JP3098047B2 - 閃光撮影のためのカメラシステム - Google Patents
閃光撮影のためのカメラシステムInfo
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- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
Description
システムに関する。
い、被写体の反射光を測光し発光量を制御する閃光発光
調光カメラは数多く提案されている。これらほとんどの
カメラは、測光センサー一つで画面を中央重点測光して
調光を行っている。そのため、主被写体が画面中央に位
置し画面上適当な大きさであれば適正露出が得られる
が、主被写体が画面中央に位置していないときや画面上
かなり小さかったりすると、測光センサーは背景の影響
を大きく受け、適正露出が得られなかった。
として、たとえば特開昭60-108827号公報では、画面上
を複数に分割し複数の測光センサーの情報より発光量を
制御する。マルチ調光カメラが提案されている。この提
案により主被写体の位置や大きさに関係なく適正露出を
得る確率が高まったが、画面内のどの部分に重点を置い
て測光するかを外部操作により設定しなければならず、
操作が面倒であるという欠点があった。
閃光発光調光カメラにおいて、複数エリアの測光手段と
その対応するエリアの測距手段を設け、各エリアの被写
体焦点情報に基ずいて複数エリアの測光情報を評価し、
発光量を制御するマルチ調光カメラを提案しており、こ
の提案によれば主被写体の位置や大きさをカメラが自動
的に判断し、適正露出を得ることが可能となった。ま
た、画面上を複数に分割して自然光状態の被写体を測光
する手段と、閃光発光時に被写体からの反射光を測光す
る手段を設け、複数に分割して測光した値に基いて被写
体の状況を判断し、閃光発光時の測光値を評価して発光
量を決定している。この提案によれば、やはり主被写体
の位置や大きさを判断し、また背景の様子を予想して適
正露出を実現する事ができる。
述の閃光発光時に被写体からの反射光を各エリアごとに
測光することは、カメラ内にセンサーを複数用意する事
になり、部品コストが上がり、また制御も複雑になると
いう欠点がある。また前記の提案では、効果があるのは
主被写体と背景の輝度が大きい時などに限定され、さま
ざまな撮影状況に対応できないという欠点があった。
光発光カメラの欠点を除くことができるとともに、さま
ざまな撮影状況に対応することができる閃光撮影のため
のカメラシステムを提供することである。
閃光撮影のためのカメラシステムは、撮影画面を複数の
領域に分割して、各分割領域を別々に測光する測光回路
と、該測光回路にて閃光撮影に先立って被写体に対して
の投光を行わせた時の各領域での各測光値と、前記投光
を行わない状態での各領域での各測光値を検知させる測
光制御手段と、投光を行わない状態で検知された測光値
と投光を行わせた時に検知された測光値との各領域での
差を求め、該各領域での差と予め決められた基準値との
差に基づいて閃光発光量を制御する発光量制御手段を設
けたものである。この構成では、被写体に対して適正な
閃光発光量での撮影が行える。
気制御ブロック図である。1はマイクロコンピュータ
で、カメラ各部の動きを制御する。2はレンズ制御回路
で、不図示の撮影レンズの距離環と絞りを制御する。レ
ンズ制御回路2はマイクロコンピュータ1からのLCO
M信号を受けている間、DBUSを介しシリアル通信を
行なう。レンズ制御回路2はこの通信内容より不図示の
モーターを制御し、距離環と絞りを制御する。また、マ
イクロコンピュータ1はレンズの焦点距離情報や、距離
情報、その他各種補正情報などを受け取る。
・絞り制御値などのカメラの各撮影情報を表示する回路
である。液晶表示回路3はマイクロコンピュータ1から
のDPCOM信号を受けている間、DBUSを介しシリ
アル通信を行う。液晶表示回路3はこの通信内容より液
晶表示を行う。
回路3とともに常に電源が供給されており、カメラのレ
リーズボタンの第1ストロークと連動しているスイッチ
sw1や、その他不図示の露出モードを決めるスイッチ
やAFのモードを決めるスイッチなどを常に読みとるこ
とが出来る。スイッチが切り替わると、スイッチセンス
回路4は不図示のDC/DCコンバータに信号を送り、
DC/DCコンバータを起動させる。
ータ1を始めとするその他の回路に電源を供給する。ス
イッチセンス回路4はマイクロコンピュータ1からのS
WCOM信号を受けている間、DBUSを介しシリアル
通信を行う。スイッチセンス回路4はマイクロコンピュ
ータ1よりDC/DCオフの命令を受け取ると、DC/
DCコンバータの出力をオフにさせる。また、マイクロ
コンピュータ1は各スイッチ情報を受け取る。
ロボの発光と調光を制御する回路である。この回路5
は、発光のための電荷を蓄えるための回路、発光部であ
るキセノン管、トリガー回路、発光を停止させる回路、
フィルム面反射光測光回路、積分回路などの既存の回路
からなる。
よりONする。ストロボ発光制御回路5は、X接点がO
