JP3179267B2 - フィルタ及びこのフィルタを用いたキャリア位相推定装置 - Google Patents
フィルタ及びこのフィルタを用いたキャリア位相推定装置Info
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Description
の移動体による無線通信分野において、PSK変調され
た受信信号のキャリア位相を推定するキャリア位相推定
装置に関する。特に、ディジタル回路によって構成され
ており、フェージングによる受信キャリア位相の変動に
追随することができるキャリア位相推定装置に関する。
rbi,“Nonlinear Estimation of PSK-Modulated Carrie
r Phase with Application to Burst Digital Transmis
sion”,IEEE Transactions on Information Theory,vo
l.IT-29,no.4,pp.543-551,July,1983. に示されたPS
K変調された受信信号のキャリア位相を推定する従来の
デジタル化されたキャリア位相推定装置の構成図であ
る。
変換回路1は、受信IF信号3を入力し、ディジタルベ
ースバンド信号の同相成分In ,および直交成分Qn を
出力する。そして、位相推定回路2は、この同相成分I
n ,および直交成分Qn を入力し、受信キャリア位相θ
をシンボル毎に推定して、シンボル毎に推定されたθ
(以降,Θn と記す;n=0,1,2,3,…)を出力
する。 ベースバンド変換回路1は、受信IF信号3を
受信する一対の乗算器4、5を含んでおり、それぞれの
乗算器4、5の出力信号は、一対のローパスフィルタ
8、9に供給されている。このローパスフィルタ8、9
の出力は、それぞれ一対のA/D変換器10、11に供
給され、ディジタル信号に変換されることによって、デ
ィジタルベースバンド信号の同相成分In および直交成
分Qn が生成される。ベースバンド変換回路1は、さら
に、キャリア発振器6と、90°移相器7とを含んでい
る。このキャリア発振器6と、90°移相器7とによっ
て、上記乗算器4、5にそれぞれ位相が90°異なるキ
ャリア信号が供給されている。
ド信号の同相および直交成分In およびQn をそれぞれ
入力し、非線形操作を行う非線形回路12を含んでい
る。非線形操作後の信号成分In ´およびQn ´は、一
対のフィルタ13、14に入力され、これらのフィルタ
13、14の出力信号は、座標変換回路18によりキャ
リア位相に変換される。上述したフィルタ13、14
は、同一の構成であって、それぞれN(Nは正の整数)
段のシフトレジスタ15と、加算器16及び除算器17
とから構成されている。
推定装置の動作について説明する。受信IF信号3はま
ずベースバンド変換回路1によってディジタルベースバ
ンド信号の同相成分In と、直交成分Qn に変換され
る。
F信号3は2つに分岐され一方は乗算器4に入力され、
分岐されたIF信号の他方は乗算器5に入力される。キ
ャリア発振器6は受信IF信号のキャリアと同一周波数
のキャリアを出力し、キャリア発振器6の出力信号は乗
算器4に供給される。この結果、乗算器4においては、
入力された受信IF信号3と、キャリア発振器6の出力
信号との積が求められる。一方、乗算器5には、キャリ
ア発振器6の出力信号が90°移相器7を介して入力さ
れている。その結果、乗算器5においては、入力された
受信IF信号3と、90°移相器7の出力信号との積が
求められる。
に入力され、ローパスフィルタ8は乗算器4の出力信号
から不要な高調波成分を除去してベースバンド信号の同
相成分を出力する。乗算器5の出力信号はローパスフィ
ルタ9に入力され、ローパスフィルタ9は乗算器5の出
力信号から不要な高調波成分を除去してベースバンド信
号の直交成分を出力する。ローパスフィルタ8から出力
されるベースバンド信号の同相成分はA/D変換器10
に入力されシンボル周期のクロック(図示せず)によっ
てサンプリングされてディジタルベースバンド信号の同
相成分In に変換され、出力される。ローパスフィルタ
9から出力されるベースバンド信号の同相成分はA/D
変換器11に入力されシンボル周期のクロック(図示せ
ず)によってサンプリングされてディジタルベースバン
ド信号の直交成分Qn に変換され、出力される。
が雑音の付加されていないBPSK(binary P
SK)変調信号である場合について説明する。そして、
受信IF信号3とキャリア発振器6の出力信号との位相
差は例えば22.5°の場合を例にして説明する。例え
ばデータ系列が“10110”の時のディジタルベース
バンド信号の同相成分In および直交成分Qn はそれぞ
れ下の(1)式で表わされる。また、これらの成分を図
で表現すれば図8(a)〜(e)に示されているように
なる。
に対応して「+1」もしくは「−1」の値をとるものと
する。この例の場合においては、22.5°という値が
キャリア位相推定装置によって推定されるべきキャリア
位相の値である。次で、ディジタルベースバンド信号の
同相成分In および直交成分Qn はそれぞれ位相推定回
路2に入力される。位相推定回路2において、In およ
びQn は、まず非線形回路12に入力される。非線形回
路12は下の式(2)で表わされる非線形操作を、同相
