JP3082336B2 - Ecl−cmosレベル変換回路 - Google Patents
Ecl−cmosレベル変換回路Info
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- JP3082336B2 JP3082336B2 JP03232709A JP23270991A JP3082336B2 JP 3082336 B2 JP3082336 B2 JP 3082336B2 JP 03232709 A JP03232709 A JP 03232709A JP 23270991 A JP23270991 A JP 23270991A JP 3082336 B2 JP3082336 B2 JP 3082336B2
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K19/00—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
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- H03K19/017509—Interface arrangements
- H03K19/017518—Interface arrangements using a combination of bipolar and field effect transistors [BIFET]
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はECL−CMOSレベル
変換回路に関し、特に論理機能を有するECL−CMO
Sレベル変換回路に関する。
変換回路に関し、特に論理機能を有するECL−CMO
Sレベル変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の論理機能を有するECL−CMO
Sレベル変換回路はメモリのアドレスを20〜30MH
zのクロックで動作するCPUなどに使われており、図
4に示すようにバイポーラ型差動増幅器1a,CMOS
型差動増幅器3およびCMOS型論理回路4の3段をカ
スケード接続する構成になっている。
Sレベル変換回路はメモリのアドレスを20〜30MH
zのクロックで動作するCPUなどに使われており、図
4に示すようにバイポーラ型差動増幅器1a,CMOS
型差動増幅器3およびCMOS型論理回路4の3段をカ
スケード接続する構成になっている。
【0003】次に図5の各電圧波形図を用いて図4の回
路動作について説明する。入力端子A,BはそれぞれE
CLレベルの入力電圧VA,VBを入力し、基準電圧V
refよりも高いレベルを“H”レベル、電圧Vref
よりも低いレベルを“L”レベルと呼ぶことにする。期
間T1に入力端子Aに“L”レベルの入力電圧VAを加
えると、バイポーラトランジスタQ1はオフ,Q2はオ
ンするので、トランジスタQ1のコレクタ電位はVCC
まで上り、トランジスタQ2のコレクタ電位である節点
電圧VA2はI1・R2で決まる電圧分だけVccから
下がる。従ってCMOS型差動増幅器3のMOSトラン
ジスタM5はオンしてトランジスタM7に電流が流れミ
ラートランジスタM8がオンする。またMOSトランジ
スタM6はオフになるので接続点AaのレベルVAaは
低電位VEEになる。
路動作について説明する。入力端子A,BはそれぞれE
CLレベルの入力電圧VA,VBを入力し、基準電圧V
refよりも高いレベルを“H”レベル、電圧Vref
よりも低いレベルを“L”レベルと呼ぶことにする。期
間T1に入力端子Aに“L”レベルの入力電圧VAを加
えると、バイポーラトランジスタQ1はオフ,Q2はオ
ンするので、トランジスタQ1のコレクタ電位はVCC
まで上り、トランジスタQ2のコレクタ電位である節点
電圧VA2はI1・R2で決まる電圧分だけVccから
下がる。従ってCMOS型差動増幅器3のMOSトラン
ジスタM5はオンしてトランジスタM7に電流が流れミ
ラートランジスタM8がオンする。またMOSトランジ
スタM6はオフになるので接続点AaのレベルVAaは
低電位VEEになる。
【0004】逆に期間T3に示すように入力端子Aに
“H”レベルの入力電圧VAを加えると、トランジスタ
Q1はオン、トランジスタQ2はオフするので節点電位
