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JP3155366B2 - ターボ分子ポンプ用クライオトラップ - Google Patents

ターボ分子ポンプ用クライオトラップ

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Publication number
JP3155366B2
JP3155366B2 JP22644692A JP22644692A JP3155366B2 JP 3155366 B2 JP3155366 B2 JP 3155366B2 JP 22644692 A JP22644692 A JP 22644692A JP 22644692 A JP22644692 A JP 22644692A JP 3155366 B2 JP3155366 B2 JP 3155366B2
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JP
Japan
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cryotrap
turbo
molecular pump
trap
cylindrical
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JP22644692A
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JPH0658291A (ja
Inventor
洋幸 山川
Original Assignee
日本真空技術株式会社
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B37/00Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00
    • F04B37/06Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for evacuating by thermal means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はターボ分子ポンプで排気
される気体のうち、特に水分子をトラップするターボ分
子ポンプ用クライオトラップに関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】ターボ分子ポンプ単体で
は排気速度が非常に小さい水分に対して、その排気速度
を向上し、水分子の少ない真空を実現するためにターボ
分子ポンプにクライオトラップを併用することが多い。
また、水分子の少ない真空は最近では半導体の製造など
で非常に重要となっており、この水分子の少ない真空を
実現させるのにクライオトラップ付ターボ分子ポンプが
用いられている。
【0003】従来のターボ分子ポンプ用クライオトラッ
プ30は、図6及び図7に示されるように、ターボ分子
ポンプ41の吸入口部46にフランジ部45を当接させ
て接続され、このクライオトラップ30のケーシング3
1内には、コイル状のパイプ33と筒状のトラップ34
が配設されている。コイル状のパイプ33の一端には冷
媒をパイプ33内に導入させる導入口33aが形成さ
れ、他端には冷媒をパイプ33外に導出させる導出口3
3bが形成されている。この周外方にはこのパイプ33
のコイル径のほぼ2倍の径である上述した筒状のクライ
オトラップ34が配設されている。クライオトラップ3
4はパイプ33中を流れる冷媒からの熱伝導を受けてこ
れとほぼ同様の温度−200℃〜−100℃に冷却され
る。
【0004】クライオトラップ30の下端に接続されて
いるターボ分子ポンプ41はポンプ容器42内に、図8
のA及びBに示す翼角αを有する翼43aが全周に配列
された動翼ディスク43と、これと反対の翼角を有する
翼44bを配列させた固定ディスク44を上下に交互に
配設し、動翼ディスク43のみ、示されていない駆動モ
ータにより矢印Vの方向に回転させる。
【0005】このような構造を有するクライオトラップ
30は、上端のフランジ部32が真空槽(図示せず)に
接続され、上部吸気口32aを通って真空槽からケーシ
