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JP3184482B2 - 防振床構造 - Google Patents

防振床構造

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Publication number
JP3184482B2
JP3184482B2 JP16856497A JP16856497A JP3184482B2 JP 3184482 B2 JP3184482 B2 JP 3184482B2 JP 16856497 A JP16856497 A JP 16856497A JP 16856497 A JP16856497 A JP 16856497A JP 3184482 B2 JP3184482 B2 JP 3184482B2
Authority
JP
Japan
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floor
panel
panels
floor panels
plate
Prior art date
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JP16856497A
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JPH1113192A (ja
Inventor
達郎 村井
宮雄 中村
成憲 岩澤
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
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Publication date
Application filed by ナショナル住宅産業株式会社 filed Critical ナショナル住宅産業株式会社
Priority to JP16856497A priority Critical patent/JP3184482B2/ja
Publication of JPH1113192A publication Critical patent/JPH1113192A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プレハブ住宅等
における防振床構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より住宅の床は、図5および図6に
示すように、床梁40に床受金物41を固着具(図示せ
ず)にて固定し、その床受金物41に床パネル42,4
3を載置してボルト・ナット44にて固定していた。し
かし、図5および図6の床構造では、床パネル42,4
3を直に床受金物41に載置固定してあるため、子供が
飛び跳ねたりすると大きな衝撃音が生じ、この衝撃音が
下階に直接伝わり、下階の住人に多大な迷惑をかけると
いう問題があった。
【0003】そこで、図7および図8に示すように、床
梁40に固定した床受金物45と床パネル42,43と
の間に、衝撃を吸収する液封ダンパー46を介装して衝
撃音を吸収する防振床構造が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7および図
8に示す防振床構造では、隣接する床パネル42,43
が各々個別に液封ダンパー46を介して床梁40に取付
けられているため、各床パネル42,43に個別に作用
する衝撃に対し、床パネル42,43は各々別個に上下
動する。このため、隣接する床パネル42,43間で段
差が生じてしまい、その結果床パネル全体の上に敷設さ
れた床仕上げ材(図示せず)に亀裂や割れが生じるとい
う問題があった。
【0005】この発明の目的は、隣接する床パネル間に
段差が生じない防振床構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の防振床構
造は、隣接する床パネルのパネル枠を、各々別個に液封
ダンパーを介して一定間隔を隔てて建築物躯体に取付
け、前記パネル枠に貼着した双方の床パネルの表面板
に各床パネルの上下運動による段差を吸収するための緩
衝板を配置するとともに、この緩衝板の両側縁は、双方
の床パネルのパネル枠に各々支持されていることを特徴
とするものである。
【0007】請求項1記載の防振床構造によると、一定
間隔を隔てて設けた床パネル間に緩衝板を架設したの
で、床パネル間に段差を生じることがなく、床パネル全
体の上に敷設される床仕上げ材に亀裂や割れが生じな
い。また、緩衝板の両側縁は双方の床パネルのパネル枠
に載置して固定できるため、緩衝板の取付け作業が容易
である。請求項2記載の防振床構造は、請求項1におい
て、緩衝板が、床パネルの表面板と略同厚の板体であっ
て、床パネルの表面板間に取付けられたことを特徴とす
るものである。
【0008】請求項2記載の防振床構造によると、請求
項1の作用に加え、緩衝板が床パネルの表面板と略同厚
の板体で形成されており、床パネルの接続部分の納まり
が良好で、施工性にも優れる。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図1な
いし図4に基づいて説明する。図1は一定間隔を隔てて
隣接する床パネル10,11の支持構造を示す断面図、
図2は図1のII−II断面図、図3は図1のIII −III 断
面図であり、12はI形鋼の床梁(建築物躯体)、13
はI形鋼の床梁継ぎ材(建築物躯体)、14,15は床
梁継ぎ材13の両側に取付けた床受金物、18は床梁1
2の側面に取付けた床受金物である。床受金物14,1
5,18はいずれも同形状に形成されており、それぞれ
縦片14a,15a,18aと横片14b,15b,1
8bからなるL形鋼の両側に補強片14c,15c,1
8cを溶接してなり、縦片14a,15a,18aには
上下一対のボルト挿通孔(図示せず)、横片14b,1
5b,18bには略中央にボルト挿通孔(図示せず)が
形成してある。床受金物14,15は、床梁継ぎ材13
