[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP3069862B2 - 転写シート - Google Patents

転写シート

Info

Publication number
JP3069862B2
JP3069862B2 JP2290347A JP29034790A JP3069862B2 JP 3069862 B2 JP3069862 B2 JP 3069862B2 JP 2290347 A JP2290347 A JP 2290347A JP 29034790 A JP29034790 A JP 29034790A JP 3069862 B2 JP3069862 B2 JP 3069862B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
pattern
ink
printing
transfer sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2290347A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04163198A (ja
Inventor
和彦 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2290347A priority Critical patent/JP3069862B2/ja
Publication of JPH04163198A publication Critical patent/JPH04163198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3069862B2 publication Critical patent/JP3069862B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラスチック成形品等の表面の化粧及び機
能性の付与を目的にした、意匠性の高い転写シートに関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、転写シートは多種類存在し、プラスチック成形
品等に簡単に絵付する方法として利用されて来ており、
広範囲にわたって多数の用途に有効に活用されている。
このような転写シートとしては、離型性基材シートの片
面に、透明剥離層、絵柄印刷層及び接着剤層をこの順に
積層したものがあるが、柄が表面的且つ平坦になってし
まう。また、天然木材の「照り」を表現するために、上
記転写シートの絵柄印刷層が木目柄であり、接着剤層中
に酸化チタンが表面コートされたマイカ超薄片が分散さ
れているもの(実公昭62−20319)がある。この転写シ
ートは表面における反射光や、表面より奥から出て来る
ものなど種々の反射光が入り交じって、天然木材の持つ
「照り」に近い効果を具現できるが「照り」が全面的に
あるため平面的な仕上がりとなり、天然木材の持つ、見
る角度によって光輝性が変化するように複雑な効果はな
い。あるいは、離型性基材シート上に、透明剥離層、絵
柄印刷層、光輝性顔料を含有したインキによる木目絵柄
層及び接着剤層をこの順に積層した転写シートもある
が、これも表面と内部の反射光が入り混じって良好な
「照り」の効果を示すが深みを感じさせる柄の奥行き感
に乏しい。また、製品に高級感を与えるために、金属の
蒸着や、光輝性顔料を含有するインキのベタ印刷による
光沢層を設けたものもあるが、これらの転写シートも光
沢層が平坦なため、転写しても単調な外観しか得ること
ができない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、光沢があって立体感に富んだ、意匠
性の高い転写シートを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の課題を解決するものてあって、 『 離型性基材シート上に、透明剥離層、木目柄又は
石目柄からなる絵柄印刷層、該絵柄印刷層を印刷する版
の逆版によって印刷されてなる白インキ絵柄層、光沢層
及び接着剤層がこの順に積層されていることを特徴とす
る転写シート』、 『 該光沢層が光輝性顔料を含有するインキで印刷さ
れていることを特徴とする請求項記載の転写シート』
及び、 『 請求項又は記載の転写シートにおいて白イン
キ絵柄層のインキが微細な粒子を含有した艶消しインキ
であることを特徴とする転写シート』 を要旨とするものである。
〔実施例〕
図面を引用して本発明を説明する。
図は請求項1記載の転写シートの形態を示すものであ
って、離型性基材シート1上に、透明剥離層2、絵柄印
刷層3、白インキ絵柄層4、光沢層5及び接着剤層6が
この順に積層されている。
離型性基材シート1には、ポリエステル、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ナイロン、セロハン等のプラスチ
ックフィルム、紙、金属箔あるいはこれらの複合フィル
ム等の通常の転写シートの基材シートとして常用されて
いるものを使用するとよい。
透明剥離層2は、転写後に絵柄印刷層などを保護する
と共に、適当な剥離性を与えるもので、アクリル系樹
脂、ゴム系樹脂、ビニル系樹脂、変性フェノール性樹
脂、エポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、ロジン、ワッ
クス等の透明で剥離が良好な樹脂系インキ、あるいはそ
れらに必要に応じてシリコン等の離型剤を添加してなる
樹脂系インキを用い、グラビア印刷法、シルクスクリー
ン印刷法等の通常の印刷法により設けると良い。
