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JP3067945B2 - 変調装置およびその変調装置を備えた無線装置 - Google Patents

変調装置およびその変調装置を備えた無線装置

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Publication number
JP3067945B2
JP3067945B2 JP6088755A JP8875594A JP3067945B2 JP 3067945 B2 JP3067945 B2 JP 3067945B2 JP 6088755 A JP6088755 A JP 6088755A JP 8875594 A JP8875594 A JP 8875594A JP 3067945 B2 JP3067945 B2 JP 3067945B2
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JP
Japan
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frequency
signal
output
transmission
integer
Prior art date
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JP6088755A
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Inventor
博一 石田
和也 沖
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP6088755A priority Critical patent/JP3067945B2/ja
Publication of JPH07177186A publication Critical patent/JPH07177186A/ja
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、送信周波数と異なっ
た周波数の局部発振信号(被変調信号)を用いることの
できる変調装置、およびその変調装置を有した無線装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術1. 図7は、従来技術1の変調装置を示すブロック図であ
る。図において、1は搬送波の周波数を持った第1局部
発振信号を発生する周波数シンセサイザによる第1の周
波数発生器であり、電圧制御型周波数可変発振器(以
下、VCOという)11、プリスケーラ12、分周回路
13、温度補償型水晶発振器(以下、TCXOという)
14および位相比較回路15からなるフェーズロックド
ループによって構成されている。2は送信のローカル用
の第2局部発振信号を発生する周波数シンセサイザによ
る第2の周波数発生器であり、同様にVCO21、プリ
スケーラ22、分周回路23、TCXO24および位相
比較回路25からなるフェーズロックドループによって
構成されている。3はベースバンド信号を発生する波形
生成回路であり、4はこのベースバンド信号により第1
の周波数発生器1からの第1局部発振信号を変調する直
交変調器である。5はこの直交変調器4より出力された
変調出力から基本変調波を抽出するローパスフィルタ
(以下、ローパスフィルタという)である。6はこのロ
ーパスフィルタ5から出力される基本変調波と第2局部
発振信号とをミキシングして、所定の送信周波数による
送信変調波信号を生成するアップコンバータである。
【0003】また、前記直交変調器4内において、41
は第1の周波数発生器1の発生する第1局部発振信号よ
り、互いに90゜の位相差を持った2つの搬送波を生成
する移相回路であり、42はこの移相回路41からの信
号をそれぞれ増幅して波形整形する機能を持ったドライ
ブ回路である。43はこのドライブ回路42からの信号
を、波形生成回路3の発生するベースバンド信号によっ
て変調する変調回路を形成するアナログスイッチであ
る。
【0004】次に動作について説明する。第1の周波数
発生器1はVCO11より周波数f11を有する第1局
部発振信号を発生する。この第1局部発振信号は直交変
調器4に入力されて、移相回路41により互いに90゜
の位相差を持つ信号となってドライブ回路42に入力さ
れる。ドライブ回路42はその信号を増幅してアナログ
スイッチ43に入力する。アナログスイッチ43は入力
された信号を波形生成回路3で生成した周波数f12の
ベースバンド信号により変調してローパスフィルタ5に
送出する。
【0005】ここで、このベースバンド信号としては、
音声やG3ファクシミリ等のアナログ信号、音声やG3
ファクシミリ等のアナログ信号をA/D変換したディジ
タル信号、パーソナルコンピュータやディジタルファク
シミリ等のディジタル信号、あるいはそれらと所定の関
係を持つ情報信号などがあり、波形生成回路3はそれら
の信号のいずれかを発生する装置で形成されている。
【0006】ローパスフィルタ5は直交変調器4より受
け取った変調出力の中から、周波数f13(=f11
12)の基本変調波を抽出してアップコンバータ6に送
る。アップコンバータ6はこのローパスフィルタ5から
の基本変調波と、第2の周波数発生器2が発生した周波
数f14の第2局部発振信号とをミキシングし、所定の周
波数f15(=f13+f14)による送信変調波信号を生成
して出力する。
【0007】なお、このような従来の変調装置に関連し
た技術が記載された文献としては特願平2−25898
1号などがある。
