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JP3018297B2 - カラー撮像装置 - Google Patents

カラー撮像装置

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JP3018297B2
JP3018297B2 JP2208241A JP20824190A JP3018297B2 JP 3018297 B2 JP3018297 B2 JP 3018297B2 JP 2208241 A JP2208241 A JP 2208241A JP 20824190 A JP20824190 A JP 20824190A JP 3018297 B2 JP3018297 B2 JP 3018297B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スチルビデオカメラ,ビデオカメラ等のカ
ラー撮像装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、スチルビデオカメラ等で、静止画をフレーム撮
影する(odd,evenの2つのフィールド情報を得る)ため
には、第13図(a)または(b)のような垂直走査方向
(以下垂直方向という)に2画素周期で繰り返される色
フィルタの撮像素子を用いる必要があった。これは、従
来の撮像素子が、第13図に示すように奇数(odd)フィ
ールドと偶数(even)フィールドで、奇数行と偶数行交
互に読み出すため、その両出力を同じものとしなくては
ならなかったためである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、第13図(a),(b)のような色フィ
ルタの撮像素子を用いた場合、輝度信号や色信号を導出
するためには、1行分とばした2つの行データ、たとえ
ば奇数フィールドでは1,3行、偶数フィールドでは2,4行
の信号を用いなくてはならない。そのため、データの垂
直方向の距離が離れるため垂直方向の相関性は小さくな
り偽色の発生量が増加する。
また、信号処理において輝度信号及び色信号導出のた
めに1H(水平走査期間)遅延線を多数必要とするなどの
問題があった。
第14図に前述の色フィルタを設けた撮像素子のベース
バンド近傍でのキャリア成分の出る位置を示す。第13図
(a),(b)いずれの場合も、撮像素子の色フィルタ
の水平走査方向(以下水平方向という)のピッチをPH
すると、輝度信号のキャリアは(±1/PH,0)の位置に発
生する。また、色差信号のキャリアは水平方向の同一色
のフィルタのピッチが2PHとなることから(±1/2PH,0)
の位置となる。
この撮像素子より得られる輝度信号は、サンプリング
定理によれば、周波数1/2PHまで帯域をとることができ
る。したがって輝度信号の折り返り歪を発生させないた
めには、撮像素子の前に置く光学的ローパスフィルタ
が、1/2PH以上の周波数成分をすべて零にするものであ
れば理想的である。ところが、第15図に示すように、水
平周波数fH=±1/2PHに色差信号のキャリアが発生す
る。このため、前記の周波数特性を持つ光学的ローパス
フィルタを用いると、色差信号の折り返りによる偽色が
発生する。このため光学的ローパスフィルタの周波数特
性は第15図に示すようにfH=1/2PHより色差信号の帯域
分だけ低い帯域としなければならない。したがって原理
的な解像度限界より低い解像度しか得られないという問
題があった。
第16図(a)に第13図の様な色フィルタ配列の固体撮
像素子に従来用いられていた光学的ローパスフィルタの
構成を示す。第16図において、光学的ローパスフィルタ
70は、水平方向に対し90゜の方向に距離PHだけ入射した
光線を2本に分割する複屈折板71と、直線偏光を円偏光
にする位相板72と、水平方向に対し90゜の方向に距離PH
/2だけ入射した光線を2本に分割する複屈折板73とで構
成されている。この光学的ローパスフィルタの伝達特性
(MTF)H1は次の式で表わされる。
これをグラフにしたのが第16図(b)であり、周波数
空間上の特性を表わしたものが第16図(c)である。第
16図(c)に示した点線74a,74b,75a,75bは光学的ロー
パスフィルタ70がトラップする周波数であり、同図より
輝度信号のキャリア周波数fH=±1/PH、色差信号のキャ
リア周波数fH=±1/2PHをトラップすることがわかる。
前述の特性の光学的ローパスフルタは式または第16図
(b)からもわかるように、色差信号のキャリア周波数
fH=±1/2PHでMTFが0,周波数の約85%で伝達特性が−15
dBとなる。このため解像度限界であるfH=1/2PHまでの
解像本数を得ることはできない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、偽
色の発生が少なく、輝度信号の解像度が理論上の限界ま
で得られるカラー撮像装置を提供することを目的とする
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本発明では、カラー撮像装
