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JP3006901B2 - 被覆製剤 - Google Patents

被覆製剤

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JP3006901B2
JP3006901B2 JP3066563A JP6656391A JP3006901B2 JP 3006901 B2 JP3006901 B2 JP 3006901B2 JP 3066563 A JP3066563 A JP 3066563A JP 6656391 A JP6656391 A JP 6656391A JP 3006901 B2 JP3006901 B2 JP 3006901B2
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weight
granules
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substance
water
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嘉一 鈴木
秀一 初代
敏弘 小倉
靖 高岸
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Shionogi and Co Ltd
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Shionogi and Co Ltd
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被覆製剤、特に不快味を
有するか、または溶剤で容易に変化・分解する医薬化合
物を含む被覆製剤に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】医薬
品が苦味などの不快味を伴う場合、患者が散剤や粒剤と
して服用することは著しく困難である。そこで服用時の
口中での不快味をマスキングするために被覆などの加工
を施すことが考えられる。表面に白糖などのフィルムを
形成させて苦味をマスキングする方法が公知であるが、
この糖衣工程は非常に煩雑である。また、これらの場
合、薬物を粒子、錠剤などに成形後被覆するのが普通で
あるが、粒子径が小さくなるほど粉化しやすく不快味の
漏出防止も困難である。
【0003】また、不快味を有する医薬化合物が水や有
機溶媒などの溶剤により容易に分解したり変化する場合
は、従来の方法による被覆そのものが不可能となる場合
もある。すなわち、従来の湿式造粒・被覆には水や有機
溶媒などの溶剤の使用が不可欠だからである。水に対し
てのみ不安定な薬物の造粒には有機溶媒の使用は可能で
ある。不快味を有する粉末状薬物のマスキングに有機溶
媒を使用する方法も開示されている(特開平2−965
16号)が、爆発などの造粒操作時の安全性に関する問
題、残留有機溶媒による服用時の安全性に関する問題が
依然として残る。そこで、有効成分の薬効の発現、治療
効果の減弱を伴うことなく、上記のような欠点のない造
粒・被覆製剤の完成がまたれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の製剤上の要望を充
たす目的で、鋭意研究、検討を行った結果、医薬化合物
をワックス状物質および水膨潤性物質とともに、乾式法
により水および有機溶媒を用いることなく造粒し、加熱
処理することを特徴とする被覆製剤を完成するに至っ
た。
【0005】
【発明の構成】本発明は、医薬化合物、特に不快味を有
するか、または耐溶剤性の低い性質の少なくとも一方を
有する医薬化合物約40重量%以下、ワックス状物質約
10〜約50重量%および水膨潤性物質約5〜約35重
量%を含む混合物を、乾式法により造粒し、ワックス状
物質が少なくともその全表面を覆うまで加熱処理して得
られる被覆製剤を提供するものである。
【0006】上記の意味において不快味とは服用者が口
中に含んだとき味覚・嗅覚で不快に感じるものをいい、
例えば苦味、辛み、さらに不快臭をも含む。溶剤には水
およびエタノール、イソプロパノール、ジクロルメタ
ン、プロピレングリコールなどの有機溶剤が含まれる。
耐溶剤性が低いとは、水または有機溶剤により物理的、
化学的および生物学的に、実質的に変化することをい
い、具体的には水または有機溶剤による分解、重合、変
性、変質などの変化をいう。
【0007】本発明による被覆製剤に適用し得る医薬化
合物、特に不快な味または/および溶剤で容易に分解す
