示す図
【図5】網掛けモードの操作設定画面を示す図
【図6】影付けおよび中抜きモードの操作設定画面を示
す図
【図7】3×3のマトリクスを示す図
【図8】原画像を示す図
【図9】(a)3×3のフィルタを示す図、(b)原画
像にフィルタをかけた状態を示す図
【図10】影画像を示す図
【図11】影付け画像を示す図
【図12】影付け処理の流れを示す図
【図13】対象画素の濃度を変換しない場合の濃度変換
テーブル
【図14】対象画素の濃度を変換する場合の濃度変換テ
ーブル
【図15】(a)ゴミに影付け処理を行った影付け画像
を示す図、(b)ゴミに影付けを行わずに画像処理した
影付け画像を示す図
【図16】本発明および従来における影付けモードを実
行したときのサンプルを示す図
【図17】(a)ゴミに影付け処理を行った影付け画像
を示す図、(b)ゴミに影付けを行わずに画像処理した
影付け画像を示す図
【図18】孤立したゴミに対して設定されるマトリクス
を示す図
【図19】影濃度の設定例を示す濃度テーブル
【図20】(a)左下45度に影付けを行うときの3×
3のフィルタを示す図、(b)左下45度に影付け処理
を行ったときの影付け画像を示す図
【図21】濃い影にする場合の影濃度変換テーブル
【図22】淡い影にする場合の影濃度変換テーブル
【図23】(a)左上45度に影付けを行うときの3×
3のフィルタを示す図、(b)左上45度に影付け処理
を行ったときの影付け画像を示す図
【図24】2×4のリピートコピーを行ったときの画像
を示す図
【図25】回転された画像に対して誤った影付け処理が
行われた影付け画像を示す図
【図26】回転された画像に対して正しく影付け処理が
行われた影付け画像を示す図
【図27】影付け中抜きモードにおける膨張画像を示す
【図28】膨張画像に影付け処理された画像を示す図
【図29】影付け中抜き画像を示す図
【図30】(a)ゴミを有した原画像を示す図、(b)
ゴミに影付け中抜き処理が行われた影付け中抜き画像を
示す図
【図31】本発明および従来における影付け中抜きモー
ドを実行したときのサンプルを示す図
【図32】(a)ゴミに影付け濃度変換を行わないとき
の処理画像を示す図、(b)ゴミに影付け中抜きを行わ
ずに画像処理した影付け中抜き画像を示す図
【図33】(a)ゴミに影付け中抜き処理が行われた影
付け中抜き画像を示す図、(b)ゴミに影付け濃度変換
を行わないときの処理画像を示す図、(c)ゴミに影付
け中抜きを行わずに画像処理した影付け中抜き画像を示
す図
【図34】(a)ゴミに影付け中抜き処理が行われた影
付け中抜き画像を示す図、(b)ゴミに影付け濃度変換
を行わないときの処理画像を示す図、(c)ゴミに影付
け中抜きを行わずに画像処理した影付け中抜き画像を示
す図
【図35】(a)ゴミに中抜き処理が行われた中抜き画
像を示す図、(b)ゴミに中抜き処理を行わないときの
処理画像を示す図、(c)ゴミに中抜きを行わずに画像
処理した中抜き画像を示す図
【図36】本発明および従来における中抜きモードを実
行したときのサンプルを示す図
【図37】網掛けモードにおいて膨張処理を行った処理
画像を示す図
【図38】(a)網パターンを示す図、(b)網画像を
示す図
【図39】網掛け画像を示す図
【図40】(a)ゴミを有した原画像を示す図、(b)
ゴミに膨張処理が行われた処理画像を示す図、(c)ゴ
ミに網掛け処理が行われた網掛け画像を示す図
【図41】(a)ゴミに膨張処理を行わないときの処理
画像を示す図、(b)ゴミに網掛けを行わずに画像処理
した網掛け画像を示す図
【図42】従来の網掛け処理を説明する図
【符号の説明】
50 画像データ入力部 51 画像処理部 52 画像データ出力部 53 メモリ 54 操作パネル 55 画像処理CPU 70 設定手段 71 画像形成制御手段 72 画像処理手段 73 画像情報入力手段

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理モードを設定する設定手段と、
    設定されたモードに応じて任意の画素を注目画素として
    該注目画素を取り囲む周辺の画素から画像処理を行うべ
    対象画素を決定する決定手段と、前記注目画素の濃度
    と対象画素の濃度を比較する比較手段と、前記注目画素
    の濃度が対象画素の濃度より大きければ対象画素を所定
