JP3038774B2 - 電動三輪型車椅子 - Google Patents
電動三輪型車椅子Info
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- JP3038774B2 JP3038774B2 JP2086938A JP8693890A JP3038774B2 JP 3038774 B2 JP3038774 B2 JP 3038774B2 JP 2086938 A JP2086938 A JP 2086938A JP 8693890 A JP8693890 A JP 8693890A JP 3038774 B2 JP3038774 B2 JP 3038774B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、老人、身障者等に利用される電動三輪型車
椅子に係り、特に、車体下部の骨組みの強化を図った電
動三輪型車椅子に関するものである。
椅子に係り、特に、車体下部の骨組みの強化を図った電
動三輪型車椅子に関するものである。
(従来の技術) 従来、老人、身障者等に利用される電動三輪型車椅子
は、搭載したバッテリーによってモータを駆動させ後輪
を回転させて走行するようにされている(実開昭61−20
0028号公報参照)。第5〜8図はその構造を示したもの
で、電動三輪型車椅子(以下、電動三輪車という)1
は、アクセレータ、手動ブレーキ等の操作部を有するス
テアリングバー2aがステアリングシャフト2bの上部に設
けられている。ステアリングシャフト2bはステアリング
カバー3によって覆われている。ステアリングカバー3
の下部は前部カバー4が位置し、前部カバー4の中のヘ
ッドパイプステー5(第6図)にヘッドパイプ6(第6
図)が支持される。フロントフォーク8は中央に配した
前輪7を下部で支持し上部はヘッドパイプ6へ支持され
ステアリングシャフト2bと連設される。
は、搭載したバッテリーによってモータを駆動させ後輪
を回転させて走行するようにされている(実開昭61−20
0028号公報参照)。第5〜8図はその構造を示したもの
で、電動三輪型車椅子(以下、電動三輪車という)1
は、アクセレータ、手動ブレーキ等の操作部を有するス
テアリングバー2aがステアリングシャフト2bの上部に設
けられている。ステアリングシャフト2bはステアリング
カバー3によって覆われている。ステアリングカバー3
の下部は前部カバー4が位置し、前部カバー4の中のヘ
ッドパイプステー5(第6図)にヘッドパイプ6(第6
図)が支持される。フロントフォーク8は中央に配した
前輪7を下部で支持し上部はヘッドパイプ6へ支持され
ステアリングシャフト2bと連設される。
また、電動三輪車1の後部には座席9が設けられると
共に、この座席9と車体前部との間にはフロアカバー10
が取り付けられている。座席9は、その下部中央を主軸
11(第6図)に支持されている。また、座席9の下部に
はバッテリー、モータ等の収納ボックス12が固定され、
その両側外部に駆動車輪13が取り付けられている。アク
セレータと連結されたハーネス14および手動ブレーキの
操作部と連結されたケーブル15がステアリングカバー3
内部を通って下方に延び、さらに後方に延長してそれぞ
れバッテリー、駆動車輪13に接続されている。そして、
ステアリングバー2a操作時の手動操作によって駆動車輪
13の回転が制御されるようになっている。
共に、この座席9と車体前部との間にはフロアカバー10
が取り付けられている。座席9は、その下部中央を主軸
11(第6図)に支持されている。また、座席9の下部に
はバッテリー、モータ等の収納ボックス12が固定され、
その両側外部に駆動車輪13が取り付けられている。アク
セレータと連結されたハーネス14および手動ブレーキの
操作部と連結されたケーブル15がステアリングカバー3
内部を通って下方に延び、さらに後方に延長してそれぞ
れバッテリー、駆動車輪13に接続されている。そして、
ステアリングバー2a操作時の手動操作によって駆動車輪
13の回転が制御されるようになっている。
また、第6図に示すように電動三輪車1の下部は中空
のメインフレーム16,16を車体両サイド位置に配した構
造とされ、アクセレータ用ハーネス14および手動ブレー
キ用ケーブル15は片側のメインフレーム16に沿って後方
に延ばされている。両側のメインフレーム16,16の間に
は、複数のリーンホースメント17が互いに間隔を開け、
車体の前後方向に対して直交するように掛け渡されて溶
着固定されており、電動三輪車1の下部フレーム全体は
