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JP3165150U - 可搬式対人除菌装置 - Google Patents

可搬式対人除菌装置 Download PDF

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JP3165150U JP2010006958U JP2010006958U JP3165150U JP 3165150 U JP3165150 U JP 3165150U JP 2010006958 U JP2010006958 U JP 2010006958U JP 2010006958 U JP2010006958 U JP 2010006958U JP 3165150 U JP3165150 U JP 3165150U
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晋也 松田
晋也 松田
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Abstract

【課題】構造が簡潔で小規模な装置であって、簡便に移動させることができる可搬式対人除菌装置を提供する。【解決手段】可搬式対人除菌装置1は、除菌室2と機械室3とを個別的に備えており、除菌室2には、噴霧ノズル2aと、人体検知センサ2bと、遮断機と、表示灯2dとを備えており、機械室3には、空気圧縮機3aと、液体薬剤貯留庫3bとを備えており、空気圧縮機3aと噴霧ノズル2aとを送気チューブ4により連結するとともに、液体薬剤貯留庫3bと噴霧ノズル2aとを送液チューブ6により連結する。【選択図】図1

Description

本考案は、除菌室内に入室した者の身体又は着衣に対して霧化された液体薬剤を噴霧することにより入室者の身体又は着衣の除菌を行う可搬式対人除菌装置に関するものである。
職場、学校、病院、官公庁、レクリエーション施設、公共交通機関等の不特定多数の人々が行き交う場所は種々の雑菌により汚染されており、このような空間に人が居ると該雑菌が身体又は着衣に付着してしまうことが考えられる。そして、人がそのまま自宅等の種々の雑菌により汚染されていない空間に移動すると、その身体又は着衣に付着した雑菌により該空間が汚染されてしまうことが懸念される。
そこで、従来、除菌室内に入室した者の身体又は着衣に対して霧化された液体薬剤を噴霧することにより、入室者の身体又は着衣の除菌を行う対人除菌装置が提案されているところである(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−204726号公報
しかしながら、上記の従来技術に係る対人除菌装置は、まず、大規模な装置であることから、該対人除菌装置を設置するためには比較的広い空間を確保する必要があるため、例えば、一般的な住宅の玄関先等の比較的狭い空間には設置することができず、必ずしも所望の場所に設置することができないという問題があった。また、上記の従来技術に係る対人除菌装置は、大規模な装置であるが故に、該対人除菌装置を設置する場所に移動させることもまた困難であるという問題があった。
そこで、本考案の第一の課題は、除菌室内に入室した者の身体又は着衣に対して霧化薬剤を噴霧することにより入室者の身体又は着衣の除菌を行う対人除菌装置につき、その構造の簡潔化を図ることで小規模な装置とすることにより、比較的狭い空間にも設置することができ、かつ、簡便に設置場所に移動させることができる可搬式対人除菌装置を提供することにある。
また、上記の従来技術に係る対人除菌装置は、入室者が霧化薬剤をどの程度噴霧されることによってその身体又は着衣についての除菌が十分に為されるのかが入室者にとって必ずしも明らかでないため、入室者がその身体又は着衣についての除菌が十分に為されないまま除菌室から退室しまう場合があり、反対に、入室者が必要以上に霧化薬剤を噴霧されてしまう場合もあった。
そこで、本考案の第二の課題は、除菌室内に入室した者の身体又は着衣に対して霧化薬剤を噴霧することにより入室者の身体又は着衣の除菌を行う対人除菌装置につき、入室者に対してその身体又は着衣の除菌を行うのに必要十分な霧化薬剤を噴霧することができる可搬式対人除菌装置を提供することにある。
更に、上記の従来技術に係る対人除菌装置は、入室者にとって該対人除菌装置が適切に作動する状態にあるのかが明確には分からない場合があり、例えば、液体薬剤が不足している等の該対人除菌装置が適切に作動することができない状態であるにも拘らず、入室者が誤って該対人除菌装置を使用してしまうことがあった。
そこで、本考案の第三の課題は、除菌室内に入室した者の身体又は着衣に対して霧化薬剤を噴霧することにより入室者の身体又は着衣の除菌を行う対人除菌装置につき、該対人除菌装置の状態を入室者が明確に認識することができる可搬式対人除菌装置を提供することにある。