置を次の(1),(2),(3)のとおりに構成する。
(1)つぎのaに示す色フィルタアレイを設けた撮像素
子を備え、かつこの撮像素子の前面につぎのbに示す光
学的ローパスフィルタを設けたカラー撮像装置。
a.3種類以上の色フィルタからなり、色フィルタの水平
走査方向のピッチをPHとし垂直走査方向のピッチをPV
して、同種類の色フィルタを、水平走査方向に2PHのピ
ッチで、垂直走査方向に2PVのピッチでかつ水平走査方
向にPHだけオフセットして配列してなる色フィルタアレ
イ。
b.水平走査方向に対し45゜の方向に距離P1だけ入射した
光線を2本に分割する第1の光学部材と、水平走査方向
に対し90゜の方向に距離P2だけ入射した光線を2本に分
割する第2の光学部材と、水平走査方向に対し135゜の
方向に距離P1だけ入射した光線を2本に分割する第3の
光学部材とを積層してなり、つぎの条件を満たす光学的
ローパスフィルタ。
(2)つぎのaに示す色フィルタアレイを設けた撮像素
子を備え、かつこの撮像素子の前面につぎのbに示す光
学ローパスフィルタを設けたカラー撮像装置。
a.3種類以上の色フィルタからなり、色フィルタの水平
走査方向のピッチをPHとし垂直走査方向のピッチをPV
して、同種類の色フィルタを、水平走査方向に2PHのピ
ッチで、垂直走査方向に2PVのピッチでかつ水平走査方
向にPHだけオフセットして配列してなる色フィルタアレ
イ。
b.前記色フィルタアレイの色フィルタ配列によって生じ
る水平・垂直2次元周波数空間における前記撮像素子の
輝度信号キャリア,色差信号キャリア位置近傍をトラッ
プする光学ローパスフィルタ。
(3)撮像素子の出力を一旦メモリに記録し、該メモリ
からの読み出し信号によりフレーム情報を形成する前記
(2)記載のカラー撮像装置。
〔作 用〕
前記(1)〜(3)の構成によれば、偽色がほとんど
発生せず、輝度信号の高域は理論上の限界まで得られ、
(3)の構成では更に奇数フィールドと偶数フィールド
の出力タイミングを適宜に設定できる。
〔実施例〕
以下本発明を実施例により詳しく説明する。
第1図は、本発明の第1実施例である“カラー撮像装
置”で用いる撮像素子に設ける色フィルタの配列を示
す。なお色フィルタ全体は色フィルタアレイという。
同図に示すように、色フィルタアレイ1b(第4図参
照)にはRGB純色タイプのものを用いる。色フィルタの
水平方向のピッチをPH、垂直方向のピッチをPVとして、
各色フィルタR,G1,G2,Bは、それぞれ水平方向に2PHのピ
ッチで、垂直方向に2PVのピッチでかつ水平方向のオフ
セット量PHのオフセットサンプリング構成になってい
る。
この構成の色フィルタアレイを用いた撮像素子のベー
スバンド近傍でのキャリア成分の出る位置を示したのが
第2図である。
図示のように、輝度信号のキャリアは(±1/PH,0)の
位置に、色差信号のキャリアは(±1/2PH,±1/4PV)の
位置に発生する。第14図と比べて明らかなように、fH
上に色差信号のキャリアはなく、±1/4PHだけ上下にシ
フトしているため、ベースバンドからの距離が離れてい
る。このため、色差信号の折り返りによる偽色が発生し
にくい。さらに、fH軸上に色差信号のキャリアがないた
め、輝度信号を原理的な解像度限界周波数であるfH=1/
2PHまで得ることが可能となる。
第3図に本実施例における光学的ローパスフィルタの
構成を示す。
同図において、光学的ローパスフィルタ30は、水平方
向に対して45゜の方向に距離P1だけ入射した光線を2本
に分割する複屈折板31より成る第1の光学部材と、水平
方向に対し90゜の方向にP2だけ入射した光線を2本に分
割する複屈折板32より成る第2の光学部材と、水平方向
に対して135゜の方向に距離P1だけ入射した光線を2本
に分割する複屈折板33より成る第3の光学部材とで構成
されていて、かつ以下の条件が満足されている。
P2<PH …… P1が不等式の下限を越えると、折り返り歪、特に偽
色の発生を抑制することができず、上限を越えると充分
な解像度を得ることができない。また、P2が不等式の
上限を越えると充分な解像度を得ることができず不都合
である。光学的ローパスフィルタ30の伝達特性(MTF)
は次の式で表わされる。
ここで、例えばNTSC方式で、画面の縦横比が3:4の場
合、第1図に示すような有効画素数が水平640,垂直480
程度の固体撮像素子であればほぼ次の関係が成り立つ。
PH=PV …… 本実施例では としている。このときの伝達特性をfH軸上について表わ
したものが第3図(c)であり、2次元周波数空間で表
わしたものが第3図(d)である。第3図(d)に示し
た点線34a,34b,35a,35b,36a,36bは光学的ローパスフィ
ルタ30がトラップする周波数であり、同図より輝度,色
差両信号のキャリア周波数をすべてトラップすることが
わかる。また、第3図(c)より、解像度限界周波数fH
=1/2PH以上の周波数成分を充分抑制しており、輝度の
折り返し歪は発生しない。さらに,,式から明ら
かなように、|fH|≦1/2PHの周波数領域で、伝達特性が
−15dB以内の落ちとなるため、ほぼ限界解像周波数1/2P
Hまで解像度を確保できる。