はしご型の構造を呈している。フロアカバー10は第8図
に示すように両サイドのメインフレーム16およびリーン
フォースメント17に密着した状態でビス18によって締め
付け固定され(第8図)、したがってリーンフォースメ
ント17に切り欠き部19を設けてこの切り欠き部19内をハ
ーネス14、ケーブル15を挿通させるようにしている(第
7図)。なお、この場合、ハーネス14、ケーブル15がリ
ーンフォースメント17との間でたるみを生じる危険があ
るので、第8図に示すようにクランプ20によってまとめ
てメインフレーム16に支持することになる。あるいは第
9図に示すように、フロアカバー10の下にさらにアンダ
ーガードカバー21を配し、メインフレーム16へその両側
を固定して空洞部を形成させ、この内部にハーネス14、
ケーブル15等を挿通させるようにしている。
のメインフレーム16,16を車体両サイド位置に配した構
造とされ、アクセレータ用ハーネス14および手動ブレー
キ用ケーブル15は片側のメインフレーム16に沿って後方
に延ばされている。両側のメインフレーム16,16の間に
は、複数のリーンホースメント17が互いに間隔を開け、
車体の前後方向に対して直交するように掛け渡されて溶
着固定されており、電動三輪車1の下部フレーム全体は
はしご型の構造を呈している。フロアカバー10は第8図
に示すように両サイドのメインフレーム16およびリーン
フォースメント17に密着した状態でビス18によって締め
付け固定され(第8図)、したがってリーンフォースメ
ント17に切り欠き部19を設けてこの切り欠き部19内をハ
ーネス14、ケーブル15を挿通させるようにしている(第
7図)。なお、この場合、ハーネス14、ケーブル15がリ
ーンフォースメント17との間でたるみを生じる危険があ
るので、第8図に示すようにクランプ20によってまとめ
てメインフレーム16に支持することになる。あるいは第
9図に示すように、フロアカバー10の下にさらにアンダ
ーガードカバー21を配し、メインフレーム16へその両側
を固定して空洞部を形成させ、この内部にハーネス14、
ケーブル15等を挿通させるようにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の構造ではリーンフォースメント
17の上部にはフロアカバー10が密着するので、ハーネス
14、ケーブル15等を後方に延長するときには、第7図に
示すように、ハーネス14、ケーブル15の通路を確保する
ためリーンフォースメント17の一部に切り欠き部19を設
けている。このため、切り欠き部19には応力が集中しこ
の部分は衝撃力等に弱くなる。また、リーンフォースメ
ント17の切り欠き加工を行うため加工費が嵩み好ましい
ものではない。また、ハーネス14、ケーブル15保護のた
め、フロア下部でのクランプ20、アンダーガードカバー
21等の組み付けが煩雑であり、部品点数が多く、作業能
率を低下させ、単価、組み付け費の削減が計れないもの
である。
17の上部にはフロアカバー10が密着するので、ハーネス
14、ケーブル15等を後方に延長するときには、第7図に
示すように、ハーネス14、ケーブル15の通路を確保する
ためリーンフォースメント17の一部に切り欠き部19を設
けている。このため、切り欠き部19には応力が集中しこ
の部分は衝撃力等に弱くなる。また、リーンフォースメ
ント17の切り欠き加工を行うため加工費が嵩み好ましい
ものではない。また、ハーネス14、ケーブル15保護のた
め、フロア下部でのクランプ20、アンダーガードカバー
21等の組み付けが煩雑であり、部品点数が多く、作業能
率を低下させ、単価、組み付け費の削減が計れないもの
である。
本発明は、車体強度を保ち組み付け性の良い電動三輪
型車椅子を提供することを目的とする。
型車椅子を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、車体フレームの
前部にヘッドパイプを立設して、前輪を回転自在に支持
したフロントフォークのステアリングシャフトを軸支す
ると共に該ステアリングシャフトの上部に前記前輪を操
舵するステアリングバーを連設し、 車体フレームの後部に座席を設け、該座席の下方に後
輪を駆動するモータとこのモータに電力を供給するバッ
テリを搭載支持し、 前記ヘッドパイプを立設した車体フレームの前部と前
記座席を設けた車体フレームの後部の間に低床のフロア
ーを形成し、 前記ステアリングバーに配設され、駆動する後輪の回
転をコントロールする操作装置に接続したハーネス及び
ケーブルを、前記車体フレームの前後に亘って延在して