絵柄印刷層3は、転写後に下層になる、白インキ絵柄
層4及び光沢層5が透視できるものが望ましい。透明性
の高いインキを用いて形成されたものはこの条件を満た
すが、透明性がない場合でも、網点を用いて形成された
ものは網点同士の間から下層が透視できる。この絵柄印
刷層3は、透明剥離層2との接着性が良い樹脂バインダ
ーを溶剤に溶かしたベヒクル中に着色顔料、添加剤等を
分散させてなるインキを用いて、グラビア印刷法、シル
クスクリーン印刷法等の通常の印刷方法により、木目
柄、石目柄等を設けるとよい。
白インキ絵柄層4は、絵柄印刷層3を印刷する版の逆
版で印刷することにより、白インキで印刷されていな
い、絵柄印刷層3の透明印刷部分において下層となる光
沢層5が透視でき、白インキで印刷されたその他の部分
は下層の光沢層5が透視できない。したがって、上層の
絵柄印刷層3の一部に深みを与えることができ、また白
インキは通常艶消し性であるため、全体に艶有りの部分
と艶消しの部分が生じ、視覚的凹凸感が与えられる。ま
た、この白インキに添加剤として微粒子を分散させる
と、更に艶消し効果が高まる。この白インキ絵柄層4
は、絵柄印刷層3との接着性がよいバインダーを溶剤に
溶かしたベヒクル中に、二酸化チタン、酸化亜鉛などの
公知の白色顔料と、シリカ、炭酸カルシウム、ポリエチ
レンワックス、ガラスビーズ等の微粒子及び適当な添加
剤を分散させてなるインキを用い、グラビア印刷法、シ
ルクスクリーン印刷法等の通常の印刷方法により設ける
とよい。また、ベヒクルに対する白色顔料及び微粒子等
の添加剤の割合は、印刷に使用する状態で40〜50%が効
果的にも良く、インキ的にも使用しやすい。これ以上固
形成分の濃度が高まると、印刷中に版づまりを起こしや
すくなり、さらに固形成分が沈澱したり印刷後にインキ
層強度が低くなる等の問題が生じやすい。なお、絵柄印
刷層及び白インキ絵柄層の絵柄に応じ、白インキに着目
してもよい。
光沢層5は、転写後の絵柄印刷層3及び白インキ絵柄
層4の下から光沢を与えるものであって、金属の蒸着や
光輝性顔料を含有するインキのベタ印刷によって形成で
きる。
蒸着に使用する金属は、Al、Cr、Cu等の通常のもので
よい。
光輝性顔料の例を挙げれば、次の通りある。
(a) パール顔料と称するもの、具体的には貝殻の内
側の部分や真珠を粉砕したもの、マイカ、マイカの微粒
子にTiO2または酸化鉄を焼き付けたもの、 (b) 金属粉、具体的には銅、アルミニウム、真鍮、
青銅、金、銀通の好ましくは1〜120μの微粒子、 (c) 蒸着されたプラスチックフィルムの破片、例え
ばポリエチレンテレフタレーオフィルムに上記のような
金属、通常はアルミニウムを蒸着し、粉砕したもの(銀
色粉)、蒸着ののち透明な黄色塗装を行って粉砕したも
の(金色粉)。
以上のような光輝性顔料を、絵柄印刷層3のインキと
の接着性のよい樹脂バインダーを溶剤に溶かしたベヒク
ル中に、分散、インキ化し、グラビア印刷法、シルクス
クリーン印刷法等の通常の印刷方法により塗工すればよ
い。
接着剤層6には被転写体であるプラスチック成形品等
の表面に適した、感熱性あるいは感圧性の樹脂を用い
る。例えば、被転写体がAS樹脂の場合はアクリル系樹脂
やビニル系樹脂を、被転写体がポリプロピレンの場合は
塩素化ポリプロピレン系樹脂やエチレン−酢酸ビニル共
重合系樹脂等を用いるとよい。接着剤の塗布方法は通常
の印刷方法でよい。
次に実施例により、本発明を更に詳述する。
実施例 厚さ25μのポリエチレンフィルム(東レ製、ルミラ
ー)の片面に、アクリル樹脂系の透明剥離剤(昭和イン
ク工業所製、ハクリ45)を全面均一に厚さが1μとなる
ようにグラビアベタコートした。次いで前記透明剥離層
上にアクリル樹脂系の着色透明インキ(昭和インク工業
所製、BC−耐熱)を用い、木目柄のグラビア版にて印刷
し、続いて前記絵柄印刷層上に艶消し白インキ(昭和イ
ンク工業所製、BC−耐熱ホワイトコンク)を用い、前記
木目柄グラビア版の逆版にて印刷した。その後、前記白
インキ絵柄層上にアクリル樹脂系パールインキ(昭和イ
ンク工業所製、GGパール)を全面均一に厚さが3μとな
るようにグラビアベタコートして光沢層を形成し、最後
に前記光沢層上にアクリル樹脂系接着剤(昭和インク工
業所製、HS−32)を全面均一に厚さが10μとなるように
グラビアベタコートし、本発明の転写シートを得た。
上記転写シートの接着剤層面をABS樹脂板と密着さ
せ、表面温度200℃のシリコンゴムローラーを用い、送
り速度4m/min、圧力10kg/cm2の条件で、ロールプレス法
にて熱圧転写し、木目柄転写製品を得た。
得られた木目柄転写製品は、木目柄の着色透明印刷部
分において下層の光沢層が透視でき、しかも見る角度に
より光沢層の見え方が異なるため、天然木材の持つ「照
り」が表現され、且つ立体感のあるものであった。
〔発明の作用、効果〕
本発明によれば、光沢層上に所望の木目柄又は石目柄
を印刷する版の逆版で艶消し白インキを用いて印刷した
層が設けられていることにより、木目柄又は石目柄の着
色透明印刷部分において下層の光沢層が透視でき、表面
の絵柄印刷層上に艶有りの部分と艶消しの部分が現れ、
木目柄又は石目柄の凹凸感が表現される。また、表面に
おける反射項と内部の光沢層からの反射光が入り混じっ
て天然木材又は天然石材の持つ「照り」が表現され、奥
行き感のある、より天然木材又は天然石材に近い高忠実
で意匠性の高い転写製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の転写シートの断面図である。 1……離型性基材シート 2……透明剥離層 3……絵柄印刷層 4……白インキ絵柄層 5……光沢層 6……接着剤層

