JP3088240B2 - 径可変の内視鏡 - Google Patents
径可変の内視鏡Info
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Description
腔内等へ挿入するために細径化された内視鏡の構造に関
する。
pled Device )により被観察体内の画像を観察する電子
内視鏡や光学的手段のみで被観察体内を観察する内視鏡
が周知である。これらの内視鏡では、患部の観察や処置
のためにそれ自体を消化管等の体腔内に挿入することか
ら、可能な限り細径化が図られており、近年では挿入部
の径(直径)が10mm以下の内視鏡が製作されるに至
っている。この細径化によれば、体腔内への内視鏡の挿
入が容易となり、操作性が向上するという利点がある。
視鏡では、径が細くなったことにより、観察体内へ導入
した空気が容易に体外へ出てしまうという問題が生じる
ことになる。即ち、消化管等における患部観察の際に
は、被観察体内へ空気が導入され、内部が所定の圧力に
保持されており、これによって患部を観察又は処置しや
すい状態に維持している。このとき、内視鏡はそれ自体
が被観察体内の所定位置で、完全なものではないが、栓
の役目をしており、内視鏡の存在により空気の漏出をあ
る程度防ぐことができた。しかし、細径化が進むと、内
視鏡自体の栓としての機能が低下し、空気が外部へ漏れ
やすくなり、被観察体内を所定の内圧に保持できなくな
ってしまう。
であり、その目的は、被観察体内の内圧を効率よく保持
することが可能となる径可変の内視鏡を提供することに
ある。
観察体内へ挿入される軟性部と、この軟性部の外周に固
定配置され、膨張可能に形成された袋状膜(袋状体)か
らなる複数の膨張部と、この複数の膨張部のそれぞれに
接続された空気又は液体の供給路と、これら供給路を介
して空気又は液体を上記複数の膨張部のそれぞれに独立
して供給する供給手段とを設けたことを特徴とする。
される軟性部に、ゴム製或いは樹脂製の薄い袋状膜が取
り付けられ、またこの軟性部の膨張部表面から内視鏡内
部の所定位置まで供給路(管)が配置されることによ
り、複数の膨張部が形成される。従って、これらの膨張
部の中のいずれかを適宜選択し、選択された任意の膨張
部へポンプにより空気又は水が供給路から供給される
と、その袋状膜が所定の大きさまで膨張し、内視鏡の径
(直径)は例えば10mm前後まで拡張される。そし
て、この膨張部は、被観察体内へ空気を導入したときに
は、その空気抜けを防止する栓として機能することにな
る。
の内視鏡(電子内視鏡)の構成が示されており、図1に
示されるように、先端部10には固体撮像素子であるC
CD11が配置されている。この先端部10には、屈曲
操作が可能となるアングル部12と軟性部13が接続さ
れ、これら先端部10、アングル部12及び軟性部13
が体内への挿入部として形成される。この挿入部の径
(直径)は、例えば5mm〜10mm程度に形成され
る。
されており、この操作部14には鉗子等の処置具を先端
部10まで導入するための鉗子口15や撮影釦、送気・
送水等の操作釦16が配置されている。即ち、電子内視
鏡内には、先端部10へ空気又は水を送るための供給路
が配設されており、上記送気・送水の操作釦16によっ
て被観察体内へ空気又は水が導入できるように構成され
る。この操作部14には、ケーブル17及びコネクタ部
18を介して光源装置20が接続される。この光源装置
20内には、例えばハロゲンランプ21が設けられ、こ
のハロゲンランプ21の光はライトガイド22によって
先端部10まで導かれている。
部13の先端側の外周に、第1膨張部(バルーン)B1
と第2膨張部B2 が配置される。即ち、図2にも示され
るように、軟性部13の表面には、ゴム製又は樹脂製の
薄い袋状膜24、25が分離糸26によって分離・固定
されており、実施例ではこれらの袋状膜24、25によ
り第1膨張部B1 と第2膨張部B2 が形成される。この
袋状膜24、25がゴム製の場合は、その伸縮性によっ
て膨張するので、軟性部13の外周にぴったりと沿わせ
て配置されることになる。
3の開口28に接続して供給路(管)29が内視鏡内か
ら光源装置20まで配設され、この供給路29は光源装
置20内のポンプP1 へ接続される。一方、第2膨張部
B2 には、軟性部13の開口30に接続して供給路31
が光源装置20まで配設され、この供給路31はポンプ
P2 へ接続される。更に、図1に示されるようにコネク
タ部18には、空気の送気・吸気を制御するスイッチS
W1 ,SW2 が設けられており、このスイッチSW1 ,
SW2 を中間(オフ)位置、送気側位置及び吸気側位置
に切換え操作することにより、ポンプP1 、P2 の送気
動作と吸気動作を行うことができる。従って、第1実施
例では、2個の膨張部B1 、B2 を個別に膨らませるこ
とが可能となり、この膨張部B1 、B2 は膨らんだ状態
で、その径が約10mm(この径は10mm以上でもよ
い)となる。
使用時では、上述したように先端部10、アングル部1
2及び軟性部13が体内へ挿入される。そして、スイッ
チSW1 を中間位置から送気側位置に倒すと、ポンプP
1 が送気動作し、空気が供給路29を介して開口28か
ら袋状膜24内へ送給されるので、第1膨張部(バルー
ン)B1 が図1のように膨らむ。また、スイッチSW2
を同じように送気側位置に倒すと、ポンプP2 が送気動
作して、空気が供給路31により開口30から袋状膜2
5内へ送給されるので、第2膨張部B2 が膨らむことに
なる。
示されており、この場合は、電子内視鏡の径が10mm
以下であるから、胃33内への電子内視鏡の挿入は容易
となる。その後、上記スイッチSW1 のみを送気側へ倒
すと、第1膨張部B1 のみが膨らむことになり、これに
