JP3176723B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
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- JP3176723B2 JP3176723B2 JP19919592A JP19919592A JP3176723B2 JP 3176723 B2 JP3176723 B2 JP 3176723B2 JP 19919592 A JP19919592 A JP 19919592A JP 19919592 A JP19919592 A JP 19919592A JP 3176723 B2 JP3176723 B2 JP 3176723B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収納箱の外周に冷却風
や冷却ブラインなどを循環せしめて間接的に同収納箱内
を冷却せしめる冷蔵庫に関し、特に、収納箱内にて解凍
を行なう冷蔵庫に関する。
や冷却ブラインなどを循環せしめて間接的に同収納箱内
を冷却せしめる冷蔵庫に関し、特に、収納箱内にて解凍
を行なう冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の冷蔵庫として、特開平第
2−157576号公報に開示されたものが知られてい
る。
2−157576号公報に開示されたものが知られてい
る。
【0003】同公報に開示されたものは、断熱箱内に収
納箱を配設するとともに、同断熱箱と収納箱との間に冷
却機構のエバポレータと同エバポレータにて冷却された
空気を送風する冷却ファンを配設し、かつ、収納箱内に
は下方の冷却空気を上方に向けて送風して対流せしめる
対流ファンとを備えて構成されている。かかる構成にお
いて、冷却ファンがエバポレータで冷却された空気を収
納箱の外周に送風すると、収納箱内の空気は当該収納箱
の壁材を介して冷却され、収納箱内に収容された生鮮物
などは間接的に冷却される。
納箱を配設するとともに、同断熱箱と収納箱との間に冷
却機構のエバポレータと同エバポレータにて冷却された
空気を送風する冷却ファンを配設し、かつ、収納箱内に
は下方の冷却空気を上方に向けて送風して対流せしめる
対流ファンとを備えて構成されている。かかる構成にお
いて、冷却ファンがエバポレータで冷却された空気を収
納箱の外周に送風すると、収納箱内の空気は当該収納箱
の壁材を介して冷却され、収納箱内に収容された生鮮物
などは間接的に冷却される。
【0004】また、対流ファンが上方に向けて庫内の空
気を送風し、庫内にて空気流を生ぜしめている。
気を送風し、庫内にて空気流を生ぜしめている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように収納箱内を
間接的に冷却する冷蔵庫においては、同収納箱内が高湿
度に保持されるという特徴を有し、庫内にて所定の風量
で空気を送風せしめると大型の冷凍物を解凍するのに好
適であることが分かった。しかしながら、解凍終了後に
おいても同様の風量で送風すると収納箱内が高湿度に保
持されていても解凍物は乾燥しやすくなる。
間接的に冷却する冷蔵庫においては、同収納箱内が高湿
度に保持されるという特徴を有し、庫内にて所定の風量
で空気を送風せしめると大型の冷凍物を解凍するのに好
適であることが分かった。しかしながら、解凍終了後に
おいても同様の風量で送風すると収納箱内が高湿度に保
持されていても解凍物は乾燥しやすくなる。
【0006】しかるに、従来の冷蔵庫においては、単に
庫内の空気を対流せしめる程度の風量しかなく、解凍に
適する所定の風量を送風することができない。また、解
凍に適した風量で送風したとしても、利用者は解凍の終
了を適切に判断し、解凍終了後には直ちに解凍物を取り
出さないと乾燥してしまうという課題があった。本発明
は、上記課題にかんがみてなされたもので、収納箱内に
て冷凍物を簡単に解凍することが可能な冷蔵庫の提供を
目的とする。
庫内の空気を対流せしめる程度の風量しかなく、解凍に
適する所定の風量を送風することができない。また、解
凍に適した風量で送風したとしても、利用者は解凍の終
了を適切に判断し、解凍終了後には直ちに解凍物を取り
出さないと乾燥してしまうという課題があった。本発明
は、上記課題にかんがみてなされたもので、収納箱内に
て冷凍物を簡単に解凍することが可能な冷蔵庫の提供を
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、冷却
機構により生成した冷気によって収納箱内を外周から間
接的に冷却する冷蔵庫において、前記収納箱内で空気を
強制的に循環させる庫内ファンと、前記収納箱内の温度
を検出する温度検出手段と、この温度検出手段にて検出
された収納箱内の温度が所定温度以下になったときに前
記冷却機構による冷却動作を停止すると共に前記庫内フ
ァンを駆動して解凍運転を開始し、所定温度以上になっ
たときに前記冷却動作を開始すると共に前記庫内ファン
の作動を停止して解凍運転を終了させる制御手段とを具
備する構成としてある。
機構により生成した冷気によって収納箱内を外周から間
接的に冷却する冷蔵庫において、前記収納箱内で空気を
強制的に循環させる庫内ファンと、前記収納箱内の温度
を検出する温度検出手段と、この温度検出手段にて検出
された収納箱内の温度が所定温度以下になったときに前
記冷却機構による冷却動作を停止すると共に前記庫内フ
ァンを駆動して解凍運転を開始し、所定温度以上になっ
たときに前記冷却動作を開始すると共に前記庫内ファン
の作動を停止して解凍運転を終了させる制御手段とを具
備する構成としてある。
【0008】
【0009】
【発明の作用及び効果】本発明では、以下のような作用
効果を得ることができる。冷凍物が投入されると、庫内
温度が低下して庫内ファンが運転されると共に冷却機構
が停止される。庫内ファンの運転により冷凍物の解凍が
促進される一方、庫内貯蔵物にも風が当たる。しかし、
冷却機構が停止していて収納箱が冷却されていないため
に、ここへの結露が起こらず高湿度に保たれるから、結
局、庫内貯蔵物が過剰に乾燥することを防止できる。ま
た、解凍が終了すると、庫内ファンが停止して冷却機構
による冷却が始まる。収納箱の冷却により結露が生じて
庫内空気が乾燥し易くなるが、庫内ファンが停止してい
るから、乾燥空気が庫内貯蔵物に強く当てられて過剰に
乾燥することがない。
効果を得ることができる。冷凍物が投入されると、庫内
温度が低下して庫内ファンが運転されると共に冷却機構
が停止される。庫内ファンの運転により冷凍物の解凍が
促進される一方、庫内貯蔵物にも風が当たる。しかし、
冷却機構が停止していて収納箱が冷却されていないため
に、ここへの結露が起こらず高湿度に保たれるから、結
局、庫内貯蔵物が過剰に乾燥することを防止できる。ま
た、解凍が終了すると、庫内ファンが停止して冷却機構
による冷却が始まる。収納箱の冷却により結露が生じて
庫内空気が乾燥し易くなるが、庫内ファンが停止してい
るから、乾燥空気が庫内貯蔵物に強く当てられて過剰に
乾燥することがない。
【0010】
【0011】
【0012】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例にかかる冷蔵庫の正面
図、図2は一部破断正面図、図3は一部破断上面図であ
