JP3156178U - 小動物捕獲器 - Google Patents
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Abstract
【課題】捕獲筒体を小動物の通り穴内に配置して待機し、通り穴を通って小動物が捕獲筒体の両開口端部のうちの一方から捕獲筒体の内部に進入し、進入した小動物は外方への回動を阻止された吊蓋の存在により捕獲筒体内に捕獲されることになるが、この捕獲効率を向上することができる小動物捕獲器を提供する。【解決手段】モグラ等の小動物の通り穴に配置される捕獲筒体1の両開口端部の内部に吊蓋2を配設してなり、捕獲筒体の両開口端部の外部に小動物が捕獲筒体の開口端部外への逃避を防ぐ障壁体3を設けてなる。【選択図】図1
Description
本考案は、例えば、モグラやネズミなどの小動物を捕獲する際に用いられる小動物捕獲器に関するものである。
従来、この種の小動物捕獲器として、モグラ等の小動物の通り穴に配置される円筒状の捕獲筒体の両開口端部の内部に吊蓋を配設してなる構造のものが知られている。
しかしながらこの従来構造の場合、小動物が通り穴を通って捕獲筒体の開口端部から内部に進入しようとしたとき、異変に気付き、捕獲筒体の開口端部外へと逃避することがあり、捕獲効率が低下することがあるという不都合を有している。
本考案はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本考案のうちで、請求項1記載の考案は、モグラ等の小動物の通り穴に配置される捕獲筒体の両開口端部の内部に吊蓋を配設してなり、上記捕獲筒体の両開口端部の外部に上記小動物が該捕獲筒体の開口端部外への逃避を防ぐ障壁体を設けてなることを特徴とする小動物捕獲器にある。
又、請求項2記載の考案は、上記障壁体に上記小動物の通り穴の周囲の土中に穿入可能な穿入部を設けてなることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の考案は、上記障壁体は板状体により形成され、該障壁体に上記捕獲筒体の両開口端部の外周面に嵌脱可能な嵌合穴を形成してなることを特徴とするものであり、又、請求項4記載の考案は、上記捕獲筒体は互いに嵌脱可能な一対の半筒体からなることを特徴とするものである。
本考案は上述の如く、請求項1記載の考案にあっては、捕獲筒体を小動物の通り穴内に配置して待機し、通り穴を通って小動物が捕獲筒体の両開口端部のうちの一方から捕獲筒体の内部に進入し、進入した小動物は外方への回動を阻止された吊蓋の存在により捕獲筒体内に捕獲されることになり、この際、上記捕獲筒体の両開口端部の外部に上記小動物が捕獲筒体の開口端部外への逃避を防ぐ障壁体を設けているから、小動物が捕獲筒体の開口端部の存在などの異変に気付き、捕獲筒体の開口端部外へと逃避しようとしても、小動物は障壁体に衝突し、やむなく捕獲筒体の開口端部から内部へと進入する確率が高まり、それだけ、捕獲効率を向上することができる。
又、請求項2記載の考案にあっては、上記障壁体に上記小動物の通り穴の周囲の土中に穿入可能な穿入部を設けてなるから、捕獲筒体を土中に確実に固定することができ、又、請求項3記載の考案にあっては、上記障壁体は板状体により形成され、この障壁体に上記捕獲筒体の両開口端部の外周面に嵌脱可能な嵌合穴を形成しているから、障壁体を捕獲筒体に容易に取り付けることができ、又、請求項4記載の考案にあっては、上記捕獲筒体は互いに嵌脱可能な一対の半筒体からなるので、捕獲した小動物を容易に取り出すことができる。
図1乃至図6は本考案の実施の形態例を示し、1は捕獲筒体であって、円筒状に形成され、この場合、捕獲筒体1は差込構造及びストッパー凸部1cにより互いに嵌脱可能な一対の半筒体1a・1aからなり、外周面に餌となるミミズSの進入穴1dが複数個形成され、モグラ等の小動物Wの通り穴Mに配置される。
この捕獲筒体1の両開口端部の内部にそれぞれ吊蓋2・2が吊下され、この場合、吊蓋2・2の上部に挿通穴2a・2aが形成され、この挿通穴2a・2aに針金材2b・2bを挿通して針金材2b・2bを捕獲筒体1の止め穴1b・1bに挿通して縛着することにより捕獲筒体1の開口端部に揺動自在に吊下し、吊蓋2・2の下端部に捕獲筒体1・1の内周面に当接して吊蓋2・2の外方側への回動を阻止する回動阻止部2c・2cを形成することにより内方に回動して小動物の進入は許容するが外方への回動を阻止して小動物の逃げを防ぐように構成している。
