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JP3056866B2 - 自動音量制御方式 - Google Patents

自動音量制御方式

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JP3056866B2
JP3056866B2 JP2928792A JP2928792A JP3056866B2 JP 3056866 B2 JP3056866 B2 JP 3056866B2 JP 2928792 A JP2928792 A JP 2928792A JP 2928792 A JP2928792 A JP 2928792A JP 3056866 B2 JP3056866 B2 JP 3056866B2
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好勝 渡辺
隆 三宅
政俊 伊藤
禎夫 今西
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Alpine Electronics Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/32Automatic control in amplifiers having semiconductor devices the control being dependent upon ambient noise level or sound level

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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車載用オーディオ機器に
おける自動音量補正方式に係わり、特にファジー制御に
より音量補正値を推論して補正する自動音量補正方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車内は家屋の室内と異なり、常時エ
ンジン音や風切音等の騒音で満たされており、その度合
は走行速度、走行している場所等に影響される。このた
め、車内でラジオ放送、あるいはカセットテープ、コン
パクトディスク等の再生音を聞く場合には、騒音の大き
さに応じたボリューム設定を行なう。すなわち、騒音が
大きい場合には静かな走行状態時に比べてボリュームを
大きく設定して聞くことになる。しかし、騒音の大きさ
は前述のように走行速度、走行している場所等により変
化し、大きくなったり、小さくなったりする。このた
め、ドライバは騒音の大きさに応じてボリュームを調整
する必要があり、煩わしく、しかも安全運転上好ましく
ない問題がある。
【0003】このため、低周波のノイズレベルを検出し
てボリュームを自動的に補正するオートボリューム機能
を備えたものが提案されている。図8は従来のオートボ
リュームの構成図であり、1は車内の音を検出するマイ
ク、2は検出音信号を増幅するアンプ、3は検出音に含
まれる50Hz以下の低域成分を検出するローパスフィ
ルタ、4はR,C構成の整流回路、5はマイコン構成の
オートボリューム制御部、6はオーディオ装置である。
オートボリューム制御部5は低域成分のレベルに応じて
音量補正量を決定して、オーディオ回路6に入力し、図
示しない電子ボリュームを制御する。すなわち、低域成
分のレベルが大きい場合には、ノイズが大きいと判断し
て補正量を大にしてボリュームを大きくし、低域成分レ
ベルが小さい場合には、ノイズが小さいと判断して音量
補正量を小にする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】低域レベルが大きいと
き一般的にノイズは大きいが、車の振動等により確実性
に欠ける。又、50Hz以下の低域は人間に取ってうる
さいと感じる周波数帯ではなく、中域のノイズが最も耳
障りになる。以上から、1つの条件のみで、すなわち低
域成分のみで音量補正する従来の方式では、的確に音量
補正を行うことができず、聞く者に違和感を与える問題
があった。従って、本発明の目的は、複数の条件を考慮
して違和感のない自動音量補正ができる自動音量補正方
式を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。11は車内の音を検出する車内音検出部、1
2は検出された音の低域成分レベル、中域成分レベル、
高域成分レベルを検出するフィルタ回路、13は各帯域
成分のレベルとボリュームレベルに基づいてファジー制
御により音量補正値を推論する音量補正値推論部、14
はオーディオ機器である。
【0006】