る性質を有する医薬化合物として、ペニシリン系のフル
クロキサシリンナトリウム、塩酸タランピシリン、トシ
ル酸スルタミシリンおよび塩酸バカンピシリン、セフェ
ム系のセファクロル、セフポドキシムプロキセチル、セ
フチアムヘキセチル、セフロキシムアキセチル、S−1
108およびセフテラムピボキシル、またはマクロライ
ド系のエリスロマイシンなどの抗生物質; ロメフロキ
サシン、ノルフロキサシン、オフロキサシン、エノキサ
シン、ピペミド酸などのキノロン系抗菌剤; 臭化水素
酸デキストロメトルファン、クエン酸イソアミニルおよ
びリン酸ジメモルファンなどの鎮咳去痰薬; アセトア
ミノフェン、ケトプロフェンおよびトルフェナム酸など
の解熱鎮痛消炎薬; 塩酸ジフェンヒドラミンおよび塩
酸プロメタジンなどの抗ヒスタミン剤; その他に塩酸
ジセチアミンを挙げることができる。
【0008】本発明のワックス状物質は、粒剤中に分散
し、結合剤としても働き得るが、加熱により熔融し、加
熱溶融粒剤の表面を湿潤させて被覆する。本発明で用い
得るワックス状物質として、硬化ヒマシ油、硬化大豆
油、硬化ナタネ油などの各種硬化油; ステアリルアル
コール、セタノールなどの高級アルコール;ステアリン
酸、パルミチン酸などの高級脂肪酸; カルナウバロ
ウ、牛脂などの植物性または動物性脂肪又はロウ; マ
クロゴール4000、マクロゴール6000などのポリ
エチレングリコールを例示することができる。
【0009】また、水膨潤性物質は水にはほとんど溶解
しないが、製剤形を保ちながら吸水しつつ膨張しマトリ
ックス構造を形成するものである。水膨潤性物質の例と
しては、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム(架橋CMC-Na)、
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC)
などのセルロース誘導体; 部分アルファ化スターチ
(PCS)、カルボキシメチルスターチ−ナトリウム
(CMS−Na)などの各種デンプン類を挙げることが
できる。
【0010】乾式法とは、湿式法に対するものであり、
水や有機溶剤を使用せず、粉末を圧縮して顆粒または錠
剤を製造する方法をいう。
【0011】本発明の被覆製剤は必須成分として、本発
明を適用し得る医薬化合物約40重量%以下、好ましく
は約25重量%以下、ワックス状物質約10〜約50重
量%、好ましくは約15〜約40重量%、水膨潤性物質
約5〜約40重量%、好ましくは約10〜約35重量%
を含む。
【0012】本発明の被覆製剤には、被覆顆粒剤および
被覆錠剤、被覆細粒剤およびこの細粒剤に白糖などの甘
味剤を加えた、例えば、小児用ドライシロップ、さらに
本発明の被覆顆粒剤を用いて打錠した錠剤などが含まれ
る。
【0013】本発明の被覆製剤は医薬化合物、特に不快
な味または/および溶剤で容易に分解する性質を有する
医薬化合物約40重量%、ワックス状物質約10〜約5
0重量%および水膨潤性物質約5〜約35重量%、必要
とあれば結合剤、滑沢剤、嬌味剤、着色剤などのその他
添加剤からなる混合粉末を、乾式造粒し、例えば、圧縮
成形した後破砕して、任意の粒子径に調整し、ついでワ
ックス状物質が少なくとも表面を覆うように加熱処理す
ることを特徴とする製造方法により容易に製造し得る。
【0014】各粉末成分の混合、圧縮、整粒は常法に従
って行うことができる。例えば粉末の圧縮は打錠機、ロ
ーラ圧縮機などのプレス機で500〜1000kg/cm2
の圧力でスラッグ状、フレーク状に成形し、次いで架砕
方式の調整機で350〜1410μm(顆粒剤)、74〜
500μm(細粒剤)など任意の粒度に調整して行う。本
製法で得られる素粒剤(加熱処理前の粒剤をいう。以下
同じ)は構成成分のワックス状物質、水膨潤性物質が均
一に分散し、かつ圧縮によりワックス状物質の一部が展
延しているものと推定される。ついで、この素粒剤を加
熱処理に付し、熱溶融粒剤(加熱処理後の粒剤をいう。
以下同じ)を調製する。
【0015】加熱処理工程はワックス状物質が少なくと
も軟化するに十分な温度で十分な時間行われる。このよ
うな温度と時間は通常約40°C以上で約10〜約90
分間、好ましくは約20〜約60分間である。すなわ
ち、加熱温度はこの間にワックス状物質が表面を少なく
とも湿潤し得る温度以上であればよい。加熱は棚乾燥で
もよいが、流動層乾燥装置による方が好ましい。この処
理によりマトリックス中に分散していたワックス状物質
は溶融され、均一かつほぼ連続した状態で不快な味の粉
末状物質を被覆する。従って、加熱温度はワックス状物
質の融点により変動する。ワックス状物質は好ましくは
約40〜約90°C、特に好ましくは約50〜約85°