よって胃33の入口(噴門部)が閉鎖状態となる。この
結果、第1膨張部B1 は栓としての役目をすることにな
るが、この第1膨張部B1 は従来のように内視鏡自体を
栓とする場合に比べると、柔軟性があり、所定開口部位
に密着するので、栓としての機能が高まるという利点が
ある。なお、このような膨張部B1 、B2 は、電子内視
鏡自体を固定するという機能も発揮することができる。
り、先端部10から胃33内へ空気が導入されることに
なるが、この空気は上記第1膨張部B1 の存在により外
部へ漏れることはなく、所定の内圧を維持することが可
能となる。このようにして、先端部10のCCD11に
よる観察や鉗子口15から先端部10へ導入された処置
具による各種処置が良好に行われる。
は、内視鏡を更に奥へ挿入し、上記第1膨張部B1 では
なく、第2膨張部B2 をスイッチSW2 の動作により膨
らませればよいことになる。従って、第1実施例では2
個の膨張部B1 、B2 を適宜選択することにより、観察
対象やその位置に合せることができるという利点があ
る。なお、観察等が終了した後は、スイッチSW1 、S
W2 を吸気側へ倒せば、上記第1膨張部B1 、第2膨張
部B2 が萎んで、内視鏡の径は小さくなる。従って、内
視鏡を抜き出す作業も容易に行われる。
部B1 、B2 を設けた例を示したが、この膨張部は3個
以上とすることができる。また、膨張部B1 、B2 の数
だけポンプP1 、P2 を設けたが、このポンプは1台と
し、切換え弁等を用いて各膨張部B1 、B2 に空気を供
給するようにしてもよい。
り、この第2実施例は軟性部全体に膨張部を設けた例で
ある。即ち、上記と同様の構成の電子内視鏡において、
軟性部13の全体の外周に、膨張部Boを形成する袋状
膜34が取り付けられる。そして、上記第1実施例の場
合と同様に、上記袋状膜34の内部に供給路が配設さ
れ、この供給路にポンプが取り付けられる。従って、こ
の第2実施例でも、空気を袋状膜34に供給することに
よって、軟性部13全体の膨張部Boを膨らませること
ができる。
に空気を入れるようにしたが、この空気の代りに、水等
の液体を用いるようにしてもよい。
軟性部の外周に袋状膜からなる複数の膨張部を固定配置
すると共に、この複数の膨張部内へ空気又は液体を独立
して供給するための供給路及び供給手段を設けたので、
細径化を図った内視鏡であっても、上記膨張部を膨らま
せて内視鏡の径を部分的に大きくすることにより、栓と
して機能させることができる。従って、被観察体内の所
定の内圧を効率よく保持することができ、観察や処置を
良好に行えるという利点がある。
の構成を示す図である。
段の構成を示す図である。
示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 被観察体内へ挿入される軟性部と、 この軟性部の外周に固定配置され、膨張可能に形成され
た袋状膜からなる複数の膨張部と、この複数の膨張部のそれぞれに接続された空気又は液体
の供給路と、 これら供給路を介して空気又は液体を上記複数の膨張部
のそれぞれに独立して 供給する供給手段とを設けた径可
変の内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06099265A JP3088240B2 (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 径可変の内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06099265A JP3088240B2 (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 径可変の内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07275187A JPH07275187A (ja) | 1995-10-24 |
JP3088240B2 true JP3088240B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=14242871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06099265A Expired - Lifetime JP3088240B2 (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 径可変の内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3088240B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4780543B2 (ja) * | 2001-09-19 | 2011-09-28 | Hoya株式会社 | 内視鏡用バルーン装置 |
US20080249358A1 (en) * | 2007-04-04 | 2008-10-09 | Olympus Medical Systems Corporation | Therapeutic method and therapeutic system that use overtube with balloons |
-
1994
- 1994-04-12 JP JP06099265A patent/JP3088240B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07275187A (ja) | 1995-10-24 |
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