JP3171083B2 - イモビライザシステム - Google Patents
イモビライザシステムInfo
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- JP3171083B2 JP3171083B2 JP33534195A JP33534195A JP3171083B2 JP 3171083 B2 JP3171083 B2 JP 3171083B2 JP 33534195 A JP33534195 A JP 33534195A JP 33534195 A JP33534195 A JP 33534195A JP 3171083 B2 JP3171083 B2 JP 3171083B2
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- Japan
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- control unit
- engine control
- engine
- immobilizer
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両盗難防止のため
のイモビライザシステムに関する。
のイモビライザシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、盗難防止を目的としたイモ
ビライザシステムは図3に示す構成であって、キー1を
キーシリンダ2に挿入してセルモータを回そうとする
と、イグニッションスイッチIGNSW がオンになってキー
シリンダ2に組込まれているイモビライザ3に給電さ
れ、キー1に内蔵されているトランスポンダ4から発信
されるキーIDコード信号電波5がイモビライザ3によ
って受信され、キーIDコードの照合がなされる。そし
て正規のキー1であることの照合が成立すれば、イモビ
ライザ3とエンジン制御ユニット6との間の通信が開始
され、あらかじめセットされているIDコードの照合が
なされ、照合が成立すればイモビライザ3はエンジン制
御ユニット6にエンジン始動許可指令を与え、エンジン
制御ユニット6側ではエンジン始動可を示すフラグをセ
ットし、エンジンの燃料噴射を可能にしてエンジンの始
動制御を行う。そしてエンジンを停止する際には、キー
1を停止操作することによってイグニッションスイッチ
IGNSW をオフすることによりエンジン回転を停止させる
と共に、イモビライザ3とエンジン制御ユニット6との
間で次回始動のためのIDコードの設定を行い、その後
にエンジン制御ユニット6のフラグをリセットする。
ビライザシステムは図3に示す構成であって、キー1を
キーシリンダ2に挿入してセルモータを回そうとする
と、イグニッションスイッチIGNSW がオンになってキー
シリンダ2に組込まれているイモビライザ3に給電さ
れ、キー1に内蔵されているトランスポンダ4から発信
されるキーIDコード信号電波5がイモビライザ3によ
って受信され、キーIDコードの照合がなされる。そし
て正規のキー1であることの照合が成立すれば、イモビ
ライザ3とエンジン制御ユニット6との間の通信が開始
され、あらかじめセットされているIDコードの照合が
なされ、照合が成立すればイモビライザ3はエンジン制
御ユニット6にエンジン始動許可指令を与え、エンジン
制御ユニット6側ではエンジン始動可を示すフラグをセ
ットし、エンジンの燃料噴射を可能にしてエンジンの始
動制御を行う。そしてエンジンを停止する際には、キー
1を停止操作することによってイグニッションスイッチ
IGNSW をオフすることによりエンジン回転を停止させる
と共に、イモビライザ3とエンジン制御ユニット6との
間で次回始動のためのIDコードの設定を行い、その後
にエンジン制御ユニット6のフラグをリセットする。
【0003】これによって、不正なキーでエンジン始動
操作すると、キーIDコードの照合が成立せず、イモビ
ライザ3からエンジン制御ユニット6にエンジン始動許
可指令が送信されてエンジン制御ユニット6のフラグが
セットされることがないためにセルモータが回っても燃
料噴射が禁止されたままでエンジン始動ができず、車両
盗難を防止できる。
操作すると、キーIDコードの照合が成立せず、イモビ
ライザ3からエンジン制御ユニット6にエンジン始動許
可指令が送信されてエンジン制御ユニット6のフラグが
セットされることがないためにセルモータが回っても燃
料噴射が禁止されたままでエンジン始動ができず、車両
