JP3063596B2 - 光ディスク装置および光ディスク - Google Patents
光ディスク装置および光ディスクInfo
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- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
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Description
ンドとグルーブの両方に情報を記録するとともに、連続
する情報トラックが、ランドとグルーブの間で交互に入
れ替わりながら形成されている光ディスクおよびその光
ディスク再生装置に関するものである。
呼ぶ溝部分だけにデータを記録している。ランドは、ト
ラッキング時の案内や、隣のグルーブ・トラックからの
クロストークを抑える役目を担っている。ランドにもデ
ータ記録すれば、グルーブの幅は同じままでトラック密
度を2倍にできる。しかし、クロストークが大きくなる
ので、ランド・グルーブ記録を使っても記録密度はそれ
ほど上がらないと思われていたが、グルーブとランドの
段差をλ/6(λは光源の波長)程度にすると、隣接ト
ラックのクロストークを抑えられることがわかり、これ
によってランド・グルーブ記録により、高密度化が進ん
だ経緯がある。特にランド・グルーブ記録を使わずにト
ラック・ピッチを狭めるよりも、ディスクのマスタリン
グが容易になる利点もあった。
として用いる光ディスクの場合、ランドグルーブ記録を
行う光ディスクは同心円状の構成をしており、ディスク
1周分の記録を行えば、トラックジャンプを行い隣のト
ラック(例えば現在がグルーブトラックであれば、隣の
ランドトラック)における書き込みを開始する。この場
合、各セクタはセクタ番地で常に管理されているため、
コンピュータデータなどの不連続でもかまわないデータ
を記録再生するだけの用途には、バッファメモリ等を用
いて支障なく動作が可能である。
ピュータ向け以外に動画や音楽などの連続したデータを
扱う場合がある。特にマルチメディア用途(データと映
像・音声を混在して用いる用途)においては、連続した
データが扱い易いようにCDと同じ螺旋状のトラックを
用いることが考えられる。この場合、既存の光磁気ディ
スクのような同心円状のトラックにはせずに、連続的な
書き込みが行えるようにスパイラル状に構成する場合が
ある。例えば、図15は、従来のランドグルーブ記録を
行うディスクのトラックパターンを示した図で、図にお
いて1はディスクのトラック案内溝を構成するグルー
ブ、2はグルーブ1間のランド、6は各情報記録セクタ
の先頭部分に設けられたヘッダ部である。
るディスクでスパイラルの構成にする場合、トラックの
開始点からグルーブまたはランドのみを最後までトレー
スし、いずれかが記録または再生し終わった時点で、ラ
ンドとグルーブを切り替えてもう一度記録し直す必要が
あるので、ランドとグルーブの切り替え時にディスク内
周から外周へのアクセスが必要となるため、時間がかか
るという問題がある。例えばこの動作を、ディスク半径
方向にいくつかのゾーン単位に区切ったディスクで、ゾ
ーン単位にランドとグルーブの切り替えを行ったとして
も、アクセスの間、記録または再生をかなりの時間中断
しなければならない。
録を行う光ディスクにおけるヘッダ部の詳細を示した図
で、図16(a)はランドトラックとグルーブトラック
の両方にヘッダが形成されている場合、図16(b)は
ランドとグルーブの境目の位置にヘッダが形成されてい
る場合の図である。図において、4はアドレスピットで
ある。
セクタのアドレス情報などを表すために物理的に形成し
た凹凸部である。具体的にはランドと同じ高さのピッ
ト、またはグルーブと同じ深さのピットを、トラックの
ないヘッダ部に形成する。
成方法は数種類考えられているが、そのうち、主な方法
は図16(a)に示すような専用アドレスを各トラック
単位に持つ方式と、図16(b)に示すように中間(共
用)のアドレスを持つ方式の二つがある。専用アドレス
方式は、ランドとグルーブのそれぞれのセクタについて
専用のプレピットを置く。そのセクタがランドなのかグ
ルーブなのか等の多くの情報を盛り込めるので、光ディ
スク装置側の制御は楽になる。ただし、ピットの幅はト
ラック幅よりも十分狭くする必要がある。すなわち、ト
ラックを形成するのと同じレーザ光ではプレピットを形
成することができず、媒体の構造は難しくなる。
ドとグルーブでプレピットを共有する方法である。トラ
ックを形成するのと同じレーザ光を使って、半径方向に
トラックの幅の1/4だけ位置をずらすことでピットを
形成できる。しかし、光ディスク制御側でランドかグル
ーブかを判断する必要があり、制御は複雑になる。
クにおいては、記録密度を高めるために行ったランドと
グルーブの構成以外にも、トラックオフセットの発生に
対する問題を解決する必要があった。これは、記録を行
う光ディスクが、大きなレーザパワーを必要とするた
め、3ビーム法等のビームを分割するやり方ではなく、
プッシュプル法等の1ビームでトラッキングを行う方式
が必要だったためである。また、ライトワンスディスク
等の穴開け記録においては、記録後のトラックをトレー
スするサイドスポットが外乱となってしまうため、トラ
ッキング動作が乱れる等の問題もあった。
すようにプリグルーブに照射した光スポットの回折分布
を用いてトラック誤差を検出し、サーボ系を構成する方
式であるため、ディスクの偏心や傾きなどに起因するオ
フセットが発生する問題がある。図17において、7は
光ディスク、8は光ヘッド、16は光検知器、60はレ
ーザーダイオード、61はハーフミラー、62は対物レ
ンズ、63は対物レンズを駆動させるためのアクチュエ
ータコイル、64はディスクモータである。例えば、
0.7゜の傾き、または100μmの偏心(図17中に
点線で示す対物レンズ62の100μmの並進と等価)
で、光検知器16上の光分布17がずれるため、結果的
に約0.1μmのオフセットが発生してしまう。このよ
うな現象を防ぐため、機械的、光学的に高精度な駆動装
置にするなど、各種の工夫がなされている。また、CD
のような再生専用システムでは3スポット方式などの技
術が確立されているものの、この方式は記録再生/再生
兼用システムには不適当といえる。
2ピッチだけずらしたピットを用意するウオブルピット
法が知られている。図18(a)は、“光メモリシンポ
ジウム’85”財団法人光産業技術進行協会編のp18
1〜p188「コンポジットトラックウオブリング方式
光ディスクメモリ」および同p209〜p214「トラ
ックオフセット補正方式の検討」に記載された鏡面補正
方式を示す図、図18(b)はウオブリングピットによ
る補正方式に用いる光ディスクのピット構成を示す図で
ある。図において、3は鏡面部、58および59はウオ
ブリングピットである。
た鏡面部3を用いたトラックオフセットの補正回路を示
すブロック図で、図において16はプッシュプル法によ
るトラック誤差検知を行うための2分割検知器、12は
2分割検知器16からトラックエラーを得るための差動
アンプ、13は鏡面部3の検出タイミングを得るための
鏡面検出回路、14は光スポットが鏡面部3を通過する
際のトラックエラー信号をホールドするためのサンプル
ホールド回路、15はサンプルホールド回路からのオフ
セット情報とトラックエラー信号との差をとるための差
動アンプである。
たウオブリングピット58,59を用いたオフセットの
補正回路を示したブロック図で、図において18はウオ
ブルピットの検出タイミングを得るためのウオブルピッ
ト検出回路、19,20はウオブルピット58,59を
光スポットが通過する際に得られる反射光量をホールド
するためのサンプルホールド回路、21はサンプルホー
ルド回路19,20の出力の差動をとるための差動アン
プ、50は差動アンプ21で得られたトラック誤差信号
を通常のプッシュプル法によるトラックエラー信号に加
算するための加算回路である。
られたトラックエラー信号と、通常のプッシュプル法に
よるトラックエラー信号とを同時に用いた場合の制御特
性を示したもので、図においてG1は通常のプッシュプ
ル法によるトラッキングオープンループ特性、G2はウ
オブルピットによるトラッキングオープンループ特性で
ある。
オフセット補正の場合の構成図で、案内溝の一部を切断
して鏡面部を設けたものである。この場合、図19に示
すような鏡面オフセット補正のための補正回路が必要と
なる。二分割光検出器16で受光した二つの信号は差動
アンプ12に入力されてトラッキング信号となり、ま
た、一方の和信号は情報信号となって鏡面検出回路13
