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JP3161999B2 - 2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサンの製法 - Google Patents

2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサンの製法

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JP3161999B2
JP3161999B2 JP17817097A JP17817097A JP3161999B2 JP 3161999 B2 JP3161999 B2 JP 3161999B2 JP 17817097 A JP17817097 A JP 17817097A JP 17817097 A JP17817097 A JP 17817097A JP 3161999 B2 JP3161999 B2 JP 3161999B2
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JP
Japan
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formula
compound
alkyl
halonitromethane
benzyl
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JP17817097A
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JPH1067741A (ja
Inventor
ニコラス・ジョン・ローソン
Original Assignee
ファイザー・インク
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom condensed with one carbocyclic ring
    • C07D209/52Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom condensed with one carbocyclic ring condensed with a ring other than six-membered

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2,4-ジオキソ- 3
- アザビシクロ[3.1.0] ヘキサンの製法に関するもので
ある。
【0002】本発明は、次式(I) :
【化4】 (式中、R はC1-C6 アルキル、C3-C6 シクロアルキルま
たはベンジルであり、その際前記ベンジル基のフェニル
部分は、場合によりハロゲン、ニトロ、C1-C6 アルキ
ル、C1-C6 アルコキシ、アミノおよびトリフルオロメチ
ルから各々独立して選択された置換基1 または2 個で置
換されてもよい)で表されるエキソ- 化合物の製造方法
に関する。
【0003】ハロはフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨ
ードである。
【0004】化合物(I) は、WO-A-93/18001 で説明され
るようにヨーロッパ特許第 B-0413455号の抗生物質の製
造における合成中間体として有用である。
【0005】
【従来の技術】WO-A-93/18001 は、式(II) :
【化5】 (式中、R は式(I) で定義したものである)で表される
化合物を、塩基の存在下にハロニトロメタンと反応させ
ることにより式(I) で表される化合物を製造する方法を
記載している。そしてその実施例1 には、トルエンに塩
基DBU(1,8-ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデセ-7- エン)
が溶解している液をトルエン中の N- ベンジルマレイミ
ドおよびブロモニトロメタンの混合物へ滴加することに
よる、1 α、5 α、6 α- 3-ベンジル-6- ニトロ- 2,4-
ジオキソ-3- アザビシクロ[3.1.0]ヘキサンの調製方法
が記載されている。しかしながら、単離された最終生成
物の収量はわずかに17% であった。グラム活性の点で、
収率は17% 未満であった。
【0006】米国特許出願第08/181942 号には、この方
法において塩基として1,2-ジメチル- 1,4,5,6-テトラヒ
ドロピリミジン( DMTHP)を使用することおよび単離され
た収率が26.7%(グラム活性度の点ではそれ以下)であっ
たことが記載されている。
【0007】
【発明の構成および効果】ここで、第四アンモニウムフ
ルオリドを塩基として使用すると、式(I) で表される化
合物の収率にかなりの増加が得られることがわかった。
【0008】すなわち、本発明は次式(I) :
【化6】 (式中、R はC1-C6 アルキル、C3-C6 シクロアルキルま
たはベンジルであり、前記ベンジル基のフェニル部分
は、場合によりハロゲン、ニトロ、C1-C6 アルキル、C1
-C6 アルコキシ、アミノおよびトリフルオロメチルから
各々独立して選択された置換基1 または2 個で置換され
てもよい)で表される化合物の調製方法であって、次式
(II):
【化7】 (式中、R は前記式(I) で定義されたものである)で表
される化合物およびハロニトロメタンが第一の有機溶媒
に溶解している液を、次式(III ):
【化8】 (式中、R1、R2、 R3 およびR4は各々独立してC1-C8
ルキルおよびベンジル基から選択される)で表される第
四アンモニウムフルオリドであって場合により第二の有
機溶媒中において溶液としたもので処理することからな
る前記方法を提供するものである。
【0009】好ましくは、R はC1-C6 アルキルまたはベ
ンジル基である。より好ましくは、R はベンジル基であ
る。好ましくはハロニトロメタンはクロロニトロメタン
またはブロモニトロメタンである。より好ましくはハロ
ニトロメタンはブロモニトロメタンである。好ましくは
R1、R2、 R3 およびR4が各々独立してメチル、エチル、
n-プロピル、n-ブチルおよびベンジル基から選択され
る。より好ましくはR1、R2、 R3 およびR4の各々はn-ブ
チルである。好ましくは式(II)で表される化合物および
ハロニトロメタンは、1:1 〜1:1.50のモル比で使用され
る。より好ましくはモル比は1:1.40〜1:1.45である。
【0010】好適な前記第一および第二の有機溶媒は同
一または異なってもよく、たとえばベンゼン、トルエ
ン、キシレン、アセトン、テトラヒドロフラン、1,2-ジ
メトキシエタン、ジグリム、1,4-ジオキサン、アセトニ
トリル、ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセトア
ミドから独立して選択されるものである。
【0011】代表的には、式(III )で表される化合物
の溶液を、たとえば反応の規模に応じて0.5 〜1.5 時間
の期間、式(II)で表される化合物およびハロニトロメタ
ンの溶液へ滴加する。
【0012】一つの好ましい見地において、第一の有機
溶媒がトルエンであり、第二の有機溶媒がテトラヒドロ