盗難を防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のイモビライザシステムでは、上述のように正
規のキーでエンジン停止操作をし、エンジン停止後の通
信処理が完了した時にエンジン制御ユニットのエンジン
始動許可フラグをリセットするようにしており、しかも
このフラグのセット、リセットの状態はEEPROMに
メモリさせる形態をとっているために、エンジン制御ユ
ニットのフラグがセットされている状態でエンジン制御
ユニットを車両から取外せばフラグがリセットされない
状態となり、以後、エンジン制御ユニット単体でもエン
ジン始動が可能となり、防盗性能がなくなる問題点があ
った。
うな従来のイモビライザシステムでは、上述のように正
規のキーでエンジン停止操作をし、エンジン停止後の通
信処理が完了した時にエンジン制御ユニットのエンジン
始動許可フラグをリセットするようにしており、しかも
このフラグのセット、リセットの状態はEEPROMに
メモリさせる形態をとっているために、エンジン制御ユ
ニットのフラグがセットされている状態でエンジン制御
ユニットを車両から取外せばフラグがリセットされない
状態となり、以後、エンジン制御ユニット単体でもエン
ジン始動が可能となり、防盗性能がなくなる問題点があ
った。
【0005】そこで、エンジン制御ユニットを車両から
取外した時にはメモリの内容を消失させるために上記の
フラグの状態をRAMにメモリさせることによってこの
問題点を解消することも考えられるが、RAMの内容は
電源消失時に不定になり、必ずリセットされることが保
証されるものではない。
取外した時にはメモリの内容を消失させるために上記の
フラグの状態をRAMにメモリさせることによってこの
問題点を解消することも考えられるが、RAMの内容は
電源消失時に不定になり、必ずリセットされることが保
証されるものではない。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、エンジン制御ユニットが取外された時
にイモビライザがエンジン制御ユニットの脱着を検出
し、以後、エンジン制御ユニットが再び装備された時に
はイモビライザがエンジン制御ユニットを強制的に初期
状態に戻し、エンジン始動をできないようにし、防盗性
を高めたイモビライザシステムを提供することを目的と
する。
なされたもので、エンジン制御ユニットが取外された時
にイモビライザがエンジン制御ユニットの脱着を検出
し、以後、エンジン制御ユニットが再び装備された時に
はイモビライザがエンジン制御ユニットを強制的に初期
状態に戻し、エンジン始動をできないようにし、防盗性
を高めたイモビライザシステムを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、キー
に内蔵されたトランスポンダからイモビライザにキーI
Dコード信号を送信し、イモビライザにおいて当該キー
IDコードの照合を行い、照合できた時にイモビライザ
からエンジン制御ユニットにIDコード信号を送信し、
エンジン制御ユニットにおいて当該IDコードが照合で
きた時にエンジン始動可を示すフラグをエンジン制御ユ
ニットにセットしてエンジン始動を可とし、正規の手順
に従うエンジン停止操作が完了した時に前記エンジン制
御ユニットの前記フラグをリセットするイモビライザシ
ステムにおいて、前記エンジン制御ユニットの脱着を検
出するエンジンユニット脱着検出手段と、前記エンジン
ユニット脱着検出手段が前記エンジン制御ユニットの脱
着を検出した時に、それ以後に前記エンジン制御ユニッ
トの電源が回復した時に前記エンジン制御ユニットを強
制的に初期状態に戻す強制初期化手段とを前記イモビラ
イザ又はエンジン制御ユニットのいずれかに設けたもの
である。
に内蔵されたトランスポンダからイモビライザにキーI
Dコード信号を送信し、イモビライザにおいて当該キー
IDコードの照合を行い、照合できた時にイモビライザ
からエンジン制御ユニットにIDコード信号を送信し、
エンジン制御ユニットにおいて当該IDコードが照合で
きた時にエンジン始動可を示すフラグをエンジン制御ユ
ニットにセットしてエンジン始動を可とし、正規の手順
に従うエンジン停止操作が完了した時に前記エンジン制
御ユニットの前記フラグをリセットするイモビライザシ
ステムにおいて、前記エンジン制御ユニットの脱着を検
出するエンジンユニット脱着検出手段と、前記エンジン
ユニット脱着検出手段が前記エンジン制御ユニットの脱
着を検出した時に、それ以後に前記エンジン制御ユニッ