ング31内に飛び込んだ水分子の一部を、パイプ33の
表面やトラップ34面に凝縮することにより、空間から
排除させる。また、クライオトラップ30を通過した水
分や−200℃〜−100℃程度の温度では凝縮しない
アルゴンや水素などの気体は、領域の動翼ディスク4
3方向に飛んでいき、図8のA及びBに示す翼43aに
当たると、動翼ディスク43が矢印V方向に回転してい
ることから、領域から領域に向かう通過確率が、こ
の逆の領域から領域に向かう通過確率より大とな
り、気体分子は領域から領域へ、領域から領域
’へ、更に領域’から領域’へと次々に排気され
る。
【0006】以上、水分をトラップさせる方法として、
筒体のトラップ面を有するクライオトラップ30を説明
したが、他に水分子をトラップさせる方法として、図9
に示すケーシング36内にシェブロン37を配設させ
て、これをトラップ面とするシェブロンタイプのクライ
オトラップ35と、図10に示すケーシング39内にル
ーバ40を配設させて、これをトラップ面とするルーバ
タイプのクライオトラップ38がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の筒体の
トラップ面を有するクライオトラップでは、ケーシング
内に配設された筒体のクライオトラップのトラップ面積
は小さく、筒体が垂直方向に配設されているため、真空
槽からターボ分子ポンプ内の動翼ディスクを見通せる構
造となっているため、吸入口より飛び込んだ水分子がこ
のクライオ面に衝突する確率は低く、多くがターボ分子
ポンプ翼列に衝突する。翼列に衝突した分子は衝突した
一部が排気されるが、多くは排気されないで他方向に再
放出され、真空容器側に戻る。このときもクライオ面の
面積が少ないため、そこに衝突して凝縮する確率が少な
く、多くの水分子が真空容器側へ逆流する。また、ター
ボ分子ポンプ本体から放出される水分子の真空容器側へ
の逆流についても同様である。すなわち、このような構
造では、水分子に対する排気速度は大きくなく、水分圧
の低いクリーンな真空を得るのが困難になる。
【0008】一方、シェブロンをクライオ面としたよう
な吸入口より見通せない構造のクライオトラップの場合
は、水分子に対する排気速度はクライオトラップの吸気
口の面積に対応する最大の理想的排気速度になるが、タ
ーボ分子ポンプで排気すべき他のアルゴンや水素に対し
てこのトラップの存在が抵抗となり、すなわちコンダク
タンスが約1/4と小さく、これら気体に対する排気速
度を同じにしようとすると、大きなターボ分子ポンプを
使用する必要がでてくる。また、ルーバをクライオ面と
した場合は先に説明した筒体のタイプの場合とシェブロ
ンタイプとの中間になる。すなわち、水分子に関する排
気速度はシェブロンタイプ程理想的でないが、アルゴン
や水素の排気速度は筒体のタイプよりも劣る。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされ、水分子
に対しては逆流を防止し、理想的な排気速度を保ち、ア
ルゴンや水素の排気速度の低下が少ないターボ分子ポン
プ用クライオトラップを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的は、クライオ
トラップ面が、ターボ分子ポンプの吸入口に取り付けた
クライオトラップケーシングの内周に沿って配設された
筒体と、前記ターボ分子ポンプの円筒体ロータの最上段
の翼列の形成されていない部位の近傍の直上方に配設さ
、前記円筒体ロータの外周壁面の径と同一の円形の
板とからなることを特徴とするターボ分子ポンプ用クラ
イオトラップによって達成される。
【0011】または以上の目的は、クライオトラップ面
が、ターボ分子ポンプのケーシングの吸入口部の内周に
沿って配設された筒体と、前記ターボ分子ポンプの円筒
体ロータの最上段の翼列の形成されていない部位の近傍
の直上方に配設され、前記円筒体ロータの外周壁面の径
と同一の円形の平板とからなることを特徴とするターボ
分子ポンプ用クライオトラップによって達成される。
【0012】
【作用】クライオトラップ面がターボ分子ポンプの円筒
体ロータの最上段の、翼列の形成されていない部位の近
傍の直上方と、クライオトラップケーシングの内周に沿
って、またはターボ分子ポンプ用クライオトラップのケ