【0008】従来技術2. 図8は従来技術2の無線装置の構成を示すブロック図で
ある。図8において図7と同一または相当の部分につい
ては同一の符号を付し説明を省略する。46は移相回路
41から出力された搬送波を、波形生成回路3において
生成したベースバンド信号により変調する変調回路、4
5は変調回路46の出力する変調回路出力信号から基本
変調波を抽出するローパスフィルタである。52は直交
変調器4から出力された基本変調波を増幅する電力増幅
器である。70は受信復調部(復調装置)であり、受信
波入力信号と周波数発生器1から出力される局部発振信
号とをミキシングするダウンコンバータ71と、ダウン
コンバータ71の出力を受けて復調を行なう復調回路7
2とを備えている。
【0009】次に動作について説明する。本従来技術2
に係る無線装置の周波数発生器1のVCO11は、送信
周波数と同一の周波数の局部発振信号を発生する。この
局部発振信号は、直交変調器4および受信復調部70に
入力される。直交変調器4では、移相回路41により互
いに90゜の位相差を有した搬送波に変換され、変調回
路46に出力される。変調回路46では、入力された前
記搬送波を波形生成回路3から送られてくるベースバン
ド信号により変調し、ローパスフィルタ45に出力す
る。ローパスフィルタ45は、変調回路46から出力さ
れる変調出力から基本変調波を抽出し、電力増幅器52
に出力する。電力増幅器52に入力された基本変調波
は、所定の信号レベルまで増幅され出力される。
【0010】一方、受信復調部70に入力された前記局
部発振信号は、ダウンコンバータ71により受信波入力
信号とミキシングされた後、復調回路72に送られ受信
信号が復調される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の変調装置は以上
のように構成されているので、上記従来技術1に示した
ように、所定の送信変調波を得るために、変調を行なう
周波数f11の第1の局部発振信号と、所定送信周波数ま
で周波数を上昇させるための周波数がf14の第2の局部
発振信号の2種類の信号、およびアップコンバータ6が
必要であり、装置構成が複雑となってコストダウンの妨
げとなるという問題点があった。
【0012】また、従来技術2に示した無線装置は以上
のように構成されているので、送信周波数と周波数発生
器1から出力される局部発振信号の周波数が一致してい
るため、送信搬送波と局部発振信号が干渉してしまうと
いう問題点があった。
【0013】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、装置構成を簡略化するととも
に、送信周波数を局部発振信号の周波数に一致しないよ
うにすることで、局部発振信号との干渉を防止する変調
装置を得ることを目的とする。
【0014】また、この発明は、送信周波数を2以上の
整数Nで除算した周波数(以下“送信周波数の1/N倍
の周波数”のような表記をする)の被変調信号を発生す
る1つの周波数発生器があればよく、アップコンバータ
も必要としない変調装置を得ることを目的とする。
【0015】また、この発明は、送信周波数に正の整数
Nを乗算し、さらに整数Nより1だけ大きな整数もしく
は1だけ小さな正の整数で除算した周波数(以下“送信
周波数のN/(N+1)倍もしくはN/(N−1)倍の
周波数”のような表記をする)の被変調信号を発生する
1つの周波数発生器があればよく、アップコンバータも
必要としない変調装置を得ることを目的とする。
【0016】また、この発明は、装置構成を簡略化し、
送信周波数と異なった周波数の局部発振信号を発生する
周波数発生器を使用できる復調装置および変調装置を備
えた無線装置を得ることを目的とする。
【0017】また、この発明は、装置構成を簡略化する
とともに、送信周波数と異なった周波数の局部発振信号
を発生する周波数発生器を使用できる無線装置を得るこ
とを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る変調装置
は、送信周波数を2以上の整数Nで除算した周波数の被
変調信号を生成する周波数発生器と、ベースバンド信号
を発生する波形生成回路と、前記被変調信号を互いに9
0゜の位相差を持った2つの信号とし、それぞれの信号
を高調波成分を含む波形に変換した後、ベースバンド信
号で変調する直交変調器と、前記直交変調器より出力さ
れる基本波および高調波による変調波信号の中から、前
記送信周波数と同一周波数の送信変調波信号を抽出する
バンドパスフィルタとを備えるものである。
【0019】この発明に係る変調装置は、送信周波数に
正の整数Nを乗算し、さらにそれを前記整数Nより1だ
け大きな整数、もしくは1だけ小さな正の整数で除算し
た周波数を持った局部発振信号を発振する周波数発生器
と、ベースバンド信号を発生する波形生成回路と、前記
被変調信号をN分周して互いに90゜の位相差を持った
2つの信号とし、それぞれを高調波成分を含んだ波形に
変換した後、ベースバンド信号で変調する直交変調器
と、前記直交変調器より出力される基本波および高調波
による変調波信号の中から、前記送信周波数と同一周波
数の送信変調波信号を抽出するバンドパスフィルタとを
備えるものである。
【0020】この発明に係る無線装置は、波形生成回路
がベースバンド信号を発生する機能に加えてベースバン
ド信号を直流成分に切り替える機能を備える上記変調装
置と、上記変調装置のバンドパスフィルタから出力され
る信号を用いて受信信号の復調を行なう復調装置とを備
えるものである。
【0021】この発明に係る無線装置は、送信周波数,
受信ローカル周波数に正の整数Nを乗算し、さらにそれ
