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JP3093427B2 - 低反射シート - Google Patents

低反射シート

Info

Publication number
JP3093427B2
JP3093427B2 JP04105428A JP10542892A JP3093427B2 JP 3093427 B2 JP3093427 B2 JP 3093427B2 JP 04105428 A JP04105428 A JP 04105428A JP 10542892 A JP10542892 A JP 10542892A JP 3093427 B2 JP3093427 B2 JP 3093427B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
base sheet
light
thin film
film layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP04105428A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05278157A (ja
Inventor
達男 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=14407335&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3093427(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Nissha Printing Co Ltd filed Critical Nissha Printing Co Ltd
Priority to JP04105428A priority Critical patent/JP3093427B2/ja
Publication of JPH05278157A publication Critical patent/JPH05278157A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3093427B2 publication Critical patent/JP3093427B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CRTやプラズマデ
ィスプレイパネルなどのディスプレイやメーター表示機
器などの表示部の前面にフィルターとして配置された
り、額縁として利用される低反射シートに関するもので
あり、シート後方に配した文字や画像などの表示を透視
しやすくするとともに作業者自身やその背景の映り込み
を少なくして表示の視認性を良好にするものである。
【0002】
【従来の技術】従来の低反射シートは、透光性基体シー
トの表面に微細な凹凸を形成してマット状や艶消し状と
することによって、反射光を散乱させ作業者自身やその
背景の像をぼかすようにしたものがある。
【0003】あるいは、透光性基体シートの表面に透光
性基体シートの屈折率より低い屈折率を有する化合物か
らなる透明薄膜層を形成し、光の干渉を利用して反射光
を減少させるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の透光性
基体シートの表面に微細な凹凸を形成したものは、透明
性基体シート表面への入射光全てを散乱させるので、作
業者の目にとどく反射光が減少し作業者自身や背景の映
り込みを少なくすることはできる。しかし透光性基体シ
ート後方からの透過光も散乱させてしまうので、シート
後方に配した文字や画像などの表示が暗くなったりぼや
けたりして透視しにくい。
【0005】一方、後者の透光性基体シートの表面に透
明薄膜層を形成したものは、基体シート後方に配した文
字や画像などの表示を十分に透視でき、しかも透明性基
体シート面に垂直な入射光の反射光を減少させ、作業者
自身の像が作業者の目に入らないようにすることはでき
る。しかし、作業者から離れた背景の像が作業者の目に
入ってしまう。これは透光性基体シート面に垂直以外の
角度で入射してくる入射光の反射光を減少させる効果が
薄いからである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の課題
を解決するために、透光性基体シートの少なくとも一方
の面に微細な凹凸が形成され、その凹凸上に透光性基体
シートの屈折率より低い屈折率を有するフッソ系化合物
からなる膜厚が500〜5000Åの範囲にある透明薄
膜層が形成されているように構成した。
【0007】
【0008】
【実施例】図1はこの発明の低反射シートの一実施例を
示す断面図である。図2、図3はこの発明の低反射シー
トの他の実施例を示す断面図である。
【0009】透光性基体シート1は、AS樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリカーボネイト、ポリ塩化ビニルなどの透
明な有機材料からなるシートや、ガラスなどの透明な無
機材料からなるシートがある。
【0010】微細な凹凸2が、透光性基体シート1の少
なくとも一方の面に形成されている。透光性基体シート
1に微細な凹凸2を形成する方法には、スタンピング法
やキャスティング法等がある。他には、ヘアライン加工
やサンドブラスト加工、プレス加工などにより透光性基
体シート1表面に直接凹凸2形成する方法でもよい。あ