成分In および直交成分Qn に対して行う。
SK信号の場合は2相であるためm=2であり、QPS
K信号の場合はm=4である。ρは、その値によってキ
ャリア位相の推定特性を変える働きを有している。従来
例の示されている先に記載した文献には、ρ=1もしく
は、ρ=In 2 +Qn 2 が良いことが示されている。こ
こでは、説明を簡単にするために、ρ=1として説明を
行う。すると、受信IF信号3がBPSK変調された信
号である場合の非線形回路12の出力信号In ´、Qn
´は以下の(3)式によって表される。
同相成分In および直交成分Qn が、非線形回路12に
よって変形された信号In ´、Qn ´を表した図であ
る。2θ1 =2θ2 =2θ3 =2θ4 =2θ5 =45°
となり、データ変調成分が除去されている。すなわち、
非線形回路12はm相PSK信号のデータ変調成分を除
去する操作を行う回路である。
の値を一覧として表した説明図である。図10に示すよ
うにこの例では、ディジタルベースバンド信号の同相成
分はIn ´=cos2θn =cos45°=0.707
となり、直交成分はQn ´=sin2θn =sin45
°=0.707となる。
れるディジタルベースバンド信号の同相成分In ´およ
び直交成分Qn ´は、次に、それぞれフィルタ13、1
4に供給されて、その中に含まれる雑音が低減される。
バンド信号の同相成分In ´はシフトレジスタ15に入
力される。シフトレジスタ15に入力されたN個のIn
´は加算器16によって加算された後、除算器17によ
ってフィルタ段数Nで割られ、除算器17の出力信号X
n がフィルタ出力信号として出力される。ここで、フィ
ルタ出力信号Xn のシンボル番号nの値は、シフトレジ
スタ15の中央段に入力されているIn ´のシンボル番
号nと等しい。例えば、図10のようにn=1〜5の5
つのIn ´がフィルタ15に入力されている状態では、
フィルタ15の中央段にはI3 ´が入力されているの
で、フィルタ出力信号はX3 となる。すなわちフィルタ
13は、シフトレジスタ15の中央に入力されているI
n ´に対して、その前後(N−1)/2個ずつのIn ´
を用いて、それらの平均をとることで雑音を低減する動
作を行っている。
あって、入力されるディジタルベースバンド信号の直交
成分Qn ´に対して上述したのと同様の操作を行い、信
号Yn を出力する。
変換回路18に入力される。座標変換回路18は以下の
(4)式に示されている操作を行い、推定キャリア位相
Θnを出力する。
た値であり、BPSK信号の場合はm=2である。ま
た、QPSK信号なら4である。図10に示されている
例においては、 Θ3 =(1/2)tan-1(Y3 /X3 )=22.5 (5) と計算され、正しい推定値であるキャリア位相Θ=2
2.5°という値が推定されている。上記キャリア位相
の推定操作は、各シンボル(n=…,−2,−1,0,
1,2,3,…)に対して各々行われる。
3に雑音が付加されていない例について記しているの
で、誤差なくキャリア位相が推定できているが、雑音が
付加されている通常の場合には、その雑音の影響を除去
するために必要なだけフィルタ段数Nが大きく設定され
る。
よって推定したキャリア位相を用いたデータ復調装置の
構成図が示されている。
位相Θn を入力して位相がΘn である2つの正弦数co
sΘn およびsinΘn を出力する正弦波発生回路であ
る。また、20及び21はそれぞれ上記正弦波発生回路
19の出力信号cosΘn およびsinΘn とディジタ
ルベースバンド信号In およびQn とを乗算する乗算器
である。この乗算器20及び21の出力信号tn とun
とは加算器22に因って加算され、判定回路23に供給
される。判定回路23はデータを判定し、復調データを
出力する。
ィジタルベースバンド信号In およびQn は、それぞれ
前述した(1)式で表されるから、乗算器20および乗
算器21から出力される信号tn ,un はそれぞれ以下
の(6)式で表される。
推定した場合Θn =θn となるので上記(6)式は tn =Adn cos2 θn un =Adn sin2 θn (7) と変形できる。その結果、加算器22の出力信号はtn
+un =Adn となる。Adn の値はdn が「1」の時
「A」となり、dn が「−1」の時「−A」となる。従
って、判定回路23により加算器22の出力信号Adn
の正負を判定することでデータが復調される。
キャリア位相推定装置はディジタル信号処理技術を用い
て実現できるために装置の小型化、無調整化に適してい
る。しかしながら、移動体通信システムや、移動体が衛
星回線を用いて通信を行う移動体衛星通信システムな
ど、キャリア位相推定装置を移動体に搭載する必要のあ
る場合には受信キャリア位相はフェージングの影響を受
けるために一般に変動してしまう。
を、このような通信システムに祖のまま適用すると、フ
ェージングによりキャリア位相推定特性が劣化し、復調
データのビット誤り率特性が劣化してしまうという問題
点があった。以下、この問題点について具体的な例を挙
げて説明する。
例と同様にディジタルベースバンド信号の同相成分In
および直交成分Qn を表した図である。しかし、図12
に示されている例においては、受信IF信号3に雑音が
付加されていない状態においても、フェージングの影響
によってディジタルベースバンド信号の同相成分Inお
