JP3028171B2 - 複合ガスケット - Google Patents
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- composite gasket
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- Y10S277/944—Elastomer or plastic
- Y10S277/945—Containing fluorine
- Y10S277/946—PTFE
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば配管継手のフラ
ンジ接続部や流体機器の流路接続部などのシール用とし
て適用されるガスケットで、特に、大形シート母材から
任意形状に切り抜いて使用することができるようになさ
れているシート状の複合ガスケットに関するものであ
る。
ンジ接続部や流体機器の流路接続部などのシール用とし
て適用されるガスケットで、特に、大形シート母材から
任意形状に切り抜いて使用することができるようになさ
れているシート状の複合ガスケットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種のガスケットとして、従来一般に
は、膨脹黒鉛などからなるシート状のシール材単体で構
成したものの他に、強度を確保するためにシート状シー
ル材に金属箔などの補強材を積層一体化してなるものが
多く実施化されている。
は、膨脹黒鉛などからなるシート状のシール材単体で構
成したものの他に、強度を確保するためにシート状シー
ル材に金属箔などの補強材を積層一体化してなるものが
多く実施化されている。
【0003】例えば、図16に示すものは、厚さ方向で
二つのシート状シール材101A,101B間に接着剤
102A,102Bを介してシート状の補強材103を
サンドイッチ状に挟着・固定してなるガスケット100
であり、また、図17に示すものは、上記シート状のシ
ール材101A,101B間に、その厚さ方向で切り起
こし片104aが部分的に形成された補強板104をサ
ンドイッチ状に挟着・固定してなるガスケット100で
ある。
二つのシート状シール材101A,101B間に接着剤
102A,102Bを介してシート状の補強材103を
サンドイッチ状に挟着・固定してなるガスケット100
であり、また、図17に示すものは、上記シート状のシ
ール材101A,101B間に、その厚さ方向で切り起
こし片104aが部分的に形成された補強板104をサ
ンドイッチ状に挟着・固定してなるガスケット100で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成の従来の
ガスケット100においては、シート状シール材101
A,101Bの性質がそのままガスケットに必要な特性
を左右することになる。例えば、膨張黒鉛シート製のシ
ール材101A,101Bを用いてなるガスケットで
は、図18および図19に示したように、フランジ面等
に対する表面なじみ性不良による接面漏洩などには問題
が生じないものの、内部層間に隙間105が存在するた
め、この隙間105を通して封止流体Qの浸透漏れが生
じやすい。また、このシート状シール材101A,10
1Bとして、膨張黒鉛シートに限らず、PTEFシー
ト、ジョイントシート、ビータシートなどを用ることも
考えられるが、いずれの材料を用いる場合も、やはり図
19に表示したような欠点が問題となる。
ガスケット100においては、シート状シール材101
A,101Bの性質がそのままガスケットに必要な特性
を左右することになる。例えば、膨張黒鉛シート製のシ
ール材101A,101Bを用いてなるガスケットで
は、図18および図19に示したように、フランジ面等
に対する表面なじみ性不良による接面漏洩などには問題
が生じないものの、内部層間に隙間105が存在するた
め、この隙間105を通して封止流体Qの浸透漏れが生
じやすい。また、このシート状シール材101A,10
1Bとして、膨張黒鉛シートに限らず、PTEFシー
ト、ジョイントシート、ビータシートなどを用ることも
考えられるが、いずれの材料を用いる場合も、やはり図
19に表示したような欠点が問題となる。
【0005】本発明は上記したような実情に鑑みてなさ
れたもので、シート状シール材に用途や使用場所などに
対応して特定のシール材を複合化することにより、ガス
ケットシートの大型化が図れ、その大型シートから任意
の形状、大きさに切り抜いても異常変形しない強度を保
持することができるとともに、接面漏洩および内部層間
からの浸透漏れを確実に防止して優れたシール性を発揮
させることができ、その上、用途や使用場所によって異
なる種々の要求特性に適応する機能を付与させることが
できる複合ガスケットを提供することを目的としてい
る。
れたもので、シート状シール材に用途や使用場所などに
対応して特定のシール材を複合化することにより、ガス
ケットシートの大型化が図れ、その大型シートから任意
の形状、大きさに切り抜いても異常変形しない強度を保
持することができるとともに、接面漏洩および内部層間
からの浸透漏れを確実に防止して優れたシール性を発揮
させることができ、その上、用途や使用場所によって異
なる種々の要求特性に適応する機能を付与させることが
できる複合ガスケットを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係る複合ガスケットは、内部層間
に隙間を有するシート状シール材を配置したガスケット
基体における上記シート状シール材の表面に、該表面か
ら厚さ方向に向う複数のスリットをそれらが格子状に配
されるように連続して形成し、上記シート状シール材の
少なくとも上記スリット内に、該シート状シール材とは
異なる物質からなるシール材を充填して上記内部層間の
隙間を遮断させているものである。
め、請求項1の発明に係る複合ガスケットは、内部層間
に隙間を有するシート状シール材を配置したガスケット
基体における上記シート状シール材の表面に、該表面か
ら厚さ方向に向う複数のスリットをそれらが格子状に配
されるように連続して形成し、上記シート状シール材の
少なくとも上記スリット内に、該シート状シール材とは
異なる物質からなるシール材を充填して上記内部層間の
隙間を遮断させているものである。