るいは、エッチング剤を用いて透光性基体シート1表面
に化学的に凹凸2を形成してもよい。あるいは、印刷法
やラミネート法によって微細な凹凸2を有する凹凸層4
を平滑な透光性基体シート1表面に形成してもよい(図
3参照)。
【0011】透明薄膜層3が、微細な凹凸2表面が形成
された透光性基体シート1に形成されている。透明薄膜
層3は、透光性基体シート1の表面に形成され、透光性
基体シート1の屈折率よりも低い屈折率を有し透明性に
すぐれる化合物からなる。透明薄膜層3は、透光性基体
シート1の片面だけに形成されてもよいし、両面に形成
されてもよい(図2参照)。形成方法としては、ディッ
ピング法、スピンコーティング法、転写法、真空法など
がある。
【0012】透明薄膜層3は透光性基体シート1に微細
な凹凸2に沿わして透明薄膜層3表面も凹凸となるよう
に形成してもよい(図1参照)。あるいは透光性基体シ
ート1に微細な凹凸2を埋めて表面を平滑にしてもよい
(図2参照)。
【0013】透光性基体シート1の屈折率よりも低い屈
折率を有し透明性にすぐれるフッソ系化合物としては、
有機あるいは無機のフッ素系化合物がある。有機フッソ
系化合物としては、アモルファスパーフロロポリマーな
どがある。無機フッ素系化合物としては、フッ化マグネ
シウムなどがある。
【0014】透明薄膜層3の膜厚は、透明薄膜層3を構
成する化合物の屈折率により変える必要があり以下の式
に従う膜厚を設定するとよい。 n×d=λ/4 あるいは n×d=3λ/4 (ただし、nは化合物の屈折率、dは化合物の膜厚、λは
低反射中心波長をそれぞれ示す。)
【0015】実例1 ポリカーボネイトからなる透光性基体シート(縦200×
横200×厚さ2mm)の片面がスタンピング法によって凹凸
表面とされ、この透光性基体シートの両面に屈折率が1.
34のフッ素系化合物(旭硝子株式会社製サイトップ)か
らなる透明薄膜層が乾燥膜厚1026Åになるようにディッ
プコートされている。この低反射シートは、作業者自身
やその背後の像が直接目に入ることが防止されると共
に、反射光が減少し、透過光量が増加したため背後に配
置した文字、画像が明るく見やすくなった。
【0016】実例2 メタアクリル樹脂からなる透光性基体シート(縦200×
横200×厚さ2mm)の両面がキャスティング法によって凹
凸表面とされ、この透光性基体シートの両面に屈折率が
1.31のフッ素化合物(デュポン社製TEFLON AF)からな
る透明薄膜層が乾燥膜厚1049Åになるようにディップコ
ートされている。この低反射シートは、透明薄膜層のな
いものに比べて波長550nmの光に対して、反射率が0.6%
に減少した。
【0017】
【発明の効果】この発明の低反射シートは、透光性基体
シートの微細な凹凸上に透光性基体シートより屈折率が
低いフッソ系化合物からなる膜厚が500〜5000Å
の範囲にある透明薄膜層を形成しているので、透明性基
体シート面に垂直な入射光および垂直以外の角度で入射
してくる入射光についての反射光を減少させることがで
きる。したがって、作業者自身やその背景の像の映り込
みが少なくなり表示の視認性が良好になる。
【0018】しかも、凹凸上にフッソ系化合物からなる
膜厚が500〜5000Åの範囲にある透明薄膜層を有
しているので、透光性基体シート後方からの透過光の散
乱を緩和し透光性基体シートの全透過光量を増加させ
る。したがって、シート後方に配した文字や画像などの
表示を明るく透視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の低反射シートの一実施例を示す断
面図である。
【図2】 この発明の低反射シートの他の実施例を示す
断面図である。
【図3】 この発明の低反射シートの他の実施例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 透光性基体シート 2 凹凸 3 透明薄膜層 4 凹凸層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性基体シートの少なくとも一方の面
    に微細な凹凸が形成され、その凹凸上に透光性基体シー
    トの屈折率より低い屈折率を有するフッソ系化合物から
    なる膜厚が500〜5000Åの範囲にある透明薄膜層
    が形成されていることを特徴とする低反射シート。
JP04105428A 1992-03-30 1992-03-30 低反射シート Expired - Lifetime JP3093427B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP04105428A JP3093427B2 (ja) 1992-03-30 1992-03-30 低反射シート

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JP04105428A JP3093427B2 (ja) 1992-03-30 1992-03-30 低反射シート

Publications (2)

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JPH05278157A JPH05278157A (ja) 1993-10-26
JP3093427B2 true JP3093427B2 (ja) 2000-10-03

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