トの電源が回復した時に前記エンジン制御ユニットを強
制的に初期状態に戻す強制初期化手段とを前記イモビラ
イザ又はエンジン制御ユニットのいずれかに設けたもの
である。
【0008】この請求項1の発明のイモビライザシステ
ムでは、エンジン制御ユニットがひとたび脱着されれば
エンジンユニット脱着検出手段がエンジン制御ユニット
の脱着を検出し、以後、当該エンジン制御ユニットがイ
モビライザに再接続されることによって電源が回復すれ
ば、強制初期化手段によってエンジン制御ユニットを強
制的に初期状態に戻し、IDコードを消失させることに
なる。
ムでは、エンジン制御ユニットがひとたび脱着されれば
エンジンユニット脱着検出手段がエンジン制御ユニット
の脱着を検出し、以後、当該エンジン制御ユニットがイ
モビライザに再接続されることによって電源が回復すれ
ば、強制初期化手段によってエンジン制御ユニットを強
制的に初期状態に戻し、IDコードを消失させることに
なる。
【0009】したがって、エンジン始動許可フラグがセ
ット状態でこのエンジン制御ユニットが不正に脱着さ
れ、同車種の他の車両のイモビライザに接続されたとし
ても、イモビライザとの接続によってエンジン制御ユニ
ットの電源が回復した時に当該エンジン制御ユニットが
強制的に初期状態に戻され、IDコードの照合ができな
くてエンジン始動が阻止されることになり、車両の防盗
性が向上する。
ット状態でこのエンジン制御ユニットが不正に脱着さ
れ、同車種の他の車両のイモビライザに接続されたとし
ても、イモビライザとの接続によってエンジン制御ユニ
ットの電源が回復した時に当該エンジン制御ユニットが
強制的に初期状態に戻され、IDコードの照合ができな
くてエンジン始動が阻止されることになり、車両の防盗
性が向上する。
【0010】請求項2の発明のイモビライザシステム
は、前記エンジンユニット脱着検出手段として、前記イ
モビライザとエンジン制御ユニットとの間の通信線の断
線を検する断線検出手段を備えたものである。
は、前記エンジンユニット脱着検出手段として、前記イ
モビライザとエンジン制御ユニットとの間の通信線の断
線を検する断線検出手段を備えたものである。
【0011】この請求項2の発明のイモビライザシステ
ムでは、イモビライザとエンジン制御ユニットとの間の
通信線の断線を検出することによってエンジン制御ユニ
ットが脱着されたと判定し、エンジン制御ユニットの脱
着検出の信頼性を高め、結果として車両盗難防止性能を
向上させる。
ムでは、イモビライザとエンジン制御ユニットとの間の
通信線の断線を検出することによってエンジン制御ユニ
ットが脱着されたと判定し、エンジン制御ユニットの脱
着検出の信頼性を高め、結果として車両盗難防止性能を
向上させる。
【0012】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
エンジン制御ユニットがひとたび脱着されればエンジン
ユニット脱着検出手段がエンジン制御ユニットの脱着を
検出し、以後、当該エンジン制御ユニットがイモビライ
ザに再接続されることによって電源が回復すれば、強制
初期化手段によってエンジン制御ユニットを強制的に初
期状態に戻し、IDコードを消失させるようにしている
ので、エンジン始動許可フラグがセット状態でこのエン
ジン制御ユニットが不正に脱着され、同車種の他の車両
のイモビライザに接続されたとしても、イモビライザと
の接続によってエンジン制御ユニットの電源が回復した
時に当該エンジン制御ユニットが強制的に初期状態に戻
され、IDコードの照合ができなくてエンジン始動が阻
止されることになり、車両の防盗性能を向上させること
ができる。
エンジン制御ユニットがひとたび脱着されればエンジン
ユニット脱着検出手段がエンジン制御ユニットの脱着を
検出し、以後、当該エンジン制御ユニットがイモビライ
ザに再接続されることによって電源が回復すれば、強制
初期化手段によってエンジン制御ユニットを強制的に初
期状態に戻し、IDコードを消失させるようにしている
ので、エンジン始動許可フラグがセット状態でこのエン
ジン制御ユニットが不正に脱着され、同車種の他の車両
のイモビライザに接続されたとしても、イモビライザと
の接続によってエンジン制御ユニットの電源が回復した
時に当該エンジン制御ユニットが強制的に初期状態に戻
され、IDコードの照合ができなくてエンジン始動が阻
止されることになり、車両の防盗性能を向上させること
ができる。
【0013】請求項2の発明によれば、イモビライザと
エンジン制御ユニットとの間の通信線の断線を検出する
