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JP3153695B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JP3153695B2
JP3153695B2 JP30844893A JP30844893A JP3153695B2 JP 3153695 B2 JP3153695 B2 JP 3153695B2 JP 30844893 A JP30844893 A JP 30844893A JP 30844893 A JP30844893 A JP 30844893A JP 3153695 B2 JP3153695 B2 JP 3153695B2
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JP
Japan
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image forming
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JP30844893A
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利博 笠井
雅司 高橋
稔 吉田
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Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
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Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー複写機、カラー
プリンタ等において、複数の像担持体上に形成された複
数の現像剤像を、転写ベルトにより支持搬送される単一
の用紙上に多重転写して、カラー画像を得る画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来複写機やプリンタ等の画像形成装置
によりフルカラー画像を得る場合、4本のドラム状の感
光体上に、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4
色の現像剤によりそれぞれ現像剤像を形成し、次いで帯
電された絶縁性あるいは導電性の材質から成る転写ベル
トを用い、転写材である用紙を転写ベルトに静電吸着
し、各感光体と順次転接するように搬送する一方、用紙
及び各感光体との当接位置にてコロナチャージャ等によ
り転写のための電荷を付与し、感光体上より用紙に各現
像剤像を多重転写していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、用紙に複数の
現像剤像を多重転写する場合、絶縁性あるいは導電性の
転写ベルトに用紙を静電吸着し、その搬送を行ってい
た。このため絶縁性の転写ベルトにあっては、転写ベル
トの帯電により用紙を確実に静電吸着し搬送出来るもの
の、絶縁性であることから、現像剤像を用紙に転写する
際に必要とされるコロナチャージャへの印加電圧が6k
Vと非常に高圧であり、危険であると共に、コロナ放電
時に人体に有害なオゾンが発生されるという問題を生じ
ていた。
【0004】一方、導電性の転写ベルトにあっては、転
写時のコロナチャージャへの印加電圧が1〜2kV程度
で良い事から、危険性が低減されると共にオゾンの発生
も少ないという利点があるものの、転写ベルト自体の電
荷保持力が弱いために、用紙の静電吸着力が弱く、用紙
を搬送する間に転写ベルト上での吸着位置がずれてしま
い、現像剤像を多重転写する間に色ずれを生じ、画質が
著しく低下されあるいは使用不能になるという重大な問
題を生じていた。
【0005】そこで本発明は上記問題を除去するもの
で、転写時の印加電圧を低減化を実現出来る導電性の転
写ベルトを用い尚且つ、転写ベルトにより用紙を確実に
吸着搬送出来る事から、用紙搬送中に転写ベルト上での
吸着位置がずれる事がなく、現像剤像を多重転写しても
色ずれを生ぜず、鮮明で良好なカラー画像を得る事が出
来る精度の高い画像形成装置を提供する事を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、複数の像担持体の各々に現像剤像を形成す
る画像形成手段と、導電性の材質からなり前記複数の像
担持体上の前記現像剤像が順次多重転写される前記被画