VA1はI1・R1で決まる電圧分がVccから下が
り、節点電圧VA2はVCCまで上る。従ってMOSト
ランジスタM5はオフし、トランジスタM7には電流が
流れずミラートランジスタM8はオフする。またトラン
ジスタM6はオンになるので節点AaのレベルVAaは
VCCになる。入力端子Bの入力電圧VBと節点電圧V
Baとの関係は、前述した動作と全く同一なので説明を
省略する。
“H”レベルの入力電圧VAを加えると、トランジスタ
Q1はオン、トランジスタQ2はオフするので節点電位
VA1はI1・R1で決まる電圧分がVccから下が
り、節点電圧VA2はVCCまで上る。従ってMOSト
ランジスタM5はオフし、トランジスタM7には電流が
流れずミラートランジスタM8はオフする。またトラン
ジスタM6はオンになるので節点AaのレベルVAaは
VCCになる。入力端子Bの入力電圧VBと節点電圧V
Baとの関係は、前述した動作と全く同一なので説明を
省略する。
【0005】ここで期間T1において節点電圧VAaが
“L”レベル、また節点電圧VBaが“L”レベルのと
き、CMOS型論理回路4のPチャネルMOSトランジ
スタM13,M14がオンして、NチャネルMOSトラ
ンジスタM15,M16がオフするので出力端子電圧V
CはVCCになる。次に期間T2において節点電圧VA
aが“L”レベル、節点電圧VBaが“H”レベルのと
きは、トランジスタM14,M16がオンしてトランジ
スタM13,M15がオフするので出力電圧VCは同じ
くVCCになる。次に期間T3において電圧VAaが
“H”レベル、電圧VBaが“L”レベルのときは、逆
にトランジスタM13,M15がオンしてトランジスタ
M14,M16がオフするので、出力電圧VCはVCC
になる。
“L”レベル、また節点電圧VBaが“L”レベルのと
き、CMOS型論理回路4のPチャネルMOSトランジ
スタM13,M14がオンして、NチャネルMOSトラ
ンジスタM15,M16がオフするので出力端子電圧V
CはVCCになる。次に期間T2において節点電圧VA
aが“L”レベル、節点電圧VBaが“H”レベルのと
きは、トランジスタM14,M16がオンしてトランジ
スタM13,M15がオフするので出力電圧VCは同じ
くVCCになる。次に期間T3において電圧VAaが
“H”レベル、電圧VBaが“L”レベルのときは、逆
にトランジスタM13,M15がオンしてトランジスタ
M14,M16がオフするので、出力電圧VCはVCC
になる。
【0006】最後に節点電圧VAaおよびVBaが共に
“H”レベルのときトランジスタM13,M14がオフ
して、トランジスタM15,M16がオンするので出力
端子電圧VCはVEEになる。
“H”レベルのときトランジスタM13,M14がオフ
して、トランジスタM15,M16がオンするので出力
端子電圧VCはVEEになる。
【0007】以上説明したようにこのレベル変換回路
は、2つのECLレベル入力電圧VAおよびVBに対し
て、論理的にはCMOSレベルの電圧信号を出力するN
AND回路として動作する。
は、2つのECLレベル入力電圧VAおよびVBに対し
て、論理的にはCMOSレベルの電圧信号を出力するN
AND回路として動作する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この従来のECL−C
MOSレベル変換回路は、バイポーラ型差動増幅器、C
MOS型レベル変換回路およびCMOS型論理回路のカ
スケード3段接続構成になっており、論理段数が多くま
た出力の高レベルの駆動にPチャネルMOSFETを用
いているので、動作速度が1nS程度よりも速くならな
いという問題点があった。
MOSレベル変換回路は、バイポーラ型差動増幅器、C
MOS型レベル変換回路およびCMOS型論理回路のカ
スケード3段接続構成になっており、論理段数が多くま
た出力の高レベルの駆動にPチャネルMOSFETを用
いているので、動作速度が1nS程度よりも速くならな
いという問題点があった。
【0009】本発明の目的は、簡単な回路構成の動作速
度の速いECL−CMOSレベル変換回路を提供するこ
とにある。
度の速いECL−CMOSレベル変換回路を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のECL−CMO