よび直交成分Qn は変動している。
=1)のキャリア位相は22.5°であり、2シンボル
目(n=2)のキャリア位相は1シンボル目のキャリア
位相より12.5°増加し、3シンボル目(n=3)の
キャリア位相は2シンボル目(n=2)のキャリア位相
より15°増加し、4シンボル目(n=4)のキャリア
位相は逆に3シンボル目(n=3)のキャリア位相より
15°減少し、5シンボル目(n=5)のキャリア位相
は4シンボル目(n=4)のキャリア位相より12.5
°減少している例を示している。すなわち、 θ1 =22.5° θ2 =215° θ3 =50° θ4 =35° θ5 =202.5° のように変動している。
信号の同相成分In および直交成分Qn ´に対する非線
形回路12の出力信号In ´、Qn ´を表した図であ
る。すなわち、 2θ1 =45° 2θ2 =70° 2θ3 =100° 2θ4 =70° 2θ5 =45° となる。
数値で表した図である。すなわち、同相成分In ´に関
しては、 I1 ´=cos2θ1 =cos45°=0.707 I2 ´=cos2θ2 =cos70°=0.342 I3 ´=cos2θ3 =cos100°=−0.174 I4 ´=cos2θ4 =cos70°=0.342 I5 ´=cos2θ5 =cos45°=0.707 である。また、直交成分Qn に関しては、 Q1 ´=sin2θ1 =sin45°=0.707 Q2 ´=sin2θ2 =sin70°=0.940 Q3 ´=sin2θ3 =sin100°=0.985 Q4 ´=sin2θ4 =sin70°=0.940 Q5 ´=sin2θ5 =sin45°=0.707 である。すると、フィルタ13は出力信号X3 およびフ
ィルタ14の出力信号Y3 はそれぞれ X3 =(0.707+0.342−0.174+0.342+0.707) /5 =0.385 となり、 Y3 =(0.707+0.940+0.985+0.940+0.707) /5 =0.856 となる。すると、推定キャリア位相Θ3 は、 Θ3 =(1/2)tan-1(0.856/0.385)=32.9° (8) と計算される。
3 =50°であるから、上記従来のキャリア位相推定装
置により推定されたキャリア位相θ3 =32.9°は真
の値から17.1°の推定誤差を生じている。この推定
誤差は、フェージングの影響によりキャリア位相が変動
するにもかかわらず従来のキャリア位相推定装置ではそ
の変動を考慮せず、単純に平均値をとっているために生
じたものである。すなわち、従来のキャリア位相推定装
置においては雑音のみを考慮し、雑音の影響を排除する
ために単なる平均値をとっていたものである。したがっ
て、上記従来のキャリア位相推定装置は、フェージング
の発生する移動体通信システムに使用するとビット誤り
率特性の著しい劣化を生じさせ、そのまま適用すること
は困難であった。
定装置は、フェージングによって変動するキャリア位相
に対する良好な追随特性を有しないので、フェージング
伝送路におけるビット誤り率特性が劣化するという問題
点があった。
解消するためになされたもので、フェージングによって
変動するキャリア位相に、良好に追随することができ、
低いビット誤り率特性を実現できるキャリア位相推定装
置を得ることを目的とする。
ア位相推定装置によれば、上述の目的は、前記特許請求
の範囲に記載した手段により達成される。
号をベースバンド信号に変換するベースバンド変換手段
と、前記ベースバンド信号に対し伝送データによる位相
変調成分を除去する非線形変換を施し、変換ベースバン
ド信号を出力する非線形変換手段と、所定時間間隔でサ
ンプリングされた複数の変換ベースバンド信号に対しそ
れぞれ重み付け係数を設定し、各対応する前記変換ベー
スバンド信号に前記重み付け係数を演算しフィルタリン
グ信号を生成する演算手段と、前記フィルタリング信号
を座標変換し、推定キャリア位相を出力する座標変換手
段と、を含む構成である。そして、キャリア位相を推定
する推定対象タイミングにおける前記変換ベースバンド
信号に対応する重み付け係数はその他のタイミングにお
ける前記変換ベースバンド信号に対する重み付け係数と
比べて大きくなるように設定されていることを特徴とす
るフィルタである。
所定時間間隔でサンプリングされたディジタルベースバ
ンド信号に変換するディジタルベースバンド変換手段
と、前記ディジタルベースバンド信号に対し伝送データ
による位相変調成分を除去する非線形変換を施し、変換
ディジタルベースバンド信号を出力する非線形変換手段
と、複数個の前記変換ディジタルベースバンド信号を保
持するシフトレジスタと、前記シフトレジスタが保持す
る複数個の変換ディジタルベースバンド信号に対し、そ
れぞれ予め定められた重み付け係数を設定し、各対応す
る前記変換ディジタルベースバンド信号に重み付け係数
を乗ずる乗算器群と、前記乗算器群からの出力信号に基
づきフィルタリング信号を出力する加算器と、前記フィ
ルタリング信号を座標変換し、推定キャリア位相を出力
する座標変換手段と、を含む構成である。そしてキャリ
ア位相を推定する推定対象タイミングにおける前記変換
ディジタルベースバンド信号に対応する重み付け係数は
最も大きく設定されており、その他のタイミングにおけ
る前記変換ディジタルベースバンド信号に対する重み付
け係数は前記推定対象タイミングから時間的に離間する
