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JP3094594B2 - 光ディスクドライブ装置 - Google Patents

光ディスクドライブ装置

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JP3094594B2
JP3094594B2 JP03326738A JP32673891A JP3094594B2 JP 3094594 B2 JP3094594 B2 JP 3094594B2 JP 03326738 A JP03326738 A JP 03326738A JP 32673891 A JP32673891 A JP 32673891A JP 3094594 B2 JP3094594 B2 JP 3094594B2
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Japan
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chassis
objective lens
sub
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lens driving
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録及び/又は再生装
置において、情報信号の記録媒体となる光ディスクを回
転操作する光ディスクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の記録媒体となる光ディ
スクが提案されている。この光ディスクに対しては、記
録及び/又は再生装置によって、情報信号の書込み及び
/又は読出しが行われる。
【0003】上記記録及び/又は再生装置は、上記光デ
ィスクを回転操作する回転駆動機構と、該光ディスクに
光束を照射してこの光ディスクに対する情報信号の書込
み及び/又は読出しを行う光学ピックアップ装置とを有
して構成されている。すなわち、この記録及び/又は再
生装置においては、上記光ディスクは、上記回転駆動機
構により回転操作されるとともに、上記光学ピックアッ
プ装置により光束を照射されて情報信号の書込み及び/
又は読出しを行われる。
【0004】上記光学ピックアップ装置は、レーザダイ
オード等の光源と、この光源より発せられた光束を所定
光路上に導く光学デバイスと、該光束を上記光ディスク
の信号記録面である主面部上に集光させる対物レンズと
を備えて構成されている。
【0005】上記光源と上記光学デバイスとは、同一の
光学ブロック部内に収納されて配設されている。そし
て、上記対物レンズは、上記回転駆動機構によりいわゆ
る面振れや偏心を生じながら回転操作される光ディスク
に対し、上記光束の集光点を追従させるため、上記光学
ブロック部と分離された対物レンズ駆動装置により支持
されている。この対物レンズ駆動装置は、上記対物レン
ズを、この対物レンズの光軸方向である上記光ディスク
の主面部に垂直な方向と、この対物レンズの光軸に直交
する方向である上記光ディスクの径方向とに、移動操作
可能に支持している。
【0006】この記録及び/又は再生装置においては、
上記光学ブロック部は、シャーシ上に固定して配設され
ている。そして、上記対物レンズ駆動装置は、上記シャ
ーシ上に固定して配設された上記回転駆動機構により回
転操作される光ディスクの径方向に移動操作可能に、該
シャーシ上に配設されている。そして、この記録及び/
又は再生装置においては、上記シャーシ、上記回転駆動
機構及び上記対物レンズ駆動装置により、光ディスクド
ライブ装置が構成されている。
【0007】この記録及び/又は再生装置は、外方より
供給される情報信号に対し所定の変調を施して上記光学
ピックアップ装置を介して上記光ディスクに書込むこと
により、該情報信号の記録を行う。また、この記録及び
/又は再生装置は、上記光ディスクより上記光学ピック
アップ装置によって読出される信号を復調することによ
り、情報信号の再生を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な記録及び/又は再生装置を構成する光ディスクドライ
ブ装置においては、該記録及び/又は再生装置の作動中
において、上記スピンドルモータ及び上記対物レンズ駆
動装置が振動を発生する。この振動は、上記光ディスク
ドライブ装置及び上記記録及び再生装置の全体を構成す
る各部材並びに上記光ディスクの固有振動を励起する。
【0009】このような固有振動は、上記光束の集光点
と上記光ディスクの信号記録面との不一致を生じさせ、
