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JP3045738B2 - 記録装置および記録方法 - Google Patents

記録装置および記録方法

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JP3045738B2
JP3045738B2 JP1309363A JP30936389A JP3045738B2 JP 3045738 B2 JP3045738 B2 JP 3045738B2 JP 1309363 A JP1309363 A JP 1309363A JP 30936389 A JP30936389 A JP 30936389A JP 3045738 B2 JP3045738 B2 JP 3045738B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、記録装置および記録方法に関し、詳しくは
ドットの構成によって、文字,イメージ画像等を形成
し、プリンタ,ファクシミリ等に用いられる、記録装置
および該装置において用いられる記録方法に関する。
[従来の技術] プリンタ,ファクシミリ,複写機などに用いられるこ
の種の記録装置は、文字フォントやイメージ画像データ
等の記録データに基ずいて記録ヘッドにおける記録素子
を駆動し、これらに対応する画像情報を被記録媒体とし
ての記録シート上に形成していくように構成されてい
る。
この種の記録装置は、記録ヘッドの走査方式により、
記録桁方向に主走査しながら記録するとともに記録シー
トを改行搬送(副走査)するシリアル方式と、搬送され
る記録紙の全幅に対応して記録素子を配列したフルライ
ンタイプの記録ヘッドを使用し記録シートの副走査のみ
で1ラインづつ記録するフルライン式とに分けることが
できる。
また、上記の記録装置は記録ヘッドの駆動方式によ
り、インク滴を吐出して記録するインクジェット方式,
発熱素子の加熱によるインク転写や感熱によって記録す
るサーマル方式,ワイヤの点圧で記録するワイヤ・ドッ
ト方式,あるいは光ビームの点照射で記録するレーザ方
式などに分けることができる。
かかる記録装置では、近年、ドット自身の大きさやド
ット・ピッチが微細化されつつあり、これによって記録
画像における解像度が増し記録品位が向上しつつある。
例えば、従来、画像を構成するドット密度が180ドット
/インチだったのに対し、現在では倍以上の解像度の36
0〜400ドット/インチが可能となっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、記録装置においては、一般に記録に用いら
れる記録紙によって記録画像の品位や濃度が異なること
は避けられないという問題がある。
これは、サーマル方式の記録装置においては記録紙の
インク転写性が、また、インクジェット方式にあっては
記録紙のインク吸収特性が、用いる記録紙によって異な
るからである。このため、平滑性がよく転写効率の良い
用紙やインク吸収性の良いコート紙を記録紙として用い
ることにより、記録画像において、常に安定して所定の
濃度を得られるようにして来た。
しかしながら、記録装置の使い勝手やユーザーの利益
等を考慮すれば、特別の記録紙を用いずとも、所定の濃
度を得られるのが望しいことはいうまでもない。
また、サーマル方式の装置では、上記濃度差が生ずる
問題を解決するための他の構成として、発熱素子に印加
する電気エネルギーを、濃度ボリューム等によって調整
することにより、転写されるインク量を変化させて濃度
を制御するものがある。
しかしながら、この構成においては、変化させること
のできる濃度範囲に限度があり、これは主に発熱素子の
耐久性等によって定まるものである。従って、この構成
によっては必ずしも満足のいく記録結果を得られるもの
ではなかった。さらに、サーマル方式では発熱素子に印
加するエネルギーに応じて転写されるインク量、すなわ
ち画素ドットの面積が、比較的変化するが、インクジェ
ット方式では、このようなことはほとんど不可能であ
る。
一方、記録される画像情報の種類によって、それぞれ
に適正な濃度が異なるという問題もある。例えば、ひら
がなの多い文章画像情報と漢字の多い文章画像情報とで
はその適正濃度は異なるものである。
さらに、このような種類の異なる画像情報が1つの記
録画像の中に混在する場合、いずれかの適正濃度が犠牲
になるのが一般的であった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、ドットで画像情報を構成
する記録装置において、用いる記録紙(被記録媒体)や
記録される画像に応じて記録画像の濃度を調整すること
が可能な記録装置および記録方法を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] そのために本発明では、ドットの構成によって画像情
報を記録する記録装置において、文字コードによって区
別される複数の文字種の各々に対し当該文字種の画像情
報の記録濃度を指示するための濃度指示手段と、文字コ
ードに基づき、記録すべき画像情報の文字種を判別する