にしたがって順次小さく設定されていることを特徴とす
るフィルタである。
キャリア位相を推定するキャリア位相推定装置におい
て、前記受信信号をベースバンド信号に変換するベース
バンド変換手段と、該ベースバンド信号をフィルタリン
グしてキャリア位相を推定し、該推定された推定キャリ
ア位相を出力する位相推定手段と、を備え、前記位相推
定手段は、前記ベースバンド信号に対し伝送データによ
る位相変調成分を除去する非線形変換を施し、変換ベー
スバンド信号を出力する非線形変換手段、所定時間間隔
でサンプリングされた複数の変換ベースバンド信号に対
しそれぞれ重み付け係数を設定し、各対応する前記変換
ベースバンド信号に前記重み付け係数を演算しフィルタ
リング信号を生成する演算手段からなるフィルタと、前
記フィルタリング信号を座標変換し、推定キャリア位相
を出力する座標変換手段と、を含む構成である。そし
て、キャリア位相を推定する推定対象タイミングにおけ
る前記変換ベースバンド信号に対応する重み付け係数は
その他のタイミングにおける前記変換ベースバンド信号
に対応する重み付け係数と比べて大きくなるように設定
されていることを特徴とするキャリア位相推定装置であ
る。
キャリア位相を推定するキャリア位相推定装置におい
て、前記受信信号を所定時間間隔でサンプリングされた
ディジタルベースバンド信号に変換するディジタルベー
スバンド変換手段と、該ディジタルベースバンド信号を
フィルタリングしてキャリア位相を推定し、該推定され
た推定キャリア位相を出力する位相推定手段と、を備
え、前記位相推定手段は、前記ディジタルベースバンド
信号に対し伝送データによる位相変調成分を除去する非
線形変換を施し、変換ディジタルベースバンド信号を出
力する非線形変換手段と、複数個の前記変換ディジタル
ベースバンド信号を保持するシフトレジスタと、前記シ
フトレジスタが保持する複数個の変換ディジタルベース
バンド信号に対し、それぞれ予め定められた重み付け係
数を設定し、各対応する前記変換ディジタルベースバン
ド信号に前記重み付け係数を乗ずる乗算器群と、前記乗
算器群からの出力信号に基づきフィルタリング信号を出
力する加算器と、前記フィルタリング信号を座標変換
し、推定キャリア位相を出力する座標変換手段と、を含
む構成である。そしてキャリア位相を推定する推定対象
タイミングにおける前記変換ディジタルベースバンド信
号に対応する重み付け係数は最も大きく設定されてお
り、その他のタイミングにおける前記変換ディジタルベ
ースバンド信号に対する重み付け係数は前記推定対象タ
イミングから時間的に離間するにしたがって順次小さく
設定されていることを特徴とするキャリア位相推定装置
である。
ベースバンド信号に変換するベースバンド変換手段と、
前記ベースバンド信号に対し伝送データによる位相変調
成分を除去する非線形変換を施し、変換ベースバンド信
号を出力する非線形変換手段と、所定時間間隔でサンプ
リングされた複数の変換ベースバンド信号に基づいて変
換ベースバンド信号の時間変化を表す近似関数を求める
近似手段と、キャリア位相の推定対象タイミングにおけ
る前記変換ベースバンド信号のフィルタリング信号を前
記近似関数に基づいて求めるフィルタリング信号生成手
段とを備えたことを特徴とするフィルタである。
所定時間間隔でサンプリングされたディジタルベースバ
ンド信号に変換するディジタルベースバンド変換手段
と、前記ディジタルベースバンド信号に対し伝送データ
による位相変調成分を除去する非線形変換を施し、変換
ディジタルベースバンド信号を出力する非線形変換手段
と、複数個の前記変換ディジタルベースバンド信号を保
持するシフトレジスタと、前記シフトレジスタが保持す
る複数個の変換ディジタルベースバンド信号を、時間の
多項式で近似し、近似多項式を求める近似多項式生成手
段と、前記近似多項式生成手段によって求められた近似
多項式を用いて、キャリア位相を推定する推定対象タイ
ミングにおける前記近似多項式の値を計算することによ
り、前記変換ディジタルベースバンド信号のフィルタリ
ング信号を出力するフィルタリング信号生成手段とを備
えたことを特徴とするフィルタである。
キャリア位相を推定するキャリア位相推定装置におい
て、前記受信信号をベースバンド信号に変換するベース
バンド変換手段と、該ベースバンド信号をフィルタリン
グしてキャリア位相を推定し、該推定された推定キャリ
ア位相を出力する位相推定手段と、を備え、前記位相推
定手段は、前記ベースバンド信号に対し伝送データによ
る位相変調成分を除去する非線形変換を施し、変換ベー
スバンド信号を出力する非線形変換手段と、所定時間間
隔でサンプリングされた複数の変換ベースバンド信号に
基づいて変換ベースバンド信号の時間変化を表す近似関
数を求める近似手段と、キャリア位相の推定対象タイミ
ングにおける前記変換ベースバンド信号のフィルタリン
グ信号を前記近似関数に基づいて求めるフィルタリング
信号生成手段とからなるフィルタと、前記フィルタリン
グ信号を座標変換し、推定キャリア位相を出力する座標
変換手段と、を備えたことを特徴とするキャリア位相推
定装置である。
キャリア位相を推定するキャリア位相推定装置におい
て、前記受信信号を所定時間間隔でサンプリングされた
ディジタルベースバンド信号に変換するディジタルベー
スバンド変換手段と、該ディジタルベースバンド信号を
