JP3075998U - 配線用露出ボックス - Google Patents
配線用露出ボックスInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この考案は、必要な方向、必要な数の取付孔
を穿孔し、継手パイプを接続して使用することができる
配線用露出ボックスを提供することを目的としている。 【解決手段】 この考案は、有底の筒体の外側面に該筒
体内へ電線を導入するパイプが突設され、該筒体の側壁
には複数の継手パイプ取付孔の予定部が設けられ、該予
定部は周縁部に薄肉部を有する切取板が切取り可能に形
成されてなるボックス本体と、前記継手パイプ取付孔に
取り付けることができる継手パイプとを具備し、前記筒
体の開口部に蓋体を開閉可能に被冠した配線用露出ボッ
クスである。
を穿孔し、継手パイプを接続して使用することができる
配線用露出ボックスを提供することを目的としている。 【解決手段】 この考案は、有底の筒体の外側面に該筒
体内へ電線を導入するパイプが突設され、該筒体の側壁
には複数の継手パイプ取付孔の予定部が設けられ、該予
定部は周縁部に薄肉部を有する切取板が切取り可能に形
成されてなるボックス本体と、前記継手パイプ取付孔に
取り付けることができる継手パイプとを具備し、前記筒
体の開口部に蓋体を開閉可能に被冠した配線用露出ボッ
クスである。
Description
【0001】
この考案は、必要な方向、必要な数の継手パイプを接続して使用することがで きる用にすることを目的とした配線用露出ボックスに関する。
【0002】
建築物の壁内等に埋め込まれる電線・ケーブル等の配線を行うときに、有底筒 体の外側壁に必要な数の継手パイプを突設した配線用露出ボックスが使用されて いる。
【0003】
従来の配線用露出ボックスの多くは、電線を導入するパイプが、二方向、三方 向、または、四方向に突設されているので、必要なパイプ数毎に、配線用露出ボ ックスを選定しなければならない問題点があった。
【0004】 このため、配線を行う者は、建築物の設計図から、必要とする種類の配線用露 出ボックスをそれぞれ必要個数、計算し、用意しなければならなかった。
【0005】 しかし、いちいち設計図を見て種類を判断していたのでは、煩わしさに絶えず 、また、発注ミスが発生するという問題点があった。
【0006】
この考案は、筒体の側壁に複数の継手パイプ取付孔の予定部を周縁部に薄肉部 を有する切取板を切り取り可能に形成することによって設け、必要に応じて前記 切取板を切り取って継手パイプ取付孔とし、該継手パイプ取付孔に継手パイプを 接続できるようにした配線用露出ボックスによって前記問題点を解決したのであ る。
【0007】 すなわち、この考案の配線用露出ボックスは、有底の筒体の外側面に、該筒体 内へ電線を導入するパイプが突設され、前記筒体の側壁には複数の継手パイプ取 付孔の予定部が設けられ、該予定部は周縁部に薄肉部を有する切取板が切取り可 能に形成されてなるボックス本体と、前記継手パイプ取付孔に取り付けることが できる継手パイプとを具備し、前記筒体の開口部に蓋体を開閉可能に被冠したこ とを特徴とする配線用露出ボックスである。
【0008】 また、有底の筒体の外側面に、該筒体内へ電線を導入するパイプが突設され、 前記筒体の側壁には複数の継手パイプ取付孔の予定部が設けられ、該予定部は周 縁部に薄肉部を有する切取板が切取り可能に形成されてなるボックス本体と、前 記継手パイプ取付孔に取り付けることができる継手パイプとを具備し、前記筒体 の開口部に蓋体を開閉可能に被冠した配線用露出ボックスであって、前記継手パ イプは、取付孔に嵌着掛止されると共に、ボックス本体に当接密着したことを特 徴とする配線用露出ボックスである。
【0009】 さらに、有底の筒体の外側面に、該筒体内へ電線を導入するパイプが突設され 、前記筒体の側壁には複数の継手パイプ取付孔の予定部が設けられ、該予定部は 周縁部に薄肉部を有する切取板が切取り可能に形成されてなるボックス本体と、 前記継手パイプ取付孔に取り付けることができる継手パイプとを具備し、前記筒 体の開口部に蓋体を開閉可能に被冠した配線用露出ボックスであって、前記継手 パイプは、取付孔に嵌着掛止されると共に、ボックス本体に当接密着し、前記蓋 体は、前記筒体の上端部にバンドを介して取り付けられ、または、蝶番を介して 取り付けられ、前記ボックス本体の内側壁または外側壁に設けた掛止溝または掛 止突起に掛脱自在の掛止突起または掛止溝が設けられたことを特徴とする配線用 露出ボックスである。