次に本実施例において、画像信号を得る手法について
述べる。
第4図は本実施例の全体構成を示すブロック図で、30
は光学的ローパスフィルタ、1aは固体撮像素子CCD、1b
は固体撮像素子1aに設けた色フィルタアレイ、2は相関
二重サンプリング回路CDS、3は色分離回路C−SEP回
路、4は色分離後の信号をホワイトバランス調整するWB
ブロック、5,7は2出力を択一選択するスイッチ、6は
ガンマ処理,ホワイトクリップ処理,ブランキング処
理,ペデスタルレベルセット処理を行う信号処理ブロッ
ク、8はアナログデジタル変換器A/D、9はシリアルメ
モリブロック、10,11はデジタル−アナログ変換器D/A、
12はアナログ−デジタル変換器A/D,シリアルメモリブロ
ック,D/Aをコントロールするメモリコントローラ、13は
各種パルスを発生するクロック発生回路、14は加算器、
15,16,17,18はサンプルホールド回路、19は14〜18の出
力から輝度信号(Y),色差信号(R−Y,B−Y)を生
成するマトリクス回路である。
また、第6図はシリアルメモリブロック9の構成模式
図、第7図はメモリのコントロールのタイミング図であ
る。
以下、第4図、第6図、及び第7図を用いて本実施例
の動作を説明する。
第4図の固体撮像素子から出力された映像信号は相関
2重サンプリング回路2にて低減ノイズを除去され、色
分離回路3に入力される。3にて固体撮像素子1aの映像
出力を三原色R,G,B信号に分離し、WBブロック4にてホ
ワイトバランス調整を行う。但し、固体撮像素子1aは第
1図に示す色フィルタ配列であるため、図示してあるよ
うに、奇数フィールドではRとG、偶数フィールドでは
BとGの信号しか得られない。したがって、奇数フィー
ルドにてWBブロック4より出力されるB信号、偶数フィ
ールドでWBブロック4より出力されるR信号は偽情報で
あり、使用することはできない。そこで、スイッチ5に
より奇数フィールドではR信号、偶数フィールドではB
信号を選択する。選択のための切替パルスFvはクロック
発生回路13より送られる。選択されたRとBの信号が1V
(垂直走査期間)毎に交互になった信号をR|B信号とす
る。以降「|」は面順次を表わす記号とする。
そして、WBブロック4の他の出力Gとともに信号処理
ブロック6へ送られ、ガンマ処理,ホワイトクリップ処
理,ブランキング処理,ペデスタルレベルセットの処理
が行われる。
信号処理ブロック6の出力G及びR|Bはスイッチ7に
てSH1パルスにより、画素単位で切り替えられ、再び固
体撮像素子1の色フィルタ配列に対応する信号G1,R|G2,
B(以下略してG,R|Bとする)が得られる。ここで「,」
は点順次信号であることを示す。また、SH1パルスはク
ロック発生回路13より送られる。
スイッチ7にて点順次化された信号G,R|Bは、A/D変換
器8にてデジタル信号に変換され、シリアルメモリブロ
ック(S.MEM)9へ入力される。そしてシリアルメモリ
ブロック9の2系統の出力がD/A変換器10,11にてアナロ
グ信号に変換される。この際A/D,D/AのクロックPAD,PDA
及びメモリのコントロールパルスは、メモリコントロー
ラ12より送られる。
以下シリアルメモリ9の動作を第6図及び第7図を用
いて、さらに詳細に説明する。
第6図において20〜22はシリアルメモリ(本実施例で
は3チップにて固体撮像素子1であるCCDの全画素デー
タが記憶できるメモリ容量を有する)、23−1は各メモ
リ出力を切り替え、D/A変換器10,11へ出力するスイッチ
である。第7図(イ)2)の如く、t0にてCCD出力がA/D
変換器8から入力され始めるので、その出力をシリアル
メモリ9の第1のチップのメモリ(1st Chip20)に記
憶するべく、ライトイネーブル信号WE1を、ハイレベル
としてメモリ20をイネーブル状態とし、ライトリセット
信号RSTW1によりメモリのライトアドレスをリセットし
て0番地(第6図20の1行左端)から書き込みを開始し
ていく。その結果第7図2)のCCD出力(奇数フィール
ド)の(G,R)信号は第6図のメモリ20上に、図示のご
とく記憶されていく。続いて、t1にてメモリ20の記憶容
量が一杯になる時点で、ライトイネーブル信号WE1はロ
ーレベルとなり、メモリ20はディセーブル状態となる。
ここで第7図のライトイネーブル信号WE2によりシリア
ルメモリ9の第2のチップのメモリ(2nd Chip21)は
イネーブル状態となり、9)のRSTW2パルス出力により
アドレス0番地より、CCD奇数(odd)フィールドのt1
降の出力信号が第6図のように記憶される。続いて偶数
フィールドの映像期間が終わるt2より、奇数フィールド
の始まるt3までのブランキング期間KHはWE2をローレベ
ルとしてアドレスをt2時点の番地に保持して、メモリ21
への書き込みは行わないようにする。また、各メモリ2
0,21,22がシリアルダイナミックメモリで、ブランキン
グ期間KHが一定時間K0より長いと、リセット動作が必要
となることがあるのでCCD映像出力のブランキング期間K
Hを、アドレスを保持したままデータが保持できる時間
内に設定しておく(KH<K0)。このようにKHを、テレビ