る。図において、冷蔵庫本体は断熱箱10と収納箱20
とを備えており、断熱箱10は外箱11の内壁と内箱1
2の外壁との間に発泡ウレタン等の断熱材料13を充填
して構成され、その前面には左右一対の開口14a,1
4bが形成されるとともに当該開口14a,14bを開
放及び閉塞せしめる断熱扉15a,15bがヒンジによ
り開閉可能に取り付けられている。
明する。図1は本発明の一実施例にかかる冷蔵庫の正面
図、図2は一部破断正面図、図3は一部破断上面図であ
る。図において、冷蔵庫本体は断熱箱10と収納箱20
とを備えており、断熱箱10は外箱11の内壁と内箱1
2の外壁との間に発泡ウレタン等の断熱材料13を充填
して構成され、その前面には左右一対の開口14a,1
4bが形成されるとともに当該開口14a,14bを開
放及び閉塞せしめる断熱扉15a,15bがヒンジによ
り開閉可能に取り付けられている。
【0013】収納箱20は熱良導部材であるステンレス
などの金属板材により一面に開口部21を有する筺体状
に形成され、当該収納箱20は開口部21が断熱箱10
の開口14a,14bに共に望むように位置合わせして
断熱箱10の前壁内面外周縁部に固着して支持されてい
る。このとき、収納箱20の左右側壁22,23と上壁
24と底壁25と後壁26はそれぞれ断熱箱10におけ
る内箱12の内壁と所定の間隔を空けて保持され、当該
間隙は空気流循環通路Wを形成している。
などの金属板材により一面に開口部21を有する筺体状
に形成され、当該収納箱20は開口部21が断熱箱10
の開口14a,14bに共に望むように位置合わせして
断熱箱10の前壁内面外周縁部に固着して支持されてい
る。このとき、収納箱20の左右側壁22,23と上壁
24と底壁25と後壁26はそれぞれ断熱箱10におけ
る内箱12の内壁と所定の間隔を空けて保持され、当該
間隙は空気流循環通路Wを形成している。
【0014】収納箱20内では熱良導部材であるステン
レスの金属板材で製造された隔壁27が上辺と下辺にて
当該収納箱20の上壁24と底壁25とに固定され、収
納箱20内を図示右方の室RM1と図示左方の室RM2に区
分している。なお、同隔壁27と収納箱20とは必ずし
も密閉状態にする必要はない。また、本実施例では隔壁
27を平板で形成しているが、波板などの表面積の大き
な板材で形成し、熱交換効率を向上せしめるようにして
もよい。
レスの金属板材で製造された隔壁27が上辺と下辺にて
当該収納箱20の上壁24と底壁25とに固定され、収
納箱20内を図示右方の室RM1と図示左方の室RM2に区
分している。なお、同隔壁27と収納箱20とは必ずし
も密閉状態にする必要はない。また、本実施例では隔壁
27を平板で形成しているが、波板などの表面積の大き
な板材で形成し、熱交換効率を向上せしめるようにして
もよい。
【0015】二つの庫内ファン30a,30bはそれぞ
れファンモータ31の回転軸心にファン32を固定して
構成され、室RM1内にて両端を収納箱20の上壁24と
底壁25に固定された支持柱33に対して取り付けられ
ている。また、当該庫内ファン30a,30bの前面に
は空気流路を形成するためのカバー40が取り付けられ
ており、同カバー40は上記ファン32に面する部分に
排気口41が形成されるとともに下部には吸入口42が
形成されている。すなわち、同カバー40の上辺の端部
は上壁24に接し、断面L字型として屈曲された左辺の
端部は収納箱の左側壁22に接し、右辺の端部は収納箱
20の後壁26に接し、下辺は上記左側壁22と所定の
間隙を空けて上記吸入口42を形成している。
れファンモータ31の回転軸心にファン32を固定して
構成され、室RM1内にて両端を収納箱20の上壁24と
底壁25に固定された支持柱33に対して取り付けられ
ている。また、当該庫内ファン30a,30bの前面に
は空気流路を形成するためのカバー40が取り付けられ
ており、同カバー40は上記ファン32に面する部分に
排気口41が形成されるとともに下部には吸入口42が
形成されている。すなわち、同カバー40の上辺の端部
は上壁24に接し、断面L字型として屈曲された左辺の
端部は収納箱の左側壁22に接し、右辺の端部は収納箱
20の後壁26に接し、下辺は上記左側壁22と所定の
間隙を空けて上記吸入口42を形成している。
【0016】断熱箱10における収納箱20の左側壁2
2と面する壁部には冷却機構50のエバポレータ51が
その空気流路を上下方向に向けて固定され、かつ、当該
エバポレータ51と収納箱20の左側壁22との間に
は、上部に空気流通孔61が形成されるとともに同空気
流通孔61に送風ファン62を配設した遮蔽板60がそ
の上片にて断熱箱10における内箱12の上壁より垂下
するように固定されている。同遮蔽板60の下辺と内箱
12における下壁との間には十分な間隙が形成され、当
該間隙からエバポレータ51の空気流路を介して上部の
空気流通孔61へ連通する空気冷却流路を形成してい
る。
2と面する壁部には冷却機構50のエバポレータ51が
その空気流路を上下方向に向けて固定され、かつ、当該
エバポレータ51と収納箱20の左側壁22との間に
は、上部に空気流通孔61が形成されるとともに同空気
流通孔61に送風ファン62を配設した遮蔽板60がそ
の上片にて断熱箱10における内箱12の上壁より垂下
するように固定されている。同遮蔽板60の下辺と内箱
12における下壁との間には十分な間隙が形成され、当
該間隙からエバポレータ51の空気流路を介して上部の
空気流通孔61へ連通する空気冷却流路を形成してい
る。
【0017】冷却機構50は、図4に示すように、冷媒
を圧縮するコンプレッサ52と、同圧縮された圧縮冷媒
を空冷ファン53による空冷作用の下に凝縮するコンデ
ンサ54と、同凝縮された凝縮冷媒を除湿するドライヤ
55と、同除湿凝縮冷媒を低温低圧の冷媒に変換するキ
ャピラリチューブ56と、同低温低圧冷媒の気化熱によ
り冷却を行なうとともに同気化した冷媒を上記コンプレ
ッサ52に供給する上記エバポレータ51とにより構成
され、エバポレータ51以外は断熱箱10の左方に形成
された補助箱10aに収納されている。なお、図におい
ては、除霜時にコンプレッサ52にて圧縮された高温の
圧縮冷媒をエバポレータ51に供給するためのホットガ
ス弁57がコンプレッサ52の出力側とエバポレータ5
1の入力側とを連結する管路に介在されている。
を圧縮するコンプレッサ52と、同圧縮された圧縮冷媒
を空冷ファン53による空冷作用の下に凝縮するコンデ
ンサ54と、同凝縮された凝縮冷媒を除湿するドライヤ
55と、同除湿凝縮冷媒を低温低圧の冷媒に変換するキ
ャピラリチューブ56と、同低温低圧冷媒の気化熱によ
り冷却を行なうとともに同気化した冷媒を上記コンプレ
ッサ52に供給する上記エバポレータ51とにより構成
され、エバポレータ51以外は断熱箱10の左方に形成
された補助箱10aに収納されている。なお、図におい
ては、除霜時にコンプレッサ52にて圧縮された高温の
圧縮冷媒をエバポレータ51に供給するためのホットガ
ス弁57がコンプレッサ52の出力側とエバポレータ5
1の入力側とを連結する管路に介在されている。
【0018】コンプレッサ52はコンプレッサモータ5
2aと同コンプレッサモータ52aの回転軸心に連結さ
れて駆動される圧縮機構52bとから構成されており、
同コンプレッサモータ52aは図5に示すように電気制
御回路70における温度制御用シーケンス回路71aに