【0010】 また、前記蓋体は、蓋体下面に、前記ボックス本体の内側壁または外側壁に設 けた掛止溝または掛止爪に掛脱自在の掛止爪または掛止溝が設けられたことを特 徴とする配線用露出ボックスであり、さらに、前記蓋体は、蓋体下面に、前記ボ ックス本体の内側壁に設けた蓋ホルダーに掛脱自在の嵌挿部が設けられたことを 特徴とする配線用露出ボックスである。
【0011】 さらに他の考案は、前記蓋体は、蓋体下面に、掛止片が設けられ、前記ボック ス本体の側壁には前記掛止片の挿入部と前記蓋体を回転させることにより掛脱自 在に掛止したことを特徴とする配線用露出ボックスである。
【0012】 すなわち、この考案の配線用露出ボックスは、必要な方向、数の継手パイプを 接続することによって、電線を配線用露出ボックス内に導入するパイプが、二方 向に突設されているものが必要な場所、三方向に突設されているものが必要な場 所、四方向に突設されているものが必要な場所等のいずれの場所にも使用するこ とができるため、発注時に設計図をみて、必要となる配線用露出ボックスの種類 、種類毎の個数を把握せずとも、建築物全体で使用される配線用露出ボックスの 個数のみを把握すればよいことになる。
【0013】
この考案は、有底の筒体の外側面に該筒体内へ電線を導入するパイプが突設さ れ、前記筒体の側壁には複数の継手パイプ取付孔の予定部が設けられ、該取付孔 予定部は周縁部に薄肉部を有する切取板が切取り可能に形成されてなるボックス 本体と、前記継手パイプ取付孔に取り付けることができる継手パイプとを具備し 、前記筒体の開口部に蓋体を開閉可能に被冠したことを特徴とする配線用露出ボ ックスである。
【0014】 前記筒体は、円筒である場合が多いが、三角形、四角形であってもよく、それ 以上の多角形とすることができる。
【0015】 前記パイプは、前記筒体の外側面に固定して、または、前記筒体と一体に突設 されるが、これは、電線用露出ボックスとして機能するためには、必ず一カ所は 電線を導入するパイプを備えていることが必要だからである。
【0016】 前記継手パイプ取付孔の予定部は、当該部分が穿孔されることによって取付孔 を形成することとなる部分であり、その数が多い程、多分岐の配線用露出ボック スを構成することになる。一般的には、前記パイプが突設されている位置を基準 として、90゜毎に三カ所設ける。
【0017】 前記切取板は、切り取られることによって前記継手パイプ取付孔の予定部を継 手パイプ取付孔とするものであるが、切り取られる前は、筒体の側壁の継手パイ プ取付孔予定部を完全に閉塞している。これは、ボックス本体内に異物が混入す ることを防止するためである。
【0018】 切取板は、周縁部の薄肉部を介して前記筒体と一体となって前記継手パイプ取 付孔の予定部を形成するが、切取板は切取り可能でなければならないため、前記 薄肉部の厚さは、例えば、ドライバーの柄等で切取板を押圧してやれば筒体の側 壁から切り取ることができる厚さである。
【0019】 前記継手パイプは、前記切取板が切り取られることによって形成された継手パ イプ取付孔に取り付けられ、電線をボックス本体へ導入、またはボックス本体か ら導出するものである。
【0020】 継手パイプは、継手パイプ取付孔に嵌着される側の端部に複数の掛止片が設け られ、ボックス本体への接続時に該ボックス本体に接触する接触面はボックス本 体を形成する筒体の外側面に密着する形状である。
【0021】 前記取付孔に取り付けられる端部、すなわち、継手パイプ取付孔に嵌挿される 部分は、その外径が、継手パイプの他の部分の外径と比較して小径となっている 。これは、前記ボックス本体に接触する接触面を作り出し、該接触面が、前記の ようにボックス本体を形成する筒体の外側面に密着する形状であることと相俟っ て、ボックス本体と継手パイプとの密着性を高めるものである。
【0022】 蓋体は、前記筒体へビス止めする構成とすることもできるが、掛脱自在の閉蓋 手段を有する構成とすることもできる。
