JP3179624B2 - 放送受信システム - Google Patents
放送受信システムInfo
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Description
信号と通常の放送信号との混在した放送信号を受信する
放送受信システムに係り、特に、車等に搭載されて広範
囲に移動する移動受信局に用いて好適な多チャンネル有
料放送の受信システムに関する。
有料放送方式は、特公平4−6634号公報に示された
ように、固定のデスクランブラー(暗号解読機)を備
え、予め有料放送契約した番組に対し、放送や電話回線
などにより定期的に暗号解読機に解読符号を供給して、
ある一定の視聴期間の視聴を可能とするようにした、固
定局ごとの契約による有料放送方式であった。
送などでは放送受信機が固定しておらず、広い地域を移
動することから地域によっては有料放送局が異なり、複
数の放送局と契約してないと、その解読符号がなく視聴
できないという不便が生じる。
号と通常の放送信号との混在した放送信号を受信する
際、通常の放送信号を選択する場合にも暗号化された放
送波を受信し、不快音が出力されたり、奇異な映像が写
し出されてしまうという不便が生じる。
を支払い、複数の有料放送の視聴を可能とした場合で
も、どの有料放送を視聴しているかが不明であり、有料
放送業者への公平な利用料配分ができないという問題が
有る。
では、前払い金額に応じた視聴時間が切れると視聴して
いる有料放送番組の出力が突然停止されてしまうという
問題も有る。
その目的とするところは、広範囲に移動する移動体受信
局での地域別有料放送の受信を、簡易なシステムで実現
可能とすると共に、有料放送業者への公平な利用料配分
を可能とする放送受信システムを提供することにある。
達成するため、暗号化された有料放送信号と通常の放送
信号との混在した放送信号を受信する放送受信システム
において、有料放送を受信するために受信機内部に設け
られた暗号解読機と、暗号解読を行うために外部から受
信機に持続的な暗号解読情報を供給する暗号情報供給機
(例えばICカード等)とを備え、暗号解読機は外部の
暗号情報供給機からの持続的な暗号解読情報の供給によ
って動作する構成をとる。
読情報を供給するための暗号情報供給機には、払込み済
み(前払い)金額に対応する有料放送信号を受信可能と
する時間を示すデータ(視聴可能時間データ)を記憶さ
せると共に、暗号情報供給機を受信機に接続し有料放送
信号を視聴した際には、受信機側から少なくとも受信し
た有料放送局コードと実視聴時間データとを暗号情報供
給機に入力して記録させ、前記実視聴時間のトータルが
払込み済み金額に応じた視聴可能時間を超えた場合に
は、暗号情報供給機からの暗号情報の供給を禁止するよ
うに構成される。
き込み機により、利用者が視聴予定時間に応じた金額を
再度払込むことによって、再利用可能とされる。前記書
き込み機は、再書き込み時に、暗号情報供給機内に記憶
されている利用実績としての受信・視聴した有料放送局
コードとこれに対応する視聴時間とを読み出し、ある期
間単位でこれら利用実績としての受信した有料放送局コ
ードと視聴時間を記憶装置に記憶し、その期間内の受信
した有料放送局コードと視聴時間とに応じて、払込みさ
れた金額を有料放送業者間に配分計算が可能なようにす
る。
能時間が切れかかる有料放送を視聴している場合等に
は、視聴可能時間が切れた以後も例えばその番組のみは
視聴可能とし、書き込み機による再書き込み(再料金支
払)時に、超過料金の精算が可能となるようにする。
的大容量の半導体メモリを容易に内蔵できるので、各地
域の有料放送に対する暗号解読情報を記憶できて、有料
放送に付加される放送局コード等に対応した暗号解読符
号の供給が可能となり、どの地域の有料放送も受信可能
とすることができる。
実視聴時間など有料放送視聴実績を、ICカード等から
なる暗号情報供給機に書き込んでいるので、暗号情報供
給機を再利用する為の再利用料金払込み時に、各利用者
の視聴実績を読み出し可能であり、ある一定期間のこの
情報を基に払込み料金を有料放送業者に配分することに