Cで溶融するものがよい。
【0016】予備試験 本発明の目的を達成し得る被覆製剤の製造方法を追究す
るために、まず、官能試験により苦味の閾値を求めた。 S−1108(*)の味の官能試験 S−1108の粉末を溶解し、8水準の濃度の試験液1
0ml(液温36〜38°C)を6人分用意する。まずパネ
ラーは最も濃度の低い試験液10mlを口に約30秒含ん
だのち、吐き出し官能評価を行う。この約30秒間は口
中での最大予想滞留時間である。ついで水で口をゆすぎ
順次高濃度の液について同様に官能評価を行う。
【表1】 濃 度 パネラー 1 2 3 4 5 6 33μg/ml ± ± − ± − ± 40 〃 ± ± ± ± ± ± 56 〃 + ± ± ± ± ± 60 〃 + + ± ± ± + 70 〃 + ++ + + ++ + 80 〃 ++ ++ + ++ ++ + 90 〃 +++ ++ ++ ++ +++ ++ 100 〃 +++ ++ ++ +++ +++ ++ − 全く苦味を感じない ± ほとんど苦味を感じない + 弱い苦味を感じる ++ 強い苦味を感じる +++ 極めて強い苦味を感じる *S−1108: (+)−(6R,7R)−7−
[(Z)−2−(2−アミノ−4−チアゾリル)−2−
ペンテンアミド]−3−カルバモイルオキシメチル−8
−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]
オクト−2−エン−2−カルボン酸ピバロイルオキシメ
チルエステル塩酸塩・一水和物 上記の試験の結果から、口中での溶出濃度を、すべての
パネラーが苦味を感じる濃度である70μg/ml未満
に抑制できればよいことが判明する。この値は以下の溶
出試験におけるD30sの値と比較されるものである。
【0017】
【実施例】実施例1 (1)素粒剤(造粒工程) S−1108 600g (10重量%) 硬化ヒマシ油 1200 (20 〃 ) L−HPC 1500 (25 〃 ) 粉末還元麦芽糖水飴 2520 (42 〃 ) ステアリン酸マグネシウム(St-Mg) 180 ( 3 〃 ) 総量 6000g(100重量%) 上記の5種の成分をV型混合機(50L)で15分間混合
する。この混合末をローラー圧縮機(ローラーコンパク
ター・ターボ工業(株))でフレーク状に成形後、ロール
グラニュレーター(日本グラニュレーター(株))で架砕調
粒し、スエコ篩過機で篩別し30〜100メッシュの素
粒剤5700gを得る。
【0018】(2)熱溶融(加熱工程) 素粒剤を流動層乾燥装置(フローコーターFLO−5型:
大川原製作所)に仕込み、品温80〜84°Cにおいて
30〜40分流動させた後、30メッシュ網を通過させ
て熱溶融粒剤、5600gを得る。実施例1で得られた
素粒剤および熱溶融粒剤についての見掛け比重および粒
度分布を測定した。
【表2】 素粒剤 熱溶融粒剤 見掛け比重(g/ml) 0.528 0.532 粒度分布 30メッシュ以上 3.5重量% 3.5重量% 30〜42メッシュ 33.5 38 42〜60メッシュ 35 34 60〜100メッシュ 24 22 100メッシュ以下 4 2.5
【0019】実施例1で得られた素粒剤および熱溶融粒
剤につき溶出試験および苦味試験を行った。 S−1108粒剤の溶出試験法 実施例1で得られた素粒剤と熱溶融粒剤について、溶出
試験を行った。共栓試験管に試料を一定量秤取後、水1
0mlを添加したのち、高林理化(株)振とう機(100往
復/分)で10、30、60および120秒間振とうし
た検体を直ちに0.45μmクロマトディスクで濾過し、
ろ液を採取し、液中のS−1108濃度を吸光度法また
はHPLC法で測定した。結果を図1に示す。図1に示
すように、熱溶融粒剤では口中での予想滞留時間である
30秒間は、溶出濃度が47μg/mlに抑えられてい
るのに対し、加熱処理前の素粒剤では官能試験において
すべてのパネラーが苦味を感知する70μg/mlを超
えていることが判る。実施例1で得られた素粒剤および
熱溶融粒剤の溶出量および溶出率は次の通りである。
【表3】 素粒剤 熱溶融粒剤 D30s(*) 120μg/ml 47μg/ml D10m(**) 91重量% 89.5重量% D30m 98重量% 98重量% *D30s: 30秒後の溶出量 **D10m: 10分後の溶出率、従って、D30mは30分後の溶出率を示す。 熱熔融粒剤のD30sが47μg/mlであることは、す
べてのパネラーが苦味を感知する70μg/ml未満で
あることを示している。また熱溶融粒剤のD10mが素粒
剤のそれとほぼ差がなく、D30mが同値であることは溶出