【0023】 すなわち、蓋体は、前記筒体の上端部にバンドを介して取り付けられ、または 、蝶番を介して取り付けられると共に、前記ボックス本体の内側壁または外側壁 に設けた掛止溝または掛止突起に掛脱自在の掛止突起または掛止溝が設けられた 構成とすることができる。ここで、掛止突起、掛止溝は、蓋体に掛止突起が設け られている場合にはボックス本体に掛止溝が設けられ、これとは逆に、蓋体に掛 止溝が設けられている場合にはボックス本体に掛止突起が設けられるものである 。
【0024】 また、蓋体は、蓋体下面に、前記ボックス本体の内側壁または外側壁に設けた 掛止溝または掛止爪に掛脱自在の掛止爪または掛止溝が設けられた構成とするこ ともできる。ここで、掛止爪、掛止溝は、前記と同様に蓋体に掛止爪が設けられ ている場合にはボックス本体に掛止溝が設けられ、これとは逆に、蓋体に掛止溝 が設けられている場合にはボックス本体に掛止爪が設けられるものである。
【0025】 さらに蓋体は、蓋体下面に、前記ボックス本体の内側壁に設けた蓋ホルダーに 掛脱自在の嵌挿部が設けられた構成とすることもできる。ここで、蓋ホルダーは 、弾性または摩擦により前記嵌挿部を抱持できるものであればよく、蓋体取付時 の蓋体の安定性を考慮してボックス本体に2個以上、もしくは全周に亘って設け られていればよい。一方、前記嵌挿部は、蓋体下面に360゜に亘って設けてお けば、蓋体を取り付けるときの位置決めに気を使うことなく容易に前記蓋ホルダ ーに抱持させることができる。
【0026】 さらに蓋体には、蓋体下面に、掛止片が設けられ、前記ボックス本体の側壁に は前記掛止片の挿入部と前記蓋体を回転させることにより、掛脱自在に掛止した 構成とすることもできる。
【0027】 要は、ビス止めする構成とすると蓋の開閉時にその都度ドライバーを使用して 締めたり、緩めたりしなければならないため、その煩から回避できるように、少 ない動作で開閉できる構成となっていればよい。
【0028】
【実施例1】 この考案の配線用露出ボックスの実施例を図1から図7について説明する。
【0029】 配線用露出ボックス1は、有底の筒体2の外側面2aに該筒体2内へ電線を導 入できるパイプ3が突設され、前記筒体2の側壁2bには三カ所に継手パイプ取 付孔7の予定部4が設けられ、該予定部4は周縁部に薄肉部5aを有する切取板 5が切取り可能に形成されてなるボックス本体6と、前記継手パイプ取付孔7に 取り付けることができる継手パイプ8と、前記筒体の開口部2cに開閉自在に被 冠される蓋体9とによって構成される。
【0030】 筒体2は、プラスチック製の円筒であり、前記パイプ3もプラスチック製であ って筒体2と一体に成形され、筒体2の外側面2aに突設されている。
【0031】 継手パイプ取付孔7の予定部4は、前記パイプ3が突設された位置を基準とし て90゜毎に筒体2の側壁2bに三カ所設けられている。
【0032】 切取板5は、その一面側の周縁部がテーパ状に成形されて前記薄肉部5aをな し、テーパ状に成形された一面側を前記筒体2の内側面側として該筒体2の側壁 2bに隙間を生じることなく形成されて予定部4を構成している(図2(b)) 。
【0033】 継手パイプ取付孔7は、図2(c)に示すように、その予定部4の切取板5を 薄肉部5aに沿って切り取ることによって形成されるものであるが、その数は配 線用露出ボックス1の使用場所に応じた必要な数であり、この実施例では、最高 で三個である。
【0034】 継手パイプ8は、継手パイプ取付孔7に嵌着される側の端部8aに2個の掛止 片10が設けられ、ボックス本体6への接続時に該ボックス本体6に接触する接 触面8bはボックス本体6を形成する筒体2の外側面2aに密着する形状に成形 されている。
【0035】 取付孔7に嵌着される側の端部8a、すなわち、継手パイプ取付孔7に嵌挿さ れることとなる前記接触面8bより掛止片10が設けられている側の径は継手パ イプ8の他の部分の外径と比較して小径となっており、その径は、継手パイプ取 付孔7の直径に対応する径である。
【0036】 掛止片10の先端側はテーパ状であり、基端側は切れ込みが設けられていて( 図示はしていない)、掛止片10と前記接触面8bとの間隔Wは、ボックス本体 6を形成する筒体2の肉厚よりわずかに広くしてある(図6)。
【0037】 接触面8bの、前記筒体2の外側面2aに密着する形状は、筒体2が円筒であ ることから該円筒に対応する曲面形状である。