レートのVブランキング期間と無関係に設定してメモリ
への書き込みを行っても、読み出し時に正規のVブラン
キング期間にしてやれば全く影響無い。
次に、t3で偶数フィールドの映像期間が始まったら第
7図8)のWE2を再度ハイレベルとし、メモリ21の容量
が一杯になるt4まで、信号(G2,B)のデータを書き込ん
でいき、t4にて、WE2をローレベルとし、メモリ21をデ
ィセーブル状態とする。そして、12)のWE3をハイレベ
ル、13)のRSTW3のパルスを発生させて、第3のチップ
のメモリ(3rd Chip)22へt4以降の偶数フィールド映像
信号を書き込んでいく。t5にて偶数フィールド映像信号
が終わると同時にメモリ22をWE3によりディセーブル状
態として書き込み動作を終了する。
続いて、シリアルメモリ9からの読み出しについて説
明する。まず、スイッチ23−1はbに接続して、オープ
ン状態としておく。t6にて10)のリードイネーブル信号
RE2をハイレベルに、11)のリードリセットRSTR2パルス
を出力して、メモリ21の読み出しを開始する。この際、
スイッチ23−1はオープン、またRE1,RE3がローレベル
でメモリ20,22の出力がハイインピーダンス状態なので1
0,11へは信号が出力されない。次いでt8にてRE1をハイ
レベル、RSTR1パルスを出力し、メモリ20のデータを読
み出し10へ出力する。と同時にスイッチ23−1をa側に
接続し、メモリ21の出力を11へ読み出す。この際、メモ
リ21は、アドレスが1H分進んでいるので、8)WE2のt1
〜t2の間に記憶された分(1行からX行)はすでにアド
レスが進んでいる。従って、アドレスは第22図(ロ)の
21の(G2,B)データ開始のポイント(X+1)行を示し
ているので、11へは(G2,B)信号が出力されていくこと
になる。次いでt9にてスイッチ23−1をb接続しオープ
ン状態として、同時にRE3をハイレベルにし、RSTR3パル
スを出力して、メモリ22のデータ読み出しを開始する。
その結果11へはメモリ22の出力(G2,B)データが出力さ
れていくことになる。t10ではスイッチ23−1をCに接
続し、同時にRSTR2パルスを再度出力することにより、1
0への0番地からの信号が出力される。t11にて、第1フ
ィールドの映像期間を終えスイッチ23−1をbに接続
し、RE2,RE3をローレベルとして、各メモリをすべてデ
ィセーブル状態にする。次に、第2フィールドの読み出
しを行う。まず、第1フィールドと同様にt12にて、RE2
をハイレベル、RSTR2パルスを出力する。この際、スイ
ッチ23−1はbのままである。従って、10,11へは何も
出力されない。次にt14にてRE1をハイレベルとし、RSTR
1パルスを出力する。その1H後のt15にてスイッチ23−1
をaに接続する。その結果t14より、メモリ20の出力(G
1,B)がD/A変換器11へアドレス0番地から出力され、D/
A変換器12へは21のデータ(G2,B)がt15より出力され
る。これは、第2フィールドを第1フィールドの信号に
対してインターレースがとれるように1H分ずらして読み
出しているわけである。すなわち、10への出力はメモリ
20の第2行から、11へはメモリ21の第(X+1)行から
の信号が有効となる。そのため、第7図に示すようにt7
〜t8期間の長さをmHとするとt13〜t14期間の長さは、
(m−1)となる。次にt16にて、最終Z行の読み出
しが完了したら、スイッチ23−1をbに接続し、かつ、
RE3をハイレベルにし、RSTR3パルスを出力することによ
り11への出力はメモリ22の第1行に切り替わる。さら
に、t17にてスイッチ23−1をCに接続し10への出力を
メモリ21側に切り替え、同時にRSTR2パルスを出力する
ことによりメモリ21の第1行からデータを読み出してい
く。この際、RE1をイネーブルにしている期間はnHで第
1フィールドと同じであり、そのためメモリ20が全て読
み出されてからメモリ21へ出力が切り替わるので境界で
情報が失われることはない。一方、第7図1)のVP立ち
下がりからの期間t13〜t17は(m+n−1)Hとなり、
第1フィールドのt7〜t10の長さと比べると1H分短くな
る。
その後t18まで出力を続け、t18ではスイッチ23−1を
bに接続、オープン状態にすると同時にRE2,RE3をロー
レベルとすることでメモリ21,メモリ22をハイインピー
ダンス状態として映像信号出力を終了する。
ところで、第2フィールドでは、(G2,B)データはt
15から読み出すのに対して(G1,R)データはt14からの
読み出しであるから読み出し時間が1H分ずれてしまい、
逆に読み出し終了時の(G2,B)データの最終行の読み出
し時には(G1,R)データはないので偽の信号を読み出し
てしまうことになる。したがって、第2フィールドでの
(G1,R),(G2,B)データの読み出しは有効画素の映像
期間より1H分少なくしている。同時に第1フィールドと
第2フィールドで映像期間が異なると、最終行(Z行)
で部分的フリッカーとなるので第1フィールドについて
も(G1,R),(G2,B)ともに1H分出力信号期間を短くし