ことによってエンジン制御ユニットが脱着されたと判定
し、エンジン制御ユニットの脱着検出の信頼性を高め、
結果として車両盗難防止性能を向上させることができ
る。
エンジン制御ユニットとの間の通信線の断線を検出する
ことによってエンジン制御ユニットが脱着されたと判定
し、エンジン制御ユニットの脱着検出の信頼性を高め、
結果として車両盗難防止性能を向上させることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態の
機能ブロック図であり、この実施の形態のイモビライザ
システムは、キーに内蔵されたトランスポンダ11と、
イモビライザ12と、エンジン制御ユニット13から構
成されている。
基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態の
機能ブロック図であり、この実施の形態のイモビライザ
システムは、キーに内蔵されたトランスポンダ11と、
イモビライザ12と、エンジン制御ユニット13から構
成されている。
【0015】トランスポンダ11はイモビライザ12の
アンテナ14が発生する電界に感応してキーIDコード
信号電波15を発信し、これをイモビライザ12のアン
テナ14で受信するようになっている。
アンテナ14が発生する電界に感応してキーIDコード
信号電波15を発信し、これをイモビライザ12のアン
テナ14で受信するようになっている。
【0016】イモビライザ12はアンテナ14が受信し
たキーIDコード信号電波を復調、復号処理する電波受
信部16、キーIDコードを照合するキーIDコード照
合部17、このキーIDコード照合部17においてキー
IDコードの照合が成立した時に、エンジン制御ユニッ
ト13との間でエンジン停止処理の度に新たなIDコー
ドを設定するIDコード設定部18、このIDコード設
定部18で設定したIDコードをエンジン制御ユニット
13側のIDコードと照合するIDコード照合部19、
IDコードの照合が成立した時にエンジン始動許可指令
をエンジン制御ユニット13に送信する始動許可判定部
20及びエンジン制御ユニット13との間の通信制御を
行う通信処理部21を備えている。
たキーIDコード信号電波を復調、復号処理する電波受
信部16、キーIDコードを照合するキーIDコード照
合部17、このキーIDコード照合部17においてキー
IDコードの照合が成立した時に、エンジン制御ユニッ
ト13との間でエンジン停止処理の度に新たなIDコー
ドを設定するIDコード設定部18、このIDコード設
定部18で設定したIDコードをエンジン制御ユニット
13側のIDコードと照合するIDコード照合部19、
IDコードの照合が成立した時にエンジン始動許可指令
をエンジン制御ユニット13に送信する始動許可判定部
20及びエンジン制御ユニット13との間の通信制御を
行う通信処理部21を備えている。
【0017】イモビライザ12はまた、本発明の特徴と
して、イモビライザ12とエンジン制御ユニット13と
の間の通信線22の断線を検出する断線検出部23、こ
の断線検出部23が通信線22の断線を検出した時に、
以後、通信線22に電圧が回復した時にエンジン制御ユ
ニット13にシステムリセット指令を与えるリセット指
令部24を備えている。
して、イモビライザ12とエンジン制御ユニット13と
の間の通信線22の断線を検出する断線検出部23、こ
の断線検出部23が通信線22の断線を検出した時に、
以後、通信線22に電圧が回復した時にエンジン制御ユ
ニット13にシステムリセット指令を与えるリセット指
令部24を備えている。
【0018】エンジン制御ユニット13はイモビライザ
12との間の通信制御を行う通信処理部25、イモビラ
イザ12との間でエンジン停止処理の度に新たなIDコ
ードを設定するIDコード設定部26、イモビライザ2
7からエンジン始動許可指令を受けてフラグをセット
し、正規のエンジン停止処理が完了した時にフラグをリ
セットするフラグ設定部27、エンジン回転、燃料噴射
制御などのエンジン制御を行うエンジン制御部28を備
えており、さらに本発明の特徴として、イモビライザ1
2のリセット指令部24からシステムリセット指令を受
けてエンジン制御ユニット13のIDコード設定部26
に登録されているIDコードを消失させ、またフラグ設
定部27のフラグもリセットすることによってこのエン
ジン制御ユニット13を初期状態に戻すシステムリセッ
ト部29を備えている。
12との間の通信制御を行う通信処理部25、イモビラ