【0038】 蓋体9は、図5に示すように前記筒体2の上端部に撓曲可能な厚さのバンド1 1を介して取り付けられ、前記ボックス本体6の外側面、すなわち筒体2の外側 面2aに設けた掛止突起12に掛脱自在の掛止溝13が設けられている。
【0039】 このようにして構成される配線用露出ボックス1の使用方法を説明する。
【0040】 配線用露出ボックス1は、使用場所に応じて必要とされる方向の切取板5をドラ イバーの柄等で押圧して薄肉部5aに沿って切り取り、継手パイプ取付孔7を形 成する(図2(c))。
【0041】 なお、押圧されていない切取板5は、該筒体2の側壁2bに隙間を生じること なく形成されて取付孔の予定部4を構成しているため、異物がボックス本体6内 に入り込むおそれがない。
【0042】 形成された継手パイプ取付孔7には、継手パイプ8を取り付けることになる。 ここで、継手パイプ8の端部8aに設けられている掛止片10の先端側はテーパ 状とされ、基端側は切れ込みが設けられていているため、継手パイプ取付孔7に 押入していくと2個の掛止片10の間隔は、継手パイプ取付孔7の縁部に押しつ けられることによって縮まり、スムーズに取り付けを完了することができる。
【0043】 掛止片10は、継手パイプ取付孔7を通過すると再び元の位置に復帰するため 、継手パイプ8は簡単には脱落しない。
【0044】 また、掛止片10と、継手パイプ8のボックス本体との接触面8bとの間隔W は、ボックス本体6を形成する筒体2の肉厚よりわずかに広い程度なので、継手 パイプ8を安定して取り付けることができる。
【0045】 さらに、接触面8bは、ボックス本体6を形成する筒体2の外側面2bに密着 する形状であるため、ボックス本体6と継手パイプ8良好な密着性を持って取り 付けることができる。
【0046】 図7は、パイプ3が取り付けられている位置に対向する位置の継手パイプ取付 孔7に継手パイプ8を取り付けた状態を示すものである。
【0047】 この実施例では、蓋体9は、バンド11を介して筒体2の上端部に取り付けら れているが、図8に示すようにバンド11に代えて蝶番14を介して取り付けた ものとすることもできる。蝶番14を挟着板14bと、一対のピン14aとで構 成すれば、開いた蓋体9が配電作業等の邪魔になる場合には、ピン14aを押し 縮めて蓋体9を筒体2から取り外すことができる。
【0048】 なお、これらの実施例では、ボックス本体6の外側壁に掛止突起12が設けら れ、蓋体9に掛止溝13が設けられている構成であるが、ボックス本体6の内側 壁に掛止突起12を設けることもでき、さらに、掛止突起12を蓋体9に設け、 掛止溝13をボックス本体6に設ける構成とすることもできる。
【0049】
【実施例2】 次に、この考案の他の実施例を図9、図10について説明する。この実施例と 実施例1との相違点は、蓋体9をバンド、蝶番等を介して取り付けすることなく 、掛止溝、掛止爪のみで、脱着自在にした点である。
【0050】 すなわち、この実施例では、図9に示すように掛止爪15が蓋体9の下面の周 縁よりわずかに内側の四カ所を設けられていると共に、環状の掛止溝16がボッ クス本体6の内側壁の上縁部に設けられている。
【0051】 掛止溝16の断面の形状及び掛止爪15の断面の前記掛止溝16と接触する突 起面15a側の形状は、それぞれ半円形状である。このようにしておけば、蓋体 9の脱着をスムーズに行うことができ、一度嵌着した蓋体9も、蓋体9とボック ス本体6との間に例えばドライバーの先端等を挿入して多少ひねってやれば、簡 単に取り外すことができる。
【0052】 掛止溝16を環状に設けているのは、蓋体9を取り付けるときの位置決めに気 を使うことなく容易に脱着することができるからである。
【0053】 また、図10に示すように掛止爪15を蓋体9の下面の周縁よりわずかに内側 ではなく、蓋体9の円周の四カ所に設けると共に、環状の掛止溝16がボックス 本体6の内側壁ではなく外側壁の上縁部に設ける構成とすることもできる。
【0054】 さらに、掛止爪を蓋体ではなくボックス本体側に設けると共に、掛止溝をボッ クス本体ではなく蓋体側に設ける構成とすることもできる。
【0055】 他の構成は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