本考案の第一の課題を解決するため、請求項1に係る可搬式対人除菌装置は、除菌室内に入室した者の身体又は着衣に対して霧化された液体薬剤を噴霧することにより入室者の身体又は着衣の除菌を行う対人除菌装置であって、除菌室と機械室とを個別的に備えており、該除菌室には、液体薬剤を霧状に噴霧するための噴霧ノズルと、入室者を検知するための人体検知センサとを備えており、該機械室には、該噴霧ノズルに圧縮空気を吐出するための空気圧縮機と、該液体薬剤を貯留するための液体薬剤貯留庫とを備えており、該空気圧縮機と該噴霧ノズルとを送気チューブにより連結するとともに、該液体薬剤貯留庫と該噴霧ノズルとを送液チューブにより連結することを特徴とする可搬式対人除菌装置である。
本考案の第二の課題を解決するため、請求項2に係る可搬式対人除菌装置は、請求項1に記載した可搬式対人除菌装置であって、霧化された液体薬剤の噴霧が終了する前に入室者が退室することを防止するための遮断機を前記除菌室に備えることを特徴とする可搬式対人除菌装置である。
本考案の第三の課題を解決するため、請求項3に係る可搬式対人除菌装置は、請求項1又は2に記載した可搬式対人除菌装置であって、該可搬式対人除菌装置の状態を表示するための表示灯を前記除菌室に備えることを特徴とする可搬式対人除菌装置である。
請求項1から3までに記載した本考案に係る可搬式対人除菌装置は、上記の通りの構成であるから、以下のような効果を得ることができる。
請求項1に記載した可搬式対人除菌装置は、除菌室と機械室とを個別的な構造とすることにより、該装置の全体的な構造を簡潔なものとすることができるとともに、小規模な装置とすることができる。従って、請求項1に記載した可搬式対人除菌装置は、除菌室内に入室した者の身体又は着衣に対して霧化薬剤を噴霧することにより入室者の身体又は着衣の除菌を行う対人除菌装置につき、その構造の簡潔化を図ることで小規模な装置とすることにより、比較的狭い空間にも設置することができ、かつ、簡便に設置場所に移動させることができる可搬式対人除菌装置を提供するという本考案の第一の課題を解決することができる。
次に、請求項2に記載した可搬式対人除菌装置は、霧化された液体薬剤の噴霧が終了する前に入室者が退室することを防止するための遮断機を前記除菌室に備えることにより、入室者がその身体又は着衣についての除菌が十分に為されないまま除菌室から退室してしまうことはなく、また、入室者が必要以上に霧化薬剤を噴霧されてしまうこともなくなる。従って、請求項2に記載した可搬式対人除菌装置は、除菌室内に入室した者の身体又は着衣に対して霧化薬剤を噴霧することにより入室者の身体又は着衣の除菌を行う対人除菌装置につき、入室者に対してその身体又は着衣の除菌を行うのに必要十分な霧化薬剤を噴霧することができる可搬式対人除菌装置を提供するという本考案の第二の課題を解決することができる。
そして、請求項3に記載した可搬式対人除菌装置は、該可搬式対人除菌装置の状態を表示するための表示灯を前記除菌室に備えることにより、該可搬式対人除菌装置が適切に作動することができない状態である場合に入室者が誤って使用してしまうことがなくなる。従って、請求項3に記載した可搬式対人除菌装置は、除菌室内に入室した者の身体又は着衣に対して霧化薬剤を噴霧することにより入室者の身体又は着衣の除菌を行う対人除菌装置につき、該対人除菌装置の状態を入室者が明確に認識することができる可搬式対人除菌装置を提供するという本考案の第三の課題を解決することができる。
本考案の一実施形態に係る可搬式対人除菌装置を示した概略正面図である。 本考案の一実施形態に係る可搬式対人除菌装置を示した概略背面図である。
まず、本考案の一実施形態に係る可搬式対人除菌装置の構造について、添付図面に基づいて説明する。
本考案の一実施形態に係る可搬式対人除菌装置1は、図1及び2に図示するように、除菌室2と機械室3とを個別的に備えるものである。
除菌室2は、図1及び2に図示するように、前後が開放された箱形の部材であり、入室者8がその内部を通過できる構造となっている。除菌室2には、図1及び2に図示するように、噴霧ノズル2aと、人体検知センサ2bと、遮断機2cと、表示灯2dと、制御装置2eと、脚車2fとが備えられている。
噴霧ノズル2aは、液体薬剤7を霧状に噴霧するための部材であり、図1及び2に図示するように、除菌室2内に複数個取り付けられているが、噴霧ノズル2aを取り付ける個数及び位置については特に限定されない。噴霧ノズル2aとしては、各種の公知の洗浄用噴霧ノズルを用いることができるが、液体薬剤7の噴霧粒子の大きさが大きい場合には、入室者8が該噴霧粒子のべたつきによる不快感を覚えるため、該噴霧粒子の平均粒子径が6.7μm程度のものとすることができる洗浄用噴霧ノズルを用いるのが好適である。
人体検知センサ2bは、除菌室2内への入室者8を検知するための部材であり、図1及び2に図示するように、除菌室2の天井及び入口に取り付けられているが、人体検知センサ2bを取り付ける個数及び位置については特に限定されない。人体検知センサ2bとしては、赤外線センサ、超音波センサ、又は光電式センサ等をはじめとする各種の公知の人体検知センサを用いることができる。
