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JP3071071B2 - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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Publication number
JP3071071B2
JP3071071B2 JP18028693A JP18028693A JP3071071B2 JP 3071071 B2 JP3071071 B2 JP 3071071B2 JP 18028693 A JP18028693 A JP 18028693A JP 18028693 A JP18028693 A JP 18028693A JP 3071071 B2 JP3071071 B2 JP 3071071B2
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JP
Japan
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carrier
garbage
tank
rotating shaft
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JP18028693A
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拓也 森下
敏 平田
謙治 小田
憲正 坂本
義久 大西
一豊 高馬
博之 笹倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/78Recycling of wood or furniture waste

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厨芥を分解処理する厨
芥処理装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、厨芥処理装置として、厨芥を粉砕
して脱水し、それを自動的にゴミ袋などに投棄するもの
が、例えば、特開平4-156959号公報(B02C 21/00)等にて
提案されている。しかしながら、この方式においては、
ゴミ袋などに収納された厨芥を廃棄する必要があり、廃
棄処理に手間がかかると共に、環境保全に関しても問題
となるものであった。
【0003】これらの問題を解決するため、微生物を培
養する担体を収納した処理槽内に厨芥を廃棄し、厨芥を
微生物により分解させる厨芥処理装置が、実開平2-1291
号公報(B09B 3/00)等にて提案された。この厨芥処理装
置は、担体の標準容積を確認することができず、担体が
不足している場合には厨芥を分解処理することができな
くなり、厨芥が処理槽内で腐敗して悪臭の原因となる欠
点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、簡単な構成で効率よく厨芥を分解
処理し得る厨芥処理装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
担体を収納する処理槽と、該処理槽外周を間隙を有して
覆う外装ケースと、前記処理槽の幅方向略中央部に略水
平に配設され、処理槽の相対向する壁面間に回転自在に
支持される回転軸と、該回転軸に放射状に配設される撹
拌羽根と、前記処理槽内を加熱する加熱手段と、前記処
理槽と外装ケースとの間に配設され、回転軸を正逆回転
駆動する駆動手段とを備え、前記処理槽内面には、撹拌
羽根の回転軌跡上端近傍に対応する位置に、担体の標準
容積を示す目印を設けたことを特徴とする。
【0006】本発明の第2の手段は、担体を収納する処
理槽と、該処理槽外周を間隙を有して覆う外装ケース
と、前記処理槽の幅方向略中央部に略水平に配設され、
処理槽の相対向する壁面間に回転自在に支持される回転
軸と、該回転軸に放射状に配設される撹拌羽根と、前記
処理槽内を加熱する加熱手段と、前記処理槽と外装ケー
スとの間に配設され、回転軸を正逆回転駆動する駆動手
段とを備え、前記処理槽内面には、撹拌羽根の回転軌跡
上端近傍に対応する位置に、補強部を処理槽内側に向か
って突出形成し、該補強部を担体の標準容積を示す目印
としたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の第1の手段によれば、処理槽に廃棄さ
れた厨芥は、微生物により分解処理される。長期間の使
用による担体の減少は、処理槽内面に形成した目印によ
り確認され、不足分を適宜供給し、処理槽内を標準容積
