JP3153351B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
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- JP3153351B2 JP3153351B2 JP20295292A JP20295292A JP3153351B2 JP 3153351 B2 JP3153351 B2 JP 3153351B2 JP 20295292 A JP20295292 A JP 20295292A JP 20295292 A JP20295292 A JP 20295292A JP 3153351 B2 JP3153351 B2 JP 3153351B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央開口部が形成され
るとともに各種機構体を備えて構成される裏機構盤を、
遊技盤の裏面側に配設した遊技機に関する。
るとともに各種機構体を備えて構成される裏機構盤を、
遊技盤の裏面側に配設した遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、遊技機として、玉を用いて遊技
を行うパチンコ機においては、遊技領域を形成する遊技
盤の裏面側に、貯留タンクや玉排出装置等の各種機構体
が配設されて構成される裏機構盤が設けられている。そ
して、例えば玉排出装置を制御するために、マイクロコ
ンピュータなどの電子部品を搭載した制御基盤がケース
に収納されて、前記裏機構盤に配設されている。
を行うパチンコ機においては、遊技領域を形成する遊技
盤の裏面側に、貯留タンクや玉排出装置等の各種機構体
が配設されて構成される裏機構盤が設けられている。そ
して、例えば玉排出装置を制御するために、マイクロコ
ンピュータなどの電子部品を搭載した制御基盤がケース
に収納されて、前記裏機構盤に配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
パチンコ機にあっては、裏機構盤に配設される機構体が
増加する傾向にあるため、配置スペースが限られている
裏機構盤に対して複数の機構体を効率よく配設すること
ができず、無理な配設を行う結果、機構体が裏面側へ大
きく突出した状態で配設されたりしていた。そのため、
パチンコ機の裏面側で各種の作業中やパチンコ機の輸送
中に物が機構体に接触したり、あるいは貯留タンク等か
ら落下した玉が機構体に衝突し易くなり、組付作業や保
守点検作業を能率よく行えない他、機構体の故障も発生
しやすいような配置構成となってしまっている。特に、
制御基盤は衝撃等に弱く故障が発生しやすいし、故障が
発生すると影響が大きいため、この制御基盤が裏面側へ
大きく突出するような配置となってしまうと非常に問題
が大きい。
パチンコ機にあっては、裏機構盤に配設される機構体が
増加する傾向にあるため、配置スペースが限られている
裏機構盤に対して複数の機構体を効率よく配設すること
ができず、無理な配設を行う結果、機構体が裏面側へ大
きく突出した状態で配設されたりしていた。そのため、
パチンコ機の裏面側で各種の作業中やパチンコ機の輸送
中に物が機構体に接触したり、あるいは貯留タンク等か
ら落下した玉が機構体に衝突し易くなり、組付作業や保
守点検作業を能率よく行えない他、機構体の故障も発生
しやすいような配置構成となってしまっている。特に、
制御基盤は衝撃等に弱く故障が発生しやすいし、故障が
発生すると影響が大きいため、この制御基盤が裏面側へ
大きく突出するような配置となってしまうと非常に問題
が大きい。
【0004】そこで本発明は、裏機構盤における限られ
たスペースを有効に利用して各種機構体を配設できると
ともに、制御基盤の保護も行えるような遊技機を提供す
ることを目的とする。
たスペースを有効に利用して各種機構体を配設できると
ともに、制御基盤の保護も行えるような遊技機を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、中央開口部が形成されると
ともに各種機構体を備えて構成される裏機構盤を、遊技
盤の裏面側に配設した遊技機において、前記裏機構盤の
所定部位に、コネクタを有する制御基盤が内在された制
御基盤ケースを収納可能に裏面側が開口した凹室部を形
成し、前記凹室部を構成する壁にスリットを形成して、
前記コネクタが該スリットに 臨むように前記制御基盤ケ
ースを該凹室部に収納し、前記凹室部に収納された制御
基盤ケース背面側における前記裏機構盤上に機構体の配
置スペースを形成して、所定の機構体を、当該制御基盤
ケースの背面を覆う状態で該配置スペースに対して配設
したことを特徴とするものである。請求項2に係る発明
は、請求項1に記載の遊技機において、当該遊技機に
は、前記遊技盤に備えられた役物装置を制御する役物制
御基盤と、前記裏機構盤に備えられた玉排出装置を制御
する排出制御基盤と、が備えられ、前記役物制御基盤と
前記排出制御基盤のうち、該排出制御基盤が内在された
制御基盤ケースを前記裏機構盤の凹室部に収納するよう
にしたことを特徴とするものである。請求項3に係る発
明は、請求項1または請求項2に記載の遊技機におい
て、前記スリットが形成された凹室部の壁を挟んで、当
該凹室部の外側には、前記制御基盤のコネクタに接続さ
れる配線を収納処理する配線処理室を形成したことを特
徴とするものである。
め、請求項1に係る発明は、中央開口部が形成されると
ともに各種機構体を備えて構成される裏機構盤を、遊技
盤の裏面側に配設した遊技機において、前記裏機構盤の
所定部位に、コネクタを有する制御基盤が内在された制
御基盤ケースを収納可能に裏面側が開口した凹室部を形
成し、前記凹室部を構成する壁にスリットを形成して、
前記コネクタが該スリットに 臨むように前記制御基盤ケ
ースを該凹室部に収納し、前記凹室部に収納された制御
基盤ケース背面側における前記裏機構盤上に機構体の配
置スペースを形成して、所定の機構体を、当該制御基盤
ケースの背面を覆う状態で該配置スペースに対して配設
したことを特徴とするものである。請求項2に係る発明
は、請求項1に記載の遊技機において、当該遊技機に
は、前記遊技盤に備えられた役物装置を制御する役物制
御基盤と、前記裏機構盤に備えられた玉排出装置を制御
する排出制御基盤と、が備えられ、前記役物制御基盤と
前記排出制御基盤のうち、該排出制御基盤が内在された
制御基盤ケースを前記裏機構盤の凹室部に収納するよう
にしたことを特徴とするものである。請求項3に係る発
明は、請求項1または請求項2に記載の遊技機におい
て、前記スリットが形成された凹室部の壁を挟んで、当
該凹室部の外側には、前記制御基盤のコネクタに接続さ
れる配線を収納処理する配線処理室を形成したことを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】請求項1に係る発明では、凹室部に制御基盤ケ
ースを収納すると、制御基盤のコネクタが凹室部の壁の
スリットに臨むとともに、制御基盤ケースの背面側にお
ける裏機構盤上に機構体の配置スペースが形成されるの
で、制御基盤ケースと所定の機構体を前後方向に重合さ
せて配置するができるようになり、また、当該機構体に
より制御基盤ケースの背面が覆われて保護され、しか
も、機構体を設置した状態でも制御基盤のコネクタに対
してスリットを介して電気的な接続を行うことができる
ようになる。請求項2に係る発明では、遊技盤に備えら
れた役物装置を制御する役物制御基盤と、裏機構盤に備
えられた玉排出装置を制御する排出制御基盤と、のう
ち、異なる種類の遊技盤に対して共通に使用できる排出
制御基盤が内在された制御基盤ケースのみが前記裏機構
盤の凹室部に収納される。請求項3に係る発明では、ス
リットが形成された凹室部の壁を挟んで、当該凹室部の
外側には、制御基盤のコネクタに接続される配線を収納
処理する配線処理室が形成されるので、配線処理室で収