Nすることでストロボの閃光を開始させる。6は焦点検
出ユニットで、被写体が撮影レンズよりどの位置に焦点
を結んでいるかを既存の位相差検出法で判別するための
回路である。マイクロコンピュータ1は焦点検出ユニッ
ト6を駆動し、被写体の焦点状態を判別してレンズ距離
環の駆動や合焦判別を行う。
複数のエリアに分割し、各エリアの被写体の輝度をTT
L測光しマイクロコンピュータ1に送る役目をする。8
はシャッター制御信号で、マイクロコンピュータ1の制
御信号に従って不図示のシャッターユニット制御を行
う。9は給送回路で、マイクロコンピュータ1の制御信
号に従って不図示の給送モーターを制御し、フィルムの
巻き上げ巻き戻しを行う。
ュータ1のLANP信号によって被写体に向けてランプ
を点灯する。このランプはストロボ発光撮影時の赤目緩
和用であり、露光動作に先だって数秒点灯する。スイッ
チsw2はカメラのレリーズボタンの第2ストロークと
連動していて、このスイッチsw2がONするとマイク
ロコンピュータ1は露光動作を開始させる。
ピュータの動作によって説明する。前述のように、スイ
ッチが切り替わるとDC/DCコンバータが起動し、マ
イクロコンピュータ1の動作が始まる。このときRAM
内の各フラグは0にクリアされる。
ュータ1はスイッチセンス回路4と通信回路4と通信を
行い、各種スイッチを読む(S1)。S2でフラグAF
LOCK FLGが1であれば、すでに焦点検出が終わ
りAFロックの状態なので、S15へ進む。フラグAF
LOCK FLGが0であればS3に進む。
ユニット6を駆動して被写体の焦点を検出し、レンズ制
御回路2と通信を行うことにより被写体に合焦するよう
レンズ距離環を駆動する(S3)。AFのモードが、一
度合焦するとAFロックするワンショットAFモードで
あれば、ここでフラグAFLOCK FLGを1とす
る。ワンショットAFモードでないときはフラグAFL
OCK FLGを0とする(S4〜S6)。そしてマイ
クロコンピュータ1は測光回路7を用い複数のエリアの
被写体の測光を行う(S7)。
ば(S8)、すでに赤目緩和用ランプが点灯されている
のでS13に進む。フラグLAMP FLGが0であれ
ば、マイクロコンピュータ1は各エリアの測光値をRA
Mに記憶し(S9)、LAMP信号をONすることによ
り赤目緩和用ランプを点灯し(S10)、LAMPFL
Gを1にして(S11)、ランプタイマをスタートさせ
る(S12)。S13ではS7で測光した各エリアの測
光値に基づき、所定のアルゴリズムによって適性露光量
を決定し、スイッチなどで設定された露出モードに基づ
いてシャッター速度・絞り値などを決定する。
ー秒時、絞り、その他の各撮影条件の表示を行う(S1
4)。ここでスイッチsw1がOFFになっていれば
(S15)、マイクロコンピュータ1は赤目緩和用ラン
プを消灯し(S16)、DC/DCコンバータをOFF
させて(S24)、動作を終了させる。S15でスイッ
チsw1がONになっていれば、マイクロコンピュータ
1はランプタイマを見て(S17)、所定の時間がきて
いなければS1に戻り、前述のシーケンスを繰り返す。
所定の時間がきていれば今度はスイッチsw2を見て
(S18)、OFFであればやはりS1に戻る。これ
は、人間の瞳孔が光に反応して閉じるのに時間がかかる
のでレリーズしてストロボ撮影するのに赤目緩和の効果
が充分にでるのを待つためである。
S19以降のレリーズシーケンスに進む。レリーズシー
ケンスに入るとマイクロコンピュータ1は赤目緩和ラン
プが点灯した状態で再び測光回路7を用い複数のエリア
の被写体の測光を行う(S19)。そこで、各エリアの
測光値とS9で記憶した各エリアの測光値とのそれぞれ
差分δBX を演算し、後述するアルゴリズムより調光補
正量δLを演算する。そして、ISO感度その他に基ず
いたストロボ発光量を適正露光量とする調光値LにδL
を加算した値を調光情報として、通信によりストロボ発
光制御回路5に送る(S20)。
よって赤目緩和用ランプを消灯し(S21)、レンズ制
御回路2と通信することにより絞り制御を行い、シャッ
ター制御回路8を駆動することによりシャッター制御を
行う(S22)。このときストロボ発光制御回路5はシ
ャターユニットの先幕走行でX接点がONすると、スト
ロボ閃光を開始させる。同時にフィルム面反射光の測光
と積分を開始し、前記調光情報に基づいて適正露光量で
ストロボの発光を停止させる。露光動作が完了するとマ
イクロコンピュータ1は給送回路9を駆動して次の撮影
のためにフィルムを一駒分給送し(S23)、DC/D
CコンバータをOFFさせて(S24)、動作を終了さ
せる。
ムについて説明する。まず、被写体までの距離に対応し
た標準のδBX (δB(D))を求める。これは、カメ
ラから基準の距離に標準反射板を置き、これにランプを
照射したときのδBX から演算により求める事ができ
る。そして、δB(D)と各δBX との差を求め、その
値に各エリアごとの係数kXを掛け合わせ、それらをた
し合わせて次式により評価値Vを求める。
応した照射光度と測光センサー各エリアにおけるフィル
