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JP3166060B2 - 放熱シート - Google Patents

放熱シート

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Publication number
JP3166060B2
JP3166060B2 JP32136795A JP32136795A JP3166060B2 JP 3166060 B2 JP3166060 B2 JP 3166060B2 JP 32136795 A JP32136795 A JP 32136795A JP 32136795 A JP32136795 A JP 32136795A JP 3166060 B2 JP3166060 B2 JP 3166060B2
Authority
JP
Japan
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heat
metal layer
radiator
heating element
porous metal
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP32136795A
Other languages
English (en)
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JPH09162336A (ja
Inventor
敏之 長瀬
孝二 星野
義雄 神田
昌文 初鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP32136795A priority Critical patent/JP3166060B2/ja
Publication of JPH09162336A publication Critical patent/JPH09162336A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3166060B2 publication Critical patent/JP3166060B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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  • Paints Or Removers (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発熱体、例えば大量
の熱を発生する大電力半導体と、放熱体、例えば上記熱
を放散するフィンとの間に介装接着される放熱シートに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、放熱体である筐体の内部に発熱体
である電子部品が収容され、この電子部品が発した熱を
放熱部材が上記筐体に伝達するように構成され、この放
熱部材が形状変化が可能な非塊性の金属材と、この金属
材の間に充満される気体と、上記金属材及び気体を封入
する熱良導性で絶縁性の柔軟な外袋とを備えた電子機器
用の放熱部材が開示されている(特開平6−26811
3)。上記放熱部材の金属材は繊維状に加工して絡めた
繊維状金属材であり、気体は不活性気体である。この放
熱部材では、基板の表面の半導体チップや抵抗等の発熱
性電子部品と筐体との間や、基板の裏面と筐体との間
に、放熱部材が配置される。電子部品が発した熱は、直
接又は基板を介して外袋に伝達され、更に繊維状金属材
及び外袋を介して筐体に伝達される。この結果、特別な
加工や積層等を行うことなく、電子部品や筐体等に対す
る高い密着性が得られ、効率的な熱伝導効果を得ること
ができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の電
子機器用の放熱部材では、繊維状金属材や不活性気体が
漏れないように外袋を構成しなければならず、外袋の材
質等の選定が難しく、また繊維状金属材及び不活性気体
の外袋への封入作業が比較的煩わしい不具合があった。
また、上記従来の電子機器用の放熱部材では、半導体等
と基板とを電気的に接続するワイヤが放熱部材により押
されて変形する恐れがあった。本発明の目的は、比較的
容易に製作でき、近接する部品を変形させることなく、
発熱体が発した熱をスムーズに放熱体に導くことができ
る放熱シートを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように発熱体14と放熱体16との間に介装
された放熱シート11の改良である。その特徴ある構成
は、気孔率が10〜60%である多数の気孔を有しAg
により形成された可塑性多孔質金属層12と、可塑性多
孔質金属層12の多数の気孔に充填されゴム弾性と塑性
とを有するポリオレフィン系エラストマからなる充填材
13とを備えたところにある。この放熱シート11で
は、発熱体14が発した熱の大部分は可撓性多孔質金属
層12を介して放熱体16に伝わり、残りの熱は発熱体
14及び放熱体16に密着した充填材13を介して放熱
体16に伝わる。この結果、発熱体14が発した熱はス
ムーズに放熱体16に導かれ、発熱体14の温度上昇を
低く抑えることができる。
【0005】また可塑性多孔質金属層の気孔率を10〜
60%としたのは、気孔率が60%を越えると熱抵抗が
増大する不具合があり、気孔率が10%未満では、気孔
が極めて小さいため充填材が気孔に十分に充填され難く
なり、かつ金属含有率の多い多孔質金属層の変形が容易
でないため発熱体や放熱体との接触面積が小さくなっ
て、発熱体や放熱体との接触抵抗が増え、熱抵抗が大き
くなる問題点があるからである。
【0006】
【発明の実施の形態】(a)発熱体 発熱体は基板に実装された半導体チップや抵抗体等であ
る。基板としては導体ペーストをスクリーン印刷したセ
ラミックグリーンシートを多数積層して850〜160
0℃前後の温度で焼成して作られるセラミック多層配線
基板や、セラミック基板の下面及び上面に金属薄板及び
回路基板がそれぞれ積層接着されたパワーモジュール用
基板等が挙げられる。
【0007】(b)放熱体 放熱体はCu若しくはAlの押出し成形や射出成形等に
より、又はCu板若しくはAl板のプレス成形により形
成される。放熱体はろう材を介して可塑性多孔質金属層
に接着される基部と、この基部に所定の間隔をあけて突
設された多数のフィン部とを有する。基部及びフィン部