フランである。方法を、 -5 〜25℃の温度で行うのが好
ましい。より好ましくは、方法を 0〜10℃で行う。さら
に好ましくは、方法を 4〜6 ℃で行う。以下の実施例
は、本発明の方法により得られうる(I) の代表的収率を
示す。
【0013】高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)法 カラム : 水 “ ノバパック( Novapak )"C18, 15c
m x 3.9 mm 直径 可動相 : 0.02M リン酸二水素ナトリウム:アセト
ニトリル(60:40) 流速 : 1.0ml/分 UV検出 : 220nm おおよその保持時間 : ブロモニトロメタン 1.88 分 N-ベンジルマレイミド 3.47 分 表題化合物 4.59 分1 H核磁気共鳴(NMR) スペクトルを、バリアンユニティ(V
arian Unity) 300スペクトロメーターを用いて記録し、
これは提案された構造とすべての場合一致した。化学シ
フト( δ)は、テトラメチルシランより低磁場へのシフ
ト(ppm) として示す。室温とは20-25 ℃を意味する。
【0014】
【実施例】1 α. 5 α. 6 α- 3-ベンジル-6- ニトロ- 2,4-ジオキ
ソ-3- アザビシクロ [3 .1.0] ヘキサン 13X 分子篩粉末(75.0 g)およびトルエン(450ml) の混合
物を、発熱反応が終わるまで室温で攪拌し、N-ベンジル
マレイミド(18.7g, 0.100 モル) およびブロモニトロメ
タン(20.0g, 0.143 モル) を添加した。得られた混合物
を5 ℃まで冷却し、次いでテトラヒドロフラン中の1Mテ
トラ- n-ブチルアンモニウムフルオリド溶液(150ml,0.1
50モル)を1 時間かけて滴加し、その間温度を4-6 ℃に
維持した。反応混合物を5 ℃でさらに0.5 時間攪拌し、
この時のHPLC分析は反応がほぼ完了したことを示した。
【0015】セライト( 商標名)(50g) を混合物へ添加
し、溶媒( 約200ml)を一定の容量蒸発することによりト
ルエンと交換し、その間確実に温度を40℃以下に維持し
た。得られたスラリーを室温まで冷却し、濾過しそして
このようにして得た固体をトルエン(3x250ml) で洗浄し
た。集めた濾液および洗液を4M塩酸(3x75ml)および脱イ
オン水(75 ml) で順次洗浄し、50-60 ℃で1 時間かけて
活性炭(2.0g)で処理しそして30℃で濾過することにより
透明化した。透明な橙色の濾液を減圧下に濃縮して容量
約80mlとし、得られたスラリーを穏やかに加熱還流( 約
110 ℃)すると透明な赤橙色溶液が得られ、これを45分
間かけて35℃まで冷却した。種結晶を播くと直ちに結晶
化が起こり、生成物を-5〜3 ℃にて2 時間粒化し、濾過
により集め、氷冷トルエン(20ml)で洗浄し、減圧下に35
℃で乾燥すると表題化合物(11.16g, 45.3%) が淡いクリ
ーム色の結晶性固体として得られた;m.p. 116-117℃。
δ(CDCl3) : 3.34(s,2H), 4.46(s,1H), 4.53(s,2H), 7.
30(s,5H)。
フロントページの続き (56)参考文献 特表 平7−500349(JP,A) 国際公開95/19361(WO,A1) Tetrahedron Let t.,(1995),36(33),p.5929− 32 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 209/52 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(I) : 【化1】 (式中、RはC1-C6アルキル、C3-C6シクロアルキルまた
    はベンジルであり、前記ベンジル基のフェニル部分は、
    場合によりハロゲン、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6
    ルコキシ、アミノおよびトリフルオロメチルから各々独
    立して選択された置換基1または2個で置換されてもよ
    い)で表される化合物の調製方法であって、次式(II): 【化2】 (式中、Rは前記式(I) で定義されたものである)で表
    される化合物およびハロニトロメタンが第一の有機溶媒
    に溶解している液を、次式(III): 【化3】 (式中、R1、R2、 R3およびR4は各々独立してC1-C8アル
    キルおよびベンジル基から選択される基である)で表さ
    れる第四アンモニウムフルオリドの、場合により第二の
    有機溶媒中の溶液としたもので処理することからなる前
    記化合物の調製方法。
  2. 【請求項2】 RがC1-C6アルキルまたはベンジル基であ
    る請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 Rがベンジル基である請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 ハロニトロメタンがクロロニトロメタン
    またはブロモニトロメタンである請求項1-3のいずれか1
    の方法。
  5. 【請求項5】 ハロニトロメタンがブロモニトロメタン
    である請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 R1、R2、 R3およびR4が、メチル、エチ
    ル、n-プロピル、n-ブチルおよびベンジル基から各々独
    立して選択される請求項1-5のいずれか1の方法。
  7. 【請求項7】 R1 、R2、 R3およびR4の各々が、n-ブチ
    ルである請求項6の方法。
  8. 【請求項8】 式(II)で表される化合物およびハロニト
    ロメタンを、モル比1:1-1:1.50で使用する請求項1-7の
    いずれか1の方法。
  9. 【請求項9】 モル比が 1:1.40 - 1:1.45である請求項
    8の方法。
  10. 【請求項10】 前記第一および第二の有機溶媒が同一
    または異なり、そしてベンゼン、トルエン、キシレン、
    アセトン、テトラヒドロフラン、1,2-ジメトキシエタ
    ン、ジグリム、1,4-ジオキサン、アセトニトリル、ジメ
    チルホルムアミドおよびジメチルアセトアミドから独立
    して選択される請求項1-9のいずれか1の方法。
  11. 【請求項11】 第一の有機溶媒がトルエンであり、第
    二の有機溶媒がテトラヒドロフランである請求項10の方
    法。
  12. 【請求項12】 温度-5 - 25 ℃で行う請求項1-11のい
    ずれか1の方法。
  13. 【請求項13】 温度 0 - 10 ℃で行う請求項12の方
    法。
  14. 【請求項14】 温度 4 - 6℃で行う請求項13の方法。
  15. 【請求項15】 式(III)で表される化合物の溶液
    を、式(II)で表される化合物およびハロニトロメタンの
    溶液へ滴加する請求項1-14のいずれか1の方法。
JP17817097A 1996-07-09 1997-07-03 2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサンの製法 Expired - Fee Related JP3161999B2 (ja)