Sレベル変換回路は、一方の入力端子にECLレベルの
入力電圧を入力し、他方の入力端子に基準電位を入力し
てそれぞれのコレクタに互に反対位相の差動出力節点電
圧を出力し、かつコレクタがそれぞれの負荷抵抗を介し
て高電位電源に接続され、またエミッタが定電流電源を
介して低電位電源に接続された差動トランジスタ部を複
数個有するバイポーラ型差動増幅器、それぞれのゲート
に前記差動出力節点電圧の一方を対応して入力し前記高
電位電源と出力端子間に挿入された第1のMOS論理ゲ
ートと、それぞれのゲートに前記差動出力節点電圧の他
方を対応して入力し前記高電位電源と前記低電位電源間
に挿入された第2のMOS論理ゲートと、ベースに前記
第1のMOS論理ゲートの論理出力電圧を入力しコレク
タが前記高電位電源に接続され、エミッタが前記出力端
子に接続される高圧側バイポーラトランジスタとベース
に前記第2のMOS論理ゲートの論理出力電圧を入力し
コレクタが前記出力端子に接続されエミッタが前記低電
位電源に接続された低圧側バイポーラトランジスタを有
するバイポーラ出力トランジスタ部とを有するレベル変
換論理回路、とを含んで構成されている。
Sレベル変換回路は、一方の入力端子にECLレベルの
入力電圧を入力し、他方の入力端子に基準電位を入力し
てそれぞれのコレクタに互に反対位相の差動出力節点電
圧を出力し、かつコレクタがそれぞれの負荷抵抗を介し
て高電位電源に接続され、またエミッタが定電流電源を
介して低電位電源に接続された差動トランジスタ部を複
数個有するバイポーラ型差動増幅器、それぞれのゲート
に前記差動出力節点電圧の一方を対応して入力し前記高
電位電源と出力端子間に挿入された第1のMOS論理ゲ
ートと、それぞれのゲートに前記差動出力節点電圧の他
方を対応して入力し前記高電位電源と前記低電位電源間
に挿入された第2のMOS論理ゲートと、ベースに前記
第1のMOS論理ゲートの論理出力電圧を入力しコレク
タが前記高電位電源に接続され、エミッタが前記出力端
子に接続される高圧側バイポーラトランジスタとベース
に前記第2のMOS論理ゲートの論理出力電圧を入力し
コレクタが前記出力端子に接続されエミッタが前記低電
位電源に接続された低圧側バイポーラトランジスタを有
するバイポーラ出力トランジスタ部とを有するレベル変
換論理回路、とを含んで構成されている。
【0011】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の回路図である。本実施例
のECL−CMOSレベル変換回路は、図4に示した従
来のECL−CMOSレベル変換回路のCMOS型差動
増幅器3とCMOS型論理回路4のカスケード回路を図
1のレベル変換・論理回路2に置換したものである。
る。図1は本発明の一実施例の回路図である。本実施例
のECL−CMOSレベル変換回路は、図4に示した従
来のECL−CMOSレベル変換回路のCMOS型差動
増幅器3とCMOS型論理回路4のカスケード回路を図
1のレベル変換・論理回路2に置換したものである。
【0012】すなわちバイポーラ型差動増幅器1は、入
力端子AにECLレベルの入力電圧VAを入力し、他方
の入力端子に基準電位Vrefを入力してそれぞれのコ
レクタ節点A1,A2に互に反対位相の差動出力節点電
圧VA1,VA2を出力し、かつコレクタがそれぞれの
負荷抵抗R1,R2を介して高電位VCC電源にまたエ
ミッタが低電流電源I1を介して低電位VEE電源に接
続された差動トランジスタ部1aと、入力電圧VBを入
力して節点電圧VB1,VB2を出力する同一構成の差
動トランジスタ部1bとを有する。
力端子AにECLレベルの入力電圧VAを入力し、他方
の入力端子に基準電位Vrefを入力してそれぞれのコ
レクタ節点A1,A2に互に反対位相の差動出力節点電
圧VA1,VA2を出力し、かつコレクタがそれぞれの
負荷抵抗R1,R2を介して高電位VCC電源にまたエ
ミッタが低電流電源I1を介して低電位VEE電源に接
続された差動トランジスタ部1aと、入力電圧VBを入
力して節点電圧VB1,VB2を出力する同一構成の差
動トランジスタ部1bとを有する。
【0013】レベル変換・論理回路2は、それぞれのゲ
ート節点N1,N2に差動出力節点電圧VA2,VB2
を対応して入力し高電位VCC電源と出力端子C間に挿
