JP3000993B2 - 液晶プロジェクタ装置 - Google Patents
液晶プロジェクタ装置Info
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Description
装置に関し、特に3枚の液晶パネルを用いた液晶プロジ
ェクタ装置に関する。
3に示すものが知られている。従来の液晶プロジェクタ
装置は、光源101と、曲面反射鏡102と、UV・I
R(紫外線・赤外線)カットフィルタ103と、赤反射
の色分離ダイクロイックミラー104と、緑反射の色分
離ダイクロイックミラー105と、反射ミラー106、
107、108と、リレーレンズ109、110と、コ
ンデンサレンズ111、112、113と、偏光板11
4、115、116と、赤用液晶パネル117と、緑用
液晶パネル118と、青用液晶パネル119と、赤フィ
ルタ120と、クロスダイクロイックプリズム121
と、投写レンズ122とを有している。
液晶プロジェクタ装置において、緑用液晶パネル118
から出射する光は図4のように一定の広がりを持ってお
り、クロスダイクロイックプリズム121は、図5のよ
うな入射角依存性により、入射角が大きい光に対しては
短波長側にシフトし、入射角が小さい光に対しては長波
長側にシフトするため、赤反射膜への入射角が大きい光
は赤反射膜で反射する。従って、従来の液晶プロジェク
タ装置においては、緑用液晶パネル118から出射する
緑色光がクロスダイクロイックプリズム121の赤反射
面を反射し、青用液晶パネル119の裏面から入射する
ことにより青用液晶パネル119のコントラストが低下
するという第1の問題がある。
ては、青用液晶パネル119への緑色光の裏面入射を防
ぐため吸収型青透過フィルタを配置すると、吸収型青透
過フィルタが現状においては透過率の低いものしか無い
ために、ホワイトバランスが悪化するという第2の問題
がある。
ては、青用液晶パネル119への緑色光の裏面入射を防
ぐため反射型青透過フィルタを配置すると、反射型青透
過フィルタで反射した緑色光がクロスダイクロイックプ
リズム121の赤反射面を反射し、緑用液晶パネル11
8の裏面から入射するために、緑用液晶パネル118の
コントラストが悪化するという第3の問題がある。
ラストが低下することのない液晶プロジェクタ装置を提
供することにある。
ずに、ホワイトバランスの優れた液晶プロジェクタ装置
を提供することにある。
に、請求項1記載の発明は、光源からの光を複数枚のダ
イクロイックミラーと反射ミラーとから構成される色分
離系に入射して赤色、緑色および青色の3原色の光に分
離し、分離された光を受ける赤用液晶パネル、緑用液晶
パネルおよび青用液晶パネルで光学像を形成し、形成さ
れた光学像を2つの色合成面を直交して配置した色合成
系で合成し、合成された光学像を投写レンズによりスク
リーンに投写する液晶プロジェクタ装置において、青用
液晶パネルと色合成系との間に緑色光を除去する緑色光
除去手段を配置したことを特徴とする。
明において、緑色光除去手段は、青用液晶パネルと色合
成系の間に配置された反射型青透過フィルタと、色合成
系と反射型青透過フィルタとの間に配置された1/4波
長板とで構成され、1/4波長板は遅相軸の方向が青用
液晶パネルの出射光の偏光方向に対し異なっていること
を特徴とする。
明において、1/4波長板は遅相軸の方向が青用液晶パ
ネルの出射光の偏光方向に対し45度傾いた方向となる
ように配置されていることを特徴とする。
明において、緑色光除去手段は、青用液晶パネルと色合
成系の間に配置された反射型青透過フィルタと、青用液
晶パネルと反射型青透過フィルタとの間に配置された1
/4波長板とで構成され、1/4波長板は遅相軸の方向
が青用液晶パネルの出射光の偏光方向に対し異なってい
ることを特徴とする。
明において、1/4波長板は遅相軸の方向が青用液晶パ
ネルの出射光の偏光方向に対し45度傾いた方向となる
ように配置されていることを特徴とする。
明において、緑色光除去手段は、青用液晶パネルと色合
成系の間に配置された反射型青透過フィルタと、色合成
系と反射型青透過フィルタとの間に配置された第1の1
/4波長板と、青用液晶パネルと反射型青透過フィルタ
との間に第2の1/4波長板とで構成され、第1の1/
4波長板および第2の1/4波長板の遅相軸の方向が互
いに異なり、かつ、青用液晶パネルの出射光の偏光方向
に対し異なっていることを特徴とする。
明において、第1の1/4波長板は、遅相軸の方向が青
用液晶パネルの出射光の偏光方向に対し45度傾いた方
向となるように配置され、第1の1/4波長板および第
2の1/4波長板は、遅相軸が互いに直交するように配
置されていることを特徴とする。
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の1つの実
施の形態としての液晶プロジェクタ装置を示す概略図で
ある。図1に示すように、本発明の1つの実施の形態と
しての液晶プロジェクタ装置は、光源1と、曲面反射鏡
2と、UV・IRカットフィルタ3と、赤反射の色分離
ダイクロイックミラー4と、緑反射の色分離ダイクロイ
ックミラー5と、反射ミラー6、7、8と、リレーレン
ズ9、10と、コンデンサレンズ11、12、13と、
偏光板14、15、16と、赤用液晶パネル17と、緑
用液晶パネル18と、青用液晶パネル19と、赤フィル
タ20と、クロスダイクロイックプリズム21と、投写
レンズ22と、反射型青透過フィルタ23と、入射側の
1/4波長板24と、出射側の1/4波長板25とを有
している。
鏡2で反射され、ほぼ平行な光束となって出射する。こ
の平行な光束は赤反射の色分離ダイクロイックミラー4