よりその駆動を制御されている。電気制御回路70は商
用交流電源に接続され、同商用交流電源と内部の電力供
給路PW1,PW2 との開閉を行なう主電源スイッチ72と、
同電力供給路PW1,PW2 に接続された送風ファン62、及
び室RM1,RM2内の温度制御を行なう上記温度制御用シ
ーケンス回路71aと庫内ファン制御用シーケンス回路
71bとにより構成されている。
2aと同コンプレッサモータ52aの回転軸心に連結さ
れて駆動される圧縮機構52bとから構成されており、
同コンプレッサモータ52aは図5に示すように電気制
御回路70における温度制御用シーケンス回路71aに
よりその駆動を制御されている。電気制御回路70は商
用交流電源に接続され、同商用交流電源と内部の電力供
給路PW1,PW2 との開閉を行なう主電源スイッチ72と、
同電力供給路PW1,PW2 に接続された送風ファン62、及
び室RM1,RM2内の温度制御を行なう上記温度制御用シ
ーケンス回路71aと庫内ファン制御用シーケンス回路
71bとにより構成されている。
【0019】ここで、温度制御用シーケンス回路71a
は、室RM1内における庫内温度T1が設定上限温度TH以
上となったときに導通する温度センサTh1とリレーR
1の励磁コイルを直列に接続した直列回路S1と、庫内
温度T1が設定下限温度TL以下となったときに導通する
温度センサTh2とリレーR3の励磁コイルを直列に接
続した直列回路S2と、それぞれ強制解除回路R4−
3,R2−3を含むリレーR2とリレーR4における励
磁コイルの自己保持回路S3,S4と、上記コンプレッ
サモータ52aと空冷ファン53を並列に接続した並列
回路にリレーR2のメーク接点R2−2とリレーR4の
ブレーク接点R4−2とを直列に接続した直列回路S5
とを上記電力供給路PW1,PW2 に接続して構成されてい
る。
は、室RM1内における庫内温度T1が設定上限温度TH以
上となったときに導通する温度センサTh1とリレーR
1の励磁コイルを直列に接続した直列回路S1と、庫内
温度T1が設定下限温度TL以下となったときに導通する
温度センサTh2とリレーR3の励磁コイルを直列に接
続した直列回路S2と、それぞれ強制解除回路R4−
3,R2−3を含むリレーR2とリレーR4における励
磁コイルの自己保持回路S3,S4と、上記コンプレッ
サモータ52aと空冷ファン53を並列に接続した並列
回路にリレーR2のメーク接点R2−2とリレーR4の
ブレーク接点R4−2とを直列に接続した直列回路S5
とを上記電力供給路PW1,PW2 に接続して構成されてい
る。
【0020】また、庫内ファン制御用シーケンス回路7
1bは、室RM1内における庫内温度T1が上記設定下限
温度TLより低いファン始動温度TS以下となったときに導
通する温度センサTh3とリレーR7の励磁コイルを直
列に接続した直列回路S6と、庫内温度T1がこのファ
ン始動温度TSより高いファン停止温度TE(TE1,TE2,
TE3,TE4)以上となったときに導通する温度センサT
h4とリレーR9の励磁コイルを直列に接続した直列回
路S7と、それぞれ強制解除回路R10−3,R8−3
を含むリレーR7とリレーR10における励磁コイルの
自己保持回路S8,S9と、上記庫内ファン30a,3
0bを並列に接続した並列回路にリレーR8のメーク接
点R8−2を直列に接続した直列回路S10とを上記電
力供給路PW1,PW2 に接続して構成されている。
1bは、室RM1内における庫内温度T1が上記設定下限
温度TLより低いファン始動温度TS以下となったときに導
通する温度センサTh3とリレーR7の励磁コイルを直
列に接続した直列回路S6と、庫内温度T1がこのファ
ン始動温度TSより高いファン停止温度TE(TE1,TE2,
TE3,TE4)以上となったときに導通する温度センサT
h4とリレーR9の励磁コイルを直列に接続した直列回
路S7と、それぞれ強制解除回路R10−3,R8−3
を含むリレーR7とリレーR10における励磁コイルの
自己保持回路S8,S9と、上記庫内ファン30a,3
0bを並列に接続した並列回路にリレーR8のメーク接
点R8−2を直列に接続した直列回路S10とを上記電
力供給路PW1,PW2 に接続して構成されている。
【0021】なお、温度センサTh1〜Th4は、それ
ぞれ室RM1の上方に取り付けられており、また、ファン
停止温度TEは設定下限温度TLと同一の温度TE1としてい
る。次に、上記構成からなる本実施例の動作を説明す
る。冷蔵庫を据え付けた後、主電源スイッチ72をオン
にすると庫内温度T1が設定上限温度TH以上となってい
るので、温度センサTh1が導通してリレーR1の励磁
コイルに通電せしめる。すると、リレーR2の自己保持
回路S3におけるメーク接点R1−1,R1−2がオン
となり、リレーR2の励磁コイルに通電するのでメーク
接点R2−1がオンとなって当該リレーR2をオン状態
に保持せしめる。
ぞれ室RM1の上方に取り付けられており、また、ファン
停止温度TEは設定下限温度TLと同一の温度TE1としてい
る。次に、上記構成からなる本実施例の動作を説明す
る。冷蔵庫を据え付けた後、主電源スイッチ72をオン
にすると庫内温度T1が設定上限温度TH以上となってい
るので、温度センサTh1が導通してリレーR1の励磁
コイルに通電せしめる。すると、リレーR2の自己保持
回路S3におけるメーク接点R1−1,R1−2がオン
となり、リレーR2の励磁コイルに通電するのでメーク
接点R2−1がオンとなって当該リレーR2をオン状態
に保持せしめる。
【0022】リレーR2がオンとなるとメーク接点R2
−2が導通し、リレーR4のブレーク接点R4−2を介
して上記コンプレッサモータ52aと空冷ファン53に
通電せしめ、冷却機構50が始動する。一方、これと同
時に送風ファン62も送風を開始し、遮蔽板60の下辺
と内箱12における下壁との間の間隙からエバポレータ
51の空気流路を介して空気を吸入し、同吸入した空気
を空気流通孔61から収納箱20の周囲に形成された空
気流循環通路Wに送風し始める。従って、冷却機構50
が始動すると送風ファン62によって吸入された空気は
エバポレータ51の空気流路を通過する際に熱交換さ
れ、冷却された空気が空気流通孔61から収納箱20の
周囲に形成された空気流循環通路Wに送風される。
−2が導通し、リレーR4のブレーク接点R4−2を介
して上記コンプレッサモータ52aと空冷ファン53に
通電せしめ、冷却機構50が始動する。一方、これと同
時に送風ファン62も送風を開始し、遮蔽板60の下辺
と内箱12における下壁との間の間隙からエバポレータ
51の空気流路を介して空気を吸入し、同吸入した空気
を空気流通孔61から収納箱20の周囲に形成された空
気流循環通路Wに送風し始める。従って、冷却機構50
が始動すると送風ファン62によって吸入された空気は
エバポレータ51の空気流路を通過する際に熱交換さ
れ、冷却された空気が空気流通孔61から収納箱20の
周囲に形成された空気流循環通路Wに送風される。
【0023】収納箱20は熱良導部材にて形成されてい
るため、外周に冷却された空気が送風されると各壁22
〜26にて熱交換が行なわれ、室RM1,RM2における庫
内の温度が徐々に低下する。そして、庫内温度T1が設
定上限温度THを下回って温度センサTh1がオフとなっ
ても、リレーR2はオン状態で自己保持されているので