イザ12との間でエンジン停止処理の度に新たなIDコ
ードを設定するIDコード設定部26、イモビライザ2
7からエンジン始動許可指令を受けてフラグをセット
し、正規のエンジン停止処理が完了した時にフラグをリ
セットするフラグ設定部27、エンジン回転、燃料噴射
制御などのエンジン制御を行うエンジン制御部28を備
えており、さらに本発明の特徴として、イモビライザ1
2のリセット指令部24からシステムリセット指令を受
けてエンジン制御ユニット13のIDコード設定部26
に登録されているIDコードを消失させ、またフラグ設
定部27のフラグもリセットすることによってこのエン
ジン制御ユニット13を初期状態に戻すシステムリセッ
ト部29を備えている。
【0019】イモビライザシステムの具体的な回路は、
図2に示すような構成である。イモビライザ12は上記
各部の機能をソフトウェアプログラムによって実行する
CPU31と、トランジスタTR1〜TR3から構成さ
れる断線検出部23から構成され、エンジン制御ユニッ
ト13もCPU32と、トランジスタTR4〜TR6か
ら構成される電源回路33から構成されている。
図2に示すような構成である。イモビライザ12は上記
各部の機能をソフトウェアプログラムによって実行する
CPU31と、トランジスタTR1〜TR3から構成さ
れる断線検出部23から構成され、エンジン制御ユニッ
ト13もCPU32と、トランジスタTR4〜TR6か
ら構成される電源回路33から構成されている。
【0020】前記断線検出部23の構成について説明す
ると、通信線22は常時、制御信号電圧Vcc=5Vがプ
ルアップされており、これによってトランジスタTR1
〜TR3はすべてオフ状態である。
ると、通信線22は常時、制御信号電圧Vcc=5Vがプ
ルアップされており、これによってトランジスタTR1
〜TR3はすべてオフ状態である。
【0021】しかしながらいま、エンジン制御ユニット
13が取外され、通信線22のプルアップ電圧が消失す
ると、トランジスタTR1がターンオンし、これに引き
ずられてトランジスタTR2もターンオンし、これをC
PU31が検出して断線検出する構成である。
13が取外され、通信線22のプルアップ電圧が消失す
ると、トランジスタTR1がターンオンし、これに引き
ずられてトランジスタTR2もターンオンし、これをC
PU31が検出して断線検出する構成である。
【0022】次に、上記構成のイモビライザシステムの
動作について説明する。通常時には、正規のキーをキー
シリンダに差込んでスタート操作をすることによってイ
モビライザ12の電波受信部16がアンテナを励磁して
電界を発生させる。そこでキーに内蔵されているトラン
スポンダ11がその電界に感応し、キーIDコード信号
電波15を発信し、アンテナ14によって受信し、電波
受信部16がこれを復調、復号してキーIDコード照合
部17に与える。キーID照合部17ではあらかじめ登
録されているキーIDコードとの照合を行い、照合が成
立すればIDコード照合部19に照合成立を知らせる。
動作について説明する。通常時には、正規のキーをキー
シリンダに差込んでスタート操作をすることによってイ
モビライザ12の電波受信部16がアンテナを励磁して
電界を発生させる。そこでキーに内蔵されているトラン
スポンダ11がその電界に感応し、キーIDコード信号
電波15を発信し、アンテナ14によって受信し、電波
受信部16がこれを復調、復号してキーIDコード照合
部17に与える。キーID照合部17ではあらかじめ登
録されているキーIDコードとの照合を行い、照合が成
立すればIDコード照合部19に照合成立を知らせる。
【0023】IDコード照合部19では、通信処理部2
1、通信線22、通信処理部25を介してエンジン制御
ユニット13側のIDコード設定部26に設定されてい
るIDコードとイモビライザ12のIDコード設定部1
8に設定されているIDコードとを照合する。ID照合
部19はIDコードの照合が成立すればその信号を始動
許可判定部20に与え、始動許可判定部20は通信処理
部21、通信線22、通信処理部25を通じてエンジン
制御ユニット13に始動許可指令を送信する。
1、通信線22、通信処理部25を介してエンジン制御
ユニット13側のIDコード設定部26に設定されてい
るIDコードとイモビライザ12のIDコード設定部1
8に設定されているIDコードとを照合する。ID照合
部19はIDコードの照合が成立すればその信号を始動
許可判定部20に与え、始動許可判定部20は通信処理
部21、通信線22、通信処理部25を通じてエンジン