よって、ほぼ使用実績に応じた利用料金の分配が行え
る。
間が切れかかる有料放送を視聴している場合でも、書き
込み機による再書き込み(再料金支払)時に後払い精算
方式を選択することが可能なので、有料放送の突然の視
聴中断などを回避できる。
ていない状態を検知することは容易であり、この不接続
が検知された際には、放送波に付加された暗号化の有無
情報に基づき、暗号化されていない通常放送のみを選択
できる様にすれば、暗号情報供給機が接続されていない
状態でのチャンネル選択時に、暗号化された放送波を受
信し、不快音が出力されたり、奇異な映像が写し出され
てしまうという不便を回避できる。
て説明する。図1は、暗号化された有料放送信号と通常
の放送信号との混在した放送信号を受信する本実施例に
よる受信機の構成を示すブロック図である。同図におい
て、1は、前段のチューナー部TUで受信しデジタル化
したデジタル放送信号の中から視聴プログラム信号を取
り出すデコーダー、2は、上記デジタル放送信号の中か
ら番組情報,放送局コード,有料放送の暗号化されたコ
ードや暗号化されたコードの有無等の付加情報を取り出
すデコーダー、3は、スクランブルのかかった視聴プロ
グラム信号を、後段の信号処理回路4で出力信号が取り
出せるデジタル信号に修正する暗号解読機、4は、修正
された視聴プログラム信号をアナログ信号にする信号処
理回路、5はアナログ信号の出力回路、6は、番組情報
や残り視聴時間を告知する表示や操作キー入力部を持つ
表示制御操作部、7は、操作キー入力部の操作内容をチ
ューナー部TUに伝達し放送受信を制御する制御回路、
8は、有料放送や無料放送(通常放送)の受信時間をカ
ウントするタイマー、9は、受信機と暗号情報供給機1
1とのインターフェイス、10は、専用の有料放送の利
用を可能にする受信機IDコード、11は、ICカード
や磁気カード等の暗号情報供給機である。
等の暗号情報供給機11と、該暗号情報供給機11が必
要に応じ接続されるカード書き込み端末30とを示すブ
ロック図である。本例では、暗号情報供給機11は、カ
ードのインターフェイスユニット12と、カード制御部
13と、カード記憶装置14とを具備したものとなって
いるが、カード(暗号情報供給機11)がカード記憶装
置14のみで構成される場合には、インターフェイスユ
ニット12並びにカード制御部13の機能部は、カード
書き込み端末30内、及び図1の受信機内に配置され
る。また、カード書き込み端末30内において、15は
カード書き込み端末のインターフェイスユニット、16
はカード書き込み端末の記憶装置、17はカード書き込
み端末の制御部、18はカード書き込み端末の料金収納
部、19はカード書き込み端末の表示部、20はカード
書き込み端末のデータの集計等を集中制御する通信モデ
ムである。
放送のデータフォーマットの1例であり、同図におい
て、21は同期信号部、22はデータ制御信号部、23
はスクランブルデータである。このスクランブルのかか
ったデジタル放送のデータフォーマットは、例えば図3
に示したように、同期信号部21に続けて、放送局コー
ド,番組情報,スクランブルのかかった有料放送の解読
の為の暗号や暗号の有無を表すデータ等をデータ送信す
るデータ制御信号部22と、これに続く、有料時はスク
ランブルのかかったデジタル視聴プログラム信号である
スクランブルデータとからなっている。そして、これ等
の信号22,23が一定間隔で挿入された同期信号21
に続けて送信される。
おいて、表示制御操作部6の操作キー入力により選択さ
れた放送局を、デコーダー1,2の前段のチューナー部
TUにて受信し、検波されたデジタル信号をデコーダー
1で視聴プログラム信号として取り出す。この視聴プロ
グラム信号は、有料放送の場合にはスクランブルがかか
っており、無料放送(通常放送)の場合にはスクランブ
ルがかかっていない。スクランブルのかかってない無料
放送である場合には、上記視聴プログラム信号は暗号解
読機3をそのまま通過し、信号処理回路4によりアナロ
グ信号に変換され、出力回路5から出力される。
暗号情報供給機11が接続されているか否かを受信機が
自動的に検知・識別するようになっている。また、放送