【0056】
【実施例3】 さらに、この考案の他の実施例を図11について説明する。この実施例も、実 施例1、実施例2との相違点は、蓋体9に関するものである。
【0057】 この実施例の蓋体9は、下面に、ボックス本体6の内側壁に設けた蓋ホルダー 17に掛脱自在の嵌挿部18が設けられて構成されている。
【0058】 蓋ホルダー17は、断面U字状であって、ボックス本体6の内側壁の四カ所に 設けられており、その深さは、取付孔予定部4と干渉しない深さである。
【0059】 一方、嵌挿部18は、蓋ホルダー17に抱持される部分の断面形状が円形であ り、台座19と一体となって蓋体9の下面に360゜に亘って形成されている。
【0060】 嵌挿部18の断面の直径は、蓋ホルダー17の幅よりもわずかに大きく、蓋ホ ルダー17は弾性または摩擦により前記嵌挿部18を抱持する。
【0061】 嵌挿部18が蓋体9の下面に360゜に亘って形成されているのは、蓋体9を 取り付けるときの位置決めに気を使うことなく容易に前記蓋ホルダー17に抱持 させることができるようにするためである。
【0062】 ここで、蓋体9の上面につまみを設けておけば、蓋体9の脱着が容易になる。
【0063】
【実施例4】 さらに、この考案の他の実施例を図12、図13について説明する。この実施 例も、前記実施例1から実施例3との相違点は、蓋体9に関するものである。
【0064】 図12に示す実施例は、蓋体9の下面に、掛止片20が設けられ、前記ボック ス本体6の側壁には前記掛止片20の挿入部21aと前記蓋体9を回転させるこ とによって前記掛止片20を掛止する掛止部21bとを有する掛止溝21が設け られて配線用露出ボックスが構成されている。
【0065】 掛止片20は、蓋体9の下面の立ち上がった周縁部に、蓋体9の中心方向に向 かって突出させて形成され、90゜毎に四カ所設けられている。ここで、蓋体9 の下面の立ち上がった周縁部の内径は、ボックス本体6の外径に対応させてある ので、蓋体9は、ボックス本体に被嵌されて、ボックス本体6を閉塞することに なる。
【0066】 前記掛止溝21は、ボックス本体6の外側壁上縁の前記掛止片20に対応する 四カ所に設けられている。
【0067】 挿入部21aは、ボックス本体6の外側壁上縁に設けられる矩形の溝であり、 掛止部21bは、前記矩形の溝の下端に外側壁に沿って円周方向に連設される矩 形の溝である。
【0068】 このように構成された蓋体9とボックス本体6は、以下の手順で被嵌・掛止さ れ、取り外される。
【0069】 すなわち、掛止片20と挿入部21aとの位置を合わせて蓋体9をボックス本 体6に被嵌させ、次いで、蓋体9を半時計回りの方向に回転させて前記掛止片2 0を掛止部21bに掛合させてやれば、ボックス本体6に蓋体9を掛止させるこ とができる。
【0070】 一方、取り外すときは、蓋体9を時計回り方向に回転させ、掛止片20と、掛 止部21bとの掛合を解いてやれば、簡単に取り外すことができる。
【0071】 このとき、蓋体9の外周にローレットや縦溝等の滑り止め手段を設けておけば 、蓋体9を容易に回転させ、蓋体9の脱着を行うことができる。
【0072】 次に、さらに、他の実施例について図13について説明する。
【0073】 この実施例の、図12に示した実施例との相違点は、掛止溝21を、ボックス 本体6の内側壁に設けた点である。これに伴って、掛止片20が、蓋体9の下面 の周縁よりわずかに内側の四カ所に蓋体9の周縁方向に向かって突出させて形成 されている点も異なっている。
【0074】 このように構成された蓋体9とボックス本体6の被嵌・掛止、さらに取り外し の手順は、前記図12に示した実施例と同様であるので説明を省略する。
【0075】 以上、この考案の好ましい実施例、使用例を説明したが、本考案は係る実施例 、使用例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の記載から把握さ れる技術的範囲において種々の形態に変更可能である。
【0076】 材質もプラスチック製に限定されるものではなく金属等種々の材料を用いるこ とができる。
【0077】
この考案によると、配線に必要とされる方向の継手パイプ取付孔のみを設ける ことができる効果がある。このため、複数の種類の配線用露出ボックスを用意し なければならない煩から開放される。