冷却機構50の運転を継続する。
るため、外周に冷却された空気が送風されると各壁22
〜26にて熱交換が行なわれ、室RM1,RM2における庫
内の温度が徐々に低下する。そして、庫内温度T1が設
定上限温度THを下回って温度センサTh1がオフとなっ
ても、リレーR2はオン状態で自己保持されているので
冷却機構50の運転を継続する。
【0024】しかし、庫内温度T1が設定下限温度TL以
下となると温度センサTh2がオンとなり、リレーR3
の励磁コイルに通電せしめる。すると、上述した自己保
持回路S3の場合と同様にしてリレーR4がオン状態と
なり、リレーR2の強制解除回路を構成するブレーク接
点R4−3がオフとなってリレーR2の自己保持状態が
終了する。また、リレーR2の場合と同様にリレーR4
のオン状態が自己保持されるので、ブレーク接点R4−
2がオフとなるとともにメーク接点R2−2もオフとな
る。従って、コンプレッサモータ52aと空冷ファン5
3への通電が停止され、冷却機構50も運転を解除され
る。
下となると温度センサTh2がオンとなり、リレーR3
の励磁コイルに通電せしめる。すると、上述した自己保
持回路S3の場合と同様にしてリレーR4がオン状態と
なり、リレーR2の強制解除回路を構成するブレーク接
点R4−3がオフとなってリレーR2の自己保持状態が
終了する。また、リレーR2の場合と同様にリレーR4
のオン状態が自己保持されるので、ブレーク接点R4−
2がオフとなるとともにメーク接点R2−2もオフとな
る。従って、コンプレッサモータ52aと空冷ファン5
3への通電が停止され、冷却機構50も運転を解除され
る。
【0025】以後、上記温度制御用シーケンス回路71
aは図6に示すようにして庫内温度T1を設定上限温度
THと設定下限温度TLの範囲内に維持せしめるように制御
する。ところで、冷蔵庫における上記設定上限温度THと
設定下限温度TLは摂氏0度ぐらいを基準として数度の範
囲内で調整されている。いま、室RM2を通常の冷蔵庫と
して使用するとともに室RM1を解凍専用の解凍庫として
使用するものとする。当初、庫内温度T1は設定上限温
度THと設定下限温度TLとの間に保持されており、温度セ
ンサTh3は非導通であるとともに温度センサTh4は
導通している。従って、温度センサTh3が非導通であ
るとリレーR7の励磁コイルに通電されないため、メー
ク接点R7−1,R7−2が非導通状態となってリレー
R8の励磁コイルには通電されない。すると、庫内ファ
ン30a,30bと直列に接続されたメーク接点R8−
2が非導通となって当該庫内ファン30a,30bは停
止している。
aは図6に示すようにして庫内温度T1を設定上限温度
THと設定下限温度TLの範囲内に維持せしめるように制御
する。ところで、冷蔵庫における上記設定上限温度THと
設定下限温度TLは摂氏0度ぐらいを基準として数度の範
囲内で調整されている。いま、室RM2を通常の冷蔵庫と
して使用するとともに室RM1を解凍専用の解凍庫として
使用するものとする。当初、庫内温度T1は設定上限温
度THと設定下限温度TLとの間に保持されており、温度セ
ンサTh3は非導通であるとともに温度センサTh4は
導通している。従って、温度センサTh3が非導通であ
るとリレーR7の励磁コイルに通電されないため、メー
ク接点R7−1,R7−2が非導通状態となってリレー
R8の励磁コイルには通電されない。すると、庫内ファ
ン30a,30bと直列に接続されたメーク接点R8−
2が非導通となって当該庫内ファン30a,30bは停
止している。
【0026】なお、リレーR8がオン状態の自己保持状
態にあれば庫内ファン30a,30bは通電されるが、
温度センサTh4が導通しているので強制解除回路R1
0−3の作用によって当該リレーR8が自己保持状態を
解除してしまう。このため、当初、庫内ファン30a,
30bは必ず停止している。図7は、冷凍塊の温度(T
f)と室RM1内の温度(T1)との関係などを示してお
り、いま、室RM1内に摂氏−30度ぐらいで凍結された
冷凍塊を収容せしめると、庫内の空気は当該冷凍塊によ
って冷却されるので庫内温度T1は図7に示すように急
激に低下する。
態にあれば庫内ファン30a,30bは通電されるが、
温度センサTh4が導通しているので強制解除回路R1
0−3の作用によって当該リレーR8が自己保持状態を
解除してしまう。このため、当初、庫内ファン30a,
30bは必ず停止している。図7は、冷凍塊の温度(T
f)と室RM1内の温度(T1)との関係などを示してお
り、いま、室RM1内に摂氏−30度ぐらいで凍結された
冷凍塊を収容せしめると、庫内の空気は当該冷凍塊によ
って冷却されるので庫内温度T1は図7に示すように急
激に低下する。
【0027】庫内温度T1が設定下限温度TL以下となる
と、上述したようにコンプレッサモータ52aと空冷フ
ァン53への通電が停止されるが、冷凍塊の温度が十分
に低いと庫内温度T1はさらに低下する。そして、庫内
温度T1がファン始動温度TSよりも低くなると、庫内フ
ァン制御用シーケンス回路71bにおける温度センサT
h3が導通するので、リレーR7の励磁コイルに通電さ
れ、自己保持回路S8におけるリレーR8はオン状態で
自己保持される。
と、上述したようにコンプレッサモータ52aと空冷フ
ァン53への通電が停止されるが、冷凍塊の温度が十分
に低いと庫内温度T1はさらに低下する。そして、庫内
温度T1がファン始動温度TSよりも低くなると、庫内フ
ァン制御用シーケンス回路71bにおける温度センサT
h3が導通するので、リレーR7の励磁コイルに通電さ
れ、自己保持回路S8におけるリレーR8はオン状態で
自己保持される。
【0028】リレーR8がオン状態となることにより、
庫内ファン30a,30bに対して直列に接続されたメ
ーク接点R8−2が導通し、当該メーク接点R8−2を
介して電力供給路PW1,PW2 より庫内ファン30a,30
bに通電される。すると、庫内ファン30a,30bに
おけるファンモータ31によりファン32が回転し、室
RM1内の空気を循環せしめる。すなわち、庫内ファン3
0a,30bはカバー40に設けられた通気孔41のう
ち収納箱20内における前方側と後方側の通気孔41よ
り室RM1内の空気を吸入し、収納箱20内における中央
部分に配置されたファン32の前方に設けられた通気孔
41より空気を送風する。
庫内ファン30a,30bに対して直列に接続されたメ
ーク接点R8−2が導通し、当該メーク接点R8−2を
介して電力供給路PW1,PW2 より庫内ファン30a,30
bに通電される。すると、庫内ファン30a,30bに
おけるファンモータ31によりファン32が回転し、室
RM1内の空気を循環せしめる。すなわち、庫内ファン3
0a,30bはカバー40に設けられた通気孔41のう
ち収納箱20内における前方側と後方側の通気孔41よ
り室RM1内の空気を吸入し、収納箱20内における中央
部分に配置されたファン32の前方に設けられた通気孔
41より空気を送風する。
【0029】庫内ファン30a,30bが作動を開始す
ることにより冷凍塊の表面に絶えず新たな空気を送風
し、当該冷凍塊の表面温度を上昇せしめて解凍を促進す
る。このとき、送風される空気は高湿度に保たれている
ため、冷凍塊を過度に乾燥せしめることもなく、早期
に、かつ、変質を生じることなく解凍することができ
る。一方、冷凍塊の表面温度を上昇せしめた空気は、逆
