JP3038778U - ミスト生成装置 - Google Patents
ミスト生成装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 生成したミストを配管を通して遠方の被加工
領域にまで供給することが可能なミスト生成装置を提供
すること。 【解決手段】 内筒部52の内部に基端側から供給され
たオイルを先端側に吐出するためのオイル流路部60を
形成するとともに、先端側の外周面をその先端方向に向
けて外径寸法が順次縮径するテーパ状周面54に仕上げ
る。この内筒部52のテーパ状周面54を覆うように外
套部80を設けて、テーパ状周面54と外套部80内周
面との間にそのテーパ状周面54に沿ったエア流路部8
5を形成する。エア流路部60基端側から供給されたエ
アをそのエア流路部60に沿って内筒部52先端側に送
り出すとともに、オイル流路部60にパルス状にオイル
を供給してミストを生成する。これにより非常に微細な
粒子からなるミストが生成される。
領域にまで供給することが可能なミスト生成装置を提供
すること。 【解決手段】 内筒部52の内部に基端側から供給され
たオイルを先端側に吐出するためのオイル流路部60を
形成するとともに、先端側の外周面をその先端方向に向
けて外径寸法が順次縮径するテーパ状周面54に仕上げ
る。この内筒部52のテーパ状周面54を覆うように外
套部80を設けて、テーパ状周面54と外套部80内周
面との間にそのテーパ状周面54に沿ったエア流路部8
5を形成する。エア流路部60基端側から供給されたエ
アをそのエア流路部60に沿って内筒部52先端側に送
り出すとともに、オイル流路部60にパルス状にオイル
を供給してミストを生成する。これにより非常に微細な
粒子からなるミストが生成される。
Description
【0001】
この考案は、切断、穿鑿等の切削加工時における潤滑及び冷却を図るために用 いられるミストを生成するミスト生成装置に関する。
【0002】
切断、穿鑿等の金属切削加工においては、加工能率の向上や工具の長寿命化を 図るため、被加工領域において潤滑及び冷却を行なう必要がある。
【0003】 このため、従来では、油性又は水溶性のオイルをドリルやタップ等の加工工具 の近傍に設けられたノズルやあるいは加工工具そのものの内部に形成されたオイ ル流路を通して液状のまま被加工領域に供給する方法が一般的に行なわれている 。
【0004】 しかしながら、このようにオイルを液状のまま被加工領域に供給する方法では 、大量のオイルを消費するため、加工コストが増大し、資源の無駄使いともなる 。また、周囲に飛散したオイルにより、加工機械の不具合、作業環境の悪化等を 招く。特に、近年地球規模の環境保全意識の高まりを背景にISO14000が 規格された現状においては、このような状況を回避する必要がある。
【0005】 そこで、オイルをミスト状に生成し、これを被加工領域に吹き付ける方法が別 途提案されている。
【0006】 すなわち、この方法では、図10に示すように、およそ10kgf/cm2の エアが供給されるノズル200内にオイル202が連続して滴下され、ノズル2 00内でオイル202をエアと混合してノズル先端部200aからミスト状に噴 出させるようにしている。
【0007】
しかしながら、上述の方法では、ノズル先端部200aから比較的近傍の範囲 内でしかミスト状体を維持できず、そのため上記ノズル200を加工工具近傍に 取付ける必要があり、加工機械の設計の自由度が制約されるという問題がある。 ちなみに、ノズル200の先端側にオイル流路等の配管を接続してミストをノズ ル200から遠く離れた被加工領域にまで供給しようとしても、配管途中でオイ ル粒子が互いに衝突して結合してしまいミスト状体が維持できなくなる。
【0008】 そこで、この考案は上述したような問題を解決すべくなされたもので、生成し たミストを配管を介して遠方の被加工領域にまで供給することが可能なミスト生 成装置を提供する目的とする。
【0009】
上記の課題を解決するため、この考案にかかる請求項1記載のミスト生成装置 は、内部に基端側から供給された水溶性オイルを先端側に吐出するためのオイル 流路部が形成されるとともに、先端側の外周面がその先端方向に向けて外径寸法 が順次縮径するテーパ状周面に仕上げられた内筒部を有し、前記テーパ状周面を 覆うように外套部が設けられて、前記テーパ状周面と前記外套部内周面との間に そのテーパ状周面に沿ったエア流路部が形成され、エア流路部基端側から供給さ れたエアを前記エア流路部に沿って前記内筒部先端側に送り出すとともに、前記 オイル流路部にパルス状にオイルを供給してミストを生成することを特徴とする 。