ている。つまり、t17〜t18期間の長さをoHとするとt10
〜t11期間は(o−1)となり、VPの立ち下がりから
の時間t7〜t11,t13〜t18は第1フィールド第2フィール
ドともに(m+n+o−1)と等しくなる。さらに、
第1フィールドのメモリ20の読み出しも1H分早く、偽信
号となるので、第8図のスイッチ23−2によりt10からt
15までメモリ20の出力をオープン状態として除去しても
よい。
また、同じく偽情報除去・フリッカー防止のため18)
に示すようなブランキングパルスによりt8〜t11,t15〜t
18に期間(n+o−1)以外の信号をミュートしても
よい。さらに、偽情報を除去するのではなく、メモリ22
のZ行を続けて2度読み出すことにより、第1フィール
ドメモリ21,22及び第2フィールドメモリ21を最終行ま
で出力してもよい。
一方、書き込み終了と読み出し開始のタイミングの設
定や第1フィールド読み出し終了と第2フィールド読み
出し開始のタイミングの設定は使用するシリアルメモリ
のスペックや応用する映像機器のスペックに合せて任意
に設定すればよく、各タイミングを極力近づけること
で、撮影のスピードアップを可能とする。
さらに、スイッチ23−1及び23−2の切り替えは映像
信号のHブランキング期間内に行うことで不要ノイズの
発生を押えることができる。第9図の16),17)は本実
施例における出力(D/A10,11への出力)のタイミング図
である。
さて、以上のようにしてD/A変換器10,11へ送られたデ
ジタル信号はアナログ信号(G1,R)及び(G2,B)へ変換
され、以降のアナログ系の信号処理回路へ送られる。ま
ず、14では信号(G1,R)と(G2,B)を加算することで高
域成分を持つ輝度信号YHを導出し、又、15,16では、そ
れぞれ(G1,R)と(G2,B)をSH1パルスにてサンプルホ
ールドすることでG1及びG2を導出、さらに17,18では(G
1,R)と(G2,B)をSH2パルスにてサンプルホールドする
ことでR及びB信号を導出し、マトリクス回路部19へ送
る。さらに19では、第5図に示すように、加算器24にて
G1とG2を平均化しGを導出し減算器25,26にてG1とR,G2
とBの差をとってG−R,G−Bを導出する。G−R,G,G−
BはYL MATRIX27へ送られ低減輝度信号YLを、また、G
−R,G−Bは、CMATRIX28へ送られ色差信号R−Y,B−Y
を導出する。
一方、加算器29,30ではG1とR,G2とBを加算、さらに
加算器31で加算器29,30の出力を加算して、加算器14の
出力YHの低域成分YHLを導出し、減算器32にてYHとYHL
差YH−YHLを導出する。また、加算器24の出力Gは1H遅
延線34にて1H遅れた信号とされ、減算器35にてGとの差
つまり垂直高域成分を表わすVAPCを導出する。そして、
加算器33にてYLとYH−YHL、さらに加算器36にてVAPCを
加算し輝度信号Y:YHH+YL+VAPCを得る。
以上説明した実施例によると、シリアルメモリ9を用
いることでメモリの制御がより単純化され、メモリコン
トローラ12の設計が容易に行えることになる。
また、高速非同期リード/ライト動作可能高速FIFOシ
リアルメモリを用いることで、メモリ書き込み中(メモ
リ21ではt1〜t4期間)に読み出し(メモリ21ではt6)を
開始することでシステムをより高速化することができ
る。
次に本実施例の変形を説明する。
この変形の全体構成は、第4図と同じである。但し、
メモリ以降の信号の流れとして( )内の信号が出力さ
れる。以下8図,第9図を用いて説明する。まず、第9
図2)のようにt1よりCCD1の出力が、A/D変換器8から
入力し始めるので、その出力をメモリ21の(X+1)行
から、記憶すべく、8)のライトオネーブル信号WE2を
その1H前のt0よりハイレベルにしてイネーブル状態と
し、ライトリセット信号RSTW2によりメモリのライトア
ドレスをリセット後0番地(第8図メモリ21の1行左
端)から、書き込みを開始していく。(但し、1=X)
その結果2)のCCD出力(奇数フィールド)の(G1,B)
信号は第8図のメモリ21上の(X+1)行以降に、図示
のごとく記憶されていく。続いて、t2にてメモリ21の記
憶容量が一杯になる時点でWE2はローレベルとなり、メ
モリ21はディセーブル状態となる。ここで12)のライト
イネーブル信号WE3によりメモリ22はイネーブル状態と
なり、13)RSTW3パルス出力によりアドレス0番地よりC
CD奇数フィールドのt2以降の出力信号が第8図のように
メモリ22に記憶される。奇数フィールドの映像期間が終
わるt3よりWE3をローレベルとしてメモリ22をディセー
ブル状態とする。次に、t4で偶数フィールドの映像期間
が始まったら4)のWE1をハイレベルとし、メモリ20の
容量が一杯になるt5まで、信号(G2,B)のデータを書き
込んでいく。さらにt5ではWE1をローレベルとし、メモ
リ21をディセーブル状態とする。そして8)のWE2を再
度ハイレベル、9)のRSTW2のパルスを発生させて、メ
モリ21の1行からX−1行にt5以降の偶数フィールド映
像信号を書き込んでいく。t6にて偶数フィールド映像信