【0078】 また、蓋体の着脱が容易であるという効果がある。
【図1】この考案の配線用露出ボックスの実施例の平面
図。
図。
【図2】(a)同じく正面図。 (b)同じく一部断面拡大図。 (c)同じく開孔した一部断面拡大図。
【図3】同じく開蓋背面図。
【図4】同じく側面図。
【図5】同じく蓋体を開いた状態の平面図。
【図6】同じく実施例に用いる継手パイプの平面図。
【図7】同じくボックス本体に継手パイプを取り付けた
状態の開蓋説明図。
状態の開蓋説明図。
【図8】(a)この考案の他の実施例の蓋体の平面図。 (b)同じく蓋体をボックス本体に被冠した状態の側面
図。
図。
【図9】(a)同じく他の実施例の蓋体の底面図。 (b)同じくボックス本体から蓋体が浮き上がった状態
の断面図。
の断面図。
【図10】(a)同じく他の実施例の蓋体の底面図。 (b)同じくボックス本体から蓋体が浮き上がった状態
の断面図。
の断面図。
【図11】(a)同じく他の実施例の蓋体の底面図。 (b)同じくボックス本体から蓋体が浮き上がった状態
の断面図。
の断面図。
【図12】(a)同じく他の実施例の蓋体の底面図。 (b)同じくボックス本体から蓋体が浮き上がった状態
の断面図。 (c)同じくボックス本体の平面図。
の断面図。 (c)同じくボックス本体の平面図。
【図13】(a)同じく他の実施例の蓋体の底面図。 (b)同じくボックス本体から蓋体が浮き上がった状態
の断面図。 (c)同じくボックス本体の平面図。
の断面図。 (c)同じくボックス本体の平面図。
2 筒体 2a 外側面 2b 側壁 3 パイプ 4 取付孔予定部 5 切取板 5a 薄肉部 6 ボックス本体 7 継手パイプ取付孔 8 継手パイプ 8a 接触面 9 蓋体 10、20 掛止片 11 バンド 12 掛止突起 13、16、21 掛止溝 14 蝶番 15 掛止爪 17 蓋ホルダー 18 嵌挿部
Claims (6)
- 【請求項1】 有底の筒体の外側面に、該筒体内へ電線
を導入するパイプが突設され、前記筒体の側壁には複数
の継手パイプ取付孔の予定部が設けられ、該予定部は周
縁部に薄肉部を有する切取板が切取り可能に形成されて
なるボックス本体と、前記継手パイプ取付孔に取り付け
ることができる継手パイプとを具備し、前記筒体の開口
部に蓋体を開閉可能に被冠したことを特徴とする配線用
露出ボックス。 - 【請求項2】 有底の筒体の外側面に、該筒体内へ電線
を導入するパイプが突設され、前記筒体の側壁には複数
の継手パイプ取付孔の予定部が設けられ、該予定部は周
縁部に薄肉部を有する切取板が切取り可能に形成されて
なるボックス本体と、前記継手パイプ取付孔に取り付け
ることができる継手パイプとを具備し、前記筒体の開口
部に蓋体を開閉可能に被冠した配線用露出ボックスであ
って、前記継手パイプは、取付孔に嵌着掛止されると共
に、ボックス本体に当接密着したことを特徴とする配線
用露出ボックス。 - 【請求項3】 有底の筒体の外側面に、該筒体内へ電線
を導入するパイプが突設され、前記筒体の側壁には複数
の継手パイプ取付孔の予定部が設けられ、該予定部は周
縁部に薄肉部を有する切取板が切取り可能に形成されて
なるボックス本体と、前記継手パイプ取付孔に取り付け
ることができる継手パイプとを具備し、前記筒体の開口
部に蓋体を開閉可能に被冠した配線用露出ボックスであ
って、前記継手パイプは、取付孔に嵌着掛止されると共
に、ボックス本体に当接密着し、前記蓋体は、前記筒体
の上端部にバンドを介して取り付けられ、または、蝶番
を介して取り付けられ、前記ボックス本体の内側壁また
は外側壁に設けた掛止溝または掛止突起に掛脱自在の掛
止突起または掛止溝が設けられたことを特徴とする配線
用露出ボックス。 - 【請求項4】 有底の筒体の外側面に、該筒体内へ電線
を導入するパイプが突設され、前記筒体の側壁には複数
の継手パイプ取付孔の予定部が設けられ、該予定部は周
縁部に薄肉部を有する切取板が切取り可能に形成されて
なるボックス本体と、前記継手パイプ取付孔に取り付け
ることができる継手パイプとを具備し、前記筒体の開口
部に蓋体を開閉可能に被冠した配線用露出ボックスであ
って、前記継手パイプは、取付孔に嵌着掛止されると共
に、ボックス本体に当接密着し、前記蓋体は、蓋体下面