波に暗号化の有無情報が付加されているとすれば、受信
機側で放送波が暗号化された(スクランブルのかかっ
た)有料放送であるか否かを容易に識別できる。そこ
で、本実施例においては、暗号情報供給機11が不接続
であることが検知された際には、受信機は、放送波に付
加された暗号化の有無情報に基づき、スクランブルのか
かっていない(暗号化されていない)通常放送のみを選
択できるモードを自動選択するか、もしくは利用者の操
作によってこのモードをとるようになっている。従っ
て、この受信動作モード時には、暗号情報供給機11が
接続されていない際のチャンネル選択時に、スクランブ
ルのかかった(暗号化された)放送波を受信し、不快音
が出力されたり、奇異な映像が写し出されてしまうとい
う不便が回避できる。
ある場合において、放送局毎の月単位等の一括個別契約
が済の場合、または、暗号情報供給機11からの持続的
な暗号情報が有る場合は、受信機内の受信機IDコード
10により専用の受信機であることを確認し、デコーダ
ー1から出力されたスクランブルのかかった視聴プログ
ラム信号を暗号解読機3によって暗号解読した後、信号
処理回路4によりアナログ信号に変換して、出力回路5
から出力する。
受信機が車等に搭載されて有料放送エリアの異なる広範
囲を移動するとき等のために設けられており、広い範囲
内の多数の有料放送局のスクランブルのかかった各有料
放送が受信可能(解読可能)であるように、広範囲内の
想定される略総べての有料放送のための暗号解読情報が
記憶されている。また、放送局毎の月単位等の一括個別
契約を行っている場合には、図示していないが、暗号情
報供給機11とは別異の暗号情報供給機(第2の暗号情
報供給機)が用意されてこれが受信機と接続される。こ
の第2の暗号情報供給機は主として、所定のエリア(例
えば利用者が在住するエリア)内のみをカバーする契約
済有料放送を受信するため等に設けられており、契約済
有料放送の受信を選択した場合には、第2の暗号情報供
給機から暗号解読機3に暗号解読情報が供給されるよう
になっている。また、この一括個別契約用の第2の暗号
情報供給機は、通常、ボックス型の構造をとり、該第2
の暗号情報供給機には、放送や電話回線によって定期的
に更新情報(有効期間更新情報や場合によっては更新暗
号解読情報)が書き込まれて利用可能な状態に更新され
るようになっている。なお、第2の暗号情報供給機を暗
号情報供給機11と同様にICカード等によって構成す
ることも可能で、ICカード等により第2の暗号情報供
給機を構成した場合には、後述するカード書き込み端末
30によって更新処理がなされるようにすることもでき
る。
送である場合において、上記した如き一括個別契約が未
の場合、または、暗号情報供給機11からの持続的な暗
号情報が無い場合は、タイマー8より放送内容の判別の
出来る短時間の間だけ放送を受信可能にして、有料放送
に対し興味を抱かせたり、暗号情報供給機11の接続を
促せるか、もしくは、当初からその局を全く受信出来な
いように制御回路7によってチューナー部TUを制御す
るようにされる。なお、一括個別契約が未の場合、また
は、暗号情報供給機11からの持続的な暗号情報が無い
場合に、短時間の間だけ有料放送を受信可能とするとき
には、受信機内部に暗号解読のための解読情報を格納し
た記憶部が予め用意される。
に示すように事前に(スクランブルのかかった有料放送
を視聴する前に)前記カード書き込み端末30に接続さ
れ、この状態において、カード書き込み端末30側の料
金収納部18に投入された金額に応じて、カード書き込
み端末30側から暗号情報供給機11側のカード記憶装
置14に、有料放送の受信可能な時間,金額,度数等の
前払い済み金額に応じた受信許容範囲を示すデータ(以
下、残量時間と称す)を記憶させる。
間(受信許容範囲)を示すデータが記憶された暗号情報
供給機11を、図1に示すように受信機に接続する事に
より、当該受信機は有料放送の受信が可能な状態におか
れるように構成されている。ここで、本実施例において
は、暗号情報供給機11を受信機に接続した時、あるい
は、有料放送の受信を選択した時、あるいは、前払い済
みの残量時間がゼロもしくは残り少なくなった時に、一