の両側面に対峙して縦片14a,15aを配置し、ボル
ト・ナット16にて同時に床梁継ぎ材13に固定してあ
る。また、床受金物18は、床梁12の側面に縦片18
aを配置し、ボルト・ナット19にて床梁12に固定し
てある。
【0011】また、床受金物14,15,18の横片1
4b,15b,18bにはそれぞれ同一構成の液封ダン
パー17を載置する。液封ダンパー17は、図4に示す
ように、ゴムマウント30内に空洞を設けた主流体室3
1と、ダイヤフラム32が張られた副流体室33と、両
室31,33を結ぶオリフィス34からなり、両室3
1,33には粘性流体が封入されている。また、上下端
にはボルト35,36が突設されている。液封ダンパー
17は、下端のボルト36を床受金物14,15,18
の横片14b,15b,18bに挿通してナット37に
て固定し、上端のボルト35は床パネル10,11のパ
ネル枠10a,11aに挿通してナットにて固定してあ
る。
【0012】さらに、図1において、隣接する床パネル
10,11間の目地で、パネル枠10a,11aに貼着
した双方の床パネル10,11の表面板10b,11b
に緩衝板20を架設する。緩衝板20は目地に沿って
伸びる長尺の板体で、しかも床パネル10,11の表面
板10b,11bと略同厚に形成されている。そして、
緩衝板20の両側縁を双方の床パネル10,11の表面
板10b,11bから張り出したパネル枠10a,11
aに載置し、ビス等の固着具21にてパネル枠10a,
11aに固定する。なお、両床パネル10,11ならび
に緩衝板20全体の上には仕上げ材(図示せず)が敷設
される。
【0013】次に、動作について説明する。床パネル1
0,11上で子供が飛び跳ねる等して液封ダンパー17
に負荷がかかると、ゴムマウント30が上下に圧縮変形
して主流体室31に充填された液体がオリフィス34を
上下に往来し、この往来により衝撃が吸収される。ま
た、床パネル10,11が各々別個に上下運動した場
合、床パネル10,11に高低差は生じるものの、緩衝
板20が傾斜して両側縁が各床パネル10,11と滑ら
かに連続して、段差を吸収する。
【0014】このように構成された防振床構造による
と、一定間隔を隔てて設けた床パネル10,11間に緩
衝板20を架設したので、床パネル10,11間に段差
を生じることがなく、床パネル全体の上に敷設される床
仕上げ材に亀裂や割れが生じない。また、緩衝板20が
床パネル10,11の表面板10b,11bと略同厚の
板体で形成されており、床パネル10,11の接続部分
の納まりが良好で、施工性にも優れる。
【0015】また、緩衝板20の両側縁は双方の床パネ
ル10,11のパネル枠10a,11aに各々支持され
ており、しかも緩衝板20が床パネル10,11の表面
板10b,11bと略同厚の板体であるため、床パネル
10,11の表面板10b,11bと緩衝板20間に段
差が生じない。さらに、緩衝板20の両側縁は双方の床
パネル10,11のパネル枠10a,11aに載置して
固定できるため、緩衝板20の取付け作業が容易であ
る。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の防振床構造によると、一
定間隔を隔てて設けた床パネル間に緩衝板を架設したの
で、床パネル間に段差を生じることがなく、床パネル全
体の上に敷設される床仕上げ材に亀裂や割れが生じな
い。また、緩衝板の両側縁は双方の床パネルのパネル枠
に載置して固定できるため、緩衝板の取付け作業が容易
である。請求項2記載の防振床構造は、請求項1におい
て、緩衝板が、床パネルの表面板と略同厚の板体であっ
て、床パネルの表面板間に取付けられたことを特徴とす
るものである。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態における防振床構造の
断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のIII −III 断面図である。
【図4】この発明の一実施の形態における液封ダンパー
の断面図である。
【図5】従来例の床構造の断面図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【図7】従来例の防振床構造の断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII断面図である。
【符号の説明】
10,11 床パネル 10a,11a パネル枠 10b,11b 表面板 12 床梁(建築物躯体) 13 床梁継ぎ材(建築物躯体) 17 液封ダンパー 20 緩衝板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−72035(JP,A) 特開 平2−261937(JP,A) 特開 平6−288070(JP,A) 特開 平8−144415(JP,A) 特開 昭56−25537(JP,A) 実開 昭55−154234(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/43 E04B 1/98 E04B 5/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する床パネルのパネル枠を、各々別
    個に液封ダンパーを介して一定間隔を隔てて建築物躯体
    に取付け、前記パネル枠に貼着した双方の床パネルの表
    面板間に各床パネルの上下運動による段差を吸収するた
    めの緩衝板を配置するとともに、この緩衝板の両側縁
    は、双方の床パネルのパネル枠に各々支持されている
    とを特徴とする防振床構造。
  2. 【請求項2】 緩衝板が、床パネルの表面板と略同厚の
    板体であって、前記床パネルの表面板間に取付けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の防振床構造。
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