ーシングの吸入口部の内周に沿って配設されたので、タ
ーボ分子ポンプの翼列に飛び込んで再放出された水分子
が、有効にクライオトラップ面に凝縮され、水分子以外
の気体も、クライオトラップ面を形成する筒体及び平板
に影響を受けることなく、ターボ分子ポンプにより排気
される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例によるターボ分子ポン
プ用クライオトラップについて、図面を参照して説明す
る。
【0014】図1はターボ分子ポンプ6と真空槽3がタ
ーボ分子ポンプ用クライオトラップ1を介在させて取り
付けられているところを示す。これらは真空槽3とクラ
イオトラップがクライオトラップ1の上端部のフランジ
部2aと真空槽3の下端部のフランジ部3aとで気密に
取り付けられ、またクライオトラップ1とターボ分子ポ
ンプ6がクライオトラップ1の下端部のフランジ部2b
とターボ分子ポンプ6の上端部のフランジ部6aとで気
密に取り付けられている。
【0015】図において、最下方に配設されているター
ボ分子ポンプ6の円筒状のポンプケース14内には全体
を1個の素材から切削加工されている円筒形ロータ13
が設けられ、この円筒形ロータ13は円筒体支持部13
a(径内方の全領域を含む)と動翼ディスク7と、この
周部に形成されている翼7aとからなり、複数の動翼デ
ィスク7はポンプケース14側に固定されている固定デ
ィスク8とで、交互に上下方向に配列されている。円筒
形ロータ13は駆動モータ10のシャフト11に固定さ
れ、駆動モータ10が駆動すると、円筒形ロータ13の
動翼ディスク7の翼7aの翼列が、分子の熱運動速度と
ほぼ同程度の速さで回転運動する。また、複数枚の固定
ディスク8は一枚毎に固定ディスク取付部材12、12
に挟着されてポンプケース14の内壁に固定されてい
る。円筒形ロータ13の上部のフランジ部6aの内方に
は、真空槽内の気体を吸入する吸入口部が設けられタ
ーボ分子ポンプ6の下方には排気口9が設けられ、図示
されていない補助真空ポンプが接続されている。
【0016】ターボ分子ポンプ6の上部に接続されてい
るクライオトラップ1には、円筒形状のケーシング2の
内周壁部に沿って金属製で筒状の板材からなるトラップ
4が配設され、円筒体ロータ13の翼7aが配列されて
いない部分の直上方には、金属製で円形の平板からなる
トラップ5が配設されている。すなわち、図1で明示さ
れるように、円筒体ロータ13の外径もしくは動翼ディ
スク7の内径と同一の径の平板から成るトラップ5が配
設されている。また図示されていないが、これらトラッ
プ4、5は冷凍機による冷凍サイクルによる冷却熱でク
ライオトラップ面を冷却してもよいし、パイプを用いて
液体窒素等の冷媒をパイプ内に循環させ、この液体窒素
の冷却熱によりクライオトラップ面を冷却してもよい。
但し、トラップ4、5に水分子が凝縮できるようにクラ
イオトラップ面を100K程度に冷却する。
【0017】図において最上部に配設されている真空槽
3はこの内部の真空室に試料が配置され、例えば半導
体の製造や真空空間での顕微鏡観察などの作業が行われ
る。
【0018】以上、本発明の実施例によるターボ分子ポ
ンプ用クライオトラップの構成について説明したが、次
にその作用について説明する。
【0019】クライオトラップ1のケーシング2内のト
ラップ4、5が図示されていない冷却手段により冷却さ
れ、排気口9に接続されている、同じく図示されていな
い補助真空ポンプとターボ分子ポンプ6の駆動モータ1
0とを駆動させると、真空槽3の真空室内の気体は真
空室からクライオトラップ1のケーシング2の方向へ
飛んでいく。ケーシング2内に飛んできた気体のうち、
トラップ4、5のトラップ面に衝突した水分子は、これ
らトラップ面が100K程度に冷却されているので、こ
こで凝縮される。この温度より凝縮温度の低い、水素、
アルゴン等の気体はこのトラップ面には凝縮されない。
【0020】トラップ面に衝突しなかった水分子や水
素、アルゴン等の気体は、ケーシング2内を通過する
と、動翼ディスク7の上面やポンプケース14の内壁に
衝突する。これらポンプケース14内の各部に衝突した
気体のうち、静止面に衝突した気体は図2に示すよう
に、余弦法則による方向分布で衝突面から各矢印の方向
へ再放出される。他方、回転運動をしている動翼ディス