定時間この暗号情報供給機11のもつ残量時間を、表示
制御操作部6内の表示部に表示させるようになってい
る。
機に接続し、有料放送の受信を選択操作した場合には、
デコーダー2より取り出されたデータ制御信号から、暗
号の有無,放送局コード,スクランブル解読の為の暗号
データ等を読み出し、暗号情報供給機11内に有料放送
受信可能な残量時間が有る限り、暗号解読機3を動作さ
せる為の持続的な暗号解読情報の供給が持続される。こ
れによって、本実施例の受信機によって有料放送の受信
が可能となるようになっている。
の受信中には、受信機内部のタイマー3が動作して、経
過時間データを暗号情報供給機(ICカード等)11に
入力する。これによって、暗号情報供給機11側では、
入力された経過時間データに基づき、内部(カード記憶
装置14)に記憶された残量時間(受信可能時間)を減
算していく。また、この際同時に、有料放送局コードと
これに対応する放送受信実時間データ,放送受信時刻
(受信開始・終了時刻)等も、暗号情報供給機11内に
記憶させるようになっている。斯様にする所以は、放送
局ごとの利用実績を後で知り得るようにし、利用実績に
基づいて利用料を放送放送業者に分配すること等を可能
としたり、視聴率の作成のためのデータを得るようにす
るためである。
機(ICカード等)11の残量時間が無くなっても、料
金の後払いの意志表示をシステムに示すことにより、あ
る決められた限度時間以内において有料放送を受信可能
とできるようになっている。すなわち、暗号情報供給機
11のもつ残量時間がある時間より少なくなった場合に
は、受信機は、表示制御操作部6の表示部に残量時間や
アラーム信号を表示させたり、出力回路5等からアラー
ム音声信号を出すことによって、暗号情報供給機11内
の有料放送を受信可能な残量時間が残り少なくなったこ
とを、利用者に認知させる。これによって、暗号情報供
給機11のもつ残量時間が少なくなったことを知った利
用者が、暗号情報供給機11のもつ残量時間が無くなっ
た後も継続して有料放送を受信したいと望む場合には、
表示制御操作部6内のキー入力によりこの旨を受信機に
指示する。これによって受信機は、暗号情報供給機11
のもつ残量時間が無くなった後も、ある決められた限度
時間以内の期間は有料放送を受信可能とするモードをと
り、上記のある決められた限度時間以内の期間は、暗号
情報供給機11から暗号解読機3に暗号解読情報の供給
を継続させるように構成されている。
間が無くなった後には)、暗号情報供給機11には、受
信機から入力された経過時間データ(有料放送の受信実
績時間データ)が、後払い料金時間データとして加算さ
れて記憶されていく。また同時に、有料放送局コード,
放送受信時刻(受信開始・終了時刻)等のデータも、併
せて暗号情報供給機11に記憶される。
ゼロ、または、残量時間が少なくなった暗号情報供給機
(ICカード等)11を、例えば、ガソリンスタンド,
道路脇のサービスエリア,コンビニエンスストア等々の
適宜場所に設置された前記カード書き込み端末30に接
続すると、暗号情報供給機11のもつ残量時間(ゼロを
含む)や、上記した後払い料金時間データが暗号情報供
給機11に記憶されている場合には後払いの料金等が、
カード書き込み端末30の表示部19に表示される。こ
の状態で、利用者がカード書き込み端末30の料金収納
部18に金銭を投入すると、支払い金額に応じて、後払
い分料金の支払い処理や、新たに有料放送が受信可能な
残量時間の設定を行うことが出来るようになっている。
されていた有料放送局ごとの受信実時間データは、カー
ド書き込み端末30において読み取られて、カード書き
込み端末30の記憶装置16に書き込まれる。そして、
このカード書き込み端末30に格納された有料放送局ご
との受信時間データは、適宜タイミングでカード書き込
み端末30から通信モデム20を介して管理ステーショ
ン等に転送される。これによって、管理ステーション等
においては、各カード書き込み端末30ごとのある一定
の期間内の集計等をとることによって、有料放送局別の
受信時間に応じて、各カード書き込み端末30の料金収