納処理された配線をスリットから臨むコネ クタに対して
容易に電気的接続を行える。
ースを収納すると、制御基盤のコネクタが凹室部の壁の
スリットに臨むとともに、制御基盤ケースの背面側にお
ける裏機構盤上に機構体の配置スペースが形成されるの
で、制御基盤ケースと所定の機構体を前後方向に重合さ
せて配置するができるようになり、また、当該機構体に
より制御基盤ケースの背面が覆われて保護され、しか
も、機構体を設置した状態でも制御基盤のコネクタに対
してスリットを介して電気的な接続を行うことができる
ようになる。請求項2に係る発明では、遊技盤に備えら
れた役物装置を制御する役物制御基盤と、裏機構盤に備
えられた玉排出装置を制御する排出制御基盤と、のう
ち、異なる種類の遊技盤に対して共通に使用できる排出
制御基盤が内在された制御基盤ケースのみが前記裏機構
盤の凹室部に収納される。請求項3に係る発明では、ス
リットが形成された凹室部の壁を挟んで、当該凹室部の
外側には、制御基盤のコネクタに接続される配線を収納
処理する配線処理室が形成されるので、配線処理室で収
納処理された配線をスリットから臨むコネ クタに対して
容易に電気的接続を行える。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明を適用したクレジット方式の
パチンコ機の一実施例の外観斜視図である。図1におい
て、1はパチンコ機(遊技機)であり、パチンコ遊技を
行う過程で内部のマイクロコンピュータに一定の範囲で
玉数を記憶するクレジット方式になっている。なお、本
明細書中(および図面中も)ではパチンコ玉を、玉ある
いは球(例えば、賞球、打球)というような表現で記述
(あるいは図面に表示)しているが、これらは何れも基
本的にパチンコ玉を意味するもので、パチンコ玉の扱い
方(処理の仕方)によって適宜表現したものであり、表
現が混在しているが、玉と球は異なる概念ではなく、説
明の都合に応じて使い分けているに過ぎない。
て説明する。図1は本発明を適用したクレジット方式の
パチンコ機の一実施例の外観斜視図である。図1におい
て、1はパチンコ機(遊技機)であり、パチンコ遊技を
行う過程で内部のマイクロコンピュータに一定の範囲で
玉数を記憶するクレジット方式になっている。なお、本
明細書中(および図面中も)ではパチンコ玉を、玉ある
いは球(例えば、賞球、打球)というような表現で記述
(あるいは図面に表示)しているが、これらは何れも基
本的にパチンコ玉を意味するもので、パチンコ玉の扱い
方(処理の仕方)によって適宜表現したものであり、表
現が混在しているが、玉と球は異なる概念ではなく、説
明の都合に応じて使い分けているに過ぎない。
【0008】パチンコ機1は、正面側に見える部分とし
て額縁状の前面枠11と、前面枠11の開口部に配設さ
れ、ガラスを支持する金枠(ガラス枠)12と、遊技盤
13と、前面表示パネル14と、前面表示パネル14の
下方の前面操作パネル15とを有している。前面枠11
はパチンコ機1を設置している木製の枠体16に開閉可
能に支持されており、同様に金枠12は前面枠11に開
閉可能に支持されている。なお、前面枠11は樹脂製で
あり、所定のカラフルな色彩が施されている。前面表示
パネル14は前面側が突出しつつやや盛り上がるような
曲面状に形成され、この前面表示パネル14には賞球と
してのパチンコ玉を受ける上皿21が形成されるととも
に、前面側にクレジット数表示器22、精算ボタン2
3、上皿玉抜きスイッチ24および玉抜き中点滅表示器
25が設けられている。
て額縁状の前面枠11と、前面枠11の開口部に配設さ
れ、ガラスを支持する金枠(ガラス枠)12と、遊技盤
13と、前面表示パネル14と、前面表示パネル14の
下方の前面操作パネル15とを有している。前面枠11
はパチンコ機1を設置している木製の枠体16に開閉可
能に支持されており、同様に金枠12は前面枠11に開
閉可能に支持されている。なお、前面枠11は樹脂製で
あり、所定のカラフルな色彩が施されている。前面表示
パネル14は前面側が突出しつつやや盛り上がるような
曲面状に形成され、この前面表示パネル14には賞球と
してのパチンコ玉を受ける上皿21が形成されるととも
に、前面側にクレジット数表示器22、精算ボタン2
3、上皿玉抜きスイッチ24および玉抜き中点滅表示器
25が設けられている。
【0009】クレジット数表示器22は250個を限度
として遊技者が保有するパチンコ玉の数をクレジットと
して表示するもので、具体的には上皿21が一杯になっ
た時点で、そのとき上皿21をオーバーした玉の数を2
50個までの範囲で記憶して、その記憶数を表示し、2
50個を超える玉は後述の下皿32に排出される。クレ
ジット数を250個に限定したのは、マイクロコンピュ
ータの「1バイト」の範囲に合せるためと、回動式スロ
ットマシン(いわゆるパチスロ)におけるクレジットの
範囲(例えば、現行では最大でクレジット数=50:メ
ダル数)と同調させるためである。クレジット数表示器
22は、例えば7セグメントの大型のLEDを用いて3
列で構成され、クレジット数を100の位まで1個単位
で表示する。なお、クレジット数表示器22は7セグメ
ントのLEDに限らず、例えばドットLED、液晶、蛍
光表示管等を用いて構成してもよい。
として遊技者が保有するパチンコ玉の数をクレジットと
して表示するもので、具体的には上皿21が一杯になっ
た時点で、そのとき上皿21をオーバーした玉の数を2
50個までの範囲で記憶して、その記憶数を表示し、2
50個を超える玉は後述の下皿32に排出される。クレ
ジット数を250個に限定したのは、マイクロコンピュ
ータの「1バイト」の範囲に合せるためと、回動式スロ
ットマシン(いわゆるパチスロ)におけるクレジットの
範囲(例えば、現行では最大でクレジット数=50:メ
ダル数)と同調させるためである。クレジット数表示器
22は、例えば7セグメントの大型のLEDを用いて3
列で構成され、クレジット数を100の位まで1個単位
で表示する。なお、クレジット数表示器22は7セグメ
ントのLEDに限らず、例えばドットLED、液晶、蛍
光表示管等を用いて構成してもよい。
【0010】また、本実施例の場合、クレジット数表示
器22は排出エラーの表示(例えば、CEと表示)を行
う機能も兼ねている。排出エラーとしては、例えば賞球
排出のトラブル、貸玉数のトラブルなどがあり、これら
の場合にクレジット数表示器22は排出エラーを表示し
て遊技者に対して報知している。精算ボタン23はクレ
ジットを精算するためのもので、精算ボタン23を押す
と、そのときのクレジット数に相当する玉数が払い出さ
れて下皿32に排出される。上皿玉抜きスイッチ24は
上皿21の玉を後述の玉貯留皿32に移すために、両者
を接続する通路を開閉するソレノイド(図示略)をオン
するための押し釦であり、上皿玉抜きスイッチ24を押
すと、玉抜き中点滅表示器25が点滅して遊技者に知ら
せるようになっている。なお、玉抜き中点滅表示器25
としては、例えばLEDが用いられる。
器22は排出エラーの表示(例えば、CEと表示)を行
う機能も兼ねている。排出エラーとしては、例えば賞球
排出のトラブル、貸玉数のトラブルなどがあり、これら
の場合にクレジット数表示器22は排出エラーを表示し
て遊技者に対して報知している。精算ボタン23はクレ
ジットを精算するためのもので、精算ボタン23を押す
と、そのときのクレジット数に相当する玉数が払い出さ
れて下皿32に排出される。上皿玉抜きスイッチ24は
上皿21の玉を後述の玉貯留皿32に移すために、両者
を接続する通路を開閉するソレノイド(図示略)をオン
するための押し釦であり、上皿玉抜きスイッチ24を押
すと、玉抜き中点滅表示器25が点滅して遊技者に知ら
せるようになっている。なお、玉抜き中点滅表示器25
としては、例えばLEDが用いられる。
【0011】前面操作パネル15には、その左側に灰皿
31が形成されるとともに、前面中央側が前方に突出す