ク7に衝突した気体のうち、一部は翼7a、7aの隙間
から排気され、それ以外の残りの気体は図3のA及びB
に示すような方向分布(但し、翼列が気体の分子の速度
と同じ程度の速度で回転している場合)で衝突面から放
出される。気体分子が動翼ディスク7のP点に衝突した
場合、矢印aで示す動翼ディスク7の回転方向の接線の
上方、すなわち動翼ディスク7の外周方向の上方に放出
される割合が大きく、これらの水分子はトラップ4に飛
んでいき、トラップ面に凝縮される。他方、衝突点Pで
動翼ディスク7の中心方向に放出された水分子は、トラ
ップ5に飛んでいきトラップ面に凝縮される。これによ
り、真空室から吸入口部に飛んできた水分子の多く
が、トラップ4、5のトラップ面に凝縮される。また、
動翼ディスク7や、その翼7a、7aの隙間から逆流さ
れる水分子も同様な方向分布で放出され、殆どがトラッ
プ4、5のトラップ面に凝縮される
【0021】水素、アルゴン等のターボ分子ポンプで排
気すべき気体の排気に対しては、トラップ5の配設され
た位置が動翼ディスク7の翼7aの翼列のない直上方に
あり、実際にはターボ分子ポンプ6として排気能力のな
い部分を覆っているのみであり、このトラップ5の存在
により、ターボ分子ポンプ6の、水素やアルゴン等に対
する排気速度には全く影響しないといっていい。更に、
クライオトラップ1はケーシング2の内周壁に沿ってト
ラップ4が配設されているので、このクライオトラップ
1のコンダクタンスはクライオトラップ1のケーシング
2のコンダクタンスとほぼ同等となり、大きなコンダク
タンスを与える。また、このコンダクタンスは、ほぼこ
の筒状のケーシング2の長さにほぼ反比例するが、この
クライオトラップ1は高性能であり、長さを大きくとる
必要がない。従って、大きなコンダクタンスでターボ分
子ポンプ6の、水素、アルゴン等の気体の排気性能の低
下を殆ど生じさせない。
【0022】次に、本発明の第2実施例によるターボ分
子ポンプ用クライオトラップの構成について、図面を参
照して説明する。尚、ターボ分子ポンプの作動部につい
ては第1実施例と同様であるので詳細な説明は省略す
る。
【0023】図4は全体としてターボ分子ポンプ15を
示し、このターボ分子ポンプ15のポンプケース16は
筒状であり、上部にフランジ部17が形成される。この
フランジ部17の内方の開口には吸入口部17aが設け
られている。また、この吸入口部17aが形成されてい
るポンプケース16の内周には、これに沿って筒状の金
属製の板材からなるトラップ18が配設されている。す
なわち本実施例によるターボ分子ポンプ用クライオトラ
ップは、ターボ分子ポンプ15の吸入口部17aに配設
されている。また、円筒形ロータ27の動翼ディスク2
0に、翼20aが形成されていない部分の直上方には、
金属製の円形の平板からなるトラップ19が配設されて
いる。これらトラップ18、19は第1実施例と同様な
方法で、トラップ面が水分子を凝縮させる100K程度
に冷却される。
【0024】次に、本発明のターボ分子ポンプ用クライ
オトラップの上記第2実施例の変形例の構成について、
図面を参照して説明する。
【0025】図5は全体としてターボ分子ポンプ21を
示し、このターボ分子ポンプ21のポンプケース22は
筒状であり、上部でほぼヘの字形状に屈曲して形成され
ており、ポンプケース22の上端部のフランジ部23の
内方に形成される、吸入口部23aで径が上方に行くほ
ど小さくなっている。また、ポンプケース22のヘの字
形状に屈曲された内周面に沿って、同じくヘの字に屈曲
された筒状の金属製の板材からなるトラップ24が配設
されている。また、円筒形ロータ28の動翼ディスク2
6に翼26aが形成されていない部分の直上方には、金
属製の円形の平板からなるトラップ25が配設されてい
る。すなわち本第2実施例の変形例のターボ分子ポンプ
用クライオトラップも、ターボ分子ポンプ21内の吸入
口部23aに配設されている。また、これらトラップ2
4、25も、第1実施例と同様な方法で、トラップ面が
水分を凝縮させる100K程度に冷却される。
【0026】以上、図4に本発明の第2実施例によるタ
ーボ分子ポンプ用クライオトラップ、図5にその変形例
を示したが、これらクライオトラップでも第1実施例と
同様にトラップ面に、水分を効率良く凝縮できることは