および緑反射の色分離ダイクロイックミラー5とで、赤
色光、緑色光および青色光に分離される。赤色光は、反
射ミラー6とコンデンサレンズ11と偏光板14とを経
て赤用液晶パネル17に入射する。緑色光は、コンデン
サレンズ12と偏光板15とを経て緑用液晶パネル18
に入射する。青色光はリレーレンズ9と反射ミラー7と
リレーレンズ10と反射ミラー8とコンデンサレンズ1
3と偏光板16とを経て青用液晶パネル19に入射す
る。
る画像情報が入力され、変調によって赤色の光学像が形
成される。緑用液晶パネル18には、緑色光に対応する
画像情報が入力され、変調によって緑色の光学像が形成
される。青用液晶パネル19には、青色光に対応する画
像情報が入力され、変調によって青色の光学像が形成さ
れる。これらの赤液晶パネル17と緑用液晶パネル18
と青用液晶パネル19からの光学像がクロスダイクロイ
ックプリズム21で合成されて投写レンズ22に与えら
れる。投写レンズ22は合成された光学像を拡大してス
クリーンに投写する。
ネル19とクロスダイクロイックプリズム21との間に
配置されている。入射側の1/4波長板24は、青用液
晶パネル19と反射型青透過フィルタ23との間に配置
されている。出射側の1/4波長板25は、反射型青透
過フィルタ23とクロスダイクロイックプリズム21と
の間に配置されている。入射側の1/4波長板24は、
遅相軸の方向が青用液晶パネル19の出射光の偏光方向
に対し45度傾いた方向となるように配置される。入射
側の1/4波長板24および出射側の1/4波長板25
は、遅相軸が互いに直交するように配置されている。こ
れにより、青用液晶パネル19から出射した偏光光がそ
のまま保存されるため、偏光スクリーンが使用可能とな
り、明るい部屋でも高コントラストの映像を提供でき
る。
るクロスダイクロイックプリズム21との間に配置され
た緑色光を除去する緑色光除去手段は、これらの実施の
形態に限定されるものでない。例えば、緑色光除去手段
は、青用液晶パネル19とクロスダイクロイックプリズ
ム21との間に配置された反射型青透過フィルタ23
と、クロスダイクロイックプリズム21と反射型青透過
フィルタ23との間に配置された出射側の1/4波長板
25とで構成され、出射側の1/4波長板25は遅相軸
の方向が青用液晶パネル19の出射光の偏光方向に対し
異なるようにしてもよい。
19とクロスダイクロイックプリズム21との間に配置
された反射型青透過フィルタ23と、クロスダイクロイ
ックプリズム21と反射型青透過フィルタ23との間に
配置された出射側の1/4波長板25とで構成され、出
射側の1/4波長板25は遅相軸の方向が青用液晶パネ
ル19の出射光の偏光方向に対し45度傾いた方向とな
るように配置してもよい。
19とクロスダイクロイックプリズム21との間に配置
された反射型青透過フィルタ23と、青用液晶パネル1
9と反射型青透過フィルタ23との間に配置された入射
側の1/4波長板24とで構成され、入射側の1/4波
長板24は遅相軸の方向が青用液晶パネル19の出射光
の偏光方向に対し異なるように配置してもよい。
ル19とクロスダイクロイックプリズム21との間に配
置された反射型青透過フィルタ23と、青用液晶パネル
19と反射型青透過フィルタ23との間に配置された入
射側の1/4波長板24とで構成され、入射側の1/4
波長板24は遅相軸の方向が青用液晶パネル19の出射
光の偏光方向に対し45度傾いた方向となるように配置
してもよい。
用液晶パネル19の裏面より緑色光が入射しないので、
青用液晶パネル19のコントラストの低下を防止するこ
とができる。
過フィルタ23を有しているから、青色光の低下が少な
いので、ホワイトバランスの変化が少ない。
ダイクロイックプリズム21との間に出射側の1/4波
長板25を配置したことにより、反射型青透過フィルタ
23で反射された緑色光が緑用液晶パネル18に戻るこ
とがないので、緑用液晶パネル18のコントラストの低
下を防止することができる。
の方向が青用液晶パネル19の出射光の偏光方向に対し
45度傾いた方向となるように配置され、入射側の1/
4波長板24および出射側の1/4波長板25は遅相軸
が互いに直交するように配置されているから、青用液晶
パネル19から出射した偏光光がそのまま保存されるた
め、偏光スクリーンが使用可能となり、明るい部屋でも
高コントラストの映像を提供できる。
パネルと色合成系との間に緑色光を除去する緑色光除去
手段を設けているから、青用液晶パネルのコントラスト
の低下を防止することができる。
光除去手段として青色光の透過率が高い反射型青透過フ
ィルタを有するから、青色光の減少を低くでき、ホワイ
トバランスの変化を少なくできる。
れば、反射型青透過フィルタの出射側に1/4波長板を
配置したことで、反射型青透過フィルタで反射した緑色
光は偏光方向が回転して、緑用液晶パネルの出射側の偏
光板で吸収されやすいから、反射型青透過フィルタを使
用しても緑用液晶パネルのコントラストの低下を防止す
ることができる。
装置を示す概略図である。
の遅相軸方向を説明するための平面図である。
る。
明するための図である。
を説明するための図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 光源からの光を複数枚のダイクロイック
ミラーと反射ミラーとから構成される色分離系に入射し
て赤色、緑色および青色の3原色の光に分離し、該分離
された光を受ける赤用液晶パネル、緑用液晶パネルおよ
び青用液晶パネルで光学像を形成し、該形成された光学
像を2つの色合成面を直交して配置した色合成系で合成
し、該合成された光学像を投写レンズによりスクリーン