を前記整数Nより1だけ大きな整数、もしくは1だけ小
さな 正の整数で除算した周波数を持った局部発振信号を
発振する周波数発生器と、ベースバンド信号および直流
成分を切り替えて発生する波形生成回路と、前記周波数
発生器において発生した局部発振信号をN分周して互い
に90゜の位相差を持った2つの信号とし、それぞれを
ベースバンド信号あるいは直流成分をもとに変調あるい
は無変調して出力を得る直交変調器と、前記直交変調器
の出力信号と前記周波数発生器が発生する局部発振信号
をもとに、前記送信周波数,受信ローカル周波数と同一
周波数の送信変調波および受信ローカル信号を生成する
信号変換手段と、上記信号変換手段から出力される信号
を用いて受信信号の復調を行なう復調装置とを備える
のである。
【0022】この発明に係る無線装置は、送信周波数,
受信ローカル周波数に正の整数Nを乗算し、さらにそれ
を前記整数Nより1だけ大きな整数、もしくは1だけ小
さな正の整数で除算した周波数を持った局部発振信号を
発振する周波数発生器と、前記周波数発生器において発
生した局部発振信号をN分周する分周回路と、前記分周
回路で分周された結果得られた出力信号と前記周波数発
生器が発生する局部発振信号をもとに、送信周波数,受
信ローカル周波数と同一周波数の信号を生成する信号変
換手段と、ベースバンド信号を発生する波形生成回路
と、前記信号変換手段により変換された信号およびベー
スバンド信号をもとに変調出力を得る直交変調器と、上
記信号変換手段から出力される信号を用いて受信信号の
復調を行なう復調装置とを備えるものである。
【0023】この発明に係る無線装置は、送信周波数,
受信ローカル周波数に正の整数Nを乗算し、さらにそれ
を前記整数Nより1だけ大きな整数、もしくは1だけ小
さな正の整数で除算した周波数を持った局部発振信号を
発振する周波数発生器と、前記周波数発生器において発
生した局部発振信号をN分周し、これをする分周回路
と、前記分周回路で分周された結果得られた出力信号を
波形整形することで、送信周波数,受信ローカル周波数
と同一の周波数の信号成分を含む信号を生成する波形整
形回路と、ベースバンド信号を発生する波形生成回路
と、前記波形整形回路から出力される信号およびベース
バンド信号をもとに変調出力を得る直交変調 器と、上記
信号変換手段から出力される信号を用いて受信信号の復
調を行なう復調装置とを備えるものである。
【0024】
【作用】この発明における変調装置は、送信周波数と異
なった周波数の1種類の局部発振信号(被変調信号)と
ベースバンド信号をもとに送信周波数と同一周波数の送
信変調波信号を生成することにより、局部発振信号の周
波数を送信周波数とは異なった周波数にすることが可能
であり、送信搬送波と局部発振信号との干渉を防止し、
さらに装置構成の簡略化を可能とする。また、バンドパ
スフィルタは、送信周波数の1/N倍の周波数の被変調
信号を受けた直交変調器が、それを位相差90゜の2つ
の信号にして高調波成分を含んだ波形に整形した後に、
ベースバンド信号で変調し、その変調出力の中から送信
周波数と同一の周波数の送信変調波信号を抽出して出力
することにより、1種類の局部発振信号のみで所定の送
信周波数による送信変調波信号が得られる変調装置を実
現する。
【0025】この発明における直交変調器は、送信周波
数のN/(N+1)倍もしくはN/(N−1)倍の周波
数の被変調信号を受け、それをN分周してから位相差が
90゜の2つの信号を取り出し、またはN分周すると同
時に位相差が90゜の2つの信号を取り出し、それを高
調波信号成分を含んだ波形に変換した後、ベースバンド
信号で変調してバンドパスフィルタに送出することによ
り、1種類の局部発振信号のみで所定の送信周波数によ
る送信変調波信号が得られる変調装置を実現する。
【0026】この発明における復調装置は、1つの周波
数発生器により発生させた、送信周波数とは異なる周波
数の局部発振信号を、所定の関係に基づいて変換するこ
とで得られる新たな周波数信号と受信波入力信号とをも
とに、復調出力が得られるようにすることにより、1つ
の周波数発生器があればよくなって、装置構成が簡略化
されるとともに、送信周波数と異なった周波数の局部発
振信号を発生する前記周波数発生器を使用できる復調装
置および変調装置を備えた無線装置を実現する。
【0027】この発明における無線装置は、送信周波数
(受信ローカル周波数)のN/(N+1)倍もしくはN
/(N−1)倍の周波数の局部発振信号を1つの周波数
発生器から出力し、この局部発生信号をN分周して移相
した結果得られた互いに90°の位相差を持つ2つの信
号と、ベースバンド信号あるいはその直流成分とをもと
に変調出力または無変調出力を得、さらにその変調/無
変調出力と局部発振信号をもとに、送信周波数(受信ロ
ーカル周波数)と同一周波数の送信変調波および受信ロ
ーカル信号を生成することにより、1つの周波数発生器
の使用、および送信周波数とは異なった周波数の局部発
振信号を発生する周波数発生器の使用を可能にする。
【0028】この発明における信号変換手段は、送信周
波数(受信ローカル周波数)のN/(N+1)倍もしく
はN/(N−1)倍の周波数の局部発振信号をN分周し
て得られた出力信号と局部発振信号をもとに、送信周波
数(受信ローカル周波数)と同一周波数の信号を生成し
て変調装置に入力することにより、その信号およびベー
スバンド信号をもとに変調出力が得られることから、1
つの周波数発生器の使用、および送信周波数とは異なっ
た周波数の局部発振信号を発生する周波数発生器の使用
を可能にする。
【0029】この発明における波形整形回路は、送信周
波数(受信ローカル周波数)のN/(N+1)倍もしく