明らかであり、更に本第2実施例及びこの変形例では、
第1実施例のようにクライオトラップ1のケーシング2
が配設されていないので、第1実施例よりもコンダクタ
ンスを大きくすることができ、水素、アルゴン等の気体
の排気能力を向上させることができる。
【0027】以上、本発明の各実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0028】例えば、以上の第1実施例ではターボ分子
ポンプ用クライオトラップ1をターボ分子ポンプ6と別
に設けて、トラップをケーシング2内に配設させたが、
これを更に重複させて、第2実施例のようにターボ分子
ポンプの吸入口部にも設ければ、より効率良く水分子を
凝縮することができる。また、第1実施例のクライオト
ラップ1のケーシング2内にトラップ5のみを設け、タ
ーボ分子ポンプ6の吸入口部の内周壁に沿って筒状のト
ラップを設けてもよく、その組み合わせは種々多様にあ
る。
【0029】また、以上の各実施例ではトラップを10
0K程度の温度としたが、真空槽内の圧力と各種気体の
平衝蒸気圧を考慮して、トラップの冷却温度を変えるこ
とにより水分子以外の他の気体をトラップ面に捕獲する
ようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のターボ分子
ポンプ用クライオトラップによれば、効率良く水分子を
トラップすることができ、かつコンダクタンスを低下さ
せることなく、水素、アルゴン等の気体の排気性能を劣
化させることなく排気できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるターボ分子ポンプ用
クライオトラップがターボ分子ポンプに取り付けられて
いるのを示す縦断面図である。
【図2】排気されようとする気体が静止部に衝突して放
出されたときの分布を示す図である。
【図3】Aは気体が動翼ディスクの翼列に衝突して放出
されたときの方向分布を示す平面図である。Bは同側面
図である。
【図4】本発明の第2実施例によるターボ分子用クライ
オトラップがターボ分子ポンプの吸入口部に配設されて
いるのを示す部分破断正面図である。
【図5】同第2実施例の変形例を示す部分破断正面図で
ある。
【図6】従来のターボ分子ポンプ用クライオトラップの
平面図である。
【図7】同正面図である。
【図8】Aは動翼ディスクの翼列を示す平面図である。
Bは同側面図である。
【図9】シェブロンタイプのターボ分子ポンプ用クライ
オトラップを示す断面図である。
【図10】ルーバタイプのターボ分子ポンプ用クライオ
トラップを示す断面図である。
【符号の説明】
1 クライオトラップ 2 ケーシング 4 トラップ 5 トラップ 6 ターボ分子ポンプ 13 円筒形ロータ 15 ターボ分子ポンプ 17a 吸入口部 18 トラップ 19 トラップ 21 ターボ分子ポンプ 23a 吸入口部 24 トラップ 25 トラップ 27 円筒形ロータ 28 円筒形ロータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライオトラップ面が、ターボ分子ポン
    プの吸入口に取り付けたクライオトラップケーシングの
    内周に沿って配設された筒体と、前記ターボ分子ポンプ
    の円筒体ロータの最上段の翼列の形成されていない部位
    の近傍の直上方に配設され、前記円筒体ロータの外周壁
    面の径と同一の円形の平板とからなることを特徴とする
    ターボ分子ポンプ用クライオトラップ。
  2. 【請求項2】 クライオトラップ面は、ターボ分子ポン
    プのケーシングの吸入口部の内周に沿って配設された筒
    体と、前記ターボ分子ポンプの円筒体ロータの最上段の
    翼列の形成されていない部位の近傍の直上方に配設さ
    、前記円筒体ロータの外周壁面の径と同一の円形の
    板とからなることを特徴とするターボ分子ポンプ用クラ
    イオトラップ。
JP22644692A 1992-08-03 1992-08-03 ターボ分子ポンプ用クライオトラップ Expired - Lifetime JP3155366B2 (ja)

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