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JPH1067741A JPH1067741A (ja) 1998-03-10
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EP (1) EP0818446B1 (ja)
JP (1) JP3161999B2 (ja)
AT (1) ATE197292T1 (ja)
CA (1) CA2209684A1 (ja)
DE (1) DE69703415T2 (ja)
DK (1) DK0818446T3 (ja)
ES (1) ES2151230T3 (ja)
GB (1) GB9614422D0 (ja)
GR (1) GR3035051T3 (ja)
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US5256791A (en) * 1992-03-02 1993-10-26 Pfizer Inc. Preparation of intermediates in the synthesis of quinoline antibiotics
CZ286896B6 (en) * 1994-01-18 2000-07-12 Pfizer Process for preparing pharmaceutically acceptable salts of naphthyridone carboxylic acid and intermediates for this preparation

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Tetrahedron Lett.,(1995),36(33),p.5929−32

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JPH1067741A (ja) 1998-03-10
GB9614422D0 (en) 1996-09-04
CA2209684A1 (en) 1998-01-09
PT818446E (pt) 2001-03-30
MX9705141A (es) 1998-08-30
US5847158A (en) 1998-12-08
DK0818446T3 (da) 2000-11-27
DE69703415D1 (de) 2000-12-07
ES2151230T3 (es) 2000-12-16
DE69703415T2 (de) 2001-03-15
EP0818446B1 (en) 2000-11-02
ATE197292T1 (de) 2000-11-15
GR3035051T3 (en) 2001-03-30

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