はN/(N−1)倍の周波数の局部発振信号のN分周信
号に対して波形整形を行うことにより、送信周波数(受
信ローカル周波数)と同一周波数の信号成分を含む信号
を生成することにより、この波形整形回路で生成された
前記信号成分およびベースバンド信号をもとに変調出力
が得られることから、1つの周波数発生器の使用、およ
び送信周波数とは異なった周波数の局部発振信号を発生
する周波数発生器の使用を可能にする。
【0030】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の実施例1を図について説明する。図1
はこの発明の実施例1による変調装置の構成を示すブロ
ック図である。図において、3は波形生成回路、4は直
交変調器(変調装置)、41は移相回路、42はドライ
ブ回路、43はアナログスイッチであり、図6に同一符
号を付した従来のそれらと同一、もしくは相当部分であ
るため詳細な説明は省略する。
【0031】また、7は送信周波数fを3以上の奇数N
で除算した周波数f1 (=f/N)の局部発振信号を被
変調信号として発生する周波数シンセサイザによる周波
数発生器であり、従来の第1および第2の周波数発生器
1,2と同様に、VCO71、プリスケーラ72、分周
回路73、TCXO74および位相比較回路75からな
るフェーズロックドループによって構成されている。8
は直交変調器4から出力された基本波及びその奇数次高
調波による変調波信号の中から、送信周波数fと同一の
周波数をもつ送信変調波信号を抽出するバンドパスフィ
ルタである。また、10は周波数発生器7において発生
させた局部発振信号とベースバンド信号とをもとに送信
周波数と同一周波数の送信変調波信号を生成する回路手
段であり、前記直交変調器4とバンドパスフィルタ8か
ら構成されており、請求項1に記載の変調装置の回路手
段に対応している。
【0032】次に動作について説明する。周波数発生器
7内のVCO71は、送信周波数fを1/N倍した、周
波数f1 の局部発振信号を発生する。この局部発振信号
は直交変調器4に入力され、その移相回路41によっ
て、周波数が送信周波数fの1/N倍で互いに90゜の
位相差を持つ信号となって、ドライブ回路42に入力さ
れる。ドライブ回路42では、その信号を、cosωc
tの波形をcosωc t−1/3cos3ωc t+1/
5cos5ωc t……を成分とする矩形波に、また、s
inωc tの波形をsinωc t−1/3sin3ωc
t+1/5sin5ωc t……を成分とする矩形波に、
それぞれ整形してアナログスイッチ43に入力する。
【0033】アナログスイッチ43はドライブ回路42
より矩形波に整形された信号を受けると、それを波形生
成回路3から送られてくる周波数f2 のベースバンド信
号によって変調し、バンドパスフィルタ8に入力する。
バンドパスフィルタ8は直交変調器4で変調され出力さ
れた、送信周波数fの1/N倍の基本波とその奇数次の
高調波による変調波信号の中より、送信周波数fと同一
の周波数f3 =Nf1+f2 の送信変調波信号を抽出す
る。
【0034】以上説明したように、この実施例1によれ
ば、送信周波数の1/N倍(Nは3以上の整数)の周波
数の被変調信号を発生させる1つの周波数発生器7を使
用し、送信変調波を得られるように構成したので、図7
に示した従来の変調装置のように第2の周波数発生器2
を用いる必要がなくなり回路構成が簡略化されることに
なる。
【0035】実施例2. なお、上記実施例1では、ドライブ回路42で移相回路
41からの信号を矩形波に整形する場合について説明し
たが、他の波形に整形するようにしてもよい。その場
合、整形された波形が偶数次の高調波も含むようなもの
であれば、送信周波数fを1/N倍する際のNを、3よ
り大きな奇数ばかりでなく、2以上の整数のいずれに設
定してもよい。
【0036】実施例3. 次に、この発明の実施例3を図について説明する。図2
はこの発明の実施例3による変調装置の構成を示すブロ
ック図であり、相当部分には図1と同一符号を付してそ
の説明を省略する。図において、9は送信周波数のN/
(N+1)倍もしくはN/(N−1)倍の周波数、例え
ば4/5倍の周波数を持つ局部発振信号を、被変調信号
として発生する周波数シンセサイザによる周波数発生器
であり、実施例1における周波数発生器7と同様に、V
CO91、プリスケーラ92、分周回路93、TCXO
94および位相比較回路95から成るフェーズロックド
ループによって構成されている。また、44は周波数発
生器9の発生する局部発振信号をN分周(この場合には
4分周)することにより、90゜の位相差を持つ信号を
生成する点で、図1に符号41を付したものとは異なる
移相回路である。
【0037】次に動作について説明する。周波数発生器
9内のVCO91の出力する、送信周波数fの4/5倍
の周波数を有する被変調信号が直交変調器4に入力され
る。入力された被変調信号は移相回路44においてまず
4分周され、その後、周波数f1 が送信周波数fの1/
5倍で互いに90゜の位相差を持つ信号となってドライ
ブ回路42に入力される。ドライブ回路42では、その
信号を実施例1の場合と同様に矩形波に整形し、アナロ
グスイッチ43に入力する。アナログスイッチ43は入
力された信号を、波形整形回路3からの周波数f2 のベ
ースバンド信号にて変調し、その変調出力の中よりバン
ドパスフィルタ8によって、送信周波数fと同一の周波
数f3 =5f1 +f2 の送信変調波信号を抽出する。
【0038】以上説明したように、この実施例3によれ
ば、送信周波数のN/(N+1)倍もしくはN/(N−
1)倍の周波数の被変調信号を発生させる1つの周波数