像形成媒体の画像形成部を支持する転写支持部及び、こ
の転写支持部に比し1cm2 当りの厚み方向の電気抵抗
が高い材質からなり前記被画像形成媒体の非画像領域を
静電吸着する吸着搬送部とを有し、前記現像剤像が形成
される複数の像担持体に被画像形成媒体を順次搬送する
搬送手段と、この搬送手段に上記複数の像担持体に形成
された現像剤像を前記被画像形成媒体上に転写するため
の転写バイアス電圧を供給する第1の電圧印加手段と、
前記吸着搬送部に前記被画像形成媒体の被画像領域を吸
着するためのバイアス電圧を供給する第2の印加手段と
を設けるものである。
【0007】
【作用】本発明は上記手段により、転写時の印加電圧の
低減化を実現出来ることから、操作時の安全性の向上を
図ると共に、オゾンの発生の低減により周囲の環境の改
善を図る一方、転写ベルト上に設けられる電荷保持力の
高い吸着搬送部により用紙の非画像領域を確実に静電吸
着する事により、転写ベルト上での用紙のズレを防止
し、現像剤像の多重転写による色ズレを防止し、鮮明で
良好なカラー画像を得るものである。
【0008】
【実施例】以下本発明を図1乃至図4に示す実施例を参
照して説明する。
【0009】図1は本発明の画像形成装置であるレーザ
ービームカラーブリンタの画像形成部を示す概略構成図
であり、装置本体1内には、像担持体である第1乃至第
4の4本のドラム状感光体10a〜10dが設けられ、
各感光体10a〜10d周囲には、夫々第1乃至第4の
帯電ローラ11a〜11d、画像信号を光信号に変換し
感光体10a〜10dの第1乃至第4の露光位置12a
〜12dをレーザービームにより走査露光する第1乃至
第4の露光装置13a〜13d、ブラック、イエロー、
マゼンタ、シアンの各現像剤により各感光体10a〜1
0d上の静電潜像を現像する第1乃至第4の現像装置1
4a〜14d、後述する搬送手段である転写ベルト16
を介し第1乃至第4の転写位置17a〜17dにて感光
体10a〜10dに転接する被画像形成媒体である用紙
Pに転写バイアス電圧を供給するため、1kVの電圧を
印加する第1の電圧印加手段である共通のバイアス電源
18に接続される第1乃至第4の給電ローラ20a〜2
0d、第1乃至第4のブレードクリーニング装置21a
〜21d、第1乃至第4の除電ランプ22a〜22dが
順次設けられている。
【0010】次に転写ベルト16について詳述する。約
300mmの間隔を有する導電性の第1及び第2の保持
ローラ23a、23b間には、感光体10a〜10dの
幅とほぼ等しい幅250mm、膜厚10μm、環状の長
さ668mmの無端の転写ベルト16が掛け渡されてい
る。この転写ベルト16は、導電性カーボン粒子を25
重量部混入した熱硬化性ポリイミド75重量部よりな
り、1cm2 当たりの厚さ方向の電気抵抗値が1011Ω
・cm2 である導電性材料からなる転写支持部16a及
び、導電性カーボン粒子を混入させない無添加の熱硬化
性ポリイミドよりなり、1cm2 当たりの厚さ方向の電
気抵抗値が1014Ω・cm2 である絶縁性材料からなる
長さ10mmの吸着搬送部16bとから形成されてい
る。
【0011】そして吸着搬送部16bのリア側端部に
は、位置検知のための黒色の点24が記入され、転写ベ
ルト16周囲に設けられる検知手段である光反射型検知
装置26により、吸着搬送部16bの到達が検知される
様になっている。
【0012】更に転写ベルト16の上流には転写材であ
る用紙Pを収納する給紙カセット装置27及びこの給紙
カセット装置27から用紙Pを取り出すピックアップロ
ーラ28が設けられている。又ピックアップローラ28
から転写ベルト16に達する間には規制手段であるレジ
ストローラ対30が設けられ、用紙P先端の非画像領域
が吸着搬送部16bに吸着搬送されるようタイミングを
取り、且つ現像剤像先端が用紙Pの画像領域先端と一致
する様に、タイミングを取って用紙Pを転写ベルト16
側に送り出している。
【0013】又31は直径6mmのSUS製の金属ロー
ラからなり第2の印加手段である電源32により1.5
kVの電圧を用紙Pに付与し、用紙Pを転写ベルト16
に静電吸着させるための吸着ローラである。尚33は用
紙P搬送終了後の転写ベルト16に摺接される除電ブラ
シである。
【0014】一方、転写ベルト16の下流には、用紙P
を転写ベルトより剥離するための剥離レベラ36、定着
ローラ対37更には、排紙トレイ38が設けられてい
る。
【0015】次に作用について述べる。プリント開始に
よりカラーの画像信号が送られて来ると、画像形成部の