入されたオアゲート2aと、それぞれのゲート節点N
3,N4に差動出力節点電圧VA1,VB1を対応して
入力し高電位VCC電源と低電位VEE電源間に挿入さ
れたアンド論理ゲート2bと、ベースにオア出力電圧V
ORを入力しコレクタが高電位VCC電源に接続されエ
ミッタが出力端子Cに接続され高圧側バイポーラトラン
ジスタQ5とベースにアンド出力電圧VANDを入力し
コレクタが出力端子Cに接続されエミッタが低電位VE
E電源に接続される低圧側バイポーラトランジスタQ6
を有するバイポーラ出力トランジスタ部2Cとを有す
る。
ート節点N1,N2に差動出力節点電圧VA2,VB2
を対応して入力し高電位VCC電源と出力端子C間に挿
入されたオアゲート2aと、それぞれのゲート節点N
3,N4に差動出力節点電圧VA1,VB1を対応して
入力し高電位VCC電源と低電位VEE電源間に挿入さ
れたアンド論理ゲート2bと、ベースにオア出力電圧V
ORを入力しコレクタが高電位VCC電源に接続されエ
ミッタが出力端子Cに接続され高圧側バイポーラトラン
ジスタQ5とベースにアンド出力電圧VANDを入力し
コレクタが出力端子Cに接続されエミッタが低電位VE
E電源に接続される低圧側バイポーラトランジスタQ6
を有するバイポーラ出力トランジスタ部2Cとを有す
る。
【0014】次に図2の各節点電圧波形図を用いて図1
の回路の動作を説明する。まず期間T1において差動ト
ランジスタ部1aのトランジスタ入力端A,Bに共に
“L”レベルの入力電圧VA,VBを加えると、バイポ
ーラトランジスタQ1がオフ、Q2がオンするのでコレ
クタ節点A1の電圧VA1はVCCまで上がり、一方電
圧VA2はVCCからI1・R2の抵抗電圧分下がる。
またトランジスタQ3がオフ、Q4がオンするのでコレ
クタ節点電圧VB1はVCCまで上がり、コレクタ電圧
VB2はVCCからI2・R4の抵抗電圧分下がる。従
って、レベル変換・論理回路2のアンドゲート2bを構
成するPチャネルMOSトランジスタM1,M2はオフ
でバイポーラ出力トランジスタ部2CのトランジスタQ
6にはベース電流が流れずオフになり、オアゲート2a
のPチャネルMOSトランジスタM3,M4はオンで出
力トランジスタQ5にベース電流が流れオンになるので
出力端子電圧VCは図3に示すように高電位VCC近く
まで上がる。
の回路の動作を説明する。まず期間T1において差動ト
ランジスタ部1aのトランジスタ入力端A,Bに共に
“L”レベルの入力電圧VA,VBを加えると、バイポ
ーラトランジスタQ1がオフ、Q2がオンするのでコレ
クタ節点A1の電圧VA1はVCCまで上がり、一方電
圧VA2はVCCからI1・R2の抵抗電圧分下がる。
またトランジスタQ3がオフ、Q4がオンするのでコレ
クタ節点電圧VB1はVCCまで上がり、コレクタ電圧
VB2はVCCからI2・R4の抵抗電圧分下がる。従
って、レベル変換・論理回路2のアンドゲート2bを構
成するPチャネルMOSトランジスタM1,M2はオフ
でバイポーラ出力トランジスタ部2CのトランジスタQ
6にはベース電流が流れずオフになり、オアゲート2a
のPチャネルMOSトランジスタM3,M4はオンで出
力トランジスタQ5にベース電流が流れオンになるので
出力端子電圧VCは図3に示すように高電位VCC近く
まで上がる。
【0015】次に期間T2において、入力電圧VA,V
Bがそれぞれ“L”レベルおよび“H”レベルの場合に
トランジスタQ1,Q2はそれぞれオフ,オンとなるの
で節点電圧VA1はVCCまで上がり、電圧VA2はV
CCからI1・R2の抵抗電圧分下がる。トランジスタ
Q3,Q4がそれぞれオン,オフするので電圧VB1は
VCCからI2・R3の抵抗電圧分下がり電圧VB2は
VCCまで上がる。従って、MOSトランジスタM2,
M3はオンでトランジスタM1,M4がオフになるた
め、トランジスタQ6にはベース電流が流れずトランジ
スタQ5にベース電流が流れるので、トランジスタQ5
がオンして出力端子電圧VCは高電位VCC近くまで上
がる。
Bがそれぞれ“L”レベルおよび“H”レベルの場合に
トランジスタQ1,Q2はそれぞれオフ,オンとなるの
で節点電圧VA1はVCCまで上がり、電圧VA2はV
CCからI1・R2の抵抗電圧分下がる。トランジスタ
Q3,Q4がそれぞれオン,オフするので電圧VB1は
VCCからI2・R3の抵抗電圧分下がり電圧VB2は