発生器9を使用し、送信変調波を得られるように構成し
たので、図7に示した従来の変調装置のように第2の周
波数発生器2を用いる必要がなくなり、回路構成が簡略
化されることになる。
【0039】実施例4. 次に、この発明の実施例4を図について説明する。図3
はこの発明の実施例4による無線装置の構成を示すブロ
ック図であり、相当部分には図1および図8と同一符号
を付してその説明を省略する。図において、100は送
信周波数(受信ローカル周波数)のN/(N+1)倍も
しくはN/(N−1)倍の周波数、例えば4/5倍の周
波数を持った局部発振信号を発生して出力する周波数発
生器であり、実施例1における周波数発生器7、あるい
は実施例3における周波数発生器9と同様に、VCO1
01、プリスケーラ102、分周回路103、TCXO
104および位相比較回路105から成るフェーズロッ
クドループによって構成されている。また、110はベ
ースバンド信号を発生する機能に加えて、ベースバンド
信号を直流成分に切り替える機能も備えている波形生成
回路である。
【0040】次に動作について説明する。周波数発生器
100内のVCO101は、送信周波数(受信ローカル
周波数)の4/5倍の周波数を有する局部発振信号を発
生して直交変調器4に入力する。直交変調器4に入力さ
れた局部発振信号は、移相回路44においてまず4分周
され、周波数が送信周波数(受信ローカル周波数)の1
/5倍で互いに90゜の位相差を持つ搬送波に変換され
てドライブ回路42に入力される。ドライブ回路42で
は入力された搬送波を、実施例1の場合と同様にして矩
形波に整形してアナログスイッチ43に入力する。アナ
ログスイッチ43は入力された信号を、波形生成回路1
10で生成されたベースバンド信号またはその直流成分
により変調/無変調してバンドパスフィルタ8に出力す
る。
【0041】バンドパスフィルタ8は、入力されたアナ
ログスイッチ43の出力信号中から送信周波数(受信ロ
ーカル周波数)と同一周波数の送信変調波および受信ロ
ーカル信号を抽出し、電力増幅器52および受信復調部
70のダウンコンバータ71に出力する。受信復調部7
0ではこのバンドパスフィルタ8の出力をもとに、受信
波入力の周波数をダウンコンバータ71によって変換
し、さらにこのダウンコンバータ71からの変換出力よ
り復調回路72にて受信信号を復調する。
【0042】以上説明したように、この実施例4によれ
ば、送信周波数とは異なった、送信周波数(受信ローカ
ル周波数)のN/(N+1)倍もしくはN/(N−1)
倍の周波数を有する局部発振信号を発生する1つの周波
数発生器を使用して、復調および変調を行うことが可能
な無線装置が得られ、装置構成が簡略化されるととも
に、送信搬送波と局部発振信号との間の干渉を防止する
こともできる。
【0043】実施例5. 次に、この発明の実施例5を図について説明する。図4
はこの発明の実施例5による無線装置の構成を示すブロ
ック図であり、相当部分には図3および図7と同一符号
を付してその説明を省略する。図において、111は直
交変調器(変調装置)であり、局部発振信号を4分周し
て互いに90゜の位相差を有した搬送波を発生する移相
回路112と、その移相回路112において発生した搬
送波を、波形生成回路110で発生したベースバンド信
号またはその直流成分により変調/無変調する変調回路
113と、この変調回路113の出力信号から基本信号
波のみを抽出するローパスフィルタ114とによって構
成されている。
【0044】また、115は周波数発生器100から出
力される、送信周波数(受信ローカル周波数)のN/
(N+1)倍もしくはN/(N−1)倍の周波数、例え
ば4/5倍の周波数を持った局部発振信号と、直交変調
器111のローパスフィルタ114から出力される、送
信周波数(受信ローカル周波数)の1/5倍の周波数を
ミキシングして、送信周波数(受信ローカル周波数)の
成分を含む信号を発生させるアップコンバータ(信号変
換手段)である。116はこのアップコンバータ115
の出力から送信周波数(受信ローカル周波数)の信号の
みを抽出するバンドパスフィルタである。
【0045】次に動作について説明する。周波数発生器
100内のVCO101は、送信周波数(受信ローカル
周波数)の4/5倍の周波数を有する局部発振信号を発
生して、それを直交変調器111およびアップコンバー
タ115に出力する。直交変調器111に入力された局
部発振信号は移相回路112において4分周され、周波
数が送信周波数(受信ローカル周波数)の1/5倍で互
いに90゜の位相差を有する搬送波に変換されて変調回
路113に入力される。一方、変調回路113では入力
された搬送波を、波形生成回路110にて生成されたベ
ースバンド信号または直流成分により変調/無変調して
ローパスフィルタ114に出力する。
【0046】ローパスフィルタ114は入力された変調
回路113の出力中から基本信号波を抽出してアップコ
ンバータ115に出力する。アップコンバータ115は
送信周波数(受信ローカル周波数)の1/5倍の周波数
に基づく基本信号波と、周波数発生器100から出力さ
れる局部発振信号とをミキシングして、送信周波数(受
信ローカル周波数)と同一周波数の送信変調波および受
信ローカル信号を生成し、バンドパスフィルタ116に
出力する。バンドパスフィルタ116は送信変調波およ
び受信ローカル信号と同一周波数の信号のみを抽出し、
電力増幅器52および受信復調部70のダウンコンバー
タ71に出力する。受信復調部70では、このバンドパ
スフィルタ116の出力をもとに、受信波入力の周波数
をダウンコンバータ71によって変換し、さらにこの変
換出力から復調回路72により受信信号を復調する。
