JP3016965B2 - 金属被覆されたメラミン−ホルムアルデヒド樹脂繊維 - Google Patents
金属被覆されたメラミン−ホルムアルデヒド樹脂繊維Info
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- JP3016965B2 JP3016965B2 JP4205065A JP20506592A JP3016965B2 JP 3016965 B2 JP3016965 B2 JP 3016965B2 JP 4205065 A JP4205065 A JP 4205065A JP 20506592 A JP20506592 A JP 20506592A JP 3016965 B2 JP3016965 B2 JP 3016965B2
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- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- D06M11/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising
- D06M11/83—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising with metals; with metal-generating compounds, e.g. metal carbonyls; Reduction of metal compounds on textiles
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06Q—DECORATING TEXTILES
- D06Q1/00—Decorating textiles
- D06Q1/04—Decorating textiles by metallising
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- Artificial Filaments (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属被覆されたメラミ
ン−ホルムアルデヒド樹脂繊維に関する。
ン−ホルムアルデヒド樹脂繊維に関する。
【0002】その上、本発明は、上記繊維の製法、複合
材料製造のための該繊維の使用及び該繊維を含有してい
る複合材料に関する。
材料製造のための該繊維の使用及び該繊維を含有してい
る複合材料に関する。
【0003】電磁波は、妨害電波として例えば通信伝達
及び電子データ処理に不利な影響を及ぼす。従って、妨
害電磁波を反射することが可能である材料が求められて
いる。
及び電子データ処理に不利な影響を及ぼす。従って、妨
害電磁波を反射することが可能である材料が求められて
いる。
【0004】従って周波数10kHz〜10GHzの範
囲内の電磁線の遮蔽は、例えばプラスチックからなるコ
ンピュータケーシングの将来の開発における、増大する
重要性を有する。プラスチックを遮蔽仕上げするため
に、該プラスチックに導電性充填材、例えばグラファイ
ト(カーボンブラック)、金属粉末、金属薄片及び金属
繊維並びに金属被覆されたガラス−もしくは炭素繊維を
添加することができる。
囲内の電磁線の遮蔽は、例えばプラスチックからなるコ
ンピュータケーシングの将来の開発における、増大する
重要性を有する。プラスチックを遮蔽仕上げするため
に、該プラスチックに導電性充填材、例えばグラファイ
ト(カーボンブラック)、金属粉末、金属薄片及び金属
繊維並びに金属被覆されたガラス−もしくは炭素繊維を
添加することができる。
【0005】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開第27
43 768号明細書から、ニッケル又は銅で金属被覆
されたポリアクリルニトリル繊維及びコットン・ステー
プル繊維が公知である。
43 768号明細書から、ニッケル又は銅で金属被覆
されたポリアクリルニトリル繊維及びコットン・ステー
プル繊維が公知である。
【0006】ドイツ連邦共和国特許出願公開第38 1
0 597号明細書には、金属被覆された繊維を含有し
ている複合材料が記載されている。繊維として、従来の
方法で、例えば無電解メッキもしくは電気メッキ、即ち
スパッタリングもしくは蒸着によって金属化することが
できるガラス繊維、アラミド繊維及び炭素繊維が使用さ
れている。金属被覆された繊維は、ドイツ連邦共和国特
許出願公開第38 10597号明細書によれば高分子
保護層を備えている。
0 597号明細書には、金属被覆された繊維を含有し
ている複合材料が記載されている。繊維として、従来の
方法で、例えば無電解メッキもしくは電気メッキ、即ち
スパッタリングもしくは蒸着によって金属化することが
できるガラス繊維、アラミド繊維及び炭素繊維が使用さ
れている。金属被覆された繊維は、ドイツ連邦共和国特
許出願公開第38 10597号明細書によれば高分子
保護層を備えている。
【0007】これまで公知であったプラスチック用導電
性充填剤の欠点は、部分的に高すぎる比密度、低すぎる
可撓性、不十分な耐熱性、不十分な防炎性及び経費的に
不利な製法である。
性充填剤の欠点は、部分的に高すぎる比密度、低すぎる
可撓性、不十分な耐熱性、不十分な防炎性及び経費的に
不利な製法である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、上記欠点を有していない金属被覆された繊維を製造
することであった。
は、上記欠点を有していない金属被覆された繊維を製造
することであった。
【0009】
【課題を解決するための手段】これに応じて冒頭で定義
された金属被覆されたメラミン−ホルムアルデヒド樹脂
繊維が見出された。
された金属被覆されたメラミン−ホルムアルデヒド樹脂
繊維が見出された。
【0010】
【作用】その上、本発明による繊維の製法、複合材料製
造のための該繊維の使用及び該繊維を含有している複合
材料が見出された。
造のための該繊維の使用及び該繊維を含有している複合
材料が見出された。
【0011】メラミン−ホルムアルデヒド縮合体からの
繊維及び該繊維の製法は、例えばドイツ連邦共和国特許
出願公開第23 64 091号明細書、欧州特許第93
965号明細書及び”Chemiefasern/Textilindustri
e”、第40/92巻、12/90、T154から公知
である。この繊維は通常、メラミン及びホルムアルデヒ
ドをメラミンとホルムアルデヒドのモル比1:1.5〜
1:4.5で構成されているメラミン−ホルムアルデヒ
ド前縮合体少なくとも80重量%及び付加的に、一方で
は別のアミノ−、アミド−、ヒドロキシル−もしくはカ
ルボキシル基含有熱硬化性樹脂形成剤及び他方ではアル