に維持する。
【0008】本発明の第2の手段によれば、処理槽に廃
棄された厨芥は、微生物により分解処理される。長期間
の使用による担体の減少は、処理槽内面に形成した目印
により確認され、不足分を適宜供給し、処理槽内を標準
容積に維持する。処理槽内面に形成した目印は、処理槽
を補強する補強部が兼用し、構成を簡素化する。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図16に基づい
て詳述する。
【0010】1は上面を開口した合成樹脂製の処理槽
で、該処理槽1内面には、後述する撹拌羽根13の回転軌
跡上端近傍に対応する位置とその下方位置に、複数の補
強部2を処理槽1内側に向かって突出形成している。前
記補強部2の上方に位置する補強部2は、撹拌羽根13の
回転軌跡上端近傍に対応する位置に形成されており、こ
の補強部2を、処理槽1に収納される担体3の標準容積
を示す目印としている。
【0011】前記担体3はおが屑等の木質細片、もみが
ら、米糠、土等の微生物培養基材からなり、本実施例で
は、特公平2-34679号公報(C02F 11/02)「木質細片によ
る汚泥の微生物処理方法」に示される木質細片を使用し
ている。本実施例で担体3として使用している木質細片
は、多孔質で良好な通気、通水性を有すると共に、袋形
動物及び微生物の繁殖に好適な水分と空気を維持する性
質を有しており、担体3に厨芥を混合すると、厨芥に付
着した輪虫類や線虫類などの袋方動物、原虫や細菌など
の微生物が繁殖し、それらの袋形動物や微生物が厨芥を
最終的に水と炭酸ガスに分解して厨芥を消滅させる。前
記処理槽1内の担体3は、上部が後述する撹拌翼11が位
置する処理部4となり、その下部の撹拌翼11が位置しな
い部分を浄化部5としている。
【0012】6は前記処理槽1上部に凹設された電動機
収納部で、担体3より略上方に設けることにより処理槽
1に収納される担体3の量が減少するのを防止してい
る。7は前記処理槽1一側面に固定される第1補強板、
8は前記処理槽1の第1補強板7が固定された一側面と
対向する他側面に固定される第2補強板で、第1補強板
7及び第2補強板8には夫々後述する撹拌翼11を軸支す
る軸受9を固定していると共に、第1補強板7は電動機
収納部6に収納される電動機10を支持している。
【0013】11は前記担体2内上部の処理部3に配設さ
れた撹拌翼で、処理槽1の幅方向略中央部に略水平に配
設され、前記軸受9に回転自在に軸支される回転軸12
と、回転軸12に放射状に固定される複数の撹拌羽根13と
から構成され、回転軸12及び撹拌羽根13は高伝熱性及び
高耐食性を有する材料、例えば、ステンレスにて形成さ
れている。前記回転軸12は、軸受9に軸支される中空軸
14と、撹拌羽根13を溶接固定した挿入軸15とから構成さ
れ、中空軸14と挿入軸15とは螺子16により固定され、一
体に回転するようになっている。前記撹拌羽根13は図5
に示す如く、断面形状略V字状に形成され、その稜線側
に向かって湾曲形成されると共に、基部を回転軸12の挿
入軸15外周に螺旋状に溶接固定されている。
【0014】17は前記回転軸12に回り止め固定されるス
プロケットで、前記電動機10の駆動軸に回り止め固定さ
れるスプロケット18との間にチェーン19を架設し、電動
機10の駆動によりチェーン19を介して撹拌翼11を回転さ
せるようになっている。20は前記第1補強板7に揺動自
在に支持される押圧部材で、チェーン19に向かって付勢
され、チェーン19の弛みを防止するようになっている。
【0015】21は前記回転軸12内に配設されるヒータか
らなる第1加熱手段で、両端を第1、第2補強板7、8
両側壁に固定した耐熱性合成樹脂製の支持体22に支持さ
れ、回転軸12に接触しないように配置されている。23は
前記支持体22に一体形成された遮熱筒で、回転軸12から
突出した第1加熱手段21の熱が漏れるのを防止するよう
になっている。
【0016】24は前記処理槽1内の浄化部5に配設され
る第2加熱手段で、処理槽1側面に断熱材25を介して固
定されるステンレス製のパイプ26と、パイプ26内に配設
されるヒータ27とから構成している。前記第1、第2加
熱手段21、24は、担体3全体を常時約20度〜40度に
維持するようになっている。
【0017】28は前記処理槽1下部に、担体3が漏れな
い程度の多数の小孔を形成した金属製の区画板29により
区画される排水部で、排水筒30を有している。31は前記
排水筒30に螺合して着脱自在に装着されるキャップで、
図示しない排水ホースが接続される排水口32を有してい
る。
【0018】33は前記処理槽1の周囲を間隙を有して覆