はCu又はAlにより一体的に成形される。また放熱体
として、フィン部のない基部のみにより形成されたプレ
ート状のものを用いることもできる。
【0008】(c)可塑性多孔質金属層 可塑性多孔質金属層を単体で製造するときには下記の
方法により行われる。先ず平均粒径5〜100μmのA
gの金属粉と、水溶性樹脂バインダと、非水溶性炭化水
素系有機溶剤と、界面活性剤と、水とを混練した後、可
塑剤を添加して更に混練して得られた金属粉含有スラリ
ーをドクタブレード法により成形体にする。次いでこの
成形体を5〜100℃で0.25〜4時間保持して上記
成形体中の可塑剤を揮発させ発泡させた後、50〜20
0℃で0.5〜1時間保持し乾燥して薄板状多孔質成形
体にする。次にこの多孔質成形体を所定の雰囲気中で5
00〜1060℃で0.5〜4時間加熱して保持し、ス
ケルトン構造を有する気孔率90〜93%、厚さ0.5
〜5mmの薄板状多孔質焼結体にする。更にこの多孔質
焼結体を厚さ0.2〜3mmに圧延することにより、気
孔率が10〜60%の可塑性多孔質金属層が得られる。
【0009】上記Agの可塑性多孔質金属層では金属粉
として平均粒径5〜100μmのAg粉が用いられる。
水溶性樹脂バインダとしてはメチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロースアンモニウ
ム、エチルセルロース等が用いられ、非水溶性炭化水素
系有機溶剤としてはネオペンタン、ヘキサン、イソヘキ
サン、ヘプタン等が用いられる。また界面活性剤として
は市販の台所用中性合成洗剤(例えばアルキルグルコシ
ドとポリオキシエチレンアルキルエーテルの28%混合
水溶液)が用いられ、可塑剤としてはエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、グリセリン等の多価アル
コールや、イワシ油、菜種油、オリーブ油等の油脂や、
石油エーテル等のエーテルや、フタル酸ジエチル、フタ
ル酸ジNブチル、フタル酸ジエチルヘキシル、フタル酸
ジNオクチル等のエステルが用いられる。
【0010】可塑性多孔質金属層を発熱体及び放熱体
と一体的に形成するときには下記の方法により行われ
る。基板の上面の導体又は金属薄膜の表面に上記多孔質
金属層となる金属粉含有スラリーを塗布し、この金属粉
含有スラリーの上面に放熱体を重ね、更にこの状態で金
属粉含有スラリーを発泡し焼成し圧延することにより、
多孔質金属層が形成される。上記金属粉含有スラリーは
平均粒径5〜100μmのAgの金属粉と、水溶性樹脂
バインダと、非水溶性炭化水素系有機溶剤と、界面活性
剤と、水とを混練した後、可塑剤を添加して更に混練し
て得られる。上記Agの多孔質金属層では金属粉として
平均粒径5〜100μmのAg粉が用いられる。水溶性
樹脂バインダ及び界面活性剤としては、上記に記載し
たものと同様のものが用いられる。基板の上面に金属粉
末スラリーを介して放熱体を重ねた状態で、5〜100
℃で0.25〜4時間保持して上記スラリー中の可塑剤
を揮発させ発泡させた後、50〜200℃で30〜60
分間保持し乾燥して上記スラリーを薄板状多孔質成形体
にする。次にこの多孔質成形体をセラミック基板及び放
熱体とともに所定の雰囲気中で500〜1060℃で
0.5〜4時間加熱して保持し、多孔質成形体をスケル
トン構造を有する気孔率90〜93%、厚さ0.5〜5
mmの薄板状多孔質焼結体にする。更にこの多孔質焼結
体を基板及び放熱体とともに圧延して多孔質焼結体の厚
さを0.2〜3mmにすることにより、金属粉含有スラ
リーから気孔率10〜60%の多孔質金属層が成形され
る。
【0011】(d)可塑性多孔質金属層への充填材の充填
方法 充填材はポリオレフィン系エラストマが用いられる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、可
塑性多孔質金属層の多数の気孔にゴム弾性と塑性とを有
する充填材を充填したので、発熱体が発した熱の大部分
は可撓性多孔質金属層を介して放熱体に伝わり、残りの
熱は発熱体及び放熱体に密着した充填材を介して放熱体
に伝わる。この結果、発熱体が発した熱はスムーズに放
熱体に導かれ、発熱体の温度上昇は低く抑えることがで
きる。また、外袋の材質等の選定が難しく、繊維状金属
材及び不活性気体の外袋への封入作業が煩わしい従来の
電子機器用の放熱部材と比較して、本発明では放熱シー
トが可塑性多孔質金属層の多数の気孔に充填材を充填す
るという比較的簡単な作業で済むので、製造コストの押
上げは僅かで済む。更に、半導体等と基板とを電気的に
接続するワイヤが放熱部材により押されて変形する恐れ
があった従来電子機器用の放熱部材と比較して、本発明
では近接する部品を変形させることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態の放熱シートを含む発熱体及
び放熱体の断面図
【符号の説明】
11 放熱シート 12 可塑性多孔質金属層 13 充填材 14 発熱体 16 放熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 初鹿 昌文 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三 菱マテリアル株式会社総合研究所内 (56)参考文献 特開 平7−14950(JP,A) 特開 平6−141514(JP,A) 特開 平7−266356(JP,A) 特開 昭60−113838(JP,A) 特開 平5−209157(JP,A) 特開 平5−218672(JP,A) 特開 平8−335652(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/373 H05K 7/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体(14)と放熱体(16)との間に介装さ
    れた放熱シート(11)において、気孔率が10〜60%である 多数の気孔を有しAgによ
    り形成された可塑性多孔質金属層(12)と、 前記可塑性多孔質金属層(12)の多数の気孔に充填されゴ
    ム弾性と塑性とを有するポリオレフィン系エラストマか
    らなる充填材(13)とを備えたことを特徴とする放熱シー
    ト。
JP32136795A 1995-12-11 1995-12-11 放熱シート Expired - Lifetime JP3166060B2 (ja)

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