【作用】各帯域レベルL,M,H及びボリュームレベル
Vに基づいて音量補正値をファジー推論するために必要
な複数の制御ルールを予め音量補正値推論部13に登録
しておき、音量補正値推論部13は各帯域成分のレベル
及びボリュームレベルに基づいてそれぞれの制御ルール
による推論結果を求め、該推論結果の重み平均値を音量
補正値Zとしてオーディオ機器14に入力して音量を自
動補正する。制御ルールは、例えば5つ登録し、第1の
制御ルールは、”Lが大で、かつ、M−Hが大で、か
つ、Vが小であれば、補正量を大にする”であり、第2
の制御ルールは、”Lが小であれば、補正量を小にす
る”であり、第3の制御ルールは、”Mが小であれば、
補正量を小にする”であり、第4の制御ルールは、”H
が大であれば、補正量を小にする”であり、第5の制御
ルールは、”Vが大であれば、補正量を小にする”であ
る。
【0007】このように、経験的に定めた複数の制御ル
ールを総合判断して音量補正するようにしたから、妥当
な違和感のない自動音量補正ができる。又、各制御ルー
ルの音量補正に関与する度合は異なるから、その度合に
応じた係数を予め音量補正値推論部13に登録してお
き、該係数を対応する制御ルールの推論結果に乗算した
値の重み平均値を音量補正値とする。このようにすれ
ば、より妥当な違和感のない自動音量補正ができる。
【0008】
【実施例】(a) 全体の構成 図2は本発明の実施例構成図である。図中、11は車内
の音を検出する車内音検出部、12は検出された音の低
域成分レベルL、中域成分レベルM、高域成分レベルH
を検出するフィルタ回路、13は各帯域成分のレベルと
ボリュームの設定レベルVに基づいてファジー制御によ
り音量補正値Zを推論する音量補正値推論部、14はオ
ーディオ機器である。車内音検出部11は車内の音を検
出するマイク11aと検出音信号を増幅するアンプ11
bを有している。
【0009】(b) フィルタ回路 フィルタ回路12は、低域成分レベルL、中域成分レベ
ルM、高域成分レベルHをそれぞれ検出する3バンドフ
ィルタ構成であり、低域フィルタ12a、中域フィルタ
12b、高域フィルタ12cで構成されている。図3は
フィルタ回路12の回路図であり、各フィルタは図4に
示す周波数特性を有している。
【0010】低域フィルタ12aは、低域レベルが不安
定のため、例えばアイドリング時に低域レベルが上がる
車種が存在するため、ラフにノイズが有るか無いか程度
の判断材料とするものである。中域フィルタ12bは、
不安定なレベルをもつ超低域はカットし、さらに音楽成
分があまり入らないように、中高域を落としている。こ
のため、中域フィルタ12bの帯域は、中低域の音で比
較的ロードノイズの周波数特性に近いものになってい
る。
【0011】高域フィルタ12cは、ロードノイズ、エ
ンジンノイズが入らないように、中低域をカットしたも
ので、実質的に音楽成分が出力される。従って、高域フ
ィルタ12cのレベルが大きくなれば、確実に音楽が大
きいレベルであると判断できる。
【0012】(c) オーディオ機器 オーディオ機器14は、ボリュームを始めとする種々の
操作キー、表示部を備えた操作部14a、図示しないチ
ューナ、カセットテーププレーヤ、CDプレーヤ等のオ
ーディオソースから出力されたオーディオ信号ASの音
量を電子的に調整する電子ボリューム回路14b、アン
プ14c、スピーカ14d,オーディオプロセッサ14
eを有している。オーディオプロセッサ14eは、種々
のオーディオ制御を行い、例えば、ボリュームレベルV
及び音量補正値推論部13から入力される音量補正値Z
に応じた音量指令を電子ボリューム回路14bに入力
し、音量を音量補正値Zに基づいて補正制御する。
【0013】(d) 音量補正値推論部ファジー制御を採用する理由 音量補正値推論部13はファジー制御によって音量補正
値を決定するように構成している。ファジー制御を採用
するのは以下の理由による。車内で音楽を聞いていると
き、聴取者にとってのノイズは、車内の音から音楽成分
を差し引いた量であり、このノイズ量を直接計測するこ
とはできない。車の種類やオーディオシステムが固定で
あれば、適当なセンサと信号を用意することにより、間
接的にある程度の正確さでノイズ量を求めることができ
る。しかし、車購入後に装着されることを目的としたオ
ーディオシステムでは種々の車に搭載されるため、しか
も、ノイズは走行速度等により変化するため、間接的な
ノイズ量の計測もできない。車やオーディオシステムは
様々で、しかも、あるノイズ量の時、どの程度ボリュー
ムを補正すれば良いのかは、人間の感覚に係わってくる
ため単純でない。
【0014】以上から、ノイズにより自動的にボリュー
ムを補正するオートボリュームシステムは2つの曖昧さ