VCCまで上がる。従って、MOSトランジスタM2,
M3はオンでトランジスタM1,M4がオフになるた
め、トランジスタQ6にはベース電流が流れずトランジ
スタQ5にベース電流が流れるので、トランジスタQ5
がオンして出力端子電圧VCは高電位VCC近くまで上
がる。
【0016】次に期間T3において、入力電圧VA,V
Bがそれぞれ“H”レベル、“L”レベルであると、ト
ランジスタQ1,Q2がそれぞれオン,オフするので、
節点電位VA1はVCCからI1・R1の抵抗電圧分下
がり電圧VA2はVCCまで上がる。またQ3,Q4が
それぞれオフ,オンするので電圧VB1はVCCまで上
がり、電圧VB2はVCCからI2・R4の抵抗電圧分
下がる。従って、MOSトランジスタM1,M4はオン
でトランジスタM2,M3がオフになるため、トランジ
スタQ6にはベース電流が流れず、トランジスタQ5に
ベース電流が流れるのでトランジスタQ5がオンして出
力端子電圧VCは高電位近くまで上がる。
Bがそれぞれ“H”レベル、“L”レベルであると、ト
ランジスタQ1,Q2がそれぞれオン,オフするので、
節点電位VA1はVCCからI1・R1の抵抗電圧分下
がり電圧VA2はVCCまで上がる。またQ3,Q4が
それぞれオフ,オンするので電圧VB1はVCCまで上
がり、電圧VB2はVCCからI2・R4の抵抗電圧分
下がる。従って、MOSトランジスタM1,M4はオン
でトランジスタM2,M3がオフになるため、トランジ
スタQ6にはベース電流が流れず、トランジスタQ5に
ベース電流が流れるのでトランジスタQ5がオンして出
力端子電圧VCは高電位近くまで上がる。
【0017】最後に期間T4において入力電圧VA,V
Bが共に“H”レベルなので、オン,オフするので節点
電圧VA1はVCCからI・Rの抵抗電圧分下がり、電
圧VA2はVCCまで上がる。またトランジスタQ3,
Q4がそれぞれオン,オフするので電圧VB1はVCC
からI2・R3の抵抗電圧分下がり、電圧VB2はVC
Cまで上がる。従って、MOSトランジスタM1,M2
はオンでトランジスタM3,M4がオフになるため、出
力トランジスタQ5にはベース電流が流れず逆にトラン
ジスタQ6にベース電流が流れるので、トランジスタQ
6がオンして出力端子電圧VCは低電位近くまで下が
る。
Bが共に“H”レベルなので、オン,オフするので節点
電圧VA1はVCCからI・Rの抵抗電圧分下がり、電
圧VA2はVCCまで上がる。またトランジスタQ3,
Q4がそれぞれオン,オフするので電圧VB1はVCC
からI2・R3の抵抗電圧分下がり、電圧VB2はVC
Cまで上がる。従って、MOSトランジスタM1,M2
はオンでトランジスタM3,M4がオフになるため、出
力トランジスタQ5にはベース電流が流れず逆にトラン
ジスタQ6にベース電流が流れるので、トランジスタQ
6がオンして出力端子電圧VCは低電位近くまで下が
る。
【0018】以上説明したように本実施例の回路は2つ
のECLレベル入力電圧VA,VBに対して、CMOS
レベルの電圧VCを出力するNAND回路として動作す
る。また同様にして3つ以上の多入力のNAND回路も
容易に構成することができる。
のECLレベル入力電圧VA,VBに対して、CMOS
レベルの電圧VCを出力するNAND回路として動作す
る。また同様にして3つ以上の多入力のNAND回路も
容易に構成することができる。
【0019】本発明の他の実施例として図1のバイポー
ラ型差動増幅回路1の節点A1とA2,B1とB2をそ
れぞれ入れ替えてレベル変換・論理回路2の入力節点N
1,N3,N2とN4に対応して接続すると、図3の出
力端子電圧Vcaに示すように2つのECLレベル入力
電圧VA,VBに対して、CMOSレベルの電圧VCを
出力する論理和回路として動作する。また3つ以上の多
入力の論理和回路も容易に構成することができる。
ラ型差動増幅回路1の節点A1とA2,B1とB2をそ
れぞれ入れ替えてレベル変換・論理回路2の入力節点N
1,N3,N2とN4に対応して接続すると、図3の出
力端子電圧Vcaに示すように2つのECLレベル入力
電圧VA,VBに対して、CMOSレベルの電圧VCを
出力する論理和回路として動作する。また3つ以上の多
入力の論理和回路も容易に構成することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明はレベル変換