納部18に投入された有料放送の使用料を、利用実績に
応じて有料放送業者毎に配分・計算するようになってい
る。
ように、利用者が有料放送を行っている放送局毎(ある
いは特定エリア内の全有料放送局)に月単位等の一括契
約を結び、この一括契約を結んだ際には、契約済み特定
有料放送用の図示せぬ第2の暗号情報供給機を受信機に
接続することによっても、スクランブルのかかった特定
の有料放送を受信可能となっている。この第2の暗号情
報供給機には、特定の契約済み有料放送のみを解読する
ための暗号解読データと有効契約期間を示すデータを書
き込んでおき、有効契約期間内は受信機に接続された第
2の暗号情報供給機から、受信機の暗号解読機3に暗号
解読情報の供給を可能とするように構成されている。本
実施例においては、この一括契約放送受信用の第2の暗
号情報供給機を用いて有料放送を受信した場合にも、受
信機から、利用実績データとして、受信した有料放送局
コード,放送受信時刻(受信開始・終了時刻)等のデー
タが、ICカード等よりなる前記暗号情報供給機11に
送られて記憶される。
機11と一括契約放送受信用の第2の暗号情報供給機と
を共に受信機に接続した状態で、一括契約済みの特定の
有料放送を受信した場合には、受信機からの指令で暗号
情報供給機11からの暗号解読情報の供給は停止され、
この間は、受信機からの前記した有料放送の受信時間デ
ータの暗号情報供給機11への送出は行われない(暗号
情報供給機11内の受信可能な残量時間の減算処理は行
われない)ようになっている。
に、スクランブルのかかった有料放送を受信した際に、
対応する放送局コード,放送受信時刻(受信開始・終了
時刻)等が暗号情報供給機(ICカード等)11に記憶
され、これがカード書き込み端末30で読み取られて、
管理ステーション等においては放送局コードと放送受信
時刻とを集計して演算処理可能なので、各有料放送の視
聴率のデータも簡単に得られるというメリットがある。
利用実績以外にも、スクランブルのかかっていない通常
の(無料の)放送の利用実績も、視聴率調査等のために
求められることも想定される。斯様な場合には、通常
(無料)放送の受信時に、受信した通常放送の放送局コ
ードと放送受信時刻(受信開始・終了時刻)とを、受信
機内部の適宜メモリ手段に格納しておき、受信機に暗号
情報供給機(ICカード等)11が接続された適宜タイ
ミングで、上記メモリ手段に格納されたデータを暗号情
報供給機(ICカード等)11に転送して記憶させるよ
うに構成される。また、前記一括契約有料放送用の第2
の暗号情報供給機のみが受信機に接続され、暗号情報供
給機(ICカード等)11が受信機に接続されていない
状態での、有料放送の利用実績が求められることも想定
される。斯様な場合には同様に、第2の暗号情報供給機
を用いた有料放送の受信時に、受信した有料放送の放送
局コードと放送受信時刻(受信開始・終了時刻)とを、
受信機内部の適宜メモリ手段に格納しておき、受信機に
暗号情報供給機(ICカード等)11が接続された適宜
タイミングで、上記メモリ手段に格納されたデータを暗
号情報供給機(ICカード等)11に転送して記憶させ
るように構成される。従ってこのように構成すれば、前
記したカード書き込み端末30で暗号情報供給機11内
のデータ読み取り時に、受信した有料/通常放送の放送
局コードと放送受信時刻を読み取ることにより、有料/
通常の如何にかかわらない総べての放送局の視聴率調査
のためのデータとして用いることが可能となる。
動体での地域別有料放送の受信に際して、それぞれの有
料放送を個別に契約してなくとも移動先の有料放送の受
信が可能となり、また、有料放送業者に対しては、利用
実績に応じて有料放送の使用料を公平に業者毎に配分す
ることが可能となる。さらにまた、ICカード等の暗号
情報供給機に記憶された放送受信実績データによって、
各放送局の視聴率の集計も容易に可能となる。
ロック図である。
接続されるカード書き込み端末の構成を示すブロック図
である。
フォーマットの1例を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 暗号化された有料放送信号と通常の放送