に、当該冷凍塊にて冷却され、庫内ファン30a,30
bの働きによって室RM1内を循環することにより、当該
室RM1内の温度は均一となる。
ることにより冷凍塊の表面に絶えず新たな空気を送風
し、当該冷凍塊の表面温度を上昇せしめて解凍を促進す
る。このとき、送風される空気は高湿度に保たれている
ため、冷凍塊を過度に乾燥せしめることもなく、早期
に、かつ、変質を生じることなく解凍することができ
る。一方、冷凍塊の表面温度を上昇せしめた空気は、逆
に、当該冷凍塊にて冷却され、庫内ファン30a,30
bの働きによって室RM1内を循環することにより、当該
室RM1内の温度は均一となる。
【0030】室RM1内で冷凍塊によって冷却された空気
はカバー40に形成された通気孔41より当該カバー4
0と隔壁27との間に形成された空間に吸入されて他の
通気孔41より排気される際に隔壁27の表面に沿って
流れる。上述したように隔壁27は熱良導部材にて製造
されているので、この冷却された空気が隔壁27の表面
に沿って流れるときに室RM1内の冷熱は当該隔壁27を
介して室RM2内へ伝達され、室RM2内の空気を冷却す
る。
はカバー40に形成された通気孔41より当該カバー4
0と隔壁27との間に形成された空間に吸入されて他の
通気孔41より排気される際に隔壁27の表面に沿って
流れる。上述したように隔壁27は熱良導部材にて製造
されているので、この冷却された空気が隔壁27の表面
に沿って流れるときに室RM1内の冷熱は当該隔壁27を
介して室RM2内へ伝達され、室RM2内の空気を冷却す
る。
【0031】冷凍塊の温度が極めて低い場合、同冷凍塊
の表面の空気は同温度近くまで冷却されるものの庫内フ
ァン30a,30bの働きにより室RM1内の空気は強制
的に循環され、庫内温度T1は冷凍塊の温度よりも十分
に高く、かつ、設定下限温度TLより低い温度となる。一
方、当該室RM1内における冷熱は隔壁27を介して室RM
2内に伝達されて室RM2を冷却するが、上述したように
冷凍塊の表面にて冷却された極めて低い温度の空気で冷
却するわけではなく、室RM1内で循環されてある程度温
度が上昇した空気で冷却することになる。従って、室RM
2内の温度は室RM1内の温度のように急激に下がらず、
設定上限温度THと設定下限温度TLの間の範囲内で冷却さ
れる。
の表面の空気は同温度近くまで冷却されるものの庫内フ
ァン30a,30bの働きにより室RM1内の空気は強制
的に循環され、庫内温度T1は冷凍塊の温度よりも十分
に高く、かつ、設定下限温度TLより低い温度となる。一
方、当該室RM1内における冷熱は隔壁27を介して室RM
2内に伝達されて室RM2を冷却するが、上述したように
冷凍塊の表面にて冷却された極めて低い温度の空気で冷
却するわけではなく、室RM1内で循環されてある程度温
度が上昇した空気で冷却することになる。従って、室RM
2内の温度は室RM1内の温度のように急激に下がらず、
設定上限温度THと設定下限温度TLの間の範囲内で冷却さ
れる。
【0032】解凍が進むにつれて冷凍塊の表面温度Tf
と室RM1における庫内温度T1との差が小さくなり、庫
内温度T1が設定下限温度TLに近づく頃にはほぼ解凍が
終了して冷凍塊の表面温度Tfも設定下限温度TLに近づ
くことになる。庫内温度T1が設定下限温度TLと等しく
設定されたファン停止温度TE1を越えると温度センサT
h4が導通してリレーR9の励磁コイルに通電するた
め、メーク接点R9−1,R9−2を導通せしめてリレ
ーR10を導通させるとともに自己保持回路S9によっ
てリレーR10をオン状態で自己保持せしめる。
と室RM1における庫内温度T1との差が小さくなり、庫
内温度T1が設定下限温度TLに近づく頃にはほぼ解凍が
終了して冷凍塊の表面温度Tfも設定下限温度TLに近づ
くことになる。庫内温度T1が設定下限温度TLと等しく
設定されたファン停止温度TE1を越えると温度センサT
h4が導通してリレーR9の励磁コイルに通電するた
め、メーク接点R9−1,R9−2を導通せしめてリレ
ーR10を導通させるとともに自己保持回路S9によっ
てリレーR10をオン状態で自己保持せしめる。
【0033】リレーR10のブレーク接点R10−3は
リレーR8における自己保持回路S8内で強制解除回路
(庫内ファン停止手段)を構成しており、リレーR10
への通電によって同ブレーク接点R10−3が非導通と
なるとリレーR8への通電が停止される。従って、庫内
ファン30a,30bと直列に接続されたメーク接点R
8−2は非導通となって当該庫内ファン30a,30b
を停止せしめる。
リレーR8における自己保持回路S8内で強制解除回路
(庫内ファン停止手段)を構成しており、リレーR10
への通電によって同ブレーク接点R10−3が非導通と
なるとリレーR8への通電が停止される。従って、庫内
ファン30a,30bと直列に接続されたメーク接点R
8−2は非導通となって当該庫内ファン30a,30b
を停止せしめる。
【0034】ここにおいて、庫内温度T1がファン停止
温度TE1よりも高いときにはリレーR10の自己保持回
路S9とリレーR8の自己保持回路S8との作用により
庫内ファン30a,30bには通電されず、庫内ファン
30a,30bは作動していない。しかし、庫内温度T
1がファン停止温度TE1より低い温度から当該ファン停
止温度TE1を越えて上昇するときには上述したようにし
て温度センサTh4が非導通から導通へと変化し、リレ
ーR10の自己保持回路S9とリレーR8の自己保持回
路S8との作用により庫内ファン30a,30bへの通
電を停止させる。従って、温度センサTh4が温度検出
手段を構成するとともに、リレーR10の自己保持回路
S9とリレーR8の自己保持回路S8とが判断手段を構
成している。
温度TE1よりも高いときにはリレーR10の自己保持回
路S9とリレーR8の自己保持回路S8との作用により
庫内ファン30a,30bには通電されず、庫内ファン
30a,30bは作動していない。しかし、庫内温度T
1がファン停止温度TE1より低い温度から当該ファン停
止温度TE1を越えて上昇するときには上述したようにし
て温度センサTh4が非導通から導通へと変化し、リレ
ーR10の自己保持回路S9とリレーR8の自己保持回
路S8との作用により庫内ファン30a,30bへの通
電を停止させる。従って、温度センサTh4が温度検出
手段を構成するとともに、リレーR10の自己保持回路
S9とリレーR8の自己保持回路S8とが判断手段を構
成している。
【0035】本実施例においては、解凍終了検出手段を
これらの温度検出手段と判断手段とで構成しているが、
冷凍塊の重量を測定する計測器を備えるとともに計測さ
れた重量に応じた解凍時間を推測して庫内ファン30
a,30bの作動時間を設定するタイマーで構成した
り、庫内温度T1が最も低くなったときにその温度に基
づいて解凍時間を推測し、同様に庫内ファン30a,3
0bの作動時間を設定するタイマーで構成するなど、他
の構成とすることもできる。
これらの温度検出手段と判断手段とで構成しているが、
冷凍塊の重量を測定する計測器を備えるとともに計測さ
れた重量に応じた解凍時間を推測して庫内ファン30
a,30bの作動時間を設定するタイマーで構成した
り、庫内温度T1が最も低くなったときにその温度に基
づいて解凍時間を推測し、同様に庫内ファン30a,3
0bの作動時間を設定するタイマーで構成するなど、他