フィルタリングしてキャリア位相を推定し、該推定され
た推定キャリア位相を出力する位相推定手段と、を備
え、前記位相推定手段は、前記ディジタルベースバンド
信号に対し伝送データによる位相変調成分を除去する非
線形変換を施し、変換ディジタルベースバンド信号を出
力する非線形変換手段と、複数個の前記変換ディジタル
ベースバンド信号を保持するシフトレジスタと、前記シ
フトレジスタが保持する複数個の変換ディジタルベース
バンド信号を、時間の多項式で近似し、近似多項式を求
める近似多項式生成手段と、前記近似多項式生成手段に
よって求められた近似多項式を用いて、キャリア位相を
推定する推定対象タイミングにおける前記近似多項式の
値を計算することにより、前記変換ディジタルベースバ
ンド信号のフィルタリング信号を出力するフィルタリン
グ信号生成手段と、前記フィルタリング信号生成手段の
フィルタリング信号を座標変換し、推定キャリア位相を
出力する座標変換手段と、を備えたことを特徴とするキ
ャリア位相推定装置である。
路の状態に応じて適応的に設定されることを特徴とす
る、請求項3または4に記載のキャリア位相推定装置で
ある。
られたフィルタリング信号を座標変換し、受信信号の推
定キャリア位相を出力する。
信号をサンプリングし、各サンプリング値の重み付け平
均値を算出することによってフィルタリング信号を得
た。このフィルタリング信号を座標変換して推定キャリ
ア位相を出力するので、より正確な推定キャリア位相が
得られる。
ルタを用いて、位相変調された受信信号の推定キャリア
位相を算出するものである。
ルタを用いて、位相変調された受信信号の推定キャリア
位相を算出するものである。
信号をサンプリングし、各サンプリング値を時間に対し
近似して、この近似値に基づいて推定キャリア位相を出
力する。
の多項式による近似を行い、この近似値に基づいて推定
キャリア位相を出力する。
受信信号をサンプリングし、各サンプリング値に対して
時間の多項式による近似を行い、この近似値に基づい
て、上記受信信号の推定キャリア位相を出力する。
受信信号の時間の多項式による近似を行い、この近似値
に基づいて、上記受信信号の推定キャリア位相を出力す
る。
適応的に変化し、より正確な推定キャリア位相が得られ
る。
キャリア位相推定装置の構成図が示されている。図1に
おいて、24および25は非線形回路12の出力信号I
n ´およびQn ´を入力し、フィルタリングを行うフィ
ルタであり、フィルタ25はフィルタ24と同一の構成
である。26はN段シフトレジスタの各タップに接続さ
れて、各タップの信号に重み係数ck を掛ける乗算器で
ある。
定装置の動作を具体的に説明する。従来のキャリア位相
推定装置の説明の際に使用した図12および図13の例
を用いて説明する。図12に示されているように、フェ
ージングによって変動するディジタルベースバンド信号
の同相成分In および直交成分Qn (n=1〜5)は位
相推定回路2に入力されて、非線形回路12により非線
形変換されてIn ´およびQn ´となる(図13)。非
線形回路12により非線形変換されたディジタルベース
バンド信号の同相成分In ´はフィルタ24に入力され
る。
´はシフトレジスタ15に入力され、シフトレジスタ1
5に入力された各タイミングにおける同相成分In ´に
はそれぞれ適当な重み係数ck が乗算器26によってそ
れぞれ掛けられる。そして、この重み係数が乗じられた
各同相成分In ´の信号は加算器16によって加算され
総和が求められる。
うに、同相成分In ´の単なる平均ではなく、重み付け
平均を求めたことである。
字kの値はフィルタの中央段で0として、フィルタの中
央段から離れるにしたがってその絶対値が大きくなるよ
うに記述されている。すなわち、k=0、1、2、3、
…のように設定される。そして、重み係数ck の実際の
値は、フィルタの中央段において1に設定し(C0 =
1)、フィルタの中央段から離れるにしたがって小さな
値となるように設定する。加算器16の出力信号は除算
器17によってフィルタ段数Nで割られ、除算器17の
出力信号Xn がフィルタ出力信号として出力される。
あって、入力されるディジタルベースバンド信号の直交
成分Qn ´に対して同一の操作を行い、信号Yn を出力
する。
(9)のように設定した場合を考える。
=1を掛け、フィルタの中央段に隣接する(2個の)信
号にはc1 =0.71 =0.7を掛け、さらにその隣の
(2個の)信号にはc2 =0.72 =0.49を掛け
る。
み付けする前のディジタルベースバンド信号In ´およ
びQn ´と、重み付けされた後のディジタルベースバン
ド信号ck In ´およびck Qn ´の値を示した図であ
る。フィルタ出力信号X3 およびY3 の値は図3に示す
とおり、 X3 =(0.346+0.239−0.174+0.239+0.346) /5 =0.199 および、 Y3 =(0.346+0.658+0.985+0.658+0.346) /5 =0.599 となる。
およびY3 に対して、上述した(4)式に示される操作
を行い、推定キャリア位相Θ3 を出力する。この例の場
合、図3に示すとおり、 Θ3 =(1/2)tan-1(0.599/0.199)=35.8 (10) となる。
値はθ3 =50°であるから、本発明による実施例1の
構成により推定されたキャリア位相の推定誤差は14.