【0007】上記構成の複合ガスケットにおけるシート
状のガスケット基体としては、請求項2に記載のよう
に、内部層間に隙間を有するシート状シール材の単体、
あるいは、補強材の両面または片面に内部層間に隙間を
有するシート状シール材を積層してなるもののいずれで
あってもよい。ここで、補強材としては、ステンレス
(SUS)の他に、銅、アルミニウム、チタン、鉄(S
PCC)等の金属箔や薄板、あるいは、それらに多数の
小穴を形成したもの、さらには、プラスチックフィル
ム、メッシュ等も含まれる。
状のガスケット基体としては、請求項2に記載のよう
に、内部層間に隙間を有するシート状シール材の単体、
あるいは、補強材の両面または片面に内部層間に隙間を
有するシート状シール材を積層してなるもののいずれで
あってもよい。ここで、補強材としては、ステンレス
(SUS)の他に、銅、アルミニウム、チタン、鉄(S
PCC)等の金属箔や薄板、あるいは、それらに多数の
小穴を形成したもの、さらには、プラスチックフィル
ム、メッシュ等も含まれる。
【0008】また、上記構成の複合ガスケットにおける
スリットは、請求項3に記載のように、その深さが上記
ガスケット基体におけるシート状シール材の厚さの10
〜100%の範囲内であり、かつ、上記ガスケット基材
を規則的なパターン形状に区分けするように連続して形
成されていることが望ましい。
スリットは、請求項3に記載のように、その深さが上記
ガスケット基体におけるシート状シール材の厚さの10
〜100%の範囲内であり、かつ、上記ガスケット基材
を規則的なパターン形状に区分けするように連続して形
成されていることが望ましい。
【0009】また、上記ガスケット基体におけるシート
状シール材としては、請求項4に記載のように、膨張黒
鉛シート、PTFEシート、ジョイントシートおよびビ
ータシートのうちから選択されたものを使用する。ここ
で、ジョイントシートとしては、ガラス繊維,アラミド
繊維,炭素繊維,ロールウール等の無機または有機繊維
と、NBR,CR,NR,シリコンゴム,PTFE等の
バインダーに、例えばタルク,セピオライト,クロライ
ト,ウォラストナイト,カオリン,クレー,マイカ,チ
タン酸カリ等の無機粉体を充填材として組合わせてなる
ものが使用される。
状シール材としては、請求項4に記載のように、膨張黒
鉛シート、PTFEシート、ジョイントシートおよびビ
ータシートのうちから選択されたものを使用する。ここ
で、ジョイントシートとしては、ガラス繊維,アラミド
繊維,炭素繊維,ロールウール等の無機または有機繊維
と、NBR,CR,NR,シリコンゴム,PTFE等の
バインダーに、例えばタルク,セピオライト,クロライ
ト,ウォラストナイト,カオリン,クレー,マイカ,チ
タン酸カリ等の無機粉体を充填材として組合わせてなる
ものが使用される。
【0010】さらに、上記複合すべきシール材として
は、請求項5に記載のように、ゴム,樹脂,油脂等の内
部に空隙のない不浸透性物質、軟質ゴム,軟質樹脂等の
軟質シール材、黒鉛,マイカ等の非粘着性物質、犠牲金
属,吸着型防食剤等の腐食防止性に優れた物質、ゴムま
たは樹脂に有機繊維,無機粉体等を充填してなる耐クリ
ープ性物質のうち、上記ガスケット基体におけるシート
状シール材の構成物質とは異なるものから選択されたも
のを使用する。なお、この複合すべきシール材として
は、ガスケットの用途や使用場所などによって各々異な
る改善すべき要求特性に対応して、以下に詳細に説明す
るものから適宜に選択される。
は、請求項5に記載のように、ゴム,樹脂,油脂等の内
部に空隙のない不浸透性物質、軟質ゴム,軟質樹脂等の
軟質シール材、黒鉛,マイカ等の非粘着性物質、犠牲金
属,吸着型防食剤等の腐食防止性に優れた物質、ゴムま
たは樹脂に有機繊維,無機粉体等を充填してなる耐クリ
ープ性物質のうち、上記ガスケット基体におけるシート
状シール材の構成物質とは異なるものから選択されたも
のを使用する。なお、この複合すべきシール材として
は、ガスケットの用途や使用場所などによって各々異な
る改善すべき要求特性に対応して、以下に詳細に説明す
るものから適宜に選択される。
【0011】(1−1)内部層間の隙間からの浸透漏れ
および接面漏洩の防止が要求される場合: 内部に空隙のない公知の不浸透性材料、具体的には、N
BR,CR,シリコンアクリル,NR等のゴム、エポキ
シ,フェノール,ナイロン,ポリエチレン,PTFE,
アクリル酸エステル等の樹脂、シリコンオイル,弗素オ
イル等の高粘度油およびパラフィンワックス,蜜蝋,木
蝋等の油脂。 (1−2)表面なじみ性の向上が要求される場合: 上記(1−1)と同材料で、例えば軟質エポキシやゴム
硬度の小さいゴムなどの軟質シール材。 (1−3)フランジ固着の防止が要求される場合: 黒鉛(ただし、膨張黒鉛を除く鱗片状黒鉛や土状黒鉛な
ど),マイカ等の層状鉱物,多孔質PTFEを含むPT
FE樹脂,シリコン,ポリエチレン等の非粘着性物質、
ワックス,シリコンオイル,弗素オイルなど。 (1−4)フランジの腐食防止が要求される場合: 亜鉛,アルミニウム等の犠牲金属、ペトロラタム,ワッ
クス等の油脂、アミン系等の鉱油物などの吸着型防食
剤、亜硝酸塩等の不働態化剤など。 (1−5)表面摩擦力の増大、表面の傷付防止(保護)
及びクリープの防止が要求される場合: 上記(1−1)及び(1−2)に示したゴムや樹脂に、
炭素繊維,ガラス繊維,セラミック繊維,ロックウール
等の無機の短繊維もしくはアラミド繊維,フェノール繊
維等の有機繊維チョップ、および、タルク,セピオライ
ト,クロライト,ウォラストナイト,カオリン,クレ
ー,マイカ,チタン酸カリ等の無機粉体などで、特に、
繊維状,針状,薄片状のものを充填材として組合わせた
もの。
および接面漏洩の防止が要求される場合: 内部に空隙のない公知の不浸透性材料、具体的には、N
BR,CR,シリコンアクリル,NR等のゴム、エポキ
シ,フェノール,ナイロン,ポリエチレン,PTFE,
アクリル酸エステル等の樹脂、シリコンオイル,弗素オ
イル等の高粘度油およびパラフィンワックス,蜜蝋,木
蝋等の油脂。 (1−2)表面なじみ性の向上が要求される場合: 上記(1−1)と同材料で、例えば軟質エポキシやゴム
硬度の小さいゴムなどの軟質シール材。 (1−3)フランジ固着の防止が要求される場合: 黒鉛(ただし、膨張黒鉛を除く鱗片状黒鉛や土状黒鉛な