各装置が駆動され、各感光体10a〜10dの矢印s方
向の回転に従い順次画像形成工程が実施される。即ち、
各感光体10a〜10dは、先ず各帯電ローラ11a〜
11dにより一様に約−500Vに帯電される。
【0016】次いで感光体10a〜10dは、各露光位
置12a〜12dにて露光装置13a〜13dによりレ
ーザービームを照射され、夫々画像信号に応じた静電潜
像を形成され、更に各現像装置14a〜14dにより現
像が行われ、各色の現像剤像が形成される。
【0017】次に現像剤像の用紙Pへの転写操作につい
て図4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0018】コピー開始後、各感光体10a〜10d上
に現像剤像が形成される間、用紙搬送操作が開始され、
ステップ100にてピックアップローラ28が駆動さ
れ、給紙カセット装置27より用紙Pが取り出され、レ
ジストローラ対30に送られる。又これと平行して転写
ベルト16が駆動を開始される。次いでステップ101
にて光反射型検知装置26が転写ベルト16の、吸着搬
送部16bの通過を検知したか否かを比較し、光反射型
検知装置26が点24の通過を検知した場合はステップ
102に進み、検知後所定時間を経過した後転写ベルト
16を一旦停止する。尚この所定時間は、光反射型検知
装置26が点24を検知後、転写ベルト16の吸着搬送
部16bが、吸着ローラ31及びレジストローラ対30
間と、吸着ローラ31及び吸着搬送部16b先端間とが
等距離となる位置に達する迄の時間である。
【0019】次にステップ103にて制御装置より感光
体10a〜10d上に形成される現像剤像先端が、所定
位置に達した旨が指示されると、ステップ104にて、
レジストローラ対30が駆動されると同時に転写ベルト
16が再度回動され、感光体10a〜10d上の現像剤
像先端と、用紙Pの画像領域先端とを一致させるタイミ
ングで用紙Pを送り出すと同時に転写ベルト16を回動
する。これにより用紙P先端の非画像形成領域と転写ベ
ルト16の吸着搬送部16bも一致される事となる。
【0020】従って、レジストローラ対30より送り出
された用紙Pの非画像領域先端は吸着ローラ31位置に
て転写ベルト16の吸着搬送部16b先端と一致され、
更に絶縁性の吸着搬送部16bと共に吸着ローラ31に
より電荷を付与される事から、用紙Pの非画像領域は吸
着搬送部16bに十分静電吸着され、転写ベルト16の
矢印t方向の回転に従い転写位置17a〜17d方向に
搬送される事となる。この間、レジストローラ対30に
あってはステップ106にて、駆動開始後1回転し、用
紙Pの搬送を転写ベルト16に伝達した後、駆動を停止
される。
【0021】そしてステップ107にて用紙P上への現
像剤像の転写が行われる。すなわち、各転写位置17a
〜17dにて給電ローラ20a〜20dにより印加され
るバイアス電圧により、感光体10a〜10d及び用紙
P間に転写電界が形成され、用紙P上には、各感光体ド
ラム10a〜10d上より順次ブラックの現像剤像、イ
エローの現像剤像、マゼンタの現像剤像、シアンの現像
剤像が多重転写される。
【0022】尚この転写位置17a〜17dを経て剥離
レベラ36に達する間、吸着搬送部16bは当初の電荷
を保持でき、用紙Pを確実に静電吸着する。
【0023】この様にして現像剤像が多重転写された用
紙Pは、剥離レベラ36により転写ベルト16から剥離
され、定着ローラ対37に搬送され、現像剤像を加熱定
着された後、排紙トレイ38に排紙される。
【0024】一方、用紙P剥離後、転写ベルト16は、
第1の保持ローラ23aにより除電され、更に除電ブラ
シ33の摺接により、絶縁性の吸着搬送部16bの除電
も確実に行われる。次にステップ108にて光反射型検
知装置26による吸着搬送部16bの検知後、所定時間
を経過したか否かを比較し、所定時間を経過下場合は、
ステップ110に進み転写ベルト16の駆動を停止し、
転写操作を全て終了する。但しここで所定時間は、光反
射型検知装置26による吸着搬送部16bの検知後、用
紙Pの後端を定着ローラ対37に搬送伝達する迄の時間
である。
【0025】尚ここで本実施例による転写ベルト16に
よる用紙Pの吸着性能(吸着力)の評価について述べ
る。図3は吸着力測定装置41を示すもので、導電性の
保持ローラ42、43間に掛け渡される任意の転写ベル
ト[A]を用い、吸着ローラ31により−1.5kVの
電圧を用紙P及び転写ベルト[A]に印加し、用紙Pを
保持ローラ42、43間の中央まで搬送する、そしてこ
