JP3076276U - ウエブ拡張ローラ - Google Patents
ウエブ拡張ローラInfo
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- JP3076276U JP3076276U JP2000006623U JP2000006623U JP3076276U JP 3076276 U JP3076276 U JP 3076276U JP 2000006623 U JP2000006623 U JP 2000006623U JP 2000006623 U JP2000006623 U JP 2000006623U JP 3076276 U JP3076276 U JP 3076276U
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- outer peripheral
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウエブ1をその幅方向に拡張させるウエブ拡
張ローラ2において、ウエブが薄いプラスチックフィル
ムであっても、それを効果的に拡張する。 【解決手段】 ウエブ拡張ローラにゴム製の外周面3が
設けられ、その軸方向中央部分の両側に逆向きのらせん
状外周みぞ4,5が形成され、らせん状外周みぞにゴム
製のらせん状部材6,7がはめ込まれ、固定され、らせ
ん状部材は外周面よりも低い硬度をもち、外周面を越え
てわずかに突出する。
張ローラ2において、ウエブが薄いプラスチックフィル
ムであっても、それを効果的に拡張する。 【解決手段】 ウエブ拡張ローラにゴム製の外周面3が
設けられ、その軸方向中央部分の両側に逆向きのらせん
状外周みぞ4,5が形成され、らせん状外周みぞにゴム
製のらせん状部材6,7がはめ込まれ、固定され、らせ
ん状部材は外周面よりも低い硬度をもち、外周面を越え
てわずかに突出する。
Description
【0001】
この考案は、ウエブをその幅方向に拡張させるウエブ拡張ローラに関するもので ある。
【0002】 ウエブをその幅方向に拡張させるウエブ拡張ローラについては、たとえば、実公 平5−37959号公報にその一例が記載されている。同公報のローラでは、外 周面の軸方向中央部分の両側に逆向きのらせん状延設面が形成される。らせん状 延設面は摩擦係数の異なる2種類の剛性面からなる。したがって、ローラの回転 にともない、らせん状延設面によってウエブを拡張させることができる。しかし ながら、特に、ウエブが薄いプラスチックフィルムである場合、同公報のローラ は効果的ではない。ウエブに大きい張力をもたせることは制限される関係上、ウ エブを効果的に拡張させることはできない。
【0003】 この他、実開昭60−193346号公報に同様のローラが記載されている。同 公報のローラはウエブの巻取ロールに押し付けるためのもので、ゴム製の外周面 を有する。さらに、その軸方向中央部分の両側に逆向きのらせん状外周みぞが形 成され、らせん状外周みぞにゴム製のらせん状部材がはめ込まれ、固定され、そ のらせん状部材が外周面を越えてわずかに突出する。したがって、ローラの回転 にともない、らせん状部材によって空気を押し出し、除去することができる。ウ エブにしわがあるとき、らせん状部材によってしわをのばすこともできる。した がって、ウエブをその幅方向に拡張させる作用もあると認められるが、このロー ラの場合、その外周面が比較的軟質であり、らせん状部材が比較的硬質である。 このため、特に、ウエブが薄いプラスチックフィルムである場合、ウエブをある 程度拡張させることはできるとしても、効果的に拡張させることはできないと考 えられる。しかも、外周面の軸方向中央部分では、逆向きのらせん状部材が互い に連続しているだけであり、その部分において、ウエブを効果的に拡張させるこ とはできないのは明らかである。さらに、ローラの加工が問題である。らせん状 外周みぞに硬質のらせん状部材をはめ込み、固定し、それを外周面を越えてわず かに突出させることは容易ではないと考えられる。
【0004】
したがって、この考案は、ウエブをその幅方向に拡張させるウエブ拡張ローラに おいて、ウエブが薄いプラスチックフィルムであっても、それを効果的に拡張す ること、およびローラの加工が容易であるようにすることを目的としてなされた ものである。
【0005】
この考案によれば、ウエブ拡張ローラにゴム製の外周面が設けられ、その軸方向 中央部分の両側に逆向きのらせん状外周みぞが形成され、らせん状外周みぞにゴ ム製のらせん状部材がはめ込まれ、固定される。らせん状部材は外周面よりも低 い硬度をもち、外周面を越えてわずかに突出する。
【0006】 外周面とらせん状部材の硬度差が20〜30°であることが好ましい。
【0007】 外周面およびらせん状部材を同時に研摩し、両者の硬度差によってらせん状部材 を突出させることが好ましい。
【0008】 らせん状部材の突出量が0.05〜0.2mmであることが好ましい。
【0009】 外周面の軸方向中央部分において、逆向きのらせん状部材が外周面の周方向に交 互に配置されていることが好ましい。
【0010】
以下、この考案の実施例を説明する。
【0011】 図1において、これはウエブ1をその幅方向に拡張させるウエブ拡張ローラ2で ある。ウエブ1は薄いプラスチックフィルムからなり、原反から送り出され、ロ ーラ2に導かれ、ローラ2のまわりにおいて、ウエブ1は抱角αをもって係合す る。抱角αは60〜90°である。
【0012】 図2および図3に示すように、ローラ2はゴム製の外周面3を有する。さらに、 その軸方向中央部分の両側に逆向きのらせん状外周みぞ4,5が形成され、らせ ん状外周みぞ4,5にゴム製のらせん状部材6,7がはめ込まれ、固定されてい る。らせん状部材6,7は外周面3よりも低い硬度をもち、外周面3を越えてわ ずかに突出している。
【0013】 外周面3とらせん状部材6,7の硬度については、その硬度差が20〜30°に 選定されている。たとえば、外周面3の硬度が70°であり、らせん状部材6, 7の硬度は45°である。外周面3の硬度が50°であり、らせん状部材6,7 の硬度が30°であってもよい。したがって、外周面3とらせん状部材6,7を 同時に研摩し、両者の硬度差によってらせん状部材6,7を突出させることがで きる。その突出量tは0.05〜0.2mmである。したがって、外周面3とら せん状部材6,7の直径差は0.1〜0.4mmである。