【0047】以上説明したように、この実施例5によれ
ば、送信周波数(受信ローカル周波数)のN/(N+
1)倍もしくはN/(N−1)倍の周波数を有する局部
発振信号を発生する1つの周波数発生器を使用して復調
および変調が可能な無線装置が得られ、装置構成が簡略
化されるとともに、送信搬送波と局部発振信号との間の
干渉を防止することができる。
【0048】実施例6. 次に、この発明の実施例6を図について説明する。この
実施例6では、前記実施例5が直交変調器111の出力
側にアップコンバータ115を設け、さらにバンドパス
フィルタ116により送信周波数および受信ローカル周
波数を得るように構成したのに対して、アップコンバー
タ115により送信周波数および受信ローカル周波数を
得た後に、その出力を直交変調器111と受信復調部7
0に供給するように構成したものである。
【0049】図5はこの発明の実施例6による無線装置
の構成を示すブロック図であり、相当部分には図3およ
び図7と同一符号を付してその説明を省略する。図にお
いて、117は送信周波数(受信ローカル周波数)のN
/(N+1)倍もしくはN/(N−1)倍の周波数、例
えば4/5倍の周波数を有した周波数発生器100から
出力される局部発振信号をN分周(この場合には4分
周)する分周回路、118は入力された信号中から送信
周波数(受信ローカル周波数)の1/5倍の基本信号波
のみを抽出するローパスフィルタである。また、121
は直交変調器(変調装置)であり、バンドパスフィルタ
116からの信号より互いに90゜の位相差を有した搬
送波を発生する移相回路122と、移相回路122にお
いて発生した搬送波を波形生成回路3より送られてくる
ベースバンド信号により変調する変調回路123と、変
調回路123の出力から基本信号波のみを抽出するロー
パスフィルタ124から構成されている。
【0050】次に動作について説明する。周波数発生器
100から出力された、送信周波数(受信ローカル周波
数)の4/5倍の周波数を有した局部発振信号が、分周
回路117とアップコンバータ115に入力される。分
周回路117に入力された局部発振信号は4分周され、
ローパスフィルタ118に出力される。ローパスフィル
タ118は入力された信号中から、送信周波数(受信ロ
ーカル周波数)の1/5倍の周波数を持つ基本信号波の
みを抽出してアップコンバータ115に出力する。アッ
プコンバータ115は送信周波数(受信ローカル周波
数)の1/5倍の基本信号波と、周波数発生器100か
ら出力される送信周波数(受信ローカル周波数)の4/
5倍の局部発振信号とをミキシングし、送信周波数(受
信ローカル周波数)と同一周波数の信号を生成してバン
ドパスフィルタ116に出力する。バンドパスフィルタ
116は送信周波数および受信ローカル周波数と同一周
波数の信号のみを抽出し、直交変調器121の移相回路
122と受信復調部70のダウンコンバータ71に出力
する。
【0051】直交変調器121では、このバンドパスフ
ィルタ116からの信号が移相回路122により互いに
90゜の位相差を有した搬送波に変換され、変調回路1
23に出力される。変調回路123では、入力された前
記搬送波を波形生成回路3から送られてくるベースバン
ド信号によって変調し、ローパスフィルタ124に出力
する。ローパスフィルタ124はこの変調回路123か
ら出力される変調出力から基本変調波を抽出して電力増
幅器52に出力する。一方、受信復調部70では、バン
ドパスフィルタ116の出力をもとに、受信波入力の周
波数をダウンコンバータ71によって変換し、さらにこ
の変換出力から復調回路72によって受信信号を復調す
る。
【0052】以上説明したように、この実施例6によれ
ば、送信周波数(受信ローカル周波数)のN/(N+
1)倍もしくはN/(N−1)倍の周波数を有する局部
発振信号を発生する1つの周波数発生器を使用して復調
および変調が可能な無線装置が得られ、装置構成が簡略
化されるとともに、送信搬送波と局部発振信号との間の
干渉を防止することができる。
【0053】実施例7. 次に、この発明の実施例7を図について説明する。この
実施例7では、前記実施例5および実施例6がアップコ
ンバータ115を設け、さらにバンドパスフィルタ11
6により送信周波数および受信ローカル周波数を得るよ
うに構成したのに対して、アップコンバータ115を省
略可能としたものである。
【0054】図6はこの発明の実施例7による無線装置
の構成を示すブロック図であり、相当部分には図5およ
び図8と同一符号を付してその説明を省略する。図にお
いて、131は入力された信号、例えばcosωc tの
波形の信号をcosωc t−1/3cos3ωc t+1
/5cos5ωc t……を成分とする矩形波に、またs
inωc tの波形の信号をsinωc t−1/3sin
3ωc t+1/5sin5ωc t……を成分とする矩形
波に、それぞれ整形して出力する波形整形回路である。
【0055】次に動作について説明する。周波数発生器
100から出力された、送信周波数(受信ローカル周波
数)のN/(N+1)倍もしくはN/(N−1)倍、例
えば4/5倍の周波数を有する局部発振信号は、分周回
路117に入力されてN分周(この場合には4分周)さ
れ、波形整形回路131に出力される。波形整形回路1
31では、入力された信号を矩形波に変換しバンドパス
フィルタ116に出力する。バンドパスフィルタ116
では、送信周波数(受信ローカル周波数)の1/5倍の
周波数の基本信号波とその奇数次の高調波出力中より、
5倍波の送信周波数(受信ローカル周波数)と同一周波
数の信号を抽出し、それを直交変調器121の移相回路