制御ユニット13に始動許可指令を送信する。
【0024】エンジン制御ユニット13では、始動許可
指令を受けると、フラグ設定部27にエンジン始動可の
フラグをセットし、エンジン制御部28は燃料噴射許可
をエンジンに与え、エンジン始動が行えるようにする。
指令を受けると、フラグ設定部27にエンジン始動可の
フラグをセットし、エンジン制御部28は燃料噴射許可
をエンジンに与え、エンジン始動が行えるようにする。
【0025】次に、エンジンを停止させるときには、キ
ーを停止位置に戻すことになるが、これによってイグニ
ッションスイッチがオフされ、セルモータの回転が停止
される。これと共に、イモビライザ12はIDコード設
定部18がエンジン制御ユニット13側のIDコード設
定部26と通信を行い、次回の始動時のIDコードを新
たに設定する。そして新たなIDコードの設定が完了す
れば、エンジン制御ユニット13側でフラグ設定部27
のフラグをリセットし、正規のキーによる始動操作がな
されない限りエンジン始動ができないようにする。
ーを停止位置に戻すことになるが、これによってイグニ
ッションスイッチがオフされ、セルモータの回転が停止
される。これと共に、イモビライザ12はIDコード設
定部18がエンジン制御ユニット13側のIDコード設
定部26と通信を行い、次回の始動時のIDコードを新
たに設定する。そして新たなIDコードの設定が完了す
れば、エンジン制御ユニット13側でフラグ設定部27
のフラグをリセットし、正規のキーによる始動操作がな
されない限りエンジン始動ができないようにする。
【0026】いまエンジンがかかっていてフラグ設定部
27にエンジン始動可のフラグがセットされている状態
でエンジン制御ユニット13が不正に取外された場合、
通信線22にプルアップされている電圧Vccが消失し、
イモビライザ12の断線検出部23が上述した動きによ
って通信線22の断線を検出してリセット指令部24に
与える。
27にエンジン始動可のフラグがセットされている状態
でエンジン制御ユニット13が不正に取外された場合、
通信線22にプルアップされている電圧Vccが消失し、
イモビライザ12の断線検出部23が上述した動きによ
って通信線22の断線を検出してリセット指令部24に
与える。
【0027】この後、同じイモビライザ12に他の同車
種の車両に取付けられていたエンジン制御ユニット13
が通信線22を介して接続され、通信線22にプルアッ
プ電圧Vccが回復すると、リセット指令部24がエンジ
ン制御ユニット13にシステムリセット指令を与え、シ
ステムリセット部29がIDコード設定部26に設定さ
れているIDコードを消失させ、またフラグ設定部27
のフラグをリセットしてエンジン制御ユニット13を初
期状態に戻してしまう。
種の車両に取付けられていたエンジン制御ユニット13
が通信線22を介して接続され、通信線22にプルアッ
プ電圧Vccが回復すると、リセット指令部24がエンジ
ン制御ユニット13にシステムリセット指令を与え、シ
ステムリセット部29がIDコード設定部26に設定さ
れているIDコードを消失させ、またフラグ設定部27
のフラグをリセットしてエンジン制御ユニット13を初
期状態に戻してしまう。
【0028】したがって、正規のキーによってエンジン
始動操作がなされたとしてもイモビライザ12と新たに
接続されたエンジン制御ユニット13との間でIDコー
ドの照合ができず、燃料噴射の禁止が解除されることが
なく、ディーラーを呼んでIDコードの再設定を行って
もらわなければ、エンジン始動が全くできなくなる。こ
のため、自動車窃盗常習犯の犯意をそぐことができ、防
盗性を向上させることができる。
始動操作がなされたとしてもイモビライザ12と新たに
接続されたエンジン制御ユニット13との間でIDコー
ドの照合ができず、燃料噴射の禁止が解除されることが
なく、ディーラーを呼んでIDコードの再設定を行って
もらわなければ、エンジン始動が全くできなくなる。こ
のため、自動車窃盗常習犯の犯意をそぐことができ、防
盗性を向上させることができる。
【0029】なお上記の実施の形態では、イモビライザ
12側に断線検出部とリセット指令部を設けたが、エン
ジン制御ユニット側に断線検出によって自身のシステム
を強制的に初期化するリセット機能部を設けてもよい。
12側に断線検出部とリセット指令部を設けたが、エン
ジン制御ユニット側に断線検出によって自身のシステム
を強制的に初期化するリセット機能部を設けてもよい。
【図1】本発明の1つの実施の形態の機能ブロック図。
【図2】上記の実施の形態における断線検出部の回路構