    の濃度に変換し、前記注目画素の濃度が対象画素の濃度
    以下であれば濃度変換を行わない変換手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像処理モードを設定する設定手段と、
    任意の画素を注目画素として該注目画素を中心にして周
    囲の画素からなるマトリクスを設定する手段と、設定さ
    れたモードに応じて前記マトリクス内の画素から対象画
    素を決定する手段と、前記注目画素の濃度と対象画素の
    濃度を比較する比較手段と、前記注目画素の濃度が対象
    画素の濃度より大きければ対象画素を所定の濃度に変換
    し、前記注目画素の濃度が対象画素の濃度以下であれば
    濃度変換を行わない変換手段と、全画像情報に対して
    各手段を繰り返して実行する手段と、前記画像処理に
    よって作成された画像情報に対して元の画像情報を合成
    するか、あるいは除去する演算処理を行って所望の画像
    を形成する手段とを備えたことを特徴とする画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 設定手段は、影付け、中抜き、網掛けの
    うちのいずれか一つの画像処理モードあるいはこれらを
    組み合わせた画像処理モードを設定することを特徴とす
    る請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 影付け、中抜き、網掛けのうちのいずれ
    か一つの画像処理モードあるいはこれらを組み合わせた
    画像処理モードを設定する設定手段と、設定されたモー
    ドに応じて任意の画素を注目画素として該注目画素を取
    り囲む周辺の画素から画像処理を行うべき対象画素を決
    定する決定手段と、前記注目画素の濃度と対象画素の濃
    度を比較する比較手段と、前記注目画素の濃度が対象画
    素の濃度より大きければ対象画素を所定の濃度に変換
    し、前記注目画素の濃度が対象画素の濃度以下であれば
    濃度変換を行わない変換手段とを備え、該変換手段は
    濃度変換を行うとき前記注目画素の濃度と対象画素の濃
    度とを異ならしめることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 影付けを行うとき、影付けの方向を任意
    の方向に決定する手段が設けられ、注目画素に対して影
    付け方向における周辺画素を対象画素にすることを特徴
    とする請求項3または4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 影付け中抜きを行うとき、画像情報にお
    ける注目画素に対する周囲の周辺画素を所定量膨張させ
    る膨張手段と、膨張された画像情報に対して所定方向に
    影付けを行う影付け手段と、影付け処理された画像情報
    から元の画像情報を除去する画像演算手段とが設けられ
    たことを特徴とする請求項3または4記載の画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 網掛けを行うとき、画像情報における注
    目画素に対する周囲の周辺画素を所定量膨張させる膨張
    手段と、特定の画像パターン情報を準備する準備手段
    と、前記画像パターン情報から前記膨張手段によって
    張された画像情報を除去して網掛け画像情報を作成する
    除去手段と、前記網掛け画像情報に元の画像情報を合成
    する画像演算手段とが設けられたことを特徴とする請求
    項3または4記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 任意の画素を注目画素として該注目画素
    を取り囲む周辺の画素から影付けを行うべき対象画素を
    決定する決定手段と、注目画素の濃度が所定濃度より大
    きいとき前記影付け対象画素の濃度変換を行い、前記注
    目画素の濃度が所定濃度以下であれば前記影付け対象画
    素の濃度変換を行わない変換手段とを備えたことを特徴
    とする画像処理装置。
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