号が終わると同時にメモリ21をWE2によりディセーブル
状態として書き込み動作を終了する。続いてシリアルメ
モリ9からの読み出しについて説明する。まず、スイッ
チ23−1はbに接続して、オープン状態としておく。t7
にて10)のリードイネーブル信号RE2をハイレベルとし1
1)のリードリセットRSTR2パルスを出力してメモリ21の
読み出しを開始する。この際、スィッチ23−1はオープ
ン、またRE1,RE2がローレベルでメモリ20,22の出力がハ
イピーダンス状態なので10,11へは信号が出力されな
い。次いでt9にてRE1をハイレベル,RSTR1パルスを出力
しメモリ20のデータを読み出し10へ出力する。と同時に
スイッチ23−1をa側に接続して出力を11へ読み出す。
この際、メモリ21は、アドレスが1H分進んでいるので、
8)WE2のt5〜t6の間に記憶された分、すでにアドレス
が進んでいる。したがって、アドレスは第8図のメモリ
21の(G1,R)データ開始のポイント(X+1)行を示し
ているので、11へは(G1,R)信号が出力されていくこと
になる。
次いでt10にてスイッチ23−1をbに接続しオープン
状態として、同時にRE3をハイレベルにし、RSTR3パルス
を出力して、メモリ22のデータ読み出しを開始する。そ
の結果11へはメモリ22の出力(G1,R)データが出力され
ていくことになる。t11ではスイッチ23−1をcに接続
し、同時にRSTR2パルスを再度出力することにより、10
へメモリ21の0番地からの信号が出力される。t12にて
第1フィールドの映像期間を終え、スイッチ23−1を、
bに接続し、RE2,RE3をローレベルとして、各メモリを
すべてディセーブル状態とする。
次に、第2フィールドの読み出しを行う。まず、第1
フィールドと同様にt13にてRE2をハイレベル、RSTR2パ
ルスを出力する。この際、スイッチ23−1はbのままで
ある。したがって、10,11へは何も出力されない。t15
てスイッチ23−1がaに接続され、RE1をハイレベルと
し、RSTR1パルスが出力される。その結果、10へはメモ
リ20の出力(G2,B)がアドレス0番地から出力され11へ
はメモリ21のデータ(G1,R)が出力される。ただし、第
2フィールドでは、第1フィールドの信号に対してイン
ターレースがとれるように1H分ずらして読み出す必要が
ある。すなわち11への出力を(G1,R)データの2行目つ
まり(X+2)行から読み出すようにしなくてはならな
い。そのため、t7〜t8期間の長さをmHとするとt13〜t14
期間の長さは、(m+1)とする。そしてt8〜t9の期
間とt14〜t15の期間を同じ長さとすることにより、t15
の時点では、メモリ21のアドレスは(G1,R)データの2
行目(X+2)行左端に設定されていることになる。次
にt16にてスイッチ23−1をbに接続しRE3をハイレベル
にし、RSTR3パルスを出力する。ここでt16はt14〜t16
間が(n−1)となるように設定されており、第1フ
ィールドのt8〜t10の期間にたいして、1H短くなってい
る。したがって、t7〜t10期間とt13〜t16期間はともに
(n+m)と等しくなり、t16ちょうど2の(G1,R)
データの読み出しが終了した時点であることになる。つ
まり、t16にて11へは(G1,R)のデータが2nd Chip出力
から3rd Chip出力への境界で情報を失うことなく送ら
れることになる。続いてt17でスイッチ23−1をcに接
続しRE1をローレベルとし、RSTR2パルスを再度出力する
ことで10への出力をメモリ20から21へ切り替え、t18
で出力を続ける。t18ではスイッチ23−1をbに接続オ
ープン状態にすると同時に、RE2,RE3をローレベルとす
ることでメモリ21,メモリ22をハイインピーダンス状態
として映像信号出力を終了する。ところで、第2フィー
ルドでは(G2,B)データ1行目から読み出すのに対し
て、(G1,R)データは2行目からの読み出しであるから
読み出し時間が1H分ずれてしまい、(G2,B)データの最
終行の読み出し時には(G1,R)データは無いので偽の信
号を読み出してしまうことになる。したがって、第2フ
ィールドでの(G1,R),(G2,B)データの読み出しは有
効画素の映像期間より1H分少なくしている。同時に第1
フィールドと映像期間が異なると、最終行(Z行)で部
分的フリッカーとなるので第1フィールドについても
(G1,R),(G2,B)ともに1H分読み出しを少なくしてい
る。つまりt16〜t18期間の長さを0Hとするとt8〜t12,t
14〜t18は第1フィールド,第2フィールドともに(n
+0−1)と等しくなる。また、同じく偽情報除去,
フリッカー防止のため18)に示すようなブランキングパ
ルスによりt9〜t12,t15〜t18の期間以外に信号をミュー
トしてもよい。さらに、偽情報を除去するのではなくメ
モリ22のZ行を続けて2度読み出すことにより近似処理
してもよい。一方、書き込み終了と読み出し開始のタイ
ミングの設定や第1フィールド読み出し終了と第2フィ
ールド読み出し開始のタイミングの設定は使用するシリ