【0010】 また、請求項2記載のように、前記エアを圧力2.5〜10kgf/cm2で 供給するとともに、前記オイルを0〜20kgfの圧力/cm2で毎分3〜50 ccの流量でパルス状に供給し、テーパ状周面の傾斜角度を10〜12度に設定 し、前記内筒部の前記オイル流路部開口端部における筒肉厚寸法を前記オイル流 路部の先端部内径とほぼ同じに形成し、前記オイル流路部の先端部内径寸法を1 〜2mmに設定してもよい。
【0011】
以下、この考案にかかる一実施形態のミスト生成装置について説明する。
【0012】 即ち、このミスト生成装置50は、図1ないし図3に示すように、内部に基端 側から供給されたオイルを先端側に吐出するためのオイル流路部60が形成され るとともに、先端側の外周面がその先端方向に向けて外径寸法が順次縮径するテ ーパ状周面54に形成された内筒部52を有し、この内筒部52に略筒状の外套 部80が外嵌されてテーパ状周面54と外套部80の内周面との間にそのテーパ 状周面54に沿ったエア流路部85が形成されている。
【0013】 上記内筒部52のオイル流路部60は、図2に示すように、その先端側から順 に小径部62,中径部64,大径部66が形成されてその先端側から基端側に向 けて段階的に径が増大するように形成され、また、その基端側には外部からオイ ルを供給するためのオイル配管(図1ないし図3では図示省略)接続用の連結部 68が設けられている。
【0014】 なお、このようにオイル流路部60の内径をその基端側に向けて段階的に増大 するようにしているのは、後述するようにミスト生成の条件として、その先端側 で必要な小径を確保するとともに、オイルの供給量に対して適切なオイル流路部 60の内部容量(後述する)を確保するためである。
【0015】 また、内筒部52先端面の外径寸法は上記小径部62の内径寸法の3倍の外径 寸法、即ち、小径部62の内径寸法と同じ内筒部52の筒肉厚寸法とされている 。
【0016】 そして、ここから内筒部52外周面の小径部62及び中径部64に対応する領 域にその基端側に向かって外径寸法が順次大きくなるテーパ状周面54が形成さ れている。また、このテーパ状周面54基端側の最大外径部分から基端側の大径 部66と対応する領域に胴部56が形成されるとともに、その胴部56基端側の 連結部68と対応する領域に後述する外套部80と密着状に嵌め込まれる周突部 58が形成されている。
【0017】 一方、外套部80は、図1及び図3に示すように、その先端側から順に噴出室 部82,テーパ収容部84,収容胴部86,収容突部88とを備える。
【0018】 上記噴出室部82は、内筒部52の先端側領域に配置され、その内部領域でミ ストが生成される。なお、その先端側には、生成されたミストを外部の工具に供 給するためのミスト配管接続用の連結部81が設けられている。
【0019】 また、テーパ収容部84は、テーパ状周面54と対応する領域に配設され、テ ーパ状周面54をその周面54から所定距離離れた位置を覆って、テーパ状周面 54とテーパ収容部84内周面との間に所定幅のエア流路部85を形成している 。
【0020】 このテーパ状周面84基端側の最大外径部分から胴部56と対応する領域に収 容胴部86が配設されている。収容胴部86は、胴部56をその周面から所定距 離離れた位置を覆って胴部56外周面と収容胴部86内周面との間に所定幅のエ ア導入空間部87を形成するとともに、その上方にエア供給用の配管(図示省略 )が連結される連結部90が設けられている。
【0021】 また、収容胴部86の基端側の周突部58と対応する領域に、収容突部88が 設けられ、この収容突部88に周突部58が密着状に装着され、エア流路部85 及びエア導入空間部87の基端側を封止している。
【0022】 以下、このミスト生成装置50によるミストの生成方法及びその原理を概略的 に説明する。
【0023】 まず、エア流路部85基端側の連結部90から所定圧力のエアを導入するとと もに、オイル流路部60基端側の連結部68からオイルを断続的に、即ちパルス 状に供給する。
【0024】 すると、図4に示すように、オイルの供給が停止されている間では、エア流路 部85に沿って流れるエアにより、内筒部52の先端側のエア流路部85延長上 に高速のエアの流路Gが形成される。
【0025】 そして、この流路Gの内側には、テーパ状周面54からその先端側に延長され た円錐状周面に囲まれる略円錐状の空間Vが形成され、上記流路Gを流れる高速 のエアはこの空間V内の気体を巻き込みながら先端方向へ流れる。
【0026】 このように空間Vから高速エアにより流路G側に気体が巻き込まれると、図5 に示すように、その空間V内に回転速度の速い渦流が形成され、同時に、空間V 基端側のオイル流路部60からはオイルの供給が停止された状態なので、極めて 真空状態に近い低圧状態になる。