へ導かれて信号レベルをサンプリングするためのタイミ
ング信号を発生する。差動アンプ12で得られるトラッ
キング信号△Tは、誤差分△Tg、真のトラック誤差△
Ts、さらにはディスク傾きなどによるトラックオフセ
ット分δを含むので △T=△Ts+△Tg+δ ・・・・式1 と表される。サンプルホールド回路14は鏡面部3のト
ラッキング信号をセクタ毎にホールドするもので、この
出力はトラッキング信号△Tのうち△Tg+δが出力さ
れることとなる。従って、式1よりサンプルホールド回
路14の出力を差動アンプ15で補正すれば、△Tsの
みのトラッキング信号となって閉ループのサーボ系を形
成し、正確なトラック追跡が行われる。
以下に示すウオブルピットによる補正法がある。この方
法は、図18(b)に示すように、原盤作成時に超音波
光偏向器を用いてトラックの中心から左右に振り分けた
1対のピットを形成することにより可能である。また、
記録再生時においては、光スポットが通過したときの反
射光の大小関係を比較することにより、トラック誤差を
検出するもので、実際には図20に示したサンプルホー
ルド回路19,20の出力差を、差動アンプ21でとる
ことにより得られるものである。またこの場合、図22
に示すように、ウオブルピットによる、すなわち、光ス
ポットが上のピット58に近い方を通過したときには、
点線のような出力信号が得られ、下のピット59に近い
方を通過したときは、実線のような位相が180°反転
した出力信号が得られ、前段ピットの信号値から後段ピ
ットの信号値を減算した値がトラックずれ量の大きさと
方向を示すこととなる。このことは真の光スポット通過
位置を検出できることになり、プリグルーブによる回折
分布のみを用いる方式に比べると、より高度なサーボ系
が構成できる。
維持し、一般的な従来方式であるプッシュプル・トラッ
キングを用いたシステムとの完全な互換性を保持、など
の条件を兼ね備えたトラッキング方式が考案されてい
る。この方式のセクタ構成は、図18(b)に示す予め
ピットを形成しておくインデックスフィールドと、ユー
ザが後から使用するデータフィールドに分割する。さら
にインデックスフィールドにはアドレス情報などと共
に、ウオブルピットを新設、またはセクタ検出用マーク
との兼用で配置し、同時にトラッキング用のプリグルー
ブも形成しておく。このようなセクタ構成にしておく
と、ウオブルピットで真のトラックずれ量が検出でき、
プッシュプルトラッキングにおけるオフセットを補正さ
せることが可能となる。この場合、図21に示すよう
に、トラッキングサーボのオープンループ特性におい
て、低周波領域ではウオブルピットによるトラッキング
のゲインを大きくし、高周波領域においてプッシュプル
法によるトラッキングゲインを大きくするように構成す
る。その結果、どの駆動装置を用いても、常に光スポッ
トをトラック中心におきながらデータの記録再生がで
き、記録済みディスクと駆動装置間の互換性不良という
事態を防ぐことが可能となる。
ディスク装置では、記録密度を向上させるためにランド
とグルーブの両方に情報を記録することが行われてき
た。しかし、このようなランドとグルーブの両方に記録
する光ディスクにおいて、画像や音声等の連続した情報
を記録再生するためには、1トラックおきにランドとグ
ルーブが連続するように構成しなければならない。その
ためには、当然1回転おきにトラッキングの極性を反転
させる必要があり、この極性反転時にトラッキング制御
回路内部ですでに調整済みのオフセットが逆転し、サー
ボ動作が乱れたり、サーボはずれを起こす、といった問
題があった。
けるトラッキングセンサーの取り付け誤差や、迷光に起
因するトラッキングオフセットが反転してしまうことに
よって、逆向きのオフセットが発生することに起因し
た。
中断して鏡面部を設ける方法や、トラック方向に1/2
ピッチだけずれたピットを用意することで、対物レンズ
のシフトやディスクの傾きに起因するセンサーオフセッ
トを取り除く方法が従来から提案されていたが、上記の
トラッキングの極性反転に起因するオフセットの反転を
防止するためのものではなく、そのまま極性を反転させ
ると上述したオフセットの反転により同様にサーボ動作
が乱れる問題が生じた。
ためになされたもので、第一の目的は、ランドとグルー
ブの両方に記録できる光ディスクにおいて、連続した情
報の記録再生が行えるような光ディスクおよび光ディス
ク装置を得るものである。
入れ替わる時にトラッキングの極性を反転しても、瞬時
に正常なトラッキングのオフセットを印可することがで
き、ランドまたはグルーブへの突入の際においても、ト
ラッキングサーボの乱れが生じない光ディスクおよび光
ディスク装置を得るものである。
性反転時においてセンサーの調整誤差や迷光に起因する
オフセットの除去のみならず、対物レンズのシフトやデ
ィスクの傾きに起因するオフセットも同時に除去するこ
とができる光ディスクおよび光ディスク装置を得るもの
である。
の記録再生時に、次の情報セクタがランドであるかグル
ーブであるかトラッキング極性を反転する必要があるか
等について、容易に識別が行える識別方法を提供するも
のである。
ク装置は、1回転おきに現れる切り替わり部においてラ
ンドトラックとグルーブトラックが入れ替わりながら連
続した1本の情報トラックが形成され、ランドトラック
及びグルーブトラックは夫々、整数個のセクタで構成さ
れ、このセクタは、第1のアドレスピットと第2のアド
レスピットとを含むヘッダ部及び鏡面部を有し、第1の
アドレスピットは第1のアドレスを表し、第2のアドレ
スピットは第1のアドレスとは異なる第2のアドレスを
表すものとされ、ヘッダ部は、半径方向に隣接するセク
タのヘッダ部と同一半径方向に整列するように配置され
ており、前記第1のアドレスピットは、トラック中心線
に対し、半径方向の第1の方向にトラックピッチの略半
分ずらして配置され、前記第2のアドレスピットは、前
記中心線に対し、前記第1の方向と反対方向にトラック
ピッチの略半分ずらして配置されている光ディスクを用
いるものであって、この光ディスク上に光スポットを形
成する光ヘッドと、光スポットから反射された光を受光
するトラッキングセンサと、トラッキングセンサが受光
した光の差動出力を得る第1の差動アンプと、光ディス
クの切り替わり部において前記第1の差動アンプの出力
の極性を反転させる極性反転回路と、トラッキングセン
サが受光した光の和出力を得る加算アンプと、加算アン
プの出力に基づき前記光ディスクの鏡面部を検出する鏡
面検出回路と、鏡面検出回路が鏡面部を検出した際の前
記第1の差動アンプの出力を保持するサンプルホールド
回路と、サンプルホールド回路が保持する値に基づき、
前記第1の差動アンプの出力に含まれるトラッキングエ
ラー信号のオフセットを除去する第2の差動アンプとを
備えたものである。
り替わり部においてランドトラックとグルーブトラック
が入れ替わりながら連続した1本の情報トラックが形成
され、ランドトラック及びグルーブトラックは夫々、整
数個のセクタで構成され、セクタは、第1のアドレスピ
ットと第2のアドレスピットとを含むヘッダ部及び鏡面
部を有し、第1のアドレスピットは第1のアドレスを表
し、第2のアドレスピットは第1のアドレスとは異なる
第2のアドレスを表すものとされ、ヘッダ部は、半径方
向に隣接するセクタのヘッダ部と同一半径方向に整列す
るように配置されており、前記第1のアドレスピット
は、トラック中心線に対し、半径方向の第1の方向にト
ラックピッチの略半分ずらして配置され、前記第2のア
ドレスピットは、前記中心線に対し、前記第1の方向と
反対方向にトラックピッチの略半分ずらして配置されて
いる光ディスクを用いるものであって、光ディスク上に
光スポットを形成する光ヘッドと、光スポットから反射
された光を受光するトラッキングセンサと、トラッキン
グセンサが受光した光の差動出力を得る第1の差動アン
プと、光ディスクの切り替わり部において前記第1の差
動アンプの出力の極性を反転させる極性反転回路と、ト
ラッキングセンサが受光した光の和出力を得る加算アン
プと、加算アンプの出力に基づき光ディスクの第1のア
ドレスピット及び第2のアドレスピットを検出するウォ
ブルピット検出回路と、ウォブルピット検出回路が第1
のアドレスピットを検出した際の第1の差動アンプの出
力を保持する第1のサンプルホールド回路と、ウォブル
ピット検出回路が第2のアドレスピットを検出した際の
第1の差動アンプの出力を保持する第2のサンプルホー
ルド回路と、第1のサンプルホールド回路が保持する値
と第2のサンプルホールド回路が保持する値との差出力
に基づき、第1の差動アンプの出力に含まれるトラッキ