の状態で用紙Pにバネばかり46を取付け搬送方向に引
っ張り、その時のバネばかり46のメモリを読取り、転
写ベルト[A]による用紙Pの吸着力としている。
【0026】そして同一の転写ベルト[A]を用い、常
温(21℃)・常湿(50%RH)時と、高温(35
℃)・多湿(85%RH)時に別けて実験を行ったとこ
ろ[表1]に示す様な結果が得られた。
【0027】
【表1】 即ち、常温・常湿時にあっては、導電性の転写支持部の
一部に絶縁性の吸着搬送部を設けた転写ベルト及び、絶
縁性の吸着搬送部を設けない転写ベルトのいずれも全て
1000gの吸着力を有しており、用紙は非常に強固に
転写ベルトに吸着される事が判明した。一方、高温・多
湿時にあっては、上記実施例に記載の、絶縁性の吸着搬
送部16bを有する転写ベルト16では400gの吸着
力が得られたのに比し、絶縁性の吸着搬送部を設けない
場合には、用紙の吸着力が20〜30gと非常に弱く、
転写ベルト上で位置ズレを生じ易いという結果が得られ
た。これは、転写支持部16aが導電性カーボンを含有
しており、高温・多湿時にあっては、電気抵抗値が低下
され、電荷保持能力が消失してしまい、静電吸着力が消
失してしまうためであると考えられる。
【0028】又絶縁性の吸着搬送部を設けない場合であ
って、導電性カーボン粒子の添加量を変化させて、電気
抵抗値が夫々1012Ω・cm2 及び1013Ω・cm2
される転写ベルトにあっては、電気抵抗値が高いほど静
電吸着力が高く、電気抵抗値が1012Ω・cm2 の転写
ベルトにあっては100gの吸着力が得られ、1013Ω
・cm2 の転写ベルトにあっては200gの吸着力が得
られた。
【0029】尚実際に上記実験で用いられた各転写ベル
トを用い、前記実施例に記載の画像形成装置によりカラ
ープリントを行った所、常温・常湿の環境下において
は、いずれの転写ベルトも色ズレの無い鮮明なカラー画
像を得られるものの、高温・多湿の環境下では、絶縁性
の吸着搬送部が無く且つ、電気抵抗値が、1011Ω・c
2 である転写ベルトを用いた場合に、明らかに色ズレ
が観察された。
【0030】この様に構成すれば、転写ベルト16のう
ち、用紙Pの画像領域を支持する転写支持部16aが導
電性の材質からなっており、転写電圧を1kV程度に低
減出来る事から、万一電源に触れた場合にも比較的安全
であると共に、オゾンを発生する事もなく、環境を汚損
する事無く良好に保持でき安全性を向上出来る一方、用
紙Pの非画像領域を支持する吸着搬送部16bが絶縁性
の材質からなる事から、用紙Pの非画像領域を確実に静
電吸着出来るので、各感光体10a〜10dからの多重
転写が行われる間、転写ベルト16上で用紙Pの吸着位
置がズレル事がなく、色ズレのない鮮明で良質なカラー
画像を得られ画質を向上出来る。
【0031】尚本発明は、上記実施例に限られるもので
無く、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であっ
て、例えば搬送手段の転写支持部及び吸着搬送部の材質
等任意であり、転写支持部としては導電性を有するよう
電気抵抗値が106 乃至1012Ω・cm2 の範囲にあれ
ば、ポリカーボネイトやポリエチレンテフタレート、ポ
リテトラフルオロエチレン(テフロン)、ポリフッカビ
ニリデン(PVDF)等の樹脂や合成された種々のポリ
マーアロイに所定重量部の導電性カーボン粒子を混入し
たものであっても良いし、吸着搬送部も転写支持部より
電気抵抗値が大きいものであれば導電性カーボンを添加
しない上記樹脂等を用いても良いが、絶縁性であるため
に電気抵抗値が1012Ω・cm2 以上である事がより好
ましい。
【0032】更に多重転写を行うための像担持体の本数
等任意であるし、転写時に像担持体に電荷を付与する手
段もコロナチャージャであっても良い。又転写終了後、
絶縁性の吸着搬送部から用紙を剥離するために、除電装
置を設ける等も任意である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
絶縁性の材質から成る転写ベルトを用いる場合に比し、
像担持体に付与する転写電圧を著しく低減出来、操作時
の安全性を向上出来ると共に、コロナチャージャを用い
た場合であってもオゾンの発生を著しく低減出来、環境
を汚損すること無く人体への安全性を向上出来る一方、
転写ベルトの一部に電気抵抗値が高い吸着搬送部を設け
る事により用紙の非画像領域を確実に静電吸着出来るの
で、高温・多湿の環境下においても搬送手段は十分な用