上記光学ピックアップ装置による該光ディスクに対する
情報信号の良好な書込み及び/又は読出しを阻害する。
【0010】特に、上記シャーシの中央部に上記対物レ
ンズ駆動装置を配設するための開口部が設けられている
場合には、このシャーシは、固有振動によって、該開口
部の周囲部がこのシャーシの主面部に垂直な方向に膨出
されるような湾曲を生ずる。上記シャーシがこのような
湾曲を伴って振動すると、上記スピンドルモータが傾け
られることとなり、上記光ディスクは、傾きを伴った振
動を生ずることとなる。上記光ディスクの傾きは、上記
光学ピックアップ装置による情報信号の書込み及び/又
は読出しの特性を著しく阻害する。
【0011】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、スピンドルモータ及び対物レン
ズ駆動装置の発生する振動に起因する各部材の固有振動
の発生が抑制され、光学ピックアップ装置による情報信
号の良好な書込み及び/又は読出しを保障することがで
きる光ディスクドライブ装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係る光ディスクドライブ
装置は、メインシャーシと、このメインシャーシに対し
弾性部材を介して取付けられたサブシャーシとを備え、
サブシャーシには、少なくとも、光ディスクを回転操作
するためのスピンドルモータと該光ディスクに光束を照
射するための対物レンズを移動操作可能に支持する対物
レンズ駆動装置とが配設されてなり、対物レンズ駆動装
置に取付けられたコイル部とメインシャーシに取付けら
れたマグネット部とにより該対物レンズ駆動装置を移動
操作するニリアモータが構成されていることを特徴とす
るものである。
【0013】
【作用】本発明に係る光ディスクドライブ装置において
は、光ディスクを回転操作するためのスピンドルモータ
及び光ディスクに光束を照射するための対物レンズを移
動操作可能に支持する対物レンズ駆動装置が発生する振
動は、これらスピンドルモータ及び対物レンズ駆動装置
が配設されるサブシャーシを介して、該サブシャーシが
弾性部材を介して取付けられたメインシャーシに伝播さ
れるため、該サブシャーシの固有振動を励起することが
ない。さらに、サブシャーシは、リニアモータを構成す
るマグネット部がメインシャーシに取付けられているこ
とから、該メインシャーシに比較して、小型、軽量であ
り、固有振動周波数が高く、対物レンズ駆動装置等の発
生する振動による固有振動の励起がされ難くなってい
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。本発明に係る光ディスクドライブ装
置は、図1及び図2に示すように、メインシャーシ2
と、サブシャーシ1とを有して構成されている。
【0015】上記メインシャーシ2は、金属や合成樹脂
等の如き充分な剛性を有する材料により、略々平板状で
あって中央部に開口部を有する形状に形成されている。
このメインシャーシ2は、下面側の四隅部に、このディ
スクドライブ装置が適用される記録及び/又は再生装置
の外筐体等に支持されるための脚部15,15,15,
15を有している。このメインシャーシ2は、上記記録
及び/又は再生装置においては、上記各脚部15,1
5,15,15を、ゴムやいわゆるバネ材料等より形成
されたダンパ部材を介して支持されて配設される。
【0016】上記サブシャーシ1は、図1乃至図3に示
すように、金属や合成樹脂等の如き充分な剛性を有する
材料により、略々平板状であって上記メインシャーシ2
の中央部の開口部内に嵌入配設され得る形状を有して形
成されている。このサブシャーシ1の一端側には、スピ
ンドルモータ6が取付けられている。このスピンドルモ
ータ6は、上記サブシャーシ1の下面側に取付けられ、
このスピンドルモータ6の取付け位置に対応して該サブ
シャーシ1に設けられた挿通孔を介して、駆動軸を該サ
ブシャーシ1の上面側に突出させている。
【0017】上記スピンドルモータ6の駆動軸の先端側
には、ディスクテーブル7が取付けられている。このデ
ィスクテーブル7は、上記サブシャーシ1の上面側に位
置して支持されている。このディスクテーブル7は、図
示しない光ディスクの中央部分の被チャッキング部が載
置されるように、略々円盤状に形成されている。
【0018】そして、上記サブシャーシ1の他端側に
は、光学ピックアップ装置を構成する光学ブロック部3
が取付けられている。この光学ブロック部3は、レーザ
ダイオードからなる光源と、この光源より発する光束を
平行光束となしてこの光学ブロック部3より射出させる
光学デバイスとを内蔵して構成されている。この光学ブ