速度において被覆による遅延がないことを示している。 苦味試験 粒剤500mgを口中に含むとき苦味を感じるまでの時
間は素粒剤では1〜2秒であったが、熱溶融粒剤では3
0〜40秒であった。
【0020】実施例2 S−1108 1500g (25重量%) 硬化ヒマシ油 1800 (30 〃 ) CMC−Ca 2100 (35 〃 ) 粉糖 420 ( 7 〃 ) St−Mg 180 ( 3 〃 ) 総量 6000g (100重量%) 上記処方を実施例1と同様に乾式造粒後、加熱溶融して
製する。
【0021】実施例3 S−1108 1500g (25重量%) ステアリン酸 1200 (20 〃 ) L−HPC 1080 (18 〃 ) 粉末還元麦芽糖水飴 2040 (34 〃 ) St−Mg 180 ( 3 〃 ) 総量 6000g (100重量%) 上記処方を実施例1と同様に素粒剤を製造後、品温を5
2〜56°Cで30〜40分流動させて熱溶融粒剤を製
する。
【0022】実施例4 S−1108 900g (15重量%) 硬化ヒマシ油 1500 (25 〃 ) 架橋CMC−Na 1800 (30 〃 ) 粉末還元麦芽糖水飴 1620 (27 〃 ) St−Mg 180 ( 3 〃 ) 総量 6000g (100重量%) 上記処方を実施例1と同様に製する。
【0023】実施例5 アセトアミノフェン 2340g (39重量%) マクロゴール6000 2340 (39 〃 ) 結晶セルロース 1140 (19 〃 ) St−Mg 180 ( 3 〃 ) 総量 6000g (100重量%) 上記処方を実施例1と同様に素粒剤を製造後、品温を5
2〜56°Cで30〜40分流動させて熱溶融粒剤を製
する。
【0024】実施例6 塩酸ジセチアミン 900g (15重量%) 硬化ヒマシ油 2400 (40 〃 ) L−HPC 900 (15 〃 ) 結晶セルロース 1620 (27 〃 ) St−Mg 180 ( 3 〃 ) 総量 6000g (100重量%) 上記処方を実施例1と同様に製する。
【0025】実施例2〜6で得られた熱溶融粒剤につい
て、実施例1に記載と同様に行った溶出試験の結果を下
記に示す。
【表4】 D30s D10m D30m 実施例2 31μg/ml 86 重量% 98 重量% 〃 3 62 91 99.5 〃 4 29 85.5 98.5 〃 5 65 94.5 99 〃 6 40 86.5 100 上記の熱熔融粒剤のD30sは、実施例1の熱熔融粒剤と
同様にすべて70μg/ml未満であり、また溶出速度
の遅延も見られない。
【0026】実施例7〜24 下記の表5に示した処方を実施例1と同様に調製した。
【表5】 これらの実施例は少なくとも本発明の目的を達成し得る
ものである。
【0027】
【発明の効果】本発明の被覆製剤は、主薬である医薬化
合物の溶出を一時的に遅延させ、口中での不快味を抑制
し、さらにこの製剤の製法が乾式造粒法を採用すること
から、水や有機溶媒などの溶剤で分解または変化しやす
い医薬化合物の造粒・被覆を可能にするものである。こ
のようにして得られた造粒物は不快な味が抑制され、か
つ水膨潤性物質の添加効果により溶出速度の遅延がほと
んど認められない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 素粒剤と熱溶融粒剤の溶出量の経時変化を示
す折れ線グラフである。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医薬化合物約40重量%以下、ワックス
    状物質約10〜約50重量%および水膨潤性物質約5〜
    約35重量%を含む混合物を、乾式法により造粒した
    後、ワックス状物質が少なくとも表面を覆うように加熱
    処理して得られる被覆製剤。
  2. 【請求項2】 医薬化合物が不快味、または耐溶剤性の
    低い性質の少なくとも一方を有するものである、請求項
    1記載の被覆製剤。
  3. 【請求項3】 被覆製剤が被覆細粒剤である、請求項1
    または2記載の被覆製剤。
  4. 【請求項4】 医薬化合物が(+)−(6R,7R)−
    7−[(Z)−2−(2−アミノ−4−チアゾリル)−
    2−ペンテンアミド]−3−カルバモイルオキシメチル
    −8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.
    0]オクト−2−エン−2−カルボン酸ピバロイルオキ
    シメチルエステル塩酸塩である、請求項1〜3のいずれ
    か1項記載の被覆製剤。
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