122と受信復調部70のダウンコンバータ71に出力
する。なお、以下の動作は実施例6の場合と同様に、基
本変調波が直交変調器121より電力増幅器52に出力
され、受信波入力の周波数変換出力が復調回路72にお
いて復調される。
【0056】以上説明したように、この実施例7によっ
ても、送信周波数(受信ローカル周波数)のN/(N+
1)倍もしくはN/(N−1)倍の周波数を有する局部
発振信号を発生する1つの周波数発生器を使用して復調
および変調が可能な無線装置が得られ、装置構成が簡略
化されるとともに、送信搬送波と局部発振信号との間の
干渉を防止することができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、送信
周波数とは異なった周波数の1種類の局部発振信号(被
変調信号)を使用して、送信周波数と同一周波数の送信
変調波信号を生成することができるように構成したの
で、局部発振信号の周波数を送信周波数と異なった周波
数にすることができるとともに、送信搬送波と局部発振
信号の干渉を防止することもでき、さらに装置構成も簡
略化できて、経済的な変調装置が得られる効果がある。
また、送信周波数の1/N倍の周波数の被変調信号を位
相差が90゜の2つの信号にして高調波成分を含む波形
に整形し、それをベースバンド信号で変調した変調出力
の中から、送信周波数と同一周波数の送信変調波信号を
抽出するように構成したので、1つの周波数発生器のみ
で所定の送信周波数による送信変調波信号を得ることが
可能となり、さらにアップコンバータも不要となって装
置構成を簡単化することができて、経済的な変調装置が
得られる効果がある。
【0058】また、この発明によれば、送信周波数のN
/(N+1)倍もしくはN/(N−1)倍の周波数を有
する被変調信号をN分周して位相差が90゜の2つの信
号にし、それを高調波成分を含む波形に整形してベース
バンド信号で変調した変調出力の中から、送信周波数と
同一周波数の送信変調波信号を抽出するように構成した
ので、1つの周波数発生器のみで所定の送信周波数によ
る送信変調波信号を得ることが可能となり、さらにアッ
プコンバータも不要となって装置構成を簡単化すること
ができ、経済的な変調装置が得られる効果がある。
【0059】また、この発明によれば、1つの周波数発
生器によって発生させた、送信周波数とは異なる周波数
の局部発振信号を、所定の関係に基づいて変換すること
で得られる新たな周波数信号、および受信波入力信号を
もとに、復調出力が得られるように構成したので、装置
構成を簡略化できるとともに、送信周波数と異なった周
波数の局部発振信号を発生する周波数発生器を使用する
ことができる無線装置が得られる効果がある。
【0060】また、この発明によれば、1つの周波数発
生器によって発生させた、送信周波数(受信ローカル周
波数)のN/(N+1)倍あるいはN/(N−1)倍の
周波数を有する局部発振信号をN分周して移相した互い
に90°の位相差を持つ信号、およびベースバンド信号
をもとに得られた変調出力あるいは無変調出力を得、そ
れらと前記局部発振信号とをもとに、送信周波数(受信
ローカル周波数)と同一周波数の送信変調波および受信
ローカル信号が生成されるように構成したので、1つの
周波数発生器の使用、および送信周波数と異なった周波
数の局部発振信号を発生する周波数発生器の使用が可能
となり、装置構成を簡略化することもできる無線装置が
得られる効果がある。
【0061】また、この発明によれば、送信周波数(受
信ローカル周波数)のN/(N+1)倍あるいはN/
(N−1)倍(Nは整数)の周波数の局部発振信号をN
分周し、得られた出力信号と前記局部発振信号をもと
に、送信周波数(受信ローカル周波数)と同一の周波数
の信号を生成し、さらにその信号およびベースバンド信
号をもとに変調出力を得るように構成したので、1つの
周波数発生器の使用、および送信周波数と異なった周波
数の局部発振信号を発生する周波数発生器の使用が可能
となり、装置構成を簡略化することもできる無線装置が
得られる効果がある。
【0062】また、この発明によれば、送信周波数(受
信ローカル周波数)のN/(N+1)倍あるいはN/
(N−1)倍(Nは整数)の周波数の局部発振信号をN
分周し、得られた出力信号から波形整形回路により送信
周波数(受信ローカル周波数)と同一の周波数の信号成
分を生成し、さらに波形整形回路で生成された信号成分
とベースバンド信号をもとに変調出力を得るように構成
したので、1つの周波数発生器の使用、および送信周波
数と異なった周波数の局部発振信号を発生する周波数発
生器の使用が可能となり、装置構成を簡略化することも
できる無線装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による変調装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施例3による変調装置の構成を
示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施例4による無線装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施例5による無線装置の構成を
示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施例6による無線装置の構成を
示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施例7による無線装置の構成を
示すブロック図である。
【図7】 従来技術1の変調装置の構成を示すブロック
図である。