ングエラー信号のオフセットを除去する第2の差動アン
プとを備えたものである。
路は、第1あるいは第2のアドレスピットのアドレスを
検出、解読することにより光ディスクの切り替わり部分
を判別することを特徴とするものである。
キング極性を反転するか否かを判断するための認識フラ
グを設け、前記極性反転回路は、前記認識フラグを検出
することにより前記光ディスクの切り替わり部分を判別
することを特徴とするものである。
長さを、トラッキング極性を反転させるセクタとそれ以
外のセクタとで異ならせ、上述した極性反転回路は、鏡
面部の位置、個数あるいは長さを検出することにより前
記光ディスクの切り替わり部分を判別することを特徴と
するものである。
切り替わり部においてランドトラックとグルーブトラッ
クが入れ替わりながら連続した1本の情報トラックが形
成され、ランドトラック及びグルーブトラックは夫々、
整数個のセクタで構成され、セクタは、第1のアドレス
ピットと第2のアドレスピットとを含むヘッダ部及び鏡
面部を有し、第1のアドレスピットは第1のアドレスを
表し、第2のアドレスピットは第1のアドレスとは異な
る第2のアドレスを表すものとされ、ヘッダ部は、半径
方向に隣接するセクタのヘッダ部と同一半径方向に整列
するように配置されており、第1のアドレスピットは、
トラック中心線に対し、半径方向の第1の方向にトラッ
クピッチの略半分ずらして配置され、第2のアドレスピ
ットは、中心線に対し、第1の方向と反対方向にトラッ
クピッチの略半分ずらして配置されている光ディスクを
用いるものであって、光ディスク上に光スポットを形成
する光ヘッドと、光スポットから反射された光を受光す
るトラッキングセンサと、トラッキングセンサが受光し
た光の差動出力を得る第1の差動アンプと、光ディスク
の切り替わり部において第1の差動アンプの出力の極性
を反転させる極性反転回路と、トラッキングセンサが受
光した光の和出力を得る加算アンプと、加算アンプの出
力に基づき前記光ディスクの切り替わり部を検出する極
性反転位置検出回路と、加算アンプの出力に基づき前記
光ディスクの鏡面部を検出する鏡面検出回路と、極性反
転位置検出回路が前記光ディスクの切り替わり部を検出
し、かつ前記鏡面検出回路が鏡面部を検出した際の前記
第1の差動アンプの出力を保持する第1のサンプルホー
ルド回路と、鏡面検出回路が鏡面部を検出した際の前記
第1の差動アンプの出力を保持する第2のサンプルホー
ルド回路と、第1のサンプルホールド回路が保持する値
に基づき、第1の差動アンプの出力に含まれるトラッキ
ングエラー信号のオフセットを除去する第2の差動アン
プと、第2のサンプルホールド回路が保持する値に基づ
き、第1の差動アンプの出力に含まれるトラッキングエ
ラー信号のオフセットを除去する第3の差動アンプとを
備えたことを特徴とするものである。
切り替わり部においてランドトラックとグルーブトラッ
クが入れ替わりながら連続した1本の情報トラックが形
成され、ランドトラック及びグルーブトラックは夫々、
整数個のセクタで構成され、セクタは、第1のアドレス
ピットと第2のアドレスピットとを含むヘッダ部及び鏡
面部を有し、第1のアドレスピットは第1のアドレスを
表し、第2のアドレスピットは第1のアドレスとは異な
る第2のアドレスを表すものとされ、ヘッダ部は、半径
方向に隣接するセクタのヘッダ部と同一半径方向に整列
するように配置されており、第1のアドレスピットは、
トラック中心線に対し、半径方向の第1の方向にトラッ
クピッチの略半分ずらして配置され、第2のアドレスピ
ットは、中心線に対し、第1の方向と反対方向にトラッ
クピッチの略半分ずらして配置されている光ディスクを
用いるものであって、光ディスク上に光スポットを形成
する光ヘッドと、光スポットから反射された光を受光す
るトラッキングセンサと、トラッキングセンサが受光し
た光の差動出力を得る第1の差動アンプと、光ディスク
の切り替わり部において第1の差動アンプの出力の極性
を反転させる極性反転回路と、トラッキングセンサが受
光した光の和出力を得る加算アンプと、加算アンプの出
力に基づき光ディスクの切り替わり部を検出する極性反
転位置検出回路と、加算アンプの出力に基づき光ディス
クの鏡面部を検出する鏡面検出回路と、加算アンプの出
力に基づき前記光ディスクの第1のアドレスピット及び
第2のアドレスピットを検出するウォブルピット検出回
路と、光ディスクの切り替わり部のセクタにおける前記
第1の差動アンプの出力を保持する第1のサンプルホー
ルド回路と、光スポットが光ディスクの第1のアドレス
ピットを通過する際の前記加算アンプの出力を保持する
第2のサンプルホールド回路と、光スポットが光ディス
クの第2のアドレスピットを通過する際の加算アンプの
出力を保持する第3のサンプルホールド回路と、第1の
サンプルホールド回路が保持する値に基づき、第1の差
動アンプの出力に含まれるトラッキングエラー信号のオ
フセットを除去する第2の差動アンプと、第2のサンプ
ルホールド回路が保持する値と第3のサンプルホールド
回路が保持する値との差出力に基づき、第1の差動アン
プの出力に 含まれるトラッキングエラー信号のオフセッ
トを除去する第3の差動アンプとを備えたことを特徴と
するものである。
に現れる切り替わり部においてランドトラックとグルー
ブトラックが入れ替わりながら連続した1本の情報トラ
ックが形成されたものであって、ランドトラック及びグ
ルーブトラックは夫々、整数個のセクタで構成され、セ
クタは、第1のアドレスピットと第2のアドレスピット
とを含むヘッダ部、及び鏡面部を有し、第1のアドレス
ピットは第1のアドレスを表し、第2のアドレスピット
は前記第1のアドレスとは異なる第2のアドレスを表す
ものとされ、ヘッダ部は、半径方向に隣接するセクタの
ヘッダ部と同一半径方向に整列するように配置されてお
り、第1のアドレスピットは、トラック中心線に対し、
半径方向の第1の方向にトラックピッチの略半分ずらし
て配置され、前記第2のアドレスピットは、前記中心線
に対し、前記第1の方向と反対方向にトラックピッチの
略半分ずらして配置されていることを特徴とするもので
ある。
ング極性を反転するか否かを判断するための認識フラグ
を設けたことを特徴とするものである。
個数あるいは長さを、トラッキング極性を反転させるセ
クタとそれ以外のセクタとで異ならせたことを特徴とす
るものである。
ィスク装置においては、ランドとグルーブとが切り替わ
る際のトラッキングエラー信号極性の反転を行う際に、
鏡面を通過する時のトラッキングエラー信号が、プッシ
ュプルトラッキング検出に起因する対物レンズのシフト
やディスク傾きによって発生するオフセットの他、光ヘ
ッドの光検知器の取り付け誤差や、迷光に起因するオフ
セット成分を合成した形で得られるため、これらのオフ
セットをサンプルホールドしトラックエラー信号から減
算することでオフセットを除去することにより、極性反
転によるオフセットの反転を影響を軽減するように動作
する。
の反射光量の差を取り、これに所定のゲインを乗じた値
を保持し、トラッキングエラー信号から減算することで
極性反転時のオフセットを検出し、これによりオフセッ
トを除去するため、極性反転によるオフセットの反転の
影響を軽減するように動作する。
分において、まず極性反転動作を行った後で、オフセッ
ト補正動作を行わせるため、本極性反転回路に含まれる
オフセットについても、その影響を軽減するように動作
する。
特定の認識パターンを有することにより、1/2ピッチ
分だけずれたピットや鏡面部の検出タイミングを正確に
行えるように動作する。
用意し、極性反転部分を含むセクタにおいては、通常の
センサオフセット以外の検知器の取り付け誤差や迷光に
よるオフセットのみを抽出する第一のオフセット補正手
段により、次の極性反転までの補正量を保持するととも
に、すべてのセクタについては光スポットが本鏡面部を
通過するすることで得られるセンサオフセットにより補
正する第二のオフセット補正手段を用意することで、極
性反転に起因するものとそうでないオフセットを別々に
検出補正するように動作する。
/2ピッチ分ずれたピットを用意し、極性反転部分を含
むセクタにおいては、鏡面部から得られる通常のセンサ
オフセット以外の検知器の取り付け誤差や迷光によるオ
フセットのみを抽出する第一のオフセット補正手段によ
り、次の極性反転までの補正量を保持するとともに、す
べてのセクタについては光スポットが1/2ピッチ分ず
れたピットから得られるセンサオフセットにより補正す
る第二のオフセット補正手段を設けることで、極性反転
に起因するものとそうでないオフセットを別々に検出補
正するように動作する。