ロック部3は、上記光束を、上記サブシャーシ1に平行
であって上記スピンドルモータ6に向かう方向に射出す
るように配設されている。
【0019】上記サブシャーシ1には、上記スピンドル
モータ6と上記光学ブロック部3との中の位置となされ
て、該光学ブロック部3とともに上記光学ピックアップ
装置を構成する対物レンズ駆動装置5が配設されてい
る。この対物レンズ駆動装置5は、上記光ディスクに対
し上記光束を集光して照射するための対物レンズを移動
操作可能に支持して構成されている。すなわち、この対
物レンズ駆動装置5は、上記対物レンズが取付けられた
レンズボビン5aと、このレンズボビン5aを支持する
弾性変位可能な支持部材と、このレンズボビン5aを移
動操作するための磁気回路部5b等を有して構成されて
いる。
【0020】上記対物レンズ駆動装置5は、対物レンズ
駆動装置支持ブロック4の上面部に取付けられている。
この対物レンズ駆動装置支持ブロック4は、上記サブシ
ャーシ1の下面部に取付けられた一対のガイドシャフト
12,12により、該サブシャーシ1に対して移動可能
に支持されている。これらガイドシャフト12,12
は、上記サブシャーシ1に、このサブシャーシ1に平行
であって上記光学ブロック部3より上記スピンドルモー
タ6に向かう方向となされて、互いに平行となされて取
付けられている。上記対物レンズ駆動装置支持ブロック
4は、上記各ガイドシャフト12,12間に挟持される
ようにして、これらガイドシャフト12,12に沿って
移動可能となされている。すなわち、上記対物レンズ駆
動装置支持ブロック4は、両側側に回転可能な二対の支
持ローラ部材17,17、18,18を有しており、こ
れら支持ローラ部材17,17、18,18を上記各ガ
イドシャフト12,12に転接させて、該ガイドシャフ
ト12,12に支持されている。この対物レンズ駆動装
置支持ブロック4の移動可能な方向は、図1及び図2中
矢印Tで示すように、上記光学ブロック部3より上記ス
ピンドルモータ6に向かう方向となされている。
【0021】上記対物レンズ駆動装置5は、上記各ガイ
ドシャフト12,12同士の間の位置となされて上記サ
ブシャーシ1に形成された開口部を介して、該サブシャ
ーシ1の上方側に臨んでいる。
【0022】上記対物レンズ駆動装置支持ブロック4
は、上記光学ブロック部3に臨む側の側面部より、上記
対物レンズ駆動装置5が取付けられた上面部に亘る空隙
部を有している。この空隙部内には、ミラープリズムが
配設されている。上記光学ブロック部3より射出された
上記光束は、上記対物レンズ駆動装置支持ブロック4の
空隙部内に入射され、この空隙部内に配設された上記ミ
ラープリズムにより略々90°方向を曲げられ、上記対
物レンズ駆動装置5の対物レンズに入射される。この対
物レンズは、光軸が上記サブシャーシ1に対し略々垂直
な方向となされており、上記光束を該光軸に平行な方
向、すなわち、上記スピンドルモータ6の駆動軸に平行
な方向に、上方側に向けて射出する。
【0023】そして、上記サブシャーシ1は、上記メイ
ンシャーシ2の中央部の開口部内に嵌入された状態で、
該メインシャーシ2に支持されている。すなわち、この
サブシャーシ1は、四隅部に被支持腕部8,9,10,
11を有しており、これら被支持腕部8,9,10,1
1が、いわゆるスプリングワッシャ等の弾性部材を介し
て上記メインシャーシ2の中央部の開口部の周縁部近傍
に取付けられることにより、該メインシャーシ2に支持
されている。これら被支持腕部8,9,10,11に
は、取付けネジ等が挿通されるための取付け孔23,2
4,25,26が穿設されている。
【0024】そして、上記メインシャーシ2の下面部に
は、上記対物レンズ駆動装置支持ブロック4を移動操作
するためのリニアモータが配設されている。このリニア
モータは、上記対物レンズ駆動装置支持ブロック4に取
付けられたコイル部19と、上記メインシャーシ2の下
面部に取付けられたマグネット部20とから構成されて
いる。このマグネット部20は、略々棒状に形成され、
上記ガイドシャフト12,12に平行となされて、両端
側を支持されて取付けられている。上記コイル部19
は、上記対物レンズ駆動装置支持ブロック4に支持さ
れ、上記マグネット部20が挿通されて、取付けられて
いる。すなわち、このリニアモータは、上記コイル部1
9に所定の駆動電流が供給されたときに、このコイル部
19の発する磁界と上記マグネット部20の発する磁界
との相互作用によって、該コイル部19を図2中矢印T
で示す該マグネット20の長手方向に移動させる駆動力
が発生するように構成されている。
【0025】上述のように構成された本発明に係るディ
スクドライブ装置においては、上記光ディスクは、上記