3は障壁体であって、上記捕獲筒体1の両開口端部の外部に設けられ、この場合、障壁体3・3に小動物Wの通り穴Mの周囲の土中に穿入可能な穿入部3aが形成され、かつ、この場合、障壁体3・3は板状体により形成され、障壁体3・3に捕獲筒体1の両開口端部の外周面に嵌脱可能な嵌合穴3b・3bを形成し、この障壁体3により小動物Wが捕獲筒体1の開口端部外への逃避を防ぐように構成している。
この実施の形態例は上記構成であるから、捕獲筒体1を小動物Wの通り穴M内に配置して待機し、通り穴Mを通って小動物Wが捕獲筒体1の両開口端部のうちの一方から捕獲筒体1の内部に進入し、進入した小動物Wは外方への回動を阻止された吊蓋2・2の存在により捕獲筒体1内に捕獲されることになり、この際、上記捕獲筒体1の両開口端部の外部に上記小動物Wが捕獲筒体1の開口端部外への逃避を防ぐ障壁体3を設けているから、小動物Wが捕獲筒体1の開口端部の存在などの異変に気付き、捕獲筒体1の開口端部外へと逃避しようとしても、小動物Wは障壁体3に衝突し、やむなく捕獲筒体1の開口端部から内部へと進入する確率が高まり、それだけ、捕獲効率を向上することができる。
この場合、上記障壁体3に上記小動物Wの通り穴Mの周囲の土中に穿入可能な穿入部3aを設けてなるから、捕獲筒体1を土中に確実に固定することができ、又、この場合、上記障壁体3は板状体により形成され、この障壁体3に上記捕獲筒体1の両開口端部の外周面に嵌脱可能な嵌合穴3bを形成しているから、障壁体3を捕獲筒体1に容易に取り付けることができ、又、この場合、上記捕獲筒体1は互いに嵌脱可能な一対の半筒体1a・1aからなるので、捕獲した小動物Wを容易に取り出すことができる。
尚、本考案は上記実施の形態例に限られるものではなく、捕獲筒体1、吊蓋2、障壁体3の形状や構造等は適宜変更して設計される。
以上の如く、所期の目的を充分達成することができる。
W 小動物
M 通り穴
1 捕獲筒体
1a 半筒体
2 吊蓋
3 障壁体
3a 穿入部
3b 嵌合穴
M 通り穴
1 捕獲筒体
1a 半筒体
2 吊蓋
3 障壁体
3a 穿入部
3b 嵌合穴
Claims (4)
- モグラ等の小動物の通り穴に配置される捕獲筒体の両開口端部の内部に吊蓋を配設してなり、上記捕獲筒体の両開口端部の外部に上記小動物が該捕獲筒体の開口端部外への逃避を防ぐ障壁体を設けてなることを特徴とする小動物捕獲器。
- 上記障壁体に上記小動物の通り穴の周囲の土中に穿入可能な穿入部を設けてなることを特徴とする請求項1記載の小動物捕獲器。
- 上記障壁体は板状材により形成され、該障壁体に上記捕獲筒体の両開口端部の外周面に嵌脱可能な嵌合穴を形成してなることを特徴とする請求項1又は2記載の小動物捕獲器。
- 上記捕獲筒体は互いに嵌脱可能な一対の半筒体からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の小動物捕獲器。
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JP2009007099U JP3156178U (ja) | 2009-10-06 | 2009-10-06 | 小動物捕獲器 |
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JP3156178U true JP3156178U (ja) | 2009-12-17 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021090402A (ja) * | 2019-12-12 | 2021-06-17 | 和歌山県 | 獣類捕獲装置 |
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2009
- 2009-10-06 JP JP2009007099U patent/JP3156178U/ja not_active Expired - Fee Related
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