セット補正手段以外に、制御回路のドリフト等に起因す
るオフセットを除去する第三のオフセット補正手段を設
け、トラッキング動作前補正動作を行わせることによっ
て、すべてのオフセットを除去した高精度なトラッキン
グ動作が実現できる。
スクにおいては、特定の認識パターンを情報トラックに
沿って、または複数のトラックにまたがるように半径方
向に長く構成したため、認識パターンの検出がより確実
になり、検出タイミングの誤動作をきわめて少なくする
ことができる。
転するかどうかの認識フラグを用意することにより、ト
ラッキング制御が通常の追従動作をしていない場合、す
なわちトラッキングの引き込み時やトラックアクセス時
のカウント動作やトラックジャンプ動作においても、極
性の違わない正しいトラック誤差信号を得ることができ
る。
ドレスピットの間に配置された鏡面部の位置を認識する
ことで、トラッキングの引き込み時やトラックアクセス
時のカウント動作時やトラックジャンプ動作時において
も、容易に極性の違わない正しいトラック誤差信号を得
ることができる。
面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1の光ディ
スクのランドグルーブが切り替わるヘッダ部を示す図
で、図1(a)はピット配置を表わした図、図1(b)
はアドレスデータのデータ内容の配列を表わした図であ
る。図において、1はトラッキング案内溝を構成したグ
ルーブ、2はグルーブ1間に構成されたランド、3は光
スポットサイズよりも大きな領域でピットやグルーブの
存在しない鏡面部、4は、ディスクの半径方向に1/2
トラックピッチだけずれて配置されたアドレスピット
で、紙面の制約から同じような形で描かれているが、各
アドレスは図1(b)に示すように異なっている。
のランドグルーブの配列やセクタ配置を示したもので、
図において、5はトラッキング極性を切り替える必要が
あるセクタのヘッダ部、6はトラッキング極性を切り替
える必要のないセクタのヘッダ部である。
における鏡面を用いたトラックオフセットの補正回路の
ブロック図で、図において、7は光ディスク、8は光ヘ
ッド、9はトラッキングセンサ16の光電流を電圧に変
換するためのI−Vアンプ、10はトラッキング極性を
反転するための極性反転回路、11は光ディスクからの
反射光量を得るための加算アンプ、12はトラッキング
センサ16のEとFのチャンネルの差動を取るための差
動アンプ、13は光ディスク7に構成された鏡面部3の
検出タイミングを得るための鏡面検出回路、14はトラ
ッキングエラー信号レベルをサンプルホールドするため
のサンプルホールド回路、15はサンプルホールド回路
14の出力によりトラッキングエラー信号のオフセット
を除去するための差動アンプ、16はトラッキングセン
サ、17はトラッキングセンサ16の光量分布である。
におけるウオブルピットを用いたトラックオフセットの
補正回路のブロック図で、図において、18は光ディス
ク7に形成されたウオブルピットの検出タイミングを得
るためのウオブルピット検出回路、19,20はディス
ク半径方向に対して前後にずれた2種類のピットからの
反射光量レベルをホールドするためのサンプルホールド
回路、21はサンプルホールド回路19,20の振幅差
を比較するための差動アンプ、22はゲインアンプ、2
3は元のトラッキングエラー信号からオフセットを除去
するための差動アンプである。
における鏡面部およびウオブルピットの検出タイミング
を表わした図である。図において、24は再生した和信
号、25は再生した和信号を波形整形した再生アドレス
信号、26は再生アドレス信号25のデータを取り出す
ためPLL回路にて生成したクロック、27はアドレス
Aのパターンマッチング信号、28はアドレスBのパタ
ーンマッチング信号、29,30はウオブルピットのサ
ンプルホールドタイミング信号、31は鏡面部のサンプ
ルホールドタイミング信号である。
は、ランドのトラックは1周した後もランドのトラック
に接続されている。グルーブ・トラックも同じである。
従ってランドのみのスパイラルとグルーブのみのスパイ
ラルの2本ができる。これに対して連続した情報トラッ
クを形成する必要がある光ディスクにおいては、図2に
示すように1周する毎にランドのトラックはグルーブの
トラックへ、グルーブのトラックはランドのトラックに
接続する、1周毎にランドとトラックが切り替わる1本
のスパイラルとなる。図2に示される光ディスクでは、
CDと同様に、1本のスパイラル状のトラックにデータ
記録するもので、トラック・ジャンプの方法もCDと同
じでよいという利点がある。
ンドのトラックをすべて走査したあとでグルーブのトラ
ックの先頭に光ヘッドを移動させるといった特殊なトラ
ックジャンプ方法を組み込まなければならないので、こ
うした場所で急に記録速度が低下する恐れがある。一
方、マスタリング装置でトラックを形成するとき、単純
な螺旋を描けば良い。これに対して、図2の光ディスク
は、1周毎にレーザ光を照射する位置を半径方向にトラ
ック・ピッチ分だけずらす必要がある。しかし最も問題
なのは、図2の光ディスクにおいて、1周毎にトラッキ
ング極性をランドまたはグルーブに切り換える必要があ
ることである。特に、トラッキングオフセットの発生
と、極性切り替えの際に生じる、オフセットの逆転が問
題となる。
従来から提案されている鏡面補正法とウオブルピットに
よる補正法がある。一般的な記録再生可能な光ディスク
においては、部分的にグルーブを設けない構成として、
その部分にセクタのヘッダ部を形成し、セクタアドレス
等の情報を凹凸ピットにてあらかじめ書いておくことが
行われている。ランドグルーブ記録の場合、この凹凸ピ
ットを図1に示すように構成すればアドレスピット自体
をウオブルピットとして利用可能である。
ピットの構成では、ディスク製造のカッティングマシン
を1/2ピッチ単位で動かす必要がある他、図16
(b)のような構成ではランドとグルーブで同じアドレ
スが再生されてしまうため、光スポットがランド再生か
グルーブ再生かを再生信号からだけでは判断できなくな
る問題があった。
ピットの情報内容を図1(b)のように交互の1/2ト
ラックづつずらしながら構成するため、再生データによ
る各トラック単位でのアドレス判定が可能になる。例え
ばグルーブトラックを再生する場合、アドレスA−アド
レスB−アドレスA−アドレスBの順で再生され、その
隣のランドトラックの場合はアドレスC−アドレスB−
アドレスC−アドレスBの順で再生され、この両データ
の違いにより判別ができる。
グピットとして配置されており、さらに鏡面部3も構成
されているため、従来の例で示した光ヘッドの対物レン
ズシフトやディスクの傾きに起因する、特にプッシュプ
ルセンサ方式の不要なオフセットを除去することが可能
となる。
ようにトラッキング極性を切り替えなければならないヘ
ッダ5が1回転に一回存在することである。プッシュプ
ル法によって得られるサーボの補償回路手前までのトラ
ッキングエラー信号△Tをより詳細に分解すると、以下
のようになる。 △T=△Ts+△Tg+δ+△Tt+△Ti+△Th・・・・式2 △Ts:真のトラッキングエラー信号 △Tg:対物レンズシフトによって発生するオフセット δ :ディスク傾きによって発生するオフセット △Tt:光検知器の取り付け誤差や光ヘッド内迷光で発
生するオフセット △Ti:検知器から極性反転回路までのオフセット △Th:極性反転回路からサーボ補償回路までのオフセ
ット
sは、グルーブからランドへ、またはランドからグルー
ブへ切り替わる際に逆極性となるため、極性反転回路1
0で反転することで正しいトラックエラー信号を得るこ
とができる。このため△Tsについては、極性反転を行
ってもまったく問題のない部分である。しかし、レンズ
シフトによるオフセット△Tgや、ディスク傾きによる
オフセットδについては、ランドやグルーブとは無関係
に発生するため、そのまま極性反転を行うと、逆向きの
オフセットが印可されてしまうこととなる。そのため、
ウオブリングピットや鏡面補正法によって得られた△T
gやδについては、極性反転の度にその量を補正する必
要がある。また、光ヘッドの対物レンズポジションセン
サから推定した△Tgを用いる方法や、トラッキング動
作前にメモリにトラック1周分の△Tgを記憶してから
補正する方法では、極性反転時においても△Tgを反転
せずに補正することとなる。
前、または工場出荷時において一度補正すればよいもの
であるので、一般的には△Thと併せて、例えばサーボ
回路のオフセット調整等で補正されている場合が多い。
しかし、△Ttや△Tiは極性反転の際に反転回路10
にて反転されてしまうのに対し、△Thについては反転