るような形状に形成され、その突出部の内部は玉貯留皿
(下皿)32になっている。玉貯留皿32は上皿21お
よびクレジット数が一杯のときに賞品玉を受ける等の役
目がある他、玉を一時的に貯留するためのものである。
また、前面操作パネル15には玉抜きレバー33、オー
バーフローランプ34、発射装置の発射操作ハンドル3
5、発射強弱レベルLED36および単発スイッチ37
が設けられている。玉抜きレバー33は玉貯留皿32に
貯留された玉を外部下方に抜くためのもので、この玉抜
きレバー33を、例えば左方向に移動させると、玉貯留
皿32の下底部が一部開口して玉を下方に放出すること
ができる。オーバーフローランプ34は玉貯留皿32の
側壁部に内蔵されるように配置されており、玉貯留皿3
2の玉が一杯になったとき、点灯して遊技者に知らせる
ものである。オーバーフローランプ34の点灯に応じて
遊技者が玉抜きレバー33を操作して玉貯留皿32の玉
を放出すると、オーバーフロー状態が解消する。
31が形成されるとともに、前面中央側が前方に突出す
るような形状に形成され、その突出部の内部は玉貯留皿
(下皿)32になっている。玉貯留皿32は上皿21お
よびクレジット数が一杯のときに賞品玉を受ける等の役
目がある他、玉を一時的に貯留するためのものである。
また、前面操作パネル15には玉抜きレバー33、オー
バーフローランプ34、発射装置の発射操作ハンドル3
5、発射強弱レベルLED36および単発スイッチ37
が設けられている。玉抜きレバー33は玉貯留皿32に
貯留された玉を外部下方に抜くためのもので、この玉抜
きレバー33を、例えば左方向に移動させると、玉貯留
皿32の下底部が一部開口して玉を下方に放出すること
ができる。オーバーフローランプ34は玉貯留皿32の
側壁部に内蔵されるように配置されており、玉貯留皿3
2の玉が一杯になったとき、点灯して遊技者に知らせる
ものである。オーバーフローランプ34の点灯に応じて
遊技者が玉抜きレバー33を操作して玉貯留皿32の玉
を放出すると、オーバーフロー状態が解消する。
【0012】発射操作ハンドル35は1列に整列してい
るパチンコ玉のうち、発射位置にあるものを1個ずつ遊
技盤13前面の遊技領域内に弾発させる発射装置の操作
を行うものである。発射操作ハンドル35は、その外周
全体にわたって金属製の薄い膜でコーティング処理され
ており、これにより遊技者がハンドルを握った状態を金
属の導電性によって検知できるように、タッチセンサ
(図示略)が設けられている。また、発射操作ハンドル
35の図中左側方には発射操作スイッチ(飛距離調整用
の可変抵抗)35aが配置されており、発射操作スイッ
チ35aの操作により発射の強弱(例えば、玉の飛距
離)を調整可能になっている。発射強弱レベルLED3
6は発射操作スイッチ35aの操作によって可変された
発射強弱レベル(玉の飛距離)を表示するもので、例え
ばLEDの点灯個数で発射強弱レベルが分かるようにな
っている。単発スイッチ37は発射操作ハンドル35の
操作にかかわらず一時的に玉の発射を停止するためのも
ので、例えば玉を単発的に発射するようなときに用いら
れる。
るパチンコ玉のうち、発射位置にあるものを1個ずつ遊
技盤13前面の遊技領域内に弾発させる発射装置の操作
を行うものである。発射操作ハンドル35は、その外周
全体にわたって金属製の薄い膜でコーティング処理され
ており、これにより遊技者がハンドルを握った状態を金
属の導電性によって検知できるように、タッチセンサ
(図示略)が設けられている。また、発射操作ハンドル
35の図中左側方には発射操作スイッチ(飛距離調整用
の可変抵抗)35aが配置されており、発射操作スイッ
チ35aの操作により発射の強弱(例えば、玉の飛距
離)を調整可能になっている。発射強弱レベルLED3
6は発射操作スイッチ35aの操作によって可変された
発射強弱レベル(玉の飛距離)を表示するもので、例え
ばLEDの点灯個数で発射強弱レベルが分かるようにな
っている。単発スイッチ37は発射操作ハンドル35の
操作にかかわらず一時的に玉の発射を停止するためのも
ので、例えば玉を単発的に発射するようなときに用いら
れる。
【0013】パチンコ機1の前面枠11の上部には役物
装置の大当り時に点灯する大当り表示器41が設けられ
ている。金枠12は前面枠11に開閉可能に支持され、
通常は施錠孔51にキーを挿入して操作することにより
施錠装置によって前面枠11に対して施錠されている。
金枠12を開く場合には、施錠孔51に所定のキーを挿
入して回動操作することにより、施錠装置のロック状態
が解除されてオープンする。遊技盤13は、例えば木製
のベニアからなり、その前面側が遊技領域になってい
る。遊技領域は任意の構成をとり得ることができ、例え
ばいわゆる第1種に属するもの、第2種に属するもの、
あるいは第3種に属するものなどがあり、パチンコ遊技
を行うものであれば、本発明の適用対象になり得る。本
実施例では第2種に属するものを採用している。
装置の大当り時に点灯する大当り表示器41が設けられ
ている。金枠12は前面枠11に開閉可能に支持され、
通常は施錠孔51にキーを挿入して操作することにより
施錠装置によって前面枠11に対して施錠されている。
金枠12を開く場合には、施錠孔51に所定のキーを挿
入して回動操作することにより、施錠装置のロック状態
が解除されてオープンする。遊技盤13は、例えば木製
のベニアからなり、その前面側が遊技領域になってい
る。遊技領域は任意の構成をとり得ることができ、例え
ばいわゆる第1種に属するもの、第2種に属するもの、
あるいは第3種に属するものなどがあり、パチンコ遊技
を行うものであれば、本発明の適用対象になり得る。本
実施例では第2種に属するものを採用している。
【0014】すなわち、遊技領域の周囲には弾発された
玉を遊技盤13面の上方部まで案内するレール61が配
置されており、レール61内側のほぼ中央部にはセンタ
ー役物装置(変動入賞装置)62が、該センター役物装
置62の下方にはチューリップタイプの普通電動始動口
63が、該普通電動始動口63の左右上方にはそれぞれ
普通図柄ゲート64、65が配置されている。センター
役物装置62は、直立状に起立して流下してきた玉が内
部に流入することを阻止する遊技者にとって不利な第1
状態(閉状態)と、上端を外側に倒して流下してきた玉
を受け止めて内部に玉を流入させる遊技者にとって有利
な第2状態(開状態)とに変換可能な一対の可動片(可
動部材)66a、66bを有し、可動片66a、66b
によって受け入れた玉が流入する一般入賞口と特別入賞
口(いわゆるV入賞口:継続入賞口)とが配設されてい
る。
玉を遊技盤13面の上方部まで案内するレール61が配
置されており、レール61内側のほぼ中央部にはセンタ
ー役物装置(変動入賞装置)62が、該センター役物装
置62の下方にはチューリップタイプの普通電動始動口
63が、該普通電動始動口63の左右上方にはそれぞれ
普通図柄ゲート64、65が配置されている。センター
役物装置62は、直立状に起立して流下してきた玉が内
部に流入することを阻止する遊技者にとって不利な第1
状態(閉状態)と、上端を外側に倒して流下してきた玉
を受け止めて内部に玉を流入させる遊技者にとって有利
な第2状態(開状態)とに変換可能な一対の可動片(可
動部材)66a、66bを有し、可動片66a、66b
によって受け入れた玉が流入する一般入賞口と特別入賞
口(いわゆるV入賞口:継続入賞口)とが配設されてい
る。
【0015】普通電動始動口63へ玉が入賞すると、セ
ンター役物装置62の可動片66a、66bが玉を受入
れ易い第2状態(開状態)になり、このときセンター役
物装置62の特別入賞口に入賞した場合(V入賞した場
合)には、特別態様遊技状態(大当り状態)に移行す
る。この特別態様遊技状態では、可動片が最大18回の
開閉動作を行うとともに、これを1サイクルとしてV入
賞を条件に、例えば最大15サイクルだけ特別態様遊技