ど),マイカ等の層状鉱物,多孔質PTFEを含むPT
FE樹脂,シリコン,ポリエチレン等の非粘着性物質、
ワックス,シリコンオイル,弗素オイルなど。 (1−4)フランジの腐食防止が要求される場合: 亜鉛,アルミニウム等の犠牲金属、ペトロラタム,ワッ
クス等の油脂、アミン系等の鉱油物などの吸着型防食
剤、亜硝酸塩等の不働態化剤など。 (1−5)表面摩擦力の増大、表面の傷付防止(保護)
及びクリープの防止が要求される場合: 上記(1−1)及び(1−2)に示したゴムや樹脂に、
炭素繊維,ガラス繊維,セラミック繊維,ロックウール
等の無機の短繊維もしくはアラミド繊維,フェノール繊
維等の有機繊維チョップ、および、タルク,セピオライ
ト,クロライト,ウォラストナイト,カオリン,クレ
ー,マイカ,チタン酸カリ等の無機粉体などで、特に、
繊維状,針状,薄片状のものを充填材として組合わせた
もの。
【0012】
【作用】本発明によれば、内部層間に隙間を有するガス
ケット基体におけるシート状シール材の表面に、該表面
から厚さ方向に向う複数のスリットをそれらが格子状に
配されるように連続して形成し、少なくともそのスリッ
ト内に、該シート状シール材とは異なる物質からなるシ
ール材を充填してなるものであるから、ガスケット基体
が上記スリットにより規則的なパターン形状の小さな単
位に区分けされ、それら区分けされた単位基体の周囲が
スリットに充填された他のシール材により補強されるこ
とになり、それゆえに、大型シート母材を製作し、この
大型シート母材を任意の形状、大きさに切り抜いて使用
する場合で、殊に強い締め付け力が作用する条件下での
使用時においても、その切り抜かれたガスケット基体に
異常変形を生じることなく使用することができるのはも
とより、上記スリットに充填された他のシール材がシー
ト状シール材における内部層間の隙間を遮断して、流体
の浸透漏れが確実に防止される。また、上記シート状シ
ール材の構成材料に応じて上記複合すべきシール材を、
そのシート状シール材の構成材料とは異なる物質の中か
ら適宜に選択・使用することによって、例えば伸縮性に
欠ける材料からなる上記シート状シール材に伸縮性を付
与して、曲げる力が負荷された場合の層間剥離の防止お
よび取扱い性の向上が図れるだけでなく、そのシート状
シール材を含むガスケット基材が有する実使用上の種々
の問題点を是正して、ガスケットの用途や使用場所によ
って異なる種々の要求特性に適応する機能を付与するこ
とができる。
ケット基体におけるシート状シール材の表面に、該表面
から厚さ方向に向う複数のスリットをそれらが格子状に
配されるように連続して形成し、少なくともそのスリッ
ト内に、該シート状シール材とは異なる物質からなるシ
ール材を充填してなるものであるから、ガスケット基体
が上記スリットにより規則的なパターン形状の小さな単
位に区分けされ、それら区分けされた単位基体の周囲が
スリットに充填された他のシール材により補強されるこ
とになり、それゆえに、大型シート母材を製作し、この
大型シート母材を任意の形状、大きさに切り抜いて使用
する場合で、殊に強い締め付け力が作用する条件下での
使用時においても、その切り抜かれたガスケット基体に
異常変形を生じることなく使用することができるのはも
とより、上記スリットに充填された他のシール材がシー
ト状シール材における内部層間の隙間を遮断して、流体
の浸透漏れが確実に防止される。また、上記シート状シ
ール材の構成材料に応じて上記複合すべきシール材を、
そのシート状シール材の構成材料とは異なる物質の中か
ら適宜に選択・使用することによって、例えば伸縮性に
欠ける材料からなる上記シート状シール材に伸縮性を付
与して、曲げる力が負荷された場合の層間剥離の防止お
よび取扱い性の向上が図れるだけでなく、そのシート状
シール材を含むガスケット基材が有する実使用上の種々
の問題点を是正して、ガスケットの用途や使用場所によ
って異なる種々の要求特性に適応する機能を付与するこ
とができる。
【0013】例えば、ガスケット基体におけるシート状
シール材が、摩擦係数が大きいとともに、耐熱性、耐ク
リープ性に優れた特性を有するジョイントシートやビー
タシートから構成されている場合は、上記スリットへの
充填用など複合すべきシール材として、上述したような
軟質シール材を選択・使用することにより、シート状シ
ール材が有する問題点の一つであるところの表面なじみ
性を改善して、接面漏洩の抑制を図り、ガスケットとし
てのシール性の向上が図れる。
シール材が、摩擦係数が大きいとともに、耐熱性、耐ク
リープ性に優れた特性を有するジョイントシートやビー
タシートから構成されている場合は、上記スリットへの
充填用など複合すべきシール材として、上述したような
軟質シール材を選択・使用することにより、シート状シ
ール材が有する問題点の一つであるところの表面なじみ
性を改善して、接面漏洩の抑制を図り、ガスケットとし
てのシール性の向上が図れる。
【0014】また、ガスケット基体におけるシート状シ
ール材が、表面なじみ性に優れ接面漏洩の心配のない膨
張黒鉛シートやPTFEシートから構成されている場合
は、上記の複合すべきシール材として、上述したような
不浸透性シール材を選択・使用することにより、それら
シート状シール材が有する問題点であるところの内部層
間からの浸透漏れを防止して、膨張黒鉛シートやPTF
Eシートの有する表面なじみ性と相俟ってシール性の著
しい向上を図ることが可能となる。
ール材が、表面なじみ性に優れ接面漏洩の心配のない膨
張黒鉛シートやPTFEシートから構成されている場合
は、上記の複合すべきシール材として、上述したような
不浸透性シール材を選択・使用することにより、それら
シート状シール材が有する問題点であるところの内部層
間からの浸透漏れを防止して、膨張黒鉛シートやPTF
Eシートの有する表面なじみ性と相俟ってシール性の著
しい向上を図ることが可能となる。
【0015】また、配管継手のフランジ接続部のシール
材として使用するガスケットで、その基体におけるシー
ト状シール材中の硫黄や塩素イオン等の異物によってフ
ランジ表面が腐食しやすく、かつ、フランジ表面へ固着
しやすいという問題点を有するジョイントシートやビー
タシートから構成されている場合は、上記の複合すべき
シール材として、上述したような腐食防止性物質あるい
は非接着性物質を選択・使用することにより、シール材