2°であり、従来のキャリア位相推定装置の場合に生じ
た17.1°の推定誤差よりも小さい。このように、本
実施例によるキャリア位相推定装置では、ディジタルベ
ースバンド信号In ´およびQn ´の重み付け平均値を
採用し、この重み付け平均値から推定キャリア位相を求
めたので、従来のキャリア位相推定装置に比べてキャリ
ア位相の変動に良好に追随可能である。すなわち、フェ
ージングによって変動するキャリア位相を良好に追随で
きるキャリア位相推定器が得られる。
を用いて実現されるビット誤り率特性の下記の表1に示
す条件下でのシミュレーション結果である。
その縦軸はビット誤り率を、横軸は信号と雑音の電力比
をそれぞれ表す。図中、白丸は従来のキャリア推定装置
の特性を示し、黒丸は本実施例1によるキャリア推定装
置の特性を示す。また、図中に示されている理論値は、
仮に推定誤差「0」が達成された場合のビット誤り率特
性をあらわす。すなわち、この理論値は、キャリア位相
推定装置が達成できる性能の限界を規定する値である。
ア位相推定装置を用いた場合に比べて、ビット誤り率が
小さく、ビット誤り率のフロアーの値(雑音が少ない場
合、すなわちEb /No の値が大きい場合において、一
定値に漸近したビット誤り率の値)が約3分の1に低減
できることが分り、本発明によるキャリア位相推定装置
がフェージングによるキャリア位相の変動に良好に追随
して良好なビット誤り率特性を実現できることが分る。
(9)に示した設定を適用した場合の特性を一例として
示したものであるが、重み係数Ck は特にこれに限るこ
とはなく、様々な設定の仕方が考えられる。例えば、式
(9’)に示すような設定も可能である。
‥=0のように重み係数Ck が設定される。
誤り率特性を、先の図4の場合と同様に表1に示す条件
で行った結果が図15である。図15より、重み係数を
式(9’)のように設定することで、式(9)のように
設定する場合よりも、さらにビット誤り率のフロアーを
小さくできることが分る。しかし、式(9’)による設
定では、受信信号のSN比に相当するEb /No (信号
1ビット当りのエネルギ対雑音電力密度比)の値がおよ
そ18dBよりも小さい状態において、ビット誤り率が
式(9)の設定の場合よりも大きくなる。そこで、前述
の実施例1を変形した方式が考えられる。すなわち、伝
送路の状態(Eb /No の値)を検出して、この値に基
づいて重み係数Ck の設定を適応的に変化させることに
より、より良好なビット誤り率特性を実現できる。上述
の例では、Eb /No の値が18dBよりも大きい時に
は、式(9’)の設定を適用し、18dBよりも小さい
場合には式(9)の設定を適用すれば良い。この変形方
式は、移動体が移動することによりEb /No の値が変
化するような場合においても、より小さなビット誤り率
を実現できるという利点がある。
キャリア位相推定装置の構成例を図16に示す。図16
において、30は伝送路の状態(Eb /No の値)を検
出する伝送路状態検出回路であり、31は該伝送路状態
検出回路により求められたEb /No の値に基づいて適
当な重み係数Ck を設定して位相推定回路2に渡す係数
設定回路である。ここで、Eb /No の値は、復調信号
を統計処理することで検出できる。すなわち、復調信号
をある程度の適当な時間だけ平均化処理することで信号
電力が検出でき、また、復調信号の分散を計算すること
で雑音電力が求められる。
は、伝送路の状態としてEb /Noの値を検出してこれ
により、重み係数Ck を設定する方式について記述した
が、例えば、C/M(直接波対反射波電力比)や、fd
(最大ドップラー周波数)などのフェージングの状態を
検出してこれに基づいて適当な重み係数Ck を設定する
ようにしてもよい。この場合は、伝送路状態検出回路3
1はC/Mやfd を検出する回路となる。
相推定装置の2つ目の実施例の構成をあらわす構成図で
ある。図2において、27および28は非線形回路12
の出力信号In´およびQn ´を入力し、フィルタリン
グを行うフィルタであり、フィルタ28はフィルタ27
と同一の構成である。29はN段シフトレジスタの各タ
ップに接続されて、各タップの信号を用いて多項式近似
を行い、その結果であるフィルタ出力信号Xn を出力す
る多項式近似回路である。
推定装置の動作を具体的に説明する。これまでの説明と
同様に、図12および図13の例を用いて説明する。図
12のように、フェージングによって変動するディジタ
ルベースバンド信号の同相成分In および直交成分Qn
(n=1〜5)は位相推定回路2に入力されて、非線形
回路12により非線形変換されてIn ´およびQn ´と
なる(図13)。非線形回路12により非線形変換され
たディジタルベースバンド信号の同相成分In´はフィ
ルタ27に入力される。また、直行成分Qn ´はフィル
タ28に入力される。
ジスタ15に入力され、シフトレジスタ15に入力され
た各タイミングにおける同相成分In ´はそれぞれ多項
式近似回路29に入力される。多項式近似回路29は、
上記各同相成分In ´を、nの多項式により近似し、こ
の近似多項式を用いて、キャリア位相を推定するタイミ
ングにおける同相成分In ´を算出し、新たにその値す
なわち出力信号Xn がフィルタ出力信号として出力され
る。ここで、nは上述したように、n=0、1、2、3
…という値を採る。この値はシフトレジスタに保持され
ている信号の間の相対的な時間差を表すものである。す
なわち、本実施例における多項式近似は、原理的には、
時間の多項式により各信号の近似を行うものである。
あって、入力されるディジタルベースバンド信号の直交
成分Qn ´に対して同一の操作を行い、信号Yn を出力
する。 多項式近似回路29は、フィルタに入力された
N個の信号を用いて最小二乗法により多項式近似を行
う。例えば、以下の式(11)で表される2次の多項式
を考える。
13の例に対して、式(11)による2次多項式近似を
行うと、近似多項式PIn ´の係数はそれぞれa=1.
631、b=−1.068、c=0.178となる。フ
ィルタ出力信号X3 は求められた係数a、bおよびcを
式(11)に設定して、n=3を代入することにより計
算される。すなわち、 X3 =1.631−1.068×3+0.178×32 =0.029 (12) となる。上記と同様の近似がフィルタ28においても行
われ、以下の式(13) PQn ´=a+bn+cn2 (13) で表される近似2次多項式PQn ´の係数は、a=0.