【0027】 このとき、空間Vでは、その円錐状表面に沿って真空度が高くなるが、このよ うな真空度の高い部分がオイル流路部60内にも形成されるようになると、後述 するようにオイル流路部60からオイルが吸引されにくくなるため、この装置で はそれを回避するために内筒部52先端における管壁の厚さを小径部62の内径 寸法と同程度に設定している。
【0028】 この状態で、オイル流路部60にオイルが供給されると、渦を巻く空間Vの負 圧により流路部60内のオイルが吸い出され、その先端側の噴出室部82内に噴 出される。
【0029】 そして、オイルの供給が再度停止されると、再びオイル流路部60開口部の先 端側に低圧の空間Vが形成され、上記動作が繰り返される。
【0030】 以上のように構成されたミスト生成装置50によると、流れの速い渦を巻く低 圧の空間Vによりオイル流路部60内からオイルを吸引して、噴出室部82内に 噴出させているので、非常に微細なオイルの粒子により構成されたミストを生成 することができる。
【0031】 このように生成されたミストは、たとえ配管中に通しても粒子同士が衝突して 結合するようなこともほとんどなく、生成したミストをミスト配管を通してミス ト生成装置から遠く離れた位置まで供給することが可能となる。
【0032】 また、このように非常に微細なオイルの粒子からなるミストを被加工領域に吹 き付けた場合、大きな粒子からなるミストを吹き付けた場合と比べて、被加工物 に対する付着性が良くなり、工具と被加工物間の潤滑性能が良くなるという効果 が得られる。さらに、微細な粒子のミストが被加工領域で容易に気化して冷却性 能にも優れる。
【0033】 このようなミスト生成装置50において微細な粒子のミストを生成するための 好ましい条件は、次のとおりである。まず、連結部90から供給されるエアの圧 力は、2.5〜10kgf/cm2の範囲内であることが好ましい。これは、圧 力が2.5kgf/cm2より小さいと、生成したミストをミスト配管を通して 遠距離まで送り出すことができなくなるからであり、また、圧力が10kgf/ cm2より大きくなると、生成されたミストがミスト配管の途中で互いに衝突し 結合してミスト状態を維持できなくなるからである。なお、本ミスト生成装置5 0が通常用いられる工場内に配管されているエアの圧力は、7kgf/cm2以 下であるので、かかる既存の工場エアをそのまま用いればよい。
【0034】 また、オイル流路部60から供給されるオイルは、0〜20kgf/cm2の 圧力で、毎分3〜30ccの流量で供給することが好ましい。
【0035】 さらに、小径部62,中径部64,大径部66及び連結部68を含むオイル流 路部60とこのオイル流路部60にオイルを供給するためのポンプからのオイル 配管との総容量は、1回のパルス当たりで供給されるオイルの量とほぼ同じにす ることが好ましい。これは、1回のパルスで供給されたオイルがオイル流路部6 0内を満たすようにするためである。
【0036】 また、オイル流路部60の中心軸Xに対するテーパ状周面54の傾斜角θは、 10〜12度であることが好ましい。これは、テーパ状周面54延長面により囲 まれる空間Vが、オイル流路部60からオイルを吸引するために必要な体積とな るようにするためである。
【0037】
以下、この考案にかかるミスト生成装置を備えたミスト供給装置の一実施例に ついて説明する。
【0038】 図6及び図7に示すように、このミスト供給装置2は、タンク4内に貯蔵され た水溶性オイルをポンプ10により吸い上げてミスト生成装置50に供給すると ともに、外部から供給された所定圧力のエアを調整弁部20及び圧力調整部30 を介してミスト生成装置50に供給するように構成されている。
【0039】 上記ポンプ10からタンク4下方に向けて、開口端にフィルタ14を備えた吸 入管12が延設され、この吸入管12を介して吸い上げられたタンク4内の水溶 性オイルは、オイル配管16を介してミスト生成装置50の後端側から供給され る。
【0040】 このポンプ10は、吸い上げた水溶性オイルをパルス状にミスト生成装置50 に供給するように構成され、その1分間当たりのパルス数とその1回のパルス当 たりの供給量であるストローク量を、ミスト供給装置2前面のパネル40に設け られたストローク調整ダイアル42及びパルス数調整ダイアル44によりそれぞ れ調整可能なように構成されている。
【0041】 また、エア配管18aを介して装置2内に供給された工場エア等のエアは、ま ず、調整弁部20内に送り込まれる。この調整弁部20としては、ポンプ10に 電気的に接続された電磁弁が用いられ、ポンプ10により水溶性オイルをパルス 状に供給している間のみ電磁弁を開状態にして、エアの供給が行なわれるように している。