デヒドを20重量%まで含有している。さらに繊維は、
上記縮合体から常法、例えば上記文献中に記載されてい
る方法によって製造することができる。
繊維及び該繊維の製法は、例えばドイツ連邦共和国特許
出願公開第23 64 091号明細書、欧州特許第93
965号明細書及び”Chemiefasern/Textilindustri
e”、第40/92巻、12/90、T154から公知
である。この繊維は通常、メラミン及びホルムアルデヒ
ドをメラミンとホルムアルデヒドのモル比1:1.5〜
1:4.5で構成されているメラミン−ホルムアルデヒ
ド前縮合体少なくとも80重量%及び付加的に、一方で
は別のアミノ−、アミド−、ヒドロキシル−もしくはカ
ルボキシル基含有熱硬化性樹脂形成剤及び他方ではアル
デヒドを20重量%まで含有している。さらに繊維は、
上記縮合体から常法、例えば上記文献中に記載されてい
る方法によって製造することができる。
【0012】通常、直径5〜100μm、特に8〜20
μmのメラミン−ホルムアルデヒド樹脂繊維が使用され
る。被覆するためにフィラメント(ロービング)を使用
することもできるし、長さ1〜200mm、特に1〜5
0mmの繊維切片を使用することもできる。
μmのメラミン−ホルムアルデヒド樹脂繊維が使用され
る。被覆するためにフィラメント(ロービング)を使用
することもできるし、長さ1〜200mm、特に1〜5
0mmの繊維切片を使用することもできる。
【0013】しかし、繊維から得られた平面状形成物、
例えば織物、編物又はフリースを使用することもでき
る。
例えば織物、編物又はフリースを使用することもでき
る。
【0014】繊維を被覆するための金属として、原理的
に全ての遷移金属を使用することができる。例えば次の
金属が列挙される:クロム、モリブデン、タングステ
ン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、パラジウム、
白金、銅、銀及び金、特にモリブデン、コバルト、ニッ
ケル、パラジウム、白金、銅、銀及び金、殊にニッケ
ル、銅、モリブデン、パラジウム、銀、白金及び金。
に全ての遷移金属を使用することができる。例えば次の
金属が列挙される:クロム、モリブデン、タングステ
ン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、パラジウム、
白金、銅、銀及び金、特にモリブデン、コバルト、ニッ
ケル、パラジウム、白金、銅、銀及び金、殊にニッケ
ル、銅、モリブデン、パラジウム、銀、白金及び金。
【0015】金属被膜の厚さは、通常0.01〜1μ
m、特に0.2〜0.5μmが選択される。
m、特に0.2〜0.5μmが選択される。
【0016】繊維と金属の重量比は、通常100:1〜
0.5:1、特に4:1〜1:1の間で選択される。
0.5:1、特に4:1〜1:1の間で選択される。
【0017】水溶液中での金属被覆は通常、繊維表面に
第1の工程の際に先ず金属芽晶が施与され(「活性化さ
れ」)、かつ引き続き、この層の上に所望の金属が析出
されるという方法で行なわれる。被覆は、遷移金属カル
ボニル化合物の分解によって自体公知の方法、例えば熱
分解(化学蒸着)又は光分解でメラミン樹脂繊維の存在
下で実施することもできる。
第1の工程の際に先ず金属芽晶が施与され(「活性化さ
れ」)、かつ引き続き、この層の上に所望の金属が析出
されるという方法で行なわれる。被覆は、遷移金属カル
ボニル化合物の分解によって自体公知の方法、例えば熱
分解(化学蒸着)又は光分解でメラミン樹脂繊維の存在
下で実施することもできる。
【0018】メラミン繊維の活性化もしくは一次被覆
は、自体公知の方法で、繊維が、水溶性金属塩及び還元
剤としての別の非貴金属塩を含有している水溶液で処理
することによって達成することができる(例えば国際特
許出願 WO 89/06710を参照のこと)。
は、自体公知の方法で、繊維が、水溶性金属塩及び還元
剤としての別の非貴金属塩を含有している水溶液で処理
することによって達成することができる(例えば国際特
許出願 WO 89/06710を参照のこと)。
【0019】金属塩として、例えばパラジウム、白金、
銅、銀もしくは金の水溶性の塩、例えば二塩化パラジウ
ム、二塩化白金、塩化銅(I)、硫酸銅(II)、硝酸
銀及び塩化金(III)、特に塩化白金(II)、硝酸
銀及び塩化金(III)が考慮の対象となる。
銅、銀もしくは金の水溶性の塩、例えば二塩化パラジウ
ム、二塩化白金、塩化銅(I)、硫酸銅(II)、硝酸
銀及び塩化金(III)、特に塩化白金(II)、硝酸
銀及び塩化金(III)が考慮の対象となる。
【0020】還元剤として、有利に塩化亜鉛(II)又
は塩化チタン(III)が使用される。
は塩化チタン(III)が使用される。
【0021】金属塩は、有利に該金属塩の水溶液の形で
濃度0.1〜5g/l、特に0.2〜0.5g/lで使
用される。還元剤と金属塩のモル比は、通常1:1〜
4:1、特に1:1〜2:1である。
濃度0.1〜5g/l、特に0.2〜0.5g/lで使
用される。還元剤と金属塩のモル比は、通常1:1〜
4:1、特に1:1〜2:1である。
【0022】繊維は、通常0.1〜10重量%、特に
0.5〜1重量%(水量に対して)の量で使用される。
0.5〜1重量%(水量に対して)の量で使用される。
【0023】反応は通常、室温で大気圧下で実施される
が、しかし、例えば、より高い温度及び圧力、有利に9
5℃まで及び500kPaまでを選択することもでき
る。
が、しかし、例えば、より高い温度及び圧力、有利に9
5℃まで及び500kPaまでを選択することもでき
る。
【0024】活性化開始時のpH範囲は通常は重要では
なく、かつ本質的には使用された物質及び該物質のそれ
ぞれの量のみに依存する。
なく、かつ本質的には使用された物質及び該物質のそれ
ぞれの量のみに依存する。
【0025】メラミン樹脂繊維は、該メラミン樹脂繊維
が、水溶性金属塩、錯体形成剤及び還元剤としての水素
化物化合物を含有している水溶液で処理することによっ
て活性化させることもできる。
が、水溶性金属塩、錯体形成剤及び還元剤としての水素
化物化合物を含有している水溶液で処理することによっ
て活性化させることもできる。
【0026】この場合には通常先ず、金属塩及び錯体形
成剤からなる水溶液が得られる。その後に該水溶液は一
定のpH値に調整され、繊維が添加され、かつ引き続
き、還元剤が、添加箇所で金属の沈殿が生じるまでの程
度で有利に少量ずつ添加される。その後に溶液は、該溶
液のさらなる透明化が観察できなくなるまでの程度で撹
拌されるか又は振盪される。この場合には通常、繊維の
変色が生じる。通常、還元剤の添加工程は、さらなる色
合いの濃さが認識できなくなるまでの程度の長さで繰り
返される。有利に還元剤は、溶液のpH値が1〜2単
位、特に1.25〜1.75単位高められる程度の量で