ディスクテーブル7上に載置されて保持され、上記スピ
ンドルモータ6により該ディスクテーブル7とともに回
転操作される。そして、上記光学ピックアップ装置は、
上記対物レンズを介して、上記光ディスクの信号記録面
上に上記光束を集光して照射し、該光ディスクに対する
情報信号の書込み及び/又は読出しを行う。上記光束
は、上記対物レンズ駆動装置支持ブロック4が上記リニ
アモータにより上記光ディスクの径方向に移動操作され
ることによって、上記信号記録面の全域に亘って照射さ
れ得る。
【0026】このディスクドライブ装置が適用された記
録及び/又は再生装置は、外方より供給される情報信号
に対し所定の変調を施して上記光学ピックアップ装置を
介して上記光ディスクに書込むことにより、該情報信号
の記録を行う。また、この記録及び/又は再生装置は、
上記光ディスクより上記光学ピックアップ装置によって
読出される信号を復調することにより、情報信号の再生
を行う。
【0027】ところで、このディスクドライブ装置のサ
ブシャーシ1においては、図4に示すように、このサブ
シャーシ1上に配設された上記スピンドルモータ6及び
ディスクテーブル7と、上記光学ブロック部3とは、該
サブシャーシ1の両端側において、互いに重量的に均衡
した状態となされている。対物レンズ駆動装置5及び対
物レンズ駆動装置支持ブロック4とは、スピンドルモー
タ6及びディスクテーブル7、並びに光学ブロック3と
ほぼ同重量であり、ガイドシャフト12,12、上記支
持ローラ部材17,18及びサブシャーシ1を弾性支持
部材とみなした場合、対物レンズ駆動装置5及び対物レ
ンズ駆動装置支持ブロック4が、対物レンズ駆動時に受
ける力の反力はスピンドルモータ6及びディスクテーブ
ル7と光学ブロック3とが同等に受けることとなり、こ
のサブシャーシ1上の均衡状態に与える影響が少ない。
すなわち、このディスクドライブ装置においては、上記
サブシャーシ1は、重量物がバランス良く配設された状
態となされ、固有振動が生じ難い状態となされている。
【0028】なお、上記スピンドルモータ6は、上記サ
ブシャーシ1上に固定されるステータ部6aと、このス
テータ部6aに対しベアリングやプリロードバネ等の部
材14を介して支持され上記ディスクテーブル7が取付
けられるロータ部6bとから構成されている。また、上
記対物レンズ駆動装置5においては、磁気回路部5bが
上記対物レンズ駆動装置支持ブロック4に固定されてお
り、上記レンズボビン5aが該磁気回路部5bに対して
板バネ等の弾性体13を介して支持されている。
【0029】また、このディスクドライブ装置において
は、等価的には、図5に示すように、上記サブシャーシ
1と、このサブシャーシ1上に配設された対物レンズ駆
動装置支持ブロック4及び磁気回路部5bと、上記レン
ズボビン5aとは、互いにバネで連結された状態とみな
すことが出来る。ここで、上記サブシャーシ1と、上記
対物レンズ駆動装置支持ブロック4及び上記磁気回路部
5bとを連結するバネに相当するものは、上記各ガイド
シャフト12,12及び上記各支持ローラ部材17,1
8である。また、上記対物レンズ駆動装置支持ブロック
4及び上記磁気回路部5bと、上記レンズボビン5aと
を連結するバネに相当するものは、上記弾性体13であ
る。そして、上記サブシャーシ1と、上記メインシャー
シ2及びこのメインシャーシ2に固定された上記マグネ
ット20とは、互いにバネで連結された状態となされて
いる。ここで、上記サブシャーシ1及びマグネット20
と上記メインシャーシ2とを連結するバネに相当するも
のは、上記各被支持腕部8,9,10,11及び上記弾
性部材等である。
【0030】このディスクドライブ装置においては、上
記対物レンズ駆動装置支持ブロック4等、上記サブシャ
ーシ1等及び上記メインシャーシ2等が、それぞれバネ
により連結された状態となされていることから、図5中
矢印Aで示す上記対物レンズ駆動装置支持ブロック4等
の発生する振動は、上記サブシャーシ1等を介して、図
5中矢印Bで示すように、上記メインシャーシ2等に伝
播され、このメインシャーシ2を振動させる。すなわ
ち、上記対物レンズ駆動装置支持ブロック4等の発生す
る振動のエネルギーは、上記メインシャーシ2の振動と
して消費されてしまい、上記サブシャーシ1等の振動の
レベルが低下する。
【0031】さらに、上記サブシャーシ1は、リニアモ
ータを構成するマグネット部20がメインシャーシ2に
取付けられ、対物レンズ駆動装置支持ブロック4にはコ
イル部19のみが取付けられていることからも、該メイ
ンシャーシ2に比較して、小型、軽量であるため、固有
振動周波数が高く、上記対物レンズ駆動装置支持ブロッ
ク4等の発生する振動による固有振動の励起がされ難く