されないため、△Ttや△Tiの逆向きのオフセット誤
差が発生してしまう問題がある。そのため、図3に示す
ように、極性反転回路10の後段に光スポットが鏡面部
3を通過する際のトラッキングエラー信号をサンプルホ
ールドする回路14を設け、このサンプルホールド回路
14の出力で元のトラッキングエラー信号を差動アンプ
15にて補正することで、△Ttや△Tiを含めた補正
を行うことができる。
gやδについても極性反転回路によって反転されてしま
うため、極性反転後に合わせて図3におけるサンプルホ
ールド回路14にて補正する必要がある。
反転回路10の後段に配置される必要があり、この配置
によって極性反転時のオフセットである△Ttや△Ti
を補正することができる。補正手段の後に極性反転回路
があると、極性反転時に以前とは逆向きの△Ttや△T
iが発生し、補正する意味がなくなってしまう。また当
然ではあるが、極性反転時の補正動作は、まず極性反転
回路10を反転側に切り替えてからサンプルホールド回
路14を動作させて補正を行わせなければならない。
ドレスピットを再生することで再生アドレス信号25か
ら、パターンマッチング信号27を生成し、この信号で
まず極性反転回路10を反転させてからパターンマッチ
ング信号27および28にて生成したサンプルホールド
タイミング信号31にて鏡面通過時のトラッキングエラ
ー信号をホールドする。上記のアドレスピットは、通常
の記録再生データには用いないパターンに変換して構成
する。そのため、このパターンをディジタル回路にてマ
ッチングさせることで、パターンの検出タイミングを得
ることができ、クロック信号26とあわせて鏡面の検出
タイミングを得ることが可能となる。
iを差動アンプ15で完全に補正してしまうことが必要
で、一般的にその後のサーボ回路内部に構成されている
オフセット調整手段にて△Ttや△Tiの分を含まない
ようにして調整する必要がある。従ってこの方法による
オフセットの調整は、まず極性反転によって発生するオ
フセットを差動アンプ15にて、例えば補正後の電圧レ
ベルを0Vまたは所定の基準電圧になるよう補正し、後
段のサーボ回路のオフセット調整手段では、回路部分に
て発生する、上記所定電圧からずれた分のみを補正する
こととなる。この場合、光スポットが鏡面部を通過する
際に上記極性反転時の補正を行うため、トラッキング誤
差信号成分とは無関係に、オフセット成分のみを所定電
圧に調整できる。
を行う場合は、図4に示す構成となる。この場合、従来
のウオブルピットによるセンサオフセット検出方法と同
様に、光ヘッド8の光検知器16に入射する反射光量で
ある和信号を、加算アンプ11で生成するとともに、ウ
オブルピットの検出タイミング信号により、情報トラッ
クに対し左右にずれた2つのピットを通過する際の和信
号レベルをサンプルホールド回路19,20にてサンプ
ルホールドする。そしてこのサンプルホールド回路1
9,20の出力の差を、差動アンプ21でとることによ
り、オフセット誤差のないトラッキングエラー信号を得
ることができる。従って、このオフセットを含まないト
ラッキングエラー信号にアンプ22にて所定のゲインを
乗じて、差動アンプ23にて元のトラッキングエラー信
号と差をとることにより、元のトラッキングエラー信号
に含まれるオフセットのみを取り出すことができる。
よるトラッキングエラー信号と、プッシュプル法による
トラッキングエラー信号とのゲイン差を調整するための
ものである。このように検出されたオフセット信号は、
鏡面補正の場合と同様に、元のトラッキングエラー信号
から減算され修正される。従来のウオブルピットによる
補正方式が図21に示されるようにフィードバックによ
って補正されていたのに対し、本実施の形態の方式では
フィードフォワード的な補正動作を行うことと等価であ
る。なぜならば、極性反転時においては、オフセット信
号の変化が急峻に現れるため、フィードフォワード的に
修正を行わなければ補正動作が間に合わず、サーボ系が
乱れる原因となるからである。
おける補正動作は、あくまでも次のセクタが極性反転を
伴うセクタかどうか常に認識した上で動作しなければな
らないのは当然である。もし、光ディスクの傷等によっ
て誤ったアドレス情報を読み込み、不要に極性反転を行
えば、サーボはずれを起こしてしまう。従って、このよ
うな極性反転を伴う光ディスクにおいては、この極性反
転の有無を容易に認識し、かつ確実に検出する方法が不
可欠である。実施の形態1においては、例えば光ディス
クのアドレスを読み込むことによって、ある半径方向に
所定のゾーンに分割され、各ゾーン内の1周当りのセク
タ数が一定になっていれば、ゾーン内におけるセクタ番
号の配列により極性反転の有無が検出できる。例えば、
あるゾーン内の1周当りのセクタ数をmとし、0番地が
最初の極性反転を行うセクタであるとすると、m×n
(nは整数)のセクタアドレスを有するセクタにて極性
反転が行われる。従って、セクタアドレスを検出し、こ
れを解読すれば、極性反転の有無は判別できる。
を読みだす方式では、データ再生時における読み間違い
等により、上記の極性反転を間違えるおそれがある。仮
に極性反転のアドレスが読み込めなくても、アドレス自
体は例えば1つづつインクリメントされているため、1
つまたは所定数前のセクタにおけるアドレスを読み込ん
でおくことによって、極性反転を含むアドレスを予測し
たり、間違いを補正することも可能だが、最初のトラッ
ク引き込みの場合や、トラックアクセス後の引き込み時
には、一度で判定する場合もあるため同様な問題が生じ
る。
認識フラグを設けることによって、データ再生用とは別
に読み間違いが少なく、確実に検出可能な極性反転の有
無の検出を行わせることができる。ここで図6は、本実
施の形態2における極性反転を伴うセクタにおけるアド
レスピット4および認識フラグ32,33を示したもの
で、図において、32は各情報トラック毎に形成された
認識フラグ、34はディスク半径方向に長いピットで構
成された認識フラグである。
反転を伴わないセクタにおけるアドレスピットおよび認
識フラグを示したもので、図において、34は各情報ト
ラック毎に形成され、図6の認識フラグ32とはパター
ンの異なる認識フラグ、35はディスク半径方向に長
く、図6の認識フラグ33とは異なるパターンを有する
認識フラグである。上記認識フラグは、情報トラックセ
ンタにあるか、通常のアドレスピットよりも半径方向に
長く形成されているため、ランドやグルーブを走査して
いる状態において、確実に極性反転の有無を認識でき
る。さらに、この認識フラグは、他のアドレスピットや
記録再生データにおける変調方式では用いないパターン
を使用することによって、認識フラグであるかどうかの
確認を行うことが可能となる。
用いずとも、ヘッダ6の内部に構成されている鏡面部の
位置を検出することで、極性反転セクタかどうか認識す
ることが可能である。例えば図8〜図10は実施の形態
2の光ディスクにおける鏡面で認識するためのヘッダ構
成を示したもので、図8(a)は鏡面のないヘッダ、図
8(b)は後方に鏡面を持つヘッダ、図9(c)は鏡面
を2カ所に持つヘッダ、図9(d)は鏡面を4カ所持つ
ヘッダ、図10(e)は鏡面を中央に1カ所持つヘッ
ダ、図10(f)は中央に広い鏡面部を持つヘッダ、図
10(g)は後方に広い鏡面部を持つヘッダの構成例で
ある。この場合、例えば鏡面が存在しない図8(a)を
通常のセクタとし、図8(b)を極性反転を伴うセクタ
としたり、図8(b)を通常のセクタとし図9(c)〜
図10(g)までを極性反転のセクタとすることなどが
考えられる。いずれの場合も、アドレス内容や認識フラ
グの確認を行わずに、再生信号変化をみるだけで容易に
検出・判定が可能である。
・有無だけではなく、上述したアドレスピットから読み
込まれるアドレスデータも同時に判定することで、極性
反転の有無の認識をより確実にすることが可能である。
ヘッダ部はディスク半径方向に整列しているため、ディ
スクモータの回転周期をモータのエンコーダまたは前回
までのセクタ検出間隔の計測値から検出し、前回の極性
反転タイミングからの時間差を計測して現在の極性反転
位置を推定することも可能となる。しかし、この場合
は、推定タイミングが不正確なため、上記アドレスの認
識や、本認識フラグとの併用によって、極性反転セクタ
検出の精度を高める場合にのみ用いられる。
では、1セクタ単位に1つのサンプルホールド回路にて
オフセット補正を行っていたため、ディスクの傷等によ
って実施の形態2で示した極性反転セクタにおけるタイ
ミングの検出(例えば鏡面部の検出タイミングやウオブ
ルピットの検出タイミング等)ができなかった場合、極