添加される。
成剤からなる水溶液が得られる。その後に該水溶液は一
定のpH値に調整され、繊維が添加され、かつ引き続
き、還元剤が、添加箇所で金属の沈殿が生じるまでの程
度で有利に少量ずつ添加される。その後に溶液は、該溶
液のさらなる透明化が観察できなくなるまでの程度で撹
拌されるか又は振盪される。この場合には通常、繊維の
変色が生じる。通常、還元剤の添加工程は、さらなる色
合いの濃さが認識できなくなるまでの程度の長さで繰り
返される。有利に還元剤は、溶液のpH値が1〜2単
位、特に1.25〜1.75単位高められる程度の量で
添加される。
【0027】金属塩として原理的に全ての水溶性遷移金
属を使用することができる。例えば次の化合物が列挙さ
れる:塩化コバルト(II)、塩化ニッケル(II)、
塩化パラジウム(II)、塩化白金(II)、硫酸銅
(II)、硝酸銀及び塩化金(III)、特に塩化ニッ
ケル(II)、塩化パラジウム(II)、塩化白金(I
I)、硫酸銅(II)、硝酸銀及び塩化金(III)、
殊に塩化パラジウム(II)、硫酸銅(II)、硝酸銀
及び塩化金(III)。
属を使用することができる。例えば次の化合物が列挙さ
れる:塩化コバルト(II)、塩化ニッケル(II)、
塩化パラジウム(II)、塩化白金(II)、硫酸銅
(II)、硝酸銀及び塩化金(III)、特に塩化ニッ
ケル(II)、塩化パラジウム(II)、塩化白金(I
I)、硫酸銅(II)、硝酸銀及び塩化金(III)、
殊に塩化パラジウム(II)、硫酸銅(II)、硝酸銀
及び塩化金(III)。
【0028】錯体形成剤として、通常、有機錯体形成
剤、例えばカルボン酸もしくはカルボン酸誘導体、例え
ばクエン酸、トリ−ナトリウムシトレート、酢酸ナトリ
ウム、サリチル酸、酒石酸ナトリウムカリウム、琥珀
酸、グリシン、L−アスパラギン酸、L−グルタミン
酸、アルコールもしくはアルコール誘導体、例えばグリ
セリン、1,3−プロパンジオール、エチレングリコー
ル、3−アミノ−1−プロパノール、マンニトール並び
にアセチルアセトン、2−プロパンチオール、アセト酢
酸エチルエステル、エチレンジアミンテトラアセテート
(「EDTA」)、ビウレット又はクラウンエーテル、
例えば15−クラウン−5及び18−クラウン−6、特
にクエン酸、トリ−ナトリウムシトレート、グリシン、
殊にクエン酸を使用することができる。
剤、例えばカルボン酸もしくはカルボン酸誘導体、例え
ばクエン酸、トリ−ナトリウムシトレート、酢酸ナトリ
ウム、サリチル酸、酒石酸ナトリウムカリウム、琥珀
酸、グリシン、L−アスパラギン酸、L−グルタミン
酸、アルコールもしくはアルコール誘導体、例えばグリ
セリン、1,3−プロパンジオール、エチレングリコー
ル、3−アミノ−1−プロパノール、マンニトール並び
にアセチルアセトン、2−プロパンチオール、アセト酢
酸エチルエステル、エチレンジアミンテトラアセテート
(「EDTA」)、ビウレット又はクラウンエーテル、
例えば15−クラウン−5及び18−クラウン−6、特
にクエン酸、トリ−ナトリウムシトレート、グリシン、
殊にクエン酸を使用することができる。
【0029】活性化の際の水素化物化合物として通常、
硼水素化ナトリウム又はボラン−ジメチルアミン錯体、
特に硼水素化ナトリウムが使用される。
硼水素化ナトリウム又はボラン−ジメチルアミン錯体、
特に硼水素化ナトリウムが使用される。
【0030】金属塩は、0.01〜1g/l、特に0.
05〜0.2g/lの濃度範囲内で使用することでき
る。
05〜0.2g/lの濃度範囲内で使用することでき
る。
【0031】繊維は通常、0.1〜10重量%、特に
0.5〜1重量%(水量に対して)の量で使用される。
0.5〜1重量%(水量に対して)の量で使用される。
【0032】錯体形成剤の量は、通常100〜400モ
ル%、特に100〜200モル%(金属塩に対して)で
ある。
ル%、特に100〜200モル%(金属塩に対して)で
ある。
【0033】還元剤の量は、通常100〜400モル
%、特に100〜200%(金属塩に対して)の範囲内
で選択される。
%、特に100〜200%(金属塩に対して)の範囲内
で選択される。
【0034】反応は通常、10〜50℃、特に15〜3
5℃の温度範囲内で大気圧下で実施される。
5℃の温度範囲内で大気圧下で実施される。
【0035】反応開始時のpH値は、選択された金属塩
に本質的に依存し、かつpH7より通常小さい。
に本質的に依存し、かつpH7より通常小さい。
【0036】活性化の持続時間は重要ではない。この持
続時間は通常、30〜300分、特に60〜120分の
範囲内で選択される。
続時間は通常、30〜300分、特に60〜120分の
範囲内で選択される。
【0037】銅の塩が使用される場合には、通常、繊維
表面上に先ず酸化銅(I)からなる被膜が形成され、さ
らに、この酸化銅(I)は通常、塩基性還元水溶液で金
属銅に還元される。この場合には還元剤として、有利に
水素化物化合物が使用される。金属への還元の際には通
常、繊維の変色が生じる。通常、還元溶液の添加工程
は、繊維のさらなる色合いの濃さが認識できなくなるま
での程度の長さで繰り返される。
表面上に先ず酸化銅(I)からなる被膜が形成され、さ
らに、この酸化銅(I)は通常、塩基性還元水溶液で金
属銅に還元される。この場合には還元剤として、有利に
水素化物化合物が使用される。金属への還元の際には通
常、繊維の変色が生じる。通常、還元溶液の添加工程
は、繊維のさらなる色合いの濃さが認識できなくなるま
での程度の長さで繰り返される。
【0038】酸化銅(I)の還元の際の水素化物化合物
として通常、硼水素化ナトリウム又はボラン−ジメチル
アミン錯体、特に硼水素化ナトリウムが使用される。
として通常、硼水素化ナトリウム又はボラン−ジメチル
アミン錯体、特に硼水素化ナトリウムが使用される。
【0039】酸化銅(I)の還元のための溶液中の塩基
として通常、アルカリ金属−もしくはアルカリ土類金属
−水酸化物もしくは−酸化物、例えば水酸化リチウム、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酸化ナトリウム、
水酸化マグネシウム又は水酸化カルシウム、特に水酸化
ナトリウム及び水酸化カリウムが使用される。
として通常、アルカリ金属−もしくはアルカリ土類金属
−水酸化物もしくは−酸化物、例えば水酸化リチウム、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酸化ナトリウム、
水酸化マグネシウム又は水酸化カルシウム、特に水酸化
ナトリウム及び水酸化カリウムが使用される。
【0040】酸化銅(I)の還元のための溶液中の水素
化物化合物の量は通常、1〜5g/水 l の範囲内で選
択される。塩基の量は通常、0.1〜1g/水 l の範
囲内で選択される。
化物化合物の量は通常、1〜5g/水 l の範囲内で選