の構成とすることもできる。
【0036】また、本実施例においては、解凍終了時、
庫内ファン30a,30bを停止させて風量を減少させ
ているが、微風としてもよい。微風であれば冷蔵品の乾
燥を促進させることはなく、また、下方にたまりがちな
冷気を上方に移動させて庫内の温度を均一にさせる効果
がある。庫内ファン30a,30bが停止すると冷凍塊
における表面温度Tfの上昇は緩慢化し、また、室RM1
内の庫内温度T1は徐々に上昇をつづける。そして、庫
内温度T1が設定上限温度THを越えると上述したように
冷却機構50が始動され、以後、室RM1は庫内温度T1
が設定上限温度THと設定下限温度TLとの間に保持される
通常の冷蔵庫となって解凍が終了した冷凍塊を保存す
る。
庫内ファン30a,30bを停止させて風量を減少させ
ているが、微風としてもよい。微風であれば冷蔵品の乾
燥を促進させることはなく、また、下方にたまりがちな
冷気を上方に移動させて庫内の温度を均一にさせる効果
がある。庫内ファン30a,30bが停止すると冷凍塊
における表面温度Tfの上昇は緩慢化し、また、室RM1
内の庫内温度T1は徐々に上昇をつづける。そして、庫
内温度T1が設定上限温度THを越えると上述したように
冷却機構50が始動され、以後、室RM1は庫内温度T1
が設定上限温度THと設定下限温度TLとの間に保持される
通常の冷蔵庫となって解凍が終了した冷凍塊を保存す
る。
【0037】なお、本実施例においては、解凍を促進す
るために使用する庫内ファン30a,30bは設定下限
温度TLよりわずかに低いファン始動温度TSにて作動を開
始し、設定下限温度TLと同一に設定されたファン停止温
度TE1にて作動を終了しているが、庫内ファン30a,
30bを停止せしめるファン停止温度TEについては他の
温度とすることもできる。
るために使用する庫内ファン30a,30bは設定下限
温度TLよりわずかに低いファン始動温度TSにて作動を開
始し、設定下限温度TLと同一に設定されたファン停止温
度TE1にて作動を終了しているが、庫内ファン30a,
30bを停止せしめるファン停止温度TEについては他の
温度とすることもできる。
【0038】例えば、設定下限温度TLと設定上限温度TH
との間のファン停止温度TE2としたり、設定上限温度TH
と同一のファン停止温度TE3とすることも可能である。
このように設定した場合、図7にも示すように庫内ファ
ン30a,30bが作動している期間が長くなり、温度
が上昇しにくいような大きな冷凍塊の内部まで均一に解
凍することもできる。
との間のファン停止温度TE2としたり、設定上限温度TH
と同一のファン停止温度TE3とすることも可能である。
このように設定した場合、図7にも示すように庫内ファ
ン30a,30bが作動している期間が長くなり、温度
が上昇しにくいような大きな冷凍塊の内部まで均一に解
凍することもできる。
【0039】また、ファン停止温度TE4としては、ファ
ン始動温度TSよりも高い温度であって、例えば、−5℃
〜−3℃の範囲とした場合には、解凍終了時に保存状態
を良好にする効果が生じる。設定下限温度TLは、一般的
に−1℃程度に設定し、保存物が凍結しないようにして
いる。しかし、設定下限温度TLまで上昇すると完全に解
凍してしまい、肉類であればドリップが生じたり、切断
時に味くずれが生じるなど、食材の品質、大きさ及び外
観の劣化という問題が生じる。
ン始動温度TSよりも高い温度であって、例えば、−5℃
〜−3℃の範囲とした場合には、解凍終了時に保存状態
を良好にする効果が生じる。設定下限温度TLは、一般的
に−1℃程度に設定し、保存物が凍結しないようにして
いる。しかし、設定下限温度TLまで上昇すると完全に解
凍してしまい、肉類であればドリップが生じたり、切断
時に味くずれが生じるなど、食材の品質、大きさ及び外
観の劣化という問題が生じる。
【0040】しかし、−5℃〜−3℃の範囲で解凍を終
了させると、冷凍塊の表面温度Tfは図7に示す一点鎖
線のように変化し、しばらくの間、冷凍塊は微凍結状態
で保存される。微凍結状態であれば完全解凍してしまっ
たときの食材の劣化も生じないし、逆に、微凍結である
ので切断が困難となることもない。なお、ファン停止温
度TEを設定下限温度TLよりも低くすることにより、ファ
ン始動温度TSとの差は小さくなる。このため、解凍開始
直後に誤って断熱扉15bを開けてしまうと庫内温度T
1が上昇し、すぐにファン停止温度TE4以上になって解
凍終了条件が満足されてしまう事態が生じる。従って、
このような事態を回避するために、ファン停止温度TE4
となったか否かの判断については、タイマを使用し、フ
ァン始動温度TSとなってから所定時間経過してから判断
するようにしても良い。
了させると、冷凍塊の表面温度Tfは図7に示す一点鎖
線のように変化し、しばらくの間、冷凍塊は微凍結状態
で保存される。微凍結状態であれば完全解凍してしまっ
たときの食材の劣化も生じないし、逆に、微凍結である
ので切断が困難となることもない。なお、ファン停止温
度TEを設定下限温度TLよりも低くすることにより、ファ
ン始動温度TSとの差は小さくなる。このため、解凍開始
直後に誤って断熱扉15bを開けてしまうと庫内温度T
1が上昇し、すぐにファン停止温度TE4以上になって解
凍終了条件が満足されてしまう事態が生じる。従って、
このような事態を回避するために、ファン停止温度TE4
となったか否かの判断については、タイマを使用し、フ
ァン始動温度TSとなってから所定時間経過してから判断
するようにしても良い。
【0041】ところで、上記実施例においては庫内ファ
ン30a,30bの制御をワイアロジックのシーケンス
回路71bで行なっているが、室RM1内の庫内温度T1
を検出する温度センサと、同温度センサの検出結果に基
づいてマイコンなどで所定の判断を行なう制御部と、同
制御部の判断に応じて上記庫内ファン30a,30bへ
の通電を制御するリレーを配設し、ソフトウェア制御に
よって庫内ファン30a,30bの作動と停止を行なっ
てもよい。
ン30a,30bの制御をワイアロジックのシーケンス
回路71bで行なっているが、室RM1内の庫内温度T1
を検出する温度センサと、同温度センサの検出結果に基
づいてマイコンなどで所定の判断を行なう制御部と、同
制御部の判断に応じて上記庫内ファン30a,30bへ
の通電を制御するリレーを配設し、ソフトウェア制御に
よって庫内ファン30a,30bの作動と停止を行なっ
てもよい。
【0042】すなわち、制御部は、所定時間ごとに温度
センサが出力する信号に応じた庫内温度T1を入力し、
同庫内温度T1と予め定められたファン始動温度TSとを
比較して庫内温度T1の方が小さい場合に上記リレーを
制御して庫内ファン30a,30bに通電せしめる。一
方、通電後は、庫内温度T1がファン停止温度TEより大
きいか否かを判断し、同庫内温度T1の方が大きい場合
には上記リレーを制御して庫内ファン30a,30bに
対する通電を停止せしめる。
センサが出力する信号に応じた庫内温度T1を入力し、
同庫内温度T1と予め定められたファン始動温度TSとを
比較して庫内温度T1の方が小さい場合に上記リレーを
制御して庫内ファン30a,30bに通電せしめる。一
方、通電後は、庫内温度T1がファン停止温度TEより大
きいか否かを判断し、同庫内温度T1の方が大きい場合
には上記リレーを制御して庫内ファン30a,30bに