512、b=0.255、c=−0.033となる。こ
の結果、フィルタ出力信号Y3 は Y3 =0.512+0.255×3−0.033×32 =0.980(14) となる。図5は上記の近似処理を図示したものである。
およびY3 に対して、従来の技術において上述した
(4)式に示される操作を行い、推定キャリア位相Θ3
を出力する。この例の場合、 Θ3 (1/2)tan-1(0.980/0.029)=44.2° (15) となる。
と、本来推定すべき真のキャリア位相θ3 の値はθ3 =
50°であるから、本発明による実施例2の構成により
推定されたキャリア位相の推定誤差は5.8°であり、
従来のキャリア位相推定装置の場合に生じた17.1°
の推定誤差よりも小さくなる。このように、本実施例に
よれば、単なる平均値ではなく、多項式による近似を行
ってから、キャリア位相の推定を行ったので、フェージ
ングによって変動するキャリア位相に対し、良好に追随
できることが分る。
を用いて実現されるビット誤り率特性のシミュレーショ
ン結果である。このシミュレーションは、上述した表1
に示す条件下でのシミュレーションである。図6より、
従来のキャリア位相推定装置を用いた場合に比べて、信
号と雑音の電力比であるEb /N0 の値が小さい場合に
はほぼ等しい特性を実現し、Eb /N0 の値が大きい場
合には、ビット誤り率のフロアーが約5分の1に低減で
きることが分る。正確に言えば、Eb /N0 が極めて小
さい場合に本実施例2による特性の方が僅かに劣るが、
実用上はほとんど問題がなく、無視できる範囲であるこ
とが図6のグラフから理解されよう。このように、本実
施例によるキャリア位相推定装置によれば、フェージン
グによるキャリア位相の変動に対し、良好に追随を行う
ことが可能である。その結果、本実施例によればビット
誤り率特性を改善することができる。
フェージングによって変動するキャリア位相に対し、優
れた追随特性を有するキャリア位相推定装置を得ること
が可能である。
特性の優れたキャリア位相推定装置を得ることができ
る。
る。
る。
ジタルベースバンド信号の振幅と、重み係数等を表す図
である。
ラフに表した図である。
ラフに表した図である。
を表す図である。
号の振幅、フィルタ出力信号及び推定位相の値を表す図
である。
置の構成図である。
場合のディジタルベースバンド信号を表す図である。
場合の非線形変換されたディジタルベースバンド信号を
表す図である。
場合の、非線形変換されたディジタルベースバンド信号
の振幅と、フィルタ出力信号等を表す図である。
誤り率特性をグラフに表した図である。
成図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 位相変調された受信信号をベースバンド
信号に変換するベースバンド変換手段と、前記ベースバ
ンド信号に対し伝送データによる位相変調成分を除去す
る非線形変換を施し、変換ベースバンド信号を出力する
非線形変換手段と、所定時間間隔でサンプリングされた
複数の変換ベースバンド信号に対しそれぞれ重み付け係
数を設定し、各対応する前記変換ベースバンド信号に前
記重み付け係数を演算しフィルタリング信号を生成する
演算手段と、前記フィルタリング信号を座標変換し、推
定キャリア位相を出力する座標変換手段と、 を含み、 キャリア位相を推定する推定対象タイミングにおける前
記変換ベースバンド信号に対応する重み付け係数はその
他のタイミングにおける前記変換ベースバンド信号に対
する重み付け係数と比べて大きくなるように設定されて
いることを特徴とするフィルタ。 - 【請求項2】 位相変調された受信信号を所定時間間隔
でサンプリングされたディジタルベースバンド信号に変
換するディジタルベースバンド変換手段と、 前記ディジタルベースバンド信号に対し伝送データによ
る位相変調成分を除去する非線形変換を施し、変換ディ
ジタルベースバンド信号を出力する非線形変換手段と、 複数個の前記変換ディジタルベースバンド信号を保持す
るシフトレジスタと、 前記シフトレジスタが保持する複数個の変換ディジタル
ベースバンド信号に対し、それぞれ予め定められた重み
付け係数を設定し、各対応する前記変換ディジタルベー
スバンド信号に重み付け係数を乗ずる乗算器群と、 前記乗算器群からの出力信号に基づきフィルタリング信
号を出力する加算器と、 前記フィルタリング信号を座標変換し、推定キャリア位
相を出力する座標変換手段と、 を含み、 キャリア位相を推定する推定対象タイミングにおける前
記変換ディジタルベースバンド信号に対応する重み付け
係数は最も大きく設定されており、その他のタイミング
における前記変換ディジタルベースバンド信号に対する
重み付け係数は前記推定対象タイミングから時間的に離
間するにしたがって順次小さく設定されていることを特
徴とするフィルタ。 - 【請求項3】 位相変調された受信信号のキャリア位相
を推定するキャリア位相推定装置において、 前記受信信号をベースバンド信号に変換するベースバン
ド変換手段と、 該ベースバンド信号をフィルタリングしてキャリア位相
を推定し、該推定された推定キャリア位相を出力する位
相推定手段と、 を備え、 前記位相推定手段は、 前記ベースバンド信号に対し伝送データによる位相変調
成分を除去する非線形変換を施し、変換ベースバンド信
号を出力する非線形変換手段、所定時間間隔でサンプリ
ングされた複数の変換ベースバンド信号に対しそれぞれ
重み付け係数を設定し、各対応する前記変換ベースバン
ド信号に前記重み付け係数を演算しフィルタリング信号
を生成する演算手段からなるフィルタと、前記フィルタ
リング信号を座標変換し、推定キャリア位相を出力する
座標変換手段と、 を含み、 キャリア位相を推定する推定対象タイミングにおける前
記変換ベースバンド信号に対応する重み付け係数はその
他のタイミングにおける前記変換ベースバンド信号に対
応する重み付け係数と比べて大きくなるように設定され
ていることを特徴とするキャリア位相推定装置。 - 【請求項4】 位相変調された受信信号のキャリア位相