画像情報判別手段と、該画像情報判別手段によって判別
された文字種の画像情報の濃度を、当該文字種について
前記濃度指示手段が指示する記録濃度に設定する濃度設
定手段と、を具えたことを特徴とする。
また、ドットの構成によって画像情報を記録する記録
方法において、文字コードによって区別される複数の文
字種の各々に対し当該文字種の画像情報の記録濃度を指
示し、文字コードに基づき、記録すべき画像情報の文字
種を判別し、当該判別された文字種の画像情報の濃度
を、当該文字種について前記指示された記録濃度に設定
する、各処理を有することを特徴とする。
[作 用] 以上の構成によれば、文字コードによって区別される
複数の文字種の各々についてその濃度が予め個別に指示
され、文字コードに基く、記録すべき画像情報における
文字種の判別に応じ、上記個別に指示された濃度で記録
が行われるべく制御されるので、文字の種類に応じた濃
度で記録を行うことができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例に関しサーマルヘッドを
具えた熱転写方式の記録装置の構成を示すブロック図で
ある。
本記録装置は、ワード・プロセッサ,電子タイプライ
タ,ファクシミリ等の各種機器の記録部として用いられ
る。
第1図において、100はプリンタ全体の制御を行う制
御部である。制御部100は、例えばマイクロプロセッサ
等の形態のMPU100A,MPU100Aの後述される制御手段やフ
ォントデータ等を格納するRAM100B,ワークエリアとして
のRAM100C等で構成され、データ入力部102より記録デー
タを入力しこれに基づく記録動作等の動作制御を行う。
101は記録濃度切り換えスイッチおよび検出部であり、
3つの記録濃度切り換えスイッチ1(101A),2(101B)
および3(101C)の状態に応じて所定のスイッチ検出信
号を出力する。
103はキャリッジであり、サーマルヘッド104とインク
リボン105等を搭載し、記録紙の記録面に沿って走査移
動する。106はキャリッジモータ駆動部であり、キャリ
ッジ103の走査移動用モータであるキャリッジモータ107
を駆動する。モータ駆動部106は制御部100から送出され
る制御信号に従って、キャリッジモータ107の回転制御
を行う。108はフィードモータ駆動部であり、記録紙の
紙送りを行うフィードモータ109を、制御部100から送出
される制御信号に従って駆動する。
第2図は、第1図に示した熱転写記録装置における記
録部の要部を示す模式的斜視図である。第1図と共通部
分は同一符号で示している。
第2図において、サーマルヘッド104は発熱素子を具
え、画像記録データに応じてこれを過熱し、インクリボ
ン105のインクをプラテン20にバックアップされた記録
シート21に転写する。
キャリッジ103は、プラテン20に平行に設置されたガ
イドシャフト22に沿って移動可能に装着されている。そ
して、ステッピングモータで構成されるキャリッジモー
タ107,駆動プーリ23,従動プーリ24およびこれらのプー
リに巻回され、かつキャリッジ103に結合されたベルト2
5からなる駆動系によって、矢印R方向における走査の
ための往復移動が行われる。このキャリッジ103の移動
に伴なってサーマルヘッド104の走査による1ライン分
の記録が実行されると、用紙フィードモータ109(第1
図参照)はプラテン20を回転駆動して記録シート21を1
行分矢印P方向に搬送する。
サーマルヘッド104は、上述のように、縦1列に配置
された、例えば16個の発熱素子としての電気熱変換素子
を具える。また、サーマルヘッド104は、インクリボン1
05を介して記録シート21に圧接するダウン位置および離
反するアップ位置間で揺動駆動されるよう装着されてい
る。これらの駆動制御は制御部100によって行われる。
キャリッジ103上には、サーマルヘッド104の電気熱変
換素子と対向する部位にインクリボン105を供給するた
めのリボンカセット26が着脱自在にセットされている。
リボンカセット26内の供給軸27に巻かれたインクリボン
105は、記録時にはキャリッジ103に設けたリボン駆動軸
(図示せず)により、サーマルヘッドの動きに同期して
上記供給のために搬送され、順次巻き取り軸28に巻き取
られる。
第3図は、第1図および第2図に示した記録装置の外
観斜視図である。
第3図において、200は装置の上カバーであり、イン
クリボン交換等、必要に応じて開閉できるよう設けられ
る。201は排紙21トレイであり、記録を終了して排紙さ
れる記録シート21を積層する。202は操作パネルであ
り、記録動作の起動、停止等を指示するスイッチの他
に、3つの濃度切換スイッチ101A,101B,101Cが設けられ
ており、それぞれ画像情報の数字,漢字,英字に対応す
る。これらスイッチの各々は、「0」〜「3」の4つの
濃度を指示することができる。ユーザーはこのスイッチ
を操作することにより記録画像の濃度を画像情報毎に指
示することができる。203は装置カバー側面に設けら
れ、手動によりプラテン20を回転させ、記録シート21を
紙送りするためのダイヤルである。
第4図は、第1図および第3図に示した濃度切換スイ
ッチの詳細を示す模式的平面図である。