回路と論理回路を1つにまとめ、従来のものよりも論理
段数が少なくかつ動作速度が約2割も速いという効果を
有すると供に、出力段がバイポーラトランジスタで構成
されているため駆動能力が大きい。
回路と論理回路を1つにまとめ、従来のものよりも論理
段数が少なくかつ動作速度が約2割も速いという効果を
有すると供に、出力段がバイポーラトランジスタで構成
されているため駆動能力が大きい。
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】図1の回路の動作を説明するための各節点の電
圧波形図である。
圧波形図である。
【図3】図1の回路の動作を説明するための入・出力電
圧端子の電圧波形図である。
圧端子の電圧波形図である。
【図4】従来のECL−CMOSレベル変換回路の一例
の回路図である。
の回路図である。
【図5】図4の回路の動作を説明するための各節点の電
圧波形図である。
圧波形図である。
1 バイポーラ型差動増幅器 1a,1b 差動トランジスタ部 2 レベル変換・論理回路 2a オアゲート 2b アンドゲート 2c バイポーラ出力トランジスタ部 A,B 入力端子 C 出力端子 A1,A2,B1,B2,N1〜N4 節点 I1,I2 定電流 M1〜M4 PチャネルMOSトランジスタ Q1〜Q6 バイポーラトランジスタ R1〜R4 コレクタ負荷抵抗 VA,VB 入力電圧 VA1,VA2,VB1,VB2 節点電圧 VC 出力端子電圧 VOR オアゲート電圧 VAND アンドゲート電圧 VCC 高電位 VEE 低電位 Vref 基準電圧
Claims (2)
- 【請求項1】 一方の入力端子にECLレベルの入力電
圧を入力し、他方の入力端子に基準電位を入力してそれ
ぞれのコレクタに互に反対位相の差動出力節点電圧を出
力し、かつ該コレクタがそれぞれの負荷抵抗を介して高
電位電源に接続され、またエミッタが定電流電源を介し
て低電位電源に接続された差動トランジスタ部を複数個
有するバイポーラ型差動増幅器、 それぞれのゲートに前記差動出力節点電圧の一方を対応
して入力し前記高電位電源と出力端子間に挿入された第
1のMOS論理ゲートと、それぞれのゲートに前記差動
出力節点電圧の他方を対応して入力し前記高電位電源と
前記低電位電源間に挿入された第2のMOS論理ゲート
と、ベースに前記第1のMOS論理ゲートの論理出力電
圧を入力しコレクタが前記高電位電源に接続され、エミ
ッタが前記出力端子に接続される高圧側バイポーラトラ
ンジスタとベースに前記第2のMOS論理ゲートの論理
出力電圧を入力しコレクタが前記出力端子に接続されエ
ミッタが前記低電位電源に接続された低圧側バイポーラ
トランジスタを有するバイポーラ出力トランジスタ部と
を有するレベル変換・論理回路、 とを含むことを特徴とするECL−CMOSレベル変換
論理回路。 - 【請求項2】 前記第1および第2のMOS論理ゲート
がそれぞれオアゲートおよびアンドゲートで構成され
て、前記出力端子に前記入力電圧の複数個に対してナン
ド出力電圧を供給するレベル変換・論理回路を含むこと
を特徴とする請求項1記載のECL−CMOSレベル変
換回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03232709A JP3082336B2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | Ecl−cmosレベル変換回路 |
US07/942,818 US5329183A (en) | 1991-09-12 | 1992-09-10 | ECL-CMOS level converter circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03232709A JP3082336B2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | Ecl−cmosレベル変換回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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