を繰り返すことを可能にしている。したがって、遊技者
は多くの出玉を得て、より高い利益を享受することがで
きるようになっている。普通図柄ゲート64、65は玉
が1個分だけ通過可能なゲートを有し、玉がゲートを通
過すると、普通電動始動口63に配置された普通図柄表
示器63aの図柄(例えば、数字)を変化させ、この数
字が特定の値(例えば、「7」)になると、普通電動始
動口63のチューリップを電動動作させて一定時間だけ
開くようになっている。普通電動始動口63は通常はチ
ューリップを閉じているが、上記のように一定条件下で
チューリップを開くように構成されている。また、詳細
を後述するように確率設定器75によってチューリップ
を開く確率が変動するようになっている。
ンター役物装置62の可動片66a、66bが玉を受入
れ易い第2状態(開状態)になり、このときセンター役
物装置62の特別入賞口に入賞した場合(V入賞した場
合)には、特別態様遊技状態(大当り状態)に移行す
る。この特別態様遊技状態では、可動片が最大18回の
開閉動作を行うとともに、これを1サイクルとしてV入
賞を条件に、例えば最大15サイクルだけ特別態様遊技
を繰り返すことを可能にしている。したがって、遊技者
は多くの出玉を得て、より高い利益を享受することがで
きるようになっている。普通図柄ゲート64、65は玉
が1個分だけ通過可能なゲートを有し、玉がゲートを通
過すると、普通電動始動口63に配置された普通図柄表
示器63aの図柄(例えば、数字)を変化させ、この数
字が特定の値(例えば、「7」)になると、普通電動始
動口63のチューリップを電動動作させて一定時間だけ
開くようになっている。普通電動始動口63は通常はチ
ューリップを閉じているが、上記のように一定条件下で
チューリップを開くように構成されている。また、詳細
を後述するように確率設定器75によってチューリップ
を開く確率が変動するようになっている。
【0016】センター役物装置62の両側でレール61
の内側に沿った部分には、装飾用のサイドランプ67、
68が配置されており、サイドランプ67、68は、例
えば可動片66a、66bが開くときに点滅する他、大
当り中などには遊技者の意欲を盛り上げるように点滅す
る。さらに、遊技領域内の適宜位置には風車と呼ばれる
打球方向変換部材(図示略)が回転自在に複数設置され
るとともに、障害釘(図示略)が多数植設されている。
また、遊技領域の中央下部にはアウト玉回収口69が形
成されている。
の内側に沿った部分には、装飾用のサイドランプ67、
68が配置されており、サイドランプ67、68は、例
えば可動片66a、66bが開くときに点滅する他、大
当り中などには遊技者の意欲を盛り上げるように点滅す
る。さらに、遊技領域内の適宜位置には風車と呼ばれる
打球方向変換部材(図示略)が回転自在に複数設置され
るとともに、障害釘(図示略)が多数植設されている。
また、遊技領域の中央下部にはアウト玉回収口69が形
成されている。
【0017】次に、図2はパチンコ機1の裏機構の構成
を示す図である。図2において、パチンコ機1の裏機構
の主要なものとして、貯留タンク(上タンク)71、玉
導出樋72、中継基盤(外部端子基盤)73、玉排出装
置74、確率設定器75、玉寄せカバー76、役物制御
回路盤77、スピーカ78、発射制御回路盤79、オー
バーフロースイッチ80、セーフ玉処理ユニット81お
よび裏機構盤の基枠体84がある。基枠体84は合成樹
脂製で、パチンコ機1の樹脂製の前面枠11と一体成形
された取り付けフレームに、この基枠体84の取り付け
部が固定されている。そして、この基枠体84の上に各
種のユニット部品(機構体に相当)、例えば貯留タンク
71、玉導出樋72、中継基盤73、玉排出装置74、
スピーカ78、オーバーフロースイッチ80、セーフ玉
処理ユニット81などが取り付けられており(例えば、
ワンタッチ部材によって固定される)、これらの各種ユ
ニット部品と基枠体84とを総称する概念として裏機構
盤90と称している。なお、基枠体84の上に機構体と
しての確率設定器75、玉寄せカバー76、役物制御回
路盤77、発射制御回路盤79を取り付けてもよい。
を示す図である。図2において、パチンコ機1の裏機構
の主要なものとして、貯留タンク(上タンク)71、玉
導出樋72、中継基盤(外部端子基盤)73、玉排出装
置74、確率設定器75、玉寄せカバー76、役物制御
回路盤77、スピーカ78、発射制御回路盤79、オー
バーフロースイッチ80、セーフ玉処理ユニット81お
よび裏機構盤の基枠体84がある。基枠体84は合成樹
脂製で、パチンコ機1の樹脂製の前面枠11と一体成形
された取り付けフレームに、この基枠体84の取り付け
部が固定されている。そして、この基枠体84の上に各
種のユニット部品(機構体に相当)、例えば貯留タンク
71、玉導出樋72、中継基盤73、玉排出装置74、
スピーカ78、オーバーフロースイッチ80、セーフ玉
処理ユニット81などが取り付けられており(例えば、
ワンタッチ部材によって固定される)、これらの各種ユ
ニット部品と基枠体84とを総称する概念として裏機構
盤90と称している。なお、基枠体84の上に機構体と
しての確率設定器75、玉寄せカバー76、役物制御回
路盤77、発射制御回路盤79を取り付けてもよい。
【0018】貯留タンク71は排出される前の玉を予め
貯留しておくもので、この貯留タンク71の玉数の不足
は補給センサ(図5参照)によって検出され、不足のと
きは島設備から玉が補給される。貯留タンク71内の玉
は玉導出樋72により誘導され、玉排出装置74によっ
て排出される。玉導出樋72の全体図は後述の図3に示
す。なお、この玉導出樋72は特に限定されないが、短
時間に多量の玉を排出できるように2条に形成されてお
り、その途中には玉の重りを防止する玉ならし部材91
および待機玉検出器(図示略)が設けられている。ま
た、このような2条構成は玉排出装置74の内部につい
ても同様である。中継基盤73はAC電源の入力やホー
ルの管理装置との間における信号の授受などについての
中継を行うものである。確率設定器75は普通電動始動
口63における電動チューリップへの入賞確率を変更・
設定するもので、具体的には次のような設定内容になっ
ている。
貯留しておくもので、この貯留タンク71の玉数の不足
は補給センサ(図5参照)によって検出され、不足のと
きは島設備から玉が補給される。貯留タンク71内の玉
は玉導出樋72により誘導され、玉排出装置74によっ
て排出される。玉導出樋72の全体図は後述の図3に示
す。なお、この玉導出樋72は特に限定されないが、短
時間に多量の玉を排出できるように2条に形成されてお
り、その途中には玉の重りを防止する玉ならし部材91
および待機玉検出器(図示略)が設けられている。ま
た、このような2条構成は玉排出装置74の内部につい
ても同様である。中継基盤73はAC電源の入力やホー
ルの管理装置との間における信号の授受などについての
中継を行うものである。確率設定器75は普通電動始動
口63における電動チューリップへの入賞確率を変更・
設定するもので、具体的には次のような設定内容になっ
ている。
【0019】『確率制御の内容』 本実施例のパチンコ機1は、いわゆるニューロパチンコ
普電制御と称される制御を行っており、これは普通電動
始動口63の電動チューリップへの入賞確率(以下、適
宜単に普電入賞確率という)を以下のように変動制御し
ているからである。 (I)通常時 玉の発射100個に対して、3個の始動入賞があるよう
に、普通電動始動口63の入賞確率を制御する。詳しく
は、当り確率1/3と、1/30の乱数を使い分けて入
賞率を制御する。 (II)高確率時 普通電動始動口63の入賞確率を1/3に制御する。し
たがって、玉の発射3個に対して、1個の始動入賞があ
ることになり、遊技者は極めて有利な状態になって遊技
が面白くなる。
普電制御と称される制御を行っており、これは普通電動
始動口63の電動チューリップへの入賞確率(以下、適