アルメモリのスペックや応用する映像機器のスペックに
合せて任意に設定すれば良く各タイミングを極力近づけ
ることで、撮影のスピードアップを可能とする。さら
に、スイッチ23−1の切り替えは映像信号のHブランキ
ング期間内に行うことで不要ノイズの発生を押さえるこ
とができる。第9図は16),17)出力(D/A変換器10,11
への出力)のタイミング図である。さて、以上のように
してD/A変換器10,11へ送られたデジタル信号はアナログ
信号(G2,B)及び(G1,R)へ変換され、以降のアナログ
系の信号処理回路へ送られる。まず、加算器14では信号
(G1,R)と(G2,B)を加算することで高域成分をもつ輝
度信号YHを導出し、また、S/H15,16ではそれぞれ(G2,
B),(G1,R)をSH1パルスにてサンプルホールドするこ
とでG2及びG1を導出、さらにS/H17,18では(G2,B),
(G1,R)をSH2パルスにてサンプルホールドすることで
B及びR信号を導出し、マトリクス回路部19へ送る。以
降マトリクス回路の動作は前述のとおりである。
本実施例ではメモリにシリアルメモリを用いたが、こ
れをランダムアクセスメモリにしてもよい。また信号
G1,G2,R,Bごとに別のメモリを用いてもよい。
第8図に本発明の第2実施例の“カラー撮像装置”に
おける固体撮像素子の色フィルタ配置を示す。同図に示
すように、色フィルタにはYe,Mg,Cy,Gr(イエロ,マゼ
ンタ,シアン,グリーン)補色タイプのものが用いら
れ、各フィルタMg,Cy,Ye,Grはそれぞれ水平方向のピッ
チ2PH、垂直方向には2PV,水平方向のオフセット量PH
オフセットサンプリング構造になっている。前記構造の
色フィルタアレイを設けた撮像素子のキャリア成分の出
る位置は、第2図に示す第1実施例のものと同様とな
る。さらに本実施例による光学的ローパスフィルタは第
3図(a)と同様の構成となるが、第10図に示すような
有効画素数が水平760,垂直480程度の固体撮像素子で、
画面の縦横比が3:4であればほぼ次の関係が成り立つ。
1.2PH=PV …… 本実施例では としている。ただしP1は第3図(a)31に示す第1の光
学部材と33に示す第3の光学部材が入射光線を分離する
距離、P2は32に示す第2の光学部材が入射光線を分離す
る距離である。この光学的ローパスフィルタの伝達特性
を2次元周波数空間で表わしたものが第11図である。第
11図に示した点線91a,91b,92a,92b,93a,93bは光学的ロ
ーパスフィルタがトラップする周波数である。
同図より輝度,色差両信号のキャリア周波数をすべて
トラップしており、これにより充分な折り返り歪の抑制
を行うことができる。さらに、,,式を用いて計
算すると、|fH|≦1/2PHの周波数領域の約96%で−15dB
以内のMTF落ちとなる。このためほぼ限界解像周波数1/2
PHに近い解像度を確保できる。
なお、第1実施例,本実施例とも、輝度,色差両信号
ともキャリア周波数でトラップし、MTFを零にする光学
的ローパスフィルタを用いているが、これは必ずしもキ
ャリア周波数のところでなくてもよく、キャリア周波数
近傍のMTFが充分零に近いものであればよい。そのため
には,式で示した条件を満足すればよい。
次に本実施例により、画像信号を得る方法について述
べる。
第12図は本実施例の信号処理を示すブロック図であ
る。
CCDセンサ101aには、第10図の4種の色フィルタから
なる色フィルタアレイ101bが配置されている。センサ10
1aからインタレース走査で一画素ごとに読み出された画
像信号は、AGC(自動利得調整回路)102により利得調整
された後、A/D変換器103で読出しクロックに同期したタ
イミングでA/D変換される。後で行う色処理のために、
このA/D変換機103は、リニアな特性が良く、量子化誤差
の点から考えて、8ビット以上で行うのが望ましい。A/
D変換された信号は、後で行う2次元信号処理のため、
一度ランダムアクセスメモリ125に書き込まれ、そこか
ら読み出される。
輝度信号は、CCDの画素読出しに対応した順序で、ラ
ンダムアクセスメモリ125から読み出され、ハイバスフ
ィルタ116で高域成分が検出され、後述するような方法
で得られる輝度の低域成分YLと加算器117で加算され、D
/A変換器118でD/A変換され、出力される。
一方、色フィルタMg,Cy,Ye,Grに対応する信号は、ラ
ンダムアクセスメモリ125から読み出され、4つの補間
フィルタ106,107,108,109に入力され、各々同時化され
た色信号Mg,Cy,Ye,Grとなる。
これらの色信号はRGB変換部110に入力し、R,G,B3信号
に変換される。これは次のようなマトリクス演算による
ものである。
ここでマトリクスAはセンサ101aのMg,Gr,Cy,Yeの分
光特性Mg(λ),Gr(λ),Cy(λ),Ye(λ)をNTSCで
定められたRGBの理想分光特性R(λ),G(λ),B
(λ)に近づけるように最適化された3行4列のマトリ
クスである。
次にホワイトバランス部111でRGB信号をホワイトバラ
ンスセンサ120より得られた色温度情報をもとにR,G,Bか