性反転時のオフセット補正が行えなくなる問題があっ
た。特に、アドレス番号の予測や、モータエンコーダか
らの回転周期により極性反転自体は行えても、認識フラ
グ32,33やアドレスピット4を読み込むことに失敗
した場合は、極性反転が行えなくなり、オフセットの発
生でサーボ動作が乱れ、信号の記録再生が正確に行えな
くなるといった問題が発生した。
における補正を行う専用のサンプルホールド回路41を
設けることによって対応することが可能である。図11
は、本実施の形態3における極性反転時のトラッキング
エラー信号のオフセット補正回路を示したもので、図に
おいて、36はアドレスピットまたは認識フラグの再生
信号からデータを検出するためのPLLおよびデータ検
出部で、37は上記データを認識するためのパターンマ
ッチング回路、38は極性反転の有無を確認する極性反
転位置検出回路、39は鏡面の検出タイミングを得るた
めの鏡面検出回路、40は極性反転時と鏡面検出時の両
方が動作状態の時タイミングを出力させるアンド回路、
41は極性反転を含むセクタにおけるトラッキングエラ
ー信号のオフセット値を保持するためのサンプルホール
ド回路、42は通常のセクタにおけるトラッキングエラ
ー信号のオフセット値を保持するためのサンプルホール
ド回路、43は極性反転に伴うオフセットを除去するた
めの差動アンプ、44は通常のセクタにおける主に対物
レンズシフトやディスク傾きに起因するオフセットを除
去するための差動アンプである。
信号(トラックCN時)を示した図で、補正を行わない
エラー信号は、図中正の鏡面補正前のような信号となっ
ており、真のトラッキングエラー信号よりもかなりずれ
ている。溝中溝間を反転し、さらに、トラッキング極性
を反転すると、負の鏡面補正前の信号となり、これも大
幅にずれている。さらに、極性反転時に、上記補正回路
で補正すると、正,負のオフセット時のような信号とな
り、さらにサンプルホールド回路42で補正すれば真の
トラッキングエラー信号が得られる。
性反転に伴うオフセットの補正を鏡面検出法によって行
い、通常のプッシュプル法において生じるセンサオフセ
ットをウオブルピットによって補正する方式を示したも
ので、図において、45はウオブルピットを含めたパタ
ーンマッチングが行えるパターンマッチング回路、46
はウオブルピットの検出タイミングを得るためのウオブ
ルピット検出回路、47,48はトラック中心から左右
にずれた2つのウオブルピットを光スポットが通過する
際、反射光量である和信号をホールドするためのサンプ
ルホールド回路、49は上記サンプルホールド回路4
7,48の差動をとるための差動アンプ、50は元のト
ラッキングエラー信号にウオブルピットによって生成し
たトラッキングエラー信号を加算するための加算器であ
る。
上述のオフセット補正の他に、サーボ回路内にて発生す
るオフセットを補正するオフセット自動調整器を組み込
んだ、光ディスク装置のブロック図で、図において、5
1はサーボ系の低周波領域の追従能力をアップさせるた
めの低域補償器、52はオフセット自動調整器、53は
加算器、54はサーボ系のゲイン補償器、55はサーボ
系の位相補償器、56はドライバ、57は光ヘッドの対
物レンズを駆動するためのトラッキングアクチュエータ
である。
反転専用のサンプルホールド回路41を設けることによ
って、例えば極性反転を伴うセクタのアドレスピットや
認識フラグが検出できなかった場合においても、前回の
極性反転時におけるオフセット補正値を用いることがで
きるため、極性反転に伴うサーボ動作の乱れ等を防ぐこ
とができる。例えば図11の場合は、アドレスピット4
または認識フラグ32〜35をPLLおよびデータ検出
回路36とパターンマッチング回路37によって検出
し、通常のセクタの場合には鏡面検出回路39によって
サンプルホールド回路42を動作させ、プッシュプルセ
ンサに起因するオフセットを差動アンプ44にて補正す
る。さらに極性反転を伴うセクタについては、極性反転
位置検出回路38によって極性反転の有無を検出し、鏡
面検出回路39からのタイミングでサンプルホールド回
路41を動作させ、差動アンプ43にてオフセットの補
正を行わせる。
イミングがディスクの傷等で得られなかった場合には、
サンプルホールド回路41に残っている1周期前にホー
ルドした極性反転時のオフセット値をそのまま用いるこ
とで、安定な動作が補償される。また、上記1周前も傷
等で検出不能であった場合でも、さらにもう1周期前の
値を代用することにし、以前の履歴を使いつづけること
で対応可能である。これは、極性反転セクタ5を図2に
示すように光ディスク半径方向に整列させているため、
光検知器16の取り付け誤差や光ヘッド内迷光で発生す
るオフセット△Ttや、光検知器16から極性反転回路
10までのオフセット△Ti,ディスク傾きによるオフ
セットδはもちろんのこと、光ディスクの偏芯に対する
回転角度が同じであるため、対物レンズシフトによって
発生するオフセット△Tgもほとんど同じ値となること
に起因している。このような極性反転時におけるオフセ
ットの補正は、通常のセクタにおけるオフセットの補正
と比較して大きな変化量を伴うため、補正が必須の動作
となる。反面、通常セクタにおいては、ディスク1周に
おけるセクタ数が多い場合は、ときどき補正を行わなく
ても、前のセクタにおける補正値をそのまま代用するこ
とで充分対応できる。
る専用の補正回路を持つ方式は、図13に示すようなウ
オブルピットによる補正と組み合わせた場合においても
適用可能である。この場合も図13におけるサンプルホ
ールド回路41にて極性反転時のオフセットを記憶し、
差動アンプ43にて補正を行う。なお通常のセクタにお
けるオフセットの補正は、ウオブルピットからのトラッ
キングエラー信号を差動アンプ49にて生成し、元のト
ラッキングエラー信号に加算することで、従来例の図2
1に示すように低周波領域でオフセットのないウオブル
ピットによるトラッキグ動作を行う。この場合でも、極
性反転時におけるオフセットの補正量は、通常のセクタ
における補正量に比べてその変化が大きいため、鏡面に
よるオフセットのみを抽出しフィードフォワードで補正
を行う。そのため、ウオブルピットによる補正ループ
は、極性反転を行っても急な変化を伴わなくてすみ、図
21中のG2による制御ループで充分補正可能ななめら
かな変化となる。
を補正する場合は、図14に示すように、センサー系の
オフセットを補正した後に、オフセット自動調整器52
にて補正を行う。この場合、回路やアクチュエータに起
因するオフセットのみを補正するため、トラッキングサ
ーボ動作前のトラッキングエラー信号から、例えば信号
中心が0V等のリファレンス電圧となるように調整す
る。また、上述した鏡面やウオブルピットを用いた補正
方式では、極性反転回路以降アクチュエータまでのオフ
セットが補正できないため、当然この回路オフセット補
正手段が必要となる。
の境目のセクタのヘッダ部に鏡面を構成し、光スポット
が上記鏡面を通過する際のトラッキング極性を反転し、
上記鏡面通過時におけるトラッキングエラー信号を保持
することで、極性反転に起因するトラックオフセットが
除去できるため、トラッキング動作中に極性反転を行っ
ても、サーボの乱れがなく、サーボはずれ等を防止する
他、極性反転後のセクタにおいて正常な記録再生動作を
行うことができる。また、極性反転を伴わないセクタに
おいても鏡面部を配置したため、センサ固有のオフセッ
トも除去することが可能となった。また以上により、1
回転おきにランドとグルーブが入れ替わりながら情報ト
ラックが連続する光ディスクにおいて、正常なトラック
追従動作が可能になったため、映像や音声等の連続する
データを、ランドとグルーブの両方に記録する光ディス
クに記録したり再生することが可能となった。
のヘッダ部に、ウオブルピットを配置し、光スポットが
ウオブルピットを通過する前に極性反転を行うととも
に、ウオブルピットにより得られるオフセットを含まな
いトラッキングエラー信号により、極性反転に伴うオフ
セットを補正するため、鏡面を用いた場合と同様にトラ
ッキング動作中に極性反転を行っても、サーボの乱れや
はずれを防止し、極性反転以降のセクタにおいて正常な
記録再生を行うことが可能となった。また、ウオブルピ
ットを用いたトラッキングサーボを併用することで、レ
ンズシフト等によるセンサオフセットの影響も排除可能
となった。
トを、極性反転を含むセクタにおいて前もって極性反転
を行った後に検出・補正することによって、極性反転回
路に含まれるオフセット成分をも補正するとともに、上
記オフセットを次の極性反転を含むセクタまで保持する
ことで、極性反転に起因するオフセットのみを修正する