前記モータ等に接続し、走行操作可能とした電動三輪型
車椅子において、 前記車体フレームの前部に前記ヘッドパイプを立設支
持するヘッドパイプステーを備え、車体後方へ向かって
延びる前記車体フレームのメインフレームを、板状の本
体部と該本体部の左右両側に上方に向けて突出形成した
中空レール部とで横断面凹状に形成し、 少なくとも前記メインフレームの前部を含め後部の座
席より前方のフロアー部を上方から覆うフロアカバーを
前記メインフレームの中空レール部に当接固定し、前記
メインフレームと前記フロアカバーとの間に、前記メイ
ンフレームの前部から後方に向かって延出存在するトン
ネル状の通路を形成し、該トンネル状の通路に前記ハー
ネス及びケーブルを挿通配置したことを特徴とする。
前部にヘッドパイプを立設して、前輪を回転自在に支持
したフロントフォークのステアリングシャフトを軸支す
ると共に該ステアリングシャフトの上部に前記前輪を操
舵するステアリングバーを連設し、 車体フレームの後部に座席を設け、該座席の下方に後
輪を駆動するモータとこのモータに電力を供給するバッ
テリを搭載支持し、 前記ヘッドパイプを立設した車体フレームの前部と前
記座席を設けた車体フレームの後部の間に低床のフロア
ーを形成し、 前記ステアリングバーに配設され、駆動する後輪の回
転をコントロールする操作装置に接続したハーネス及び
ケーブルを、前記車体フレームの前後に亘って延在して
前記モータ等に接続し、走行操作可能とした電動三輪型
車椅子において、 前記車体フレームの前部に前記ヘッドパイプを立設支
持するヘッドパイプステーを備え、車体後方へ向かって
延びる前記車体フレームのメインフレームを、板状の本
体部と該本体部の左右両側に上方に向けて突出形成した
中空レール部とで横断面凹状に形成し、 少なくとも前記メインフレームの前部を含め後部の座
席より前方のフロアー部を上方から覆うフロアカバーを
前記メインフレームの中空レール部に当接固定し、前記
メインフレームと前記フロアカバーとの間に、前記メイ
ンフレームの前部から後方に向かって延出存在するトン
ネル状の通路を形成し、該トンネル状の通路に前記ハー
ネス及びケーブルを挿通配置したことを特徴とする。
(作用) 上記の構成とすることによって、車体下部は中空レー
ル部31aを有するメインフレーム29によって縦横方向に
剛性が保たれ、しかも中空レール部31aとフロアカバー2
2とが当接することによって、該メインフレーム29とフ
ロアカバー22との間に車体の前後方向に貫通するトンネ
ル状の通路(空洞部29a)ができ、この中にハーネス3
6、ケーブル37等を挿通する。このため、特に、ハーネ
ス36、ケーブル37等の配設用通路(溝)を設けなくても
良く、また、ハーネス36、ケーブル37等が下方に垂れ下
がることもない。
ル部31aを有するメインフレーム29によって縦横方向に
剛性が保たれ、しかも中空レール部31aとフロアカバー2
2とが当接することによって、該メインフレーム29とフ
ロアカバー22との間に車体の前後方向に貫通するトンネ
ル状の通路(空洞部29a)ができ、この中にハーネス3
6、ケーブル37等を挿通する。このため、特に、ハーネ
ス36、ケーブル37等の配設用通路(溝)を設けなくても
良く、また、ハーネス36、ケーブル37等が下方に垂れ下
がることもない。
(実施例) 次に、本発明の実施例を第1図ないし第4図に基づい
て説明する。なお、電動三輪車は、従来技術でも説明し
たように、座席前方に位置するステアリングバーおよび
ステアリングバーに有するアクセレータ、手動ブレーキ
の操作部を手で操作することで走行させることができる
ようにされている。そして、ステアリングバーから下方
に延びたステアリングシャフトは前部車輪の軸受に連結
し、アクセレータに接続されたハーネスおよび手動ブレ
ーキの操作部に接続されたケーブルは後部に延び、車体
両側外部に取り付けた駆動車輪の回転をコントロールす
るように接続されている。
て説明する。なお、電動三輪車は、従来技術でも説明し
たように、座席前方に位置するステアリングバーおよび
ステアリングバーに有するアクセレータ、手動ブレーキ
の操作部を手で操作することで走行させることができる
ようにされている。そして、ステアリングバーから下方
に延びたステアリングシャフトは前部車輪の軸受に連結
し、アクセレータに接続されたハーネスおよび手動ブレ
ーキの操作部に接続されたケーブルは後部に延び、車体
両側外部に取り付けた駆動車輪の回転をコントロールす
るように接続されている。
第1図に示すように、電動三輪車の下部はフロアカバ