遮断機2cは、霧化された液体薬剤7の噴霧が終了する前に入室者8が除菌室2から退室することを防止するための部材であり、図2に図示するように、除菌室2の出口に開閉可能なように取り付けられている。
表示灯2dは、可搬式対人除菌装置1の状態を表示するための部材であり、図1に図示するように、除菌室2の入口に取り付けられているが、入室者8が視認することができる位置であれば、表示灯2dを取り付ける位置については特に限定されない。
除菌室2の床下には、図1及び2に図示するように、人体検知センサ2bによる除菌室2内への入室者8の検知に基づく遮断機2cの開閉及び噴霧ノズル2aからの液体薬剤7の噴霧をはじめとする可搬式対人除菌装置1の運転を制御するために用いられる制御装置2eが収納されており、可搬式対人除菌装置1の構造の簡潔化を図ることができる。
除菌室2の下面には、図1及び2に図示するように、脚車2fが取り付けられており、可搬式対人除菌装置1を簡便に移動させることができる。
機械室3は、図1及び2に図示するように、箱形の部材であり、機械室3内には、空気圧縮機3aと、液体薬剤貯留庫3bとが収納されており、また、電源ケーブル3cと、脚車3dとが取り付けられている。
空気圧縮機3aは、外部から取り込んだ空気を圧縮して噴霧ノズル2aへと吐出するための装置であり、噴霧ノズル2aとの間では送気チューブ4により連結されているとともに、制御装置2eとの間では信号ケーブル5により連結されている。空気圧縮機3aとしては、電動エアコンプレッサーをはじめとする各種の公知の空気圧縮機を用いることができる。
液体薬剤貯留庫3bは、噴霧ノズル2aから霧状に噴霧される液体薬剤7を貯留するための容器であり、噴霧ノズル2aとの間では送液チューブ6により連結されている。
液体薬剤7としては、各種の公知の液体除菌剤を用いることができるが、本考案が対人除菌装置に係るものであるという観点からは、高い除菌効果及び消臭効果を有する一方で、人体に及ぼす影響が少ない弱酸性次亜塩素酸水溶液を用いることが好適である。
電源ケーブル3cは、可搬式対人除菌装置1に用いる電力の供給を受けるためのものであり、図1及び2に図示するように、機械室3に取り付けられている。可搬式対人除菌装置1は、その電圧をAC100Vとすると、一般的なコンセントからも電源ケーブル3cを介して電力の供給を受けることが可能となり、所望の場所に設置することができるようになって好適である。
機械室2の下面には、図1及び2に図示するように、脚車3dが取り付けられており、可搬式対人除菌装置1を簡便に移動させることができる。
次に、本考案の一実施形態に係る可搬式対人除菌装置1の使用態様について説明する。
入室者8は、まず、表示灯2dを確認して、可搬式対人除菌装置1が正常に作動し得る状態であることを確認する。
除菌室2の入口に取り付けられた人体検知センサ2bが除菌室2の入口に立つ入室者8を検知すると、遮断機2cが下降して、液体薬剤7の噴霧が終了する前に入室者8が除菌室2から退室することを防止する。
除菌室2の天井に取り付けられた人体検知センサ2bが除菌室2内に入室者8が入室していることを検知すると、噴霧ノズル2aは、空気圧縮機3aから送気チューブ4を介して吐出される圧縮空気と液体薬剤貯留庫3bから送液チューブ6を介して供給される液体薬剤7とを混合して除菌室2内へと噴霧を開始する。また、噴霧ノズル2aは、所定の時間が経過すると、制御装置2e内のタイマにより液体薬剤7の噴霧を停止する。
噴霧ノズル2aの噴霧の停止に併せて所定の時間が経過すると、制御装置2e内のタイマにより遮断機2cが上昇し、入室者8は除菌室2から退室することができる。
1 可搬式対人除菌装置
2 除菌室
2a 噴霧ノズル
2b 人体検知センサ
2c 遮断機
2d 表示灯
2e 制御装置
2f 脚車
3 機械室
3a 空気圧縮機
3b 液体薬剤貯留庫
3c 電源ケーブル
3d 脚車
4 送気チューブ
5 信号ケーブル
6 送液チューブ
7 液体薬剤
8 入室者

Claims (3)

  1. 除菌室内に入室した者の身体又は着衣に対して霧化された液体薬剤を噴霧することにより入室者の身体又は着衣の除菌を行う対人除菌装置であって、除菌室と機械室とを個別的に備えており、該除菌室には、液体薬剤を霧状に噴霧するための噴霧ノズルと、入室者を検知するための人体検知センサとを備えており、該機械室には、該噴霧ノズルに圧縮空気を吐出するための空気圧縮機と、該液体薬剤を貯留するための液体薬剤貯留庫とを備えており、該空気圧縮機と該噴霧ノズルとを送気チューブにより連結するとともに、該液体薬剤貯留庫と該噴霧ノズルとを送液チューブにより連結することを特徴とする可搬式対人除菌装置。
  2. 請求項1に記載した可搬式対人除菌装置であって、霧化された液体薬剤の噴霧が終了する前に入室者が退室することを防止するための遮断機を前記除菌室に備えることを特徴とする可搬式対人除菌装置。
  3. 請求項1又は2に記載した可搬式対人除菌装置であって、該可搬式対人除菌装置の状態を表示するための表示灯を前記除菌室に備えることを特徴とする可搬式対人除菌装置。
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