択される。塩基の量は通常、0.1〜1g/水 l の範
囲内で選択される。
【0041】酸化銅(I)の還元は、通常10〜50
℃、特に15〜35℃の温度範囲内で大気圧下で実施さ
れる。
℃、特に15〜35℃の温度範囲内で大気圧下で実施さ
れる。
【0042】酸化銅(I)の還元のための溶液のpH値
は、通常7〜14、特に10〜12の範囲内で選択され
る。
は、通常7〜14、特に10〜12の範囲内で選択され
る。
【0043】通常、酸化銅(I)の還元持続時間は30
〜300分、特に60〜20分の範囲内で選択される。
〜300分、特に60〜20分の範囲内で選択される。
【0044】メラミン樹脂繊維の元来の被覆は通常、上
記方法によって前処理されたメラミン樹脂繊維が、水溶
性金属塩、錯体形成剤及び還元剤を含有している水溶液
で処理されるという方法で行なわれる。
記方法によって前処理されたメラミン樹脂繊維が、水溶
性金属塩、錯体形成剤及び還元剤を含有している水溶液
で処理されるという方法で行なわれる。
【0045】このために通常、先ず水中の水溶性金属塩
からなる溶液が得られ、さらに錯体形成剤が添加され
る。引き続き、通常、還元に有利なpH値に調整され、
さらに還元剤が有利に水溶液の形で添加される。その後
にメラミン樹脂繊維を添加することができ、この場合、
繊維の添加は不連続的に行なうこともできるし、連続的
に行なうこともできる。
からなる溶液が得られ、さらに錯体形成剤が添加され
る。引き続き、通常、還元に有利なpH値に調整され、
さらに還元剤が有利に水溶液の形で添加される。その後
にメラミン樹脂繊維を添加することができ、この場合、
繊維の添加は不連続的に行なうこともできるし、連続的
に行なうこともできる。
【0046】金属塩として、原理的に全ての水溶性遷移
金属塩を使用することができる。例えば金属塩が列挙さ
れる:塩化コバルト(II)、塩化ニッケル(II)、
塩化パラジウム(II)、塩化白金(II)、硫酸銅
(II)、硝酸銀及び塩化金(III)、特に塩化ニッ
ケル(II)、塩化パラジウム(II)、塩化白金(I
I)、硫酸銅(II)、硝酸銀及び塩化金(III)、
殊に塩化パラジウム(II)、硫酸銅(II)、硝酸銀
及び塩化金(III)。
金属塩を使用することができる。例えば金属塩が列挙さ
れる:塩化コバルト(II)、塩化ニッケル(II)、
塩化パラジウム(II)、塩化白金(II)、硫酸銅
(II)、硝酸銀及び塩化金(III)、特に塩化ニッ
ケル(II)、塩化パラジウム(II)、塩化白金(I
I)、硫酸銅(II)、硝酸銀及び塩化金(III)、
殊に塩化パラジウム(II)、硫酸銅(II)、硝酸銀
及び塩化金(III)。
【0047】錯体形成剤として通常、タルトレート、例
えば酒石酸ナトリウムカリウム、酒石酸ジカリウム、酒
石酸ジナトリウム、酒石酸カリウム、酒石酸ナトリウム
又は酒石酸ジアンモニウム、トリ−ナトリウムシトレー
ト並びにEDTAが使用される。
えば酒石酸ナトリウムカリウム、酒石酸ジカリウム、酒
石酸ジナトリウム、酒石酸カリウム、酒石酸ナトリウム
又は酒石酸ジアンモニウム、トリ−ナトリウムシトレー
ト並びにEDTAが使用される。
【0048】還元剤として通常、有利に水溶液の形のホ
ルムアルデヒド、硼水素化ナトリウム、ボラン−ジメチ
ルアミン錯体、次亜リン酸ナトリウム(NaH2PO2・
H2O)又はヒドラジンが採用される。有利に硼水素化
ナトリウムは、銅及びニッケルの還元に使用され、ホル
ムアルデヒドは銅及び銀の還元に使用され、ボラン−ジ
メチルアミン錯体及び次亜リン酸ナトリウムはニッケル
の還元に使用される。
ルムアルデヒド、硼水素化ナトリウム、ボラン−ジメチ
ルアミン錯体、次亜リン酸ナトリウム(NaH2PO2・
H2O)又はヒドラジンが採用される。有利に硼水素化
ナトリウムは、銅及びニッケルの還元に使用され、ホル
ムアルデヒドは銅及び銀の還元に使用され、ボラン−ジ
メチルアミン錯体及び次亜リン酸ナトリウムはニッケル
の還元に使用される。
【0049】pH範囲の選択は、還元剤の選択に本質的
に依存する。このようにして通常、ホルムアルデヒドを
用いた還元の場合には10〜14のpH範囲が選択さ
れ、この場合、溶液は通常、アルカリ金属水酸化物もし
くは−酸化物、例えば水酸化ナトリウムもしくは−カリ
ウムで塩基性にされる。次亜リン酸塩を用いた還元及び
ボラン−ジメチルアミン錯体を用いた還元の場合には、
有利に5〜10のpH範囲が選択される。この場合には
pH値の調整は通常、上記範囲内で常用の緩衝系、例え
ばNH3/NH4Cl又は酢酸/酢酸ナトリウムを用いて
行なわれる。硼水素化ナトリウムを用いた還元の場合に
は通常、7〜14のpH範囲内で作業が行なわれ、この
場合、還元溶液は通常、アルカリ金属水酸化物もしくは
−酸化物、例えば水酸化ナトリウムもしくは−カリウム
で塩基性にされる。
に依存する。このようにして通常、ホルムアルデヒドを
用いた還元の場合には10〜14のpH範囲が選択さ
れ、この場合、溶液は通常、アルカリ金属水酸化物もし
くは−酸化物、例えば水酸化ナトリウムもしくは−カリ
ウムで塩基性にされる。次亜リン酸塩を用いた還元及び
ボラン−ジメチルアミン錯体を用いた還元の場合には、
有利に5〜10のpH範囲が選択される。この場合には
pH値の調整は通常、上記範囲内で常用の緩衝系、例え
ばNH3/NH4Cl又は酢酸/酢酸ナトリウムを用いて
行なわれる。硼水素化ナトリウムを用いた還元の場合に
は通常、7〜14のpH範囲内で作業が行なわれ、この
場合、還元溶液は通常、アルカリ金属水酸化物もしくは
−酸化物、例えば水酸化ナトリウムもしくは−カリウム
で塩基性にされる。
【0050】金属塩は、5〜200g/l、特に10〜
50g/lの濃度範囲内で使用することができる。
50g/lの濃度範囲内で使用することができる。
【0051】繊維は通常、0.1〜10重量%、特に
0.3〜1重量%(水量に対して)の量で使用される。
0.3〜1重量%(水量に対して)の量で使用される。
【0052】錯体形成剤の量は通常、100〜400モ
ル%、特に100〜200モル%(水量に対して)ので
ある。
ル%、特に100〜200モル%(水量に対して)ので
ある。
【0053】還元剤の量は通常、100〜400モル
%、特に100〜200モル%(金属塩に対して)の範
囲内で選択される。
%、特に100〜200モル%(金属塩に対して)の範
囲内で選択される。
【0054】温度の選択は通常、それぞれの金属に依存
する。通常、金属被覆は、15〜95℃、特に15〜3
5℃の温度範囲内で大気圧下で実施することができる。
ニッケルを用いた金属被覆には60〜95℃の温度範囲
が有利であり、銀を用いた金属被覆には50〜80℃の
温度範囲が有利である。
する。通常、金属被覆は、15〜95℃、特に15〜3
5℃の温度範囲内で大気圧下で実施することができる。