成を示す回路図。
成を示す回路図。
【図3】従来例のブロック図。
11 トランスポンダ 12 イモビライザ 13 エンジン制御ユニット 14 アンテナ 15 キーIDコード信号電波 16 電波受信部 17 キーIDコード照合部 18 IDコード設定部 19 IDコード照合部 20 始動許可判定部 21 通信処理部 22 通信線 23 断線検出部 24 リセット指令部 25 通信処理部 26 IDコード設定部 27 フラグ設定部 28 エンジン制御部 29 システムリセット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 25/04 E05B 49/00 F02P 11/04
Claims (2)
- 【請求項1】 キーに内蔵されたトランスポンダからイ
モビライザにキーIDコード信号を送信し、イモビライ
ザにおいて当該キーIDコードの照合を行い、照合でき
た時にイモビライザからエンジン制御ユニットにIDコ
ード信号を送信し、エンジン制御ユニットにおいて当該
IDコードが照合できた時にエンジン始動可を示すフラ
グをエンジン制御ユニットにセットしてエンジン始動を
可とし、正規の手順に従うエンジン停止操作が完了した
時に前記エンジン制御ユニットの前記フラグをリセット
するイモビライザシステムにおいて、 前記エンジン制御ユニットの脱着を検出するエンジンユ
ニット脱着検出手段と、前記エンジンユニット脱着検出
手段が前記エンジン制御ユニットの脱着を検出した時
に、それ以後に前記エンジン制御ユニットの電源が回復
した時に前記エンジン制御ユニットを強制的に初期状態
に戻す強制初期化手段とを前記イモビライザ又はエンジ
ン制御ユニットのいずれかに設けて成るイモビライザシ
ステム。 - 【請求項2】 前記エンジンユニット脱着検出手段とし
て、前記イモビライザとエンジン制御ユニットとの間の
通信線の断線を検出する断線検出手段を備えて成る請求
項1記載のイモビライザシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33534195A JP3171083B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | イモビライザシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33534195A JP3171083B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | イモビライザシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09175330A JPH09175330A (ja) | 1997-07-08 |
JP3171083B2 true JP3171083B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=18287441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33534195A Expired - Fee Related JP3171083B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | イモビライザシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3171083B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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JP4644987B2 (ja) * | 2001-07-18 | 2011-03-09 | 日産自動車株式会社 | 車両用防盗装置 |
JP4570974B2 (ja) * | 2005-02-04 | 2010-10-27 | 富士通テン株式会社 | 始動制御装置および始動制御方法 |
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-
1995
- 1995-12-22 JP JP33534195A patent/JP3171083B2/ja not_active Expired - Fee Related
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