ム面測光回路の感度割合とから求められる係数である。
したがって、カメラの光軸に垂直に相対する一様な白壁
に向けてランプを照射し、そのときのδBX をそれぞれ
求めた上、測光センサーの各エリアの感度分布と、フィ
ルム面測光回路の感度分布を求める事で実験的に求める
事ができる。そして、表1のように評価値Vの値により
調光補正量δLの値を求める。すなわち評価値が高いほ
ど、補正量が大きくなる。
在しないエリアのδB X が小さくなり、評価値Vが大き
くなる。
したときの主被写体の輝度に対してフィルム面測光回路
の受光する光量が少なくなるため、調光量Lに補正を与
えないでいると、主被写体は露出オーバーとなってしま
う。よって、評価値Vに応じて調光量をアンダー方向に
補正する事により、主被写体を適正露光量に持っていく
事ができる。
プによって被写体を露光動作の前に照射しているが、赤
目緩和用ランプに限定しなくともLEDでもよいし、ス
トロボを前もって発光させるという事でも同様な効果を
得る事ができる。以上の実施例において、図1に示す測
光回路7は本発明の撮影画面を複数の領域に分割して、
各分割領域を別別に測光する測光回路に相当し、図1に
示すマイクロコンピュータ1の動作を示す図3のフロー
チャートにおけるS7,S9,S10,S19が本発明
の測光回路にて閃光撮影に先立って被写体に対しての投
光を行わせた時の各領域での各測光値と投光を行わない
状態での各領域での各測光値を検知させる測光手段に相
当し、評価値Vが本発明の加算値に、評価値Vを求める
式における、δB X が本発明の投光を行わない状態で検
知された測光値と投光を行わせた時に検知された測光値
との各領域での差に、δB(D)が本発明の基準値に、
図3のS20が本発明のこの各領域毎の差と基準値との
差(δB X −δB(D))に対する加算値Vを演算する
演算手段に相当し、図1のストロボ発光制御回路5が本
発明の発光量制御手段に相当する。
常に適正露光の閃光撮影を行うことができる。
子制御系のブロック図。
アを示した図。
ート。
路 3:液晶表示回路 4:スイッチセン
ス回路 5:ストロボ発光制御回路 6:焦点検出ユニ
ット 7:測光回路 8:シャッター制
御回路 9:給送回路
Claims (1)
- 【請求項1】 撮影画面を複数の領域に分割して、各分
割領域を別々に測光する測光回路と、該測光回路にて閃
光撮影に先立って被写体に対しての投光を行わせた時の
各領域での各測光値と、前記投光を行わない状態での各
領域での各測光値を検知させる測光制御手段と、投光を
行わない状態で検知された測光値と投光を行わせた時に
検知された測光値との各領域での差を求め、該各領域で
の差と予め決められた基準値との差に基づいて閃光発光
量を制御する発光量制御手段を設けたことを特徴とする
閃光撮影のためのカメラシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03008641A JP3098047B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 閃光撮影のためのカメラシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03008641A JP3098047B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 閃光撮影のためのカメラシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04251831A JPH04251831A (ja) | 1992-09-08 |
JP3098047B2 true JP3098047B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=11698582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03008641A Expired - Lifetime JP3098047B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 閃光撮影のためのカメラシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098047B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6236804B2 (ja) * | 2013-03-05 | 2017-11-29 | セイコーエプソン株式会社 | 撮像装置、及び輝度調整方法 |
-
1991
- 1991-01-28 JP JP03008641A patent/JP3098047B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04251831A (ja) | 1992-09-08 |
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