ことが出来るため、鏡面やウオブルピットを用いた従来
のセンサオフセット補正法をそのまま組み合わせて用い
ることが可能になった。また、3ビーム法等の比較的セ
ンサオフセットの少ない方式については、本極性反転時
のオフセット調整のみで適用可能となった。
部におけるアドレス情報を読み込むことによって本アド
レス番号により判定するようにしたため、極性反転の有
無を確実に検出できるようになった。
ット検出手段と、同様に鏡面を用いた通常のセンサオフ
セット検出手段の両方を持つことによって、セクタのヘ
ッダ部に鏡面を有する光ディスクを用いた場合、極性反
転によるオフセット補正と、レンズシフト等に伴い発生
するオフセットの両方を補正することが可能となった。
また、極性反転時専用の補正手段を有しているため、極
性反転時のオフセットが傷等で検出できない場合におい
ても、1周期前または数周期前のオフセットにて補正で
きるため、確実にオフセット調整ができるようになっ
た。
ト補正手段と、鏡面を用いた極性反転に伴うオフセット
検出手段との両方を用いることによって、セクタのヘッ
ダ部にウオブルピットと鏡面の両方を有する光ディスク
において、極性反転によるオフセット補正とレンズシフ
ト等に伴い発生するオフセットの両方を補正することが
可能となった。また同様に、極性反転時のオフセットが
傷等で検出できない場合においても、1周期前または数
周期前のオフセットにて補正できるため、確実にオフセ
ット調整ができるようになった。
方向に長いピットを有する特定の識別パターンを用意し
たため、通常のアドレスよりもさらに検出が容易で、わ
ざわざアドレス番号を解読しなくても極性反転の有無を
識別できるようになり、判定回路の構成が簡単になった
他、誤検出を防ぐことが可能になった。
が、通常の記録再生に用いる変調パターン以外のパター
ンで構成されるとともに、極性反転の識別信号を挿入し
たため、極性反転を行うかどうかの判定がより正確に行
われ、不要な位置での極性反転指令の発生を防ぎ、ラン
ドとグルーブが入れ替わる際のサーボ動作を確実に行う
ことができるようになった。また、識別信号がトラッキ
ング動作中以外でも検出できるため、トラッキングが通
常動作以外のトラック引き込み時や、トラックアクセス
動作時およびトラックジャンプ動作時においても、上記
識別信号を検出し、トラック横断時のトラッキングエラ
ー信号の極性を反転させることで、アクセス時のトラッ
クカウントが正確に行えるようになった他、引き込み時
における極性のまちがいをなくし、安定に目標トラック
に引き込めるようになった。
ことによって、極性反転の有無が検出できるようにした
ため、再生信号から容易に極性反転が検出できるように
なった他、認識フラグやアドレスデータと併用すること
で、確実に極性反転の有無が検出でき、誤検出によるサ
ーボはずれの発生等を防ぐことが可能となった。また同
様に識別信号がトラック動作中以外でも容易に検出で
き、トラッキングが通常動作以外のトラック引き込み時
や、トラックアクセス動作時およびトラックジャンプ動
作時においても、上記識別信号を検出し、トラック横断
時のトラッキングエラー信号の極性を反転させること
で、アクセス時のトラックカウントが正確に行えるよう
になった他、引き込み時における極性のまちがいをなく
し、安定に目標トラックに引き込めるようになった。
るランドグルーブが切り替わるヘッダ部を示す図であ
る。
ルーブの配列およびヘッダ部の配置を示す図である。
を用いたトラックオフセット補正回路のブロック図であ
る。
ブルピットを用いたトラックオフセット補正回路のブロ
ック図である。
部およびウオブルピットの検出タイミングを表す図であ
る。
る極性反転を伴うセクタのアドレスピットおよび認識フ
ラグを示す図である。
を伴わないセクタのアドレスピットおよび認識フラグを
示す図である。
成を示す図である。
成を示す図である。
構成を示す図である。
における極性反転時のトラッキングエラー信号のオフセ
ット補正回路のブロック図である。
図である。
性反転時のトラッキングエラー信号オフセットの補正回
路およびセンサオフセット補正回路のブロック図であ
る。
性反転時のトラッキングエラー信号オフセットの補正回
路およびセンサオフセット補正回路およびサーボ回路内
に発生するオフセット補正回路のブロック図である。
の配列およびヘッダ部の配置を示す図である。
を示す図である。
るオフセットの発生原理の説明図である。
ウオブルピットによるトラックオフセット補正に用いる
ヘッダ部の構成を示す図である。
たトラックオフセット補正回路のブロック図である。
ットを用いたトラックオフセット補正回路のブロック図
である。
で得られたトラッキングエラー信号を用いた場合の制御
特性図である。
号波形図である。
部、4 アドレスピット、5 ランドグルーブが切り替
わるヘッダ、6 ヘッダ部、7 光ディスク、8 光ヘ
ッド、9 I−Vアンプ、10 極性反転回路、13,
39 鏡面検出回路、14,19〜20,41〜42,
47〜48 サンプルホールド回路、16 トラッキン
グセンサ、17 トラッキングセンサの光量分布、1
8,46ウオブルピット検出回路、24 再生和信号、
25 再生アドレス信号、26クロック、27 アドレ
スAのパターンマッチング信号、28 アドレスAのパ
ターンマッチング信号、29〜30 ウオブルピットの
サンプルホールドタイミング信号、31 鏡面部のサン
プルホールドタイミング信号、32〜35 認識フラ
グ、36 PLLデータ検出部、37 パターンマッチ
ング回路、38極性反転位置検出回路、51 低域補償
器、52 オフセット自動調整器、54ゲイン補償器、
55 位相補償器、56 ドライバ、57 トラッキン
グアクチュエータ、58〜59 ウオブルピット、60
レーザダイオード、61 ハーフミラー、62 レン
ズ、63ディスクモータ。
Claims (10)
- 【請求項1】 1回転おきに現れる切り替わり部におい
てランドトラックとグルーブトラックが入れ替わりなが
ら連続した1本の情報トラックが形成され、前記ランド
トラック及びグルーブトラックは夫々、整数個のセクタ
で構成され、セクタは、第1のアドレスピットと第2の
アドレスピットとを含むヘッダ部及び鏡面部を有し、前
記第1のアドレスピットは第1のアドレスを表し、前記
第2のアドレスピットは前記第1のアドレスとは異なる
第2のアドレスを表すものとされ、前記ヘッダ部は、半
径方向に隣接するセクタのヘッダ部と同一半径方向に整
列するように配置されており、前記第1のアドレスピッ
トは、トラック中心線に対し、半径方向の第1の方向に
トラックピッチの略半分ずらして配置され、前記第2の
アドレスピットは、前記中心線に対し、前記第1の方向
と反対方向にトラックピッチの略半分ずらして配置され
ている光ディスクを用いる光ディスク装置であって、 前記光ディスク上に光スポットを形成する光ヘッドと、 前記光スポットから反射された光を受光するトラッキン
グセンサと、 前記トラッキングセンサが受光した光の差動出力を得る
第1の差動アンプと、 前記光ディスクの切り替わり部において前記第1の差動
アンプの出力の極性を反転させる極性反転回路と、 前記トラッキングセンサが受光した光の和出力を得る加
算アンプと、 前記加算アンプの出力に基づき前記光ディスクの鏡面部
を検出する鏡面検出回路と、 前記鏡面検出回路が鏡面部を検出した際の前記第1の差
動アンプの出力を保持するサンプルホールド回路と、 前記サンプルホールド回路が保持する値に基づき、前記
第1の差動アンプの出力に含まれるトラッキングエラー
信号のオフセットを除去する第2の差動アンプとを備え
た ことを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項2】 1回転おきに現れる切り替わり部におい
てランドトラックとグルーブトラックが入れ替わりなが
ら連続した1本の情報トラックが形成され、前記ランド
トラック及びグルーブトラックは夫々、整数個のセクタ
で構成され、 セクタは、第1のアドレスピットと第2の
アドレスピットとを含むヘッダ部及び鏡面部を有し、前
記第1のアドレスピットは第1のアドレスを表し、前記
第2のアドレスピットは前記第1のアドレスとは異なる
第2のアドレスを表すものとされ、前記ヘッダ部は、半
径方向に隣接するセクタのヘッダ部と同一半径方向に整
列するように配置されており、前記第1のアドレスピッ
トは、トラック中心線に対し、半径方向の第1の方向に
トラックピッチの略半分ずらして配置され、 前記第2のアドレスピットは、前記中心線に対し、前記
第1の方向と反対方向にトラックピッチの略半分ずらし
て配置されている光ディスクを用いる光ディスク装置で