中の硫黄や塩素イオン等の異物によるフランジ表面の腐
食を防止してシール性の経時的な低下を抑制したり、フ
ランジ面への固着による不都合を防止することが可能と
なる。特に、この場合、シート状シール材の表面全体を
コーディング層にて被覆させることにより、硫黄や塩素
イオン等がフランジ表面に直接接触することによるフラ
ンジ表面の腐食防止に有効である。
材として使用するガスケットで、その基体におけるシー
ト状シール材中の硫黄や塩素イオン等の異物によってフ
ランジ表面が腐食しやすく、かつ、フランジ表面へ固着
しやすいという問題点を有するジョイントシートやビー
タシートから構成されている場合は、上記の複合すべき
シール材として、上述したような腐食防止性物質あるい
は非接着性物質を選択・使用することにより、シール材
中の硫黄や塩素イオン等の異物によるフランジ表面の腐
食を防止してシール性の経時的な低下を抑制したり、フ
ランジ面への固着による不都合を防止することが可能と
なる。特に、この場合、シート状シール材の表面全体を
コーディング層にて被覆させることにより、硫黄や塩素
イオン等がフランジ表面に直接接触することによるフラ
ンジ表面の腐食防止に有効である。
【0016】さらに、ガスケット基体におけるシート状
シール材が、表面摩擦係数が小さく、かつ、耐熱不足に
よる耐クリープ性に欠ける。PTFEシートから構成さ
れる場合は、上記の複合すべきシール材として、上述し
たような耐クリープ性物質を選択・使用することによ
り、摩擦係数の増大および耐熱性の向上からクリープを
防止することが可能となる。
シール材が、表面摩擦係数が小さく、かつ、耐熱不足に
よる耐クリープ性に欠ける。PTFEシートから構成さ
れる場合は、上記の複合すべきシール材として、上述し
たような耐クリープ性物質を選択・使用することによ
り、摩擦係数の増大および耐熱性の向上からクリープを
防止することが可能となる。
【0017】上記のように、ガスケット基体におけるシ
ート状シール材の構成材料に対応して、その構成材料の
場合に発生する各種の問題点を改善するに適応したシー
ル材を選択・使用することで、シート状シール材の構成
材料のいかんに拘らず、この種のガスケットの用途や使
用場所により異なる種々の要求特性のほぼ全てを満足さ
せることが可能な複合ガスケットが得られる。また、こ
のとき、複合すべきシール材としては、ごく少量でよい
ために、そのシート状シール材の構成材料が本来的に有
する特性の低下度合は僅かである。
ート状シール材の構成材料に対応して、その構成材料の
場合に発生する各種の問題点を改善するに適応したシー
ル材を選択・使用することで、シート状シール材の構成
材料のいかんに拘らず、この種のガスケットの用途や使
用場所により異なる種々の要求特性のほぼ全てを満足さ
せることが可能な複合ガスケットが得られる。また、こ
のとき、複合すべきシール材としては、ごく少量でよい
ために、そのシート状シール材の構成材料が本来的に有
する特性の低下度合は僅かである。
【0018】また、上記ガスケット基体におけるシート
状シール材に形成するスリットとしては、その深さがシ
ール材の厚さの10〜100%の範囲内で選択すること
により、複合すべきシール材をガスケット基体に対して
アンカー効果により強固に一体化できるとともに、各種
特性の改善効果を十分に達成しやすくなる。因みに、ス
リットの深さがシール材の厚さの10%未満の場合は、
複合すべきシール材とガスケット基体との一体化が完全
でなく、複合すべきシール材の剥離などによって所定の
特性改善効果を十分に発揮できなくなる。
状シール材に形成するスリットとしては、その深さがシ
ール材の厚さの10〜100%の範囲内で選択すること
により、複合すべきシール材をガスケット基体に対して
アンカー効果により強固に一体化できるとともに、各種
特性の改善効果を十分に達成しやすくなる。因みに、ス
リットの深さがシール材の厚さの10%未満の場合は、
複合すべきシール材とガスケット基体との一体化が完全
でなく、複合すべきシール材の剥離などによって所定の
特性改善効果を十分に発揮できなくなる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は、本発明の第1の実施例における複合ガ
スケットを示す一部破断斜視図である。
明する。図1は、本発明の第1の実施例における複合ガ
スケットを示す一部破断斜視図である。
【0020】図1において、1A,1Bは厚さ方向で積
層関係にある一対のシート状シール材であり、これらシ
ート状シール材1A,1Bは膨張黒鉛シートからなり
(図11参照)、両者1A,1B間にサンドイッチ状に
補強材2を挟着している。この補強材2は、たとえば厚
さ0.05mm程度のSUS304やSUS316Lから
なり、上記シール材1A,1Bに対してそれぞれ熱可塑
性樹脂系の接着剤または熱硬化性樹脂系の接着剤3A,
3Bにより固着されている。これら両シール材1A,1
Bおよび補強材2などによりシート状のガスケット基体
4が構成されている。
層関係にある一対のシート状シール材であり、これらシ
ート状シール材1A,1Bは膨張黒鉛シートからなり
(図11参照)、両者1A,1B間にサンドイッチ状に
補強材2を挟着している。この補強材2は、たとえば厚
さ0.05mm程度のSUS304やSUS316Lから
なり、上記シール材1A,1Bに対してそれぞれ熱可塑
性樹脂系の接着剤または熱硬化性樹脂系の接着剤3A,
3Bにより固着されている。これら両シール材1A,1
Bおよび補強材2などによりシート状のガスケット基体
4が構成されている。
【0021】上記各シール材1A,1Bの各表面1aに
は、図2に示すように、それぞれの表面1aから厚さ方
向へ向けて複数のスリット5が格子状に配されて連続的
に形成されており、その深さは、シール材1A,1Bの
厚さの10〜100%の範囲内、例えばスリットの深い
場合は各接着剤層3A,3Bまで達する程度に設定され
ている。このスリット5によりシート状ガスケット基体
4が規則的なパターン形状の小さな単位に区分けされて
いる。
は、図2に示すように、それぞれの表面1aから厚さ方
向へ向けて複数のスリット5が格子状に配されて連続的
に形成されており、その深さは、シール材1A,1Bの
厚さの10〜100%の範囲内、例えばスリットの深い
場合は各接着剤層3A,3Bまで達する程度に設定され