ニッケルを用いた金属被覆には60〜95℃の温度範囲
が有利であり、銀を用いた金属被覆には50〜80℃の
温度範囲が有利である。
【0055】金属被覆の持続時間は、所望の膜厚及び出
発物質の選択された濃度に本質的に依存する。この持続
時間は30〜300分、特に60〜120分の範囲内で
選択される。
発物質の選択された濃度に本質的に依存する。この持続
時間は30〜300分、特に60〜120分の範囲内で
選択される。
【0056】遷移金属カルボニル化合物を用いたメラミ
ン樹脂繊維の金属被覆は、カルボニル化合物の熱分解又
は光分解によって実施することができる。
ン樹脂繊維の金属被覆は、カルボニル化合物の熱分解又
は光分解によって実施することができる。
【0057】この場合には、有利にカルボニル化合物が
例えば昇華又は蒸発によってガス状態にされかつさらに
繊維表面上で熱分解により分解されることによって、有
利にカルボニル化合物が繊維の存在下で金属及び一酸化
炭素に不活性な雰囲気下で分解される。
例えば昇華又は蒸発によってガス状態にされかつさらに
繊維表面上で熱分解により分解されることによって、有
利にカルボニル化合物が繊維の存在下で金属及び一酸化
炭素に不活性な雰囲気下で分解される。
【0058】有利な実施態様は、カルボニル化合物が反
応容器外で不活性ガスの存在下で昇華又は蒸発すること
にあり、この場合、不活性ガス、例えば窒素、ヘリウム
又はアルゴンのガス流によってガス状のカルボニル化合
物は反応容器中の繊維表面に移送される。不活性ガス、
分解されていないカルボニル化合物及び一酸化炭素は、
反応容器の開口部を通して逃がすことができる。
応容器外で不活性ガスの存在下で昇華又は蒸発すること
にあり、この場合、不活性ガス、例えば窒素、ヘリウム
又はアルゴンのガス流によってガス状のカルボニル化合
物は反応容器中の繊維表面に移送される。不活性ガス、
分解されていないカルボニル化合物及び一酸化炭素は、
反応容器の開口部を通して逃がすことができる。
【0059】遷移金属カルボニル化合物として、クロム
ヘキサカルボニル、モリブデンヘキサカルボニル、タン
グステンヘキサカルボニル、鉄ペンタカルボニル、鉄エ
ンネアカルボニル、マンガンデカカルボニル、コバルト
オクタカルボニル及びニッケルテトラカルボニル、特に
モリブデンヘキサカルボニル及びタングステンヘキサカ
ルボニル、殊にモリブデンヘキサカルボニルが考慮の対
象となる。
ヘキサカルボニル、モリブデンヘキサカルボニル、タン
グステンヘキサカルボニル、鉄ペンタカルボニル、鉄エ
ンネアカルボニル、マンガンデカカルボニル、コバルト
オクタカルボニル及びニッケルテトラカルボニル、特に
モリブデンヘキサカルボニル及びタングステンヘキサカ
ルボニル、殊にモリブデンヘキサカルボニルが考慮の対
象となる。
【0060】繊維表面での温度は通常、下限としてのカ
ルボニル化合物の分解温度と上限としての繊維の分解温
度との範囲内で選択される。この場合には通常、温度は
100〜250℃、特に150〜240℃の範囲内にあ
る。
ルボニル化合物の分解温度と上限としての繊維の分解温
度との範囲内で選択される。この場合には通常、温度は
100〜250℃、特に150〜240℃の範囲内にあ
る。
【0061】カルボニル化合物の昇華及び蒸発の際の温
度は、金属の種類及び圧力に本質的に依存する。この値
は公知である(例えば CRC Handbook fo Chemistry and
Physics 第71版、1990−1991を参照のこ
と)。この場合には、例えばモリブデンヘキサカルボニ
ルは有利に、50〜120℃、特に70〜90℃の範囲
内の温度に加熱される。
度は、金属の種類及び圧力に本質的に依存する。この値
は公知である(例えば CRC Handbook fo Chemistry and
Physics 第71版、1990−1991を参照のこ
と)。この場合には、例えばモリブデンヘキサカルボニ
ルは有利に、50〜120℃、特に70〜90℃の範囲
内の温度に加熱される。
【0062】カルボニル化合物の量は、繊維上の所望の
膜厚、繊維の直径及び量に本質的に依存する。通常、繊
維1gにつきカルボニル化合物0.1〜30ミリモル、
特に1〜20ミリモルが使用される。
膜厚、繊維の直径及び量に本質的に依存する。通常、繊
維1gにつきカルボニル化合物0.1〜30ミリモル、
特に1〜20ミリモルが使用される。
【0063】反応は通常、常圧で実施される。
【0064】反応持続時間は通常、15〜300分、特
に60〜120分の範囲内で選択される。
に60〜120分の範囲内で選択される。
【0065】本発明による金属被覆されたメラミン樹脂
繊維は、自体公知の方法で他の高分子成形材料、例えば
熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂と一緒に複合材料に加工
することができる。
繊維は、自体公知の方法で他の高分子成形材料、例えば
熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂と一緒に複合材料に加工
することができる。
【0066】熱可塑性樹脂を含有する複合材料を得る際
には、自体公知の方法によって作業が行なわれる。例え
ば、熱可塑性樹脂を加熱可能な混合装置中で溶融するこ
とでき、かつこの溶融物に本発明による金属被覆された
メラミン樹脂繊維をフィラメント(ロービング)又は繊
維切片(チョップトストランド)として混入することが
できる。引き続き、溶融物をストランドとして押出すこ
ともできるし、射出成形することもできるし、圧縮成形
することもできる。
には、自体公知の方法によって作業が行なわれる。例え
ば、熱可塑性樹脂を加熱可能な混合装置中で溶融するこ
とでき、かつこの溶融物に本発明による金属被覆された
メラミン樹脂繊維をフィラメント(ロービング)又は繊
維切片(チョップトストランド)として混入することが
できる。引き続き、溶融物をストランドとして押出すこ
ともできるし、射出成形することもできるし、圧縮成形
することもできる。
【0067】熱硬化性樹脂を含有する複合材料の製造
は、通常、同様に常法によって、例えば本発明によるメ
ラミン樹脂繊維が液状出発物質で含浸され、かつ引き続
き、硬化されることによって行なわれる。
は、通常、同様に常法によって、例えば本発明によるメ
ラミン樹脂繊維が液状出発物質で含浸され、かつ引き続
き、硬化されることによって行なわれる。
【0068】ポリマーマトリックスとして、全ての公知
の熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂並びにこれらの混合物
を使用することができる。例えばポリアミド、ポリ塩化
ビニル、ポリオレフィン、ポリエステル、芳香族ポリエ
ーテル、不飽和ポリエステル樹脂及びポリウレタンが列
挙される。
の熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂並びにこれらの混合物
を使用することができる。例えばポリアミド、ポリ塩化
ビニル、ポリオレフィン、ポリエステル、芳香族ポリエ
ーテル、不飽和ポリエステル樹脂及びポリウレタンが列
挙される。
【0069】本発明によるメラミン樹脂繊維の含量は通
常、複合材料の重量に対して1〜40重量%、特に5〜
25重量%の範囲内で選択される。
常、複合材料の重量に対して1〜40重量%、特に5〜
25重量%の範囲内で選択される。
【0070】その上なお、本発明による複合材料は、常
用の添加剤及び加工助剤、例えば安定剤、防炎剤、耐衝
撃性改良剤、酸化防止剤、滑剤、充填剤並びに着色剤及
び顔料並びにカーボンブラック及び/又はグラファイト
を含有していてもよい。
用の添加剤及び加工助剤、例えば安定剤、防炎剤、耐衝
撃性改良剤、酸化防止剤、滑剤、充填剤並びに着色剤及
び顔料並びにカーボンブラック及び/又はグラファイト
を含有していてもよい。
【0071】本発明によるメラミン樹脂繊維は、公知の
金属被覆された繊維又は金属繊維と比較して、その僅か
な比重、その高い可撓性、その経費的に有利な製造、そ
の十分な防炎性及びその著しく良好な耐熱性において卓
越している。
金属被覆された繊維又は金属繊維と比較して、その僅か
な比重、その高い可撓性、その経費的に有利な製造、そ
の十分な防炎性及びその著しく良好な耐熱性において卓
越している。
【0072】
【実施例】次の試験の際の繊維の金属含量測定は、原子
吸収分光分析法によって行なった。
吸収分光分析法によって行なった。
【0073】導電率を4点法(Vierpunktemethode)を用
いて単繊維で測定した。この測定に、約1cmの間隔を
有しかつ繊維表面と結合されている2つの白金電極(対
A)を用いて100mAの電流を繊維中に流した。さら
に、2電極間の領域内に2つの別の電極(対B)を0.
33cmの間隔で互いに取付けた。対Bの電極を用いて
電圧Uを測定した。
いて単繊維で測定した。この測定に、約1cmの間隔を
有しかつ繊維表面と結合されている2つの白金電極(対
A)を用いて100mAの電流を繊維中に流した。さら
に、2電極間の領域内に2つの別の電極(対B)を0.
33cmの間隔で互いに取付けた。対Bの電極を用いて
電圧Uを測定した。
【0074】
【数1】
【0075】繊維の断面積を繊維の密度ρm=2.42
g/cm3、秤量供給量m及び長さを用いて方程式2に
よって計算した:
g/cm3、秤量供給量m及び長さを用いて方程式2に
よって計算した:
【0076】
【数2】
【0077】例 1 銅被覆されたメラミン樹脂繊維の製造 (a)メラミン樹脂繊維の活性化 硫酸銅(II)五水和物0.063g(0.25ミリモ
ル)、クエン酸0.053g(0.25ミリモル)及び
水200mlの溶液にメラミン樹脂繊維(Basofil(登録
商標;以後省略) O、BASF社)1gを添加した。引
き続き、この溶液に撹拌下で1重量%の硼水素化ナトリ
ウム溶液1.47g(0.4ミリモル)を30分間にわ
たり少量ずつ添加し、この場合、白色から黄褐色への繊
維の変色が観察された。その後に繊維を水で洗浄した。
反応開始時のpH値は3.1であり、かつ反応終了時に
は4.6であった。
ル)、クエン酸0.053g(0.25ミリモル)及び
水200mlの溶液にメラミン樹脂繊維(Basofil(登録
商標;以後省略) O、BASF社)1gを添加した。引
き続き、この溶液に撹拌下で1重量%の硼水素化ナトリ
ウム溶液1.47g(0.4ミリモル)を30分間にわ
たり少量ずつ添加し、この場合、白色から黄褐色への繊
維の変色が観察された。その後に繊維を水で洗浄した。
反応開始時のpH値は3.1であり、かつ反応終了時に
は4.6であった。
【0078】(b)酸化銅(I)層の還元 (a)によって得られた繊維を硼水素化ナトリウム1.
0g(26ミリモル)、水酸化ナトリウム0.1g
(2.5ミリモル)及び水300mlからの溶液中に1
時間で装入した。その後に繊維を水で洗浄した。
0g(26ミリモル)、水酸化ナトリウム0.1g
(2.5ミリモル)及び水300mlからの溶液中に1
時間で装入した。その後に繊維を水で洗浄した。
【0079】(c)メラミン樹脂繊維の銅被覆 硫酸銅(II)五水和物4.32g(17.3ミリモ
ル)、酒石酸ナトリウムカリウム9.66g(34ミリ
モル)、水酸化ナトリウム0.95g(23.8ミリモ
ル)及び水300mlからの混合物に、37重量%のホ
ルマリン溶液4.4g(54ミリモル)と10重量%の
水酸化ナトリウム溶液43ml(107ミリモル)から
の混合物を添加した。引き続き、(b)で得られた繊維
を添加し、かつ弱い撹拌下で2時間、銅被覆した。その
後に銅被覆された繊維を水及びエタノールで洗浄し、か
つ室温で空気乾燥させた。
ル)、酒石酸ナトリウムカリウム9.66g(34ミリ
モル)、水酸化ナトリウム0.95g(23.8ミリモ
ル)及び水300mlからの混合物に、37重量%のホ
ルマリン溶液4.4g(54ミリモル)と10重量%の
水酸化ナトリウム溶液43ml(107ミリモル)から
の混合物を添加した。引き続き、(b)で得られた繊維
を添加し、かつ弱い撹拌下で2時間、銅被覆した。その
後に銅被覆された繊維を水及びエタノールで洗浄し、か
つ室温で空気乾燥させた。
【0080】Cu含量:52重量% 導電率:2・104S/cm 比較のために:被覆されていない繊維の導電率: 10-12S/cm。
【0081】例 2 ニッケル被覆されたメラミン樹脂繊維の製造 (a)メラミン樹脂繊維の活性化 塩化ニッケル(II)六水和物0.25ミリモル、クエ
ン酸0.25ミリモル及び蒸留水200mlの溶液に、
一定のpH値3.24に調整された後にメラミン樹脂繊
維(Basofil O、BASF社)1gを添加した。メラミ
ン樹脂繊維が完全に湿潤した後に、1重量%の硼水素化
ナトリウム溶液1.47g(0.4ミリモル)を、それ
ぞれ滴下導入箇所の黒色化後に添加を中止し、かつその
後に、黒色化が消えるまで徐々に撹拌するという方法で
滴加した。この工程を、溶液が淡灰色になりかつpH値
4.7を有するようになるまで繰り返した。その後に繊
維を蒸留水で洗浄した。
ン酸0.25ミリモル及び蒸留水200mlの溶液に、
一定のpH値3.24に調整された後にメラミン樹脂繊
維(Basofil O、BASF社)1gを添加した。メラミ
ン樹脂繊維が完全に湿潤した後に、1重量%の硼水素化
ナトリウム溶液1.47g(0.4ミリモル)を、それ
ぞれ滴下導入箇所の黒色化後に添加を中止し、かつその
後に、黒色化が消えるまで徐々に撹拌するという方法で
滴加した。この工程を、溶液が淡灰色になりかつpH値
4.7を有するようになるまで繰り返した。その後に繊
維を蒸留水で洗浄した。
【0082】(b)メラミン樹脂繊維のニッケル被覆 トリ−ナトリウムシトレート−5,5−ヒドラート9.