を持っており、1つはノイズ量の計測、もう1つは音量
補正量の決定についてである。ところで、オートボリュ
ームの狙いはそれほど厳密なものではなく、「うるさけ
れば少し音量を上げる」程度にすぎず、大ざっぱなもの
である。そこで、適当な検出部を用意し、いくつかの観
点から総合判断すれば、妥当な判断ができる。ファジー
制御はこのような曖昧な関係を、経験をベースに組み上
げるのに適した手法である。このため、音量補正値推論
部13はファジー制御によって音量補正値を決定するよ
うに構成している。
【0015】ファジー制御の概略 ファジー制御は、制御ルールを制御対象の状態に関する
情報x,yと、制御対象への入力(操作量)zの曖昧な
関係として記述し、該制御ルールに基づいて操作量zを
推論するものである。たとえば、制御ルールは if x is small and y is big then z is small if x is big and y is small then z is big のようにif−then形式で記述され、これら各制御
ルールによる推論結果を求め、該推論結果の重み平均値
(加重平均)を操作量として推論する。規則if・・・
の部分は前件部、then・・・の部分は後件部、変数
x,yは入力、zは出力と呼ばれる。
【0016】”・・はbig”、”・・はsmall”
のファジー集合を表現するメンバーシップ関数を図5
(a)に示すような直線で表現するものとすると、第1の
制御ルールの前件部、後件部における 「 x is small 」,「 y is big 」,「 z is small 」 という各ファジー集合を表現するメンバーシップ関数A
1,B1,C1は図5(b)に示すようになる。又、第2の制
御ルールの前件部、後件部における 「 x is big 」,「 y is small 」,「 z is big 」 という各ファジー集合を表現するメンバーシップ関数A
2,B2,C2も図5(b)に示すようになる。
【0017】x=x0,y=y0の場合における出力zを
推論するには、まず、入力(x=x0,y=y0)が第
1、第2制御ルールの前件部に適合する適合度h1,h2
を求める。適合度は条件が1つの場合には、入力に応じ
たメンバーシップ値であるが、第1、第2制御ルールの
前件部は共に条件が2つあるため、全体の適合度は各メ
ンバーシップ値の積であり、次式 h1=A1(x0)*B1(y0) h2=A2(x0)*B2(y0) となる。但し*はmin演算又は代数積を意味する。
【0018】この適合度h1,h2と各制御ルールにおけ
る推論結果z1,z2間には以下の関係 h1=C1(z1) h2=C2(z2) が成立し、全体の推論結果zはz1,z2の重み平均(加
重平均)をとることにより、次式 z=(h11+h22)/(h1+h2) ・・・(1) より求めることができる。尚、n個の制御ルールが存在
する場合は、一般に次式 z=(z11+z22+・・・+znn)/(h1+h2+・・・+hn) ・・・・(2) により、全体の推論結果zを求めることができる。
【0019】又、後件部をメンバーシップ関数でなく、
定数で表現する簡易化法においては、第1制御ルールの
後件部「 z is small 」を定数(=0)で表現し、又、
第2制御ルールの後件部「 z is big 」を定数(=α)
で表現すると(図5(c)参照)、第1制御ルールよりz1
=0,第2制御ルールよりz2=αとなり、全体の推論
結果zは次式 z=h2・α/(h1+h2) ・・・(3) より求めることができる。・・・簡易化法
【0020】オートボリュームにおける制御ルール ファジー制御により音量補正値を推論するにあたって
は、様々な制御ルールとメンバーシップ関数の設定が考
えられるが、なるべくルール数を少なく、しかもメンバ
ーシップ関数をシンプルにする必要がある。オートボリ
ューム制御を経験的に記述すると以下のようになる。す
なわち、 低域レベルが大きいほど、ノイズは大きいと考えら
れ、補正を大きくする。しかし、車の振動などにより多
少確実性に欠ける。逆に、低域レベルが小さいときは、
補正を小さくする。これは確実性が高い。 中域レベルが高域レベルに比べて大きいとき、ノイズ
が大きいと考えられ、補正を大きくする。逆に、小さい
ときは、補正を小さくする。 ボリューム設定値は小さい程、音楽は小さいと考えら
れ、ノイズに埋もれやすくなるため、補正は大きめとな
る。逆に、ボリューム設定値が大きいと補正は小さめと
なる。 中域が小さい時、音楽もノイズも小さいと考えられる
から、補正はあまり大きくはない。逆に、中域が大きい
ときは、それだけでは音楽か、ノイズか判らないため補
正についてはルール化できない。 高域が大きいとき、音楽は大きいと考えられ、補正は
小さめとする。逆に高域が小さいときは音楽が小さいと