ー22と車体フレーム23とを備えている。フロアカバー22
の前部は前方に膨らんだ略円弧状に形成され僅かに上向
きに傾斜し、フロアカバー22の後端は内側に湾曲した形
を呈している。フロアカバー22前部および両側面の縁に
は下方に突出したフランジ24が内側を囲むように連続し
て形成され、略円弧状に沿ってその上方を覆う前部カバ
ー25が設けられ、この内側の前部中央には孔26が開けら
れている。この孔26にステアリングバーと共に回動する
フロントフォークの軸受(ヘッドパイプ)27を支持する
ヘッドパイプステー28が挿通され、前部カバー25に覆わ
れるようになっている。前部カバー25の中央は略半円状
の切り欠き部25aを有しヘッドパイプステー28の上部が
臨み、ヘッドパイプ27が突出するようになっている。22
aはバッテリー搭載用のへこみ部でありリヤーカバーS
の内側に位置され、リヤーカバーSの側部外側には駆動
車輪Tが設けられる。
ー22と車体フレーム23とを備えている。フロアカバー22
の前部は前方に膨らんだ略円弧状に形成され僅かに上向
きに傾斜し、フロアカバー22の後端は内側に湾曲した形
を呈している。フロアカバー22前部および両側面の縁に
は下方に突出したフランジ24が内側を囲むように連続し
て形成され、略円弧状に沿ってその上方を覆う前部カバ
ー25が設けられ、この内側の前部中央には孔26が開けら
れている。この孔26にステアリングバーと共に回動する
フロントフォークの軸受(ヘッドパイプ)27を支持する
ヘッドパイプステー28が挿通され、前部カバー25に覆わ
れるようになっている。前部カバー25の中央は略半円状
の切り欠き部25aを有しヘッドパイプステー28の上部が
臨み、ヘッドパイプ27が突出するようになっている。22
aはバッテリー搭載用のへこみ部でありリヤーカバーS
の内側に位置され、リヤーカバーSの側部外側には駆動
車輪Tが設けられる。
車体フレーム23は、メインフレーム29と、メインフレ
ーム29を中心にしてこの両側および後部に組み付けたフ
レームパイプ30とからなっている。メインフレーム29は
第2図および第4図に示すように、断面矩形状の中空レ
ール部31aを板状の本体部31bの両側上方に突出させてな
るフレームアッパー部31と、フレームアッパー部31に裏
張りする板状のフレームロアー部32とからなり、フレー
ムアッパー部31の前部の本体部31bはその前端が切り取
られて中空レール部31aだけが突出し、僅かに上方に反
った形状にされており、フレームロアー部32の先端もフ
レームアッパー部31の底面外形形状に合わせられてい
る。また、メインフレーム29はフレームアッパー部31と
フレームロアー部32との接合部(第4図に示すa部)を
溶接することにより一体化したものであり、それぞれは
板金プレスによる成形で得られる。
ーム29を中心にしてこの両側および後部に組み付けたフ
レームパイプ30とからなっている。メインフレーム29は
第2図および第4図に示すように、断面矩形状の中空レ
ール部31aを板状の本体部31bの両側上方に突出させてな
るフレームアッパー部31と、フレームアッパー部31に裏
張りする板状のフレームロアー部32とからなり、フレー
ムアッパー部31の前部の本体部31bはその前端が切り取
られて中空レール部31aだけが突出し、僅かに上方に反
った形状にされており、フレームロアー部32の先端もフ
レームアッパー部31の底面外形形状に合わせられてい
る。また、メインフレーム29はフレームアッパー部31と
フレームロアー部32との接合部(第4図に示すa部)を
溶接することにより一体化したものであり、それぞれは
板金プレスによる成形で得られる。
また、第1図に示すように、メインフレーム29の前部
両側にはフレームパイプ30aを横方向に突設しこの先端
部は後方に曲げられ、同様に中央部にもフレームパイプ
30bを横方向に突設して後方に曲げられこの先端はメイ
ンフレーム29の後端に直交して設けた支持部材33の先部
に取り付けられている。両方のフレームパイプ30a,30b
の後方に曲げられた部分は車体フレーム23の側外郭をな
しており、フロアカバー22のフランジ部24の内側に係合
する形状とされている。
両側にはフレームパイプ30aを横方向に突設しこの先端
部は後方に曲げられ、同様に中央部にもフレームパイプ
30bを横方向に突設して後方に曲げられこの先端はメイ
ンフレーム29の後端に直交して設けた支持部材33の先部
に取り付けられている。両方のフレームパイプ30a,30b
の後方に曲げられた部分は車体フレーム23の側外郭をな
しており、フロアカバー22のフランジ部24の内側に係合