なっている。
【0032】したがって、このディスクドライブ装置に
おいては、上記サブシャーシ1が固有振動を生じること
が抑制され、かつ、対物レンズ駆動時に生ずる対物レン
ズ駆動装置5及び対物レンズ駆動装置支持ブロック4の
振動の反力がサブシャーシ1を介してスピンドルモータ
6を励振することが抑制されている。また、このサブシ
ャーシ1は、上記メインシャーシ2に比較して、中央部
の開口部が小さく、かつ、振幅を増大させるような質量
が少ないので、湾曲を伴った振動を生じ難い。そのた
め、上記スピンドルモータ6により上記ディスクテーブ
ル7を介して支持された光ディスクも、固有振動を生じ
ることが抑制されており、また、傾きを伴う振動を生ず
ることが防止されている。
【0033】なお、このディスクドライブ装置において
は、上記サブシャーシ1の各被支持腕部8,9,10,
11の位置を、このサブシャーシ1及びこのサブシャー
シ1上に配設される各部材の全体の重心位置に対応し
て、適宜に設定することにより、このサブシャーシ1を
一層良好に支持することができる。
【0034】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る光ディスク
ドライブ装置においては、光ディスクを回転操作するた
めのスピンドルモータ及び上記光ディスクに光束を照射
するための対物レンズを移動操作可能に支持する対物レ
ンズ駆動装置が発生する振動は、これらスピンドルモー
タ対物レンズ駆動装置が配設されるサブシャーシを介し
て、該サブシャーシが弾性部材を介して取付けられたメ
インシャーシに伝播される。
【0035】そのため、このディスクドライブ装置にお
いては、上記対物レンズ駆動装置が発生する振動によ
り、上記サブシャーシが大きく振動することがない。し
たがって、このサブシャーシ上に、上記スピンドルモー
タを介して支持される光ディスクに加わる励振力が小さ
くなるので、固有振動が励起することが抑えられてい
る。また、サブシャーシは、リニアモータを構成するマ
グネット部がメインシャーシに取付けられていることか
ら、該メインシャーシに比較して、小型、軽量化されて
いるため、固有振動周波数が高く、また、中央の穴も小
さいので、サブシャーシの固有振動が生じても、スピン
ドルモータが大きく傾いて光ディスクの固有振動を大き
く励起することはない。
【0036】すなわち、本発明は、スピンドルモータ及
び対物レンズ駆動装置の発生する振動に起因する各部材
の固有振動の発生が抑制され、光学ピックアップ装置に
よる光ディスクに対する情報信号の良好な書込み及び/
又は読出しを保障することができる光ディスクドライブ
装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスクドライブ装置の構成を
示す斜視図である。
【図2】上記光ディスクドライブ装置の構成を示す底面
側より臨んだ斜視図である。
【図3】上記光ディスクドライブ装置を構成するサブシ
ャーシの形状を示す底面側より臨んだ拡大斜視図であ
る。
【図4】上記光ディスクドライブ装置における各部材の
連結関係をモデル化して示す模式図である。
【図5】上記光ディスクドライブ装置における各部材の
連結関係を上記図4よりもさらにモデル化して示す模式
図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・サブシャーシ 2・・・・・・・・・・・・メインシャーシ 4・・・・・・・・・・・・対物レンズ駆動装置支持ブロック 5・・・・・・・・・・・・対物レンズ駆動装置 6・・・・・・・・・・・・スピンドルモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 33/08 G11B 33/12 302

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインシャーシと、 上記メインシャーシに対し弾性部材を介して取付けられ
    たサブシャーシとを備え、 上記サブシャーシには、少なくとも、光ディスクを回転
    操作するためのスピンドルモータと、該光ディスクに光
    束を照射するための対物レンズを移動操作可能に支持す
    る対物レンズ駆動装置とが配設されてなり、 上記対物レンズ駆動装置に取付けられたコイル部と、上
    記メインシャーシに取付けられたマグネット部とによ
    り、該対物レンズ駆動装置を移動操作するニリアモータ
    が構成されている ことを特徴とする 光ディスクドライブ
    装置。
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