紙吸着力を得られ、搬送手段上で位置ズレを生じるおそ
れが無く、多重転写時、色ズレの無い鮮明で良質のカラ
ー画像を得られ、画質が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像形成部を示す概略構成
図である。
【図2】本発明の一実施例の転写ベルトを示す斜視図で
ある。
【図3】本発明の一実施例の転写ベルトを含む各種転写
ベルトによる用紙の吸着力測定装置を示す概略構成図で
ある。
【図4】本発明の一実施例の転写操作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1…装置本体 10a〜10d…感光体 16…転写ベルト 16a…転写支持部 16b…吸着搬送部 20a〜20d…給電ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 稔 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会 社東芝 柳町工場内 (56)参考文献 特開 平6−208309(JP,A) 特開 平4−190274(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/01 114

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の像担持体の各々に現像剤像を形成
    する画像形成手段と、導電性の材質からなり前記複数の
    像担持体上の前記現像剤像が順次多重転写される被画像
    形成媒体の画像形成部を支持する転写支持部及び、この
    転写支持部に比し1cm2 当りの厚み方向の電気抵抗が
    高い材質からなり前記被画像形成媒体の非画像領域を静
    電吸着する吸着搬送部を有し、前記現像剤像が形成され
    る複数の像担持体に被画像形成媒体を順次搬送する搬送
    手段と、この搬送手段に上記複数の像担持体に形成され
    た現像剤像を前記被画像形成媒体上に転写するための転
    写バイアス電圧を供給する第1の電圧印加手段と、前記
    吸着搬送部に前記被画像形成媒体の被画像領域を吸着す
    るためのバイアス電圧を供給する第2の印加手段とを有
    する事を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 隣接される第1乃至第4の像担持体の各
    々に色の異なる現像剤による現像剤像を形成する画像形
    成手段と、導電性の材質からなり前記第1乃至第4の像
    担持体上の前記現像剤像が順次多重転写される被画像形
    成媒体の画像形成部を支持する転写支持部及び、この転
    写支持部に比し1cm2 当りの厚み方向の電気抵抗が高
    い材質からなり前記被画像形成媒体の非画像領域を静電
    吸着する吸着搬送部を有し、前記現像剤像が形成される
    前記第1乃至第4の像担持体に被画像形成媒体を順次搬
    送する搬送手段と、この搬送手段に上記第1乃至第4の
    像担持体に形成された前記現像剤像を前記被画像形成媒
    体上に転写するための転写バイアス電圧を供給する第1
    の電圧印加手段と、前記吸着搬送部に前記被画像形成媒
    体の被画像領域を吸着するためのバイアス電圧を供給す
    る第2の印加手段とを有する事を特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 転写支持部の電気抵抗が106 乃至10
    12Ω・cm2 であり、 吸着搬送部の電気抵抗が1012Ω・cm2 以上であるこ
    とを特徴とする請求項1あるいは請求項2のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 吸着搬送部を検知する検知手段と、この
    検知手段による検知結果に応じて、前記吸着搬送部に転
    写材の非画像領域が吸着されるよう、前記転写材の搬送
    手段方向への搬送タイミングを規制する規制手段とを具
    備する事を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載の画像形成装置。
JP30844893A 1993-12-09 1993-12-09 画像形成装置 Expired - Lifetime JP3153695B2 (ja)

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