第4図に示すように、スイッチ101A,101B,101Cは、ロ
ータリースイッチの構成であり、このスイッチにより4
段階の濃度を指示することができる。ちなみに、「0」
で示される濃度は、濃度増を行なわない通常の濃度を示
し、以降、数が増加するに従がって指示される濃度も増
加する。
濃度切換スイッチ1(スイッチ101A)は、記録される
数字の濃度を指示するためのスイッチであり、濃度切換
スイッチ2(スイッチ101B)、および3(スイッチ101
C)は、それぞれ漢字および英字の濃度を指示するもの
である。本例では、数字を濃度「3」で、漢字を濃度
「1」で、英字を濃度「2」で記録することが指示され
ていることを示している。
第5図(A)〜(C)は、第4図にて説明した濃度指
示に基づいて、それぞれ数字,漢字,英字を記録した場
合のドットパターンの模式図である。
同図(A)に示すように、数字「1」は、指示濃度
「3」の指示に対応してドットパターンの横方向に3ド
ット分追加される。同様に、同図(B)および(C)に
示すように、漢字「日」および英字「H」は、それぞれ
指示濃度「1」および「2」に応じて1ドット分および
2ドット分追加される。
第6図は、上述の濃度制御の処理手順を示すフローチ
ャートである。
電源投入によって本処理手順は起動され、ステップF1
で各部の初期化がなされ、その後、入力データの受信状
態となる。データが受信されると、ステップF2で受信デ
ータの判断を行ない、これが記録データでなく記録命令
データであればステップF3へ進み、RAM100Cのイメージ
ラインバッファに格納される記録データに基づき1行分
の記録を行う。その後、ステップF3Aで記録終了か否か
の判断を行ない、肯定判断であれば本処理を終了し、否
定判断であればステップF2の処理へ戻る。
ステップF2で、受信データが記録データであると判断
されると、ステップF4で記録データの内容である文字コ
ードに対応した文字フォントをROM100Bから読み出し、R
AM100CのAo〜Anで定義される領域に格納する。ここでn
は、ドット列で構成される文字フォントの列数を表わ
し、Aは、その1ドット列の記録内容を表わす。
次に、ステップF5において、先に受信された文字コー
ドに基づき、この文字の種類を判別する。この判別にお
いて、数字である場合にはステップF6へ進み、漢字およ
び英字である場合には、それぞれステップF7およびF8へ
進む。また、これら3種以外の文字である場合は、後述
されるステップF13へ進む。
ステップF6では、濃度切換スイッチ1(101A)の状態
を読込み指示される濃度を知る。同様にステップF7およ
びF8では、それぞれ濃度切換えスイッチ2(101B)、お
よび濃度切換えスイッチ3(101C)の状態を読込む。こ
れら読込まれた状態は、RAM100CのメモリーMに格納さ
れ、この内容は濃度切換えスイッチの濃度指示「0」,
「1」,「2」,「3」に対応したものとなる。なお、
濃度切換えスイッチに示される濃度指示「4」は、本例
では用いない。
次に、ステップF9では、メモリーMを参照しその内容
が上記濃度指示のいずれに対応したものかを判断する。
この判断がそれぞれ「0」,「1」,「2」,「3」で
ある場合、それぞれステップF13,F10,F11,F12へ進む。
ステップF10では、文字ドットパターンの横方向に1
ドット分追加する濃度増加処理を行ない、ステップF11
およびF12でも、同様にそれぞれ2ドット分および3ド
ット分追加する処理を行なう。これら処理を終了する
と、ステップF13へ進み、RAM100Cのイメージラインバッ
ファにこれら処理後の文字フォントを書き込む。なお、
ステップF5またはF9の判断によってステップF13へ直接
処理が進んだ場合は、濃度増加が処理を行なわない文字
フォントを書き込む。
また、上例では、濃度切換えスイッチを3個設定した
が、これは分類される画像情報に応じていくつであって
も良い。さらに、このスイッチは、入力データが制御部
100等で解析された結果としてRAM100Cに保存される情報
でもよく、また、その情報の指示方法については限定さ
れない。
さらに、上記実施例では、濃度の指示手段として記録
装置に取り付けられた濃度切換スイッチで説明したが、
ホスト装置側のコマンドによる指示によって濃度を制御
する方法も当然考えられる。
また、上記実施例では、濃度変化を1ドットづつ追加
することによって行うようにしたが、当然ながら解像度
があがれば複数ドット単位で追加することも可能であ
る。さらに、横方向や縦方向に一様にドットを追加する
ものとしたが、例えば、ドットを間引いて1ドットおき
にドット追加するようにしてもよく、このようにするこ
とによって指示可能な濃度の段階を増すことができる。
加えて、通常の記録の場合よりもドットを減らすこと
によって濃度を小さくすることも、本発明の範囲に含ま
れる。
(その他) 上述の実施例では、記録ヘッドがサーマル方式のもの
で説明したが、ドットにより画像を形成する記録方式で
あれば、いずれの記録装置にも本発明を適用でき、特に
インクジェット記録方式の記録装置は有効である。その
中でもバブルジェット方式の記録ヘッド、記録装置は、