【0042】 エアは、この調整弁部20からエア配管18bを介して圧力調整部30に供給 され、ここで測定されたエアの圧力がパネル40に設けられた圧力計46により 表示されるとともに、パネル40の圧力調整ダイアル48によりそのエアの圧力 が調整されてエア配管18cを介してミスト生成装置50に供給される。
【0043】 このように水溶性オイル及びエアがミスト生成装置50に供給されると、既述 したようにここで水溶性オイルがミスト状に生成され、ミスト配管6を介して外 部に供給される。
【0044】 このミスト配管6は、図8又は図9に示すように、穿鑿等の加工装置180a ,180bに設けられた給油口182a,182bに連結され、給油口182a ,182bから加工装置180a,180b内部の配管184a,184bを通 じてドリル188a内部のオイル流路188aに供給されて、そのドリル188 a先端部と被加工物間の被加工領域に向けて吹き付けられたり(図3参照)、ま た、ドリル188b周囲に設けられたノズル190bによりドリル188b先端 の被加工領域に吹き付けられる。
【0045】 なお、加工装置がドリルによる穿鑿用の加工装置でない場合、例えば、タップ やダイス加工、切断加工等他の加工装置の場合でも、同様に、その装置内の配管 を通して加工工具近傍に設けたノズルにより被加工領域に吹き付ければよい。
【0046】 なお、上記ミスト生成装置50は、図1ないし図3において説明したものであ るが、各部の寸法設定は以下のように設定されている。
【0047】 即ち、内筒部52において、小径部62のX軸に沿った長さ寸法は8mm,そ の直径寸法は1mm、中径部64の長さ寸法は9mm,直径寸法は1.5mm、 大径部66の長さ寸法は16mm,直径寸法は5mm、また、周突部58の長さ 寸法は10mmであり、その内周面にはオイル配管18cを螺合連結するための ねじ溝が形成されている。また、エア流路85の径方向の幅を約3mmにしてい る。
【0048】 また、テーパ状周面54のX軸方向に対する傾斜角度θは10度に設定され、 そのX軸方向に沿った長さ寸法は20mmに設定され、そして、その先端側の最 小径部の外径寸法は3mmに設定されるとともに、基端側の最大径部の外径寸法 は10mmに設定されている。
【0049】 一方、外套部80は、その全長(連結部81を除き、噴出室部82先端から収 容突部88基端側まで)が80mmに設定されている。
【0050】 そして、噴出室部82の外径寸法は8mm,収容胴部86の外径寸法は16m mに設定されるとともにそのX軸方向に沿った長さ寸法は13mmに設定され、 また、収容突部88の長さ寸法は10mmに設定されている。
【0051】 以上のように構成されたミスト供給装置によると、エアの圧力3kgf/cm 2 、水溶性オイルを圧力10kgf/cm2,毎分5ccの流量で、毎分150パ ルスの条件で、ミストを生成させると、30mの配管を介してミストを供給する ことが可能であった。
【0052】 なお、このミスト供給装置により生成されたミストを被加工領域に吹き付けて バイト加工をした場合と、油性オイルを被加工領域に液状のまま流下してバイト 加工をした場合との比較結果は以下のようになった。
【0053】 条件は加工工具の送りを0.3mm/r,周速を150m/minにして、0 .3mmの仕上げ取り代加工をした場合であって、ミスト供給装置では、エアの 圧力を3kg/cm2,オイルを毎分5ccの流量で供給し、また、オイルとし て水溶性オイル(マイティミスト(商品名),マイティ科学株式会社製造)を用 いた。
【0054】 その結果、油性オイルを液状のまま流下した場合には、逃げ面の摩耗が0.8 27mm生じたのに対し、このミスト供給装置により生成されたミストを吹き付 けた場合には、逃げ面摩耗が0.131mmになり、油性オイルを流下した場合 よりも摩耗が少なくなった。
【0055】 また、オイルをミスト状にして被加工領域に吹き付けているので、従来のオイ ルを流下させる場合と比較して、オイルの消費量を飛躍的に減少でき、ISO1 4000の認定取得も可能となり、環境保全にも貢献することがわかった。
【0056】