宜単に普電入賞確率という)を以下のように変動制御し
ているからである。 (I)通常時 玉の発射100個に対して、3個の始動入賞があるよう
に、普通電動始動口63の入賞確率を制御する。詳しく
は、当り確率1/3と、1/30の乱数を使い分けて入
賞率を制御する。 (II)高確率時 普通電動始動口63の入賞確率を1/3に制御する。し
たがって、玉の発射3個に対して、1個の始動入賞があ
ることになり、遊技者は極めて有利な状態になって遊技
が面白くなる。
【0020】A.普電入賞確率が変動する条件 センター役物装置62の大当り終了後、確率設定器75
によって設定された後述の6段階の確率値のうちの1つ
を用いて高確率になるかどうかを決定する。また、高確
率中、次の大当りが発生すると、通常の確率に戻る。な
お、大当り中は通常の確率を採用する。 B.確率設定値 普電入賞確率が高確率に変動する確率値には、以下の6
段階がある。 [6]……17/32 [5]……13/32 [4]……10/32 [3]……7/32 [2]……5/32 [1]……3/32
によって設定された後述の6段階の確率値のうちの1つ
を用いて高確率になるかどうかを決定する。また、高確
率中、次の大当りが発生すると、通常の確率に戻る。な
お、大当り中は通常の確率を採用する。 B.確率設定値 普電入賞確率が高確率に変動する確率値には、以下の6
段階がある。 [6]……17/32 [5]……13/32 [4]……10/32 [3]……7/32 [2]……5/32 [1]……3/32
【0021】上記の6段階の変動確率値は確率設定器7
5により、例えばホールの開店前に係員によって予め変
更・設定(すなわち、6段階のうちの1つが設定)され
る。この確率設定は重要であることから密閉のために、
施錠装置が設けられ、ホールの係員がキー挿入口に所定
のキーを差し込むことより、確率の設定が行われる。し
たがって、簡単に外部から遊技者が触れることがなく、
しかも確率の値を外部から見ることができない構造にな
っている。玉寄せカバー76は基枠体84の中央に大き
く開口した中央開口部を塞ぐもので、この中央開口部は
センター役物装置62の取り付けのための空間となって
いる。したがって、玉寄せカバー76によって中央開口
部を塞ぐことにより、例えば貯留タンク71から落下し
た玉が遊技盤13の裏面側に衝突しないようになってい
る。
5により、例えばホールの開店前に係員によって予め変
更・設定(すなわち、6段階のうちの1つが設定)され
る。この確率設定は重要であることから密閉のために、
施錠装置が設けられ、ホールの係員がキー挿入口に所定
のキーを差し込むことより、確率の設定が行われる。し
たがって、簡単に外部から遊技者が触れることがなく、
しかも確率の値を外部から見ることができない構造にな
っている。玉寄せカバー76は基枠体84の中央に大き
く開口した中央開口部を塞ぐもので、この中央開口部は
センター役物装置62の取り付けのための空間となって
いる。したがって、玉寄せカバー76によって中央開口
部を塞ぐことにより、例えば貯留タンク71から落下し
た玉が遊技盤13の裏面側に衝突しないようになってい
る。
【0022】役物制御回路盤77は遊技盤13に配置さ
れたセンター役物装置62の作動に必要な各種制御を行
う。スピーカ78は遊技に必要な効果音(例えば、大当
り時や玉の排出時における効果音)を報知するもので、
玉排出数、賞態様および玉の貸出しに応じて各種の音を
発生して遊技者に知らせる。なお、スピーカ78の音は
音量調整ツマミ78aによって調整可能である。発射制
御回路盤79は玉の発射に必要な制御を行うもので、所
定のケースに発射制御回路の基盤が収納されている。発
射装置としては、ロータリソレノイド(図示略)を用い
たタイプの物が使用され、発射装置が電子化されてい
る。オーバーフロースイッチ80は玉貯留皿32が一杯
になったことを検出するもので、オーバーフロー状態は
前述したオーバーフローランプ34により遊技者に報知
される。セーフ玉処理ユニット81はセーフソレノイド
を1回オンさせる毎に、セーフ玉を1個だけ移動させて
排出し、その後、直ちに次の玉を保持するという動作を
行うことにより、賞球排出に対応させてセーフ玉を排出
するものである。このように、セーフ玉を一時的に保持
しておくことにより、実際にセーフ玉が入賞によって生
じたという確認を取り、不正防止や遊技者とのトラブル
を避けることができる。
れたセンター役物装置62の作動に必要な各種制御を行
う。スピーカ78は遊技に必要な効果音(例えば、大当
り時や玉の排出時における効果音)を報知するもので、
玉排出数、賞態様および玉の貸出しに応じて各種の音を
発生して遊技者に知らせる。なお、スピーカ78の音は
音量調整ツマミ78aによって調整可能である。発射制
御回路盤79は玉の発射に必要な制御を行うもので、所
定のケースに発射制御回路の基盤が収納されている。発
射装置としては、ロータリソレノイド(図示略)を用い
たタイプの物が使用され、発射装置が電子化されてい
る。オーバーフロースイッチ80は玉貯留皿32が一杯
になったことを検出するもので、オーバーフロー状態は
前述したオーバーフローランプ34により遊技者に報知
される。セーフ玉処理ユニット81はセーフソレノイド
を1回オンさせる毎に、セーフ玉を1個だけ移動させて
排出し、その後、直ちに次の玉を保持するという動作を
行うことにより、賞球排出に対応させてセーフ玉を排出
するものである。このように、セーフ玉を一時的に保持
しておくことにより、実際にセーフ玉が入賞によって生
じたという確認を取り、不正防止や遊技者とのトラブル
を避けることができる。
【0023】「排出制御基盤の配置構造」 次に、本発明を適用した排出制御基盤の配置構造につい
て詳細に説明する。図3は排出制御基盤の取り付け部付
近の拡大図である。図3において、基枠体84の上部に
は貯留タンク71の収納スペース101や中継基盤73
の収納スペース102が形成されるとともに、これらの
収納スペース101、102の下方に玉導出樋72が取
り付けられるようになっている。すなわち、玉導出樋7
2は基枠体84に形成されたボス103、104に対し
てクリップ72a、72bをそれぞれ挿入してロックす
ることにより、基枠体84に固定される。なお、72c
も同様のクリップである。貯留タンク71の収納スペー
ス101の下方で、玉導出樋72(所定の機構体)を基
枠体84に固定すると空間部が形成され、玉導出樋72
を取り外すと、裏面側に開口した凹室状となる凹室部1
10が形成されるようになっている。すなわち、玉導出
樋72と基枠体84との間に一定容積の凹室状の空間が
形成される。凹室部110は基枠体84の前面側の壁
と、上下左右の壁とによって囲まれた細長い空間で、基
枠体84の後面(パチンコ機1の後面)側から見て、凹
状にくぼんだ空きスペースになっている。
て詳細に説明する。図3は排出制御基盤の取り付け部付
近の拡大図である。図3において、基枠体84の上部に
は貯留タンク71の収納スペース101や中継基盤73
の収納スペース102が形成されるとともに、これらの
収納スペース101、102の下方に玉導出樋72が取
り付けられるようになっている。すなわち、玉導出樋7
2は基枠体84に形成されたボス103、104に対し
てクリップ72a、72bをそれぞれ挿入してロックす
ることにより、基枠体84に固定される。なお、72c
も同様のクリップである。貯留タンク71の収納スペー
ス101の下方で、玉導出樋72(所定の機構体)を基
枠体84に固定すると空間部が形成され、玉導出樋72
を取り外すと、裏面側に開口した凹室状となる凹室部1
10が形成されるようになっている。すなわち、玉導出
樋72と基枠体84との間に一定容積の凹室状の空間が
形成される。凹室部110は基枠体84の前面側の壁
と、上下左右の壁とによって囲まれた細長い空間で、基
枠体84の後面(パチンコ機1の後面)側から見て、凹