ている。このスリット5によりシート状ガスケット基体
4が規則的なパターン形状の小さな単位に区分けされて
いる。
【0022】上記スリット5内には、上記シール材1
A,1Bとは異なる物質としての不浸透性物質、例えば
シリコンゴムからなるシール材6が、図3に示すように
充填されている。
A,1Bとは異なる物質としての不浸透性物質、例えば
シリコンゴムからなるシール材6が、図3に示すように
充填されている。
【0023】上記膨張黒鉛シート製のシート状シール材
1A,1Bに上記スリット5を形成した後、このスリッ
ト5内に上記シリコンゴムからなるシール材6を充填す
ると、スリット5内壁に対して、図3に示すように、シ
ール材6の局部充填部分6aが形成され、このようなア
ンカー効果により、シール材6は堅固にシール材1A,
1Bに一体化される。
1A,1Bに上記スリット5を形成した後、このスリッ
ト5内に上記シリコンゴムからなるシール材6を充填す
ると、スリット5内壁に対して、図3に示すように、シ
ール材6の局部充填部分6aが形成され、このようなア
ンカー効果により、シール材6は堅固にシール材1A,
1Bに一体化される。
【0024】このような構成の複合ガスケットによれ
ば、上記スリット5内にシリコンゴムからなるシール材
6を充填したことによって、本来、伸縮性に劣っている
膨張黒鉛シート製のシール材1A,1Bに弾性的な伸縮
性が付与されて曲げる力が負荷された場合などにおける
層間剥離が抑制されるとともに、取扱いが容易になる。
また、膨張黒鉛シート製のシート状シール材1A,1B
と補強材2との接着は、両者の接着面積が大きいことか
ら、全域に亘って一様な接着強度を得にくく、接着強度
の弱い部分から剥離が発生し、それが次第に進行して全
体剥離につながるおそれがあるけれども、シート状ガス
ケット基体4が規則的なパターン形状の小さな単位に区
分けされているために、一部で剥離が発生しても、その
剥離の伝搬を区分け単位で止めて全体剥離への進行を防
止することが可能である。
ば、上記スリット5内にシリコンゴムからなるシール材
6を充填したことによって、本来、伸縮性に劣っている
膨張黒鉛シート製のシール材1A,1Bに弾性的な伸縮
性が付与されて曲げる力が負荷された場合などにおける
層間剥離が抑制されるとともに、取扱いが容易になる。
また、膨張黒鉛シート製のシート状シール材1A,1B
と補強材2との接着は、両者の接着面積が大きいことか
ら、全域に亘って一様な接着強度を得にくく、接着強度
の弱い部分から剥離が発生し、それが次第に進行して全
体剥離につながるおそれがあるけれども、シート状ガス
ケット基体4が規則的なパターン形状の小さな単位に区
分けされているために、一部で剥離が発生しても、その
剥離の伝搬を区分け単位で止めて全体剥離への進行を防
止することが可能である。
【0025】特に、シール材1A,1Bには、その内部
層間に、図4に示すような層間隙間7が存在するが、上
記スリット5内のシリコンゴム6が浸透阻止用シール材
として上記隙間7を遮断することになるので、封止流体
Qの浸透漏れが防止され、膨張黒鉛シートの使用により
本来、接面漏洩が小さいことと相俟って、ガスケット全
体としてのシール性を著しく改善できることになる。
層間に、図4に示すような層間隙間7が存在するが、上
記スリット5内のシリコンゴム6が浸透阻止用シール材
として上記隙間7を遮断することになるので、封止流体
Qの浸透漏れが防止され、膨張黒鉛シートの使用により
本来、接面漏洩が小さいことと相俟って、ガスケット全
体としてのシール性を著しく改善できることになる。
【0026】なお、上記シリコンゴムからなるシール材
6には、他の特性を改善できる物質を適宜混合してもよ
いものである。
6には、他の特性を改善できる物質を適宜混合してもよ
いものである。
【0027】図5は本発明の第2実施例として得られた
シート状の複合ガスケットを示す一部破断斜視図であ
る。この実施例では、上記スリット5内に充填されるシ
ール材16として、フッ素ゴムを使用し、さらにシール
材1A,1Bの各表面1a,1bも同様のフッ素ゴムか
らなるシール材17A,17Bでそれぞれ層状に被って
いる。その他の主要な構成は図11に示す通りである。
シート状の複合ガスケットを示す一部破断斜視図であ
る。この実施例では、上記スリット5内に充填されるシ
ール材16として、フッ素ゴムを使用し、さらにシール
材1A,1Bの各表面1a,1bも同様のフッ素ゴムか
らなるシール材17A,17Bでそれぞれ層状に被って
いる。その他の主要な構成は図11に示す通りである。
【0028】この第2実施例に示す複合ガスケットにお
いても、図6に示すように、第1実施例と同様に、スリ
ット5内のシール材16がその局部充填部16aによる
アンカー効果でシール体1A,1Bに強固に一体化され
る上、内部層間による浸透漏れの抑止を図ることがで
き、さらに、シール材17A,17Bで表面全域を被覆
しているので、配管継手のフランジ接続部のシール材と
して使用する場合、フランジ面への固着の恐れが少な
く、さらに、硫黄などが直接フランジ面に触れるのが阻
止され、フランジ面の腐食を有効に防止することができ
る。
いても、図6に示すように、第1実施例と同様に、スリ
ット5内のシール材16がその局部充填部16aによる
アンカー効果でシール体1A,1Bに強固に一体化され
る上、内部層間による浸透漏れの抑止を図ることがで
き、さらに、シール材17A,17Bで表面全域を被覆
しているので、配管継手のフランジ接続部のシール材と
して使用する場合、フランジ面への固着の恐れが少な
く、さらに、硫黄などが直接フランジ面に触れるのが阻
止され、フランジ面の腐食を有効に防止することができ
る。
【0029】図7は本発明の第3実施例として得られた
シート状の複合ガスケットを示す一部破断斜視図であ
る。この実施例では、シール材21としてジョイントシ
ートを使用し、その片面にフェノール系の接着剤3Aを
介してSUS304からなる補強材2Aを固定してシー
ト状のガスケット基体4を構成しており、上記シール材
21の表面21aから厚さ方向へ向けて格子状に形成さ
れたスリット5内に、PTFEに無機粉体を混入してな
る耐クリープ性に優れたシール材26を充填したもので
ある。その他の主要部の構成は図11に示す通りであ
る。
シート状の複合ガスケットを示す一部破断斜視図であ