考えられが、ノイズについての情報は得られないため補
正についてはルール化できない。
【0021】これら〜の経験則を元に制御ルールを
作成すると表1に示すようになる。ただし、低域成分レ
ベルをL、中域成分レベルをM、高域成分レベルをH、
ボリュームレベルをVとする。
【0022】
【表1】
【0023】音量補正値推論部の構成 図6はファジー制御により音量補正値を推論する音量補
正値推論部13の構成図である。13aは正規化処理部
であり、8ビット(0〜255)で表現された低域、中
域、高域レベルL,M,H及び0〜35ステップのボリ
ュームレベルVを0〜15の数値(4ビット)に正規化
する。すなわち、正規化処理部13aは次式 L0=L・1.25/16 M0=M/16 H0=H/16 (M0−H0)=(M−H)/16 V0=V・8/16 により正規化を行う。尚、低域レベルLを正規化するに
際して1.25を乗算したのは、以下の理由による。すなわ
ち、オ−ディオ機器は−0dB〜−無限大のボリューム
設定を、音楽の音量の大きさを表す1つのファクターと
して取り扱うが、−0dBになる前に音量としてはMA
Xとなり、その後は歪んでしまう。このため、早めに後
述のメンバーシップ関数が大きくなるようにする必要が
ある。
【0024】13bは表1に示す各制御ルールにおける
メンバーシップ関数を記憶するメンバーシップ関数記憶
部であり、前件部のメンバーシップ関数は図5(a)で説
明したように直線で表現され、後件部のメンバーシップ
関数は定数0(小の場合)、定数α(大の場合)で表現
されている。図7は第1〜第5制御ルールにおける各メ
ンバーシップ関数を図式的に示すものであり、適合度は
0〜15の値をとるようになっている。尚、後件部も直
線で表現するようにもできる。
【0025】13cは第1〜第5制御ルールに応じた推
論結果h1〜h5を求めるルール対応推論結果演算部であ
る。前述のように、メンバーシップ関数は直線で表現さ
れ、入力値は0〜15の値を取り、しかも適合度も0〜
15の値を取るため、該直線は450の傾斜を有する直
線となる。すなわち、”・・・は大”の条件に対応する
メンバーシップ関数(傾斜が右上がりのもの)の適合度
は入力値そのものとなり、”・・・小”の条件に対応す
るメンバーシップ関数(傾斜が右下がりのもの)の適合
度は(最大値−入力値)(但し、最大値は15)とな
る。
【0026】この結果、第1制御ルールにおける各メン
バーシップ関数の適合度h1L,h1MH,h1Vは h1L=L0 1MH=M0−H0 1V=15−V0 となり、推論結果h1は h1=h1L・h1MH・h1V/256 ・・・(4a) より求まる。尚、256で割るのは、メンバーシップ関
数値を4ビットで表現しているため、0〜15にするた
めである。
【0027】又、第2〜第5制御ルールの適合度h2
3,h4,h5は h2=15−L0 ・・・(4b) h3=15−M0 ・・・(4c) h4=H0 ・・・(4d) h5=V0 ・・・(4e) となり、これらh2,h3,h4,h5がそのまま第2〜第
5制御ルールの推論結果となる。以上より、ルール対応
推論結果演算部13は(4a)〜(4e)に基づいて第1〜第5
制御ルールにおける推論結果h1〜h5を演算する。
【0028】13dは音量補正値演算部、13eは調整
係数β1〜β5を記憶する調整係数記憶部である。音量補
正値演算部13dは次式 z=α・h1/(h1+h2+h3+h4+h5) ・・・(5) により音量補正値zを演算する。尚、(5)式は(3)式と同
様に導き出せる。簡易化法によらない場合には、次式 z=(α11+α22+α33+α44+α55)/ (h1+h2+h3+h4+h5)・・(6) により音量補正値zを演算する。この(6)式は(2)式より
明らかである。但し、αi(i=1〜5)は各制御ルー
ルのメンバーシップ関数をCi(z)と表現すれば、Ci
(αi)=hiを満たす値である。
【0029】ところで、各制御ルールの音量補正に関与
する度合は異なる。従って、この度合を考慮して微調整
する場合には、各制御ルールの関与程度に応じた調整係
数β 1,β2,β3,β4,β5を予め定めておく(実際に
は、β1=16(最大)として、他の調整係数β2〜β5
定める)。そして、簡略化法の場合には、次式 z=αβ11/(β11+β22+β33+β44+β55)・・・(5)′ により、簡略化法によらない場合には、次式 z=(α1β11+α2β22+α3β33+α4β44+α5β55)/ (β11+β22+β33+β44+β55)・・(6)′ により音量補正値zを演算する。
【0030】(e) 全体の動作 次に、全体の動作を説明する。尚、各帯域レベルL,
M,H及びボリュームレベルVに基づいて音量補正値を