状にくぼんだ空きスペースになっている。
【0024】凹室部110には排出制御基盤120が収
納されるようになっており、排出制御基盤120は凹室
部110に収納された後、例えばビス(図示略)によっ
て基枠体84に固定される。なお、排出制御基盤120
の固定はビスによらず、例えばクリップによってワンタ
ッチで固定するようにしてもよい。排出制御基盤120
は玉の排出を制御するもので、例えば賞球排出、玉抜
き、セーフ玉の排出など(あるいは貸玉の排出も考えら
れる)を行うために必要な制御を実行する。排出制御基
盤120はマイクロコンピュータを含む電子回路を基盤
上に実装して構成され、直方体状のケース120C内に
電子回路が収納されている。なお、本実施例で排出制御
基盤120(ケース120C)を凹室部110に配置す
る対象としたのは、排出制御基盤120は他の回路基盤
(例えば、役物制御回路盤77の制御基盤、発射制御回
路盤79の制御基盤)と異なり、調整が殆どなく、また
交換することも殆どないからでなる。因みに、役物制御
回路盤77は機種によってセンター役物装置62が異な
ると、入れ替える必要があり、発射制御回路盤79は点
検や調整が比較的に多いという事情がある。また、排出
制御基盤120(ケース120C)を凹室部110に配
置し、排出制御基盤120の背面側における裏機構盤9
0上に機構体の配置スペースを形成して玉導出樋72
(機構体)を、当該排出制御基盤120の背面側を覆う
状態で該配置スペースに対して配設しているが、機構体
は玉導出樋72に限るものではなく、玉導出樋72以外
の機構体(例えば、排出制御基盤120とは別の基盤
(役物制御回路の基盤等))を配設するようにしてもよ
い。
納されるようになっており、排出制御基盤120は凹室
部110に収納された後、例えばビス(図示略)によっ
て基枠体84に固定される。なお、排出制御基盤120
の固定はビスによらず、例えばクリップによってワンタ
ッチで固定するようにしてもよい。排出制御基盤120
は玉の排出を制御するもので、例えば賞球排出、玉抜
き、セーフ玉の排出など(あるいは貸玉の排出も考えら
れる)を行うために必要な制御を実行する。排出制御基
盤120はマイクロコンピュータを含む電子回路を基盤
上に実装して構成され、直方体状のケース120C内に
電子回路が収納されている。なお、本実施例で排出制御
基盤120(ケース120C)を凹室部110に配置す
る対象としたのは、排出制御基盤120は他の回路基盤
(例えば、役物制御回路盤77の制御基盤、発射制御回
路盤79の制御基盤)と異なり、調整が殆どなく、また
交換することも殆どないからでなる。因みに、役物制御
回路盤77は機種によってセンター役物装置62が異な
ると、入れ替える必要があり、発射制御回路盤79は点
検や調整が比較的に多いという事情がある。また、排出
制御基盤120(ケース120C)を凹室部110に配
置し、排出制御基盤120の背面側における裏機構盤9
0上に機構体の配置スペースを形成して玉導出樋72
(機構体)を、当該排出制御基盤120の背面側を覆う
状態で該配置スペースに対して配設しているが、機構体
は玉導出樋72に限るものではなく、玉導出樋72以外
の機構体(例えば、排出制御基盤120とは別の基盤
(役物制御回路の基盤等))を配設するようにしてもよ
い。
【0025】図4は排出制御基盤120を凹室部110
に収納する際の配線処理を示す図である。図4に示すよ
うに、排出制御基盤120には6つのオスタイプのコネ
クタ121〜126が配置されており、各コネクタ12
1〜126にはそれぞれメスタイプのコネクタ131〜
136が接続可能になっている。また、凹室部110を
構成する基枠体84の上下壁面には細長いスリット14
1、142がそれぞれ形成されており、これらのスリッ
ト141、142は一定の幅を有し、コネクタ131〜
136をそれぞれ通過させて排出制御基盤120のコネ
クタ121〜126と接続できるようになっている。な
お、各コネクタ131〜136には配線が接続されてい
る。コネクタの接続手順は、最初に排出制御基盤120
を図4に矢印で示す方向から、凹室部110に収納して
基枠体84に固定し、次いで、上側のコネクタ131〜
133をスリット141に通した後、排出制御基盤12
0のコネクタ121〜123とそれぞれ接続する。次い
で、同様に下側のコネクタ134〜136をスリット1
42に通した後、排出制御基盤120のコネクタ124
〜126とそれぞれ接続する。
に収納する際の配線処理を示す図である。図4に示すよ
うに、排出制御基盤120には6つのオスタイプのコネ
クタ121〜126が配置されており、各コネクタ12
1〜126にはそれぞれメスタイプのコネクタ131〜
136が接続可能になっている。また、凹室部110を
構成する基枠体84の上下壁面には細長いスリット14
1、142がそれぞれ形成されており、これらのスリッ
ト141、142は一定の幅を有し、コネクタ131〜
136をそれぞれ通過させて排出制御基盤120のコネ
クタ121〜126と接続できるようになっている。な
お、各コネクタ131〜136には配線が接続されてい
る。コネクタの接続手順は、最初に排出制御基盤120
を図4に矢印で示す方向から、凹室部110に収納して
基枠体84に固定し、次いで、上側のコネクタ131〜
133をスリット141に通した後、排出制御基盤12
0のコネクタ121〜123とそれぞれ接続する。次い
で、同様に下側のコネクタ134〜136をスリット1
42に通した後、排出制御基盤120のコネクタ124
〜126とそれぞれ接続する。
【0026】図5は、基枠体84を遊技盤13の方向か
ら(すなわち、パチンコ機1の正面側)から目視した図
であり、排出制御基盤120を凹室部110に収納して
基枠体84に固定した状態である。図5では中継基盤7
3、玉排出装置74などが示されるとともに、貯留タン
ク71(見えない)が取り付られた下方には補給スイッ
チ151、賞球ランプ152が配置されている。また、
基枠体84の中央部は大きく開口しており、この開口部
はセンター役物装置62の取り付けのための空間、すな
わち中央開口部84Kになっている。排出制御基盤12
0の収納された凹室部110と貯留タンク71との間の
基枠体84部分には、配線処理室160が形成されてお
り、配線処理室160は貯留タンク71を配置するため
の壁と、凹室部110を構成する壁とによって画成され
た横手方向に長い空間として形成されている。排出制御
基盤120に接続された上側のコネクタ131〜133
は一部が見えており、これらコネクタ131〜133の
配線137は他の配線と共に配線処理室160に収納さ
れている。
ら(すなわち、パチンコ機1の正面側)から目視した図
であり、排出制御基盤120を凹室部110に収納して
基枠体84に固定した状態である。図5では中継基盤7
3、玉排出装置74などが示されるとともに、貯留タン
ク71(見えない)が取り付られた下方には補給スイッ
チ151、賞球ランプ152が配置されている。また、
基枠体84の中央部は大きく開口しており、この開口部
はセンター役物装置62の取り付けのための空間、すな
わち中央開口部84Kになっている。排出制御基盤12
0の収納された凹室部110と貯留タンク71との間の
基枠体84部分には、配線処理室160が形成されてお
り、配線処理室160は貯留タンク71を配置するため
の壁と、凹室部110を構成する壁とによって画成され
た横手方向に長い空間として形成されている。排出制御
基盤120に接続された上側のコネクタ131〜133
は一部が見えており、これらコネクタ131〜133の
配線137は他の配線と共に配線処理室160に収納さ
れている。
【0027】なお、配線処理室160はこの部分にとど
まらず、基枠体84の右側(図5において右側)部分に
も連続して形成されている。配線処理室160の途中に
は側壁から突出するようにところどころ配線整理部材1
61が設けられており、これらの配線整理部材161は