る。この実施例では、シール材21としてジョイントシ
ートを使用し、その片面にフェノール系の接着剤3Aを
介してSUS304からなる補強材2Aを固定してシー
ト状のガスケット基体4を構成しており、上記シール材
21の表面21aから厚さ方向へ向けて格子状に形成さ
れたスリット5内に、PTFEに無機粉体を混入してな
る耐クリープ性に優れたシール材26を充填したもので
ある。その他の主要部の構成は図11に示す通りであ
る。
【0030】この第3実施例に示す複合ガスケットにお
いては、シール材21として、ジョイントシートを使用
していることによってクリープ特性を維持できるうえ、
上記スリット5内のシール材26によって、接面漏洩や
浸透漏れを改善することができる。
いては、シール材21として、ジョイントシートを使用
していることによってクリープ特性を維持できるうえ、
上記スリット5内のシール材26によって、接面漏洩や
浸透漏れを改善することができる。
【0031】図8は本発明の第4実施例として得られた
シート状の複合ガスケットを示す一部破断斜視図であ
る。この第4実施例では、シール材31として多孔質P
TFEシートを使用し、このシール材31単体でガスケ
ット基体4を構成するとともに、上記シール材31の表
面31aに該シール基材31をその厚さ方向に貫通する
スリット5を格子状に連続して形成し、このスリット5
内にフッ素ゴムからなるシール材16を充填したもので
ある。その他の主要部の構成は図11に示す通りであ
る。
シート状の複合ガスケットを示す一部破断斜視図であ
る。この第4実施例では、シール材31として多孔質P
TFEシートを使用し、このシール材31単体でガスケ
ット基体4を構成するとともに、上記シール材31の表
面31aに該シール基材31をその厚さ方向に貫通する
スリット5を格子状に連続して形成し、このスリット5
内にフッ素ゴムからなるシール材16を充填したもので
ある。その他の主要部の構成は図11に示す通りであ
る。
【0032】この第4実施例に示す複合ガスケットの場
合も、上記シール材31が多孔質PTFEシートである
ことによって、フランジ面への固着やフランジ面の腐食
などを防止でき、上記シール材16によって内部層間に
よる浸透漏れなどを有効に防止することができる。
合も、上記シール材31が多孔質PTFEシートである
ことによって、フランジ面への固着やフランジ面の腐食
などを防止でき、上記シール材16によって内部層間に
よる浸透漏れなどを有効に防止することができる。
【0033】図9および図10は本発明の第5実施例に
よるシート状のガスケットを示す一部破断斜視図であ
る。なお、この第5実施例のものは、ガスケット基体4
としては第1実施例のものと同じ構成としてあり、そし
て、図9に示すように、スリット5にシリコンゴムから
なるシール材6を充填した後、厚さTの上記ガスケット
基体4をその厚さ方向で加圧して、図10に示すよう
に、その厚さをtと小さく成形したものである。
よるシート状のガスケットを示す一部破断斜視図であ
る。なお、この第5実施例のものは、ガスケット基体4
としては第1実施例のものと同じ構成としてあり、そし
て、図9に示すように、スリット5にシリコンゴムから
なるシール材6を充填した後、厚さTの上記ガスケット
基体4をその厚さ方向で加圧して、図10に示すよう
に、その厚さをtと小さく成形したものである。
【0034】このように構成された第5実施例の複合ガ
スケットにおいては、上述した各実施例のものと同様の
効果が得られるうえ、上記ガスケット基体4を厚さ方向
で圧縮したことによって、シール材6も三次元方向へ変
形し、強度を高めることができる。
スケットにおいては、上述した各実施例のものと同様の
効果が得られるうえ、上記ガスケット基体4を厚さ方向
で圧縮したことによって、シール材6も三次元方向へ変
形し、強度を高めることができる。
【0035】ところで、上述したスリット5の深さにつ
いては、上記各実施例のものに限らず、図2の鎖線で示
すように、シール材1A,(1B)(21)(31)の
厚さの10〜100%の範囲内において、改善したい特
性に有利な値を適宜に選択設定すればよい。
いては、上記各実施例のものに限らず、図2の鎖線で示
すように、シール材1A,(1B)(21)(31)の
厚さの10〜100%の範囲内において、改善したい特
性に有利な値を適宜に選択設定すればよい。
【0036】また、上記各実施例では、スリット5にお
けるガスケット基体4の表面側の形状を、縦横のスリッ
ト同士が互いに直角の関係となる正格子状としたもので
説明したが、これはあくまでも一例であり、例えば図1
2〜図15に示すように、スリット5を、それらが上記
ガスケット基材4を規則的なパターン形状に区分けする
ような格子状に連続して形成されたものであればよい。
けるガスケット基体4の表面側の形状を、縦横のスリッ
ト同士が互いに直角の関係となる正格子状としたもので
説明したが、これはあくまでも一例であり、例えば図1
2〜図15に示すように、スリット5を、それらが上記
ガスケット基材4を規則的なパターン形状に区分けする
ような格子状に連続して形成されたものであればよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜5の本発明に
よれば、内部層間に隙間を有するガスケット基体におけ
るシート状シール材の表面にその厚さ方向に向けて、そ
れらが格子状に配されるように連続して形成したスリッ
ト内に、該シート状シール材とは異なる物質からなるシ
ール材を充填してなるものであるから、上記スリットに
より規則的なパターン形状の小さな単位に区分けされた
単位基体の周囲がスリットに充填された他のシール材に
より補強されることになるため、大型シート母材の製作
を可能とし、この大型シート母材を任意の形状、大きさ
に切り抜いて、殊に強い締め付け力が作用する条件下で
使用する場合でも、その切り抜かれたガスケット基体に
異常変形を生じることのない強度を保って使用すること
ができるのはもとより、上記スリットに充填された他の
シール材がシート状シール材における内部層間の隙間を
遮断して、流体の浸透漏れを確実に防止し優れたシール
性能を確保することができる。また、上記シート状シー
ル材に応じて上記複合すべきシール材を、そのシート状
シール材の構成材料とは異なる物質の中から適宜に選択
・使用することにより、ガスケット基体におけるシート