する形状とされている。
さらに、メインフレーム29の前部には、その上部にヘ
ッドパイプ27を支持するヘッドパイプステー28が中空レ
ール部31aに跨がって取り付けられ、メインフレーム29
の中空レール部31a後端にはフレームパイプ30cが上方に
向けて連設されその先端は後方に曲げられ、途中に支持
部材34が横設されている。この車体フレーム23にフロア
カバー22を装着すると第3図に示すようにフロアカバー
22のフランジ部24がフレームパイプ30a,30bの外側に当
接し中央は中空レール部31aに支持される。そして、フ
ロアカバー22を中空レール部31aにビス35で止めること
により固定される。この状態で、前後方向に貫通する空
洞部29aが形成され、ステアリングシャフトに沿って下
がっているハーネス36,ケーブル37は空洞部29aの前側か
ら挿通され後方に延ばされる。このように電動三輪車の
下部が構成されると、従来技術で使用していたリーンフ
ォースメントを使用しなくても同等の剛性が保たれ、そ
れに伴う複数箇所の溶着やその後の切り欠き加工の必要
がなくなった。また、ハーネス36、ケーブル37等は空洞
部29aに収容されるので、外部の影響による損傷等を防
止することができる。
ッドパイプ27を支持するヘッドパイプステー28が中空レ
ール部31aに跨がって取り付けられ、メインフレーム29
の中空レール部31a後端にはフレームパイプ30cが上方に
向けて連設されその先端は後方に曲げられ、途中に支持
部材34が横設されている。この車体フレーム23にフロア
カバー22を装着すると第3図に示すようにフロアカバー
22のフランジ部24がフレームパイプ30a,30bの外側に当
接し中央は中空レール部31aに支持される。そして、フ
ロアカバー22を中空レール部31aにビス35で止めること
により固定される。この状態で、前後方向に貫通する空
洞部29aが形成され、ステアリングシャフトに沿って下
がっているハーネス36,ケーブル37は空洞部29aの前側か
ら挿通され後方に延ばされる。このように電動三輪車の
下部が構成されると、従来技術で使用していたリーンフ
ォースメントを使用しなくても同等の剛性が保たれ、そ
れに伴う複数箇所の溶着やその後の切り欠き加工の必要
がなくなった。また、ハーネス36、ケーブル37等は空洞
部29aに収容されるので、外部の影響による損傷等を防
止することができる。
(発明の効果) 本発明は、以上説明したように構成したものであるか
ら、板状のメインフレームによって従来のリーンフォー
スメントが不要となり、車体の縦横方向の強度も確保さ
れ、また、部品点数が少なくなり作業性の能率が改善さ
れ、しかも、フロアカバーとによってメインフレーム上
に、前後に貫通するトンネル状の通路(空洞部)が形成
され、ケーブル、ハーネス等の配線はその中を通すだけ
の作業なので容易であり、また、外部に対する保護が確
実になる。
ら、板状のメインフレームによって従来のリーンフォー
スメントが不要となり、車体の縦横方向の強度も確保さ
れ、また、部品点数が少なくなり作業性の能率が改善さ
れ、しかも、フロアカバーとによってメインフレーム上
に、前後に貫通するトンネル状の通路(空洞部)が形成
され、ケーブル、ハーネス等の配線はその中を通すだけ
の作業なので容易であり、また、外部に対する保護が確
実になる。
第1図は本発明による実施例の電動三輪車の下部に使用
されるフロアカバーおよび車体フレームの斜視図、第2
図は実施例における車体フレームを構成するメインフレ
ームの斜視図、第3図は実施例における電動三輪車のフ
ロア部の断面図、第4図は実施例におけるメインフレー
ムを構成するアッパー部ロアー部の横方向の断面図、第
5図は従来の電動三輪車の斜視図、第6図は従来の電動
三輪車の下部フレームの斜視図、第7図は第6図の要部
断面図、第8図は従来の電動三輪車のフロア部の断面
図、第9図は従来の他のフロア部の断面図である。 22……フロアカバー 29……メインフレーム 31a……中空レール部 31b……本体部
されるフロアカバーおよび車体フレームの斜視図、第2
図は実施例における車体フレームを構成するメインフレ
ームの斜視図、第3図は実施例における電動三輪車のフ
ロア部の断面図、第4図は実施例におけるメインフレー
ムを構成するアッパー部ロアー部の横方向の断面図、第
5図は従来の電動三輪車の斜視図、第6図は従来の電動
三輪車の下部フレームの斜視図、第7図は第6図の要部
断面図、第8図は従来の電動三輪車のフロア部の断面
図、第9図は従来の他のフロア部の断面図である。 22……フロアカバー 29……メインフレーム 31a……中空レール部 31b……本体部