配線処理室160に収納された配線137、170、1
80が壁の外側に出ないように、配線を整理する機能を
有している。また、配線処理室160に収納された配線
137、170、180はところどころ樹脂製のバンド
162によって束ねられ、締め付けられている。図5に
示す配線170は、基枠体84に形成された配線開口部
171〜173を通してオーバーフロースイッチ80や
発射制御回路盤79などに接続されている(図2参
照)。配線開口部171〜173は基枠体84の表側か
ら裏側に配線を通過させるため形成されたものである。
一方、図5に示す配線180は前面表示パネル14およ
び前面操作パネル15に配置された各種の電気部品に接
続され、同じく配線181は玉排出装置74などに接続
されている。190は中継基盤73のほぼ中央に配置さ
れた打止めランプ、191は玉の排出通路で上皿21に
開口するもの、192はアウト口、193はセーフ玉を
集合させるセーフ玉集合ユニットである。セーフ玉集合
ユニット193は図示しないセーフ玉口を通してセーフ
玉を集め、セーフ玉処理ユニット81に導く。
まらず、基枠体84の右側(図5において右側)部分に
も連続して形成されている。配線処理室160の途中に
は側壁から突出するようにところどころ配線整理部材1
61が設けられており、これらの配線整理部材161は
配線処理室160に収納された配線137、170、1
80が壁の外側に出ないように、配線を整理する機能を
有している。また、配線処理室160に収納された配線
137、170、180はところどころ樹脂製のバンド
162によって束ねられ、締め付けられている。図5に
示す配線170は、基枠体84に形成された配線開口部
171〜173を通してオーバーフロースイッチ80や
発射制御回路盤79などに接続されている(図2参
照)。配線開口部171〜173は基枠体84の表側か
ら裏側に配線を通過させるため形成されたものである。
一方、図5に示す配線180は前面表示パネル14およ
び前面操作パネル15に配置された各種の電気部品に接
続され、同じく配線181は玉排出装置74などに接続
されている。190は中継基盤73のほぼ中央に配置さ
れた打止めランプ、191は玉の排出通路で上皿21に
開口するもの、192はアウト口、193はセーフ玉を
集合させるセーフ玉集合ユニットである。セーフ玉集合
ユニット193は図示しないセーフ玉口を通してセーフ
玉を集め、セーフ玉処理ユニット81に導く。
【0028】以上の構成において、本実施例では所定の
機構体、すなわち玉導出樋72を基枠体84に取り付け
たとき、この玉導出樋72と基枠体84との間に一定容
積の凹室状の空間部、すなわち凹室部110が形成さ
れ、この凹室部110に排出制御基盤120が収納、配
置される。この場合、凹室部110は貯留タンク71の
下方で玉導出樋72と基枠体84の壁とによって画成さ
れた空き空間であり、有効に空きスペースを利用して排
出制御基盤120を取り付けたことになる。したがっ
て、パチンコ機1における裏メカの限られたスペースを
有効に利用することができるとともに、この空き空間た
る凹室部110は玉導出樋72と基枠体84とによって
防護されるため、排出制御基盤120の十分な保護を図
ることができる。
機構体、すなわち玉導出樋72を基枠体84に取り付け
たとき、この玉導出樋72と基枠体84との間に一定容
積の凹室状の空間部、すなわち凹室部110が形成さ
れ、この凹室部110に排出制御基盤120が収納、配
置される。この場合、凹室部110は貯留タンク71の
下方で玉導出樋72と基枠体84の壁とによって画成さ
れた空き空間であり、有効に空きスペースを利用して排
出制御基盤120を取り付けたことになる。したがっ
て、パチンコ機1における裏メカの限られたスペースを
有効に利用することができるとともに、この空き空間た
る凹室部110は玉導出樋72と基枠体84とによって
防護されるため、排出制御基盤120の十分な保護を図
ることができる。
【0029】具体的には、上部の貯留タンク71などか
ら落下玉があっても、凹室部110に収納された排出制
御基盤120に衝突することがなく、あるいは保守点検
時に作業者が排出制御基盤120に接触して衝撃を与え
ることがなく、排出制御基盤120を確実に防護するこ
とができる。その結果、排出制御基盤120がマイクロ
コンピュータを主に構成されていても、落下玉などによ
る衝突や衝撃などがないから、これを原因とするパチン
コ機1の制御エラーの発生や故障を引き起こす恐れをな
くすることができる。また、排出制御基盤120の取り
付け位置が配線処理室160の近傍になっているので、
排出制御基盤120に関連する配線137を配線処理室
160に収納して基枠体84の外部に出さずに接続する
ことができ、配線処理を向上させることができる。具体
的には、配線が整然として排出制御基盤120から直接
的に配線処理室160に収納されるので、従来のように
配線が基枠体84の上などを引き回わす必要でなく、保
守点検時に作業者が指や工具などを配線に引っ掛けたり
するという不具合をなくすることができる。
ら落下玉があっても、凹室部110に収納された排出制
御基盤120に衝突することがなく、あるいは保守点検
時に作業者が排出制御基盤120に接触して衝撃を与え
ることがなく、排出制御基盤120を確実に防護するこ
とができる。その結果、排出制御基盤120がマイクロ
コンピュータを主に構成されていても、落下玉などによ
る衝突や衝撃などがないから、これを原因とするパチン
コ機1の制御エラーの発生や故障を引き起こす恐れをな
くすることができる。また、排出制御基盤120の取り
付け位置が配線処理室160の近傍になっているので、
排出制御基盤120に関連する配線137を配線処理室
160に収納して基枠体84の外部に出さずに接続する
ことができ、配線処理を向上させることができる。具体
的には、配線が整然として排出制御基盤120から直接
的に配線処理室160に収納されるので、従来のように
配線が基枠体84の上などを引き回わす必要でなく、保
守点検時に作業者が指や工具などを配線に引っ掛けたり
するという不具合をなくすることができる。
【0030】なお、凹室部110の位置、形状などは、
上記実施例のタイプに限定されず、遊技機の機種に応じ
て適宜変更が可能で、本発明の目的の範囲内でどのよう
な形状でもよい。さらに、本発明に係わる遊技機の制御
基盤配置構造は一部クレジット方式のパチンコ機に適用
する例に限らず、他の全てのパチンコ機にも適用するこ
とができる。また、遊技媒体としてパチンコ玉を用いる
遊技機には、どのような機種であっても、制御基盤が配
置されるものには同様の考え方を適用可能である。
上記実施例のタイプに限定されず、遊技機の機種に応じ
て適宜変更が可能で、本発明の目的の範囲内でどのよう
な形状でもよい。さらに、本発明に係わる遊技機の制御
基盤配置構造は一部クレジット方式のパチンコ機に適用
する例に限らず、他の全てのパチンコ機にも適用するこ
とができる。また、遊技媒体としてパチンコ玉を用いる
遊技機には、どのような機種であっても、制御基盤が配
置されるものには同様の考え方を適用可能である。
【0031】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、凹室部に
制御基盤ケースを収納すると、制御基盤のコネクタが凹
室部の壁のスリットに臨むとともに、制御基盤ケースの
背面側における裏機構盤上に機構体の配置スペースが形
成されるので、制御基盤ケースと所定の機構体を前後方
向に重合させて配置するができるようになり、また、当
該機構体により制御基盤ケースの背面が覆われて保護さ
れ、しかも、機構体を設置した状態でも制御基盤のコネ
クタに対してスリットを介して電気的な接続を行うこと
ができるようになる。したがって、裏機構盤上の配置ス
ペースを有効に利用して機構体が設置され、機構体が遊
技機の裏面側へ大きく突出することも防止でき、各種の