対する通電を停止せしめる。
【0043】このような制御を行なえば上述したワイア
ロジックの場合と同様に庫内ファン30a,30bの作
動と停止を行なうことができる。また、ワイアロジック
のシーケンス回路71bにおいては、冷凍塊が収容され
たときの判断を、庫内温度T1とファン始動温度TSとの
比較において行なっているが、ソフトウェア制御におい
ては、庫内温度T1が低下する際の速度に基づいて判断
することもできる。
ロジックの場合と同様に庫内ファン30a,30bの作
動と停止を行なうことができる。また、ワイアロジック
のシーケンス回路71bにおいては、冷凍塊が収容され
たときの判断を、庫内温度T1とファン始動温度TSとの
比較において行なっているが、ソフトウェア制御におい
ては、庫内温度T1が低下する際の速度に基づいて判断
することもできる。
【0044】図8はかかる判断を行なうサブルーチンプ
ログラムに対応したフローチャートである。この始動開
始条件判断のサブルーチンは他の処理を行なうメインル
ーチンから割り込み処理などによって一定時間ごとに実
行され、制御部のマイコンはステップ100にて温度セ
ンサが検出した庫内温度T1(T1n ){なお、n はサ
ンプリングのタイミングを表す。)を入力し単位時間あ
たりにおける庫内温度T1の低下温度(T1n−T1(n-
1))を計測する。そして、ステップ110にてこの低下
温度(T1n−T1(n-1))が予め定められた温度低下し
きい値TTHよりも大きいか否かを判断し、小さい場合に
は何もせずに当該サブルーチンを終了する。
ログラムに対応したフローチャートである。この始動開
始条件判断のサブルーチンは他の処理を行なうメインル
ーチンから割り込み処理などによって一定時間ごとに実
行され、制御部のマイコンはステップ100にて温度セ
ンサが検出した庫内温度T1(T1n ){なお、n はサ
ンプリングのタイミングを表す。)を入力し単位時間あ
たりにおける庫内温度T1の低下温度(T1n−T1(n-
1))を計測する。そして、ステップ110にてこの低下
温度(T1n−T1(n-1))が予め定められた温度低下し
きい値TTHよりも大きいか否かを判断し、小さい場合に
は何もせずに当該サブルーチンを終了する。
【0045】通常行なわれている冷却機構50による冷
却では、室RM1,RM2内の庫内温度T1,T2が低下す
る割合は限度があり、あまり急激に低下することはな
い。しかし、比熱の大きな冷凍塊を収容した場合には室
RM1内の庫内温度T1は急激に低下する。従って、低下
温度(T1n−T1(n-1))が温度低下しきい値TTHより
も大きい場合には室RM1内に冷凍塊が収容されたものと
判断することができ、マイコンはステップ120にて庫
内ファン30a,30bを始動せしめる。
却では、室RM1,RM2内の庫内温度T1,T2が低下す
る割合は限度があり、あまり急激に低下することはな
い。しかし、比熱の大きな冷凍塊を収容した場合には室
RM1内の庫内温度T1は急激に低下する。従って、低下
温度(T1n−T1(n-1))が温度低下しきい値TTHより
も大きい場合には室RM1内に冷凍塊が収容されたものと
判断することができ、マイコンはステップ120にて庫
内ファン30a,30bを始動せしめる。
【0046】なお、この場合は、逐次、庫内温度T1の
低下割合を算出しているが、温度低下が急激な場合には
コンプレッサモータ52aの作動時間が短くなるので、
当該コンプレッサモータ52aの作動時間を計測し、こ
の作動時間と過去の平均的な作動時間とを比較する。そ
して、作動時間が所定の時間よりも短かい場合には室RM
1内に冷凍塊が収容されたものと判断して、庫内ファン
30a,30bを始動せしめればよい。
低下割合を算出しているが、温度低下が急激な場合には
コンプレッサモータ52aの作動時間が短くなるので、
当該コンプレッサモータ52aの作動時間を計測し、こ
の作動時間と過去の平均的な作動時間とを比較する。そ
して、作動時間が所定の時間よりも短かい場合には室RM
1内に冷凍塊が収容されたものと判断して、庫内ファン
30a,30bを始動せしめればよい。
【0047】ところで、上記実施例においては、ファン
始動温度TSを設定下限温度TLより低い値としているが、
図9に示すようにファン始動温度TSを設定下限温度TLと
同一とするとともにファン停止温度TEを設定上限温度TH
と同一とし、冷却機構50の作動時に庫内ファン30
a,30bを停止せしめ、冷却機構50の停止時に庫内
ファン30a,30bを作動せしめるようにしてもよ
い。
始動温度TSを設定下限温度TLより低い値としているが、
図9に示すようにファン始動温度TSを設定下限温度TLと
同一とするとともにファン停止温度TEを設定上限温度TH
と同一とし、冷却機構50の作動時に庫内ファン30
a,30bを停止せしめ、冷却機構50の停止時に庫内
ファン30a,30bを作動せしめるようにしてもよ
い。
【0048】かかる構成において、冷却機構50が作動
すると、当該冷却機構50にて冷却された空気が空気流
循環通路W中を循環して収納箱20の各壁22〜26を
冷却せしめるため、収納箱20内の空気は各壁22〜2
6の表面で冷却され、凝縮して露滴となる。一方、冷却
機構50が停止すると、庫内ファン30a,30bが作
動して室RM1内にて空気流を発生せしめる。このとき、
空気が露滴の付着した壁面に沿って流れるときに当該露
滴を蒸発せしめ、より高湿度の空気となって収納物の周
囲を流れる。すなわち、図9に示すように、湿度Hdは冷
却運転に応じて逐次変化し、冷却機構50の作動中には
低下して、同冷却機構50の停止中には増加する。
すると、当該冷却機構50にて冷却された空気が空気流
循環通路W中を循環して収納箱20の各壁22〜26を
冷却せしめるため、収納箱20内の空気は各壁22〜2
6の表面で冷却され、凝縮して露滴となる。一方、冷却
機構50が停止すると、庫内ファン30a,30bが作
動して室RM1内にて空気流を発生せしめる。このとき、
空気が露滴の付着した壁面に沿って流れるときに当該露
滴を蒸発せしめ、より高湿度の空気となって収納物の周
囲を流れる。すなわち、図9に示すように、湿度Hdは冷
却運転に応じて逐次変化し、冷却機構50の作動中には
低下して、同冷却機構50の停止中には増加する。
【0049】従って、通常であれば冷蔵中に空気を循環
せしめると庫内貯蔵物などを乾燥させてしまいがちであ
るが、冷却機構が停止しているときには、湿度が高くな
るので冷蔵物の貯蔵に悪影響を与えず、かつ、冷凍塊の
表面温度を奪って解凍の促進に効果がある。特に、冷凍
塊の量が少なかったり暖かいものと同時に収納箱20内
に収容したりすると、室RM1内の庫内温度T1が設定下
限温度TLよりも低いファン始動温度TSまで低下しにく
い。従って、庫内温度T1の低下に応じて冷凍塊の有無
を判断するものにおいては、庫内温度T1がファン始動
温度TS以下とならずに庫内ファン30a,30bが作動
を開始しないことも起こる。すると、冷凍塊を収容した
にもかかわらず庫内ファン30a,30bが作動しない
ので解凍に時間がかかってしまうことになる。
せしめると庫内貯蔵物などを乾燥させてしまいがちであ
るが、冷却機構が停止しているときには、湿度が高くな
るので冷蔵物の貯蔵に悪影響を与えず、かつ、冷凍塊の
表面温度を奪って解凍の促進に効果がある。特に、冷凍
塊の量が少なかったり暖かいものと同時に収納箱20内