う筒状の金属製側壁板、34は前記側壁板33上に載置され
る合成樹脂製の天板で、側壁板33、天板34及び後述する
カバー48により処理槽1外周を間隙を有して覆う外装ケ
ースを構成している。35は処理槽1上方に形成された厨
芥投入口で、厨芥投入口35の下方には、背面側に向かっ
て漸次下方に傾斜する傾斜面36を形成し、傾斜面36の下
端部を開口37して厨芥投入口35と処理槽1内とを連通し
ている。38は前記天板34に揺動自在に支持されるシャッ
ターで、自重により開口37を閉塞する状態を維持し、厨
芥投入口35から投入されて傾斜面36を滑り落ちる厨芥に
より揺動して開口37を開放するようになっている。
【0019】39は前記天板34の厨芥投入口35と他側面と
の間に設けられた基板収納部で、スイッチや回路部品を
装着した基板40が収納されている。前記基板40はウレタ
ン樹脂などにてモールド41され、厨芥の分解に伴って発
生するガスや湿度によって基板40のプリントパターンや
回路部品が腐食したり、なめくじやゴキブリによってプ
リントパターンや回路部品がショートするのを防止して
いる。42は前記基板40に装着され、外気温を検出する温
度センサで、ウレタン樹脂などのモールド41を温度セン
サ42部分のみ薄く形成して、外気温変化に対する追従性
を向上させている。前記基板収納室39を区画するリブ43
の厨芥投入口35側及び両側上部には、後述のカバー48に
当接するパッキン44が装着され、厨芥の分解に伴って発
生するガスが厨芥投入口35を介して基板収納室39に漏れ
るのを防止している。
【0020】45は前記基板収納部39に隣接して形成さ
れ、リブ43により基板収納部39と区画される排気部で、
多数の排気孔46を穿設し、排気孔46を介して処理槽1内
と排気部45とを連通している。47は前記排気孔46を被う
フィルタで、後述の排気路51から排気孔46を介して処理
槽1内に虫が侵入するのを防止している。48は前記基板
収納部39及び排気部45を被い天板34に固定されるカバー
で、前記基板40に装着されたスイッチを操作する操作部
49を有すると共に、天板34の背面側に下方に向かって垂
下した垂下片50を形成し、カバー48と排気部45との間及
び天板34の背面とカバー48の垂下片50との間に間隔を形
成して処理槽1内を排気孔46を介して外気に連通させる
排気路51を形成している。
【0021】52は前記天板34に揺動自在に支持され厨芥
投入口35を施蓋する蓋体で、基板収納部39と隣接して配
置されるマイクロスイッチ等の図示しない検出手段を操
作する操作片53を有し、操作片53が検出手段を操作する
ことにより蓋体52の開放を検出するようになっている。
54は前記蓋体52に装着されたパッキンで、天板34の厨芥
投入口35周縁に当接し、天板34と蓋体52との間から厨芥
投入口35を介して処理槽1内に虫等が侵入するのを防止
するようになっている。55は前記蓋体52に装着した磁石
で、天板34の厨芥投入口35周縁に装着した磁性体56に吸
着し、強風などによって不用意に蓋体52が開放するのを
防止すると共に、蓋体52に装着したパッキン54を厨芥投
入口35周縁に密着させて、虫等が天板34と蓋体52との間
から処理槽1内に侵入するのを確実に防止するようにな
っている。
【0022】57は前記蓋体52内面に装着され、開口37上
方に位置するシート状の防虫剤で、ポリオレフィン樹脂
などの合成樹脂にピレスロイド系の成分を混合して成型
されており、防虫剤57から蒸散したピレスロイド系の成
分は空気の8倍の比重を有するため、開口37に向かって
沈降し、処理槽1内に発生した害虫が開口37を介して厨
芥投入口35側に出るのを防止すると共に、出てきた害虫
をピレスロイド系の成分により駆除するようになってい
る。従って、厨芥を排気する際に蓋体52を開放しても害
虫が飛び出すことはなく、使用者に不快感を与えること
がない。58は前記蓋体52に一体的に形成された取付ボス
で、先端に取付ボス58外径より径大な頭部59を有すると
共に、側面に頭部59との間に間隔を有して放射状リブ60
を形成している。前記防虫剤57には、一対の切込61を有
し取付ボス58外周より大径で頭部59より小径の取付穴62
が形成され、切込61によって取付穴62を変形させながら
防虫剤57を取付ボス58の頭部59と放射状リブ60との間に
装着するようになっており、防虫剤57は放射状リブ60に
よって蓋体52との間に間隔を維持することにより蒸散性
を向上するようになっている。
【0023】次に、図13に基づいて回路を説明する。
63は前記基板40に装着されたスイッチを有するスイッチ
回路、64は蓋体52の開放を検出するマイクロスイッチ等
の検出手段、65は前記スイッチ回路63、検出手段64及び
温度センサ42からの信号を入力するマイクロコンピュー
タからなる制御回路で、電動機10を駆動制御する電動機
駆動部66、第1加熱手段21を通電制御する第1ヒータ制
御部67及び第2加熱手段24のヒータ27を通電制御する第
2ヒータ制御部68を制御するようになっている。
【0024】而して、厨芥を処理する際には、蓋体52を
開放し、厨芥投入口35から傾斜面36に厨芥を落し、水と
共に厨芥を処理槽1内に流し込む。この時、蓋体52は図
3に示すごとく、操作部49を被うように開放するので、
蓋体52を開放した状態で誤って操作部49を操作すること
はない。また、蓋体52を開放した状態で操作部49を操作
しても、検出手段64が蓋体52の開放を検出し、制御回路
65が電動機10への通電を停止するので、蓋体52を開放し
た状態で撹拌翼11が回転することはない。
【0025】厨芥の投入が終了すると、蓋体52を閉塞
し、操作部49を操作する。この状態では、制御回路65
は、検出手段64からの蓋体52の閉塞を示す信号を入力
し、操作部49の操作により電動機10を正転させて、撹拌
翼11を図5に示す実線矢印方向に回転させる。撹拌翼11
は、撹拌羽根13のV字状に折曲した稜線側に回転するた
め、厨芥と担体3は容易に軸方向に押しやられ、比較的
小さな負荷で回転する。また、撹拌羽根13は稜線側に向
かって湾曲しているため、担体3上に位置する厨芥を担
体3内に効率よく引き込み、短期間に効率よく担体3と
混合する。さらに、撹拌羽根13は螺旋状に配置している
ため、厨芥と担体3を回転方向のみならず、軸方向にも
移動させて撹拌することになり、一層撹拌効率が向上す
る。
【0026】制御回路65は、電動機10を一定時間、本実
施例では20秒正転させると、運転を停止し、電動機10が
完全に停止するまでの所定時間後、本実施例では5秒経
過後に、電動機10を逆回転させ、撹拌翼11を図5に示す
破線矢印方向に回転させる。制御回路65は電動機10が完
全に停止した後電動機10を逆回転させるので、電動機10
の起動時に逆起電力が生じることがなく、電動機10の耐
久性を向上することができる。電動機10の逆回転状態で
は、撹拌羽根13は厨芥と担体3を外周に押しやるように
しながら撹拌し、処理槽1側壁との間で厨芥を粉砕す
る。この回転方向は正転方向の回転に比べると負荷が大
きくなるが、粉砕能力が向上する。
【0027】制御回路65は電動機10を一定時間、本実施
例では20秒逆転させると、電動機10が完全に停止するま
での前記所定時間後に再度正転させる。この正転と逆転
とを交互に反復し、合計20分間経過すると運転を停止す
る。
【0028】処理部4の担体3には、厨芥の処理槽1内
への廃棄により厨芥に付着した線虫類や輪虫類などの袋
形動物、及び原虫や細菌などの微生物が繁殖し、主に袋
形動物及び原虫が厨芥を食べて消滅させる。処理槽1に
廃棄される厨芥は、撹拌翼11と処理槽1側壁との間で破
砕されているので、比較的短時間で分解消滅する。ま
た、担体2は、第1、第2加熱手段21、24により袋形動
物及び微生物が活性化する温度に維持されているため、
袋形動物及び微生物が活発化し、厨芥の分解処理効率が
一層向上する。
【0029】厨芥とともに処理槽1に供給された水は、
厨芥を分解することにより生じた水とともに浄化部5を
通過して排水部28に排水される。この水には、厨芥が完
全に分解されるまでの過程で生じる成分、即ち、糖類、
アミノ酸、有機酸等が含有されているが、この成分を浄
化部5の担体3に繁殖する微生物、特に細菌により分解
し、浄化して排水部28に排水する。また、前記袋形動物
や微生物の廃棄物及び死骸も細菌により分解される。
尚、前記成分、袋形動物や微生物の廃棄物及び死骸は、
処理部4の担体3に繁殖した細菌によっても分解され
る。上述した袋形動物及び微生物の食物連鎖により悪臭
及び残渣をほとんど生じさせることなく、ほぼ完全に分
解処理することができる。
【0030】排水部28に排水された水は、排水口32を介
して排水ホースから排水される。排水部28を区画する区
画板29が詰まった場合などには、排水筒30からキャップ
31を取り外し、水道に接続した散水ホースを、排水筒30
を介して排水部28に挿入し、散水ホースからの水により
洗浄する。
【0031】担体3は木質細片から構成されているた
め、微生物による分解はほとんどないが、排水とともに
流出するなどの原因により長期間の使用によって減少す
る。シャッター38を開放して処理槽1内を覗いた際、上
方の補強部2が担体3から見える場合には、担体3が基
準容積未満であるから、図15に示す投入ガイド69を折
り曲げ、図14に示すごとく、蓋体52を被うように装着