らαR,G,βBという形に変換することでホワイトバラン
スがとられる。
次にγ変換部112ではテーブル変換によってRGB信号が
γ変換される。
色差マトリックス部113では、 というNTSCの規格にあった変換を行い、前述した輝度の
低減成分YLと色差信号R−Y,B−Yとが生成される。色
差信号R−Y,B−Yはひき続くD/A変換器114,115でD/A変
換され、出力される。輝度の低減成分YLは前述したよう
にハイパスフィルタ116で検出された輝度の高域成分と
加算機117で加算され、D/A変換器118でD/A変換され、出
力される。
本実施例は、ブロック図にそってハードワイヤードに
構成してもよいが、DSP(digital signal processer)
等を用いて、ソフトウエアで構成してもよい。
なお、第1実施例,第2実施例とも、静止画記録が可
能であるが、これらをビデオカメラ等動画記録に用いる
こともできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば水平,垂直方向
とも偽色の発生を少なくし、しかも輝度信号の解像度が
理論上の限界近くまで得られるカラー撮像装置を提供す
ることができる。
また、輝度,色差両信号とも、トラップすべき周波数
が高いことから、光学的ローパスフィルタを薄くコンパ
クトにすることができるため、光学系全体をコンパクト
に構成することができる。
さらに、メモリを用いることで奇数フィールドと偶数
フィールドの出力タイミングを適宜に設定できるので、
例えばスチルビデオカメラに用いた場合、フィールドヘ
ッドのみでフレーム撮影が可能となるため、低コストで
しかも信頼性に優れたスチルビデオカメラを作成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の色フィルタ配列を示す
図、第2図は同実施例の周波数空間特性図、第3図は同
実施例で用いる光学的ローパスフィルタの作用を説明す
る図、第4図は同実施例の全体構成を示すブロック図、
第5図は同実施例のマトリックス回路19のブロック図、
第6図は同実施例のシリアルメモリ9の第1の構成模式
図、第7図は第6図に示すメモリのタイミングチャー
ト、第8図は同実施例のシリアルメモリ9の第2の構成
模式図、第9図は第8図に示すメモリのタイミングチャ
ート、第10図は本発明の第2実施例の色フィルタ配列を
示す図、第11図は同実施例で用いる光学的ローパスフィ
ルタの作用を説明する図、第12図は同実施例の全体構成
を示す図、第13図は従来例の色フィルタの配列例を示す
図、第14図は同従来例の周波数空間特性図、第15図は同
従来例の光学的ローパスフィルタの特性を示す図、第16
図は同従来例の光学的ローパスフィルタの作用を説明す
る図である。 1a……撮像素子CCD 1b……色フィルタアレイ 9……シリアルメモリ 30……光学的ローパスフィルタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】つぎのaに示す色フィルタアレイを設けた
    撮像素子を備え、かつこの撮像素子の前面につぎのbに
    示す光学的ローパスフィルタを設けたことを特徴とする
    カラー撮像装置。 a.3種類以上の色フィルタからなり、色フィルタの水平
    走査方向のピッチをPHとし垂直走査方向のピッチをPV
    して、同種類の色フィルタを、水平走査方向に2PHのピ
    ッチで、垂直走査方向に2PVのピッチでかつ水平走査方
    向にPHだけオフセットして配列してなる色フィルタアレ
    イ。 b.水平走査方向に対し45゜の方向に距離P1だけ入射した
    光線を2本に分割する第1の光学部材と、水平走査方向
    に対し90゜の方向に距離P2だけ入射した光線を2本に分
    割する第2の光学部材と、水平走査方向に対し135゜の
    方向に距離P1だけ入射した光線を2本に分割する第3の
    光学部材とを積層してなり、つぎの条件を満たす光学的
    ローパスフィルタ。
  2. 【請求項2】つぎのaに示す色フィルタアレイを設けた
    撮像素子を備え、かつこの撮像素子の前面につぎのbに
    示す光学ローパスフィルタを設けたことを特徴とするカ
    ラー撮像装置。 a.3種類以上の色フィルタからなり、色フィルタの水平
    走査方向のピッチをPHとし垂直走査方向のピッチをPV
    して、同種類の色フィルタを、水平走査方向に2PHのピ
    ッチで、垂直走査方向に2PVのピッチでかつ水平走査方
    向にPHだけオフセットして配列してなる色フィルタアレ
    イ。 b.前記色フィルタアレイの色フィルタ配列によって生じ
    る水平・垂直2次元周波数空間における前記撮像素子の
    輝度信号キャリア,色差信号キャリア位置近傍のトラッ
    プする光学ローパスフィルタ。
  3. 【請求項3】撮像素子の出力を一旦メモリに記録し、該
    メモリからの読み出し信号によりフレーム情報を形成す
    ることを特徴とする請求項2記載のカラー撮像装置。
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