状シール材の構成材料として、どのような特性を有する
ものを選択・使用する場合であっても、そのシート状シ
ール材の構成材料の特性低下を最小限に抑えつつ、ガス
ケット基体が有する実使用上の種々の問題点を是正し
て、シール性の確保と同時に、ガスケットの用途や使用
場所によって異なる種々の要求特性に適応する機能を付
与することができるという効果を奏する。
よれば、内部層間に隙間を有するガスケット基体におけ
るシート状シール材の表面にその厚さ方向に向けて、そ
れらが格子状に配されるように連続して形成したスリッ
ト内に、該シート状シール材とは異なる物質からなるシ
ール材を充填してなるものであるから、上記スリットに
より規則的なパターン形状の小さな単位に区分けされた
単位基体の周囲がスリットに充填された他のシール材に
より補強されることになるため、大型シート母材の製作
を可能とし、この大型シート母材を任意の形状、大きさ
に切り抜いて、殊に強い締め付け力が作用する条件下で
使用する場合でも、その切り抜かれたガスケット基体に
異常変形を生じることのない強度を保って使用すること
ができるのはもとより、上記スリットに充填された他の
シール材がシート状シール材における内部層間の隙間を
遮断して、流体の浸透漏れを確実に防止し優れたシール
性能を確保することができる。また、上記シート状シー
ル材に応じて上記複合すべきシール材を、そのシート状
シール材の構成材料とは異なる物質の中から適宜に選択
・使用することにより、ガスケット基体におけるシート
状シール材の構成材料として、どのような特性を有する
ものを選択・使用する場合であっても、そのシート状シ
ール材の構成材料の特性低下を最小限に抑えつつ、ガス
ケット基体が有する実使用上の種々の問題点を是正し
て、シール性の確保と同時に、ガスケットの用途や使用
場所によって異なる種々の要求特性に適応する機能を付
与することができるという効果を奏する。
【図1】本発明の第1実施例による複合ガスケットを示
す一部破断斜視図である。
す一部破断斜視図である。
【図2】同上第1実施例における複合ガスケットにスリ
ットを形成した際の破断斜視図である。
ットを形成した際の破断斜視図である。
【図3】同上第1実施例における複合ガスケットの一部
を拡大して示す破断斜視図である。
を拡大して示す破断斜視図である。
【図4】同上第1実施例における複合ガスケットの要部
の働きを説明するための拡大断面図である。
の働きを説明するための拡大断面図である。
【図5】本発明の第2実施例による複合ガスケットを示
す一部破断斜視図である。
す一部破断斜視図である。
【図6】同上第2実施例における複合ガスケットの一部
を拡大して示す破断斜視図である。
を拡大して示す破断斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例による複合ガスケットを示
す一部破断斜視図である。
す一部破断斜視図である。
【図8】本発明の第4実施例による複合ガスケットを示
す一部破断斜視図である。
す一部破断斜視図である。
【図9】本発明の第5実施例による複合ガスケットを加
圧前の状態で示す一部破断斜視図である。
圧前の状態で示す一部破断斜視図である。
【図10】同上第5実施例による複合ガスケットを加圧
前の状態で示す一部破断斜視図である。
前の状態で示す一部破断斜視図である。
【図11】第1〜5実施例の複合ガスケットの要部の構
成条件を示す図表である。
成条件を示す図表である。
【図12】スリットの他の形状を示す平面図である。
【図13】スリットのさらに他の形状を示す平面図であ
る。
る。
【図14】スリットの別の形状を示す平面図である。
【図15】スリットのさらに別の形状を示す平面図であ
る。
る。
【図16】従来のガスケットを示す一部破断斜視図であ
る。
る。
【図17】従来の別のガスケットを示す一部破断斜視図
である。
である。
【図18】従来のガスケットの浸透漏れの発生状況を示
す要部の拡大断面図である。
す要部の拡大断面図である。
【図19】従来のガスケットにおけるシール材ごとの問
題点を示す図表である。
題点を示す図表である。
1A,1B,21,31 シール材 1a,21a,31a シール材の表面 4 ガスケット基体 5 スリット 6,16,17A,17B,26 複合すべきシール材
フロントページの続き (72)発明者 三吉 猛 兵庫県三田市下内神字打場541番地の1 日本ピラー工業株式会社三田工場内 (72)発明者 星川 慎吾 兵庫県三田市下内神字打場541番地の1 日本ピラー工業株式会社三田工場内 (56)参考文献 特開 昭58−214065(JP,A) 実公29097(大正15年)(JP,Y1 T)
Claims (5)
- 【請求項1】 内部層間に隙間を有するシート状シール
材を配置したガスケット基体における上記シート状シー
ル材の表面に、該表面から厚さ方向に向う複数のスリッ
トをそれらが格子状に配されるように連続して形成し、
上記シート状シール材の少なくとも上記スリット内に、
該シート状シール材とは異なる物質からなるシール材を
充填して上記内部層間の隙間を遮断させていることを特
徴とする複合ガスケット。 - 【請求項2】 上記シート状のガスケット基体は、内部
層間に隙間を有するシート状シール材の単体、あるい
は、補強材の両面または片面に内部層間に隙間を有する
シート状シール材を積層してなるものである請求項1の
複合ガスケット。 - 【請求項3】 上記スリットは、その深さが上記ガスケ
ット基体におけるシート状シール材の厚さの10〜10
0%の範囲内であり、かつ、上記ガスケット基体を規則
的なパターン形状に区分けするように連続して形成され
ている請求項1または2の複合ガスケット。 - 【請求項4】 上記ガスケット基体におけるシート状シ
ール材は、膨張黒鉛シート、PTFEシート、ジョイン
トシートおよびビータシートのうちから選択されている
請求項2または3の複合ガスケット。 - 【請求項5】 上記複合すべきシール材としては、ゴ
ム,樹脂,油脂等の内部に空隙のない不浸透性物質、軟
質ゴム,軟質樹脂等の軟質シール材、黒鉛,マイカ等の
非粘着性物質、犠牲金属,吸着型防食剤等の腐食防止性
物質、ゴムまたは樹脂に有機繊維,無機粉体等を充填し
てなる耐クリープ性物質のうち、上記ガスケット基体に
おけるシート状シール材の構成物質とは異なるものから