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】離型性基材シート上に、透明剥離層、木目
    柄又は石目柄からなる絵柄印刷層、該絵柄印刷層を印刷
    する版の逆版によって印刷されてなる白インキ絵柄層、
    光沢層及び接着剤層がこの順に積層されていることを特
    徴とする転写シート。
  2. 【請求項2】該光沢層が光輝性顔料を含有するインキで
    印刷されていることを特徴とする請求項1記載の転写シ
    ート。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の転写シートにおいて
    白インキ絵柄層のインキが微細な粒子を含有した艶消し
    インキであることを特徴とする転写シート。
JP2290347A 1990-10-26 1990-10-26 転写シート Expired - Lifetime JP3069862B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2290347A JP3069862B2 (ja) 1990-10-26 1990-10-26 転写シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2290347A JP3069862B2 (ja) 1990-10-26 1990-10-26 転写シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04163198A JPH04163198A (ja) 1992-06-08
JP3069862B2 true JP3069862B2 (ja) 2000-07-24

Family

ID=17754875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2290347A Expired - Lifetime JP3069862B2 (ja) 1990-10-26 1990-10-26 転写シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3069862B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4650960B2 (ja) * 2009-08-11 2011-03-16 大和グランド株式会社 装飾シート

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04163198A (ja) 1992-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN113453911A (zh) 中间转印介质、记录介质、装饰片和装饰品
JP3069862B2 (ja) 転写シート
JP2586989Y2 (ja) 転写箔
JPH0136891Y2 (ja)
KR100481627B1 (ko) 금속질감을갖는합성수지재시트의제조방법
JP2542502Y2 (ja) 包装材料
JP2000062081A (ja) 化粧シート
JP3908324B2 (ja) 積層体
JP2002029200A (ja) 金属調外観を有する装飾フィルム
JP3217467B2 (ja) 転写シート
JPH11314317A (ja) 化粧材
JP4602111B2 (ja) 光輝性化粧紙及びその製造方法
JPH10305509A (ja) 光輝性印刷物
JPH0483700A (ja) 転写箔
JP2004268502A (ja) フリップフロップ性印刷物
JP3572916B2 (ja) 虹彩色を有する積層材料
JPH0114478Y2 (ja)
JPS60157855A (ja) 虹彩箔および虹彩粉
JPH04163197A (ja) 転写シート
JPH0221280Y2 (ja)
JPS6119899A (ja) 金属光沢模様紙
JP3069848U (ja) 真珠光沢紙
JPH0455872B2 (ja)
JPS6136360Y2 (ja)
JPH1076608A (ja) 化粧紙

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080526

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 11