853g(33.5ミリモル)、塩化アンモニウム4.
948g(92.5ミリモル)、次亜リン酸ナトリウム
1.087g(10.26ミリモル)及び蒸留水60m
lからの溶液に、蒸留水40ml中に溶解されている塩
化ニッケル(II)六水和物4.454g(18.7ミ
リモル)を添加した。その後に25重量%のアンモニア
溶液9.976gを添加した。さらに、この溶液を96
℃に加熱した。引き続き、(a)で得られたメラミン樹
脂繊維1gを溶液中に添加し、96℃で90分間撹拌し
た。さらにニッケル被覆された繊維を先ず蒸留水で洗浄
し、引き続きエタノールで洗浄し、かつ最後に空気乾燥
させた。
853g(33.5ミリモル)、塩化アンモニウム4.
948g(92.5ミリモル)、次亜リン酸ナトリウム
1.087g(10.26ミリモル)及び蒸留水60m
lからの溶液に、蒸留水40ml中に溶解されている塩
化ニッケル(II)六水和物4.454g(18.7ミ
リモル)を添加した。その後に25重量%のアンモニア
溶液9.976gを添加した。さらに、この溶液を96
℃に加熱した。引き続き、(a)で得られたメラミン樹
脂繊維1gを溶液中に添加し、96℃で90分間撹拌し
た。さらにニッケル被覆された繊維を先ず蒸留水で洗浄
し、引き続きエタノールで洗浄し、かつ最後に空気乾燥
させた。
【0083】金属光沢のある灰色の繊維が、ニッケルを
38重量%含有していた。
38重量%含有していた。
【0084】例 3 銅被覆されたメラミン樹脂繊維の製造 (a)塩化パラジウム(II)を用いたメラミン樹脂繊
維の活性化 塩化パラジウム(II)4.5mg(0.025ミリモ
ル)、クエン酸0.053g(0.25ミリモル)及び
水200mlからの溶液にメラミン樹脂繊維(Basofil
O、BASF社)1gを添加した。10重量%の塩酸溶
液0.7mlの添加によってpH値を2.4に調整し
た。引き続き、この溶液に撹拌下で30分間、1重量%
の硼水素化ナトリウム溶液1.47g(0.4ミリモ
ル)を少量ずつ添加し、この場合、白色から灰色への繊
維の変色が観察された。その後に繊維を水で洗浄した。
pH値は、反応終了時で3.9であった。
維の活性化 塩化パラジウム(II)4.5mg(0.025ミリモ
ル)、クエン酸0.053g(0.25ミリモル)及び
水200mlからの溶液にメラミン樹脂繊維(Basofil
O、BASF社)1gを添加した。10重量%の塩酸溶
液0.7mlの添加によってpH値を2.4に調整し
た。引き続き、この溶液に撹拌下で30分間、1重量%
の硼水素化ナトリウム溶液1.47g(0.4ミリモ
ル)を少量ずつ添加し、この場合、白色から灰色への繊
維の変色が観察された。その後に繊維を水で洗浄した。
pH値は、反応終了時で3.9であった。
【0085】Pd含量:0.16重量%。
【0086】(b)/(c) 引き続き、例(b)及び
(c)の場合と同様に処理したが、但し、銅被覆時間は
90分間であった。
(c)の場合と同様に処理したが、但し、銅被覆時間は
90分間であった。
【0087】Cu含量:55重量%。
【0088】例 4 銅被覆されたメラミン樹脂繊維の製造 (a)硝酸銀を用いたメラミン樹脂繊維の活性化 硝酸銀4.3mg(0.025ミリモル)、クエン酸
0.053g(0.25ミリモル)及び水200mlか
らの溶液にメラミン樹脂繊維(Basofil O、BASF
社)1gを添加した(pH値:7.9)。引き続き、こ
の溶液に撹拌下で30分間、1重量%の硼水素化ナトリ
ウム溶液1.47g(0.4ミリモル)を少量ずつ添加
し、この場合、白色から灰色への繊維の変色が観察され
た。その後に繊維を水で洗浄した。pH値は、反応終了
時で9.4であった。
0.053g(0.25ミリモル)及び水200mlか
らの溶液にメラミン樹脂繊維(Basofil O、BASF
社)1gを添加した(pH値:7.9)。引き続き、こ
の溶液に撹拌下で30分間、1重量%の硼水素化ナトリ
ウム溶液1.47g(0.4ミリモル)を少量ずつ添加
し、この場合、白色から灰色への繊維の変色が観察され
た。その後に繊維を水で洗浄した。pH値は、反応終了
時で9.4であった。
【0089】Ag含量:0.31重量%。
【0090】(b)/(c) 引き続き、例(b)及び
(c)の場合と同様に処理したが、但し、銅被覆時間は
180分間であった。
(c)の場合と同様に処理したが、但し、銅被覆時間は
180分間であった。
【0091】Cu含量:55重量%。
【0092】例 5 銅被覆されたメラミン樹脂繊維の製造 (a)テトラクロロ金(III)酸を用いたメラミン樹
脂繊維の活性化 テトラクロロ金(III)酸8.5mg(0.025ミ
リモル)、クエン酸0.053g(0.25ミリモル)
及び水200mlからの溶液にメラミン樹脂繊維(Baso
fil O、BASF社)1gを添加した(pH値:3.