【図8】 従来技術2の無線装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
4,111,121 直交変調器(変調装置)、7,
9,100 周波数発生器、8,116 バンドパスフ
ィルタ、113,123 変調回路、70 受信復調部
(復調装置)、112 移相回路、115 アップコン
バータ(信号変換手段)、117 分周回路、131
波形整形回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−137845(JP,A) 特開 平4−298141(JP,A) 特開 平4−336713(JP,A) 特開 昭63−51705(JP,A) 特開 平6−14074(JP,A) 特開 平6−244883(JP,A) 特開 平2−58949(JP,A) 特開 平6−14064(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/20 H04L 27/36

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信周波数を2以上の整数Nで除算した
    周波数の被変調信号を生成する周波数発生器と、ベースバンド信号を発生する波形生成回路と、 前記被変調信号を互いに90゜の位相差を持った2つの
    信号とし、それぞれの信号を高調波成分を含む波形に変
    換した後、ベースバンド信号で変調する直交変調器と、 前記直交変調器より出力される基本波および高調波によ
    る変調波信号の中から、前記送信周波数と同一周波数の
    送信変調波信号を抽出するバンドパスフィルタとを備え
    た変調装置。
  2. 【請求項2】 送信周波数に正の整数Nを乗算し、さら
    にそれを前記整数Nより1だけ大きな整数、もしくは1
    だけ小さな正の整数で除算した周波数を持った局部発振
    信号を発振する周波数発生器と、ベースバンド信号を発生する波形生成回路と、 前記被変調信号をN分周して互いに90゜の位相差を持
    った2つの信号とし、それぞれを高調波成分を含んだ波
    形に変換した後、ベースバンド信号で変調する直交変調
    器と、 前記直交変調器より出力される基本波および高調波によ
    る変調波信号の中から、前記送信周波数と同一周波数の
    送信変調波信号を抽出するバンドパスフィルタとを備え
    た変調装置。
  3. 【請求項3】 波形生成回路がベースバンド信号を発生
    する機能に加えてベースバンド信号を直流成分に切り替
    える機能を備える請求項1または請求項2記載の変調装
    置と、 上記変調装置のバンドパスフィルタから出力される信号
    を用いて 受信信号の復調を行なう復調装置とを備える
    線装置。
  4. 【請求項4】 送信周波数,受信ローカル周波数に正の
    整数Nを乗算し、さらにそれを前記整数Nより1だけ大
    きな整数、もしくは1だけ小さな正の整数で除算した周
    波数を持った局部発振信号を発振する周波数発生器と、ベースバンド信号および直流成分を切り替えて発生する
    波形生成回路と、 前記周波数発生器において発生した局部発振信号をN分
    周して互いに90゜の位相差を持った2つの信号とし、
    それぞれをベースバンド信号あるいは直流成分をもとに
    変調あるいは無変調して出力を得る直交変調器と、 前記直交変調器の出力信号と前記周波数発生器が発生す
    る局部発振信号をもとに、前記送信周波数,受信ローカ
    ル周波数と同一周波数の送信変調波および受信ローカル
    信号を生成する信号変換手段と 上記信号変換手段から出力される信号を用いて受信信号
    の復調を行なう復調装置とを備える無線装置。
  5. 【請求項5】 送信周波数,受信ローカル周波数に正の
    整数Nを乗算し、さらにそれを前記整数Nより1だけ大
    きな整数、もしくは1だけ小さな正の整数で除算した周
    波数を持った局部発振信号を発振する周波数発生器と、 前記周波数発生器において発生した局部発振信号をN分
    周する分周回路と、 前記分周回路で分周された結果得られた出力信号と前記
    周波数発生器が発生する局部発振信号をもとに、送信周
    波数,受信ローカル周波数と同一周波数の信号を生成す
    る信号変換手段と、ベースバンド信号を発生する波形生成回路と、 前記信号変換手段により変換された信号およびベースバ
    ンド信号をもとに変調出力を得る直交変調器と、 上記信号変換手段から出力される信号を用いて 受信信号
    の復調を行なう復調装置とを備える無線装置。
  6. 【請求項6】 送信周波数,受信ローカル周波数に正の
    整数Nを乗算し、さらにそれを前記整数Nより1だけ大
    きな整数、もしくは1だけ小さな正の整数で除算した周
    波数を持った局部発振信号を発振する周波数発生器と、 前記周波数発生器において発生した局部発振信号をN分
    周し、これをする分周回路と、 前記分周回路で分周された結果得られた出力信号を波形
    整形することで、送信周波数,受信ローカル周波数と同
    一の周波数の信号成分を含む信号を生成する波形整形回
    路と、ベースバンド信号を発生する波形生成回路と、 前記波形整形回路から出力される信号およびベースバン
    ド信号をもとに変調出力を得る直交変調器と、 上記信号変換手段から出力される信号を用いて 受信信号
    の復調を行なう復調装置とを備える無線装置。
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