作業性の低下や物の接触による故障などの問題も少なく
なり、特に、電子部品を搭載した制御基盤の故障を未然
に防ぐことができるし、当該重合し た配置に機縁して制
御基盤への配線の接続作業性が低下してしまうことを防
止することもできる。請求項2に係る発明によれば、遊
技盤に備えられた役物装置を制御する役物制御基盤と、
裏機構盤に備えられた玉排出装置を制御する排出制御基
盤と、のうち、該排出制御基盤が内在された制御基盤ケ
ースを前記裏機構盤の凹室部に収納するようにしたの
で、交換頻度の異なる制御基盤を備えた遊技機におい
て、その交換頻度を反映した効率よいケースの配置が行
える。請求項3に係る発明によれば、スリットが形成さ
れた凹室部の壁を挟んで、当該凹室部の外側には、制御
基盤のコネクタに接続される配線を収納処理する配線処
理室が形成されるので、配線処理室で収納処理された配
線をスリットから臨むコネクタに対して容易に電気的接
続を行える。したがって、制御基盤からの配線が裏機構
盤の裏面側に突出することを防止できる上、その配線の
接続作業も容易に行えるようになる。
制御基盤ケースを収納すると、制御基盤のコネクタが凹
室部の壁のスリットに臨むとともに、制御基盤ケースの
背面側における裏機構盤上に機構体の配置スペースが形
成されるので、制御基盤ケースと所定の機構体を前後方
向に重合させて配置するができるようになり、また、当
該機構体により制御基盤ケースの背面が覆われて保護さ
れ、しかも、機構体を設置した状態でも制御基盤のコネ
クタに対してスリットを介して電気的な接続を行うこと
ができるようになる。したがって、裏機構盤上の配置ス
ペースを有効に利用して機構体が設置され、機構体が遊
技機の裏面側へ大きく突出することも防止でき、各種の
作業性の低下や物の接触による故障などの問題も少なく
なり、特に、電子部品を搭載した制御基盤の故障を未然
に防ぐことができるし、当該重合し た配置に機縁して制
御基盤への配線の接続作業性が低下してしまうことを防
止することもできる。請求項2に係る発明によれば、遊
技盤に備えられた役物装置を制御する役物制御基盤と、
裏機構盤に備えられた玉排出装置を制御する排出制御基
盤と、のうち、該排出制御基盤が内在された制御基盤ケ
ースを前記裏機構盤の凹室部に収納するようにしたの
で、交換頻度の異なる制御基盤を備えた遊技機におい
て、その交換頻度を反映した効率よいケースの配置が行
える。請求項3に係る発明によれば、スリットが形成さ
れた凹室部の壁を挟んで、当該凹室部の外側には、制御
基盤のコネクタに接続される配線を収納処理する配線処
理室が形成されるので、配線処理室で収納処理された配
線をスリットから臨むコネクタに対して容易に電気的接
続を行える。したがって、制御基盤からの配線が裏機構
盤の裏面側に突出することを防止できる上、その配線の
接続作業も容易に行えるようになる。
【図1】本発明に係るパチンコ機の一実施例の構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】同実施例のパチンコ機の裏機構の構成を示す図
である。
である。
【図3】同実施例の制御基盤の取り付け部付近の拡大図
である。
である。
【図4】同実施例の制御基盤の斜視図である。
【図5】同実施例の基枠体の正面図である。
1 パチンコ機(遊技機) 11 前面枠 13 遊技盤 72 玉導出樋(所定の機構体) 72a、72b クリップ 74 玉排出装置 84K 中央開口部 90 裏機構盤 103、104 ボス 110 凹室部 120 排出制御基盤 120C ケース(制御基盤ケース) 121〜126 コネクタ 137 配線141、142 スリット 160 配線処理室
Claims (3)
- 【請求項1】 中央開口部が形成されるとともに各種機
構体を備えて構成される裏機構盤を、遊技盤の裏面側に
配設した遊技機において、 前記裏機構盤の所定部位に、コネクタを有する制御基盤
が内在された制御基盤ケースを収納可能に裏面側が開口
した凹室部を形成し、 前記凹室部を構成する壁にスリットを形成して、前記コ
ネクタが該スリットに臨むように前記制御基盤ケースを
該凹室部に収納し、 前記凹室部に収納された制御基盤ケース背面側における
前記裏機構盤上に機構体の配置スペースを形成して、所
定の機構体を、当該制御基盤ケースの背面を覆う状態で
該配置スペースに対して配設したことを特徴とする遊技
機。 - 【請求項2】 当該遊技機には、前記遊技盤に備えられ
た役物装置を制御する役物制御基盤と、前記裏機構盤に
備えられた玉排出装置を制御する排出制御基盤と、が備
えられ、 前記役物制御基盤と前記排出制御基盤のうち、該排出制
御基盤が内在された制御基盤ケースを前記裏機構盤の凹
室部に収納するようにしたことを特徴とする請求項1に
記載の遊技機。 - 【請求項3】 前記スリットが形成された凹室部の壁を
挟んで、当該凹室部の外側には、前記制御基盤のコネク
タに接続される配線を収納処理する配線処理室を形成し
たことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊
技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20295292A JP3153351B2 (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20295292A JP3153351B2 (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623100A JPH0623100A (ja) | 1994-02-01 |
JP3153351B2 true JP3153351B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=16465886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20295292A Expired - Fee Related JP3153351B2 (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3153351B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4761283B2 (ja) * | 2001-09-26 | 2011-08-31 | サミー株式会社 | 弾球遊技機 |
JP4945996B2 (ja) * | 2005-10-14 | 2012-06-06 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP5403558B2 (ja) * | 2010-09-08 | 2014-01-29 | サミー株式会社 | 弾球遊技機 |
JP5796624B2 (ja) * | 2013-12-16 | 2015-10-21 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP6044658B2 (ja) * | 2015-02-06 | 2016-12-14 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP6847536B2 (ja) * | 2017-09-12 | 2021-03-24 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
-
1992
- 1992-07-06 JP JP20295292A patent/JP3153351B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0623100A (ja) | 1994-02-01 |
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