に投写する液晶プロジェクタ装置において、 前記青用液晶パネルと前記色合成系との間に緑色光を除
去する緑色光除去手段を配置したことを特徴とする液晶
プロジェクタ装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の液晶プロジェクタ装置
において、前記緑色光除去手段は、前記青用液晶パネル
と前記色合成系との間に配置された反射型青透過フィル
タと、前記色合成系と前記反射型青透過フィルタとの間
に配置された1/4波長板とで構成され、該1/4波長
板は遅相軸の方向が前記青用液晶パネルの出射光の偏光
方向に対し異なっていることを特徴とする液晶プロジェ
クタ装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の液晶プロジェクタ装置
において、前記1/4波長板は、前記遅相軸の方向が前
記青用液晶パネルの出射光の偏光方向に対し45度傾い
た方向となるように配置されていることを特徴とする液
晶プロジェクタ装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の液晶プロジェクタ装置
において、前記緑色光除去手段は、前記青用液晶パネル
と前記色合成系の間に配置された反射型青透過フィルタ
と、前記青用液晶パネルと前記反射型青透過フィルタと
の間に配置された1/4波長板とで構成され、前記1/
4波長板は、前記遅相軸の方向が前記青用液晶パネルの
出射光の偏光方向に対し異なっていることを特徴とする
液晶プロジェクタ装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の液晶プロジェクタ装置
において、前記1/4波長板は、前記遅相軸の方向が前
記青用液晶パネルの出射光の偏光方向に対し45度傾い
た方向となるように配置されていることを特徴とする液
晶プロジェクタ装置。 - 【請求項6】 請求項1に記載の液晶プロジェクタ装置
において、前記緑色光除去手段は、前記青用液晶パネル
と前記色合成系の間に配置された反射型青透過フィルタ
と、前記色合成系と前記反射型青透過フィルタとの間に
配置された第1の1/4波長板と、前記青用液晶パネル
と前記反射型青透過フィルタとの間に第2の1/4波長
板とで構成され、前記第1の1/4波長板および前記第
2の1/4波長板の遅相軸の方向が互いに異なり、か
つ、前記青用液晶パネルの出射光の偏光方向に対し異な
っていることを特徴とする液晶プロジェクタ装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の液晶プロジェクタ装置
において、前記第1の1/4波長板は遅相軸の方向が前
記青用液晶パネルの出射光の偏光方向に対し45度傾い
た方向となるように配置され、前記第1の1/4波長板
および前記第2の1/4波長板は、遅相軸が互いに直交
するように配置されていることを特徴とする液晶プロジ
ェクタ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10058607A JP3000993B2 (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 液晶プロジェクタ装置 |
US09/124,411 US5934778A (en) | 1998-03-10 | 1998-07-29 | Optical system for liquid crystal projector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10058607A JP3000993B2 (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 液晶プロジェクタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11258567A JPH11258567A (ja) | 1999-09-24 |
JP3000993B2 true JP3000993B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=13089223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10058607A Expired - Fee Related JP3000993B2 (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 液晶プロジェクタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3000993B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1201186C (zh) * | 2000-12-08 | 2005-05-11 | 索尼株式会社 | 液晶显示设备和液晶投影设备 |
JP2002236278A (ja) * | 2000-12-08 | 2002-08-23 | Sony Corp | 液晶表示装置、液晶プロジェクタ装置及びパネル冷却方法 |
-
1998
- 1998-03-10 JP JP10058607A patent/JP3000993B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11258567A (ja) | 1999-09-24 |
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