記録結果において優れた効果をもたらすものである。か
かる方式によれば記録の高密度化,高精細化が達成でき
るからである。
第7図は、バブルジェット方式の記録ヘッドの一例に
ついて、その一部を破断図で示す斜視図である。
同図において、52は吐出されるインク滴を形成するた
めの吐出口であり、この記録ヘッドにおいて複数配設さ
れる。これら吐出口52は記録時において副走査方向に配
列し、記録ヘッドの主走査方向移動に伴なってインク滴
を吐出することにより上記ドット構成の画像情報を記録
することができる。
53は、吐出口52の各々に連通して形成されるインク液
路であり、インク液路53にはインク滴を吐出するために
利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換素子54が
配設される。55は各インク液路53にインクを供給するた
めの共通液室である。
51は、Si等によって形成される基板であり、基板51上
に、発熱抵抗体層等を積層することによって電気熱変換
素子54を形成し、また、樹脂層を積層することによって
液路壁53Aを形成する。さらに、これら層の上にガラス
等よりなる天板56を接合することによって、上記吐出口
52,インク液路53および共通液室が構成される。
バブルジェット記録ヘッドの代表的な構成や原理につ
いては、例えば、米国特許第4723129号明細書,同第474
0796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行
うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,コ
ンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第4345262
号明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用する
と、さらに優れた記録を行うことができる。
記録ヘッドの構成としては、吐出口,液路,電気熱変換
体の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書,米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59
−123670号公報や熱エネルギの圧力波を吸収する開孔を
吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59−138461号
公報に基いた構成としても本発明の効果は有効である。
すなわち、記録ヘッドの形態がどのようなものであって
も、記録を確実に効率よく行いうるからである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対
応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対
しても本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘッ
ドとしては、複数記録ヘッドの組合せによってその長さ
を満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッド
としての構成のいずれでもよい。加えて、シリアルタイ
プのものでも装置本体に装着されることで、装置本体と
の電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能に
なる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記
録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッジタイプ
の記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
また、本発明に記録装置の構成として設けられる、記
録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付
加することは本発明の効果を一層安定できるので、好ま
しいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッ
ドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加
圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素
子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録と
は別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定
した記録を行なうために有効である。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数につい
ても、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けら
れたものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに
対応して複数個数設けられるものであってもよい。
さらに加えて、本発明インクジェット記録装置の形態
としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端
末として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写
装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の
形態を採るものであってもよい。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、文
字コードによって区別される複数の文字種の各々につい
てその濃度が予め個別に指示され、文字コードに基く、
記録すべき画像情報における文字種の判別に応じ、上記
個別に指示された濃度で記録が行われるべく設定される
ので、文字の種類に応じた濃度で記録を行うことができ
る。
この結果、ひらがな,片仮名,漢字等といった文字の
種類に応じてそれぞれに適正な濃度で記録を行うことが
できる。
また、記録に用いる記録紙の種類等を考慮して上記濃
度を設定することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に関する熱転写記録装置の
構成を示すブロック図、 第2図は、第1図に示した装置の主要構成を示す模式的
斜視図、 第3図は、第1図および第2図に示した装置の外観斜視
図、 第4図は、第3図に示した濃度切換スイッチの詳細を示
す模式的平面図、 第5図は、本発明の一実施例にかかる濃度制御態様を示
す説明図、 第6図は、第4図に示した濃度制御の処理手順を示すフ
ローチャート、 第7図は、本発明の実施例に関するバブルジェット方式
の記録ヘッドの一例を示す斜視図である。 100……制御部、 100A……MPU、 100B……ROM、 100C……RAM、 101……濃度切換スイッチ、 102……データ入力部、 103……キャリッジ、 104……サーマルヘッド、 105……インクリボン、 106……モータ駆動部、 107……キャリッジモータ、 108……モータ駆動部、 109……用紙フィードモータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−235986(JP,A) 特開 昭64−67356(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドットの構成によって画像情報を記録する
    記録装置において、 文字コードによって区別される複数の文字種の各々に対
    し当該文字種の画像情報の記録濃度を支持するための濃
    度指示手段と、 文字コードに基づき、記録すべき画像情報の文字種を判
    別する画像情報判別手段と、 該画像情報判別手段によって判別された文字種の画像情
    報の濃度を、当該文字種について前記濃度指示手段が指
    示する記録濃度に設定する濃度設定手段と、 を具えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】ドットの構成によって画像情報を記録する
    記録方法において、 文字コードによって区別される複数の文字種の各々に対
    し当該文字種の画像情報の記録濃度を指示し、 文字コードに基づき、記録すべき画像情報の文字種を判
    別し、 当該判別された文字種の画像情報の濃度を、当該文字種
    について前記指示された記録濃度に設定する、 各処理を有することを特徴とする記録方法。
  3. 【請求項3】前記画像情報における記録濃度の設定は、
    当該画像情報の所定方向において当該画像情報を構成す
    る記録ドットの数を変更することによって行うことを特
    徴とする請求項1または2に記載の記録装置および記録
    方法。
  4. 【請求項4】前記ドットは、発熱素子が発生する熱によ
    って、被記録媒体にインクが転写されることによって形
    成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の記録装置および記録方法。
  5. 【請求項5】前記ドットは、電気熱変換素子が発生する
    熱を利用して吐出されるインク滴によって形成されるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の記
    録装置および記録方法。
  6. 【請求項6】前記記録濃度の指示は、各文字種に対して
    複数段階の記録濃度の指示を可能とすることを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の記録装置および
    記録方法。
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JPS6467356A (en) * 1987-09-08 1989-03-14 Toshiba Corp Font forming device

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