を推定するキャリア位相推定装置において、 前記受信信号を所定時間間隔でサンプリングされたディ
ジタルベースバンド信号に変換するディジタルベースバ
ンド変換手段と、 該ディジタルベースバンド信号をフィルタリングしてキ
ャリア位相を推定し、該推定された推定キャリア位相を
出力する位相推定手段と、 を備え、 前記位相推定手段は、 前記ディジタルベースバンド信号に対し伝送データによ
る位相変調成分を除去する非線形変換を施し、変換ディ
ジタルベースバンド信号を出力する非線形変換手段と、 複数個の前記変換ディジタルベースバンド信号を保持す
るシフトレジスタと、 前記シフトレジスタが保持する複数個の変換ディジタル
ベースバンド信号に対し、それぞれ予め定められた重み
付け係数を設定し、各対応する前記変換ディジタルベー
スバンド信号に前記重み付け係数を乗ずる乗算器群と、 前記乗算器群からの出力信号に基づきフィルタリング信
号を出力する加算器と、 前記フィルタリング信号を座標変換し、推定キャリア位
相を出力する座標変換手段と、 を含み、 キャリア位相を推定する推定対象タイミングにおける前
記変換ディジタルベースバンド信号に対応する重み付け
係数は最も大きく設定されており、その他のタイミング
における前記変換ディジタルベースバンド信号に対する
重み付け係数は前記推定対象タイミングから時間的に離
間するにしたがって順次小さく設定されていることを特
徴とするキャリア位相推定装置。 - 【請求項5】 位相変調された受信信号をベースバンド
信号に変換するベースバンド変換手段と、前記ベースバ
ンド信号に対し伝送データによる位相変調成分を除去す
る非線形変換を施し、変換ベースバンド信号を出力する
非線形変換手段と、所定時間間隔でサンプリングされた
複数の変換ベースバンド信号に基づいて変換ベースバン
ド信号の時間変化を表す近似関数を求める近似手段と、
キャリア位相の推定対象タイミングにおける前記変換ベ
ースバンド信号のフィルタリング信号を前記近似関数に
基づいて求めるフィルタリング信号生成手段とを備えた
ことを特徴とするフィルタ。 - 【請求項6】 位相変調された受信信号を所定時間間隔
でサンプリングされたディジタルベースバンド信号に変
換するディジタルベースバンド変換手段と、 前記ディジタルベースバンド信号に対し伝送データによ
る位相変調成分を除去する非線形変換を施し、変換ディ
ジタルベースバンド信号を出力する非線形変換手段と、 複数個の前記変換ディジタルベースバンド信号を保持す
るシフトレジスタと、 前記シフトレジスタが保持する複数個の変換ディジタル
ベースバンド信号を、時間の多項式で近似し、近似多項
式を求める近似多項式生成手段と、 前記近似多項式生成手段によって求められた近似多項式
を用いて、キャリア位相を推定する推定対象タイミング
における前記近似多項式の値を計算することにより、前
記変換ディジタルベースバンド信号のフィルタリング信
号を出力するフィルタリング信号生成手段とを備えたこ
とを特徴とするフィルタ。 - 【請求項7】 位相変調された受信信号のキャリア位相
を推定するキャリア位相推定装置において、 前記受信信号をベースバンド信号に変換するベースバン
ド変換手段と、 該ベースバンド信号をフィルタリングしてキャリア位相
を推定し、該推定された推定キャリア位相を出力する位
相推定手段と、 を備え、 前記位相推定手段は、 前記ベースバンド信号に対し伝送データによる位相変調
成分を除去する非線形変換を施し、変換ベースバンド信
号を出力する非線形変換手段と、所定時間間隔でサンプ
リングされた複数の変換ベースバンド信号に基づいて変
換ベースバンド信号の時間変化を表す近似関数を求める
近似手段と、キャリア位相の推定対象タイミングにおけ
る前記変換ベースバンド信号のフィルタリング信号を前
記近似関数に基づいて求めるフィルタリング信号生成手
段とからなるフィルタと、前記フィルタリング信号を座
標変換し、推定キャリア位相を出力する座標変換手段
と、 を備えたことを特徴とするキャリア位相推定装置。 - 【請求項8】 位相変調された受信信号のキャリア位相
を推定するキャリア位相推定装置において、 前記受信信号を所定時間間隔でサンプリングされたディ
ジタルベースバンド信号に変換するディジタルベースバ
ンド変換手段と、 該ディジタルベースバンド信号をフィルタリングしてキ
ャリア位相を推定し、該推定された推定キャリア位相を
出力する位相推定手段と、 を備え、 前記位相推定手段は、 前記ディジタルベースバンド信号に対し伝送データによ
る位相変調成分を除去する非線形変換を施し、変換ディ
ジタルベースバンド信号を出力する非線形変換手段と、 複数個の前記変換ディジタルベースバンド信号を保持す
るシフトレジスタと、 前記シフトレジスタが保持する複数個の変換ディジタル
ベースバンド信号を、時間の多項式で近似し、近似多項
式を求める近似多項式生成手段と、 前記近似多項式生成手段によって求められた近似多項式
を用いて、キャリア位相を推定する推定対象タイミング
における前記近似多項式の値を計算することにより、前
記変換ディジタルベースバンド信号のフィルタリング信
号を出力するフィルタリング信号生成手段と、 前記フィルタリング信号生成手段のフィルタリング信号
を座標変換し、推定キャリア位相を出力する座標変換手
段と、 を備えたことを特徴とするキャリア位相推定装置。 - 【請求項9】 前記重み付け係数が、伝送路の状態に応
じて適応的に設定されることを特徴とする、請求項3ま
たは4に記載のキャリア位相推定装置。
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石川博康 小林英雄「二重差動符号化によるMPSK遅延検波用周波数オフセット補償方式」、1992年電子情報通信学会秋季大会講演論文集、第2−251頁、論文番号 B−248。 |
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