Claims (1)
- 【請求項1】車体フレームの前部にヘッドパイプを立設
して、前輪を回転自在に支持したフロントフォークのス
テアリングシャフトを軸支すると共に該ステアリングシ
ャフトの上部に前記前輪を操舵するステアリングバーを
連設し、 車体フレームの後部に座席を設け、該座席の下方に後輪
を駆動するモータとこのモータに電力を供給するバッテ
リを搭載支持し、 前記ヘッドパイプを立設した車体フレームの前部と前記
座席を設けた車体フレームの後部の間に低床のフロアー
を形成し、 前記ステアリングバーに配設され、駆動する後輪の回転
をコントロールする操作装置に接続したハーネス及びケ
ーブルを、前記車体フレームの前後に亘って延在して前
記モータ等に接続し、走行操作可能とした電動三輪型車
椅子において、 前記車体フレームの前部に前記ヘッドパイプを立設支持
するヘッドパイプステーを備え、車体後方へ向かって延
びる前記車体フレームのメインフレームを、板状の本体
部と該本体部の左右両側に上方に向けて突出形成した中
空レール部とで横断面凹状に形成し、 少なくとも前記メインフレームの前部を含め後部の座席
より前方のフロアー部を上方から覆うフロアカバーを前
記メインフレームの中空レール部に当接固定し、前記メ
インフレームと前記フロアカバーとの間に、前記メイン
フレームの前部から後方に向かって延出存在するトンネ
ル状の通路を形成し、該トンネル状の通路に前記ハーネ
ス及びケーブルを挿通配置したことを特徴とする電動三
輪型車椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2086938A JP3038774B2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 | 電動三輪型車椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2086938A JP3038774B2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 | 電動三輪型車椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03286763A JPH03286763A (ja) | 1991-12-17 |
JP3038774B2 true JP3038774B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=13900812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2086938A Expired - Fee Related JP3038774B2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 | 電動三輪型車椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3038774B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003206609A (ja) * | 2002-01-10 | 2003-07-25 | Ykk Ap Inc | 外構用構造体 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10201795A (ja) * | 1997-01-27 | 1998-08-04 | Suzuki Motor Corp | 電動車両のフレーム構造 |
JP5530690B2 (ja) * | 2009-09-24 | 2014-06-25 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
-
1990
- 1990-03-31 JP JP2086938A patent/JP3038774B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003206609A (ja) * | 2002-01-10 | 2003-07-25 | Ykk Ap Inc | 外構用構造体 |
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JPH03286763A (ja) | 1991-12-17 |
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