あって、 前記光ディスク上に光スポットを形成する光ヘッドと、 前記光スポットから反射された光を受光するトラッキン
グセンサと、 前記トラッキングセンサが受光した光の差動出力を得る
第1の差動アンプと、 前記光ディスクの切り替わり部において前記第1の差動
アンプの出力の極性を反転させる極性反転回路と、 前記トラッキングセンサが受光した光の和出力を得る加
算アンプと、 前記加算アンプの出力に基づき前記光ディスクの第1の
アドレスピット及び第2のアドレスピットを検出するウ
ォブルピット検出回路と、 前記ウォブルピット検出回路が第1のアドレスピットを
検出した際の前記第1の差動アンプの出力を保持する第
1のサンプルホールド回路と、 前記ウォブルピット検出回路が第2のアドレスピットを
検出した際の前記第1の差動アンプの出力を保持する第
2のサンプルホールド回路と、 前記第1のサンプルホールド回路が保持する値と前記第
2のサンプルホールド回路が保持する値との差出力に基
づき、前記第1の差動アンプの出力に含まれるトラッキ
ングエラー信号のオフセットを除去する第2の差動アン
プとを備えた ことを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項3】 前記極性反転回路は、前記第1あるいは
第2のアドレスピットのアドレスを検出、解読すること
により前記光ディスクの切り替わり部分を判別すること
を特徴とする請求項1または2に記載の光ディスク装
置。 - 【請求項4】 前記光ディスクのヘッダ部に、トラッキ
ング極性を反転する か否かを判断するための認識フラグ
を設け、前記極性反転回路は、前記認識フラグを検出す
ることにより前記光ディスクの切り替わり部分を判別す
ることを特徴とする請求項1または2に記載の光ディス
ク装置。 - 【請求項5】 前記鏡面部の位置、個数あるいは長さ
を、トラッキング極性を反転させるセクタとそれ以外の
セクタとで異ならせ、前記極性反転回路は、前記鏡面部
の位置、個数あるいは長さを検出することにより前記光
ディスクの切り替わり部分を判別することを特徴とする
請求項1または2に記載の光ディスク装置。 - 【請求項6】 1回転おきに現れる切り替わり部におい
てランドトラックとグルーブトラックが入れ替わりなが
ら連続した1本の情報トラックが形成され、前記ランド
トラック及びグルーブトラックは夫々、整数個のセクタ
で構成され、セクタは、第1のアドレスピットと第2の
アドレスピットとを含むヘッダ部及び鏡面部を有し、前
記第1のアドレスピットは第1のアドレスを表し、前記
第2のアドレスピットは前記第1のアドレスとは異なる
第2のアドレスを表すものとされ、前記ヘッダ部は、半
径方向に隣接するセクタのヘッダ部と同一半径方向に整
列するように配置されており、前記第1のアドレスピッ
トは、トラック中心線に対し、半径方向の第1の方向に
トラックピッチの略半分ずらして配置され、前記第2の
アドレスピットは、前記中心線に対し、前記第1の方向
と反対方向にトラックピッチの略半分ずらして配置され
ている光ディスクを用いる光ディスク装置であって、 前記光ディスク上に光スポットを形成する光ヘッドと、 前記光スポットから反射された光を受光するトラッキン
グセンサと、 前記トラッキングセンサが受光した光の差動出力を得る
第1の差動アンプと、 前記光ディスクの切り替わり部において前記第1の差動
アンプの出力の極性を反転させる極性反転回路と、 前記トラッキングセンサが受光した光の和出力を得る加
算アンプと、 前記加算アンプの出力に基づき前記光ディスクの切り替
わり部を検出する極性反転位置検出回路と、 前記加算アンプの出力に基づき前記光ディスクの鏡面部
を検出する鏡面検出回 路と、 前記極性反転位置検出回路が前記光ディスクの切り替わ
り部を検出し、かつ前記鏡面検出回路が鏡面部を検出し
た際の前記第1の差動アンプの出力を保持する第1のサ
ンプルホールド回路と、 前記鏡面検出回路が鏡面部を検出した際の前記第1の差
動アンプの出力を保持する第2のサンプルホールド回路
と、 前記第1のサンプルホールド回路が保持する値に基づ
き、前記第1の差動アンプの出力に含まれるトラッキン
グエラー信号のオフセットを除去する第2の差動アンプ
と、 前記第2のサンプルホールド回路が保持する値に基づ
き、前記第1の差動アンプの出力に含まれるトラッキン
グエラー信号のオフセットを除去する第3の差動アンプ
とを備えた ことを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項7】 1回転おきに現れる切り替わり部におい
てランドトラックとグルーブトラックが入れ替わりなが
ら連続した1本の情報トラックが形成され、前記ランド
トラック及びグルーブトラックは夫々、整数個のセクタ
で構成され、セクタは、第1のアドレスピットと第2の
アドレスピットとを含むヘッダ部及び鏡面部を有し、前
記第1のアドレスピットは第1のアドレスを表し、前記
第2のアドレスピットは前記第1のアドレスとは異なる
第2のアドレスを表すものとされ、前記ヘッダ部は、半
径方向に隣接するセクタのヘッダ部と同一半径方向に整
列するように配置されており、前記第1のアドレスピッ
トは、トラック中心線に対し、半径方向の第1の方向に
トラックピッチの略半分ずらして配置され、前記第2の
アドレスピットは、前記中心線に対し、前記第1の方向
と反対方向にトラックピッチの略半分ずらして配置され
ている光ディスクを用いる光ディスク装置であって、 前記光ディスク上に光スポットを形成する光ヘッドと、 前記光スポットから反射された光を受光するトラッキン
グセンサと、 前記トラッキングセンサが受光した光の差動出力を得る
第1の差動アンプと、 前記光ディスクの切り替わり部において前記第1の差動
アンプの出力の極性を反転させる極性反転回路と、 前記トラッキングセンサが受光した光の和出力を得る加
算アンプと、 前記加算アンプの出力に基づき前記光ディスクの切り替
わり部を検出する極性反転位置検出回路と、 前記加算アンプの出力に基づき前記光ディスクの鏡面部
を検出する鏡面検出回路と、 前記加算アンプの出力に基づき前記光ディスクの第1の
アドレスピット及び第2のアドレスピットを検出するウ
ォブルピット検出回路と、 前記光ディスクの切り替わり部のセクタにおける前記第
1の差動アンプの出力を保持する第1のサンプルホール
ド回路と、 前記光スポットが光ディスクの第1のアドレスピットを
通過する際の前記加算アンプの出力を保持する第2のサ
ンプルホールド回路と、 前記光スポットが光ディスクの第2のアドレスピットを
通過する際の前記加算アンプの出力を保持する第3のサ
ンプルホールド回路と、 前記第1のサンプルホールド回路が保持する値に基づ
き、前記第1の差動アンプの出力に含まれるトラッキン
グエラー信号のオフセットを除去する第2の差動アンプ
と、 前記第2のサンプルホールド回路が保持する値と前記第
3のサンプルホールド回路が保持する値との差出力に基
づき、前記第1の差動アンプの出力に含まれるトラッキ
ングエラー信号のオフセットを除去する第3の差動アン
プとを備えたことを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項8】 1回転おきに現れる切り替わり部におい
てランドトラックとグルーブトラックが入れ替わりなが
ら連続した1本の情報トラックが形成された光ディスク
であって、 前記ランドトラック及びグルーブトラックは夫々、整数
個のセクタで構成され、 セクタは、第1のアドレスピットと第2のアドレスピッ
トとを含むヘッダ部、及び鏡面部を有し、 前記第1のアドレスピットは第1のアドレスを表し、前
記第2のアドレスピットは前記第1のアドレスとは異な
る第2のアドレスを表すものとされ、 前記ヘッダ部は、半径方向に隣接するセクタのヘッダ部
と同一半径方向に整列するように配置されており、 前記第1のアドレスピットは、トラック中心線に対し、
半径方向の第1の方向にトラックピッチの略半分ずらし
て配置され、前記第2のアドレスピットは、前記中心線
に対し、前記第1の方向と反対方向にトラックピッチの
略半分ずらして配置されている ことを特徴とする光ディ
スク。 - 【請求項9】 各セクタのヘッダ部に、トラッキング極
性を反転するか否かを判断するための認識フラグを設け
たことを特徴とする請求項8記載の光ディスク。 - 【請求項10】 各セクタが有する鏡面部の位置、個数
あるいは長さを、トラッキング極性を反転させるセクタ
とそれ以外のセクタとで異ならせたことを特徴とする請
求項8記載の光ディスク。
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