推論するために必要な第1〜第5制御ルールは既に音量
補正値推論部13のメンバーシップ関数記憶部13bに
登録されているものとする。
【0031】車内音検出部11は車内の音を検出しフィ
ルタ回路12に入力する。フィルタ回路12の各低域、
中域、高域フィルタ12a〜12cは車内音信号より、
低域成分レベルL、中域成分レベルM、高域成分レベル
Hを検出して音量補正値推論部13に入力する。尚、操
作部14aで設定されたボリュ−ムレベルVも音量補正
値推論部13に入力されている。
【0032】音量補正値推論部13におけるルール対応
推論結果演算部13cは、L,M,H,Vが入力される
と、これらを正規化した後、(4a)〜(4e)式に基づいて第
1〜第5制御ルールにおける推論結果h1〜h5を演算す
る。ついで、音量補正値演算部13dは、(5)又は(6)式
により、又は調整係数を考慮する場合には、(5)′又は
(6)′式により音量補正値zを演算し、オ−ディオ機器
14のオ−ディオプロセッサ14eに入力し、音量補正
させる。
【0033】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々
の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するもので
はない。
【0034】
【発明の効果】以上本発明によれば、各帯域レベルL,
M,H及びボリュームレベルVに基づいて音量補正値を
推論するために必要な複数の制御ルールを予め登録して
おき、各帯域成分のレベル及びボリュームレベルに基づ
いてそれぞれの制御ルールによる推論結果を求め、該推
論結果の重み平均値を音量補正値Zとしてオーディオ機
器に入力して音量を自動補正するようにしたから、経験
的に定めた複数の制御ルールを総合判断して音量補正で
き、妥当な違和感のない自動音量補正ができる。
【0035】又、本発明によれば、各制御ルールの音量
補正に関与する度合は異なるから、その程度に応じた調
整係数を登録しておき、該調整係数を対応する制御ルー
ルの推論結果に乗算した値の重み平均値を音量補正値と
するように構成したから、より妥当な違和感のない自動
音量補正ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例構成図である。
【図3】3バンド方式フィルタの回路図である。
【図4】3バンド方式フィルタの各帯域特性図である。
【図5】ファジー制御説明図である。
【図6】音量補正値推論部の構成図である。
【図7】メンバーシップ関数の説明図である。
【図8】従来のオートボリュ−ム説明図である。
【符号の説明】
11 車内音検出部 12 フィルタ回路 13 音量補正値推論部 14 ーディオ機器
フロントページの続き (72)発明者 今西 禎夫 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 アルパイン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−272814(JP,A) 特開 昭55−28681(JP,A) 特開 平4−70106(JP,A) 実開 昭63−97917(JP,U) 実開 昭62−64018(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 5/16 H03G 3/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載用オーディオ機器における自動音量
    制御方式において、 車内の音を検出する車内音検出部と、検出された音の低
    域成分レベル、中域成分レベル、高域成分レベルを検出
    するフィルタ回路と、各帯域成分のレベルとボリューム
    レベルに基づいて音量補正値を推論する音量補正値推論
    部を備え、 前記各レベルに基づいて音量補正値を推論するために必
    要な複数の制御ルールを予め音量補正値推論部に登録し
    ておき、音量補正値推論部は各帯域成分のレベル及びボ
    リュームレベルに基づいてそれぞれの制御ルールによる
    推論結果を求め、該推論結果の重み平均値を音量補正値
    としてオーディオ機器に入力して音量を自動補正するこ
    とを特徴とする自動音量制御方式。
  2. 【請求項2】 各制御ルールの音量補正に関与する度合
    に応じた係数を予め音量補正値推論部に登録しておき、
    該係数を対応する制御ルールの推論結果に乗算した値の
    重み平均値を音量補正値とすることを特徴とする請求項
    1記載の自動音量制御方式。
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