信号との混在した放送信号を受信する放送受信システム
において、 前記有料放送を受信するために受信機内部に設けられた
暗号解読機と、暗号解読を行うために外部から前記受信
機に持続的な暗号解読情報を供給する暗号情報供給機と
を備え、前記暗号解読機は外部の前記暗号情報供給機か
らの持続的な暗号解読情報の供給によって動作する構成
とされ、また、外部の前記暗号情報供給機には事前に、
払込み済み金額に対応する前記有料放送信号を受信可能
とする時間を示すデータを記憶させると共に、前記暗号
情報供給機を前記受信機に接続し前記有料放送信号を受
信した際には、受信機側から少なくとも受信した有料放
送局コードと実受信時間データとを前記暗号情報供給機
に入力して記録可能とし、前記実受信時間のトータルが
前記払込み済み金額に応じた受信可能時間を超えた場合
には、前記暗号情報供給機からの暗号解読情報の供給を
禁止するようにし、 また、前記暗号情報供給機は、別途設けた書き込み機に
より受信可能時間に応じた金額を再度払込むことによっ
て再利用可能とされ、前記書き込み機は、再書き込み時
に前記暗号情報供給機内に記憶されている有料放送利用
実績としての受信した有料放送局コードと実受信時間と
を読み出し、これら利用実績としての受信した有料放送
局コードと実受信時間とを記憶装置に記憶し、さらに、前記書き込み機と通信手段を介して接続可能と
された管理ステーションは、前記書き込み機の前記記憶
装置に記憶された前記有料放送利用実績のデータの転送
を受けて、ある一定の期間内における受信した有料放送
局コードと実受信時間との集計に応じて、払込みされた
金額を有料放送業者間に配分計算する手段を具備し、受
信した有料放送局コードと実受信時間とに応じて、払込
みされた金額を有料放送業者間に配分可能としたことを
特徴とする放送受信システム。 - 【請求項2】 暗号化された有料放送信号と通常の放送
信号との混在した放送信号を受信する放送受信システム
において、 前記有料放送を受信するために受信機内部に設けられた
暗号解読機と、暗号解読を行うために外部から前記受信
機に持続的な暗号解読情報を供給する暗号情報供給機と
を備え、前記暗号解読機は外部の前記暗号情報供給機か
らの持続的な暗号解読情報の供給によって動作する構成
とされ、また、外部の前記暗号情報供給機には事前に、
払込み済み金額に対応する前記有料放送信号を受信可能
とする時間を示すデータを記憶させると共に、前記暗号
情報供給機を前記受信機に接続し前記有料放送信号を受
信した際には、受信機側から少なくとも受信した有料放
送局コードと実受信時間データとを前記暗号情報供給機
に入力して記録可能とし、前記実受信時間のトータルが
前記払込み済み金額に応じた受信可能時間を超えた場合
には、前記暗号情報供給機からの暗号情報供給を選択的
に禁止可能とし、 また、前記暗号情報供給機は、別途設けた書き込み機に
より受信可能時間に応じた金額を再度払込むことによっ
て再利用可能とされ、前記書き込み機は、再書き込み時
に前記暗号情報供給機内に記憶されている有料放送利用
実績としての受信した有料放送局コードと実受信時間と
を読み出す機能をもち、 また、前記暗号情報供給機を前記受信機に接続している
際に、暗号情報供給機の前記払込み済み金額に応じた受
信可能時間が、前記有料放送信号の実受信時間のトータ
ルを超えそうになった場合には、前記受信機が、事前に
音声あるいは表示によって受信可能な残り時間が少なく
なった旨を利用者に知らせるようになし、これによって
利用者が前記払込み済み金額に応じた受信可能時間が切
れた後も継続して前記有料放送信号を受信することを指
示した場合、又は、自動的に、前記受信可能時間が切れ
た後もある一定時間の間だけ、前記暗号情報供給機から
前記受信機への暗号解読情報の供給を継続させると共
に、この受信可能時間が切れた後に受信した有料放送局
コードと実受信時間データとを前記暗号情報供給機に記
録し、前記再書き込み機による再利用料金支払時に前記
超過時間分を精算可能としてなることを特徴とする放送
受信システム。
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