5)。引き続き、この溶液に撹拌下で30分間、1重量
%の硼水素化ナトリウム溶液1.47g(0.4ミリモ
ル)を少量ずつ添加し、この場合、白色から灰色への繊
維の変色が観察された。その後に繊維を水で洗浄した。
pH値は、反応終了時で5.0であった。
脂繊維の活性化 テトラクロロ金(III)酸8.5mg(0.025ミ
リモル)、クエン酸0.053g(0.25ミリモル)
及び水200mlからの溶液にメラミン樹脂繊維(Baso
fil O、BASF社)1gを添加した(pH値:3.
5)。引き続き、この溶液に撹拌下で30分間、1重量
%の硼水素化ナトリウム溶液1.47g(0.4ミリモ
ル)を少量ずつ添加し、この場合、白色から灰色への繊
維の変色が観察された。その後に繊維を水で洗浄した。
pH値は、反応終了時で5.0であった。
【0093】Au含量:0.18重量%。
【0094】(b)/(c) 引き続き、例(b)及び
(c)の場合と同様に処理したが、但し、銅被覆時間は
140分間であった。
(c)の場合と同様に処理したが、但し、銅被覆時間は
140分間であった。
【0095】Cu含量:50重量%。
【0096】例 6 銅被覆されたメラミン樹脂繊維の製造 (a)塩化亜鉛(II)及び塩化パラジウム(II)を
用いたメラミン樹脂繊維の活性化 塩化亜鉛(II)5.0g、38重量%の塩酸溶液4.
2ml及び蒸留水5l からの溶液にメラミン繊維(Bas
ofil O、BASF社)10gを添加した。5分後に繊
維を蒸留水で洗浄し、かつ80℃で乾燥させた。引き続
き、このようにして前処理された繊維を塩化パラジウム
(II)0.05g、10重量%の塩酸溶液20ml及
び蒸留水5 l からの溶液中に5分間浸漬させた。引き
続き、繊維を蒸留水で洗浄し、かつ150℃で乾燥させ
た。
用いたメラミン樹脂繊維の活性化 塩化亜鉛(II)5.0g、38重量%の塩酸溶液4.
2ml及び蒸留水5l からの溶液にメラミン繊維(Bas
ofil O、BASF社)10gを添加した。5分後に繊
維を蒸留水で洗浄し、かつ80℃で乾燥させた。引き続
き、このようにして前処理された繊維を塩化パラジウム
(II)0.05g、10重量%の塩酸溶液20ml及
び蒸留水5 l からの溶液中に5分間浸漬させた。引き
続き、繊維を蒸留水で洗浄し、かつ150℃で乾燥させ
た。
【0097】さらに、このようにして活性化された繊維
を硫酸銅(II)五水和物43.2g、酒石酸ナトリウ
ムカリウム96.6g、水酸化ナトリウム9.5g及び
水3l からの混合物に添加した。さらに、銅被覆を3
7重量%のホルマリン溶液44gと10重量%の水酸化
ナトリウム溶液300mlからの混合物を用いて開始
し、この場合、水酸化ナトリウム溶液は、滴加された。
40分後に銅被覆された繊維を水及びメタノールで洗浄
し、かつ室温で空気乾燥させた。
を硫酸銅(II)五水和物43.2g、酒石酸ナトリウ
ムカリウム96.6g、水酸化ナトリウム9.5g及び
水3l からの混合物に添加した。さらに、銅被覆を3
7重量%のホルマリン溶液44gと10重量%の水酸化
ナトリウム溶液300mlからの混合物を用いて開始
し、この場合、水酸化ナトリウム溶液は、滴加された。
40分後に銅被覆された繊維を水及びメタノールで洗浄
し、かつ室温で空気乾燥させた。
【0098】Cu含量:50重量%。
【0099】例 7 モリブデン被覆されたメラミン樹脂繊維の製造 使用した試験装置は本質的に、ガス導管を介して結合さ
れた、それぞれが2つの口を備えたガラスフラスコ2個
から構成されていた。一方のフラスコAをカルボニルの
蒸発に使用し、他方のフラスコBには金属被覆すべき繊
維が入れられていた。フラスコAのガス入口を介して純
粋窒素を導入し、ガス導管を介してフラスコBへさらに
導き、かつフラスコBのガス出口を介して搬出した。
れた、それぞれが2つの口を備えたガラスフラスコ2個
から構成されていた。一方のフラスコAをカルボニルの
蒸発に使用し、他方のフラスコBには金属被覆すべき繊
維が入れられていた。フラスコAのガス入口を介して純
粋窒素を導入し、ガス導管を介してフラスコBへさらに
導き、かつフラスコBのガス出口を介して搬出した。
【0100】フラスコBにメラミン繊維(Basofil O、
BASF社)2.05gを装入し、フラスコAにモリブ
デンヘキサカルボニル8.75gを装入した。引き続
き、フラスコBを240℃に加熱し、かつ装置全体を純
粋窒素200 l/時間で1時間掃気した。その後に窒
素量を400 l/時間に高め、かつフラスコAを80
℃に加熱した。このことによってガス状モリブデンヘキ
サカルボニルを240℃の温度の繊維に搬送し、かつ該
繊維において熱分解させた。2時間後に試験を終了させ
た。
BASF社)2.05gを装入し、フラスコAにモリブ
デンヘキサカルボニル8.75gを装入した。引き続
き、フラスコBを240℃に加熱し、かつ装置全体を純
粋窒素200 l/時間で1時間掃気した。その後に窒
素量を400 l/時間に高め、かつフラスコAを80
℃に加熱した。このことによってガス状モリブデンヘキ
サカルボニルを240℃の温度の繊維に搬送し、かつ該
繊維において熱分解させた。2時間後に試験を終了させ
た。
【0101】Mo含量:19.9重量% 導電率:1.1S/cm。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルント ツィーグラー ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハ ーフェン エラーシュタッター シュト ラーセ 22 (72)発明者 エルヴィン ハーン ドイツ連邦共和国 ハイデルベルク ア ム ビュクセンアッカーハング 31 (72)発明者 ゲオルク メルミギディス ドイツ連邦共和国 エルヴァンゲン ヤ ークスト ロートクロイツシュトラーセ 26 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06M 11/00 - 11/83
Claims (1)
- 【請求項1】 金属被覆されたメラミン−ホルムアルデ
ヒド樹脂繊維において、金属被膜が、クロム、マンガ
ン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、モリブデン、パラジ
ウム、銀、タングステン、白金及び金の群から選択され
ている金属からなることを特徴とする、金属被覆された
メラミン−ホルムアルデヒド樹脂繊維。
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- 1995-01-10 US US08/370,980 patent/US5560961A/en not_active Expired - Fee Related
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JPH05195430A (ja) | 1993-08-03 |
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