以上のように、この考案の請求項1記載のミスト生成装置によると、内部に基 端側から供給されたオイルを先端側に吐出するためのオイル流路部が形成される とともに、先端側の外周面がその先端方向に向けて外径寸法が順次縮径するテー パ状周面に仕上げられた内筒部を有し、前記テーパ状周面を覆うように外套部が 設けられて、前記テーパ状周面と前記外套部内周面との間にそのテーパ状周面に 沿ったエア流路部が形成され、エア流路部基端側から供給されたエアを前記エア 流路部に沿って前記内筒部先端側に送り出すとともに、前記オイル流路部にパル ス状にオイルを供給してミストを生成しているため、オイル流路部を沿って内筒 部の先端側に供給された高速エアによりエア流路部開口部先端側エアが吸い込ま れて、そこに渦を巻いた低圧の部分が形成される。この渦流の低圧部分によりオ イル流路部のオイルが吸引されて、ミストが生成されることとなる。従って、非 常に微細な粒子からなるミストが生成され、このようなミストはミスト配管を通 して遠方の被加工領域にまで供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかる一実施形態のミスト生成装置
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】同上のミスト生成装置の内筒部を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】同上のミスト生成装置の外套部を示す側面図で
ある。
ある。
【図4】同上のミスト生成装置の原理を説明するための
要部拡大断面図である。
要部拡大断面図である。
【図5】同上のミスト生成装置の原理を説明するための
要部拡大断面図である。
要部拡大断面図である。
【図6】この考案にかかる一実施例のミスト生成装置を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図7】同上のミスト生成装置を示す背面図である。
【図8】同上のミスト生成装置の使用例を説明する図で
ある。
ある。
【図9】同上のミスト生成装置の他の使用例を説明する
図である。
図である。
【図10】従来例を示す断面図である。
52 内筒部 54 テーパ状周面 60 オイル流路部 80 外套部 85 エア流路部
Claims (2)
- 【請求項1】 内部に基端側から供給されたオイルを先
端側に吐出するためのオイル流路部が形成されるととも
に、先端側の外周面がその先端方向に向けて外径寸法が
順次縮径するテーパ状周面に仕上げられた内筒部を有
し、 前記テーパ状周面を覆うように外套部が設けられて、前
記テーパ状周面と前記外套部内周面との間にそのテーパ
状周面に沿ったエア流路部が形成され、 エア流路部基端側から供給されたエアを前記エア流路部
に沿って前記内筒部先端側に送り出すとともに、前記オ
イル流路部にパルス状にオイルを供給してミストを生成
することを特徴とするミスト生成装置。 - 【請求項2】 前記エアが圧力2.5〜10kgf/c
m2で供給されるとともに、前記オイルが0〜20kg
f/cm2の圧力で毎分3〜50ccの流量でパルス状
に供給され、 前記テーパ状周面の傾斜角度が10〜12度に設定さ
れ、前記内筒部の前記オイル流路部開口端部における筒
肉厚寸法が前記オイル流路部の先端部内径とほぼ同じに
形成され、前記オイル流路部の先端部内径寸法が1〜2
mmに設定されることを特徴とする請求項1記載のミス
ト生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996012841U JP3038778U (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | ミスト生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996012841U JP3038778U (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | ミスト生成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3038778U true JP3038778U (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=43173441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996012841U Expired - Lifetime JP3038778U (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | ミスト生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3038778U (ja) |
-
1996
- 1996-12-17 JP JP1996012841U patent/JP3038778U/ja not_active Expired - Lifetime
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