に、前記ボックス本体の内側壁または外側壁に設けた掛
止溝または掛止爪に掛脱自在の掛止爪または掛止溝が設
けられたことを特徴とする配線用露出ボックス。 - 【請求項5】 有底の筒体の外側面に、該筒体内へ電線
を導入するパイプが突設され、前記筒体の側壁には複数
の継手パイプ取付孔の予定部が設けられ、該予定部は周
縁部に薄肉部を有する切取板が切取り可能に形成されて
なるボックス本体と、前記継手パイプ取付孔に取り付け
ることができる継手パイプとを具備し、前記筒体の開口
部に蓋体を開閉可能に被冠した配線用露出ボックスであ
って、前記継手パイプは、取付孔に嵌着掛止されると共
に、ボックス本体に当接密着し、前記蓋体は、蓋体下面
に、前記ボックス本体の内側壁に設けた蓋ホルダーに掛
脱自在の嵌挿部が設けられたことを特徴とする配線用露
出ボックス。 - 【請求項6】 有底の筒体の外側面に、該筒体内へ電線
を導入するパイプが突設され、前記筒体の側壁には複数
の継手パイプ取付孔の予定部が設けられ、該予定部は周
縁部に薄肉部を有する切取板が切取り可能に形成されて
なるボックス本体と、前記継手パイプ取付孔に取り付け
ることができる継手パイプとを具備し、前記筒体の開口
部に蓋体を開閉可能に被冠した配線用露出ボックスであ
って、前記継手パイプは、取付孔に嵌着掛止されると共
に、ボックス本体に当接密着し、前記蓋体は、蓋体下面
に、掛止片が設けられ、前記ボックス本体の側壁には前
記掛止片の挿入部と前記蓋体を回転させることにより掛
脱自在に掛止したことを特徴とする配線用露出ボック
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006266U JP3075998U (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 配線用露出ボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006266U JP3075998U (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 配線用露出ボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3075998U true JP3075998U (ja) | 2001-03-16 |
Family
ID=43209081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000006266U Expired - Fee Related JP3075998U (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 配線用露出ボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3075998U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006296017A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-10-26 | Mirai Ind Co Ltd | 配線ボックス、閉塞具及び配線ボックス装置 |
KR100972986B1 (ko) | 2007-10-25 | 2010-07-29 | 주식회사 뉴영이시티 | 가변 벽체용 배선박스 |
-
2000
- 2000-08-30 JP JP2000006266U patent/JP3075998U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006296017A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-10-26 | Mirai Ind Co Ltd | 配線ボックス、閉塞具及び配線ボックス装置 |
KR100972986B1 (ko) | 2007-10-25 | 2010-07-29 | 주식회사 뉴영이시티 | 가변 벽체용 배선박스 |
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