に収容したりすると、室RM1内の庫内温度T1が設定下
限温度TLよりも低いファン始動温度TSまで低下しにく
い。従って、庫内温度T1の低下に応じて冷凍塊の有無
を判断するものにおいては、庫内温度T1がファン始動
温度TS以下とならずに庫内ファン30a,30bが作動
を開始しないことも起こる。すると、冷凍塊を収容した
にもかかわらず庫内ファン30a,30bが作動しない
ので解凍に時間がかかってしまうことになる。
【0050】これに対し、本実施例のようにすれば、図
9に示すように冷却機構50が作動していないときに庫
内ファン30a,30bが作動するので、高湿度の空気
を循環せしめて冷凍塊の解凍を促進することができる。
なお、上述した実施例においては、庫内ファン30a,
30bは解凍時に作動して解凍に適した風量を送風して
いるが、冷蔵時には室RM1内の温度を均一化せしめるた
めに微風を送風するようにしても良い。この場合、冷蔵
時にファンモータ31の回転速度を落としたり、ファン
モータ31を間欠的に作動せしめたり、作動させる庫内
ファン30a,30bの数を減少させたりすれば良い。
9に示すように冷却機構50が作動していないときに庫
内ファン30a,30bが作動するので、高湿度の空気
を循環せしめて冷凍塊の解凍を促進することができる。
なお、上述した実施例においては、庫内ファン30a,
30bは解凍時に作動して解凍に適した風量を送風して
いるが、冷蔵時には室RM1内の温度を均一化せしめるた
めに微風を送風するようにしても良い。この場合、冷蔵
時にファンモータ31の回転速度を落としたり、ファン
モータ31を間欠的に作動せしめたり、作動させる庫内
ファン30a,30bの数を減少させたりすれば良い。
【0051】また、室RM1内に庫内ファン30a,30
bを配設しているが、室RM2内に庫内ファン30a,3
0bを配設して解凍室としてもよい。同庫内ファン30
a,30bは上下に二個を配置してあるが、下方に一個
のみ配置して空気を上方に向けて吹き出すようにして配
置してもよい。さらに、その吹き出し方向を隔壁に向
け、同隔壁による熱交換を促進せしめるようにしてもよ
い。
bを配設しているが、室RM2内に庫内ファン30a,3
0bを配設して解凍室としてもよい。同庫内ファン30
a,30bは上下に二個を配置してあるが、下方に一個
のみ配置して空気を上方に向けて吹き出すようにして配
置してもよい。さらに、その吹き出し方向を隔壁に向
け、同隔壁による熱交換を促進せしめるようにしてもよ
い。
【0052】一方、上述した実施例においては、収納箱
内を二つに区分けしているが、中央に解凍箱を配置して
三つに区分けするなど、その区分け数については任意で
ある。また、左右に区分けするのではなく、上下方向に
区分けするなど、区分け方向についても任意である。そ
の他、温度制御や除霜制御などの制御方法についても上
記実施例に限定されるものではない。
内を二つに区分けしているが、中央に解凍箱を配置して
三つに区分けするなど、その区分け数については任意で
ある。また、左右に区分けするのではなく、上下方向に
区分けするなど、区分け方向についても任意である。そ
の他、温度制御や除霜制御などの制御方法についても上
記実施例に限定されるものではない。
【図1】本発明の一実施例にかかる冷蔵庫の正面図であ
る。
る。
【図2】同冷蔵庫の一部破断正面図である。
【図3】同冷蔵庫の一部破断上面図である。
【図4】冷却機構の構成を示す図である。
【図5】電気制御回路の回路図である。
【図6】温度制御の状態を示す図である。
【図7】庫内温度と庫内ファンの運転との関係等を示す
図である。
図である。
【図8】ソフトウェア制御によるファンの始動条件判断
に対応するフローチャートである。
に対応するフローチャートである。
【図9】庫内温度と庫内ファンの運転との関係等を示す
図である。
図である。
【符号の説明】 20…収納箱 30a,30b…庫内ファン 71a…温度制御用シーケンス回路 71b…庫内ファン制御用シーケンス回路 Th4…温度センサ TE1〜TE4…ファン停止温度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 17/08 311 F25D 11/02 F25D 17/06 314
Claims (1)
- 【請求項1】 冷却機構により生成した冷気によって収
納箱内を外周から間接的に冷却する冷蔵庫において、 前記収納箱内で空気を強制的に循環させる庫内ファン
と、前記収納箱内の温度を検出する温度検出手段と、 この温度検出手段にて検出された収納箱内の温度が所定
温度以下になったときに前記冷却機構による冷却動作を
停止すると共に前記庫内ファンを駆動して解凍運転を開
始し、所定温度以上になったときに前記冷却動作を開始
すると共に前記庫内ファンの作動を停止して解凍運転を
終了させる制御手段と を具備することを特徴とする冷蔵
庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19919592A JP3176723B2 (ja) | 1991-07-03 | 1992-07-01 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03190797 | 1991-07-03 | ||
JP4-151329 | 1992-05-18 | ||
JP15132992 | 1992-05-18 | ||
JP3-190797 | 1992-05-18 | ||
JP19919592A JP3176723B2 (ja) | 1991-07-03 | 1992-07-01 | 冷蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0634254A JPH0634254A (ja) | 1994-02-08 |
JP3176723B2 true JP3176723B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=27320090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19919592A Expired - Fee Related JP3176723B2 (ja) | 1991-07-03 | 1992-07-01 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3176723B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10247465B2 (en) | 2014-10-02 | 2019-04-02 | Arcelik Anonim Sirketi | Cooling device comprising a thawing compartment and the control method thereof |
-
1992
- 1992-07-01 JP JP19919592A patent/JP3176723B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0634254A (ja) | 1994-02-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |