JP3069862B2 - 転写シート - Google Patents
転写シートInfo
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Description
能性の付与を目的にした、意匠性の高い転写シートに関
するものである。
品等に簡単に絵付する方法として利用されて来ており、
広範囲にわたって多数の用途に有効に活用されている。
このような転写シートとしては、離型性基材シートの片
面に、透明剥離層、絵柄印刷層及び接着剤層をこの順に
積層したものがあるが、柄が表面的且つ平坦になってし
まう。また、天然木材の「照り」を表現するために、上
記転写シートの絵柄印刷層が木目柄であり、接着剤層中
に酸化チタンが表面コートされたマイカ超薄片が分散さ
れているもの(実公昭62−20319)がある。この転写シ
ートは表面における反射光や、表面より奥から出て来る
ものなど種々の反射光が入り交じって、天然木材の持つ
「照り」に近い効果を具現できるが「照り」が全面的に
あるため平面的な仕上がりとなり、天然木材の持つ、見
る角度によって光輝性が変化するように複雑な効果はな
い。あるいは、離型性基材シート上に、透明剥離層、絵
柄印刷層、光輝性顔料を含有したインキによる木目絵柄
層及び接着剤層をこの順に積層した転写シートもある
が、これも表面と内部の反射光が入り混じって良好な
「照り」の効果を示すが深みを感じさせる柄の奥行き感
に乏しい。また、製品に高級感を与えるために、金属の
蒸着や、光輝性顔料を含有するインキのベタ印刷による
光沢層を設けたものもあるが、これらの転写シートも光
沢層が平坦なため、転写しても単調な外観しか得ること
ができない。
性の高い転写シートを提供することにある。
石目柄からなる絵柄印刷層、該絵柄印刷層を印刷する版
の逆版によって印刷されてなる白インキ絵柄層、光沢層
及び接着剤層がこの順に積層されていることを特徴とす
る転写シート』、 『 該光沢層が光輝性顔料を含有するインキで印刷さ
れていることを特徴とする請求項記載の転写シート』
及び、 『 請求項又は記載の転写シートにおいて白イン
キ絵柄層のインキが微細な粒子を含有した艶消しインキ
であることを特徴とする転写シート』 を要旨とするものである。
って、離型性基材シート1上に、透明剥離層2、絵柄印
刷層3、白インキ絵柄層4、光沢層5及び接着剤層6が
この順に積層されている。
レン、ポリエチレン、ナイロン、セロハン等のプラスチ
ックフィルム、紙、金属箔あるいはこれらの複合フィル
ム等の通常の転写シートの基材シートとして常用されて
いるものを使用するとよい。
と共に、適当な剥離性を与えるもので、アクリル系樹
脂、ゴム系樹脂、ビニル系樹脂、変性フェノール性樹
脂、エポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、ロジン、ワッ
クス等の透明で剥離が良好な樹脂系インキ、あるいはそ
れらに必要に応じてシリコン等の離型剤を添加してなる
樹脂系インキを用い、グラビア印刷法、シルクスクリー
ン印刷法等の通常の印刷法により設けると良い。
層4及び光沢層5が透視できるものが望ましい。透明性
の高いインキを用いて形成されたものはこの条件を満た
すが、透明性がない場合でも、網点を用いて形成された
ものは網点同士の間から下層が透視できる。この絵柄印
刷層3は、透明剥離層2との接着性が良い樹脂バインダ
ーを溶剤に溶かしたベヒクル中に着色顔料、添加剤等を
分散させてなるインキを用いて、グラビア印刷法、シル
クスクリーン印刷法等の通常の印刷方法により、木目
柄、石目柄等を設けるとよい。
版で印刷することにより、白インキで印刷されていな
い、絵柄印刷層3の透明印刷部分において下層となる光
沢層5が透視でき、白インキで印刷されたその他の部分
は下層の光沢層5が透視できない。したがって、上層の
絵柄印刷層3の一部に深みを与えることができ、また白
インキは通常艶消し性であるため、全体に艶有りの部分
と艶消しの部分が生じ、視覚的凹凸感が与えられる。ま
た、この白インキに添加剤として微粒子を分散させる
と、更に艶消し効果が高まる。この白インキ絵柄層4
は、絵柄印刷層3との接着性がよいバインダーを溶剤に
溶かしたベヒクル中に、二酸化チタン、酸化亜鉛などの
公知の白色顔料と、シリカ、炭酸カルシウム、ポリエチ
レンワックス、ガラスビーズ等の微粒子及び適当な添加
剤を分散させてなるインキを用い、グラビア印刷法、シ
ルクスクリーン印刷法等の通常の印刷方法により設ける
とよい。また、ベヒクルに対する白色顔料及び微粒子等
の添加剤の割合は、印刷に使用する状態で40〜50%が効
果的にも良く、インキ的にも使用しやすい。これ以上固
形成分の濃度が高まると、印刷中に版づまりを起こしや
すくなり、さらに固形成分が沈澱したり印刷後にインキ
層強度が低くなる等の問題が生じやすい。なお、絵柄印
刷層及び白インキ絵柄層の絵柄に応じ、白インキに着目
してもよい。
層4の下から光沢を与えるものであって、金属の蒸着や
光輝性顔料を含有するインキのベタ印刷によって形成で
きる。
よい。
側の部分や真珠を粉砕したもの、マイカ、マイカの微粒
子にTiO2または酸化鉄を焼き付けたもの、 (b) 金属粉、具体的には銅、アルミニウム、真鍮、
青銅、金、銀通の好ましくは1〜120μの微粒子、 (c) 蒸着されたプラスチックフィルムの破片、例え
ばポリエチレンテレフタレーオフィルムに上記のような
金属、通常はアルミニウムを蒸着し、粉砕したもの(銀
色粉)、蒸着ののち透明な黄色塗装を行って粉砕したも
の(金色粉)。
の接着性のよい樹脂バインダーを溶剤に溶かしたベヒク
ル中に、分散、インキ化し、グラビア印刷法、シルクス
クリーン印刷法等の通常の印刷方法により塗工すればよ
い。
の表面に適した、感熱性あるいは感圧性の樹脂を用い
る。例えば、被転写体がAS樹脂の場合はアクリル系樹脂
やビニル系樹脂を、被転写体がポリプロピレンの場合は
塩素化ポリプロピレン系樹脂やエチレン−酢酸ビニル共
重合系樹脂等を用いるとよい。接着剤の塗布方法は通常
の印刷方法でよい。
ー)の片面に、アクリル樹脂系の透明剥離剤(昭和イン
ク工業所製、ハクリ45)を全面均一に厚さが1μとなる
ようにグラビアベタコートした。次いで前記透明剥離層
上にアクリル樹脂系の着色透明インキ(昭和インク工業
所製、BC−耐熱)を用い、木目柄のグラビア版にて印刷
し、続いて前記絵柄印刷層上に艶消し白インキ(昭和イ
ンク工業所製、BC−耐熱ホワイトコンク)を用い、前記
木目柄グラビア版の逆版にて印刷した。その後、前記白
インキ絵柄層上にアクリル樹脂系パールインキ(昭和イ
ンク工業所製、GGパール)を全面均一に厚さが3μとな
るようにグラビアベタコートして光沢層を形成し、最後
に前記光沢層上にアクリル樹脂系接着剤(昭和インク工
業所製、HS−32)を全面均一に厚さが10μとなるように
グラビアベタコートし、本発明の転写シートを得た。
せ、表面温度200℃のシリコンゴムローラーを用い、送
り速度4m/min、圧力10kg/cm2の条件で、ロールプレス法
にて熱圧転写し、木目柄転写製品を得た。
分において下層の光沢層が透視でき、しかも見る角度に
より光沢層の見え方が異なるため、天然木材の持つ「照
り」が表現され、且つ立体感のあるものであった。
を印刷する版の逆版で艶消し白インキを用いて印刷した
層が設けられていることにより、木目柄又は石目柄の着
色透明印刷部分において下層の光沢層が透視でき、表面
の絵柄印刷層上に艶有りの部分と艶消しの部分が現れ、
木目柄又は石目柄の凹凸感が表現される。また、表面に
おける反射項と内部の光沢層からの反射光が入り混じっ
て天然木材又は天然石材の持つ「照り」が表現され、奥
行き感のある、より天然木材又は天然石材に近い高忠実
で意匠性の高い転写製品が得られる。
Claims (3)
- 【請求項1】離型性基材シート上に、透明剥離層、木目
柄又は石目柄からなる絵柄印刷層、該絵柄印刷層を印刷
する版の逆版によって印刷されてなる白インキ絵柄層、
光沢層及び接着剤層がこの順に積層されていることを特
徴とする転写シート。 - 【請求項2】該光沢層が光輝性顔料を含有するインキで
印刷されていることを特徴とする請求項1記載の転写シ
ート。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の転写シートにおいて
白インキ絵柄層のインキが微細な粒子を含有した艶消し
インキであることを特徴とする転写シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2290347A JP3069862B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 転写シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2290347A JP3069862B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 転写シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04163198A JPH04163198A (ja) | 1992-06-08 |
JP3069862B2 true JP3069862B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=17754875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2290347A Expired - Lifetime JP3069862B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 転写シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069862B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4650960B2 (ja) * | 2009-08-11 | 2011-03-16 | 大和グランド株式会社 | 装飾シート |
-
1990
- 1990-10-26 JP JP2290347A patent/JP3069862B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04163198A (ja) | 1992-06-08 |
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