選択されている請求項2または3の複合ガスケット。
Priority Applications (7)
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---|---|---|---|
JP5215915A JP3028171B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 複合ガスケット |
AU68164/94A AU673932B2 (en) | 1993-08-31 | 1994-05-30 | Combined gasket |
DE69431830T DE69431830T2 (de) | 1993-08-31 | 1994-05-30 | Verbundsdichtung |
PCT/JP1994/000869 WO1995006831A1 (fr) | 1993-08-31 | 1994-05-30 | Joint combine |
KR1019950701457A KR100213153B1 (ko) | 1993-06-25 | 1994-05-30 | 복합가스킷 |
EP94916424A EP0676570B1 (en) | 1993-08-31 | 1994-05-30 | Composite gasket |
US08/822,462 US5992857A (en) | 1993-08-31 | 1997-03-21 | Composite gasket |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5215915A JP3028171B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 複合ガスケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0771608A JPH0771608A (ja) | 1995-03-17 |
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Family
ID=16680365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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EP (1) | EP0676570B1 (ja) |
JP (1) | JP3028171B2 (ja) |
KR (1) | KR100213153B1 (ja) |
AU (1) | AU673932B2 (ja) |
DE (1) | DE69431830T2 (ja) |
WO (1) | WO1995006831A1 (ja) |
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US20040049021A1 (en) * | 1992-09-10 | 2004-03-11 | Anderson Kevin P. | Compositions and mehtods for treatment of Hepatitis C virus-associated diseases |
CA2143678A1 (en) * | 1992-09-10 | 1994-03-17 | Kevin P. Anderson | Compositions and methods for treatment of hepatitis c virus-associated diseases |
US6338285B2 (en) | 1996-06-17 | 2002-01-15 | Nsk Ltd. | Feed screw device |
DE19804289A1 (de) | 1998-02-04 | 1999-08-05 | Sgl Technik Gmbh | Schichtstoffdichtung mit Bördel |
KR100324397B1 (ko) * | 1999-08-28 | 2002-02-16 | 정태정 | 고온 고압용 수면 게이지의 밀봉구조 |
US6555223B2 (en) * | 2000-03-08 | 2003-04-29 | Sgl Technic, Inc. | Graphite structure with increased flexibility |
JP3939909B2 (ja) * | 2000-10-04 | 2007-07-04 | 本田技研工業株式会社 | 複合シートガスケット |
CA2558739C (en) * | 2004-03-10 | 2010-08-17 | Gore Enterprise Holdings, Inc. | Low stress to seal expanded ptfe gasket tape |
US7179525B2 (en) * | 2004-03-10 | 2007-02-20 | Gore Enterprise Holdings, Inc. | Low stress to seal expanded PTFE gasket tape |
US8822097B2 (en) * | 2006-11-30 | 2014-09-02 | Honeywell International Inc. | Slide valve for fuel cell power generator |
DE202008007444U1 (de) * | 2008-06-04 | 2009-10-15 | Dolmar Gmbh | Verbrennungsmotor, insbesondere für handgeführte Arbeitsgeräte |
US8962211B2 (en) | 2008-12-15 | 2015-02-24 | Honeywell International Inc. | Rechargeable fuel cell |
US9276285B2 (en) | 2008-12-15 | 2016-03-01 | Honeywell International Inc. | Shaped fuel source and fuel cell |
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