し、投入ガイド69及び傾斜面36を案内として担体3を適
宜補充する。蓋体52を被うように投入ガイド69を装着す
るので、蓋体52の操作片53に沿って蓋体52の開閉検出手
段側に担体3が侵入することがなく、蓋体52の回動不良
や蓋体52の開閉検知不良が生じることがない。投入ガイ
ド69は、図16に示す梱包状態のごとく、上部緩衝体70
に形成された切欠部71に嵌合され、上部緩衝体70間の間
隔を保持することにより側面の強度を補強すると共に、
上面の補強を行うようになっている。
【0032】
【発明の効果】以上の如く本発明の請求項1の構成によ
れば、処理槽内の担体容積を簡単な構成で確実に確認す
ることができ、担体の不足による厨芥分解能力低下を防
止し、高い厨芥処理能力を維持することができる等の効
果を奏する。
【0033】本発明の請求項2の構成によれば、処理槽
を補強する補強部を利用して、処理槽内の担体容積を簡
単な構成で確実に確認することができ、担体の不足によ
る厨芥分解能力低下を防止し、高い厨芥処理能力を維持
することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】同他の方向から見た断面図である。
【図3】同蓋体の開放状態を示す断面図である。
【図4】同側壁板を破断した側面図である。
【図5】同撹拌翼の斜視図である。
【図6】同要部拡大断面図である。
【図7】同上面図である。
【図8】同基板の側面図である。
【図9】同要部拡大斜視図である。
【図10】同一部を破断した要部拡大斜視図である。
【図11】同蓋体の開放状態を示す斜視図である。
【図12】同要部拡大斜視図である。
【図13】同回路図である。
【図14】同担体補充状態を示す斜視図である。
【図15】同投入ガイドの平面図である。
【図16】同梱包状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 処理槽 2 補強部 3 担体 10 電動機 11 撹拌翼 35 厨芥投入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 憲正 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 大西 義久 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 高馬 一豊 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 笹倉 博之 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−96262(JP,A) 実開 昭62−27363(JP,U) 実開 平2−1291(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 C02F 11/02 C05F 9/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 担体を収納する処理槽と、該処理槽外周
    を間隙を有して覆う外装ケースと、前記処理槽の幅方向
    略中央部に略水平に配設され、処理槽の相対向する壁面
    間に回転自在に支持される回転軸と、該回転軸に放射状
    に配設される撹拌羽根と、前記処理槽内を加熱する加熱
    手段と、前記処理槽と外装ケースとの間に配設され、回
    転軸を正逆回転駆動する駆動手段とを備え、前記処理槽
    内面には、撹拌羽根の回転軌跡上端近傍に対応する位置
    に、担体の標準容積を示す目印を設けたことを特徴とす
    る厨芥処理装置。
  2. 【請求項2】 担体を収納する処理槽と、該処理槽外周
    を間隙を有して覆う外装ケースと、前記処理槽の幅方向
    略中央部に略水平に配設され、処理槽の相対向する壁面
    間に回転自在に支持される回転軸と、該回転軸に放射状
    に配設される撹拌羽根と、前記処理槽内を加熱する加熱
    手段と、前記処理槽と外装ケースとの間に配設され、回
    転軸を正逆回転駆動する駆動手段とを備え、前記処理槽
    内面には、撹拌羽根の回転軌跡上端近傍に対応する位置
    に、補強部を処理槽内側に向かって突出形成し、該補強
    部を担体の標準容積を示す目印としたことを特徴とする
    厨芥処理装置。
JP18028693A 1993-07-21 1993-07-21 厨芥処理装置 Expired - Fee Related JP3071071B2 (ja)

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