【0014】 さらに、この実施例では、外周面3の軸方向中央位置において、逆向きのらせん 状部材6,7が外周面3の周方向に交互に配置され、一方のらせん状部材が他方 のらせん状部材間に侵入している。
【0015】 そして、駆動モータによってローラ2が駆動され、回転し、その外周面3がウエ ブ1の送り速度と同一の周速度で回転する。したがって、らせん状部材6,7は ウエブ1の送り速度よりもわずかに高い周速度で回転する。
【0016】 したがって、ローラ2の回転にともない、ウエブ1の幅方向において、らせん状 部材6,7によってウエブ1が拡張される。しかも、外周面3よりも低い硬度の らせん状部材6,7が外周面3を越えてわずかに突出しており、ウエブ1によっ てらせん状部材6,7が弾性変形し、その弾性によってウエブ1が拡張される。 この結果、ウエブ1が薄いプラスチックフィルムであり、ウエブ1に大きい張力 をもたせることは制限されても、これを効果的に拡張させることができる。
【0017】 さらに、外周面3の中央部分では、逆向きのらせん状部材6,7が外周面3の周 方向に交互に配置されており、その部分において、ウエブ1を効果的に拡張させ ることもできる。
【0018】 このローラ2を加工するには、ゴム製の外周面3において、そのらせん状外周み ぞ4,5にゴム製のらせん状部材6,7をはめ込み、固定する。その後、外周面 3とらせん状部材6,7を同時に研摩すると、両者の硬度差によってらせん状部 材6,7を突出させることができ、その加工は容易である。
【0019】
以上説明したように、この考案によれば、ウエブ1が薄いプラスチックフィルム であり、ウエブ1に大きい張力をもたせることは制限されても、これを効果的に 拡張させることができる。外周面3の中央部分において、ウエブ1を効果的に拡 張させることもできる。ローラ2の加工も容易であり、所期の目的を達成するこ とができるものである。
【図1】この考案の実施例を示す側面図である。
【図2】図1のウエブ拡張ローラの断面図である。
【図3】図1のウエブ拡張ローラの平面図である。
1 ウエブ 2 ローラ 3 外周面 4,5 らせん状外周みぞ 6,7 らせん状部材
Claims (5)
- 【請求項1】 ウエブをその幅方向に拡張させるウエブ
拡張ローラであって、ゴム製の外周面を有し、その軸方
向中央部分の両側に逆向きのらせん状外周みぞが形成さ
れ、前記らせん状外周みぞにゴム製のらせん状部材がは
め込まれ、固定され、前記らせん状部材は前記外周面よ
りも低い硬度をもち、前記外周面を越えてわずかに突出
していることを特徴とするウエブ拡張ローラ。 - 【請求項2】 前記外周面と前記らせん状部材の硬度差
が20〜30°であることを特徴とする請求項1に記載
のウエブ拡張ローラ。 - 【請求項3】 前記外周面および前記らせん状部材を同
時に研摩し、両者の硬度差によって前記らせん状部材を
突出させたことを特徴とする請求項1または2に記載の
ウエブ拡張ローラ。 - 【請求項4】 前記らせん状部材の突出量が0.05〜
0.2mmであることを特徴とする請求項1〜3のいず
れかに記載のウエブ拡張ローラ。 - 【請求項5】 前記外周面の軸方向中央部分において、
逆向きのらせん状部材が前記外周面の周方向に交互に配
置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
に記載のウエブ拡張ローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006623U JP3076276U (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | ウエブ拡張ローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006623U JP3076276U (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | ウエブ拡張ローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3076276U true JP3076276U (ja) | 2001-03-30 |
Family
ID=43209343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000006623U Expired - Lifetime JP3076276U (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | ウエブ拡張ローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3076276U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5980447B1 (ja) * | 2015-04-09 | 2016-08-31 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品用シートの製造方法 |
-
2000
- 2000-09-12 JP JP2000006623U patent/JP3076276U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5980447B1 (ja) * | 2015-04-09 | 2016-08-31 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品用シートの製造方法 |
WO2016163017A1 (ja) * | 2015-04-09 | 2016-10-13 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品用シートの製造方法 |
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